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2020年05月27日

モスバーガー ギュスターヴくんひんやりドルチェセット(マグネットクリップ付き)

横浜桜木町店に行った。
もっと近くのモスバーガーに行くつもりでいたんだけど、そこにはこのメニューがないってことで。
5月13日からで、なくなり次第終了だそうだから、もうなくなっちゃってる可能性もあるかな?と思いつつ行ってみたらまだあった。

ヒグチユウコ×モスバーガー | モスバーガー公式サイト
ひんやりドルチェ1個
セットドリンク1品
ギュスターヴくんマグネット1個

で735円(税別)。

店の一階は結構混んでいて、席がずいぶん埋まっていた。
昼飯時だったからだろうけど。
店内で飲食をするつもりだったから、困ったな〜と思ったけど、二階は空いていた。

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「ひんやりドルチェ」はベイクドチーズの方にした。
飲み物はどれがいいのかようわからんかったんでウーロン茶に。
で、ギュスターヴくんマグネットは緑色の袋に入ったのが大量に入ったカゴを出されて、その中から選ぶ。
緑色の袋の中に入っているので、中身の種類は見てもわからんのだけど。

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ひんやりドルチェ ベイクドチーズ
単品だと167(税別)。
クリームチーズを40%以上使用した生地を、低温でじっくり焼き上げた口どけなめらかなチーズケーキです。サワークリームを入れることで、濃厚ながらもさっぱりとした味わいに仕上げました。冷凍状態のままご提供し、溶け具合によって食感の変化もお楽しみいただけます。

暑い時期に食べるのにはいいかな。
そのまんまだけど冷たいチーズケーキ。
底の方が色が濃くなっているので、何か違う成分なのかわからんけど。
1個34g。
エネルギー126kcal。

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トレイの下に敷いてある紙はこんなんだった。
モスバーガーにはめったに行かないから、これが珍しいか珍しくないかもわからん。

ギュスターヴくん 豪華手帳つき限定版 (MOEのえほん)



posted by ひと at 20:22| Comment(0) | おでかけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ローソンストア100 唐揚おにぎり(塩麹ソース)

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唐揚おにぎり(塩麹ソース) | 新商品・おすすめ商品 | 商品・おトク情報 | ローソンストア100〜生鮮・100円・くらし支えるストア〜
塩麹ソースでさっぱりとした味付けに仕上げた鶏の唐揚げをまるごと1個、おにぎりの上にのせました。

5月27日発売。
本体価格100円(税込108円)。
販売地域全国。
製造者ミシマデリカ(株)。
1包装当り熱量226kcal。

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以前発売になった生姜だれのヤツに似ている。
今回は塩麹ソースで味付けってことなんで、生姜っぽかったりニンニクっぽかったりもしないけど、ゴロリと大きい唐揚げが一個入っていて食べた感じはザンギっぽいなと。
ご飯の部分は前のと同じだと思うけど「茶飯」ってヤツ。
さっぱりとした味付けということだけれども、それほどさっぱりした感じもしなかった。

マルコメ プラス糀 生塩糀 【国産米100%使用】 500g×2個



posted by ひと at 19:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ローソンストア100 ガーリックおにぎり

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ガーリックおにぎり | 新商品・おすすめ商品 | 商品・おトク情報 | ローソンストア100〜生鮮・100円・くらし支えるストア〜
隠し味にアヒージョソースを使用した、ガーリック風味のパンチのきいたおにぎりです。

5月27日発売。
本体価格100円(税込108円)。
販売地域全国。
製造者(株)サンデリカ。
1包装当り熱量169kcal。

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「一度食べだすと止まらない癖になる味わいのおにぎり」だそうだけれども、別にクセにはならなかったな。
ガーリックだな〜って感じの味はする。
チャーハンぽい味かと思ったが、チャーハンではなく炊き込みご飯ぽいような。
原材料名には
大蒜入り調味料、ベーコン、玉葱、醤油たれ、葱、人参、食用加工油脂、揚げ大蒜、大蒜入りソース
その他多数が書いてあるが「大蒜」って何?と思ったら「ニンニク」か。

2019年青森県産ホワイト六片にんにく業務用 1kg Lサイズ中心



posted by ひと at 19:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月26日

横浜市立図書館は5月27日(水曜日)から、一部サービス(用意できた予約の本の貸出のみ)を再開します

横浜市立図書館は5月27日(水曜日)から、一部サービス(用意できた予約の本の貸出のみ)を再開します。【5月26日更新】 横浜市

5月31日まで休館ってことになっていたけど、緊急事態宣言が終わったからだろうけど明日から再開ってことに変わったワケです。

再開日時:5月27日(水曜日) 午前9時30分
開館時間:午前9時30分から午後5時まで(平日、土曜日・日曜日、祝日とも)
※6月15日(月曜日)は施設点検日のため休館です。


で、まだ普通に閲覧なんかはできなくて、予約したヤツを受け取るとか返却すつとかだけ。
当然もうネットなんかで予約はできるんだろうと思ったらまだでした。

予約申込は6月2日(火曜日)午前9時30分から再開します。

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2020年05月24日

第一パン  関東・栃木レモン蒸しケーキ

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関東・栃木レモン蒸しケーキ | 第一パン
「関東・栃木レモン」(乳飲料)入りの蒸し生地に「関東・栃木レモン」(乳飲料)入りのクリームを入れました。

5月1日発売。
関東・中部・関西・四国地区販売。
まいばすけっとで98円(税別)で購入。
希望小売価格オープン。
製品1個当たりエネルギー268kcal。

以前ご紹介した関東・栃木レモンホイップサンドと一緒に発売になったヤツ。
で、店頭にはさらに一緒に発売になった「関東・栃木レモンミニクロワッサン5個入」も売っていたので、どちらを買うか、いっそのこと両方買うか長いこと悩んだのだが、結局これだけ購入。

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左側のへこんだみたいな部分からクリームを中に注入したものと思われる。

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「関東・栃木レモン」入りの蒸し生地はすごく柔らかい。
確かにレモンっぽい味はする。
「関東・栃木レモン」入りのクリームはレモン味のホイップクリームみたいな。
全体にそれなりに甘いものだけど、わりと普通に食べられた。

フタバ食品 レモン牛乳カップ 24入



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2020年05月23日

ウエルシアホールディングス株式会社の株主優待が届いた

本日届きました。

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所有している株数が少ないので
100株以上 3000円分(500円券×6枚)
そのままグループ店舗とやらで買い物をする時に使うこともできる。
が、しかし!
「代替品との交換」ってのもある。
「ご優待券3000円分」の場合「新米(こしひかり)5kg」「カタログギフトブック3000円相当」「Tポイント3000ポイント」の中から選ぶこともできるワケですね。
これはTポイントに交換していただかなくてわっ!ということで。

Tポイントで株式投資



posted by ひと at 21:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月22日

カルビー サッポロポテトバーベQあじ トリプル

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サッポロポテトバーベQあじ トリプル|カルビー
肉のおいしさが楽しめるサッポロポテトバーベQあじ。
チキン&ビーフの旨みを3倍にしました。いつもより濃いめのおいしさが楽しめるトリプルの味です。


5月4日からコンビニエンスストア先行で期間限定発売。
コンビニエンスストア以外では5月18日から発売。
6月下旬終売予定。
スーパーで88円(税別)で購入。
オープン価格。
内容量65g。
1袋当たりエネルギー330kcal。

同じ日に「チーズビット 濃厚チェダーチーズ味 トリプル」っていうのも発売になっているけど、見かけたような見かけないような。

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チキン&ビーフの旨みが3倍らしいのだけど、そんなに濃いってほどでもない感じ。
普通のヤツの方が美味しいかな。
味がしっかりしたタイプの菓子は好きな方だけど、なんだろうな。
何かピンとこなかった。

posted by ひと at 20:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ローソンストア100 苺ジャム&マーガリンコッペ

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苺ジャム&マーガリンコッペ | 新商品・おすすめ商品 | 商品・おトク情報 | ローソンストア100〜生鮮・100円・くらし支えるストア〜
【リニューアル】おいしくなって新発売!塩味のきいたマーガリンにすることで、苺ジャムとの相性がさらに良くなりました。

5月20日リニューアル発売。
本体価格100円(税込108円)。
販売地域全国。
販売者山崎製パン株式会社。
1包装当たり熱量459kcal。

5月20日に「VLとろーりチーズとたまごのコッペ」「VL焼きそば&マヨネーズコッペ」「VL苺ジャム&マーガリンコッペ」「VLつぶあん&マーガリンコッペ」の4種類のコッペパンがリニューアルってことで。
他のも売っていたけど、これだけ買った。
バリューラインだと思うんだけど、袋にはどこにもバリューラインとかVLとかって書いてないな。

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ちょっとぐしゃっとなったけど、開くとこんな感じ。
そのまんまイチゴのジャムとマーガリンってことで。
前より美味しくなったってことだけど、違いがようわからん。
普通のイチゴのジャムとマーガリンのコッペパンだねって感じの味。

ヤマザキ コッペパン ジャム&マーガリン ×20個セット 山崎製パン横浜工場製造品



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2020年05月21日

三菱食品 パインアメサワー

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パインアメサワー|チューハイ|パインアメサワー|三菱食品
あの”パインアメ”がお酒になりました。
面白い!懐かしい!幅広いチューハイファン層が楽しめるコラボチューハイ。


5月19日より全国で再発売。
8月末迄(予定)。
ハックドラッグで148円(税別)で購入。
オープン価格。
内容量350ml。
100ml当たり熱量40kcal。
アルコール度数4%。
果汁含有率パイナップル果汁2%。

新発売ではなく再発売ってことで去年も同じものが発売されていたらしい。
気づかなかった。
で、イオンで見かけたっていう話多数だったんでイオン系でまずは探してみたが売っておらず。
ハックドラッグに売っているなんて思っていなかったけど、売っていたので購入。

パインアメっていうから、もっとジュースっぽい味かな〜と思ったら、案外しっかり酒の味。
パイナップル味のサワーだなって感じ。

富士白レモンチュウハイの素 600ml 2本 富士白ウメチュウハイの素 600ml 2本 パインアメサワーの素 600ml 2本 合計6本セット



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コイケヤ スコーン ローストシュリンプ&ガーリック

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スコーン|商品情報|株式会社湖池屋
海老、ガーリック、赤唐辛子…素材をいちど「焙煎」するひと手間で旨みを引き出したこだわりの逸品へ。カリッとザクッとした香ばし食感と海老の旨み、ガーリックの香りが後引くやみつきの味わいです。

4月20日発売。
スーパーで98円(税別)で購入。
オープン価格。
内容量70g。
1袋当たりエネルギー389kcal。

「スモークベーコン&チーズ」っていうのも同時発売だったっぽいけど、店頭ではこっちしかなかった気がする。
気づかなかっただけかも知れないけど。

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エビの味がしなくはない感じだけど、ガーリックだの赤トウガラシだのが入っているからなのか、いつものスコーンよりもスパイシーだなーって感じの味。
味が濃いスナック菓子が好きな人は好きなタイプの味かなと思う。
私は割と好きな味。

湖池屋 KOIKEYA CRAFTスコーンスモークベーコン&チーズ 70g ×12袋



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ウエルシアホールディングス株式会社 第12期 定時株主総会

行ったワケじゃないんだけどね。
毎回すごく遠くでやるからちょっと行けないな〜と思っていた。
今回は新型コロナのことがあって、ネットで配信するっていうからそちらを見ることにした。
で、普通の株主総会のお知らせが来た後で、はがきが来て、それに株主総会の開始時間を10時から11時に変更するってことと、会場も変更するってことが書いてあった。
変更した後の会場は東京なので行けなくもないかなとは思ったけどさぁ、50人ぐらいしか入れないってことで、はるばる行っても入れないとつまらんし、今は忙しいから行っているヒマもないしな。
ってことで、11時ちょっと前ぐらいにパソコンの前にスタンバイ。
※ライブ配信内容の録画、録音、撮影、転送などについては固くお断りさせていただきます。
とのことだったので、今回は写真はありません。

で、ライブ配信のサイトのURLを入力したワケだが、バカだからなんだろうけどURLを一発で正しく入力できたためしがない。
アルファベットが一個でも違っていたら当然まともに表示されない。
落ち着いてゆっくり入力して、何度も見直したハズなのに全然表示されないから「時間ちょうどにならないと表示されないんだろうか?」なんて思ったりしつつ、何度かリロードしてみたり。
結果的にURLを間違えていたワケだが。
正しいURLを入力したら普通に出た。

まずはパスワードなんかを入力する画面。
パスワードはちゃんとわかっていたので問題なく入力。
ネットで見ている人が文字を入力できる欄が画面の右側にあったんだけど、名前を入力しないと入れない仕様だった。
普通に名前を入力して入ればよかったのかも知れないけど、どうせ特に意見なんかもなかったので入らなかった。
だから、どういう文字が流れていたのかは知らない。

だいたい予定されていた11時ぐらいに始まったぽかったけど、最初の方は音声がおかしかったりしてスムーズには行っていなかった。
途中からうまいこと行きだしたんで、普通の株主総会と同様の説明みたいなのとか質疑応答とかで、12時ぐらいに終了した。

今回はもちろん新型コロナで大勢が一か所に集まるのはいろいろと支障があるからこういう形式にしたんだろうけど、何もない時期でもこういうのはアリかな。

【第3類医薬品】ウエルシア のどスプレー 30ml



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2020年05月19日

2019年9月16〜27日◆天高く食欲の秋だ(後編)

これの続きです。

(公式の方には「山天高く食欲の秋だ」と書いてあるが、多分「山」というのは入力ミスだと思われるので前半と同様に「天高く食欲の秋だ」というタイトルにしておく)

武田先生も痩せなければならない年齢。
綾小路きみまろさんのアレを思い出す。
「ダイエット 犬の散歩で 犬が痩せ」
あの人の熱弁はおかしい。
「食べちゃうんです!仕方ないじゃぁありませんか、奥さん!残せないんですよ、私たちは!最後は痩せて死ぬんです!」
やけくその漫談があった。
「最後は痩せて死ぬんです!」というのはすごく説得力がある。
ダイエットというのは本当に何かテレビコマーシャルで流すくらいの人間の大イベントになるという。
そしてもう一つ。
体重を自分がコントロールしている悦びというのは麻薬っぽい悦びがあって、どこか正常ではない、という。
そう言われてみると、そういう気もする。

肥満も色々で、武田先生の場合は先週お話をした。
5月に1か月間の舞台ということで、食事量は減らしているのになぜか腹が出てしまうという。
ハードな仕事をやっているのに太っていくコロッケさんとかを見ていると「肥満て一体何だ?」という。
彼も舞台で言っていた。
「こんだけハードに舞台をやってるんですが、痩せません・・・」
「痩せる」「太る」というのは本当に不思議な気がする。
ストレスホルモンが肥満を呼ぶ、ということもある。

ストレス認知度が上がるとコルチゾールの分泌量が増えること、さらにコルチゾールの増加はグルコースとインスリンの増加に確かにつながることが示されている。インスリンは肥満を招く主な要因なので、このときにBMIと腹部肥満が増したのは驚くことではない(164頁)

このストレスに最も効果のある緩和策が実は運動。
運動というのはなるほど、ストレスを減らす。
運動している最中、ストレスに気を取られるヒマがない。

体重が増えるかどうかを分ける睡眠時間は「7時間」だという。(169頁)

 インスリンの分泌を増やす食べ物の最有力候補は、「精製された炭水化物」(171頁)

この説は(ロバート)アトキンスによって唱えられて。

 アトキンス博士は、自分がローカーボ・ダイエット(低炭水化物ダイエット)を考案したとは決して主張しなかった。(173頁)

2004年には、2600万人のアメリカ人が何らかのかたちで低炭水化物ダイエットをしていると答えている。(176頁)

一番大事なことは、このファン博士がおっしゃっているのだが「精製された」という一語が大事。

高度に精製され加工された食べ物に対しては、なぜか満腹ホルモンが出ず、私たちはそのケーキを食べてしまうのだ。(181頁)

俗にいう「満腹中枢」。

 精製された炭水化物を食べると食物依存症≠ノなるという説がある。(180頁)

あまりにも白すぎる砂糖というのは体の中ですぐに糖、ショ糖になって蓄えられてしまう。
精製されたものというのは体に吸収されやすい。

コカインを使用している人なら、微細な粉は粗く挽かれたものよりもずっと速く血中に吸収されることを知っているだろう──それが、もっと高いハイ¥態につながるのだが、それはコカインでもグルコースでも同じだ。(294頁)

ほとんどのアジア人は、少なくともここ50年、精白したコメ、つまり精製された炭水化物を主食とした食事をしている。それでも最近まで、アジアの人々が肥満になるのは極めて稀なケースだった。(185頁)

(番組ではアジア圏で肥満率が低いのは「精製されない炭水化物」を摂取しているからという説明をしているが、本のこのあたりは「精製された炭水化物よりも糖分が肥満の原因になっている」という話)

アジア圏の肥満と欧米圏の肥満は肥満の質が違う。
非常に精製された炭水化物を摂る欧米の食文化。
それに比べてアジア圏は炭水化物というのが米、イモ、キャッサバ等々の繊維と一緒に雑味がある他の栄養素と一緒に摂るということで、肥満率が欧米よりも低いのではないか?
それに炭水化物と共に糖を大量に摂るメニュー。
これが肥満の原因である、と。
今流行っている飲み物。
タピオカ。

タピオカ ストロー付き タピオカ粉 もちたぴ 業務用 600g



あれは炭水化物と糖の組み合わせとしては典型的ではないか?

 一日のなかでインスリンの分泌量が少ない時間があることが、太るか太らないかの決定的な違いを生む(210頁)

ダラダラ喰ってるとインスリンがダラダラ分泌されて、それが太る原因になってしまう、という。
インスリン分泌量が少ない時間。
それがどのくらいあるかが「痩せる」「太る」を決定することで、こういうこと。
人は満腹を繰り返すよりも、何も食べないことのほうに体は慣れている。
私たちが「満腹になる」というのは最近の異常事態。

 人間の体には、長い期間食べないでも生きられるメカニズムが備わっている。(214頁)

テレビの収録があった。
「マッチのモノマネをしろ」とか「ラップをやれ」とかという。
ご覧になった方もいらっしゃると思う。
あれはめちゃくちゃ時間がかかった。
リハ(ーサル)もあって泊まり込みだった。
メンバーがメンバーだからX JAPANのToshiさんなんかとやるワケだからメンバーが集まらないから「前日に一回だけ合わせよう」とか「当日ギリギリ早起きして合わせよう」とか。
それでイベント会場の近くのホテルに泊まりこんだ。
そうしたら社長が「明日はまた大変だから」と言って「美味いもん行きましょうや」と(店に)電話した。
お客さんがいっぱいで一発でお断り。
満席。
イベント会場の他にホテル以外何にもないような所。
ちょっと遠出をした。
ところがその居酒屋も満杯。
我々も舐めていたのだが、そこにはディズニーランドがあったりするので、日本だけではない。
(番組収録が)夏休み期間中だった。
だから外国からも来て、夏休みのお客さんも来るから、という。
我々は安い居酒屋っぽいところでやったのだが、そこも超満杯。
もうギュウギュウ詰め。
もう新幹線の物置みたいなところで、会社の男スタッフ5人が集まって飯を喰って。
ヒジが当たるのをお互い「あ、すいません。あ、すいません」と言いながら。
そんなところだったのだが。
その居酒屋さんはお会計の所が長蛇の列で。
中国の方。
全部チェック。
「これは何ですか?」「これは私どもが食べたアレですか?」という。
これはどこでも有名で、中国のお客さんは一品少なかったりした時の激怒感が全然違う。
1970年代の文化大革命の飢餓の時の記憶がまだ、中国人の60〜70代にある。
毛沢東の大躍進政策が失敗して、餓死者が出た。
それも中国だから10万、20万の単位ではない。
そんな飢餓体験。
戦争に負けた日本でもなかった体験を中国の方はしているので、食事が一品足りないということに関して我々と怒り方が違う。
お金がどうとかではない。
食事の記憶はすごい。
やっぱりあんまり怒ってはダメ。
みんなそれぞれ歴史を背負って。
日本は戦争に負けて原爆を二つ落とされて300万人以上死んで、次の年、餓死者が100万人出ると言われたのをひたすら日本人は分け合った、というのともう一つ。
吉田茂さんという人がマッカーサーに食事をねだり続けた。

それともう一つ、村上龍さんのエッセイにあるらしいのだが、アフリカ旅行に行った時にテレビのスタッフが自分の飲み水に名前を書いた。
よくやることだが、アフリカ人の怒りがすごかった。
水を分けないヤツは生きていけない。
「水を等しく分ける」ということはアフリカ人にとって生きていくための原則。
それに個人名を打ったということは人間として最低の行為。
つまり「水」「食事」ということに関してはこれくらい国民性が出る。

人間は実は食べることよりも食べないことのほうに体の方は慣れている、と。
頭の方は慣れていない。
食べないとパニックになる。

人間は、低血糖の症状を起こさずに、何日も食べないでいることができる。世界記録は最長382日だ。(214頁)

『太らないカラダ』という本の著者のファン博士の意見だが、「絶対痩せる」とか「正しいダイエットの方法」とかというのは断言はできない。
博士は自信満々なのだが、おっしゃっていることは一つの意見として聞いていただければというふうに思う。
だから、この通りになったところで痩せるというワケではないと思う。
博士はこの本の中で食品メーカー批判をしきりに繰り返しておられるが、ここでは取り上げない。
日本とアメリカでは食事の内容、食品メーカーも違うので取り上げない。
ただ、面白い意見だけはファン博士の本から抜いた。

 結論から先にいうと、起きてすぐに食べる必要はまったくない(225頁)

breakfast(朝食)≠ニいう言葉は、文字通りfast(食べない時間)≠break(断つ)≠キるという意味だ。fast≠ヘ、何も食べないで寝ている時間を指す。(226頁)

「食べたほうがよい」「減量によい」という方がいらっしゃるが、ファン博士はこれはすべて信仰であって「お腹が空いていなければ朝食は必要ない」と。
更に「少しずつ食べたほうがいいんだ」とかというのも確証はないんだ、と。
(本には少しずつ食べると「糖尿病のリスクが上がる」と書いてある)

問題はここ。
ファン博士はズバリ、アメリカ社会のことを言っておられるが「アメリカ社会では所得が低いほど肥満」という。
この博士の指摘はギクッとする。
確かにニュースなんかを見ていてもそれを感じる。

貧困層を肥満にする要因は何なのだろう?
 答えは、貧困層に限らず私たちを肥満にするもの──「精製された炭水化物」だ。
 貧困にあえいでいる人たちは、安価な食べ物しか買えない。
−中略−精製された炭水化物がほかの食べ物よりも安く手に入るなら、貧しい家庭の人は精製された炭水化物に手を伸ばすだろう。(237頁)

白ければ白いほど砂糖は太りやすくなる。
何で精製された砂糖は太りやすいかというと、雑味がない。
シンプルな炭水化物や単糖類は「純粋に単糖類」「純粋に炭水化物」だから体に入るとすぐに吸収される。
だから精製されたものは体に吸収されやすい。

武田先生も糖尿病の予備軍だから、今は持っていないが一時期は低血糖に陥った時のために病院が出してくれる薬を持っていた。
それを舐めたことがあるのだが、何のことはない「甘い砂糖」。
それもキメがすごく細かい。
これを低血糖に陥った時に舐めればいい。
そうするとすぐに低血糖が収まる。
これは何でかというと、吸収が早いから。
でもこれを持っておくのもちょっとバカバカしくなった。
何でかというと飴を舐めればいい。
そういうこと。
ただ「時間がかかりますよ」と。
低血糖のための真っ白なあの薬と飴は何が違うかというと「雑味」。
飴には他のものがいっぱい入っている。
だから吸収が遅くなる。
だが「他のものがいっぱい入っている」ということが実は「食べ物」。
炭水化物だけでできたイモなんていうのは、それは化学食品だ、と。
イモは炭水化物だが、食物繊維も入っている。
まだ他にもいっぱい栄養素が入っている。
それが「食べ物」。
ただ甘いだけの糖類なんていうのは、それはとてもとても摂れたもんじゃない。
だから「純粋なもの」というのは食品においては非常に問題が多いんです、と。

最近ではニューヨーク前市長のマイケル・ブルームバーグが、必要以上にサイズの大きい飲料を法律違反にしたりした。(264頁)

 疾病予防管理センターによると、新たに2型糖尿病に罹患する人の割合も、減り始めているそうだ。この成果には、「砂糖の摂取量」を抑えたことが大きく寄与している(280頁)

2型糖尿病に関しては全世界で1位はついに中国。
中国というのはそういう意味では肥満が社会問題になりつつあるのだ、と。

この博士は食物繊維を勧めておられる。
食物繊維。
例えば黒砂糖など精製されていなければ食品には必ずある。
それを削り落としたところに実は肥満という病があるのだ、と。
精製されない食品。
それがいかに貴重か。
そのことを繰り返し、繰り返しおっしゃっている。

朝食を取り上げられてしまった武田先生。
人生も晩年に至って奥様から「喰わなくていい」と言われて。
最初はカチンときた。
1日1食主義。
それは守っていない。
昼飯を作ってもらっている。
今年(2019年)の8月ぐらいは焼いた餅2個で昼飯を済ましていた。
餅は腹持ちがいい。
それを海苔で巻いてもらって2個焼いてもらっていて。
武田先生が頼んだワケではないが、出てきたのがそれだったのでやむなく喰っていただけだが。
そう考えると昔は「朝ごはんは必ず食べる」「1日3食きちんと食べる」というのが基本だったのに、最近はそれが覆されることが多いと思う水谷譲。
タモリさんも1日に晩飯だけだった。
意外と1日1食の人で、それで元気いっぱいの人が。
噂なのだが、タモリさんが司会をやるような番組をバラエティでやってらしたのだが、その時も若手と顔を合わせるたびにタモリさんが「オメェ、そんなに喰うと疲れっちゃうよ?」とおっしゃっていた、という。
ご飯を食べると内臓が一斉に・・・。
武田先生も(食後は)すごく眠くなる。

著者のファン博士が一生懸命勧めてらっしゃるのは「精製されない」あるいは「食物繊維をたくさん含んでいる」というものを食品として摂ることである、と。

 何百年という間に、食物繊維の摂取量はかなり減ってきた。旧石器時代の食事では1日におよそ77〜120グラム摂られていたと考えられている。(301頁)

ところが現代では食品が本当に食品になってしまって、昔に比べると雑味がないというか。
除去すれば除去するほど、食品が人々にもてはやされる。
よく売れる食品になる、という。

武田先生の家では奥様が4種類ぐらいおかずを作る。
武田先生はジジイなので歯が悪いし、噛むのが疲れる。
人参の大きいヤツ。
料理法はみそ汁とか和え物、酢の物、そういうもの。
オール食物繊維。
それでみそ汁は海藻が椀から盛り上がっている。
それが苦しい。
何がアレかというと満腹感がすごい。
もう腹が重たくなって。
そのくせ夜のトイレで1回目に起きた時にはもう腹がペタンとなっている。
だから順調に順送りで。
肉はない。
「それは食べなくて。もうすぐ死んじゃうから」と奥様から言われた。
メインのおかずに魚はない。
オール食物繊維。
かぼちゃ、ネギ、イモ、サツマイモ、レンコン、たまねぎ。
「あ!ハンバーグだ!」と思って箸を付けたら「レンコンよ」。
レンコンをすりおろしてきれいにハンバーグにして。
本当にハンバーグに見える。
喰うとレンコン。
だったらハンバーグを食べさせてくれればいいのに。
もっと喜ぶし。
一応元気にしているから。
とにかく生きていきましょう。
まあ、そういうもの。
あとは秋口にたまねぎが出た。
たまねぎ1個ごと。
半分に断ち切って味噌を付けて食べる。
それですすったら海藻が出てくる。
それで筑前煮みたいなのがあったので「鶏肉の匂いでもするんじゃないかな?」と思って箸を付けたらレンコン、イモ。
肉は無い。
もう死んじゃうから。
どうせ死ぬんだから、そんなものは摂らなくていい。
でもこの本を読んでいたらどうも、ファン博士は武田先生の奥様にちょっと近い。

栄養素にはタンパク質、脂質、炭水化物の3つしかない(313頁)

そもそもどんな食べ物を食べてもインスリンの分泌は促される(316頁)

このインスリンの反応をあまり刺激しない食べ物が肥満を抑えてくれるということになるのだ。

近年行われた「PREDIMED」などの試験では、「ナッツ類やオリーブ油などの天然油脂を摂取するのが効果的である」との結果が出た。(303頁)

(番組では「オリーブオイル」「木の実」「乳製品」がインスリンを刺激しないと言っているが、本によるとオリーブオイルに関してはインスリンを上昇させないが、乳製品はインスリンの値は上がるが体重増加の予防になる)
これはものすごく細かくこの博士は言っている。
食品ごとに説明すると話は複雑になるが、最も心掛けるべきことは、武田先生の奥様と同じ。
お腹が空いていない時は喰うな!
「1日3食、おやつ付き」を当たり前とせず、加工されない本物の食品を食べなさい。
終章では太らない体のつくり方をファン博士によって丁寧に語られている。
この博士はものすごく細かい。
びっしり書いてある。
博士がおっしゃっているのは「ナッツ類は体によいよ」と「間食はやめなさい」と。
とにかくインスリン値の改善。
これが肥満に対する最大の提案であると。

「朝食」は食べても食べなくてもいい(372頁)

勧めるものは非常にわかりやすい。
ヨーグルト、卵、そして炭酸水。

 カフェイン抜きのものを含めて、コーヒーには「2型糖尿病の予防効果」がある(377頁)

ただし、砂糖やそのほかの甘味料を加えるのはやめよう。(378頁)

砂糖を入れて朝、コーヒーを飲むのが幸せな武田先生。
毎日のコーヒーとそれから紅茶。
これは糖尿病リスクを半減させるほど。
肝疾患等々にもいい、と。
当然緑茶もいいぞ、と。

この著者はくどいくらい加工食品の害を訴えている。
雑味のない精製された綺麗な食品ほどあぶないのだ、と。
自然のもので、人の手のそれ以上加わっていない、人の手が必要以上にかかっていない食品がいかに素晴らしいかを懸命に勧めてらっしゃる。

 つまり、一言でいえば、「ファスティング(断食)」という方法だ。(394頁)

 つまり、世界の人口の約3分の1が、生涯にわたって規則的にファスティングをしているということだ。(416頁)

 イスラム教徒は聖なるラマダーン月になると、日の出から日没まで断食を行う(398頁)

なんであんなにイスラム圏の人たちが断食にこだわるかというと、やっぱり「インスリンだ」という。
インスリンを体の中から出してしまう、という。
そのことが病的な肥満から脱出する方法で。
そういえばイスラム系の人はそんなに恰幅が。
(本によるとイスラム教徒の断食期間はむしろ摂取カロリーが多くなっていて、断食の恩恵が打ち消されているらしい)
衣服も彼らの『アラビアのロレンス』みたいな服装はちょっと肥満かどうかわかりにくいが。

アラビアのロレンス (字幕版)



断食というのはとても体のためにはよいそうで。
「朝ごはん、食べたくなかったら食べなくていいのよ」
最初に言われた時は「何とむごいことを」。
「え・・・何かそこをさ・・・」とかと。
「かつ丼だってたまには食べたかろう」と思う水谷譲。
動物性たんぱく質の誘惑というのは本当にすごい。
ただやっぱり慣れてくるというのはすごいもの。
ゆっくり慣れてきた。
1kgばかり体重が最近減ったばかり。
それに食物繊維のパワーというのは本当に感じている。
これは本当に繰り返しになって、汚い話で申し訳ない。
本当に「オマエは犬か?」というくらい。
それはちょっと大腸検査でも、人間ドックでもちょっと褒められて。
綺麗に出ているそうで。

「断食こそ薬に勝る食事のとり方である」とおっしゃっている。
宗教も断食を修行としている、と。
仏教も断食がある。
5日間の断食をすれば体重はだいたい1kg(の減少)だそうだ。

5日間のファスティングにより、成長ホルモンの分泌量は2倍になる。(402頁)

結局この本は何が言いたいかというと「断食は体にいい」。
その間、ブァーッと色々な食品を挙げて「これはダメ」「いいのはこれ」とかという感じがあるのだが、一番最後は断食に。
何のことはない、奥様と同じ。
「食べなくていい!食べなくていい!」
「肉なんか必要ない!もうすぐ死んじゃうんだから!」
「もうすぐ死んじゃうなら好きなもの食べたいというのもある」と思う水谷譲。
それは「卑しい」。
「だって食べるのって楽しみじゃん?」「食べるのが楽しみって最低の年寄りよ?」とかと。
返す言葉もない。
というワケで「天高く食欲の秋」ということで、真逆ではあるが「太らないカラダ」というものについて触れてみた。
どうぞ皆さん、好きなものを食べて、今日も元気に頑張ってください。
かつ丼行きましょう。
秋はかつ丼。

posted by ひと at 16:46| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年9月16〜27日◆天高く食欲の秋だ(前編)

トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ



「天高く、食欲の秋だ!」ということ。
かつての小沢昭一さんを思わせるようなタイトルの付け方。
ちょっと思うところがあって、まな板の上へ置いたのは「肥満」。
まな板の上に置いた本はサンマーク出版。
こういう健康、ダイエット、人生の啓蒙書というのがサンマーク出版の特徴ではある。
ただ、この一冊はこの肥満というのが科学的に探究されていて、今までのダイエット法について全く辛口。
この方(著者)はすごく自信があるのだろう。
ジェイソン・ファンというアメリカの方。
この方はダイエット方法を詳しく名前を挙げて書いてあったり「このダイエット食品は効果がない」とか「金儲けダイエット食品である」というのが挙げてある。
それは『(今朝の)三枚おろし』では紹介しない。

「食欲の秋」の前からちょっと思っていた。
本年(2019年)4月中旬から稽古に入って、5月は舞台公演で5日から28日までの22日間、38回・3時間半のステージを相勤めるという。
昼夜公演の場合は朝10時に楽屋入りして、夜の7〜8時まで。
その間、食べ物が昼公演の時は10時に入って、入ると同時に朝飯。
握り飯を1個とみそ汁。
昼食はというと、小さな丼でうどんかそば、ラーメンという麺類。
消化しやすいヤツを摂るという。
その握り飯1個とみそ汁というのはまあまあ時間があるのだが、昼食の小丼にうどんかそばというのは、だいたい食事の時間が5〜7分。
でないと次のコロッケとの歌謡ショーに間に合わない。
とにかく幕が開くのが11時、終わるのが8時。
それからホテルに帰って夕食を摂るのだが、ひたすら消化にいいもの。
お腹にもたれちゃうと体に異変がすぐ出るので。
普段の半分ぐらいしか食べていなかったのではないか。
よくそれであの長期の公演の体力が持つと思う水谷譲。
22日間、38回だから。
ところが、体力はもたないどころではない。
奥様が食事のチェックに来るたびに腹がポコーンと出てくる。
水戸黄門の恰好をしていて帯を締める。
その帯の上に腹が乗ってくるのがわかる。
結構(公演は)ハードなのだが。
あれだけのお芝居をやって6〜7分で麺類をかっこんで、すぐ歌謡ショー。
さっさと終わればいいのだが、コロッケがもう引っ張る。
今でこそ愚痴を言うが。
あのコロッケというのはウケるまでやるタイプだから。
武田先生自身の暮らしはほとんど僧侶と同然。
禅僧のような生活をしているつもりなのだが痩せない。
あの間で1kg痩せていない。
それで「何でかなぁ?」と不思議で仕方がなかった。
そんな時、ふっと本屋さんで目が合った一冊がこの一冊だった。
本の宣伝ができる腰帯が付いていて、ファン博士はその中でこんなことをおっしゃっている。
(私が買った本の帯は全く異なる内容だったので、違う内容の帯もあるのかも知れない)

太っていることと肥満であることには、大きな違いがある−中略−熊は、クジラ、セイウチ、その他の肥えた動物と同じように太っているが、健康への影響に苦しんでいるわけではないので肥満ではない。実際、熊は遺伝子によって太るようにプログラムされている。
 だが、人間はそうではない。むしろ、やせている人のほうが有利になるように進化してきた生物なのだ。
(63頁)

 そもそも、遺伝的な要素で説明がつくのは、私たちが目にしている肥満傾向の70%でしかない。逆にいえば、残りの30%は私たちが自分でコントロールできるということになる。(64頁)

10kg痩せたいと願ったところで、自分が喰い物とか運動でコントロールできるのは、10kg痩せたいうちの3kgがやっとである。

人の体重は次のような簡単な等式で予測できると考えられていたのだ。
・「摂取カロリー」−「消費カロリー」=「体脂肪」
−中略−
 この仮説には重大な間違いが含まれている。
(66頁)

つまり余分に食べた分だけ、だから太るんだという考えは間違いである、と。
とにかくダイエットに関して足し算や引き算は通用しないんだ、と。
確かに自分を振り返っても「何で太ったんだろう?何で痩せたんだろう?」というのがあって不思議に思う水谷譲。

「肥満」について考えている。
「人間は痩せることによって進化をした」という。
このダイエット、痩せることの難しさは何かというと、取り込む食品、食べる食品をすべてカロリーに換算して、それが体重に足されたり引かれたりということは、これはダイエットはそう思ってしまうのだが、そんなことはないそうだ。

体内のシステムはすべてホルモンの働きによって調節されている
 身長の高さは「成長ホルモン」によって決まり、生殖機能の成熟を司っているのは「テストステロン」や「エストロゲン」といったホルモンだ。血糖値は「インスリン」「グルカゴン」などの働きにより、体温は「甲状腺刺激ホルモン」や「遊離サイロキシン」によって調節される
(68頁)

摂取カロリーと体重に増加の相関はない。
「いっぱい食べる人が太る」という相関関係はない。
これはもう、科学で医学で証明されている。
更にカロリーを減らしているのに体重が増えていくという例がアメリカとイギリスで確認されている。
人間の体には体重をコントロールするためのシステムがいくつもあって、体重増減のコントロールはそう簡単ではない。
一種類、食べ物を取り込むということだけが体重を増やしているのではないそうだ。
体重を増やすにしても痩せるにしても体の中のいくつものシステムが歯車みたいに噛み合って体重というのは決定していくらしい。

ミネソタでの実験は、カロリー制限をしている時期と、飢餓状態からの回復期における人間の状態を理解する目的で行われた。−中略−彼らは運動として週に22キロ歩かされた。(79頁)

 その男性は、安静時代謝量が40%も落ちていた。−中略−心拍数も35回──平均的な心拍数は1分間に55回──に減少していた。−中略−平均体温は35.4度に下がり、血圧も下がっていた。−中略−髪も抜け、爪も割れるようになった。(80頁)

(番組では、途中でこういった問題が発生したので実験を中止したというような説明をしているが、本には実験の中止のことは書かれていない)
この無茶苦茶な実験が何を証明したかというと、食べないと「喰い物に体が頼らなくなる」ということ。
公共施設の夏の対策とか冬の対策と同じ。
省エネ運動。
だから喰い物が入ってこないので体が「省エネ」になってしまう。
だから(体温が)35℃になってしまう。
心拍数、心臓を打つ音も普通は60以上。
ちょっと運動すると70〜80。
それが脈拍が35。
つまり一斉に「省エネモード」に入ってしまう。
体が弱ってそうなるのではなくて、食べ物が入ってこなくてもそのぐらいの力で動けるように体が対応するということ。
つまりビルでいうところの、なるべくエネルギーを使わない、エレベーターの速度をゆったりし、電気も半分、全部消しちゃうみたいな。
そうやってでも体は恒常性、機能を守ろう、維持しようとするということ。

ミネソタ飢餓実験の被験者たちは35.3キロほど体重が落ちる計算だったが、実際に落ちたのは16.8キロだけ(83頁)

(番組での説明と実際の実験の内容は多少異なるし、番組では「35.5キロ」と言ったが、上記のように35.3キロ)
命に危険を感じると体は異常に対して体重を減らして全体を守ろうとする。
命が危なくなったので体重を戻すべく、以前と同じ摂取量、食事の量に摂取カロリーを増やした。
食事を普通に戻した。

体重はその後も増え続け、結果的に実験前の体重よりも多くなってしまった(83頁)

それは体が消化して出すものまで体の中に。
懲りて嫌になったから。
「いっぱい持っとかないと、この人また痩せる可能性あるな」という。
「やった!溜めるぞ!」みたいになった。
その本人の意思とは逆に、体の方が張り切って肥満の方を目指し始めた。
だからダイエットをやれば必ずリバウンドは来る。
「リバウンドは決して意思の問題ではありません」というところがこのファン博士の指摘。
このあたりギクリとする。

食事を減らし、運動量を増やす。
これが今、ダイエットの王道。

「食事を減らして運動量を増やす」というアドバイスが間違っているのだ。(90頁)

最初に(この番組の)月曜日に話した通り。
あの博多座(での公演)のタイトなスケジュールで、4日に一度ぐらいは贅沢してちょっと外に行ってはいたが、滅茶苦茶つましい、貧しい・・・。
食べないとダメ。
効果がなかった。
武田先生はもっと(自分の体重が)落ちると思っていた。
朝はおにぎり1個とみそ汁1杯。
昼ごはんが椀にうどん、そば。
それも一束がやっとぐらいの感じ。
時々何かいろいろ喰っていたか?
一番最初の舞台公演の時は6〜7kg落ちている。
フラフラだった。
それが年を経るたびに多少動いても全然減らなくなる。
「何でかなぁ?」と思うのだが。
その疑問も含めて同じ思いの方がいらっしゃったら、ぜひ耳をそばだててこの放送を聞いてください。
食事を減らして運動量を増やす。
これはダイエットに何の効果もないとファン博士はおっしゃる。
体は「恒常性」毎日適応するために作り替える。

 摂取カロリーが減ると、体ではふたつの大きな適応作用が起こる。1つ目の変化は、これまで見てきたように、エネルギーの総消費量の大幅な減少である。そして2つ目は、空腹感をさらに刺激するホルモン信号が出されるという変化だ。体は、失った体重を取り戻すために「もっと食べろ」と私たちの脳に訴えるのだ。(91〜92頁)
 
グレリン(主に食欲を増進させるホルモン)などのさまざまなホルモンの値が分析された。すると、体重が減ったことにより被験者のグレリンの分泌量は大幅に増え(92頁)

 これは、意思の弱さや道徳観の欠如とは、いっさい関係がない。(94頁)

だから少なくしか入ってこないから、わずかに入ってきた物も全部蓄えに回す。
そういえばちょっと生々しい話になるが、便の量が公演中、細くなる。
普段はジジイなので「オマエ秋田犬か?」というような。
それが猫みたいになってしまう。
それは感じていた。
だから無駄なものをほんの僅かにしておいてため込むのだろう。

減量すると制御機能を持つ前頭葉皮質の活動が弱まるということなので、減量した人は食べ物に対する欲求を抑えるのが難しくなるのだ。(94頁)

一回だけ目撃したことがある武田先生。
とにかく滅茶苦茶頑張って痩せる俳優さんがいた。
武田先生は心配して「病院行け」と言ったことがある。
『西郷どん』をやっていた人(鈴木亮平)。
あの人が天皇陛下のお料理を作る人の物語があって。

天皇の料理番 [Blu-ray]



その時に肺結核で死んでいくお兄さんを演じた。
喰わない。
体重を落としていた。
武田先生は知らなかった。
会うたびに頬が削いでいくから。
セットの裏側に引っ張り込んで「アンタ病院行った方がいいぜ」と言って。
そうしたら「いや実は・・・」という。
「再来週ぐらいに喀血するんで、それまでにあと3kgて言われてるんです」
あの人は立派な人で、痩せる。
その、何事においても優等生みたいなあの人が監督と話す時に言葉が乱暴。
これはご本人も気づいてらっしゃらない。
つまりこれは前頭(葉)皮質がほとんど活動を止めている。
そのいわゆる社会の流れみたいなのを察する能力がなくなっている。
そういうことも起きる。
朦朧としてくる。

ヨーロッパでの年間の運動量が少ない国がオランダとイタリア。
運動量の多いのはやはりアメリカ。
アメリカ人はよく走っている。
ところが、肥満が逆転している。

年間の運動日数が少なかったオランダ人とイタリア人についていえば、ダンベルを使ってトレーニングに励んでいるアメリカ人に比べて、肥満率は3分の1にとどまっている。(100頁)

これは運動しても痩せる脂肪は5%が限界。

カロリーのほとんど(95%)が基礎代謝に使われるということだ。(105頁)

激しい運動をしたあとは、いつもより多く食べてしまうものだ−中略−ハーバード公衆衛生大学院の538人の学生を対象に行われたコホート研究−中略−運動の時間が1時間超過するたびに、学生らは292キロカロリー余分に食べたのだ。(109〜110頁)

だからダイエット効果には何の関係もない。
その上に「食べ過ぎると太る」というのも嘘。

これまたすごい実験で「過食実験」というのをアメリカで行った。
(本ではサム・フェルザムというイギリスの人の実験が紹介されている。調べてみると「フェルサム」としている文献が多いが)

 従来の過食実験に新しいやり方を取り入れようと、一日に5794キロカロリーの食事を摂り、体重の増加を記録することにした。彼はやみくもに5794キロカロリーを摂ったわけではない。高炭水化物、高脂質の自然食品の食事を、21日間にわたって摂ったのである。−中略−彼が摂った食事の主要栄養素の内訳は、炭水化物10%、脂質53%、たんぱく質37%だった。一般的なカロリー計算では、7.3キロ体重が増えると予測された。だが、実際に増えた体重は、わずか1.3キロだった。さらに興味深いのは、ウエストが2.5センチ以上細くなっていたことだ。(112頁)

奥様から言われたこと。
飯を喰う。
喰い物が入ってくると胃も腸も一斉に動く。
それは胃と腸にとっては運動になる。
だから「繊維質を摂れ」というのは「内臓に運動をさせる」という意味合いでも大事なこと。

次の実験では、低炭水化物、高脂質の食事をやめてみた。その代わりに、一般的なアメリカの食事である、加工度の高い混ぜ物$H品を多く取り入れた食事を、一日あたり5793キロカロリー食べ、それを21日間続けた。この実験の主要栄養素の内訳は、炭水化物64%、脂質22%、たんぱく質14%だ−中略−すると今回の実験では、カロリー計算から予測されたものとほぼ同じ分だけ体重が増えた──7.1キロだ。ウエストは9.14センチも膨らんだ(113頁)

しかもこれは21日間という期間であって、それ以上続けるとまた変化するかも知れない。
余分なカロリーを燃やすために体は消費カロリーを上げていく。
そのようにして体は「いつも」ということを大事に維持しようとする、と。

 たくさん食べるから太るのではない。太っているからもっと食べるのだ。(122頁)

それは太っていることで体を維持しようとしている。
一番大事なことだが「では体重を決めているのは一体誰なんだ?」と。
どうやら脳の視床下部のホルモン分泌コントロールが体重を設定しているようだ。

脂肪組織が増えると、レプチンが増える。レプチンが脳まで達すると脂肪の蓄積をこれ以上増やさないようにするために、食欲が抑制される。(126頁)

肥満の一因は、レプチンがたくさん分泌されることに体が慣れてしまって効果がなくなる「レプチン抵抗性」によるものだったのだ。(128頁)

痩せるも太るも脳とホルモンが語り合っている。
だから脳とホルモン両方に連絡を取らない限りダイエットはかなわない、という。
奥様をギャフンと言わせてやろうと思ってこの本を必死になって読んでいた武田先生。
奥様はこの手の話は詳しい。
だが、この本を読み終わった時に逆にこっちがギャフンという目に遭うようになった。

 食べ物を食べると、その食べ物は胃や小腸で分解される。タンパク質はアミノ酸に、脂質は脂肪酸に分解される。糖がつながって出来た炭水化物は、糖の最小単位である単糖類に分解される。食物繊維は分解されず、吸収されないまま体内を移動する。そして、すべての細胞は血糖(血中のグルコース)をエネルギーとして使うことができる。特定の食物、特に精製された炭水化物は、ほかの食物よりも血糖値を上げやすい。血糖値が上がると、インスリンの分泌が促される。(136〜137頁)

インスリンは、この多量のグルコースを血中から放出させて、あとで使えるように細胞に蓄えておかせる働きをする。
 また、私たちの体はこのグルコースをグリコーゲンに変えることで、肝臓に蓄えることもできる
(138頁)

このような仕事は体がコツコツと自動的にやってくれている。
この作業中にまた飯を喰うと体がものすごく忙しくなるという。
やはりよくない。

何も食べないときは、インスリンの分泌量は減り、糖や体脂肪を燃やす働きが始まる(140頁)

たとえば、朝7時に朝食を食べ、夜7時には夕食を食べ終わるとすると、食べ物を摂取している時間が12時間、食べ物を摂らない時間が12時間となり、バランスがとれていることになる。(140頁)

これが結構堪えた武田先生。
インスリンがダラダラ出ている。
武田先生はこの数値があまりよくない。
(「海援隊」の)メンバーの中牟田俊男はやはりジジイなのでこの手の話ばかりになってしまうのだが「オメェ、どのぐらいだ?血糖値」とか言うと中牟田は80ぐらいまで。
110以上ある武田先生。
(数値が)ボーダー。
お医者さんからも「もうひと頑張りできないかなぁ?」といつも言われている。
これは体が休んでいないということ。
つまり、自分では食べた覚えがないがダラダラ喰っているらしい。
22日間興行をやっても痩せないはずだ。
「はぁ・・・昼間ちょこっとだけ素麺すすっただけだなぁ、今日は」とかと思うのだが、その間ダラダラと楽屋の行き返りに、たい焼きを食ったり、それを忘れてしまう。
「あ!ひよ子(まんじゅう)があったなぁ」とか「あ!あの方から頂いた鶏卵素麺」とか。

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鶏卵素麺(けいらんそうめん)2本入  【石村萬盛堂 和菓子】



それを武田先生は忘れているが、体のインスリンは忘れていない。
ここにダイエットの難しさがある。
これがまたちょっと複雑。
肥満のアレ。

 グリコーゲンは「財布」のようなものだ。−中略−脂肪は、「銀行口座に貯金してあるお金」のようなものだ。−中略−
 銀行にあるお金を使う前に、まずは財布にあるお姉を使うのが普通だろう。だが、財布を空にはしたくない。同じように、私たちの体は、脂肪銀行にあるエネルギーを使う前にグリコーゲンの財布からエネルギーを使う。
(141頁)

つまりインスリンが働いている時間が長いほど分泌量が高いということは、体重も重く設定される。
「あ、コイツいつも飯喰ってるなぁ」と体はもうわかっている。
武田先生は忘れている。
ひよ子を喰ったり、鶏卵素麺を喰ったとか。
「銘菓ひよ子」は楽屋でコロッケのファンの人がいつも置いていく。
武田先生よりも悲惨なのはコロッケ。
あんなハードなショービジネスで(コロッケさんは)太った。
毎日顔を合わせていくと、顔が額縁からはみ出していくのがわかる。
空気を入れるみたいに膨らんでいく。
忘れている。
「何か食べたか?」と言ったら「いえ、朝から何も・・・」というのだが、1gも体重は落ちていない。
だから面白い。
インスリンが働いている間は体は「体重、重くしてもいいんだ」「そういう許可が出てるんだ」ということで体重は重く設定される。
だから常日頃から「規則正しい生活をしなさい」と言われるのだろう。
「同じ量を同じ時間に食べて、てことが大切だよ」と言われるのはそういうことなのだろう。
食事量を減らしても体重は増加する。
それはそうだ。
三分の一を減らしたところで、他で喰ってるのを忘れているワケだから。
この先生がすごいのは「インスリンを出すな」という。
この先生の言い方がケンカ腰。
これが奥様が言ったことと全く一緒。
「血糖値が高いってことはね、糖が混じってるワケだから、インスリンが絶えず出っ放しになってるワケだから、喰わなきゃいいのよ」と。
それで朝食を摂るのをやめた。
それでも武田先生の場合、体重は減らない。
ちょっと頭が痛いが、どこかで摂っているのかも知れない。
忘れているか、気がついていないか。
どこかで摂っているのだろう。
このインスリンを抑えれば痩せるという、このファン博士のいささか乱暴な言い方だが、ファン博士の独自の意見としてお聞きください。

posted by ひと at 16:35| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月17日

パシオスの電話猫・仕事猫の寝具



5月1日から発売しているそうだが、数日前に知ったのでもう売り切れてるだろうなぁ〜なんて思いつつ行ってみた。
私が買ったのが最後の一個だったのではないかと思われる商品もあったが、今日の時点で(私が行った店は)全種類そろっていたっぽい。
・まくら(ベージュ・ブルー) 各700円(税込み)
・掛ふとんカバー(ベージュ・ブルー) 各1000円(税込み)
・敷ふとんカバー(ベージュ・ブルー) 各1000円(税込み)
・敷パッド(ベージュ・ブルー) 各1200円(税込み)
・肌掛けふとん(ベージュ・ブルー) 各1500円(税込み)

どれもお求めやすいお値段だし、全種類買ってしまいたい!っていう誘惑と戦いつつ、ついでに「全種類そろったヤツって高値で転売できないかな?」なんていう考えも頭を駆け巡りつつ、結局ブルーの掛ふとんカバーと敷パッドを購入。

IMG_6924.JPG

これが掛ふとんカバー。
これに限らず全部「シングル」だった。
で、これはシングルなんだけど「シングルロングサイズ」ってことで150cm×210cm。
「6ヶ所ひもつき」「全開ファスナー」「ウォッシャブル」と書いてある。

IMG_6926.JPG

敷パッドね。
これは売り場では紙にいろいろ書いた部分がくっついていたんだけど、店員さんが袋に入れる時にそれをはずしてしまったので詳細不明。
商品自体に止めてある表示には「ブルー シングル 敷きパット クマミネ」。

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柄が素敵すぎる。

猫のフリ見て・ご安全に!仕事猫ポスター 電話猫 現場猫 くまみね 描き下ろし



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2020年05月14日

ものみの塔 一般用 2020年 No.2

新型コロナでもう集会も全然やっていないんだろうけど、あんまりあからさまには言わないけど「疫病が流行って、もうじき楽園が来るのが楽しみだわ〜♥」的な言動が見受けられるのが結構不快だったりはする。
あと数年後にはそんなもんはいつまで待っても来ないってのを思い知っていただけるかと思うので放置の方向で。
ってことで、久しぶりに出版物の話ね。
お手元にないという方はネットで見ることもできます。
今回は「神の王国」とかいうものについてのクソみたいな内容なんで、読んだところで何のメリットもなというか時間の無駄だけれども。
注目すべきは4ページ目の右側の「人間による支配が始まる」の2段落目。

今も状況は変わっていません。2009年に発行された国連のある資料によれば,腐敗した政治が「現代社会の問題の1つの根源」だという見方がますます強まっています。

ここで注目すべきは「国連」ですね!
国連ってエホバの証人的には「緋色の野獣」とやらです。
つまりは敵ってことですねぇ。
その敵が「腐敗した政治が『現代社会の問題の1つの根源』だという見方がますます強まっています」って言ったら信用するんだ?
嘘を言っているかも知れないのに?
国連に限らずなんでもかんでも「自分の都合のいいところだけ抜き出して載せる」ってのをやっているけれども、よりによって国連ってのはねぇ・・・。
で、自分に都合の悪いことになると「そんなのは一部の人が言っているでたらめ」とか言い出すんだよねぇ。

ネットでは英語の原文も見ることができるので、そこから国連のなんていう資料なのかを突き止めようとしたけど、私の能力ではできなかった。
因みに英語版の文章は以下の通り。

Things are no different today. In 2009, a United Nations publication said that bad rulership is increasingly being viewed as “one of the root causes of all evil within our societies.”


皆さんはとっくにご存じのこととは思うけれども、「ものみの塔聖書冊子協会」が国連にNGOとして加盟していた時期があります。
たまたま古い文章を読んでみてちょっとびっくり。
国際連合 ― より良い手段?

ここの一番下の部分。

エホバの証人は,国際連合が非常に近い将来に,世界情勢の中で大きな役割を演じるようになることを確信しています。そうした事態の進展は,非常に興奮を誘うものであるに違いありません。その結末は,あなたの生活に広範な影響を及ぼします。この点に関する詳細をご近所のエホバの証人にぜひお尋ねください。聖書は,しばらくすると国際連合が権力と権威を与えられることをはっきり示しています。そのとき国連は,あなたも仰天するような非常に驚くべきある事柄を行ないます。とこしえの平和と安全を確実にもたらす一層すぐれた手段がすぐ近くにあることを知れば,あなたは胸を躍らせることでしょう。

これが書かれている出版物は1991年のもので、1991年ってのは「ものみの塔聖書冊子協会」がNGOとして国連の広報部門に協力することを申し出た時期で、NGOの国連への協力への条件を満たすためには「ニューズレターや広報やパンフレットを出版したり、カンファレンスやセミナーを主催したり、報道機関を動員したりして、国連活動に関する効果的な情報プログラムを行う義務と能力をもつこと」ってのがあるので、こういう文章が必要だったのかなぁ〜と。
知らんけど。

現在2020年。
1991年からは「しばらく」すぎるぐらい時間は経っているんで、そろそろ国連が「仰天するような非常に驚くべきある事柄」ってのをやってくれるかねぇ。
何をやってくれるんだろう?

エホバの証人を論破する: 脱会指南の決定版 エホバの証人脱会指南



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2020年05月10日

日本ケロッグ プリングルズ ブラックペッパーチーズ

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ブラックペッパーチーズ - 110g
チーズとペッパーの鉄板コンビ!食欲がとまらない味わい!
みんな大好きなチーズフレーバーから季節限定発売。
ピリッときいた黒こしょうは、チーズと相性バツグン!おつまみとしても楽しめるフレーバーです。


4月13日発売。
ロピアで159円(税別)で購入。
参考小売価格233円(税別)。
内容量132g(20%増量)。
100g当たり熱量523kcal。

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チーズの味のもコショウもありがちというかすでに使われまくりではあるけれども、普通に美味しいポテトチップスっていう感じの味。

プリングルス 6種アソートボックス (オリジナル、ピザ、バーベキュー、ランチ、ハニーマスタード、サワークリーム&オニオン)



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2020年05月09日

サンヨー食品 日本唐揚協会認定 からあげラーメン ジンジャーしお

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日本唐揚協会認定 からあげラーメン ジンジャーしお | サンヨー食品
唐揚のスペシャリスト「一般社団法人日本唐揚協会」認定。具材に鶏からあげを使用したチキンのうまみにジンジャーの風味がきいたしお味ラーメンです。
表面に張りがあり、芯の歯切れがよく、食べやすい中太めんです。チキンのうまみにジンジャーの風味がきいた塩味スープです。ガーリックのコク、ブラックペッパー、赤唐辛子の辛みを加え、飽きのこない味わいに仕上げました。具材は鶏からあげ、キャベツ、あげ玉の組み合わせです。


4月13日発売。
東急ストアで128円(税別)で購入。
内容量(めん重量)67g(50g)。
希望小売価格(外税)193円。
1食当たり熱量288kcal。

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小袋なんかがなくて、お湯を入れて三分待つだけのタイプ。

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「日本唐揚協会」認定の商品。
これともう一種類「からあげラーメン ガーリックしょうゆ」っていうのも発売になっていて、店頭にもあったんだけど貧しいのでこれだけ購入。

麺は細めで柔らか目に感じた。
スープの味自体も唐揚げっぽい。
具材は「鶏からあげ」「キャベツ」「あげ玉」が入っているだけど、「鶏からあげ」は一応唐揚げっぽい味はする。
肉だなっていう感じはあんまりないし、すごく小さいけど。
全体としてカップ麺としてアリな感じだと思う。

サンヨー食品 日本唐揚協会認定 からあげラーメン ガーリックしょうゆ 66g ×12個



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パイン株式会社 パインアメラムネ

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パインアメラムネ | パイン株式会社
パインアメの甘酸っぱくてフルーティーな味わいをラムネで再現しました。
口どけが良く、美味しさが素早くお口いっぱいに広がります。
1製品あたりぶどう糖80%配合。勉強やデスクワークなど集中したいときにもおすすめです。


3月18日発売。
Fit Care DEPOT EXPRESSで98円(税別)で購入。
希望小売価格100円(税抜)。
内容量30g(正味量)。
1袋当たりエネルギー108.9kcal

新発売ってワケでもないけど、やっと見かけたので。
それほど熱心に探してもいなかったけど、過去にパインアメの新発売のヤツって必死に探しても全然売っていないっていうことが何度もあったから、どうせこれも売ってないだろうなって感じでいた。

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口がチャックになっているので便利。
そんなに大量に入っているワケじゃないけど一気食いする感じじゃないからな。
袋を開けたらパインアメっぽい香りが。
味もパインアメっぽい甘さと酸っぱさがある。
まあ、美味しいかなと思う。

パイン パインアメラムネ 30g×6袋入



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2020年05月08日

2019年9月2〜13日◆でっち上げ(後編)

これの続きです。

もうふた昔近く前。
(昨年の放送なので)16年前、2003年、教師によるいじめ。
これは福岡での事件。
ローカルのニュースであったいじめ事件が全国誌に報道されることによって、ワイドショーネタとなる。
自分のところの受け持ちの小学校4年生の子に向かって「死に方教えたろうか」と恫喝する。
あるいは「オマエの血はアメリカ人の血が流れてるんで、穢れているんだよ」と言いつつ耳を引っ張った、とかという悪魔のようないじめ事件があったということで報道される。
ところがそれが民事の裁判となって調べられていくうちに「あれれ?」という感じになるという。
川上先生は弁護士さんをやっと一人雇って裁判に臨む。
(実際には南谷弁護士と上村弁護士の二名)
その弁護士になられた南谷さんという方が事実を見ていくと、膨らんだ話の正体が縮んでゆく。
いじめの現場を実はクラスの誰も、職員の誰も、父兄の誰も見ていない。
全部お話は「いじめられている子の母親から聞いた話だ」という。
南谷は訴状を読めば読むほど、向こう側が叫んでいるそのいじめの内容が穴だらけに見えてしまう。

 唯一提出されたのは、川上にアイアンクローの技をかけられ、突き倒されて右大腿部を負傷したとする診断書だけである。病名は「右大腿後面挫傷」−中略−たとえば、サッカーの試合中に足を蹴られたり転倒した際にできる程度の傷であろう。診断書の日付は、怪我をしてから20日もたった6月10日だった。(185頁)

朝日新聞が掲載した第一報を始め、その直後の他社の後追い報道は全て、「母親の曾祖父が米国人」だった。ところが原告の訴状に「原告裕二の曾祖父がアメリカ人」と記載されていたため、直後から、新聞テレビとも一斉に変更、「週刊文春」も、和子の言葉として、「私の祖父がアメリカ人」としていた。川上自身も家庭訪問の時、そう聞いた。
 ところが驚いたことに、和子の陳述書では、「私の祖父がアメリカ人とのハーフ」と、第一報のそれに戻ってしまった。
(188頁)

つまり、矛盾することを言う時、人間の言っていることはどこかでやはりズレていく。
人種差別の訴えに母親は忙しく、その血の濃さが発言のたびに濃くなったり薄くなったり、濃くなったり薄くなったり。
「お祖父さん」が「曾祖父さん」になったり。
「お祖父さんはアメリカ人と日本人のハーフ」になったり、変わる。
これで、南谷さんというこの弁護士さんはすごい。
「全部ウソじゃないか?」と思う。
(本によるとこの件を積極的に疑問視していたのは弁護士ではなく川上先生)
つまり、そうすると「アメリカ人の血は穢れている」等々の発言というのは「お母さんの全くのウソ」ということが証明される。

川上はといえば、被告席にその姿はない。マスコミの取材攻勢を心配した南谷弁護士から出廷を見合わせるように言われてるため、第2回の口頭弁論以降、一度も姿を見せていないのだ。(206頁)

この口頭弁論で校長から話を聞く。
処分の理由を聞くと「アンケートを取って分かったんだ」というので「じゃ、アンケートどんなこと聞いたんだ」と問い詰める。
そうすると実施されたアンケートに関しては「いじめがあったか、無いか」。
〇と×だけで他は何も聞いていない。

 すると校長は、アンケートについて、
「細かいことは(子供たちに)聞いていない。個人的には何も聞いていない、聞き取った中でいじめはわからない。
(213頁)

──何度も出血したとかいうことで、その事実があったかどうかということで保健室等に浅川裕二君が来てるかどうかということの確認をされましたか。−中略−
「養護教諭に鼻血が出たとかいうことで保健室に来たということはなかったということです」
──要するに、来てないということですね
「はい」
(209頁)

 体罰で歯が折れたとする主張についてもカルテには気になる記載があった。
 そもそも裕二の年齢は乳歯の生え変わる時期であり、実際に病棟でも裕二の犬歯が抜けていた。
−中略−原告側が、自然に抜けた歯を「折れた」と主張している可能性もある。(234頁)

しかも「耳が切れた」という話にしても体罰から20日も経って発見しているというあたりで「全部おかしい」と。
これに対してこの裕二君の大弁護団は久留米医大の先生を呼び出して、久留米医大で調べたPTSDの入院記録を調べるが、これがアッ!と驚く。

16年前に福岡で起こった、とあるいじめ事件。
ある担任の先生が教え子をいじめる。
ハーフなので「血が汚れている」とか「死んでしまえ」とか。
耳を血が出るほど引っ張ったというような事件。
いじめられた子はPTSDで心に障害を受けて、先生の顔を見ると震えが止まらないという症状を呈しているということで久留米医大。
久留米にある巨大な大学病院。
そこでPTSD「心に傷を負っている」ということが診断される。
ところが民事の裁判でこのいじめた先生を守るべく立ち上がった南谷という弁護士さんが調べるとどうもその内容が・・・考えこむ。

 重度のPTSDで希死念慮、つまり自殺願望さえも認められるというのに、入院から3日後には早くも外泊が始まり、合計186日の入院期間中、なんと106日が外泊だというのである。(215頁)

それで看護婦さんが観察していると入院当初「よく眠れていない」「何か不安そう」という報告がある。
それはやはりあれだけのいじめを受ければ。
小学校4年生。
「よく眠れない」「何か不安そう」ということがある。
ところが南谷弁護士はそう読まない。
「当たり前じゃないか」
小学校4年生の男の子が病院に入院して、今までと違うところでベッドで寝る。
「何か不安そう」
それは当たり前。
(入院していた時は)武田先生だって「不安そう」だった。
「何か不安そう」「よく眠れていない」それが最後まで続かない。
病院の日誌は正直に書かれる。
その記録の後半になると問題行動が裕二君に現れる。

 ところで、裕二に関しては、11月半ば頃から、PTSDとは別の困った問題が持ち上がっていた。他患者や病院スタッフへの暴言や問題行動が目に余るようになり、他患者からの苦情も頻発、病院側は対応に苦慮する事態になったのだ。−中略−
・問題行動を注意した看護師、スタッフに対し、「おまえ、気持ち悪い」「バーカ、メガネババア」「クソババア」「穢れる」「触るな」「この話いつ終わると」「うるさい、うるさい、うるせーえっ」
−中略−
・検温、内服、食事などの片づけの拒否。
(221〜222頁)

確かに、一部の問題行動は、抗うつ剤の投与による躁転反応とも考えられるが、カルテを克明に読んだ川上にはそうは思えなかった。−(222頁)

それでは「PTSDでない」ということではないか?ということになる。
原告の言うPTSD。
これは少年の言うことを全部鵜呑みにしすぎるのではないか?
だから入院の日誌を読めばどんどんトンチンカンになっていく、という。
そして前田医師に対して症状を綿々と説明したのは母親の和子、ということで。
どうもその裕二本人の症状ではないような気がする、と。
南谷ははっきりと狙いを定めて、裁判への狙いを母・和子一本に絞った、という。
このお母さんを突き崩す。
「アメリカ人の祖父がいた」は嘘ではないか?と。
「日米双方の小学校に住んでいた」とお母さんはおっしゃっているが「だったら調べますよ」と記録を取る。
アメリカに住んだ記録が無いという。
それから川上先生の差別に基づく体罰。
これは全部ウソなんじゃないか?

 その上福岡市は別の書面で、二人が頻繁に日米を行き来していたとされる昭和42年〜47年のホノルルまでの往復航空券と初任給の比較データまで持ち出して、それがいかに非現実的であるかを証明しようとする執念ぶりである。
 そのデータによると、例えは、昭和45年は、初任給3万円に対して運賃約20万円、昭和50年は、初任給8万円に対して運賃約25万円だったという。
(264頁)

(番組では浅川氏の初任給が3万円であるという話になっているが、そういう内容ではない)

《要するに、昭和40年代の庶民にとっては、ハワイ旅行ですら夢のようなもので、原告らがいうように「何度も」行けるようなものではなかったのである。−中略−何度か飛行機を乗り継いでアトランタまで行ったことになるが、そうすると、(中略)1回の渡航に要した経費は、120万円以上はかかったものと考えられる》(264頁)

いくら調べてもアメリカと結びつかないこの夫婦の暮らしぶり。
この女性、このお母さんは「虚言」というか「ウソをつく体質である」ということを裁判で。
さらに南谷の攻撃が続く。
川上先生が裕二にアイアンクローをかけたというこの一点だが、これについても絶妙のひっくり返しをやる。
もうここからは読んでいてサスペンスドラマ。

「(教室で)とても晴れてる日にあの人が『おまえの血はけがれとうったい。早く死ね』とか言ってる時、太陽の光がまぶしくて、あのひとと重なっていた光景の時に言われました」
 この供述について、教諭と代理人が詳しく検証を行った結果、体罰が行われたとされる季節、放課後の教室に太陽の光が差し込むことはありえないことが判明した。
(327〜328頁)

でも、自分が子供の時のことを考えてください。
子供は子供ゆえにウソをつく。
そういう生き物。
この裁判の中に「子供はウソをつかない」という前提をあまりにも振り回しすぎている。
武田先生もそうだが子供はウソをつく。
「早く帰ってこい」と言ったのにグズグズ帰って「何で遅れたとか!」と母親から突っ込まれると「空飛ぶ円盤が〜!」とか何か。
そういう悲しいほど下手なウソをつくのが子供。
上手につくのが大人なら下手なウソをつくのが子供。
そんなふうに子供を理解してあげないと子供はかわいそう。

このあたり、この南谷という弁護士は大変シャープ。
朝日新聞の第一報から3年経っている。
民事が延々と続き、ついに10回の口頭弁論で結審。
3年後だから2006年7月28日午後1時。

 野尻純夫裁判長が主文を読み上げた。
「被告福岡市は原告裕二に対し、220万円およびこれに対する平成15年9月21日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え。
(273頁)

 しかし、体罰については、「原告らが主張するような、怪我をするほどの強い力でほぼ毎日行なわれたものと認めることはできない」とした。(273頁)

また被告川上は、授業中ないしゲーム中に原告裕二に対し『アメリカ人』『髪が赤い』などと述べ、原告裕二のランドセルをごみ箱に入れたことが認められる」(273頁)

「外国人の血が混じっているので血が穢れている」「アメリカ人は頭が悪い」などの一連の人種差別発言、「早く死ね」などの自殺強要発言のすべてを否定(273頁)

純白の証明よりは仲裁を判決とした。
少年をあまり深く傷つけない、真実を追求して追い詰めるようなことのないように、ということで、仲裁を旨とした判決を出した。

 南谷と上村は、PTSDが退けられたことには安堵したが、体罰やいじめが一部にしろ認定されてしまったことに落胆した。(274頁)

地元のRKB毎日放送の報道ぶりは目を引いた。−中略−
「今回の事件を巡っては、当時、ほとんどのメディアが児童側の主張に沿って報道を続け、『血が穢された』などの言葉だけが先行し、教師と児童の間のやり取りを客観的に判断できていたのか疑問が残ります」
(275頁)

福岡市で起こった殺人教師の事件の真相。
これは刑事事件にはなっていなくて、結局民事のほうで3年後に結審する。
これはすごいのは福田ますみという女性記者なのだが、この後もまだ調べる。
そして裕二のご両親、浅川夫妻にもインタビューを重ねてらっしゃる。
そのうちハッ!とする。

 この事件はそもそも何が発端なのだろうか。−中略−
 南谷は、平成15年5月28日、学校から帰宅した裕二のランドセルの中があまりに乱雑なことに驚いた和子が叱って問いつめた際、裕二が泣きながら「10カウント」を告白したことが全ての始まりではないかと推測する。
《原告裕二は、これに先立ち、原告和子から、鉛筆や消しゴムを忘れないように、外から見えやすい手の甲に、マジックで、大きく、「えんぴつ・けしごむ」と書き込まれた。そして、「これで忘れたら、次は顔に書くよ。」と厳しく念押しされていた。
 ところが原告裕二は、原告和子の念押しにも関わらず、5月28日に、約束が守れず、また忘れてしまっており、原告和子の忘れ物がないかの確認行為と詰問に対し、ただ泣くばかりだった。
 そのままでは、原告裕二は、原告和子から、顔にマジックで、「えんぴつ・けしごむ」と書き込まれて、A小学校に登校しなければならないという状況に追い込まれたのである》
《かかる状況下で、心理的にぎりぎりまで追い込まれた原告裕二が、泣きながら、おもわず、自分の責任を回避するために、被告川上に責任転嫁する嘘をついたとしても不思議ではない。
(303〜305頁)

それを鵜呑みにし、母・和子は校長のところに抗議したのではないか?と。
抗議をしたら校長がたちまち恐れをなしたので「これは間違いない」という確信を和子は持ったのではないだろうか?
そのことが転じてやがて4年3組のクラスに見張り役の先生が一人増えた。
川上先生を見張っているという異常なクラスの雰囲気に反応した子供たちがいる。
そこに和子が訴えて騒ぎが広くなり、学校の周辺を新聞・メディアの人間がうろつくようになると、クラスの子たちも敏感になって「この騒ぎの原因は裕二だ」ということになった。
その時に裕二に向かって子供たちがその当時の流行り言葉を使ってしまった。
それは「オマエの血は穢れている」。
その表現を裕二が覚えて生徒から言われたのを「先生から言われた」と、お母さんにもう一つジャンプしたウソをついてしまった。

 南谷と上村が、この「穢れた血」の由来を調べたところ、なんとそれは『ハリー・ポッター』だった。平成12年頃から、世界中で爆発的な人気を博した『ハリー・ポッター』の本や映画の中で、「穢れた血」という言葉は頻繁に登場しており、子供たちの間でちょっとした流行語になっていたのである。(303頁)

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つまり映画の中で「ハリー、オマエの血は穢れている。早く死ね!」という悪魔の声が聞こえてくる。
あの物語の魔法学校の出来事とそっくりリンクする。
その言葉を知ってクラスの子から裕二へ。
裕二から母親へ。
母親から校長に告げられて「差別用語」ということになる。
そして「文春砲」が反応する。
西日本新聞、毎日新聞が参加し、川上先生は「悪魔の殺人教師」というふうに呼ばれてしまったという。

久留米大学もPTSDを調べたときに母親・和子から様々な症状を聞いて、ジャッジメントが緩かったのではないだろうか?
そういうことで騒ぎが大きくなった。
これが真相ではないだろうか、という。

民事裁判で3年以上争われたのだが、その後、このご夫婦は更に福岡市に対し賠償金を釣り上げて110万円等々を上乗せし、受け取っておられる。
そして福岡市から立ち去って行かれたという。

しかし川上先生はそれでは収まらない。
福岡市人事委員会に無実を訴え続けて、さまざまな先生の発言等々はやっぱり「無かった」と断じられ、福岡市は川上先生に下された停職処分はすべて取り消し、ということなのだが。

しかしすごいのはこの川上先生は戦いをやめない。
冤罪を主張してさらに裁判を続ける。
(本によると福岡市人事委員会の判定で処分が取り消された時点で終了のようだ)
この川上先生が無実を完璧に手にするまで、何と事件発生から10年。
これは報道に携わった方を責めるワケではないが、平成25年あたりで「川上先生は無実です」と報道したのはこの本をお書きになった福田さんだけ。
あとは一行も。
福田さんがおっしゃりたいのは「我々の社会はわかりやすいストーリーに事件を落とし込みすぎるんではないだろうか?」という。

子供の小さなウソというのはどんどん社会問題になって、実態が実はモンスターのようなペアレンツという話題になって、裁判闘争があって、という。

 両親の虚言がぼろぼろと裁判で崩れたとき、福田は最初に記事を書いた記者たちに取材を重ねた。「週刊文春」記者は「裁判で明らかになった事実を説明しても、一切聞く耳を持たなかった」。朝日新聞記者は教師との取材のやりとりについては語ったものの、「それ以外の質問は一切受けつけなかった」。(350頁)

この福田さんが事件の真相を追っている時に、4年3組の生徒たちの子供とか親にインタビューしている。

「事実は報道とは全然違いますよ。先生がかわいそうという声が大半ですよ。(280頁)

やっぱり皆さんトラブルに、お家も近くなんで巻き込まれるのが怖くて黙ってらしたけれども、実は訪ねていくと皆、必ずそう言った、という。
「そのことがこの事件を私に疑いを持たせた理由です」と。
(というような話は本の中には見つからない)
丸く収めようとする校長に従って川上先生にも無念がある、と。
我々、肝に銘ずべきは社会における倫理という言葉があるが、倫理の反対語「不倫」。
不思議な言葉。
ちょっと色っぽい言葉になるし、元気いっぱいの老人のことを「絶倫」という。
「倫理」も忙しい。
何を思ったか武田先生が書いているが「倫理の『倫』とはあくまでもアベレージのことであり、どんなに面倒であろうと様々な倫理を聞き取り、その平均とすべき」。
「あ、これが正義だ!」というようなのを持たないで、「正義」というのは世の中のアベレージのことだと。
それを尋ねるという姿勢を失くしたら偏ってしまう。
でないと倫理によって人を冤罪へ陥れる、そういう罠に倫理がなってしまう。

そしてもう一つ、これは武田先生の発言。
子供を聖域にしてはならない。
子供とは時として「ウソをつく子供」なのだ。

ちょっと前にも先生が生徒を殴るという映像を生徒がyoutubeで出したというのがあって、そこだけピックアップしたら「先生ひどい」となるが、実は生徒の方が先生を挑発して殴らせるようにして、わざと撮っていたみたいなこともあったので、メディアは本当にもうそこだけピックアップしてはいけないと思う水谷譲。

(最後の方はこれ以前に番組で取り上げた『磐井の乱』の話なので今回は割愛する)


posted by ひと at 08:43| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年9月2〜13日◆でっち上げ(前編)

でっちあげ (新潮文庫)



福岡・博多の街に舞台公演のために一か月間逗留していた武田先生。
その一冊はその一か月の間に行きつけの橋のたもとの本屋さんで見つけた文庫本。
新潮文庫で福田ますみさんという方がお書きになった。
これ(この本に書かれている事件について)を福岡の人に聞いた。
みんな「あったっけかなぁ?そんなこと」という。
この事件が起こった頃、ちょうど舞台公演で福岡にいた武田先生。
武田先生は福岡で教員養成の大学に通っていた。
福岡・博多の公演の時に、みんなもう年を取って現役は退職しているのだが、大学の時の同級生が集まった。
集まったのだが、一人だけ欠席するヤツがいて「どうした、アイツは?」と訊いたら「いやぁ〜ちょっと今、大騒動が福岡で持ち上がっててな〜」という。
「その事件じゃないかなぁ」と思ってこの本を読み始めた。
武田先生は大学が一緒で福岡市内で小学校、中学校の校長先生にまでなったという友人がいる。
そいつらがその頃、武田先生に会うたびに「いやぁ武田。福岡の教師は疲れ切っとるよ」という。
「オマエ悪いけど、教員集めるんで金八先生として、小中学校の教師ていうの励ましてくんないか?」
そんなことをしきりに頼まれて。
「いや、俺できるわけねぇじゃん」と断っていたのだが。
その教師たちをものすごく疲れさせた事件というのがこの『でっちあげ』という事件じゃないかなと思った。
何でありもしない大事件が持ち上がったのか?
その中には騒動が大きくなる行程がある。
実にささやかなクラスの出来事が報道されるたびに炎のように焼き尽くしていくというか。

 火付け役は朝日新聞である。平成15年6月27日の西部本社版に、「小4の母『曾祖父は米国人』 教諭、直後からいじめ」という大きな見出しが踊った。そのショッキングな内容に地元のあらゆるマスコミが後追い取材に走ったが、その時点ではまだ、単なるローカルニュースに留まっていた。
 これを一気に全国区にのし上げたのは、同年10月9日号の「週刊文春」である。「『死に方教えたろうか』と教え子を恫喝した史上最悪の『殺人教師』」。目を剥くようなタイトルと教師の実名を挙げての報道に全国ネットのワイドショーが一斉に飛びつき、連日、報道合戦を繰り広げる騒ぎとなった。
(9頁)

(週刊文春の記事を番組では「9月号」と言っているが、上記のとおり10月9日号)
実名報道というのはもう文春さんが確信を持っている、ということで、東京のワイドショーのテレビ番組がこの殺人教師事件に飛びつく。
しかし「真相はどうなのか」というのをこの福田ますみという、女性ルポルタージュの作家さんが調べていく。
それが「あっ」と驚く。
つまり騒ぎというのはなんでもそう。
いかにして膨らんでいくか、という現代のマスコミの在り方みたいなものを教えてくれるような。
それで(この本を三枚におろすのを)やってみようかなぁと。

 事件の舞台となったA小学校は福岡市の西部、室見川の下流域に位置している。−中略−事件が起こった平成15年当時の生徒数は780名で学級は22学級である。−中略−
 川上譲(仮名)は、平成10年からこのA小学校に勤務している中堅どころの教師で、平成15年には46歳である。
(17頁)

 平成15年は4月から4年3組の担任となり、児童32名を受け持っていた。(18頁)

その32名の生徒の一人に向かって「死に方、教えてやろか」というような恐ろしい文句を、という。
現場で何が起こっていたかというのは現場でしかわからない。
皆さん、少し落ち着きましょう。
日韓関係もそうだが、少し落ち着きましょう。
まず、この文春砲がタイトルに掲げた「死に方教えたろうか」。
この言葉遣いは方言。
大阪の方言だろう。
文春砲に申し上げるが、熊本生まれで福岡で生活している人は、こんな関西弁を使わない。
福岡の人は日常の言葉で大阪なまり、河内なまり等々を使わない。
武田先生は福岡生まれなので断固として言う。
「死に方教えたろか」
こんな言い方はしない。
このタイトルに武田先生個人はものすごい違和を感じた。
福岡で聞いてらっしゃる方は頷いてらっしゃる。
「死に方教えたろか」
福岡の人は絶対に言わない。
まして熊本生まれの人は。
このあたりから違和を感じ、この本を読み進めていく。

10年以上の、ある意味では遠い昔のことではあるが、現代に通じる事件だと思う。
2003年。
今から16年前の事件。
(この番組の放送は昨年なので)
その2003年の5月12日夜、川上先生。
福岡市内、室見川のすぐ近くの小学校の先生。
40代前半(実際には46歳なので後半)の方。
受け持ちのクラスの浅川裕二(仮名)の家を訪問した。
その時、母・和子(仮名)さんが、息子裕二が「多動である」と。
「落ち着きがない」という相談を家庭訪問で川上先生は受ける。
(本によると相談されている感じではなく「ADD(注意欠陥障害)なので誤解されやすい」というような話をしている)
更にお母さんはちょっと舌が滑らかになったのだろう。

私の祖父が、裕二にとってみればひいお祖父ちゃんがアメリカ人で、今、アメリカに住んでいます。私も小さな頃に向こうに住んでいたんですよ。(30頁)

自分の家族のことは「ファミリー」とつい言ってしまうという、英語のクセが治らない。
アメリカで自由の暮らしを送ったので日本・福岡、そういうアジアのローカルの街の暮らしというのは「アメリカの文化が身についた私にはちょっと肌に合いませんのよ」という。
「裕二にもそんなところが見受けられるかも知れません」というようなことをおっしゃる。
「ああ、そうですか、そうですか」とお母さんの話に相槌を打つ川上先生。

 それから3週間たった6月2日の朝のことである。−中略−教頭が近寄って来て耳打ちした。
「川上先生、話があります。校長室へ行ってください」
(39頁)

(番組では校長に呼ばれたのが5月30日と言っているが、上記のように6月2日。5月30日は浅川夫妻が学校に抗議に来た日)
家庭訪問をしたその裕二君が体罰を受けたとお母さんに報告した、と。

「どうするのかはわかりませんが、頬をつかんだり、鼻をつかんだりしていませんか?」
(えっ、自分が体罰をしているかどうか聞いているのか? そんな覚えはない)
「していません」
 即座に答えるが、校長は重ねて聞く。
「ミッキーマウスとかピノキオとかアンパンマンとか、浅川君ができないことをすると、頬をつかんだり、鼻をつかんだりしたことはありませんか?」
(46頁)

ところが川上先生は全く身に覚えがない。
話が逆。
川上先生がいつも気にしているのは、その体罰を受けたという裕二君の方がやや粗暴で。

裕二君は帰り支度をなかなかしないで、友達を廊下に待たせているんですよ。『早くしなさい』って言っても聞かないので、『はい、10数える間に出ていってね』と言っただけですが」
「ランドセルをゴミ箱に捨てたとことは?」
「蓋の上に置きました。ランドセルが棚の前に落ちていて、『これは誰のですか?』って言っても取りに来ないので、『いらないなら捨てちゃうよ』と。でも、実際に中に捨ててはいません」
(45頁)

 ところが6月5日頃、授業中に児童の一人の及川純平(仮名)の顔を何気なく見た時、裕二の頬を払ったいきさつがはっきりよみがえってきた。
 及川は4月になって以降、裕二から立て続けに暴力を受けていた。
−中略−
 裕二を呼んで聞いてみると叩いている事実を認めたので、「もう絶対にやっちゃだめだよ」と言い聞かせた。しかし反応がない。2日後の18日に念のため及川に確認すると、暴力は止んでおらず、続けて叩かれており70数回にもなると言う。
−中略−
 思い余った川上は、右手の甲で裕二の右の頬を払うように軽くたたいた。
−中略−
「今叩かれた痛さがわかるか? その痛さが、君が及川君にしてきた暴力だろう?」
 川上は裕二にそう諭したが、本人はちっとも懲りなかったようだ。なぜなら裕二はその後も、他の同級生に暴力を振るっているのである。
(61〜62頁)

(番組では及川の一件を6月のことと言っているが実際には4月)

 裕二のこうした問題行動は、以前からA小学校の保護者の間で心配の種になっていた。
 1年生の時に、「このはさみ切れるんかいな」と言って同級生の女の子の手を切り、何針か縫う怪我をさせた事件は有名である。そのため、「あの子とは関わりたくない」「うちの子があの子と一緒のクラスになったら困る」といった声が少なくなかったことは事実である。
(64頁)

ところが裕二君のご両親が学校へ体罰への抗議。
その上に裕二に向かって川上先生が曾祖父ちゃんがアメリカ人ということで「君はアメリカ人の血が流れてる。アメリカ人の血は穢れているんだよ」と罵ったということが報告される。
(本によると、和子は家庭訪問の時にドア越しに先生が『血が穢れた』と言っているのを裕二が聞いてしまったと主張している)
しかも裕二君は耳の付け根が切れている。
その切れているのも先生から引っ張られた。
そういう報告を両親にしている。
それで騒ぎは広がって、校長、教頭、川上先生を含めて相手方の裕二君のご両親と話し合いが、という。
とにかく校長先生は「川上先生、頭下げよう、頭下げよう、頭下げよう」というので謝りに行く。
(この時点では裕二の両親の方が学校へ来ている)
ここからどんどん両者の溝が広がっていくということになる。

どんな小さな事件でもサスペンスというような出来事がある。
ここからは武田先生にとっては「怪談」。
6月に入るとこの川上先生と裕二君のご両親との噛みあいというのが悪くなって。
本の方に書いてあるのだが、川上先生は裕二君のお母さんの和子さんに異常を感じるようになる。
会うと睨む。
そして裕二君のお父さんの方も睨みながら低く唸るような。
(本にはお父さんがすごく睨んだということは書いてあるが唸るというようなことは書いていない)
そんな目線にさらされるだけで嫌。
「何でここまで、この人たちは自分を憎むんだろう?」と。
校長はひたすら騒ぎを大きくしたくない。
だからとにかく謝らせる。
ところが謝るたびにどんどん向こうの態度が硬化していく。
そこで何をやったか?
屈辱的。
川上先生の授業には監視役の先生が付くようになる。
子供に暴力をふるわないかどうか。
それは裕二君の両親からの強い要請があったのだろう。
(本によると両親の方からの要請は「担任を変えろ」だった)
ところが何べん見ても裕二君の粗暴こそ問題。
ところが校長はその川上先生を頭を押さえつけるようにして謝らせて。
「教師が教え子をいじめているのは大変なことになる」というので「学校内でも川上先生を見張れ」という話になって。
その上に裕二の心のケアを学校全体でやろう、ということで父兄を集めての懇談会等々が。
その懇談会にも裕二君のご両親がやってくるが、すごい目で睨む。
怖い。
川上先生がクラス担当をとうとう外される。
しかしそれでも彼は学校に行く。

「学校内で2、3度、川上先生にばったり出くわした裕二が、ショックのあまり具合が悪くなったんです。帰宅するなりトイレに駆け込んで下痢や嘔吐を繰り返すんですよ。(106頁)

何と6月25日に和子さんは自ら地域の新聞である朝日新聞に出向いて、この顛末を話す。

 この日の夜8時半頃、川上の自宅にも朝日新聞の記者がやって来た。−中略−「朝日新聞の市川です」と名刺を差し出して自己紹介した。−中略−実際のところ、浅川君への体罰や、血が穢れるなどの差別的な言葉はあったんですか?そのことを直接、先生の口から伺いたい」と言う。(107〜108頁)

川上先生は「冷静になんなきゃ」と思う。
そこで何を思ったかというと、即答は止める。
(即答を止めたのはこの時のことではなく、その次の取材の時)
即答しないで「校長が全部その間のことをメモしてますんで、発言を一本化するために校長が来たところで同じ質問をして真実かどうかを確認してくれ」という。
ところがこの川上先生の柔軟な姿勢が、朝日の新聞記者をして「逃げた」と思わせる。
(この時の記者は朝日新聞ではなく『週刊文春』)

朝日新聞の西部本社版に
《小4の母「曾祖父は米国人」
 教諭、直後からいじめ》
 という大見出しで、ほぼ浅川側の言い分に沿った記事が掲載された。
(113頁)

このほんのわずかな食い違い。
逃げじゃなかったのだが新聞記者の方がそう取られたのだろう。
朝日の方は書くのだが、すべて母・和子からの取材による新聞の大告発だった。
人間のすれ違いというのは、何か胸が痛くなる。

校長は「学校に置いとくとまずい」ということで、早良区百道の教育センターへ研修へやらせる。
とにかくマスコミの嵐から小学校を守りたいという一心の校長。
「川上先生、オマエ喋ると問題がさらに広がるから、絶対喋るな!」というワケで。

 一般の会社勤めから回り道して小学校教師を志した川上は、教員採用試験を連続9回不合格になっている。10回目でようやく合格を手にした時のあの天にも昇るうれしさを彼は忘れたことがない。(118頁)

とにかく「教職だけは辞めたくない」ということで「がんばってたらいつか誤解も解ける」ということで教育センターに通いつつ、校長から言われた「私に任せておきなさい」を信じて待っている。
しかし、校長が謝罪を繰り返していくうちに川上先生に身に覚えのない体罰がどんどん膨らんでいく。

 7月7日。校長は、この日出席していた4年3組の児童28人を、5人ずつ図書室に呼んでアンケート用紙を配った。このアンケートは5つの設問から成っているが、重要な最初の2問だけを紹介する。

 4月から 先生がたたいたことが
ある ない


 先生が じゅぎょう中やゲーム中に
  アメリカ人のことや 髪の毛のこと などを
  みんなの前や一人の子どもに言ったりしたところを
  見たり 聞いたり したことが
ある ない
(127頁)

 子供たちが日付まで覚えているとは思えないが、裕二が頬を叩かれたのは4月18日頃である。そのため、これを目撃した児童が「ある」と答えるのはむしろ当然で、実際に、「ある」に丸をしたのは22人で全体の80%に上がった。(128〜129頁)

「アメリカ人の血は穢れている。君にはその血が流れている」と罵ったという訴えに対して校長先生が「先生が授業でアメリカ人のことや髪の毛の色のことなどを喋ったことがありますか。ありませんか」。
クラスのうち60%近い子が「ある」。

6月になると4年生は平和学習の一環として福岡大空襲について学ぶ。子供たちは当然、川上が授業中に、「アメリカ」とか「アメリカ人」と言うのを聞く≠アとになる。
 また、4年3組の前出の児童によれば、「ゲームをしている時、先生ではなく、同級生のある女の子が裕二君に向かって、『髪の赤い人』と言ったことはある」と話す。
(129頁)

つまり不用意なこの手のアンケートが日常「裕二を先生はいじめている」ということになってしまう。
それから片付けの遅い裕二君に関して先生はせかせる意味で「はぁい!急がないとランドセル捨てちゃうよ!10・9・・・」というような行為もこのアンケートの中では「ゴミ箱に捨てようとした」になる。
だから世論調査とかアンケートは鵜呑みにしちゃ、細部を切り落としてはいけない。
この校長がアンケートをやってその実態が分かったということで、今度は西日本新聞という地元の、かつて武田先生の兄も勤めていた会社。

 地元マスコミの中で、とりわけ熱心にこの事件を追いかけたのは西日本新聞の地域報道センター所属の野中貴子記者である。
 9月9日、彼女は衝撃的な記事を掲載した。校長や友人から連絡を受けすぐさま同紙夕刊を開いた川上の目に、「自殺強要発言も」
(131頁)

今でもそういうものだが。
この西日本新聞という地元でニュースを追っている新聞社が「『死ね』と平気で子供に言うような教師が存在するぞー」と言ったことによって、何と『週刊文春』が騒ぐ。
そして『週刊文春』は母・和子さんからまた取材をし、校長に取材をし、教師へも連絡を付けて欲しいということなのだが、校長はもう『文春』と聞いただけで怯えている。
『週刊文春』が書くともう全国区になる。
それで「連絡来ても応じるな」と「居留守を使え」と言ってしまってそれで無視をしてしまう。

 10月頭、川上宅に「週刊文春」が郵送された。−中略−
「『死に方教えたろうか」と教え子を恫喝した史上最悪の『殺人教師』」
(141頁)

 10月8日。予期していたように、浅川裕二とその両親は、裕二のPTSDを理由に、川上と福岡市を相手取って約1300万円の損害賠償を求める民事訴訟を福岡地裁に起こした。(150頁)

 刑事告訴ではなく民事訴訟であるという点にも川上は納得がいかなかった。体罰によって大量の鼻血が出たり耳が千切れて化膿するほどなら、これはもはやりっぱな傷害事件ではないか。浅川夫婦はどうして警察に被害届を出さないのか。(158頁)

これは著者の福田ますみさんがおっしゃっているが、民事は緩い。
刑事事件となると「何cm切れた」とか「何か月」とか全部書かなければいけない。

6月20日に学習遠足に出かけたのが最後になった。−中略−
 展示物を前に裕二は興味をそそられたのだろう、「あれ何や? これ何や?」とひっきりなしに川上に質問してくる。川上がデジタルカメラを向けると、裕二は満面の笑顔でポーズを取った。
(104〜105頁)

この先生は気の毒。
「君さえ黙っておけば丸く収まる」という言葉を信じている。
逆。
油を注いで爆発させるように騒ぎはどんどん大きくなる。

原告側弁護団はこの時点で、大谷弁護士を筆頭に、なんと503名という途方もない人数に膨れ上がっていた。(158頁)

「ならば一人でも戦う」ということで、先生は裁判に立ち続ける。
(上村弁護士に何度も依頼しているが保留され続けて、結果的にはこの時点で一人で戦う状況になっている)

 10月10日、川上は、停職6か月の処分の撤回を求めて福岡市人事委員会に不服申し立てを行なった。(159頁)

この間にも川上先生は鬼教師とか殺人教師という、全国版になってしまったバッシングで裁判で争われることになる。
川上先生は一人きりだから大変だっただろう。
ところが取り囲んだマスコミの中で「ちょっと話が出来すぎてないか?」という話に。
それで、これは全部実名をあげる。
この福田さんの本の通りに社名をあげているが。
今度はテレビ局が騒ぎに参入する。

10月13日に放映された日本テレビの「ザ・ワイド」、翌14日のテレビ朝日の「スーパーモーニング」ではいずれも川上の釈明を詳しく取り上げた。
 特に「スーパーモーニング」では、保護者と思われる人物が登場して、「体罰があったとは考えにくい」と証言。さらに番組の女性レポーターが、これだけの体罰があれば、児童間で話は広まるし父母の耳にも入るはずだが、取材の範囲では、学校内でそうした噂が出た事実はないと疑問を投げかけている。
(160頁)

「何かの間違いですよ」という父兄が出てきて。
「あの先生はすごい真面目で、いい先生で」というのとテレビ二社のレポーターに対してある父兄が「乱暴なのは裕二君ですよ」という密告が入った。
テレビ二社が調べたところによると殺人教師なのに体罰の目撃例がない。
「これは少しおかしい」と報道する。

 ところがこれらの報道に「週刊文春」(10月30日号)がまた噛みついた。「史上最悪の『殺人教師』を擁護した史上最低のテレビ局」と銘打って、「ザ・ワイド」「スーパーモーニング」の両番組を激しく非難、大谷弁護士の怒りのコメントを紹介している。(160〜161頁)

「検証もしないくせにテレビの報道はトンチンカンな事ばっかりよ」という。
悪い人ではないのだろうが言葉に勢いがついてしまって。

 裕二は、この前田医師の勧めによって休学し、10月14日から久留米大学病院の精神神経科閉鎖病棟に入院していた。−中略−
 前田は、「男児は非常に深刻な外傷後ストレス障害(PTSD)で、抑うつ症状なども併発している。
(168頁)

そうするとやっぱりある。
「入眠困難」「自殺衝動」ということで診断されて「いじめが放置され教師による学級王国がこういう悲劇の子供を生んでしまった」というのだが。
このPTSDの検査もどうも緩かったようだ。

いよいよ裁判が始まる。
新聞メディアと550人の弁護団に守られた浅川親子対川上たった一人。
たった一人なので裁判が成立しないので「形だけでもいい」ということで無料法律相談所へ行って、一人だけ弁護士さんがいた。
南谷(洋至)さんという方がいらっしゃって、この南谷さんにお願いして弁護をやってもらう。
南谷さんは体罰が凄まじいワリには目撃者が一人もいない。
お母様は何かというと、裕二君から話を聞いているだけ。
それと「ミッキーマウス」という体罰。
耳を千切れるぐらいひっぱるという。
化膿して膿が出ているのだが、親御さんが耳が切れてから膿を見つけるまで二週間以上かかっている。
この一点にこの南谷という弁護士さんはものすごい危なさを感じて(ということではなさそうだが)全ての出来事が実はお母さんの和子さんから語られたことで「それ以外誰も目撃していない」という、ことの真相に思い至る。
それだけのいじめをやる。
耳を引っ張って血が出る。

被告川上は、原告裕二に対し、「お前は生きている価値がない。早く死ね。」と言ったが−中略−原告裕二に、「お前の住んでいるマンションは何階建てか。」と尋ねた。原告裕二が「6階建て」と答えると、「お前の住んでいるマンションの6階から飛び降りろ。今日やるんだぞ。」と、具体的な自殺の方法を教えるとともに、期限まで指定した。(154頁)

(番組では「建物の6階まで連れあがって「突き落とすぞ」とか1階に降りてきて罵ったりという話をしているが本に書いてあるのは上記の内容)

 最後の授業が終わると、子供たちは2、3分で帰りの用意をする。−中略−簡単な担任の話があり、日直が、「帰りのご挨拶、さようなら」と声をかけて終わる。
 この間、およそ15分程度である。こんな慌ただしい状況では、担任が一人の子どもに必要以上にかかずらい、まして、怪我を負わせるほどの体罰をふるう時間的余裕など全くない。
−中略−
 なにより、これほどの体罰なら、目撃した子供たちが保護者に話したり、他のクラスの子供に漏らしたりで、浅川和子が学校に抗議に出向くまでもなく、あっという間に大騒ぎになるはずだ。
(184頁)

この南谷弁護士がことの真相を調べに入る。


posted by ひと at 08:22| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする