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2017年09月25日

NHK 深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みスペシャル」

昨日の夜にやってたヤツね。

深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みスペシャル」
タイトル通り子供のことしかやりません。
ってことで、私のようにとっくに大人になってしまっている人には何の関係もないってことで。
ただ、この手のヤツをテレビでよくやるようになったせいなのか、自分の側が変わってきたのか不明だけど、こういうのを見るたびに「自分もこんなふうに親を精神的に追い詰めていたんだな」って思ってしまうようになった。
実際そうなんだろうし。
今更何一つ取り返しのつくことではないし。
かといって「母に優しくしてやろう」とも思わないし。

解説は教育評論家の尾木直樹さん、司会は有働由美子アナウンサー。
番組には発達障害の子育てに関するおたよりが大量に届いている。
その中から一部を紹介。
北海道40代女性
「中学1年生双子の息子の母です。2人とも発達障害です。毎日助けて欲しいです。彼らを大好きなのに大嫌いになるときがある自分がつらい。」
北海道50代女性
「きょうだい2人とも発達障害です。周囲の理解が得られないのが悩みの種です。休みたいです。親もケアしてほしいと思うのはわがままでしょうか。」


尾木「すごく分かりますね。今、発達障害の事を誰にも相談できずに1人抱え込んでね、悩んでるお母さんがすごく多いんですよね。それとやっぱり発達障害っていう言葉自体が新しいっていうか最近で社会的にも理解がされてないという中で。だからお母さんも苦しんでるから親もケアしてほしいっていうのはすごい分かりますね。」
有働「なので今日は、この秋の夜長に発達障害の子育てに悩んでいるお母さんたちと集まってじっくりとその辺り話し合っていきたいと思います。」


小中学生15人のうち1人にその可能性があるとされる発達障害。
今、発達障害の子どもの子育てに悩む親が増えているといいます。
今夜はそんな保護者たちが集まりそれぞれの悩みを告白。
つらい思いの母親に先輩ママたちからは解決のアイデアが。
子育てのヒントが満載。


「小中学生15人のうち1人に」ってのがこの手の番組にほとんど毎回登場だけど、本当にこれやめてくれ!
詳しくはここに書いた。

ゲストはタレントのはなわさん。
スタジオには発達障害のお子さんを持つお母さん6名。

有働「今日はぶっちゃけトークでいきますんで『それ腹立つわ』とか『そのワードやめて』みたいな事があったら是非きたんのないご意見でお願い致します。はなわさんちはお子さんたちはどんな様子?」
はなわ「うちはもう本当、体大きくてですね、みんな柔道をやってまして3人ともですね。それで発達障害って言葉は僕は聞いてるんですけど。あと友達の子どももそうだったりとか。ただ情報としてよく分からないんですよね。だから無知な状態なので今日はそういった意味でもちょっといろいろ知れるので楽しみに来たんですけども。」


最初のVTRで流れたのは以前あさイチでやってたのと同じヤツかな。
古山(こやま)さん一家のヤツ。

有働「これいかがですか?何かあるあるっていう事…。」
アーモンドさん(小4長女と小3長男が発達障害)「うちの子はまさにあのタイプ。あのタイプって言ったら失礼ですけど初華ちゃんと本当に一緒で、朝起きたら学校…素直に行ってくれる時もあれば行きたくないってなって、さっきみたいに大きい声を張り上げたりもう本当にひどくって。」
有働「はなわさんどうですか?」
はなわ「結構うちの子も今、一番下の子なんてまだ6歳ぐらいですけどわがままで同じような。例えばゲーム取り上げて泣いて怒ったりとか部屋から出てこなかったりってあるんですよね。だからそんなにこの発達障害の子との違いが今のぐらいだと僕は正直分からないんですけど。」
有働「トパーズさんどうですか?」
トパーズさん(中2長男と小3長女が発達障害)「うちは例えば夜『じゃあ寝ようか』っていう時に『明日の宿題やってなかった』って急に言いだして『わ〜どうしようどうしよう』ってパニックになってもう大泣きしだすんですよね。パニックを起こしちゃうともうどうしようもなくなって家族全員起きてしまうぐらい泣き叫んでしまって。うちの子はうちの子でとってもいいとこがあるんですけど『何でうちの子普通じゃないのかな?』と思う時がやっぱりあって。」
有働「カボスさんとかはどう思われます?」
カボスさん(小3長男が発達障害の疑い)「『普通って何?』っていうところは自分の中にもあるんですけど、やっぱりほかの子と比べちゃいけないっていうのは十分頭では分かってるんですね。友達から見るとちょっとまだやっぱり3年生にしてはちょっとなのかなみたいなところとかもありますし、そういうのを見るとやっぱりちょっと遅いのかなとかっていう目で見て比べちゃったりもありますし、比べないようにとは思いつつも、やっぱり比べてしまっている自分がいるっていうのは事実です。」
尾木「日本固有の学校文化が作ったものだと思います。だっておんなじ年齢の子が35人40人集められて一斉授業でしょ。その中でちょっとでも読み方が変な子とか特徴がある子はすぐ目立つ。『普通じゃない』となる。標準的なものと比べていくという教育文化っていうのがあるからそれで親も染まっていきますよ、それに。」


ナレーション「周囲から見えにくい障害のため、周りの人に理解してもらえないという声も多く寄せられています。」
リポーター(高山哲哉アナウンサー)「全国の皆さんのモヤモヤで結構多かった意見ご紹介したいと思います。それはですね、周囲の皆さんからの理解という事でこちらの2通ご紹介します。
福島県30代 めぐままさん「うちの子供も発達障害と先週診断されました。ワガママと言われ私のしつけが悪いと周りのママ、大人、夫に言われ大変な毎日を過ごしています。皆さんの理解は本当に必要です。泣」
長野県40代 ベアーさん「中学1年生の子どもが発達障害です。(中略)一番の悩みはいっけん普通にみえるため『甘やかして育てたせいじゃないの?』といわれてしまい理解してもらえません」


有働「う〜ん…でも言うんですか?しつけが甘いとか悪いとか…言われます?言われた事あります?」
トパーズ「発達障害だという事を夫と夫のきょうだいは認めてない。夫と夫のきょうだいから私が『厳しくしつけすぎたからこうなっちゃったんだよ』『あんたのせいだよ』って言われて。」
はなわ「『生まれつきのものじゃない』っていう事って思ってる訳ですか。」
トパーズ「でも私も確かに普通にこだわり過ぎていてやっぱり幼稚園の頃からちょっとみんなより遅かったので。『普通にしよう、普通にしよう』と私がかなりきつくしつけてしまったのはあるので。」
カボス「例えば『片づけが苦手で』っていう話をしたら『うちはこうこうこうやってやっててできるよ』って言って『うちだってできるんだからできるよ』みたいな事とかを言われたりとかするんですね。周りのママ友、頭で分かってたとしてもやっぱり本当に理解はできてないから言っちゃう。そういう私たちからすれば望んでいる答えじゃないことが返ってくるのかな?とちょっと。発達障害の理解が広がったとはいえ、本当に理解はされていないという実感。」
有働「その方も悪気はあるのかな。」
カボス「ないと思います。」
有働「それは分かってるけど傷つく。」
アーモンド「分かっているから傷つくところがありますよね。」
カボス「そうですよね。」
アーモンド「悪気で来られたら『何くそ』じゃないですけど『いいもん!』ってなるんですけど…。助言じゃないですけど言われた事に対してだったらやっぱり『ありがとう』っていう気持ちも…。何かモヤモヤってしちゃうんですよね逆に。」


ナレーション「理解が広がらない中で子どもの発達障害を周囲の人に伝えるか伝えないかもとても悩むそうです。」
アーモンド「うちは弟の方2歳になった時に診断名がゴンッて下りたのでその時に全て…全ての人って言ったらおかしいですけどまあ親兄弟だったり、あとはいろんなママ友さんにもそういう事でどんな迷惑をかける。迷惑って言ったら駄目なのかもしれないですけどそのように伝えたんですけど。」
有働「けど?」
アーモンド「伝えたことによってマイナスなこともやっぱり。『あの子は障害を持っているから近づかないで』と言われたり。あの子はちょっとおかしいから危ないから何をするか…。そのね、手が出るとか。そんな事しないんですけど、周りに関心がない子、こういう(視野が狭い)子だったのでしないんですけどこう…だからそばに行かないでねっていうような事を子どもに。」
尾木「教えちゃうの?」
アーモンド「教えるお母さんがいらっしゃったりとか。」
有働「カボスさんどうですか?」
カボス「カミングアウトしたことによって、変な色眼鏡で見る方もいるんじゃないかっていう不安。それをカミングアウトしたことによって、子どもが築いている友達関係が変わるんじゃないかっていう思いがあるので、現時点ではカミングアウトはしない方向で」
有働「サボテンさんはどうでした?周りに伝えてよかったかどうかっていう事で言うと。」
サボテンさん(先輩ママ・中1長男が発達障害)「結論から言うとよかったです。自分が実際、もう周りにお話ししてるので学校にしても近所の方にしても。」
有働「その辺りのサボテンさんがどういうふうに伝えたのかという事をVTR。ちょっと取材させて頂きましたのでご覧下さい。」


2年前にサボテンさんに取材した時のVTR。
サボテンさんの息子 よっちゃん(当時小5)
よっちゃんは気持ちの切り替えがとっても苦手。
この日は思いどおりにならない事があり、感情を爆発させてしまいました。
サボテン「友達待ってるんじゃない?」
よっちゃん「待ってるに決まってんじゃん!」
サボテン「じゃあ行こうよ。」
よっちゃん「お前のせいでつぶれたんだよ!お前が行けよ!うぜぇんだよ!」
サボテン「どんどん悲しくなるよ。」
よっちゃん「目障りなんだよ!」
サボテンさんはよっちゃんが起こすトラブルに悩んでいた時期がありました。
それはよっちゃんが4歳の頃。
毎日のように近所に迷惑をかけてしまっていたのです。
サボテン「(近所の)家の中に入っちゃってたり、お庭の飾りだったりおうちの中の物を壊してしまう。怒って投げちゃうんですよね。」
追い詰められたサボテンさん。
よっちゃんと家に閉じこもるようになりました。
サボテン「よっちゃんを家の外に出すと何かするという恐怖とかで、迷惑をかけちゃうみたいなので出さなければ迷惑をかけないしと思っちゃって、家じゅうに鍵をかけてよっちゃんが出ていかないように。『ダメなのお願い、出ないでお願い』って。」
誰にも悩みを相談できず孤立した状態がしばらく続きました。
そんな親子の異変に最初に気づいたのは近所の母親たち。
心配して声をかけてくれました。
近所の母親「どうしたんだろうな?っていうのはあったんですよね。ちょっと『様子見ようかな』というのはありましたけど。」
心配してくれる人がいる事を知ったサボテンさん。
意を決して近所の家を1軒ずつ訪ねた。
サボテン「よっちゃんのことをちゃんと理解して欲しいから、ちゃんと言わなきゃと思って。あの、しかもご近所さんはずっと一緒に住んでいくわけなので。言わなきゃって。」
サボテンさんはまず、よっちゃんが迷惑をかけている事を謝りました。
そして発達障害の事を伝え、強く叱るよりも優しく諭してもらえないかと相談しました。
サボテン「そうですね。ちゃんとみなさんわかってっていうか理解してくださって。うちは伝えてよかったかなと思っています。


有働「実際に伝えた時の近所の方々の反応ってどうだったんですか?」
サボテン「とにかく私は迷惑をかける事がすごく嫌だったので。」
有働「ご近所さんに。」
サボテン「そうですそうです。とりあえず謝りたいっていうのと、できないことが発達障害だということを通じてご近所さんには分かりやすかったかも知れない。『何でよっちゃん入るの?いつも』みたいなところが説明した事によって『あっそれだったらじゃあどんなふうに対応したらいいんだろうか』とか一生懸命考えてくださって。実際聞かれたりもして。『じゃあどんなふうに声かけたらいいの』とか。」
有働「それどんなふうに答えたんですか?」
サボテン「うちの場合は怒鳴られたり怒られることを極端に嫌うので『優しく諭すように話しかけてもらえると有難いです』というお話はしたんですね。そしたら結構実際今までピシャッと開けて『よっちゃん、ここはよそんちだから入っちゃ駄目よ!ピシャッ』みたいなところが何か話してからは割とそこの縁側みたいなとこに一緒に座って『よっちゃん』とか言って話してたりして変わるもんだなみたいな。」
有働「どうですか?お父さんとして今のね。」
はなわ「僕は今思ってたのが、発達障害ってひとくくりにされますけどそれぞれ子どもによって全然違うし、僕とかは確かにその、言ってもらえるとすごく助かるでしょうし、その子をみんなでどう育てていくか一緒になって考えられますし。」


ナレーション「更に子どもの友達にどう伝えるかも大きな課題です。先輩ママはある方法で幼稚園の子どもたちに伝えたといいます。」
ネコさん(先輩ママ・高1長男が発達障害)「質問が相次ぐようになったんです。私がお迎えに行くと。『どうして、しんた君は喋れないの?』『どうしてかけっこ1人でできないの?』『病気なの?』っていうふうに純粋に子どもたちが私に矢継ぎ早に質問をしてくるので…。その時にうまい答えが私がとっさにできなくて。私が困るぐらいだから保護者の皆さんも家で子どもから質問された時に『答えられないだろうな。困ってるだろうな』と思って、じゃあどうやって子どもたちにしんたの事を伝えたらいいのかなって考えた時に、たとえ話を作って親御さんの方にもこれ『これこういう事情がありまして』と。もし質問された際にはこのたとえ話を使って子どもたちに説明してくださいという形でプリントを一人一人手渡しで保護者の皆さんに渡しまして。


その時に使われたプリントが紹介される。
しんた君のことを電車に例えて説明している。

「しんた号」
みんなのまちには、たくさんの電車が走っています。
新幹線のように速い電車もあれば、ゆっくりと走る電車もあります。
その中に「しんた号」という電車がありました。
「しんた号」はとてもゆっくりと走る電車です。
他の電車にどんどん抜かれてもお構いなし。
「しんた号」の線路にはたくさんの駅があり、その駅を通過すると「しんた号」のできることがどんどん増えていきます
ところがマイペースな「しんた号」はせっかく「字がスラスラ読める駅」まで進んでも、通ってきた線路を戻ってきてしまうこともあります。
進んだり戻ったりを繰り返し「しんた号」はできることを少しずつ増やしながら、ゆっくり、のんびりと進み続けます。


トパーズ「いや〜すごい。ここまでできるっていうのはすごいなーと思って。いや〜感動してしまいますけど。」
ネコ「恐らく今までは『あの子ちょっとおかしいけど聞けないよね』っていう雰囲気だったのが『実はこういう子なんです』と私が扉を開いていたこともあって『お話よかった。うちの子が何回も読んでっていうのよ』というふうに言っていたりとか。子どもたちも理解が進んで、電車のおもちゃを持って来てくれたり。プレゼントをたくさんもらいまして。」
有働「どうですか?今の伺ってトパーズさん。」
トパーズ「ちょっと迷うところで。たぶん子どもたちには言ったほうがいい。子どもはとても素直に多分聞いてくれるんじゃないかなと思うんですけど中にはそれを聞いて(発達障害だと聞くと)『じゃあもっといじめちゃおうか』と思う子がいるのかなという怖さがあったり。まだちょっととても悩んでいるところです。」
有働「それどう聞きます?ネコさん。」
ネコ「何かやっぱりきっかけがないとカミングアウトできないというか、何もトラブルが起こってない状態でカミングアウトしてもやっぱり受け止める側の方も『だから何?』っていう状態になってしまうので、もしトラブルがなにかしら起きた時とかにトラブルの起きてる相手にまずは伝えたりとか…。」
ビーバーさん(先輩ママ・高3長女が発達障害)「みんなに知らせなくても、言えるときに言える人だけでいい。無理に気持ちが追いついてないのにカミングアウトしなきゃっていくと今度自分に返ってきてつらくなってしまったりするので。時期を待ってでいい。急がなくても。」
サボテン「扉をパタパタしてみたらいい。たまに開けて、閉めて」
ビーバー「この人分かってくれそう。さっきのじゃないですけどみんなに開くって結構ストレスもあるかもしれないので。」
サボテン「開けっ放しは難しいかもしれないから。」
ビーバー「分かってくれそうな人とか…。」
有働「全員に伝える必要はない?」
ネコ「ないですないです。全然ないです。だって全員理解してくれる訳がないから、理解してくれそうな人だけでも少しずつ広めていけば。地道に。」
有働「でも理解してくれそうと思ってしゃべったら意外に理解しなかった時のショック。」
サボテン「そしたら閉めましょう。閉めちゃって…。」
ビーバー「忘れます」
有働「そしたら閉める?あっ忘れ?」
ビーバー「すごい大事、忘れる事。なかった事っていう…。」
有働「何か尾木ママ、皆さんの話を聞いてたら本当どなたのお気持ちも分かるんですけどどうですか?」
尾木「そうですよね。ご本人のお母さんの方から『うちの子こういう障害があって』っていうのを分かるかなっていうところに伝えていくのは大いに結構だと思うんです。やっぱりね、すごく大事だなと思ったのは『発達障害だからこうこうなのよ』っていう言い方ではなくてむしろ『発達障害』という言葉は使わないで『うちの子こういう特徴を持っているのよ』という言い方、個性を一人一人どう向き合うのかっていうことで、別に発達障害のあるなし関係なくて、ものすごく大事な視点だと思うんです。これからの時代生きていくのにね。」


全国の視聴者からの声。
「1年前に発達障害の可能性があると言われた中2の息子がいます。親が関わらなくてはいけないと思いますがなかなかうまくいきません。父親が一緒にいる時間が少ない事もあり、なかなか関係がうまく作れません。テレビも母親ばかりが登場しますが父親はなかなか子どもの発達障害を受け入れられないものでしょうか?父親はどうやって関わるのがよいのでしょうか?」

発達障害の子どもを育てている3人の父親による座談会のVTR。
子どもの障害を聞いた時、初めは戸惑ったといいます。
中1男子双子の父親「発達診断を受けたら疑いがあるという診断が出て最初は短い期間だけど自分の中で受け入れがたかったっていうのかな。当時僕がサラリーマンやってて、いちばん忙しい時期、ほとんど家にいないから、おかしいなとは思うけどほとんど子どもの姿を見てないからものすごいリアリティーなかったんですよ。うちの親とか周りの人間がちょっと気になると言うけど『あっそう?』みたいな。『自閉症って何か』といったら部屋の隅で体育座りしているのが好きな子と思っていた。」
中3女子の父親「まずわかんないよね。」
小2男子の父親「わかんない。」
受け入れるのが難しい理由はほかにも。
中1男子双子の父親「世間体です。」
中3女子の父親「世間体。俺は認めへんぞ。」
中1男子双子の父親「まあそうだね。見栄とか世間体は確かに男の方が強いのかも知れないね。」
子育てをする中で父親として何ができるのか模索しているといいます。
小2男子の父親「どうしても多分世の中的にはお母さんのほうが負担が大きいのは事実。『私一人で全部判断する』とかすごくしんどいと思う。普通級の子でもしんどいのに発達障害を抱えている家庭のジャッジをお母さん一人って重すぎる。」
中1男子双子の父親「それは確かに重いよね。」
小2男子の父親「父親が何をしようかって、普通級から支援級に移すタイミングとか、子どものライフステージの中でキーになるところがあって、普段、細かいところはお母さん任せかも知れないけどそういうところって父親が出て行く。そういう場に行くと(学校側も)構えてくるから影響力が。だからそういう意味では、うまく使って欲しい。父親を。」


有働「アーモンドさんは?今のVTR。」
アーモンド「うちは検査とか行く時は必ずついてきます。いや、ついてこさせてます。」
有働「どう言ってそういうふうに?」
アーモンド「『ついてきて』って。私の口から言うとワンクッション伝言ゲームになってしまうので直接必ず聞くように一緒に連れて『ついてきて』って言うのと『私覚えられへん』って。『私アホやからもう無理やからついてきて』って。って言ったら旦那も『そうやな無理やな』って言ってついてきてくれて。」
尾木「典型的に上手にやってるわよアーモンドさん。自分でこう何か負けて勝ち取りじゃないけども、自分でもワンちゃんのようにおなか見せちゃって『私の事助けて』っていう感じ。すごくいいと思う。」
トパーズ「すごくいいなと思うんですけれどそうですね…。ちょっと話戻るんですけどまず夫が認めてない。夫の中で(発達障害を)受け止められていないっていうので。私が話をしたいって言っても『今はちょっと無理だから。今ちょっと聞き入れられない』って言われて私はもう何年もこの事で悩み続けてきて聞かないってどういう事っていうので私の中でもとてもストレスがたまってきて。結局この人は何もわかってくれないんだなっていうので、最近、何も話をしなくなってしまって」
ビーバー「まだショック状態なんじゃないかなと思うんですよね。何か人によって受け止め方って多分違うと思うのできっとトパーズさんが学校の先生とかとやり取りしてたりいろいろ困ってる事をたくさん感じてたりしてるのとやっぱりお父さんと差があって。多分まだショック状態。そこを引きずりださない方が。無理にこじ開けても無理かもしれない。お母さんも余計つらくなっちゃうような気もしますけど。」


まあ実際夫がショック状態かも知れないけど、障害のある子どもを抱えて嫁が大変な時に「ショック状態だから」って逃げられたんじゃあやってらんないよなぁと思った。

ではどうすれば父親は子どもの発達障害を理解できるようになるのか。
専門家に聞きました。
明星大学 教授 星山麻木さん
「お父様の場合は、ほとんどご家庭の中で見ている時が多いので、なかなか集団の中でトラブルがあるということを理解してもらうのに時間がかかるかなと思います。私がまずオススメしているのは自然な場面でお父様とお母様が一緒に(子どもの)自然なところを見ていただくっていうことですね。」
例えば学校や幼稚園などに一緒に行き、集団の中で子どもがどんなふうに困っているかを見ると理解が深まりやすいそうです。
そのほかにも子どもの動画を見せたり、学校や園での様子をやり取りした連絡帳を見せるのも効果的との事。
星山「おうちで見せているイイ子という姿と、集団の中で見せている姿があまりに違うので驚かれる方がとても多いですね。お父様とお母様と同じ場面を共有して『うちの子はここで困っていたんだね』と一緒に共感、共有していただくことはとても大事なこと思います。


有働「今までちょっと親の立場でいろいろ話してきたんですけど当の子ども自身どういうふうに思ってるのかというのをちょっと考えていきたいと思うんですがサボテンさんの息子さんのよっちゃん中学1年生にお話伺いました。」

サボテンさんの息子よっちゃん(中1)
小学生の時はこだわりが強く学校に行きたがらない時期もありました。
そんなよっちゃんにサボテンさんは学校に行くようきつく言う事もありました。
よっちゃん「『早く学校行けよ』みたいな無理やり行かされる感じが嫌だったです。怒られてばっかりだから『こんな家、嫌だな』とか『生きてても面白くない』とすぐに思っちゃって。まあ、どうだろう。何かね本当にひどい時は『死にたい』と思ってて。つらかったです。」
そんな状況がある日を境に変わりました。
それは小学4年生の時。
サボテンさんは嫌がるよっちゃんを学校に行かせましたが…。
学校へ行く途中で道端にうずくまっているのを見つけました。
サボテン「『ほっとけよ』みたいな感じで『構って欲しくない』って言うからもうしょうがないから私もここに座って、どうしていいかわからなくて、よっちゃんの不登校で自分ができることが待つことだけだったんですよ。選択肢がそれしかなくて。」
何もできずに過ごす事30分。
よっちゃんがようやく口を開きました。
よっちゃん「『家に帰る』みたいな。」
サボテン「そうそう『家に帰る』って。気持ちよく帰ったよね、あの日はね。」
よっちゃん「『頑張ろう』的な感じだった。」
サボテン「そうだよね。二人で励まし合ってじゃないけど『頑張っていこう』みたいな感じで帰ったよね。」
この場所で同じ時間を過ごした経験はサボテンさんにある心境の変化をもたらしました。
サボテン「自分の(学校に)行かせたい気持ちよりも、よっちゃんの行きたくないっていう気持ちの方が大事だと思うんで。よっちゃんを尊重したというか。あの日がきっかけかなぁ?あんまり『学校行け行け』言わなくなったのはそうかも知れないよね。」
よっちゃん「うん。ちょっとは僕の気持ちわかってくれたのかなって感じだった。」
子どもの気持ちをありのまま受け入れる。
サボテンさんのよっちゃんへの接し方も変わっていきました。
よっちゃん「『早く学校行きなさい』ではなくて『ゆっくりでいいから学校行ってきな』とやさしい言葉で話しかけてくれたり、そっと見守ってくれるのはよかった。」
サボテン「やさしく話しかけた方がこの子には絶対いいんで。それが当時はできてなかった。だよねきっとね。」
よっちゃん「今は見守ってくれているというか俺がいい子になり過ぎた。」
サボテン「言ってるね。」
よっちゃん「そりゃそうだよ。」
よっちゃんに向き合う時、サボテンさんはこんな考え方をするようになりました。
サボテン「よっちゃんが悪いわけじゃなくて、よっちゃんにこんなことをさせる障害が悪いと思っちゃって(よっちゃんと障害は)別ものと考えるようにしたらちょっと気持ちが楽になった。よっちゃん自体を嫌いにならない。」
よっちゃん「僕はそういう考え方やめて欲しい。(自分と)障害は別じゃないんだよね。(障害は)敵ではないし生まれてしまった以上しょうがない。生まれてきたからこのまま生まれてきてしまったためしまったからしょうがないから向き合おう。そんな感じ。(障害と)うまくつきあっていけたら気持ちは楽になる」
サボテン「うまくつきあるもん?」
よっちゃん「つきあえるよ。自分のことを知るだけ。知ればちょっと楽になる。」
サボテン「親が考えているのと子どもが考えているのが違ったんですけど、(子どもの方が)上を行ってるって思ったんですけど、今。『すげえ』と思って。すごいよっちゃん。」


定型発達者ってこういう考え方をしがちなのかな?
「この人がこんなに自分を傷付けるような言動をするのは障害のせい。この人は障害がなければ本当はとてもいい人」みたいな。
この件に関しては昔何か書いたな。
探すの面倒臭いから探さないけど。
障害者側は(全員ではないかも知れないけど)「障害を持っている自分」しか生まれた時から存在しないワケで、それを切り離して考えるってのは不可能だよな。
定型発達者は「罪を憎んで人を憎まず」的な考え方なんだろうな。
障害者同士で「もし治療をすれば発達障害が治ると言われたらどうする?」みたいな話題が出ることがあるけど、発達障害の為に五感が全部定型発達者と異なって、その異なった内容の情報を更に処理する脳の働きも異なってっていう「何もかもが違う」状態で産まれてきて、それらが定型発達者と全く同じになったら?
それってもう自分ではないよね?
聞こえ方、見え方、皮膚の感触、味覚・・・何もかもが今の自分とは違って、聞こえた言葉の意味、人の顔の表情から読み取れる内容とか、ありとあらゆるものが今とは違う。
それって自分ではないよね?
自分の姿をしていても自分ではない。
だから「障害を持っていない自分」が存在したとしたら、それは「自分ではない」。

ここからスタジオ。
サボテン「何かかっこいいセリフをバンバンと。何か私もあれ聞いた時すごいびっくりしてて、すごい恥ずかしいと思いました。『障害と分けて』とか言ってる自分が超恥ずかしいとか思って。何かそうなんですよね。親はもうそこでいっぱいいっぱいだったけど。その親がいっぱいいっぱいになっている時も子どもは少しずつ成長していて、親のそういう事もちゃんと子どもは見ててすごい成長してて。」
トパーズ「みんながよっちゃんじゃない。うちの子はよっちゃんみたいにどっしりしてるのかなって思うと…。」
有働「これ何かやっぱりトパーズさんっていうか悩んでるお母さんとその先輩だいぶ違うなと思ったんですけど。サボテンさん自分はどう変わったんですか?子どもへの向き合い方って。」
サボテン「どう変わったのかな…。やっぱりよっちゃんに笑っていて欲しいから自分がどうしたらいいかが変わってくる。『学校行け、学校行け』と怖い顔して行っていても絶対に笑わないし、どうやったら笑うかなというのを変えただけ。」
有働「ちょっと今日、スタジオにもう一人お子さんでアーモンドさんのお嬢さんのルリちゃんが来て下さってるんですけど、ルリちゃん。今よっちゃんがね、同じお子さんどうでした?聞いてみてみんなの話。」
ルリ「忘れた。」
高山「忘れちゃった?ちょっとね。でもさっきVTR見ながらルリちゃんは『いいないいな』っていうふうに言ってたね。どんなところが『いいな』と思った?」
ルリ「素直に言っているところがいいって思った。」
高山「ルリちゃんなかなか素直に言えないの?」
ルリ「言いたくない感じがする。言えないって言うよりかは言いたくない感じがする。」
高山「それは何でだろう?」
ルリ「自分でもよく分からへんけど嫌だ。」
高山「ちょっと今お母さんとちょっとね、本当は思いを伝えたいっていう時もあるんだよね。そんな時はどうしてるの?」
ルリ「伝えたくても伝えない。」
高山「それは何で?」
ルリ「分からん。けど嫌だから。」
高山「『お母さん傷つけるのかな』とかそういう事考えちゃうの?」
ルリ「それは思わへんけど、多分そういう感情になるのがけんかのあととかやと思うし、普通の時でも多分言いたくないなって思う。」
高山「でも何かね本当に今ちょっとてれて下向いちゃってますけど、お母さんとね、カメラを通じて目が合ったとかお母さんにもっとこれから言っていきたい事もあるってね、さっき言ってたからこれからちょっといろいろとまたお話ししようか。」
ルリ「嫌だ。」
高山「え〜っ!」
有働「どうですか?アーモンドさん。ルリちゃんの…カメラ越しの会話になりましたけど。」
アーモンド「そうですね。確かに『何かあったの?』って聞いても『言わへん。嫌』。『何で?』って聞いても『分からへん』って。分からない事が分からない。こんがらがってとりあえずは無理やわって。そういう時にはもう聞かないですあえて。」


ナレーション「ありのままの子どもを受け入れるにはどうしたらいいのか。悩みの核心に近づいてきました。」
有働「サボテンさんどうですか?」
サボテン「そんなに一気にこうなりたいと高望みをせずに、ちょっとずつ一個できたらすごく褒めるみたいなのをずっと重ねてった結果がよっちゃんが今それがすごくよかった感じで…。とにかく褒める。」
尾木「それすごく大事な事。『褒める』を『認める』に置き換えてもいいんですよ。だからほめ方が下手な方を『認める』っていうので本当にごはん「うわっ食べたわね!」と。「うわっ朝起きてきたね!」とか何でもいいんですよ。認めていくっていう事ね。」
有働「認めるっていう。」
尾木「認める。言葉を置き換えた方がいい。『褒めるところ、いいとこないよ』と。いいところを褒めるのではなく認めればいい。できていることを。それはよっちゃんが言ってたように丸ごと発達障害と付き合っていく姿勢になっていくんだと思う。丸ごとの自分を認めて欲しいという気持ちを随分言ってましたよね。丸ごとのよっちゃんなんですよね。」
有働「それどうですか?認めるっていうの。丸ごとの自分の子どもを認めるっていう感じは。」
カボス「難しい?下に幼稚園の5歳の女の子がいて、これも比べるものではない事は重々頭では分かってるんですけど性別と年齢っていう点から見ても下の子はすごくできるんですね。今の3年生の長男ができない事を平気でやったりとか、本当にもう差がはっきり出ているので。下の子はできるから『かわいいかわいい』みたいになってるから、それを見て彼は『本当はもっとお母さんに甘えたいのに』みたいな。時々まだちょっと幼いのでギュ〜ッとかって来るんですけど、できないんですよ。下の子にはできるんです。『お母さん』って来たらギュッてやって『かわいい』ってできるんです。でも上の子には来ると(顔をそむける仕草)みたいななんです。だから多分、彼も本当はまるまる受け入れて欲しいと思っているのもわかるんです。でもできない。その原因が何かって自己分析をしたら、多分彼のできない事を私が幼少時代に…うちも厳しかったのでできないと駄目駄目みたいな。厳しく育ったので、自分の生い立ちの関係上、彼をまだ受け入れられないっていう。」
尾木「でもね、カボスさんね、もうほとんど受け入れる入り口まで来ているっていう感じがするの。それは自己分析が徹底してできてるんですよ。それができない段階でそこへ持ってくのが大変なんですけど、ご自分でそこまで立派におやりになってる訳だからそういうふうに自分が相対化できてればふっとどこかでできる機会が出てきます。」
ネコ「すっごく今、苦しい時期にあると思うんだけれど、その試行錯誤する作業がすごく大事で、それを経てこんな感じになるというか。私たちも最初から多分そんな状態ではない。最初は何だかよく分からない、どうしたらいいか分からない状態で、いろいろ試して今があるっていう感じなので。絶対後々つながっていく事だから諦めないで少しずつでも進んでいってくれればいいかなと思っていて。私の中で発達障害って壁みたいなものだと思っていて。うちで言えばしんたの世界と私たちの世界があって、その交わる所に突如現れたり無くなったり高かったり低かったりする壁みたいなもので。壁は環境や(周囲の)関わり方、考え方で低くもなるし、しんたの世界も尊重しつつ、私たち側もお互い気持ちよく過ごせるエリアが広がるように私たち側が変わっていかなきゃいけないんじゃないかなってすごく最近は感じるんです。」
サボテン「まずあれですよね。お母さんが元気なことが基本だと思うんで。」
ネコ「自分を犠牲にしてはダメ。子どものためにやらなきゃと頑張りすぎて結果が出ないと苦しいでしょ?私が元気じゃないと回らないから。」
ビーバー「私、みんな後輩のお母さんによく相談されまして言うんですけど『1時間でもいいから毎日自分のために時間を使ってね』。ストレスどんどんたまってしまうどうしても。難しい子育て。ほかにもありますね、いっぱいストレスね。その中で自分の好きな事を1時間でもして少し頭を空っぽにして。私たちは子どもたち、お母さんになる前に自分たちの人生もありますよね。自分たちの人生もあって好きな事もしてて結構気楽に生きてた時代もあったので、そういう時も大事じゃないですか。私たちの人生も大事。ストレス解消しながらお子さんと向き合ったりしてバランスをとりながら。お母さんがすごく元気なのが一番と思って、自分もそれをすごい気を付けてます。」
サボテン「お母さんが楽しければ子どももハッピー」
有働「お母さんたちやっぱすごいですよね。」
はなわ「すごいですね。」
有働「どうですか?お父さん。」
はなわ「だからですね、今聞いててサポートをしていきたいって気持ちはすごくあるんですよ。多分これ見てる視聴者の方も。ただ具体的にじゃあ何をって言うとよく分からない部分もあるんで。どうでしょうね?先輩方どうでしょうか?どういう事してもらうと…。」
ネコ「サポートはいらないです。話を聞いてくれるだけでいい。あれこれアドバイスや『大丈夫だよ』とかフォローとかもいらないので、とにかく相手が話したがっていたら、それを聞いて頷いているだけでいい。」
はなわ「なるほど!」
尾木「これは誰でもできそうだね。」
はなわ「そうですね。」
有働「尾木ママ。今日はね、いろんな…。」
尾木「本当にね今日の会はすごくよかったですね。僕、思うんですけどネコさんサボテンさんビーバーさんって突き抜けてきた。でも、今ももちろん悩んでおられますけども、一皮むけてきたお母さんたちのこの考え方とか子どもとの接し方とかいうのがこういう方がたくさん増えて社会全体がこの3人のお母さんみたいになったら、皆さんも楽だし本当に全ての子どもやあるいは全ての親がとても幸せになれると思うの。そういう社会を目指したいなと思ってるの。」
有働「思ってるの。みんなで思えば何かなる。」
尾木「そう、なんとかなるって。」
有働「いいなと思いますけどね。今日は本当皆さんいろいろお話伺わせて頂いてありがとうございました。」
一同「ありがとうございました。」


posted by ひと at 17:45| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月24日

崎陽軒 ドリーミング筍シウマイ弁当/忍法唐揚げの術シウマイ弁当

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崎陽軒|「トンデモ!?シウマイ弁当」商品化 「ドリーミング筍シウマイ弁当」/「忍法唐揚げの術シウマイ弁当」

昭和29年の発売以来、多くの皆さまにご愛顧いただいている「シウマイ弁当」に、平成29年9月23日(土・祝)、9月24日(日)の2日間・店舗・数量限定で「ドリーミング筍シウマイ弁当※1」および「忍法唐揚げの術シウマイ弁当」の2つの特別な商品がラインナップに加わります。
どちらも830円(税込)。

食べた感想。
普通のシウマイ弁当よりご飯がフタなんかにくっついてる感じがしたけど気のせいかな。
いつもこんなんだった?
両方に「切り昆布&千切り生姜」ってのが入っていたけど、普通のシウマイ弁当にこんなん入ってたっけか?
普通のじゃないのばっかり喰ってたからわからんけど、これはご飯と一緒に食べるのにちょうどいい感じで美味しいと思った。
「かまぼこ」「玉子焼き」も通常通りの味。

写真の右側の「ドリーミング筍シウマイ弁当」から。
俵型ご飯(小梅、黒胡麻) お馴染みの俵型ご飯。人気の小梅もごいっしょに。
筍煮 シウマイに次ぐ人気のおかず。味がよくしみ込んでいます。今回はシウマイに代わり主役の座に。よりお楽しみいただけるよう約4倍に増量しています。
昔ながらのシウマイ 言わずと知れた横浜名物、「昔ながらのシウマイ」。(3個)
かまぼこ 幕の内弁当には欠かせないおかず。(通常と同じ)
玉子焼き ふんわり、しっとり、甘い玉子焼き。(通常と同じ)
切り昆布&千切り生姜 白いご飯によくあいます。(通常と同じ)

普通のシウマイ弁当にも入っている美味しいタケノコの煮物が「これでもかっ!」って感じに大量に入っているっていう。
いつもタケノコは美味しいなと思って食べている。
でもね・・・喰っても喰ってもタケノコ!
途中で飽きたっていう。
やっぱり何事も「ほどほど」が肝要だなと。

写真左側の「忍法唐揚げの術シウマイ弁当」。
俵型ご飯(小梅、黒胡麻) お馴染みの俵型ご飯。人気の小梅もごいっしょに。
鶏唐揚げ からっと揚げたジューシーな鶏唐揚げ。
通常は1個ですがとっておきの忍法でシウマイと入れ替わり5個に増量です。シウマイに代わり主役の座に。
昔ながらのシウマイ 言わずと知れた横浜名物、「昔ながらのシウマイ」。(1個)
鮪の照り焼 こんがり焼かれた照り焼。鮪の旨みが凝縮されています。(通常と同じ)
かまぼこ 幕の内弁当には欠かせないおかず。(通常と同じ)
玉子焼き ふんわり、しっとり、甘い玉子焼き。(通常と同じ)
筍煮 シウマイに次ぐ人気のおかず。味がよくしみ込んでいます。(通常と同じ)
あんず 食前にも箸休めにもデザートにも、やっぱり欠かせないあんずはお好きなタイミングでどうぞ。(通常と同じ)
切り昆布&千切り生姜 白いご飯によくあいます。(通常と同じ)

「鶏唐揚げ」は「からっと」って感じでもないけどな。
どちらかというとウェットな感じがしたけど。
まあ、美味しいとは思うけど。
「弱いザンギ」みたいな味。
「鮪の照り焼」はご飯のおかずにちょうどいい感じの味付けでとても美味しい。
崎陽軒の魚を調理した系のってどれも結構美味しいと思う。
あんずが唐揚げと何の仕切りもなく入っていたので、唐揚げの一部に妙な甘い味が付着してしまっていたけど。

結局は両方とも通常の「シウマイ弁当」に入っているものが、いつもと違うバランスで入れてあるってだけのことか。
確かにそれほど珍しい感じではないから二日間限定で充分って言えば十分か。
それにしても、今回一番しんどい思いをしたのは店頭の販売員の皆様ではないかと思うのだが。
今まで整理券が登場って話は聞かないから、今回から「いままですぐに売り切れて大変なことになったりしたから、何か手を打とう」っていう方向にはなっているのかなとは思うんだけど、わざとなのか何なのか明らかに「買おう」と思う人数と販売数が噛み合っていないねぇ。
読むのが難しいことではあるけど、それにしてもど素人の私でさえ、販売数量を見て「え?これって全然足りないのでは?」ってすぐに思う数だったからねぇ・・・。

崎陽軒 シュウマイ 横浜名物 しゅうまい 真空パック30個入り ギフト用紙袋セット



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「ドリーミング筍シウマイ弁当」「忍法唐揚げの術シウマイ弁当」買えました

まずは買えたっていうご報告ね。
食べた感想は別記事にするかな。
昨日、朝から行ってみたけど結局買えなかったってのはご報告した。
で、今日はどうしようかと。
横浜駅まで行くのって時間も交通費もかかるのに、何往復もするのもな・・・って思ったのだが。
昨日の夜に作戦会議を。
まずその作戦会議の段階でおかしくなっていたのだが。
疲れてたのかな。
「朝6時半開店の店が一番早い」って思ったんだよね。
うん。
一番早い開店時間は6時でした。
で、6時半だと思い込んだまま、とりあえずどこかの店で手に入る・・・かも知れないし入らないかも知れないと思いつつ、整理券を貰って今日は二度横浜まで行くっていう前提で6時半ちょっと前ぐらいに横浜駅に着く電車に乗る。
で、各店の開店時間を再度確認して、6時に開店している店があるのに気付く。
うん。
6時開店の店に6時半に行ってもダメだろうな。
かといって6時半開店の店の前にはずらりと行列がっ!って思いつつ、行列ができていたらよくて午後から引き取りの整理券が貰える、悪くすれば整理券もらえず泣きながら帰るという。
って思いつつ、JRのホームにある店が一か所6時半だったんで、そこへ向かう。
ん?
店の前には数人しかいない。
行列は?
「最後尾」って書いたプレートを持った店員さんがいる。
うん。
問題なくその人から整理券を受け取る。
しかも午前中(正確には9〜13時引き取り)のヤツ。
昨日、とんでもない行列だったっていう報告があったから、大行列と思ったのにね。
有難いんだけど。

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(実物はカラーです)

一人で喰うのに二個も買うのかって言われても困るけど、二個とも喰う。
で、十時過ぎぐらいに再度同じ売り場へ。
そこで驚愕の事実がっ!
二種類あるうち一種類は売り切れていないっ!
九時ぐらいから販売なんで、たった一時間で一種類は完売なんだから、それはそれですごい気もするが、何しろ一日当たりたった500個を16店舗で(しかも午前と午後の二回に分割だし)ってのを考えると、入荷の数は知れているからな。
っていうか、ひょっとして一種類は整理券だけで売り切れちゃってたとかってのもアリか。

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無事に受け取る。
今回、他の店舗は全く見ていないので、他の売れ行きとか売り切れ状況は不明。
ただ、昨日はあんなに行列ができていたのだから、今日は早朝の開店前からどこも大行列とか思っていたのにな。
ホームの店舗だったからかな。
どうしてもホーム以外の店舗の方が混み合うだろうとは思うけど。

posted by ひと at 11:20| Comment(0) | おでかけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

発達障害プロジェクトに番組放送予定が出ていました

うん。
結構「ここを押せば表示される」みたいなのが判別できないことが多いんだよね。
障害特性かな?
ってことで、どうやら公式の方にちゃんと予定が発表されていたらしい。
前に載せたのと重複する部分もあるけど紹介しておく。

発達障害プロジェクト
↑の割と上の方の黄色い部分の「お知らせ ■番組放送予定はこちら」ってとこね。

9月2日(土) ・9日(土) ・16日(土) ・23日(土) ・30日(土) 総合 夜11:25
「ハンク 〜ちょっと特別なボクの日常〜」
★学習障害の少年が主人公 イギリスの人気ドラマ
 5回シリーズ(一話完結)で放送!

9月24日(日) 総合 夜11時
深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みスペシャル」
★「あさイチ」と「ウワサの保護者会」のコラボ特番
 保護者の悩みに徹底的に向き合います!

9月26日(火) Eテレ 夜8時
ハートネットTV
「自閉症アバターの世界@ 仮想空間の住人達」

9月27日(水) Eテレ 夜8時
ハートネットTV
「自閉症アバターの世界A 仮想と現実を生きる」

9月27日(水) 総合 朝8:15
あさイチ「どう乗り越える? コミュニケーションの困りごと」

10月3日(火) BS1 午前0:00〜0:50 ※10月2日(月)深夜
BS世界のドキュメンタリー「オレグの自立 〜発達障害と向き合う青年の物語〜」

10月4日(水) BS1 午前0:00〜0:50 ※10月3日(火)深夜
BS世界のドキュメンタリー「ミッシェルの夢」

10月7日(土) Eテレ 夜7:00〜7:45
地球ドラマチック「ちょっと特別な僕らの就活日記」

10月8日(日) Eテレ 夜7:00〜7:30
バリバラ・選「ティーンズバリバラ〜発達障害の悩み〜」

posted by ひと at 08:10| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月23日

ドリーミング筍シウマイ弁当は買えませんでした

崎陽軒、筍煮4倍の「ドリーミング筍シウマイ弁当」と唐揚げまみれの「忍法唐揚げの術シウマイ弁当」を発売 9月23日・9月24日限定で - ねとらぼ
シウマイ弁当でおなじみの崎陽軒が9月23日と9月24日限定で、「ドリーミング筍シウマイ弁当」と、「忍法唐揚げの術シウマイ弁当」を発売すると発表しました。価格は通常のシウマイ弁当と同じく830円(税込)。

今回は主に横浜駅あたりで複数個所で販売している。
そしてそれぞれに開店時間が異なる。
どうしようかなと思ったけど、遥々横浜駅まで変に早い時間に行って弁当だけ買って帰ってくるのも効率悪いので、他の店も開く10時ちょっと前ぐらいに着くように行って、開店と同時に並ぶぐらいの気で・・・って思ったんだよね。
で、10時までちょっと余裕があるぐらいに着いたからと思って、すでに開店している相鉄駅のとこにまず行った。
人が並んでいるけど、弁当がどういう状態なのかが全くわからず。
予定販売数量を考えると、一店舗あたり、こんなに大勢が買えるだけの数量を置いているワケがないので、そこに並んでいても買えるかどうかも分からんのに並んでも仕方ないなと思って10時開店の店へ。
この時点で10時をちょっと過ぎてしまったので、最初から10時開店の店へ行けばよかったなと、ちょっと読みが甘かったワケで。
で、地下の10時開店の店の方へ10時数分後に到着。
ものすごく長い行列。
うん。
こんな数量は絶対あるわけないね。
ってことで、横浜駅の大きい通路みたいなところにある店に行ってみる。
そこには行列はないので、一応店員さんに聞いてみる。
というか、他は行列がすごくて店員さんに何も聞けなったってことで。
店員さんによると、今日の一時以降に使える整理券を配ってますよとのこと。
うん。
午後まで横浜でウロウロしているほど暇ではないし、また横浜まで出てくるほど暇ではないし。
ってことで、今日はあきらめることに。
で、明日どうすっかなと悩んでいるのだが、今日もそごうの前に朝6時から行列とか、開店した時点で完売で整理券出たとかって話があるので、明日も買えるのか?って感じです。

さっき見た時は見つからなかったけど、崎陽軒の公式から追記が。
崎陽軒|「トンデモ!?シウマイ弁当」商品化 「ドリーミング筍シウマイ弁当」/「忍法唐揚げの術シウマイ弁当」
9:00より販売
※大丸東京店、横濱 崎陽軒(シウマイBAR)は11:00より販売
1日2回納品
(2回目の納品時間は店舗により異なります。詳しくは、店舗またはお客様相談室までお問い合せください。


ご不便とご迷惑をお掛けし大変申し訳ございません。

9月24日(日)は、9:00より前に開店の店舗に関しましては、開店と同時に整理券を配布させていただきます。
※そごう横浜店は、9:30より整理券を配布させていただきます。


さっき出てなかったのかと思ったら違ったな。
これ、プレリリースには表示されない。

posted by ひと at 19:18| Comment(0) | おでかけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月22日

カルビー 堅あげポテト 柚子こしょう味



堅あげポテト 柚子こしょう味 | 商品検索 | カルビー株式会社
噛むほどうまい ! 堅い食感でじゃがいものおいしさをじっくり楽しめるポテトチップスです。
ふわっと香る柚子の香りとピリッと辛い青唐辛子があと引くおいしさの、季節の味をお楽しみください。


発売日はコンビニエンスストア先行で9月4日から。
コンビニエンスストア以外の店舗では9月18日から。
スーパーで138円(税込)で購入。
内容量63g。
エネルギー321kcal。

柚子の香りはあまり感じなかったが、思った以上に辛さは強い。
もっと柚子を効かせて辛さは若干弱めでもよかったんじゃないかと思った。

posted by ひと at 20:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ファミリーマート 炭火焼鳥ふりそでタレ

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炭火焼鳥ふりそでタレ |商品情報|ファミリーマート
手羽元と胸肉の間の部位です。手羽と比べると脂が少なく、肉汁が多く上品な味わいが特徴です。

9月19日から宮崎県、鹿児島県、沖縄県以外で数量限定発売。
ファミリーマート通常価格119円(税込128円)。

アメリカンドッグも買いたかったのだが、夜中にそんなん喰うヤツがこの辺に住んでいないのか置いてなかった。
ってことでこれだけ買った。
変な筋とかなくて食べやすいな。
肉の味がしっかりしている感じだし、美味しいとは思うが、ちょっと味が濃い。
酒のつまみとして買ったのだが、ご飯のおかずだとちょうどいいんじゃないかと思うぐらいの濃さ。

posted by ひと at 10:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

永山裕子 水彩画展 「水を食む。」

NEWS
セントラルミュージアム銀座主催
永山裕子 水彩画展 「水を食む。」
『永山裕子 作品集 透明水彩3』(仮) グラフィック社刊 出版記念
会期:2017年9月12日(火)〜23日(土祝)
時間:平日11:00〜18:30 土日祝11:00〜18:00
会場:セントラルミュージアム銀座
東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館5階 Tel/03-3546-5855


入場無料。
ってことで明日までだからな。
今更だけどな。
昨日行ってきたので。

有楽町で降りたんだけど、方角がまったくわからんのでかなり迷いつつ行った。
と同じ会場だと思うけど、そんなの全然覚えていない。

今回も建物の外に電光掲示板?みたいなので写真が切り替わっていくヤツがあったんで、一応撮影。

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エレベーターで五階に上がる。

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まずは目的のっ!

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ピンボケだけどな。
写真は入り口からと「安住紳一郎の日曜天国」の原画のとこだけOKで後はNGってことでした。
全部で四点あったけど、前回と同じのは割愛。
同じのは前の見てくれ。

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褒められて伸びる大人の男

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不安タスティック

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Illusion


せっかくはるばる来たので、他の作品も一点ずつ見て行く。
前回はどんなんだったかとかあまり記憶がない。
器とか花、女の人(和服の人とか)の絵が多いかな。
器は透明なガラス製のものや水を張ったものとか、表現力というか透明感というか、すごいなと。
ぱっと見て「水が入ってるな」とかわかるっていう。
前回も大きいキャンバスに描かれた女の人の絵が何点かあって、紙に何か貼りつけてある作品もあったんだけど、今回は貼りつけてあるっていうか、うまく説明できないけど模様みたいな感じの白いのが貼ってある。
大きいキャンパスじゃない方も、同様に何か貼ってあるヤツがあった。
私は絵のこととか全くわからないけど、単純に「うまいよなぁ」「絶対こんなふうに描けないよなぁ」って思った。

posted by ひと at 10:28| Comment(0) | おでかけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月21日

2017年7月3〜7日◆仕掛学

仕掛学



東洋経済新報社から出ている松村真宏さんの著書。
松村さんは大学の先生。

仕掛学。
著者による新しい行動心理学とでも読めるのか。
ある仕掛けを施して人をそこへ誘導する仕掛け。
これをもう一種、学問にしてしまおう。
日本初のフレームワーク、物事の考え方。

ついそうしたくなる。
そういう仕掛けというのがある。
例えば飲み屋なんかでちっちゃく「ここではしないでください」というので壁の下の方に赤い鳥居を描いておくと、鳥居のマークだけで何が禁止されているかは、だいたい日本人には通じる。
あれは一種の「仕掛け」。

著者が大阪市天王寺動物園に遊びに行ったときに「アジアの熱帯雨林」のエリアで見つけたものである。どこにも説明がないので何に使うものなのか明らかではないが、望遠鏡のような形をしているので覗くものであることはなんとなく推測できる。
 また、筒の真ん中の穴が気になってつい覗き込みたくなる。さらに地上1メートルくらいのところに設置されているので子供の顔の真正面に穴がくる。これらの条件がそろっていると覗かずに素通りするほうが難しい。少し離れたところから筒の側を通り過ぎる人を観察すると、子供たちが筒を覗き込んで筒の先に置かれている象のフン(の精巧な作り物)を見て楽しむ様子が見られる。
(11〜12頁)

ファイルボックスの背表紙に斜線を一本引くとファイルボックスが順番通りに並んでいるか一目見てわかるようになる。ラインが乱れていると気になるのでつい直したくなり、結果として整理整頓が達成される。背表紙をつなげると一枚絵になっている[仕掛け3]の漫画も同じ効果が期待できる。(17頁)


背中(背表紙)は一匹の龍が這っている。
それから工場などでも「ここにトンカチを置くところ」というのでトンカチのシルエットが描いてあるところがある。
あれは間違いなくそれを置いていく。
次に使う人がすごく便利で整理もしやすい。
コンビニのレジのところに両足をそろえたプリントが床にされていて「そこに並ぶんだな」と並ぶのも仕掛学。

ゴミ箱の上にバスケットボールのゴールを設置すると、ついおもちゃを投げてシュートしたくなる。シュートして遊んでいるだけなのに、結果的におもちゃがゴミ箱の中に片付くことになる。(19〜22頁)

大阪国際空港の男子トイレにある「的」のついた小便器である。−中略−
 この的は「つい狙いたくなる」という心理をうまく利用している。的は飛散が最小になる場所に貼られているので、的を狙うことによって知らず知らずのうちにトイレを綺麗に使うことに貢献することになる。
−中略−
 オランダのスキポール空港のトイレには「ハエ」の的がついており、飛散が80%減少したと報告されている
−中略−
 トイレの的には「的」や「ハエ」以外にもさまざまなバリエーションがある。著者がもっとも気に入っているのはキッザニア甲子園で見つけた[仕掛け9]の「炎」の絵のシールである。
(27〜30頁)

清掃班の手間は年間で数億円の節約となった。

 このゴミ箱にゴミを捨てると落下音が聞こえ始め、それが8秒ほど続いた後に衝突音が聞こえる。
 ゴミを捨てた人はもう一度音を聞きたくなってまたゴミを捨てたくなる。
−中略−
 この仕掛けを施したゴミ箱を公園に設置したところ、普通のゴミ箱より41キログラム多い72キログラムものゴミが集まったそうである。
(33〜34頁)



この「仕掛け」についてその要件を満たす条件がある。

・公平性(Fairness):誰も不利益を被らない。−中略−
・目的の二重性(Duality of purpose):仕掛ける側と仕掛けられる側の目的が異なる。
(37頁)

男性便器にしても「綺麗に使って欲しい」人と「的に当てることが快感」という、この違う快感の二重性があると仕掛けとして有効である。

 行動中心アプローチでは、窃盗犯のやる気を削いで犯罪を未然に防ぐことを考える。ゴミのポイ捨て、違法駐輪、建物の割れた窓を放置していると、無法地帯であることのサインとなって連鎖的に環境が悪化することは割れ窓理論として知られている[Wilson and kelling 1982;Keizer 2008]。そこで空きスペースに花壇を作れば住民の当該地域への関心やモラルが高いことのサインになり、窃盗犯から敬遠される。(74〜75頁)

「住民同士の結束が固い」「近所仲が良い」ということが花壇から伝わる。

こんなふうにして何かの仕掛けでいろいろな役割を果たすというのは日本には実は歴史的に多い。

うぐいすの鳴き声に似た声を出すうぐいす張りの廊下は侵入者に気づくための仕掛けである。
 竹筒が石を打って音を響かせる鹿威しは鳥や獣を追い払う。風になびいたときに音を奏でる風鈴は涼しさを感じさせる。これらの音は風流なものとして今でも親しまれている。これらも音のフィードバックを利用している。
(91〜92頁)

それからお寺の「玉砂利」。
シャリシャリという音が。
そういうのが考えてみると防犯には相当(効果があると思われる)。

三角トイレットペーパーを使うと、3分の1回転するたびにわずかな振動が手に伝わるフィードバックを実現できる。
 この三角トイレットペーパーとただのトイレットペーパーの使用量を比較したところ、三角トイレットペーパーのほうが一人当たりの使用量が約30%も少なかった。
(93〜95頁)

「匂い」をトリガにしたというので「鰻屋さん」。
これも一種「仕掛学」。
外に向かって煙を出すわけだから。

ホームベーカリーも焼き立てのパンの匂いで快適に目覚めさせている。(95頁)

 お店の前を通りがかったときに美味しそうな匂いがするのは偶然ではない。気づいてもらえるようにお店の人が人通りに向けて匂いを流している。(95頁)

それから焼肉屋さん。
それで一発で決断に変わる。
「今日はウナギ喰おう」「今日は焼肉にする」「ちょっと一杯やってくか」というのはみんな匂い、嗅覚によるトリガ。
ある意味では試食コーナー等々も味覚トリガで一種の「仕掛け」。

駐車場の入口で駐車券を受け取ると駐車券を口にくわえる人がいる。その無意識の行動に着目したチューインガム会社が、新しい味のガムのキャンペーンとして駐車券にミント味の層をつけた事例がある。
 駐車券を取って口に運ぶとガムの味に気づくという味覚を使った仕掛けであり、駐車場の近くのお店でそのガムの売上が上がったそうである。
(98頁)

(番組では「ガム自動販売機のミント味のガムの売れ行きが倍増した」と言っているが本によると異なる)

 小さい子供は何でも口に入れたくなる時期があるが、のどにつまらせると危険なものもある。そのような誤飲を防ぐためにリカちゃん人形はとても苦い味が塗布されており、子供が誤って口に入れたときに吐きだすようになっている。これも味覚を利用した仕掛けである。(100頁)

 脳波から読み取った感情に応じてカチューシャについた猫の耳が動くnecomimiも目に見えない感情を見えるようにしたものである。猫の耳が動くという体験が楽しくて、誰かとコミュニケーションしたいという心理的トリガが生まれる。(102頁)

necomimi



これはフィードフォワード。
思わずそうしてしまう流れ。
(本の中ではフィードフォワードではなくフィードバックに分類されている)
別の用語でアフォーダンスと言う。
何も「快」ばかりが人をアフォーダンスの流れに惹きこむ仕掛けではない。
「不快」「不愉快」なこともアフォーダンスの流れを作る。

踏んだときに不愉快な振動音がするランブルストリップスも車線を越えたことに気づかせる仕掛けである。(113〜114頁)

 交通に関する事例ばかりではない。食堂などでメニューの─にカロリー表示があると、ダイエットに意識のある人は高カロリーなメニューを避けるようになる。(114頁)

あれはやっぱり「オムライスやめよう」と思う。
オムライスは(カロリーが)高い。
ラーメンより高い。
メロンパンは高い。
あのカロリー表示というのも一種のアフォーダンス。
(本の中ではこれらの分類は「アフォーダンス」ではなく「ネガティブな期待」)

何かのルールを報酬、褒美を与えることでアフォーダンスに引き込むという手段もある。
(武田先生は「アフォーダンス」という用語を誤解しているようで、ここからは分類が「報酬」)

 ファン・セオリー・コンテストのもう一つの入賞作品である「ザ・スピードカメラ・ロッタリー」は、スピードカメラで車の速度を計測し、制限速度ぴったりで走っている車の中から抽選で賞金が当たる宝くじを贈るというものである。この仕掛けによって車の平均速度が22%も下がったことが報告されている。(116頁)

武田先生が「いいな」と思った交通違反、あるいは交通事故を防ぐ手立て。
酒気帯び運転。
検問に引っかかって3回続けて違反しなかった人。
酒気帯び運転で3回チェックされるというのもなかなか無いこと。
だから1年に3回酒気帯び運転の検問に呼び寄せられて、3度とも「法を守っておりました」という方は市町村にその旨、印鑑を押してもらって届け出すると宝くじがもらえる。
これはすごく効果があると思う。
2つ印鑑を持っている人は3度目の酒気帯び運転の検問が楽しみで仕方がない。
検問をやっていると自分で寄って行く。
検問が必ずしも不運とか不快の入り口ではなくて、幸運の出口になるかも知れないというような。

 著者が授業で行った実験では、チラシスタンドの上部に鏡を設置しただけで鏡を設置しなかった場合に比べてチラシスタンドのほうに目を向けた回数は5.2倍、ビラを取った枚数は2.5倍になった−中略− 
 人は鏡があると気になってついチラシスタンドに近づいてしまい、そのときに自身の行動を正当化するためにチラシを取ったのではないかと考えている。
(118頁)

小さな仕掛けが人間を思わず誘導してしまうという。
壁か何かに「見てるぞ」と漢字が書いてあって、目ん玉が一個描いてある。
目黒通り沿いで見かけた水谷譲。
歌舞伎の縁取りみたいな目ん玉とかが描かれている。
決して絵が上手くないし「こんなもん効果あるワケねえじゃねぇか」と思う。
あれは効果があるそうだ。
あそこで痴漢とか置き引きが減る。
目があるというのはやっぱり何かすごく嫌なのだと。

 青色防犯灯も犯罪の抑制に効果がるといわれている。イギリスの都市グラスゴーで景観のために街頭を青色に換えたら犯罪が減ったことが発端となり、今は日本各地の自治体や自殺の多い駅のホームにも採用されている。
 他の場所と雰囲気が違うことを警戒して犯罪や自殺が減ると考えられている。
(121頁)

映画『ローマの休日』で有名になった「真実の口」をアレンジしたものである。ライオンが大きく口を開けているので、恐る恐るつい手を入れたくなる。ライオンの口の奥には自動手指消毒器を設置しており、手を入れるとアルコール消毒液が噴射されて手が綺麗になるという仕掛けである。多くの人が手を入れてくれただけでなく、アルコール消毒液が手に噴射されたときのびっくりしたリアクションが他の人の興味をひくという連鎖反応も起こり大盛況であった。(164頁)

(番組では「どこかの消毒メーカーが作った」と言っているが、本によると著者のゼミが「シカケラボ」で展示したもの)

 C棟はコの字型になっていて、教室前の廊下から中庭が一望できる。ここを釣り堀に見立てて、地上を行き来している人を釣り上げようというアイデアを実現したのが[仕掛け34]の「人間釣り」である。浮きと人間釣りのビラの入ったカプセルをつけた麻ひもを4階から垂らすと、地上にいる人は目の前に垂れてきた浮きとカプセルを見て「釣られている」ことに気づく。見上げると4階の大きな人間釣り」の垂れ幕が目に入り、気になってC407教室に行きたくなるという仕掛けである。
 この仕掛けも大盛況で、釣りひもを垂らせば100%餌を取ってビラを見てもらえただけでなく、多くの人がわざわざC407教室まで足を運んでシカケラボの展示や人間釣りを楽しんでいた。
(166頁)

人間というのはもしかすると道具に縛られているのかもしれない。
その道具がその人にある行動をさせているのかもしれないという英語のこんなジョークがある。
(番組では「英語のジョーク」と言っているが、ジョークはこの話ではなく、本の中でこの後に登場する「一方ロシアは鉛筆を使った」という有名な笑い話)

「ハンマーを持てば、全てが釘に見える」(“if all you have is a hammer,everything looks like a nail”)[Maslow 1966]は「マズローのハンマーの法則」と呼ばれている。(160頁)

ハンマーを手にすると叩きたくなるという。
何でもコンコン・・・。
つまりアフォーダンス、ある道具がその人の行動を決めてしまうという。

道路の中央線、側線。
横の線がないと人間はまっすぐ走れなくなる。
中央分離帯とか破線というのを全部取っ払って「道」という感じで何も線を引かないと蛇行する。
破線にしてあるのは、安全なスピードに達するとあれが白い直線に見える。
そういう工夫がある。
(この本に関してはここまでで終了。最終日は途中から他の本の内容に入る)

posted by ひと at 14:08| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

有楽製菓 ブラックサンダー香ばしきなこ



ブラックサンダー香ばしきなこ|有楽製菓株式会社
2016年大好評だった「ブラックサンダーきなこ」が
香ばしくなって新登場!!
きなこの味を引き立てるあられと
隠し味の粉末醤油で、より深い味わいに♪
国産きなこの香ばしさをザクザク
味わってください!


9月18日から一部のスーパーで発売。
スーパーで32円(税込)で購入。
内容量標準20g。
熱量103kcal。
豊橋夢工場。
国産きなこ使用。

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オリジナルのきな粉クリームとあられ、米パフを加えたそうな。
それほどきな粉っていう味は感じないが、普通のブラックサンダーより固くなくて、私のように歯が悪い人にはこっちの方が食べやすいと思う。
柔らかいっていうんじゃないけど、サクサクしていて食べやすい。
なかなか美味しいと思う。

posted by ひと at 13:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

湖池屋 手揚食感 柚子香るぶどう山椒



KOIKEYA PRIDE POTATO|株式会社湖池屋
爽やかな香りが食欲をそそる高知県産の柚子皮と、和歌山県産ぶどう山椒のピリッと辛くキレのある風味。和の味わいによって、じゃがいもの旨みが噛みしめるほどに引き立つポテトチップスです。

9月4日から全国のコンビニで先行販売、9月18日から全国のスーパーマーケット等で順次販売開始。
スーパーで138円(税込)で購入。
内容量60g。
エネルギー310kcal。
日本産じゃがいも100%。

もう一種類(手揚食感 長崎平釜の塩)も店頭にあったのだけど、量が少ないのに値段が高いんで一種類だけにしておいた。
パッケージの写真がとても小さいポテトチップスだったんで、小さいのかな?って思って袋を開けてみたら普通のサイズだった。
パッケージの右下に小さく
写真は実物サイズと異なります
と。

味は「柚子香る」っていうとおり柚子が香ってる感じ。
「ぶどう山椒」の味がよくわからんのだけど、わずかにフルーティーなんだかフルーティーじゃないんだかよくわからない風味がする。
すげぇ不味いってほどではないけど、変な味。
何の味に似てるっていうのもわからんけど、妙な感じの味。
高級なものは私のクチには合わないってことなのかも知れないけど、普通のコンソメ味か何かの方が美味しい。

posted by ひと at 13:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月20日

カルビー じゃがりこ トリプルチーズ味

カルビー じゃがりこ トリプルチーズ味 52g×12個



じゃがりこ トリプルチーズ味 | 商品検索 | カルビー株式会社
独自の製法で “ はじめカリッとあとからサクサク ” の心地よい食感が楽しめます。
チェダー、ゴルゴンゾーラ、パルメザン、3種のチーズを組み合わせた、豊かな香りとコク深い味わいが楽しめます。


8月21日から10月上旬まで期間限定発売。
スーパーで105円(税込)で購入。
内容量52g。
エネルギー259kcal。

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フタの裏側にはこういう絵が描いてあり、これはアプリで遊べるしくみになっているらしい。
遊び方はパッケージに書いてあったが興味がないのでやらない。
チーズが入っているというワリにはそれほど濃厚にチーズの味がするって感じでもなく。
普通に美味しいことは美味しいが、割と塩分が濃くない感じの味かな。
アッサリ系っていうか。
チーズっていうからむしろこってりした感じを想像して食べたのだが、違う感じ。

posted by ひと at 20:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

有楽製菓 ラックサンダーVOLT



ブラックサンダーVOLT|有楽製菓株式会社
ブラックサンダーシリーズ最高レベルの高級感。
「ブラックサンダーVOLT」、ついに登場です。
配合したアーモンドは重量換算で
1本あたり約7粒!
隠し味のコーヒーがアーモンドの香ばしさを
引き立てています☆


9月18日発売。
ローソンで108円(税込)で購入。
標準44g。
エネルギー246kcal。
豊橋夢工場。

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「ブラックサンダー史上最高級」だそうです。
たっぷりアーモンドの
ザクザク食感!

と書いてある。
シリーズ史上最多となる約7粒(重量換算)のアーモンド含有量だそうで、確かにアーモンドはたくさん入っている感じ。
で、チョコ自体も高級だってことなんだけどさ、正直ようわからん。
普通のブラックサンダーよりは量が多いけど、お値段はかなり割高な感じ。
単純に高級なチョコがクチに合わないだけなのかも知れないけど、すごく美味しいってほどには感じなかった。
変に甘すぎなくて食べやすい味だなとは思ったけれども。

posted by ひと at 20:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日清 カップヌードル ビッグ 帰ってきた謎肉祭W

日清 カップヌードル ビッグ 帰ってきた謎肉祭W 106g×12個



カップヌードル ビッグ 帰ってきた謎肉祭W | 日清食品グループ
謎肉と白い謎肉をWで!
昨年ご好評いただいた謎肉祭が、新たに「白い謎肉」も入って帰ってきました。豚肉ベースの謎肉と鶏肉ベースの白い謎肉をW (ダブル) でお楽しみください。


9月18日発売。
スーパーで192円(税込)で購入。
内容量106g (麺85g) 。

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2016年にカップヌードル45周年を記念して通常の「カップヌードル ビッグ」の10倍“謎肉”を入れた商品として一時販売休止せざるを得ないほどの人気を集めた商品の改良版。だそうな。
前のがどんな味だったかとかもちろん全く記憶がないので比較もできないのだが。

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お湯を入れる前はこんな感じね。
今回は「謎肉」が二種類ってことで。
お湯を入れて三分っていう普通のタイプ。

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出来上がるとこんな感じ。
まず「謎肉」ね。
白っぽい方はハムっていうか魚肉系っていうか。
肉っぽい味ではあるけど。
黒っぽい方はハンバーグとかそんな系統な感じの味がする。
麺は細くて柔らかい。
スープは醤油系なのだが、アッサリっていうより単に薄い感じがした。

この商品の発売に合わせたのかそうじゃないのかは不明だけど、公式の方から「謎肉」に関して発表が。
「謎肉」とは「肉と大豆由来の原料に、野菜などを混ぜて味付けしたミンチ」
だそうです。
肉だろうが肉じゃなかろうが、味しか問題にしないのでどうでもいいんだけど。
脂肪だのコレステロールだの尿酸値だのγGTPだのって一切気にしてないから。

posted by ひと at 19:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

NHKの発達障害関連番組(9月21日修正)

一年かけて発達障害を取り上げますとか言っていたNHKも、ここのところぱったりとやらなくなったなぁ〜と思ったのだが、また再開の模様。


NHKスペシャル「発達障害 〜解明される未知の世界〜」(再)
9月22日(金)[総合]前0:10 ※21日(木)深夜

小中学生の15人に1人と言われる「発達障害」。最新の脳科学や当事者の証言で、これまで誤解されがちだった行動の裏にある理由に迫り、当事者の思いを発信する。

ウワサの保護者会「子どもの発達障害part4 どうする?進学・就職」(再)
9月22日(金)[総合]前1:10 ※21日(木)深夜

尾木ママが小・中学生の保護者と子育てについて語り合う『ウワサの保護者会』。今回は「子どもの発達障害Part4」。進学や就職などその将来について考えます。

ハートネットTV「シリーズ 罪を犯した発達障害者の”再出発” 第1回 少年院の現場から」(再)
9月22日(金)[総合]前2:10 ※21日(木)深夜

発達障害への理解や支援が不足する中、“問題行動”を止められず、結果的に犯罪に至る若者も多くいるという。更生のためにはどんな教育が必要か、少年院の現場から考える。

ハートネットTV「シリーズ 罪を犯した発達障害者の”再出発” 第2回 出所、そして社会へ」(再)
9月22日(金)[総合]前3:10 ※21日(木)深夜

罪を犯した発達障害者の中には、刑務所や少年院をでた後も、障害への適切な支援を受けられず、結果として再び罪を犯す人も少なくない。どうすれば再犯を防げるのか考える。

深夜の保護者会
9月24日(日)[総合]後11:00
「発達障害 子育ての悩みSP」

発達障害の子を持つ保護者の悩みに、徹底的に向き合う番組。「子どもの特性を、近所や学校にどう伝えればいい?」「理解してくれない周囲への対処法」「子どもの発達障害を受け入れない夫とどうすれば協働できる?」など、保護者が本音で語り合う。番組では、夫や、発達障害のある子どもにも取材。意外な本音が飛び出しました! 発達障害の子を持つ保護者はもちろん、周囲の人にも役立つ内容満載です!

ハートネットTV
9月26日(火)[Eテレ]後8:00 再放送10月3日(火)後1:05
自閉症アバターの世界 第1夜 脳内への旅

インターネット上の3D仮想空間として誕生し、10年前にはバーチャルコミュニケーションの一時代を築いた「セカンドライフ」。SNS等の登場でブームは去ったものの、今もそこを楽園として居住している人々がいます。自閉症の人達です。
米国ニュースクール大学大学院の池上英子教授は、自閉症者には無いとされてきた他人への共感性が、セカンドライフ内では豊かに存在する事を発見しました。
池上さんは、今回初めて現実世界で彼らの暮らしを知る旅に出ます。出会ったのは、4人の個性的なアバター達。
1夜目に紹介するのは、セカンドライフで人気のクラブDJ、ラリー。セカンドライフでは美しいイマジネーションの世界を創り出しています。しかし、実際の生活は社会に適応するため様々な不自由を抱えていました。彼にとっては仮想世界での自分こそが現実なのだといいます。現実世界とは一体何か。池上さんの旅を通じて考えます。

あさイチ
9月27日(水)[総合]前8:15
シリーズ発達障害(3) どう乗り越える?コミュニケーションの困りごと

「発達障害のイメージは?」と聞かれて、多くの人がイメージするのは「コミュニケーションの困難さ」ではないでしょうか。「発達障害の人は空気が読めない」「話がかみ合わない」「自分勝手なことばかり言うから困る」などという声は、周囲の人からしばしば聞かれます。でも、困っているのは周囲の人だけではありません。発達障害の当事者自身も、周囲に合わせられない自分を責め、どうしたらいいかわからずに苦悩しています。
コミュニケーションがうまくいかない理由は何なのでしょうか? 実は、発達障害の人のコミュニケーション能力が「劣っている」というよりも、当事者と周囲のコミュニケーションの「方法・流儀が違う」ことが主な原因だとわかってきました。
今回紹介するのは、沖縄に住む6人家族。夫以外、全員が発達障害です。なんと、お互いを「地球人」「火星人」と位置づけたことで、家族間のコミュニケーションが劇的に改善したと言います。また、発達障害の人との会話を円滑に進めるための「カードゲーム」も紹介。番組では、発達障害の人と話すのが楽しくなる、そんなノウハウをたっぷりお伝えします。

ハートネットTV
9月27日(水)[Eテレ]後8:00 再放送10月4日(水)後1:05
自閉症アバターの世界 第2夜 仮想と現実を生きる

インターネット上の3D仮想空間として誕生し、10年前にはバーチャルコミュニケーションの一時代を築いた「セカンドライフ」。SNS等の登場でブームは去ったものの、今もそこを楽園として居住している人々がいます。自閉症の人達です。
米国ニュースクール大学大学院の池上英子教授は、自閉症者には無いとされてきた他人への共感性が、セカンドライフ内では豊かに存在する事を発見しました。
池上さんは、今回初めて現実世界で彼らの暮らしを知る旅に出ます。出会ったのは、4人の個性的なアバター達。
2夜目は、セカンドライフを利用して生身の生活を少しでも生きやすくしようとしているアバター達を紹介します。コミュニケーション方法のヒントや、心の居場所がセカンドライフにはありました。仮想空間と現実世界の架け橋を作った伝説のアバターも登場。
脳神経の多様性を認め合う社会について考えます。

posted by ひと at 22:42| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

有楽製菓 もちもちブラックサンダーきなこ

有楽製菓 もちもちブラックサンダー きなこ 1箱(20袋)



ユーラクニュース: 「もちもちブラックサンダーきなこ」 新発売のお知らせ
2016年に発売し、大好評だった
「もちもちシリーズ」に待望のきなこ味が登場です。
もちザク食感と優しいきなこの香りを
お楽しみください。


9月11日コンビニ限定発売。
ローソンで43円(税込)で購入。
内容量標準22g。
熱量110kcal。
国産きなこ使用。
豊橋夢工場。

いとおかし、イナズマ級!
と書いてある。
2017年に売っていた「もちもち」はわかるが2016年のはわからんな。
売ってたのかな。

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中に「モチ風グミ」ってのが入っている。
ところどころに小さいのが入っているのだが、あんまりモチっぽい感じはせず。
気温が高くて溶けそうだったから冷蔵庫に入れていたのを食べたからかも知れないけど、グミが結構固かった。
チョコなんかの他の部分は、多少きな粉の味がする美味しいブラックサンダーだねぇって感じで、グミ自体がもともと好きじゃないのもあるけど、グミが入っていない方がよかったかなと思う。


posted by ひと at 11:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

2017年7月7〜14日◆進化論II

他のお題の最終日の途中からスタートしているので、そこから紹介する。
今回はこれからの続き。

進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来



マット・リドレーさん曰く「世界を動かしているのはトップたちではない」「世界を動かしているのは底力だ」「数人の天才が世界を進化させていくのではない。世界の人々の平均点が世界を変えていくのだ」。
このマット・リドレーさんの面白いところは、英雄、偉人、政治家がいかに世界を変えたみたいな顔をしているかという、そういう語り口が武田先生の好み。

 一九九七年、イギリス軍の北アメリカ総司令官ヘンリー・クリントンは「南部戦略」を採用し、ノースカロライナとサウスカロライナ制覇のために軍隊を海路送り込んだ。ところが、これらの植民地ではマラリアがはびこっていた。このあたりでは春になるとかならずマラリアが流行し、とくにヨーロッパから新たにやって来た人々のあいだに蔓延した。−中略−蚊が血を吸い、原虫がその赤血球に感染した。戦闘が始まるころには、兵士のほとんどは発熱で衰弱しており、コーンウォリスも例外ではなかった。−中略−
 もちろん、ジョージ・ワシントンの将軍としての手腕をすべて否定することはできない。しかし、アメリカのリーダーの名声は予想外の展開によって決まったわけで、蚊が少なくともリーダーに引けをとらないほどの影響力を持った。
−中略−いずれにしても、これで勝敗を決めたのはボトムアップな動きだったという考えがますますその信憑性を増す。(292〜294頁)

それからグーテンベルクの印刷技術によって教会独占の聖書が誰でも手に入る書物となり、識字率が上がり、ここからルターが始めたところの宗教改革が起こったということだが「これも違う」。
これはメガネの普及。
メガネの普及、レンズ作りが盛んになる。
それを小さな虫に向けたり星空に向ける人が現れてきて、ここから宇宙観を塗り替えた。
ガリレオの発見はメガネをかけて本を読んだ人々の平均点から生まれた大発見だったという。
(このあたりの話は本の内容とは異なる)

 カリフォルニア州にあるモーニングスター社は、「自主管理」の実験を始めて二〇年になる。−中略−この会社にはマネジャーも、上司も、CEOもいない。役職を持つ人は一人もおらず、昇進もない。−中略−ルーファーが「この会社をどんな会社にしたいか?」と問い、答えは三つの原則に集約された──(1)人は自分の人生を自分で支配できるときがいちばん幸せだ。(2)人は「思考し、エネルギーに満ち、創造的で、他人を思いやる」。(3)最高の人間組織は部外者によって管理されず、参加者が協調して運営するボランティア組織のようなものだ。懐疑的な人々の思惑をよそに、このシステムはずっと機能し続け、モーニングスター社は従業員四〇〇人、パート三〇〇〇人の企業に成長した。(298〜299頁)

私たちはあまりにも起業者とか社長とか経営者とか、そういう人たちを中心に物事を見過ぎているんじゃないか?
でも、もうその限界は今、来ている。
日本の家電メーカーで巨大な戦後の歴史を築いた企業がみんな不調に陥って、それはやっぱり強烈な指揮官がいた会社。
そういうところが上手くいかなくなっちゃってるというのは、そういうのがあるかも知れない。
トップダウンでいっている会社なんて、やっぱり最後は上手くいかないのではないか?

マット・リドレーさんは独特の考えをお持ち。
皆さん方に「どうだ。凄いだろ?」なんてことは絶対言わないが、この方がおっしゃりたいのは「独裁者であろうがそれが民主的な大統領であろうが、大義名分を振り回すという、そういうやり方で国家を引っ張っていっているように見えるけど、そんな立派なもんじゃないぜ」という。
その一節の中にこういう言葉がある。

つまり政府とは、もとを正せばマフィアの保護恐喝の仕組みなのである。暴力の独占権を主張し、市民を部外者の略奪から守る見返りに上前(税金)をはねる。これがすべての政府の起源であり、現在マフィアが行なっている保護恐喝はすべて、政府へと進化する過程にあるのだ。(314頁)

人の物を取ることはいけないこと。
悪いこと。
そんなことは誰でも知っている。
ただ、国家というのは「税金」という名前にして人の物を取っちゃうという。
それで国家の真似をする人は全員悪党になる。
「国家というのはそういう組織体ですよ」と言われると「なるほどなぁ」という。
国家はシステムとして悪を模倣する。
ギクリとする言葉。
国家がやる事をマネすると悪になっちゃう。
それは乱暴に考えるとそう。
車をパッと止めて「今、10kmオーバー。これ」っていうのは儲かる。
浜松町でやったら。
「今、曲がったでしょ。ほら、カネ置いてけ」とか。
国家のシステムをマネしてはいけない。
国家そのものが悪を模倣している。

今の総理の問題点というのは、ただ一つ言えることがある。
いろいろ漏れ伝えてくるところを当番組(『今朝の三枚おろし』)なりに噛み砕くと「友達悪りぃ」。
もうそれだけ。
何が悪いのか?
本当に言えること。
ちょっと友達によい印象の人がいない。
大阪で一生懸命幼稚園をやってらしたご夫婦がいらっしゃる。
武田先生が最初にパッと見た時の印象は「あ、吉本の人か」と思った。
あの関西弁のまろやかさとか饒舌さ、スピード。
あれは花月(なんばグランド花月)で絶対に受ける話術を持った方。
特に奥様の方。
本当にストレスなく生き生きと関西の街で生きて来られたという証。
それに長男さんもしっかりしてらっしゃるし娘さんもしっかりしてらっしゃる。
幸せな大阪のご家庭。
ただ、やっぱり言葉使いが荒い。
申し上げられることは「友達がちょっと悪いんじゃないか」。
それと学校関係者が多い。

アメリカでは、個人が所有する銃の数を心配する人が大勢いるが、公共機関が所有するものはどうだろう? 近年、アメリカの(軍ではない)政府が一六億発の弾薬を購入している。全人口を五回撃てる数だ。社会保障庁は一七万四〇〇〇発のホローポイント弾を発注した。国税庁、教育省、土地管理局、さらには海洋・大気圏公団まで、すべて銃を所有しているのだ。(316頁)

これは何のために所持しているかというとはっきりしている。
暴徒を鎮圧するため。
その弾丸と銃のお金は国民の税金が担当している。
この本の著者が言うとおり「国というのは悪を模倣する」。
逆らうヤツは皆殺し。
このへんはやっぱりファシズムとか資本主義、共産体制とか言うが、だいたい正体は同じような感じだそうだ。

マット・リドレーさん曰く「だいたいまとめようとする。そういうものは絶対にロクなもんじゃない」。
(という言葉は本の中に発見できず)
欧州連合、国際連合、COP21、TPP、大ロシア、台湾を飲みこもうとする中国。
そういうものは全部悪を模倣したシステムである。
偉大なアメリカ再生を叫ぶトランプ政権も、さらに金王朝の北朝鮮の三代目のあの国もそうだが、トップダウンで世界を変えようとする人たちが世界にはいる。
「しかし」とマット・リドレーさんは本の中で言っている。
「安心してください。失敗しますよ」
この本のテーマ。
トップダウンで世界は変わらない。
変えるのはただ一つ、ボトムアップ。
私たちが変えるのである。

エリートが間違うのは「ボトムアップで自発的に組織されるのが最善である世界を、設計することによっていつまでも支配しようとするからだ」と述べている。(335頁)

「トップダウンで事が決定する」といえば「豊洲問題」なんかもそう。
みんなトップダウン。
マット・リドレーさんの言い分だがトップダウン「偉い人が問題を解決する」んじゃないよ、ボトムアップ「底辺が決定していく」んだよ。
じゃあ、どんなふうに具体的に?という。

二〇一一年、イギリス政府はデジタル起業家のマイク・ブラッケンに、大規模なIT契約の管理方法を改革するよう依頼した。フランシス・モード大臣の支援を受けてブラッケンが考案したシステムは、彼が「滝」プロジェクトと呼ぶもの、すなわち前もってニーズを特定しても結局予算オーバーで時間も無くなってしまうやり方を、もっとずっとダーウィン説に近い方式に置き換えたものだ。(334頁)

例えば「豊洲問題」。
我々は何が欲しいのか?
これも当たり前。
安心、安全、便利、安く、楽しく。
そういうものが欲しい。
だから「築地」というおんなじ名称で五つばかり小さく作ってしまえ。
だから豊洲も「豊洲」って言わない。
「築地」と言っちゃう。
大間から持って来たり、大分の関から持ってきたりして、それを築地というところが売買している中継地点。
一番発展したところを「築地」にすればいい。
トップダウンがこの混乱を招いている。
元々は石原さん(石原慎太郎元都知事)の時のトップダウンでこうなってきた。
「トップダウンで決着しよう」とか「トップダウンで良い解決策を」というのが、もうそもそも間違い。
私たちが求めているのは便利で活気があって面白くて安心な市場なんだ。
安心、安全なだけじゃない。
便利で活気があって面白くないと市場じゃない。
だからボトムアップで決定していくというのは壮大な計画ではなくて、小さなステップを積み重ねる、その進化によって創造していく。
そういう街づくりがあっていいんじゃないか。
建築家の人がいて、線を引けば道路になると思ったら大間違い。
やっぱりそこを通行する人たちの楽しさとか面白さとか、そういうものが加味されて通りはできていく。

マット・リドレーさんは宗教の方にも話を広げておられる。
世界へ広がっていく宗教。
そういうものが世界を今、分けているわけだが、その世界に広がっていく宗教にはトップダウンがあったのではないか?
そういうものが今、宗教が世界を混乱させている原因になっているので「もう一度ボトムアップまで宗教、引き返したほうがいいんじゃねぇの?」と仰っている。
この宗教のボトムアップのパワーの付け方というのは日本という国では分かりやすい。
これくらい何でも拝む国はない。
お寺を観光で行きたがるのが日本人ぐらい。
日本人はイスラム圏に行こうがインドに行こうが西洋に行こうが教会を見たがる。
日本人にとって宗教は観光。
お伊勢参りにしろ、日本人にとって宗教は観光の要素が入っていないと宗教じゃない。
ちょっと不謹慎かも知れないが、逆の意味で「のびやかだな」と思う武田先生。

 一世紀のなかばには、テュアナのアポロニオスのカルトが、帝国の覇者の有力候補であるように見えた。イエス同様、、アポロニオス(イエスより若かったが、同時代の人物)も死者を甦らせ、奇跡を起こし、悪霊を追い払い、慈悲を説き、死んでから(少なくとも霊的なかたちで)復活した。だが、イエスとは違ってアポロニオスは近東全域で名を知られたピュタゴラス学派の知識人だった。−中略−どこから見ても、パレスティナの大工(訳注 イエスのこと)よりは洗練されていた。−中略−彼の消息が途絶えてからはるかのち、彼のカルトはユダヤ教やゾロアスター教、キリスト教と競いあったが、やがて下火になって消えてしまった。
 それはタルススのサウロ(聖パウロ)のせいだ。アポロニオスには、こつこつ働くピロストラトスという名のギリシャ人年代記作者がいたのに対して、イエスは、そうとう風変りではあるものの恐ろしく説得力のあるパリサイ人のパウロに恵まれた。
(338〜339頁)

宗教をチェーン店展開するというのは弟子でよい参謀がいないと世界宗教たりえないという。
これもまた新しい学問「神経神学」が紹介されている。
世界には「スカイフック的思考」がある。
スカイフックというのは「空中から不思議なフックがぶら下がっていて、それがあなたを助けている」という。
そういうのに思わず人間は引っかかってしまう。
偶然の一致にも「それを引き起こした何かがある」とそう信じ切ってしまう。

心理学者のB・F・スキナーはカゴの中にハトを入れ、機械で一定間隔で餌を与えた。すると何であれ、餌が出てくる直前にしていたことが、餌が現れた原因だと思い込んだように見えるハトがいるのにスキナーは気づいた。ハトははその思い込みのせいで、その動作を習慣的に繰り返した。反時計回りに歩き回るハトもいれば、カゴの隅に頭を突き出すハトや首を振るハトもいた。スキナーは、この事件は「一種の迷信を実証していると言えるかもしれない」と感じ、人間の行動にも類似するものが多くあると考えた。(351〜352頁)

「きれいな石には不思議な力がある」という「勾玉信仰」から指に宝石類をしたがるという。
その石の力に頼るというような。
それから近所のお寺さんにお参りに行くとか初詣に神社に行くとかっていう性癖があって。

面白い女の人と再会した武田先生。
小松美羽さん。
十数年前に絵が描きたくなって、その小松美羽ちゃんがモデル事務所の受付嬢だった。
スタッフの知り合いで女子美出身だから「この子に教えてもらうといいから」とかといって。
時々絵を描いて小松美羽さんに見てもらって、いろいろ助言、アドバイスをもらう。
でもあんまり絵をいっぱい描くと奥様が嫌がるようになった。
「どこにしまっていいか分からないし、飾りもしない絵は描くな」と言われてちょっと萎えてしまった。
この小松美羽さんはぐんぐん名前が売れた。
今はちょっと現代アーティストで大ブレイク。
イギリスの方から買い手が来たりなんかする。
小松美羽さんは龍の絵を描く。
これがすごい。

小松美羽 −20代の軌跡− 2004-2014



この小松美羽さんは「神社には何か住んでいるし、あらゆる空間にモノノケがいる」という。
そのことをひたすら信じている。

G・K・チェスタトンの言うように、人々は何かを信じるのをやめたときには、何も信じなくなるのではなく、何でも信じてしまう。(353頁)

何か信じていたほうが「何でも信じてしまう危険」から遠ざかることができる。

5月もそうだったし6月もそうだった。
国際的な問題はもうみんな決まっている。
疲れちゃう。
「大統領がどうした」とか「◯◯書記長がまたロケット打った」とか、何か同じことばかり言っているみたいで。
マット・リドレーさんはいろんなことでトップの人を激しく嫌ってらっしゃる。
マルクスとかフロイトとかアインシュタインとか、様々な強力な理論の持ち主が今まで世界を説明してきた。
しかし21世紀までに生き残った理論はアインシュタインのものだけである。
フロイトさんもどんどん新説で人間の心理を。
それからマルクスさんは、ちょっといたるところでマルクス主義というのから国家が離れつつある。
世界を席巻したあのマルクスやフロイトの理論はなぜ生き残れなかったのだろうか?
それは反証不能だからである。
そのことに反撃するというのができない。
「高尾山にはコブラは住んでいない」ということを証明するためにはどうしたらいいか?
証明できない。
不可能。
そういうことが平気でまかり通るようになった。
反証不能なそのことを問題視する人がいっぱいいる。

著者は一番最後にこんなことを言い始める。
「地球温暖化=二酸化炭素」は本当だろうか?
温室効果ガス説、地球温暖化。
これをかなり疑ってらっしゃる。
CO2は影響の一つであって、原因の一つではない」という。
温度が高くなるということはCO2が上がっていることで「CO2が上がったんで温度だ」っていうのは問い方が逆なんじゃないか?っていうことを仰っている。
この本の最後に何でこんなことを言い出したのかなぁと思う。
気象変動に関する政府間パネルによる報告書。

「これはあまりにトップダウンの物の見方なので心配だ」と私に語る科学者の数は増える一方だ。(357頁)

これは反証不可能。
異常気象について反証ができない。
この「温度が何で上がっているか」の原因は太陽の黒点活動の影響っていうのもあるらしいし、そういう反証できないことを問題視するという。


posted by ひと at 20:39| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年5月1〜12日◆進化論I(後編)

これの続きです。

イギリスのサイエンス・ジャーナリストのマット・リドレー氏による『進化は万能である』。
動物の進化論というものは、これは人間の文明にも当てはまるんだという大作。

著者の言っていることだが「イギリスは慣習法、判例法をとる」と。

 判事たちは、現場の事実に合うように、事例ごとに法の原理を調整し、少しずつコモンローを変えていく。新たな難問が生じたときには、判事ごとに対処法にかんして異なる結論に至るので、その結果は一種のしとやかな競争の体を成し、一連の公判を通して、どの判断が望ましいかが徐々に決まっていく。この意味では、コモンローは自然淘汰によって構築されると言える。(57頁)

絶えず新しく呼吸するというようなこと。
移ろいやすく、ダイナミックで混乱しており、建設的で興味をそそり、ボトムアップ、底からゆっくりとできていくのが憲法であるという。
そういうこと。

「世界でも最も成功し、最も実用的で、最も大切にされている法体系には、制定者がいない。それを立案した人もいなければ、考案した崇高な法の天才もいない。言語が現れ出てきたのとちょうど同じように、反復的、進化的なかたちで現れ出てきたのだ」。(57頁)

「法は国家から生じるのではなく、人々の暮らしの中から淘汰の形で現れてくる」という。
かくの如くして法は国家から生じるのではなく、人々の暮らしの淘汰の過程で浮かび上がってくるという。
これがイギリスがそう。
イギリスは「慣習法」「判例法」。

イギリスのマナーで「かっこいいなぁ」と思ったのは、中学の頃に国語の教科書で読んだと思われるもの。
エリザベス女王が馬車で通っていたらエリザベス女王が大嫌いなイギリスのオッサンがいて、女王陛下に向かって罵声を浴びせた。
そう言う人もイギリスにいる。
そうしたら横にいた別のジェントルマンが「やめていただけませんか?」。
「なぜだ?彼女は決してイギリスを代表するクイーンではない」と言うとそのジェントルマンが言った答えが「アンフェア」。
一人の人が野次を飛ばして女王を罵倒している。
声をあげていい。
それは表現の自由だから。
だけどやめなさい。
「アンフェア」だ。
なぜかというと、女王は今、あなたに反論できない。
非難してもいいけど、それは女王陛下があなたの反論に応えるべき立場の時にやるべきであって、ここでやるべきではない。
これをやっぱり「さすがに習慣の中から法律を作っていく民族である」と日本の学者さんが感心した。
バカな中学生だったが「へぇ〜」と思った武田先生。
「世の中には父ちゃんや母ちゃんと違う人がいるもんだ」と思った。

「サルから人間になった」というふうに学んできた『進化論』に関しては、今「そうじゃないんだ」という説もある。

 米最高裁が学校で進化を教えることを禁じる法律をすべて廃止したのは、ようやく一九六八年になってからだった。(76頁)

神が人間を作ったのであって、サルから人間になったのではない。
1968年になって「進化論を学校で教えることは禁止する」という法律に関しては取り下げた。
各州の州法に任されている。
アメリカの一般的な考えは何かというと「インテリジェント・デザイン」と言って「世界のすべては知的な不思議な力がデザインしたんだ」という。
でないとできるワケがない。
指が五本あって、手足が二本ずつあるとか、目玉が二つあるとか鼻の穴が二つとかというのは「設計図で書こう」と思わないと偶然にできるワケがないという。
だから「神の存在があった」という。
ダーウィンの『進化論』。
『進化論』というのはアメリカ社会全体ではかなりのパーセンテージで信用されていないという。
例えば鳥を見てみよう。
空を飛ぶための筋肉、そして鳥に応じて最適な羽、その長さと色。
これらが自然淘汰でできるワケがない。
「これは明らかに誰かのデザインだ」と彼らは主張するわけだが、この本の著者は断固「違う」。
著者は言う。
鳥を創ったのは神ではない。
鳥を創ったのは風であり大気である。
そして地上での出来事が鳥を創ったのだ。
空飛ぶ鳥は地上に舞い降りて来てエサをついばむ。
そのついばむための形、エサをついばむための姿が彼らの形を創ったのだ。
空飛ぶ力を鳥に与えたのは大地なんだ。
大地で生まれて彼らはそこを蹴って空に舞い上がって、ついばむために地上に降りてくる。
つまり「鳥が飛んでいるのは天井からの幻のフックで釣っているわけじゃないんだ」。

文化の進行から見てみよう。
武田先生が大好きな考え方。
アフリカの草原で立ちあがったサルがいた。
これはアフリカの東側の草原にいた。
これは間違いない。
密林に住むケモノのエサになるのが恐ろしくてサルは密林を出た。
それで食物の無い草原に立って木の実が成ったりするとそれを摘んで、摘み終って喰い物がなくなると別の実が成っている木を移動しながら探して歩くという。
移動するうちにささやかな道具を手に入れた。
例えば矢じりとか。
その草原で仲間とすれ違う。
そうすると自分は矢じりを持っていた。
向こう側の別グループは棒切れを持っていた。
棒を持っているのと矢じりを持っているので道具を交換していくうちに誰かが組み合わせた。
棒の先に矢じりを付けた。
槍になった。
こんなふうにして「交換」。
これが動物の中で「本能」となった。
まず交換があって交換が本能となった。
ある時、いっぱい槍でケモノが突けた。
急いで喰わないと腐らせてしまう。
別のグループがやってきた。
木の実を持っている。
やつらはケモノの肉に飢えていたので交換した。
前の、棒と矢じりを交換したのと同じ要領で。
この時に「交換」と「分業」が生まれた。
この交換と分業はサルからものすごいスピードで人間になったという。
これはわかりやすい。
そしてそのアフリカを出て紅海の海峡を渡り、モーゼに頼らず、彼らはユーラシア大陸へと旅立ったという。
これは世界史の謎を解いてくれるために忘れてはならないことだけれども、文化の累積がサルに固有の能力を与えてヒトへと進化させたのだ。
ヒトは複雑な認知の力を持つので文化を発明したと考えてしまいがちだが違う。
文化の累積がヒトの遺伝子を変えたのだ。
このものすごく分かりやすい例が「牛乳」。

西ヨーロッパや東アフリカの人々が持つ、牛乳にふくまれる乳糖(ラクトース)の消化能力がある。成体になっても乳糖を消化できる哺乳類は少なく、それは一般的には幼体の時期を過ぎて牛乳を飲むことはないからだ。しかし、世界の二つの地域では、ラクターゼ(訳注 乳糖を分解する酵素)遺伝子のスイッチを切らずにおくことで、ヒトは大人になってからも乳糖を消化する能力を進化させた。これが起きたのは、ウシを家畜化して牛乳の生産がはじめて行なわれたその二地域だった。なんという幸運だろう! 乳糖を消化できたので、人々は畜産を始められたのだろうか? いや、そうではない。遺伝子のスイッチを切らずにおけたのは、単に畜産の発明の結果であって原因ではない。(86頁)

人間を進化させてきたものは何か?
それは有能なリーダーなのか?
違う違う。
世界全体を進めてきたのは、それはボトムアップの力。
庶民の力。
そういうものが人間社会というか人間文明というのを進めているんだ。
こう言っている。
人間の社会を進めてきたもの。
それは「分業」と「交換」である。
人間を人間たらしめたのは「分業」。
仕事を分けることと物を交換すること。
分業と交換。
今はまとめて「経済」と呼ばれている。
その経済というものの進化の足取りを見てみようということになる。

OECD(経済協力開発機構)によると、今の世界経済の成長率でいくと──そして減速の徴候は見られていない──平均的な人が二一〇〇年に稼ぐ額は現在の一六倍になるだろう。(134頁)

今、問題になっている「格差」。
「ますます富裕層と貧困層の差は開いて、社会全体が二極に分断されている」という。
今、日本は一応「格差社会無くそう」という方向でいる。
ニュースで取り上げるいろんな格差の話。
給食費が払えない子とか食事がとれない子とか。
「豊かさ」とはいったい何だろう?
「塾に通えない子」というのはいる。
塾はカネを取るから。
「今でしょ!」の先生は大変。
彼の塾なんていうのは(とても高額)。
富裕層と貧困層。
トランプさんに比べるとはっきり言って武田先生は貧困層。
トランプさんは富裕層。
ところが、トランプさんを見ていて、トランプさんの暮らしの中で欲しいものが一つもない。
トランプ氏の暮らしぶりを見ていて憧れたことは一度もない。
トランプタワーのあの部屋は嫌いだと思う武田先生。
テーブルの角が膝を打つと痛そうにとがっている。
それに一番の問題はトイレがすごく遠そう。
トイレに行くためには2〜3段の階段を上り下りしなければならない。
それは深夜、トイレに数度立つ時にものすごく厄介なもので。
今、十歩以内でトイレに行けるというのが武田先生には快適。
あの部屋は嫌。
タワーのてっぺんというのもものすごく不安。
地震で揺れた時、ガラスが割れた場合、落下する危険性があのビルにはある。
心配なのはバロンくん。
バロン君の部屋は広い。
でも叫んでも隣の部屋まで声が聞こえないほどの広い子供部屋を持った子は不幸。
バロンくんは努力しなくても全てが手に入る。
つまり努力をしない少年になってしまう。
トランプさんの奥さんもちょっと武田先生にはきつい。
好みの問題だが、あのトランプさんの奥さんを見る度にちょっと疲れが出てくる武田先生。
もう見るだけで疲れる。
アメリカ人の(住居の)作り方は水回りで作っちゃう。
洗濯、バスルーム、トイレ、それにサイドボードを置いて一杯飲むところは水回りだからまとめてある。
遠いに決まっている。
文化放送(の建物の中)で言えば一番近いところで、ここからエレベーターぐらいまである。
夜中に三回から四回(トイレに立つ)。
それはきつい。
一時間ちょっと眠って。
(頻尿に効果があるとされる)「ノコギリヤシ」を飲んでも本当に・・・。
だから武田先生にとってトランプさんは憧れではないということ。
このあたりから考えると「豊かさとは何か?」。

ニューヨークも大嫌いな武田先生。
眠れない。
「ニューヨーク大好き」という人はいっぱいいるが、武田先生はダメだった。
眠らない街。
眠ろうよ、夜は。
時差ボケの上に眠れない夜だからきつい。
それに高層ビルが多い。
騒音は響きながら上に昇ってくる。
だからニューヨークは上に行けば行くほど変な地鳴りがしている。
すごくくたびれるから嫌。

豊かさとはいったい何か?
人間の暮らしの豊かさ。
マット・リドレーさんが言っている。

「ガス暖房、自動車、天然痘予防接種、屋内トイレ、安価な旅行、女性の権利、子どもの死亡率低下、適切な栄養、身長の伸び、平均余命の倍化、子どもの学校教育、新聞、選挙権、大学受験の機会を享受し、敬意を払われるようになった人が、何千万人も増えている」。(134頁)

今挙げた条件が満たされた人は世界史の中では富裕層に属する。
(とは本には書いていないが)
暖房、自動車、天然痘予防接種、屋内トイレ、旅行、新聞、選挙権、大学受験の平等。
それがきちんとできている社会は豊か。

世界規模の格差は現在どんどん縮まってきている。世界人口のうちインフレ調整後一日1.25ドルで生活する人の割合は、一九六〇年の六五パーセントから現在は二一パーセントに下がっている。(134頁)

世界は明らかに明るい方向に歩いている。
2008年にアメリカからリーマンショックという不況が立ち起こった。
これはすぐに日本にも伝承して1920年代の大不況と比べられたが、非常に短期間のうちに世界経済は立ち直った。
世界経済はリーマンショック直後は1%の縮小が見られた。
それが何と、翌年には5%成長している。
19世紀初めから欧州数カ国から始まった富裕化は今、世界に広がっている。
この大富裕化の原因はまだわかっていない。

テレビでこの間久しぶりでマレーシアを見た。
飛行場で事件があったので。

プロゴルファー 織部金次郎5 ~愛しのロストボール~ [DVD]




『プロゴルファー織部金次郎』でマレーシアに撮影に行ったことがある武田先生。
20年前、40代に行った頃のマレーシアよりも遥かに豊かになっている。
そうやって考えると間違いなく世界は明るい方角へと。
そのことをマッド・リドレーさんは何度も何度も繰り返し言っている。

18世紀の人だが、イギリスのアダム・スミスが『国富論』の中で国が豊かになるという中で「市場が開放的で自由であること。それが経済にってとても重大である」と。
経済を勢いよく回すには「分業」、分業による「交換」。
その交換は信頼を生んでいく。
これが世界から搾取と略奪をそぎ落とす唯一の手段。
歴史から学びましょう。

経済史を一瞥すると、商人によって商人のために動かされている国は完璧ではないが、独裁者によって動かされている国よりも繁栄し、平和で、文化的であることは明らかだ。フェニキアとエジプト、アテネとスパルタ、宋と元、イタリアの都市国家とカルロス一世のスペイン、オランダ共和国とルイ一四世のフランス、商人の国(イギリス)とナポレオン、現代のカリフォルニアと現代のイラン、香港と北朝鮮、一八八〇年代のドイツと一九三〇年代のドイツを比べてほしい。(139頁)

商業に関して、商売、経済に関して「分業」と「交換」。
その自由を認めない国というのは貧しくなる。
そしてマット・リドレーは言う。
経済は人間の行為だが、人間の設計ではない。
経済を設計しようとする政治家は失敗する。
ファラオもナポレオンもヒトラーも経済を動かすことはできない。
なぜなら一人で動くものは経済ではないから。
経済は分業の中で出現するもので、交換によって勢いを増す。
そのスピードがあることが豊かさで、スピードは創発的現象。
交換の勢いを挙げるためには独裁者が人種や国によって交換相手を選んでは創発は現れない。
選んじゃいけない。
やっぱり「オープンマインド」。
開けておく。

スミスの表現を借りれば、「ものを交換しあう性質」は、人間には自然に身についているが、他の動物には見られない。「二匹の犬がじっくりと考えたうえ、骨を公平に交換しあうのを見た人はいない」(140頁)

ある意味で経済学者の方々は不吉な未来を探し続ける。

一八三〇年代からイギリスで生活水準が急上昇しはじめたあとでさえ、ミルはそれを一時的な成功と見ていた。すぐに収穫逓減が起こるだろう。一九三〇年代から四〇年代にかけて、ジョン・メイナード・ケインズとアルヴィン・ハンセンは、世界大恐慌は人間の繁栄が限界に達したことの証だと考えた。(144頁)

これは全部外れた。
有名な経済学者だが。

日本が戦争に負けた。
第二次世界大戦、大東亜戦争、太平洋戦争の直後。
その時に予想されたことは何かというと「日本での餓死者は100万人出るだろう」という。
ところが驚くべきことが日本で起こる。
それは何かというと人々は食料の奪い合いをせずに「闇市」というところで着物とお米を交換する等々で飢えを凌いだ。
この時に日本人はものすごく激しく物を交換した。
それで餓死者というのが非常に少なかった。
日本中全部焼かれたのでもうボロボロ。
武田先生が不思議で仕方がないこと。
昭和20年8月に皇居の前に行って、みんな戦争に負けてモンペ姿で泣いている。
その年の冬、新年、晴れ着を着て皇居に行って日本人は万歳している。
たった半年で「何もかも変わる」と、この国の人は面白い。
この小さな国、日本は敗戦からわずか15年で世界で二番目に稼ぐ国になっている。
ほとんど奇跡。

人口論 (中公文庫)



マルサスという人が『人口論』から「収穫というものがだんだん減っていってやがて食料が奪い合いになり、飢餓が世界を襲うことになると」そう予言した。
これはダーウィンの時代。
ところが今、人口は70億になっても飢餓の国というのは減りつつある。
ここでも予想は外れている。
「ボトムアップが社会全体を変えるんだ」というこの本の著者の考え方が何となく個人的な趣味に合う武田先生。
「未来は明るい」「2100年に向かって人類はもっと景気よくなるぞ」と言っているのは武田先生だけ。
確かに「学校に行けない」とか「昼食、夕食が摂れない」とか、そういう子たちの存在があるのだろうが、昨今の騒ぎ方に関して首をひねる。
「貧乏」は「動機」。
「結果」ではない。
「子供時代に貧乏でした」というのは動機。
そこから「ウサギ跳び」が始まる。
星飛雄馬はあそこからウサギ跳びで『巨人の星』を目指す。

TVシリーズ放送開始50周年記念企画
想い出のアニメライブラリー 第75集
巨人の星 劇場版 Blu-ray



それは物語の舞台であって「結論」ではない。

posted by ひと at 20:32| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年5月1〜12日◆進化論I(前編)

進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来



中身は「今までの考え方を少し変えてみませんか」。
著者のマット・リドレーさん。
イギリスの方。
ヨーロッパ文明というものを土台にしながら、そのヨーロッパ文明のいくつもの矛盾を見抜くという、サイエンス・ジャーナリスト。
外国の人は書き方がしつこい。
向こうの人の「粘り気」は本当にすごい。
イギリスの方なので皮肉屋さんで、読み手としてはすごく読みにくい。
こっちは英語圏の人間じゃないから。
ただし、その分だけ面白い。
翻訳の方は訳すのが大変だっただろう。
皮肉というのはスラングも入ってくるので「冗談じゃないよ。ビートたけしみたいなことを言っちゃって」というのが日本語で書いてあって、それを英訳されて向こうで英語で本を出された場合「元浅草の芸人」とかでは済まない。
「ビートたけし的態度をとった」というようなことが書いてあったらニュアンスが伝わらない。
それをこの人たち(訳者の大田直子、鍛原多惠子、柴田裕之、吉田三知世)は一生懸命調べてやっている。
大変だったろうと思う。

とにかくこのマット・リドレーさんの主張はこの一言。
「世の中どんどん良くなってるし、これからどんどん良くなる」
この方の明るさはサルの時代から現代まで貫く。

 二〇世紀の物語には語り方がふた通りある。一連の戦争や革命、危機、伝染病、財政破綻について述べることもできる。あるいは、地球上のほぼすべての人の生活の質が、ゆっくり、しかし確実に向上した事実を示すこともできる。(417頁)

新聞を読むと私たちはこれからもう災難から災難へ、よろめきつつ進んできて避けようもない更なる災難が明日また待っているという。
それが新聞の論調。
それから学校。
歴史の教科書を見ましょう。
お嬢さんがくれた「年表」を持っている武田先生。
「災難」しか書いていない。
「戦国時代、幸せな一家がおりました」なんて一行も出てこない。
「戦国時代に幸せな一家があるはずがない。だから信長は立ち上がった。秀吉は立ち上がった。家康は世の中をまとめた」というふうに歴史教科書には書いてある。
家康も知らずに平和に生きた家族もいたということが関ヶ原のあの晩にもあったはず。
このあたりから「世界の見方を変えませんか」というお誘い。

ラジオメディアの中でニュースを伝える時に、順番を打つと「不幸なニュース」から。
(この放送がされていた当時)もう五月になってしまったが「桜が咲きました」なんていうのも一番最後。
殺人事件があった場合は不幸の方から順位が高い。
そこをこの「エボルーション」『進化は万能である』のマット・リドレーは語っている。
今朝も朝からニュースは「大国のエゴと脅威、隣国の混乱、政治家の傲慢発言、あきれ返った病院関係者、何と情けない学校関係者。訳の分からものが都政に介入しているという恐怖感、あるいは都政にタッチする能力もないくせに昔威張っていた『太陽の子』」みたいな。
これは今、武田先生が勝手に言っているだけ。
何一つ該当するニュースはないのだが、だいたいこんなふうに語っておけばどれかが当たる。
今朝もきっとこの手の中で世界は進んでいると思う。
だからこれはもう年末のしめくくりも出来る。
同じことを言えばいい。
「大国のエゴ、隣国の混乱、政治家の傲慢発言、あきれ返った病院関係者、学校、警察関係者。政治が混乱した」というようなことを言っておけば、大体これは年末でも使える。
上手くいかなかったことを挙げなさい。
それで大体あなたは今年の予言が全部できる。
この悪いニュースを聞きながら「チェッ!何だよこの世の中は。なってないよ。何とかしろよ」とかっていう。
でも皆さん、よく考えて。
皆さん方は間違いなく十年前より幸せです。
皆さんは今、二十年前より幸せです。
今日もラジオから流れる悪いニュース、更にコメンテーターの方や専門家の方が怒って「また悪い方に向かって日本の舵が切られてしまった」そう彼らは嘆いている。
よく考えてみましょう。
悪いニュースには全て特徴がある。

悪いニュースは、歴史に押しつけられた、人為的で、トップダウンで、意図的な物事にまつわるものだ。−中略−第一のリスト──第一次世界大戦、ロシア革命、ヴェルサイユ条約、世界大恐慌、ナチス政権、第二次世界大戦、中国革命、二〇〇八年の金融危機。これらは一つ残らず、意図的な計画を実施しようとする比較的少数の人(政治家、中央銀行総裁、革命家など)による、トップダウンの意思決定の結果だ。(418頁)

では良いニュースはないのか?
良いニュースが山ほどある。
ただし、悲しい事に「良いニュース」「幸せなニュース」を伝える能力がメディアに無い。
なぜなら良い事はゆっくりにしか起きないから。
悪いニュースはなぜ伝えやすいか?
それは突発的で言葉にまとめやすいから。
「◯◯地方で◯人の方がお亡くなりになった」「◯人の方が事故にあった」これはものすごく伝えやすい。
良いニュースを伝える能力がメディアにない。

第二のリスト──世界の所得の増加、感染症の消滅、七〇億人への食料供給、河川と大気の浄化、富裕な国々の大半における再植林、インターネット、携帯電話を使ったバンキング、遺伝子指紋法を利用した、犯罪者に対する有罪判決と無実の人に対する無罪判決。これらは一つ残らず、偶然で予想外の現象で、こうした大きな変化を引き起こす意図のない無数の人々によってもたらされた。(418頁)

探せばあるのだが、伝える言葉がない。

人々の暮らしは良くなる一方なのだ。(417頁)

反論したかったら「十年前を思え」。
特にガン等々に関してはすごい。
ガンという、かつては死の宣告と同じ響きだったが、ステージ1、2ぐらいだったら・・・。
もうそういう時代になっているわけだから、ゆっくりだが前進していることは間違いない。
リドレーさんは「私たちの暮らしは良くなってる。これは事実なんだ。そのことをまず認めましょう。そこから新しい考え方を作っていきましょうよ」。
もう一つ重大な指摘をこのリドレーさんがしている。

興味深いことはすべて漸進的に起こり、過去五〇年間、人間の生活水準の統計値のおける主要な変化のうち、政府の措置の結果はほとんどないと、選挙学者のサー・デイヴィッド・バトラーは言っている。(418頁)

わかりやすく言うと、過去50年の歴史を振り返って「我々国民の暮らしが良くなった」というデータがあるとすれば、それは政府が頑張った結果ではない。
朝からテレビ、ラジオから流れてくる政治的なニュース、トップニュース、政治、政策、公約、あるいは政治家たちの目標、宣言。
ドンドン流れてくる。
これは今朝も流れている。
リドレーさん曰く「失敗します」。
リドレーさんはその理由を簡単に挙げる。
誰か一人が意図として世の中をデザインして計画、実行したもの。
それは失敗する。
この世界に秩序をもたらすのはトップダウンではない。
優秀な指導者がいて、その人が「世界全体をこのようにしよう」と設計図を書いて提出した。
それは失敗する。
世界は実はそこでは動いていない。
社会全体を進化の力に乗せて運んでいるのは先頭の指揮者ではない。
最後尾から重たき社会を押しているボトムアップ。
その力こそが進化の原動力なんだ。
草原の群れの中でリーダーがいて、その草原の群れのサル。
それがひょっこり立ち上がって二足歩行した。
「お!あいつ立って歩いてるぜ」というので他のサルもみんな真似た。
そんな進化論はない。
100匹のサルがいる。
全員が立ち上がろうとした。
ヨタヨタしながら100匹がお互いに支え合って、今まで四つんばいだった101匹目のサルが「みんな立つんだったら、俺も立つよ」と言って、その101匹目のサルが入った瞬間に草原のサルは人間となった。
これはダーウィンが『進化論』で説明した通り。
これが『進化論』。

武田先生が面白いと思ったのは「創発」。
用意された条件や予測から説明できない特性が物事には生まれる。
それを科学用語で「創発」と言う。
つまり最初に組み込まれた特性とかルールをどんなに決めても、どんどん発展、展開していくうちに予測から外れていくという。
上手くいくのはたいてい「意図されていないこと」で、上手くいかないのは「意図されたこと」。
恋心で言うと、好きなばっかりでは恋愛は結婚まで進展していかない。
恋愛は一回「コイツ、バっカじゃねぇの?」と思う。
「バっカじゃないの」と思った感情を二重の赤線で消して「バカじゃない、この人は」と思った瞬間に。
それが「創発」。
どんなにルールを決めても進むにしたがってルール以上の事が出てきたり、ルールではジャッジできないことが出来てくる。
この「創発」が無いと物事は進んでいかない。
どんなにルールを決めても、そのルールでは乗り越えられない「とある局面」が誕生して、新しいルールを「そのもの自体」が作っていくということ。

これは、道徳、経済、文化、言語、テクノロジー、都市、企業、教育、歴史、法律、政府、宗教、金銭、社会における変化が起こる、主要なかたちである。(420頁)

今朝も主に悪いニュースが幅を利かせて、テレビやラジオ、新聞等々、世界中で流されている。
そのニュースについて語る人たちは「世界全体が昨日より悪くなった」と語る。
彼は、あるいは彼女はうそつきではないが正しくない。
よいことは必ず目に見えない形で進展する。
彼が言っていることはこういうこと。

暴力はこの数世紀で驚異的に減少している。
暴力にまつわるニュースはいっぱいある。
何年も前から「とある国で暴力が」というのは今朝も報道されていると思う。
でもこのマット・リドレーは断固として言う。
暴力はこの数世紀で驚異的に人類の間で減少している。
「いや、そうじゃない。◯◯という国じゃね、戦争やってるんだ!」とおっしゃるかも知れないが、人類の歴史全体から見ると戦死による死亡率は減少し続けている。
もちろん悲惨な戦闘がまだ終わらないところもある。
しかし人類はもう知っている。
これはトランプさんもプーチンさんもご存じだと思う。
習近平さんも気づいてくれるはず。
暴力に何かを解決する力はない。
もうそのことは世界中の指導者が分かっているはず。
習近平さんはちょっと南の方の島の手の出し方が乱暴。
だけどそのことを全面戦争で・・・という決心はしていない。
無理。
あの国は海岸部の大都市を一部攻撃されただけでも大パニックに陥る。
海岸線の都市にもし何か攻撃が仕掛けられた場合、内陸に向かって逃げ始めるわけだから、それを押しとどめて整理するという能力は中国の軍隊にもない。
商業や経済が発展すると暴力は効果を失う。
どこの国でもそうだが、商売をやっちゃうと戦争ができなくなる。
これがボトムアップのパワー。

モンテスキューは、人間の暴力や不寛容、憎悪を和らげる効果を持つ取引のことを、「温和な商業」と読んだ。そしてその後の年月のあいだに、その正さが十二分に立証されてきた。社会が豊かで市場志向になるほど、人々は善良に振る舞うようになった。一六〇〇年以降のオランダ人や一八六〇年代以降のスウェーデン人、一九四五年以降の日本人とドイツ人、一九七八年以降の中国人を考えてほしい。−中略−
 商業が盛んな国では、商業が抑えられている国よりもはるかに暴力が少ない。
(53頁)

特に中国は10億(人)を超える国民がやっと喰えるようになった。
商売のお陰。
もう一度繰り返すが全面戦争は無理。
中国はもう小麦を輸入しなければならない国。
商業が育ち始めるとルールが生まれる。
ルールを守らないと商売ができない。

 エリアスは、道徳基準は進化すると主張した。そして、それを裏づけるために、エラスムスほかの哲学者たちが刊行した礼儀作法の手引きを紹介している。これらの手引きには、テーブルマナーや排泄にかんするマナー、病人に対するマナーが満載されている。言わずもがなと思えるものばかりだが、逆にそのおかげで当時の実情が浮かび上がってくる。たとえば、「排尿中や排便中の人には挨拶しないこと……テーブルクロスで鼻をかんだり、手鼻をかんだり、袖や帽子の中に鼻汁を噴き込んだりしないこと……誰かにかかるといけないので、唾を吐くときには脇を向くこと(51〜52頁)

つまり、これくらいのマナーしかなかった。
今、マナーブックにそれを書く必要はない。
なぜかというと、そんな国には観光という商売ができなくなるわけだから。
ルールブックに書いていたことを書かなくてよくなったルールが発生した。

世の中には世の中を嘆きたがる人がいる。
それをマット・リドレーさんは激しく非難してらっしゃる。

ローマ教皇フランシスコは、二〇一三年の使徒的勧告「福音の喜び」で、「無制限の」資本主義が富める者をさらに豊かにする一方で、貧しい者を困窮させたとし、「他者への敬意が失われ、暴力が増している」事実はその野放しの資本主義のせいであると主張した。困ったものだ。これは完全に誤った社会通念の一例にすぎない。暴力は増加などしておらず、減少しており、しかもそれは、最も制限の少ない形態の資本主義が見られる国々で、最も急速に減少している。−中略−二〇一四年に世界でもとりわけ暴力が多かった国を一〇挙げると、シリア、アフガニスタン、南スーダン、イラク、ソマリア、スーダン、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、パキスタン、北朝鮮となり、どれも資本主義からほど遠い国ばかりだ。逆に平和な国を一〇挙げると、アイスランド、デンマーク、オーストリア、ニュージーランド、スイス、フィンランド、カナダ、日本、ベルギー、ノルウェーとなり、みな揺るぎない資本主義国だ。(54〜55頁)

(番組中、フランシスコのこの発言は「20年前の出来事」と言っているが、その当時はまだフランシスコは教皇ではなかったし、明らかに誤り)

道徳とは、人間が成長する過程で互いに行動を合わせているうちに生じる偶然の副産物であり、比較的平和な社会に暮らす人間のあいだで発生する創発的減少であり、善良さは教える必要はなく、ましてや大昔のパレスティナの大工(イエス・キリスト)という神聖な起源なしには存在しえない迷信的信条と結びつける必要など皆無だというのだから。(49頁)

言い方はきついが「道徳を決定するのは商業と経済なんだ」という。
「お金儲け」と言うかも知れないが「お金儲けのためにどうするか」ということを考えていくと、暴力を否定せざるを得ない。

日本にも良い参考になるなと思って武田先生が一生懸命読んだ章が「憲法、法律の章」。
(56ページからの「法の進化」のことか)
日本は今、安倍政権の元で「憲法論議」。
安倍さんは憲法改正が悲願なのだろう。
いじった方が良いかというのはわからない。
だが、このリドレーさんが「手、出すな」と。

イギリスとアメリカの法は、けっきょくはコモンロー(慣習法・判例法)に由来する。コモンローとは、誰が決めたわけでもなく人々のあいだで自然に定まった倫理規範を指す。(56頁)

憲法論議は日本ですごくうるさいが「憲法を今のまま維持する」というのと「憲法を変える」というのと、もう一つ「憲法を無くす」というのも憲法改正の一つの方法ではある。
基本的人権とか、そのたびそのたびに「考えな」と。
十年か前に日本の老人方がタバコを売っている専売公社を訴えた。
タバコ屋の小せがれの武田先生。
それは「危険な物を国家が許可して売っている」「責任を取れ」という。
そうしたら裁判所が「それは嗜好品だから、あんた方が好きで吸ってるんじゃないか」ということで。
(1998年のこの件かと思われる。たばこ病訴訟 - Wikipedia
「基本的人権」とか「国家は国民の命を守る」とかということをタテにして争議が起きているのだが、それはやっぱり時代によって変化する。
個人によっても変化する。
だから憲法にジャッジを仰がない「正義」というのが時代時代で浮かび上がってくるのではないか?
極端な言い方だが、武田先生がこの本を「面白いなぁ」と思ったのは憲法論議にしても「憲法を守ろう」「憲法を変えよう」「憲法を無くそう」というその「三つ目の考え方もある」ということを提案しているから。
現実に憲法が無くてうまくいっている(国が)世界にある。
イギリス。

posted by ひと at 20:26| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月13日

東洋水産 四季物語 秋 徳島系豚骨醤油らーめん



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四季物語 秋 徳島系豚骨醤油らーめん | 商品情報 - 東洋水産株式会社
美しい紅葉の情景がある徳島の秋。甘みのある豚骨ベースにコクのある醤油を加えた、濃厚な豚骨醤油らーめん。

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8月28日発売。
ダイエーで138円(税込)で購入。
内容量73g(麺55g)
エネルギー316kcal。

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これも京都系黒醤油らーめんと同様にフタの上に「特製スープ」という小袋が乗っている。
普通にお湯を入れて三分待つタイプ。

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三分後に特製スープを入れた状態。

これもネギがたくさん入っていたけど、それほど邪魔にはならないんだろうと思って食べてみたら、ジャリジャリ言うし、味もネギの味がすごくしちゃって、全体として台無しな感じに。
この差は何だろう?
スープの味はこってり系な感じだけど、味自体は濃くない感じ。
ネギに邪魔されまくりなのもあるが、先に食べた「京都系黒醤油らーめん」の方が美味しいと思う。
麺は同じなのかも知れないけど、こっちの方が固く感じた。

posted by ひと at 19:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする