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2020年05月19日

2019年9月16〜27日◆天高く食欲の秋だ(後編)

これの続きです。

(公式の方には「山天高く食欲の秋だ」と書いてあるが、多分「山」というのは入力ミスだと思われるので前半と同様に「天高く食欲の秋だ」というタイトルにしておく)

武田先生も痩せなければならない年齢。
綾小路きみまろさんのアレを思い出す。
「ダイエット 犬の散歩で 犬が痩せ」
あの人の熱弁はおかしい。
「食べちゃうんです!仕方ないじゃぁありませんか、奥さん!残せないんですよ、私たちは!最後は痩せて死ぬんです!」
やけくその漫談があった。
「最後は痩せて死ぬんです!」というのはすごく説得力がある。
ダイエットというのは本当に何かテレビコマーシャルで流すくらいの人間の大イベントになるという。
そしてもう一つ。
体重を自分がコントロールしている悦びというのは麻薬っぽい悦びがあって、どこか正常ではない、という。
そう言われてみると、そういう気もする。

肥満も色々で、武田先生の場合は先週お話をした。
5月に1か月間の舞台ということで、食事量は減らしているのになぜか腹が出てしまうという。
ハードな仕事をやっているのに太っていくコロッケさんとかを見ていると「肥満て一体何だ?」という。
彼も舞台で言っていた。
「こんだけハードに舞台をやってるんですが、痩せません・・・」
「痩せる」「太る」というのは本当に不思議な気がする。
ストレスホルモンが肥満を呼ぶ、ということもある。

ストレス認知度が上がるとコルチゾールの分泌量が増えること、さらにコルチゾールの増加はグルコースとインスリンの増加に確かにつながることが示されている。インスリンは肥満を招く主な要因なので、このときにBMIと腹部肥満が増したのは驚くことではない(164頁)

このストレスに最も効果のある緩和策が実は運動。
運動というのはなるほど、ストレスを減らす。
運動している最中、ストレスに気を取られるヒマがない。

体重が増えるかどうかを分ける睡眠時間は「7時間」だという。(169頁)

 インスリンの分泌を増やす食べ物の最有力候補は、「精製された炭水化物」(171頁)

この説は(ロバート)アトキンスによって唱えられて。

 アトキンス博士は、自分がローカーボ・ダイエット(低炭水化物ダイエット)を考案したとは決して主張しなかった。(173頁)

2004年には、2600万人のアメリカ人が何らかのかたちで低炭水化物ダイエットをしていると答えている。(176頁)

一番大事なことは、このファン博士がおっしゃっているのだが「精製された」という一語が大事。

高度に精製され加工された食べ物に対しては、なぜか満腹ホルモンが出ず、私たちはそのケーキを食べてしまうのだ。(181頁)

俗にいう「満腹中枢」。

 精製された炭水化物を食べると食物依存症≠ノなるという説がある。(180頁)

あまりにも白すぎる砂糖というのは体の中ですぐに糖、ショ糖になって蓄えられてしまう。
精製されたものというのは体に吸収されやすい。

コカインを使用している人なら、微細な粉は粗く挽かれたものよりもずっと速く血中に吸収されることを知っているだろう──それが、もっと高いハイ¥態につながるのだが、それはコカインでもグルコースでも同じだ。(294頁)

ほとんどのアジア人は、少なくともここ50年、精白したコメ、つまり精製された炭水化物を主食とした食事をしている。それでも最近まで、アジアの人々が肥満になるのは極めて稀なケースだった。(185頁)

(番組ではアジア圏で肥満率が低いのは「精製されない炭水化物」を摂取しているからという説明をしているが、本のこのあたりは「精製された炭水化物よりも糖分が肥満の原因になっている」という話)

アジア圏の肥満と欧米圏の肥満は肥満の質が違う。
非常に精製された炭水化物を摂る欧米の食文化。
それに比べてアジア圏は炭水化物というのが米、イモ、キャッサバ等々の繊維と一緒に雑味がある他の栄養素と一緒に摂るということで、肥満率が欧米よりも低いのではないか?
それに炭水化物と共に糖を大量に摂るメニュー。
これが肥満の原因である、と。
今流行っている飲み物。
タピオカ。

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あれは炭水化物と糖の組み合わせとしては典型的ではないか?

 一日のなかでインスリンの分泌量が少ない時間があることが、太るか太らないかの決定的な違いを生む(210頁)

ダラダラ喰ってるとインスリンがダラダラ分泌されて、それが太る原因になってしまう、という。
インスリン分泌量が少ない時間。
それがどのくらいあるかが「痩せる」「太る」を決定することで、こういうこと。
人は満腹を繰り返すよりも、何も食べないことのほうに体は慣れている。
私たちが「満腹になる」というのは最近の異常事態。

 人間の体には、長い期間食べないでも生きられるメカニズムが備わっている。(214頁)

テレビの収録があった。
「マッチのモノマネをしろ」とか「ラップをやれ」とかという。
ご覧になった方もいらっしゃると思う。
あれはめちゃくちゃ時間がかかった。
リハ(ーサル)もあって泊まり込みだった。
メンバーがメンバーだからX JAPANのToshiさんなんかとやるワケだからメンバーが集まらないから「前日に一回だけ合わせよう」とか「当日ギリギリ早起きして合わせよう」とか。
それでイベント会場の近くのホテルに泊まりこんだ。
そうしたら社長が「明日はまた大変だから」と言って「美味いもん行きましょうや」と(店に)電話した。
お客さんがいっぱいで一発でお断り。
満席。
イベント会場の他にホテル以外何にもないような所。
ちょっと遠出をした。
ところがその居酒屋も満杯。
我々も舐めていたのだが、そこにはディズニーランドがあったりするので、日本だけではない。
(番組収録が)夏休み期間中だった。
だから外国からも来て、夏休みのお客さんも来るから、という。
我々は安い居酒屋っぽいところでやったのだが、そこも超満杯。
もうギュウギュウ詰め。
もう新幹線の物置みたいなところで、会社の男スタッフ5人が集まって飯を喰って。
ヒジが当たるのをお互い「あ、すいません。あ、すいません」と言いながら。
そんなところだったのだが。
その居酒屋さんはお会計の所が長蛇の列で。
中国の方。
全部チェック。
「これは何ですか?」「これは私どもが食べたアレですか?」という。
これはどこでも有名で、中国のお客さんは一品少なかったりした時の激怒感が全然違う。
1970年代の文化大革命の飢餓の時の記憶がまだ、中国人の60〜70代にある。
毛沢東の大躍進政策が失敗して、餓死者が出た。
それも中国だから10万、20万の単位ではない。
そんな飢餓体験。
戦争に負けた日本でもなかった体験を中国の方はしているので、食事が一品足りないということに関して我々と怒り方が違う。
お金がどうとかではない。
食事の記憶はすごい。
やっぱりあんまり怒ってはダメ。
みんなそれぞれ歴史を背負って。
日本は戦争に負けて原爆を二つ落とされて300万人以上死んで、次の年、餓死者が100万人出ると言われたのをひたすら日本人は分け合った、というのともう一つ。
吉田茂さんという人がマッカーサーに食事をねだり続けた。

それともう一つ、村上龍さんのエッセイにあるらしいのだが、アフリカ旅行に行った時にテレビのスタッフが自分の飲み水に名前を書いた。
よくやることだが、アフリカ人の怒りがすごかった。
水を分けないヤツは生きていけない。
「水を等しく分ける」ということはアフリカ人にとって生きていくための原則。
それに個人名を打ったということは人間として最低の行為。
つまり「水」「食事」ということに関してはこれくらい国民性が出る。

人間は実は食べることよりも食べないことのほうに体の方は慣れている、と。
頭の方は慣れていない。
食べないとパニックになる。

人間は、低血糖の症状を起こさずに、何日も食べないでいることができる。世界記録は最長382日だ。(214頁)

『太らないカラダ』という本の著者のファン博士の意見だが、「絶対痩せる」とか「正しいダイエットの方法」とかというのは断言はできない。
博士は自信満々なのだが、おっしゃっていることは一つの意見として聞いていただければというふうに思う。
だから、この通りになったところで痩せるというワケではないと思う。
博士はこの本の中で食品メーカー批判をしきりに繰り返しておられるが、ここでは取り上げない。
日本とアメリカでは食事の内容、食品メーカーも違うので取り上げない。
ただ、面白い意見だけはファン博士の本から抜いた。

 結論から先にいうと、起きてすぐに食べる必要はまったくない(225頁)

breakfast(朝食)≠ニいう言葉は、文字通りfast(食べない時間)≠break(断つ)≠キるという意味だ。fast≠ヘ、何も食べないで寝ている時間を指す。(226頁)

「食べたほうがよい」「減量によい」という方がいらっしゃるが、ファン博士はこれはすべて信仰であって「お腹が空いていなければ朝食は必要ない」と。
更に「少しずつ食べたほうがいいんだ」とかというのも確証はないんだ、と。
(本には少しずつ食べると「糖尿病のリスクが上がる」と書いてある)

問題はここ。
ファン博士はズバリ、アメリカ社会のことを言っておられるが「アメリカ社会では所得が低いほど肥満」という。
この博士の指摘はギクッとする。
確かにニュースなんかを見ていてもそれを感じる。

貧困層を肥満にする要因は何なのだろう?
 答えは、貧困層に限らず私たちを肥満にするもの──「精製された炭水化物」だ。
 貧困にあえいでいる人たちは、安価な食べ物しか買えない。
−中略−精製された炭水化物がほかの食べ物よりも安く手に入るなら、貧しい家庭の人は精製された炭水化物に手を伸ばすだろう。(237頁)

白ければ白いほど砂糖は太りやすくなる。
何で精製された砂糖は太りやすいかというと、雑味がない。
シンプルな炭水化物や単糖類は「純粋に単糖類」「純粋に炭水化物」だから体に入るとすぐに吸収される。
だから精製されたものは体に吸収されやすい。

武田先生も糖尿病の予備軍だから、今は持っていないが一時期は低血糖に陥った時のために病院が出してくれる薬を持っていた。
それを舐めたことがあるのだが、何のことはない「甘い砂糖」。
それもキメがすごく細かい。
これを低血糖に陥った時に舐めればいい。
そうするとすぐに低血糖が収まる。
これは何でかというと、吸収が早いから。
でもこれを持っておくのもちょっとバカバカしくなった。
何でかというと飴を舐めればいい。
そういうこと。
ただ「時間がかかりますよ」と。
低血糖のための真っ白なあの薬と飴は何が違うかというと「雑味」。
飴には他のものがいっぱい入っている。
だから吸収が遅くなる。
だが「他のものがいっぱい入っている」ということが実は「食べ物」。
炭水化物だけでできたイモなんていうのは、それは化学食品だ、と。
イモは炭水化物だが、食物繊維も入っている。
まだ他にもいっぱい栄養素が入っている。
それが「食べ物」。
ただ甘いだけの糖類なんていうのは、それはとてもとても摂れたもんじゃない。
だから「純粋なもの」というのは食品においては非常に問題が多いんです、と。

最近ではニューヨーク前市長のマイケル・ブルームバーグが、必要以上にサイズの大きい飲料を法律違反にしたりした。(264頁)

 疾病予防管理センターによると、新たに2型糖尿病に罹患する人の割合も、減り始めているそうだ。この成果には、「砂糖の摂取量」を抑えたことが大きく寄与している(280頁)

2型糖尿病に関しては全世界で1位はついに中国。
中国というのはそういう意味では肥満が社会問題になりつつあるのだ、と。

この博士は食物繊維を勧めておられる。
食物繊維。
例えば黒砂糖など精製されていなければ食品には必ずある。
それを削り落としたところに実は肥満という病があるのだ、と。
精製されない食品。
それがいかに貴重か。
そのことを繰り返し、繰り返しおっしゃっている。

朝食を取り上げられてしまった武田先生。
人生も晩年に至って奥様から「喰わなくていい」と言われて。
最初はカチンときた。
1日1食主義。
それは守っていない。
昼飯を作ってもらっている。
今年(2019年)の8月ぐらいは焼いた餅2個で昼飯を済ましていた。
餅は腹持ちがいい。
それを海苔で巻いてもらって2個焼いてもらっていて。
武田先生が頼んだワケではないが、出てきたのがそれだったのでやむなく喰っていただけだが。
そう考えると昔は「朝ごはんは必ず食べる」「1日3食きちんと食べる」というのが基本だったのに、最近はそれが覆されることが多いと思う水谷譲。
タモリさんも1日に晩飯だけだった。
意外と1日1食の人で、それで元気いっぱいの人が。
噂なのだが、タモリさんが司会をやるような番組をバラエティでやってらしたのだが、その時も若手と顔を合わせるたびにタモリさんが「オメェ、そんなに喰うと疲れっちゃうよ?」とおっしゃっていた、という。
ご飯を食べると内臓が一斉に・・・。
武田先生も(食後は)すごく眠くなる。

著者のファン博士が一生懸命勧めてらっしゃるのは「精製されない」あるいは「食物繊維をたくさん含んでいる」というものを食品として摂ることである、と。

 何百年という間に、食物繊維の摂取量はかなり減ってきた。旧石器時代の食事では1日におよそ77〜120グラム摂られていたと考えられている。(301頁)

ところが現代では食品が本当に食品になってしまって、昔に比べると雑味がないというか。
除去すれば除去するほど、食品が人々にもてはやされる。
よく売れる食品になる、という。

武田先生の家では奥様が4種類ぐらいおかずを作る。
武田先生はジジイなので歯が悪いし、噛むのが疲れる。
人参の大きいヤツ。
料理法はみそ汁とか和え物、酢の物、そういうもの。
オール食物繊維。
それでみそ汁は海藻が椀から盛り上がっている。
それが苦しい。
何がアレかというと満腹感がすごい。
もう腹が重たくなって。
そのくせ夜のトイレで1回目に起きた時にはもう腹がペタンとなっている。
だから順調に順送りで。
肉はない。
「それは食べなくて。もうすぐ死んじゃうから」と奥様から言われた。
メインのおかずに魚はない。
オール食物繊維。
かぼちゃ、ネギ、イモ、サツマイモ、レンコン、たまねぎ。
「あ!ハンバーグだ!」と思って箸を付けたら「レンコンよ」。
レンコンをすりおろしてきれいにハンバーグにして。
本当にハンバーグに見える。
喰うとレンコン。
だったらハンバーグを食べさせてくれればいいのに。
もっと喜ぶし。
一応元気にしているから。
とにかく生きていきましょう。
まあ、そういうもの。
あとは秋口にたまねぎが出た。
たまねぎ1個ごと。
半分に断ち切って味噌を付けて食べる。
それですすったら海藻が出てくる。
それで筑前煮みたいなのがあったので「鶏肉の匂いでもするんじゃないかな?」と思って箸を付けたらレンコン、イモ。
肉は無い。
もう死んじゃうから。
どうせ死ぬんだから、そんなものは摂らなくていい。
でもこの本を読んでいたらどうも、ファン博士は武田先生の奥様にちょっと近い。

栄養素にはタンパク質、脂質、炭水化物の3つしかない(313頁)

そもそもどんな食べ物を食べてもインスリンの分泌は促される(316頁)

このインスリンの反応をあまり刺激しない食べ物が肥満を抑えてくれるということになるのだ。

近年行われた「PREDIMED」などの試験では、「ナッツ類やオリーブ油などの天然油脂を摂取するのが効果的である」との結果が出た。(303頁)

(番組では「オリーブオイル」「木の実」「乳製品」がインスリンを刺激しないと言っているが、本によるとオリーブオイルに関してはインスリンを上昇させないが、乳製品はインスリンの値は上がるが体重増加の予防になる)
これはものすごく細かくこの博士は言っている。
食品ごとに説明すると話は複雑になるが、最も心掛けるべきことは、武田先生の奥様と同じ。
お腹が空いていない時は喰うな!
「1日3食、おやつ付き」を当たり前とせず、加工されない本物の食品を食べなさい。
終章では太らない体のつくり方をファン博士によって丁寧に語られている。
この博士はものすごく細かい。
びっしり書いてある。
博士がおっしゃっているのは「ナッツ類は体によいよ」と「間食はやめなさい」と。
とにかくインスリン値の改善。
これが肥満に対する最大の提案であると。

「朝食」は食べても食べなくてもいい(372頁)

勧めるものは非常にわかりやすい。
ヨーグルト、卵、そして炭酸水。

 カフェイン抜きのものを含めて、コーヒーには「2型糖尿病の予防効果」がある(377頁)

ただし、砂糖やそのほかの甘味料を加えるのはやめよう。(378頁)

砂糖を入れて朝、コーヒーを飲むのが幸せな武田先生。
毎日のコーヒーとそれから紅茶。
これは糖尿病リスクを半減させるほど。
肝疾患等々にもいい、と。
当然緑茶もいいぞ、と。

この著者はくどいくらい加工食品の害を訴えている。
雑味のない精製された綺麗な食品ほどあぶないのだ、と。
自然のもので、人の手のそれ以上加わっていない、人の手が必要以上にかかっていない食品がいかに素晴らしいかを懸命に勧めてらっしゃる。

 つまり、一言でいえば、「ファスティング(断食)」という方法だ。(394頁)

 つまり、世界の人口の約3分の1が、生涯にわたって規則的にファスティングをしているということだ。(416頁)

 イスラム教徒は聖なるラマダーン月になると、日の出から日没まで断食を行う(398頁)

なんであんなにイスラム圏の人たちが断食にこだわるかというと、やっぱり「インスリンだ」という。
インスリンを体の中から出してしまう、という。
そのことが病的な肥満から脱出する方法で。
そういえばイスラム系の人はそんなに恰幅が。
(本によるとイスラム教徒の断食期間はむしろ摂取カロリーが多くなっていて、断食の恩恵が打ち消されているらしい)
衣服も彼らの『アラビアのロレンス』みたいな服装はちょっと肥満かどうかわかりにくいが。

アラビアのロレンス (字幕版)



断食というのはとても体のためにはよいそうで。
「朝ごはん、食べたくなかったら食べなくていいのよ」
最初に言われた時は「何とむごいことを」。
「え・・・何かそこをさ・・・」とかと。
「かつ丼だってたまには食べたかろう」と思う水谷譲。
動物性たんぱく質の誘惑というのは本当にすごい。
ただやっぱり慣れてくるというのはすごいもの。
ゆっくり慣れてきた。
1kgばかり体重が最近減ったばかり。
それに食物繊維のパワーというのは本当に感じている。
これは本当に繰り返しになって、汚い話で申し訳ない。
本当に「オマエは犬か?」というくらい。
それはちょっと大腸検査でも、人間ドックでもちょっと褒められて。
綺麗に出ているそうで。

「断食こそ薬に勝る食事のとり方である」とおっしゃっている。
宗教も断食を修行としている、と。
仏教も断食がある。
5日間の断食をすれば体重はだいたい1kg(の減少)だそうだ。

5日間のファスティングにより、成長ホルモンの分泌量は2倍になる。(402頁)

結局この本は何が言いたいかというと「断食は体にいい」。
その間、ブァーッと色々な食品を挙げて「これはダメ」「いいのはこれ」とかという感じがあるのだが、一番最後は断食に。
何のことはない、奥様と同じ。
「食べなくていい!食べなくていい!」
「肉なんか必要ない!もうすぐ死んじゃうんだから!」
「もうすぐ死んじゃうなら好きなもの食べたいというのもある」と思う水谷譲。
それは「卑しい」。
「だって食べるのって楽しみじゃん?」「食べるのが楽しみって最低の年寄りよ?」とかと。
返す言葉もない。
というワケで「天高く食欲の秋」ということで、真逆ではあるが「太らないカラダ」というものについて触れてみた。
どうぞ皆さん、好きなものを食べて、今日も元気に頑張ってください。
かつ丼行きましょう。
秋はかつ丼。

posted by ひと at 16:46| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年9月16〜27日◆天高く食欲の秋だ(前編)

トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ



「天高く、食欲の秋だ!」ということ。
かつての小沢昭一さんを思わせるようなタイトルの付け方。
ちょっと思うところがあって、まな板の上へ置いたのは「肥満」。
まな板の上に置いた本はサンマーク出版。
こういう健康、ダイエット、人生の啓蒙書というのがサンマーク出版の特徴ではある。
ただ、この一冊はこの肥満というのが科学的に探究されていて、今までのダイエット法について全く辛口。
この方(著者)はすごく自信があるのだろう。
ジェイソン・ファンというアメリカの方。
この方はダイエット方法を詳しく名前を挙げて書いてあったり「このダイエット食品は効果がない」とか「金儲けダイエット食品である」というのが挙げてある。
それは『(今朝の)三枚おろし』では紹介しない。

「食欲の秋」の前からちょっと思っていた。
本年(2019年)4月中旬から稽古に入って、5月は舞台公演で5日から28日までの22日間、38回・3時間半のステージを相勤めるという。
昼夜公演の場合は朝10時に楽屋入りして、夜の7〜8時まで。
その間、食べ物が昼公演の時は10時に入って、入ると同時に朝飯。
握り飯を1個とみそ汁。
昼食はというと、小さな丼でうどんかそば、ラーメンという麺類。
消化しやすいヤツを摂るという。
その握り飯1個とみそ汁というのはまあまあ時間があるのだが、昼食の小丼にうどんかそばというのは、だいたい食事の時間が5〜7分。
でないと次のコロッケとの歌謡ショーに間に合わない。
とにかく幕が開くのが11時、終わるのが8時。
それからホテルに帰って夕食を摂るのだが、ひたすら消化にいいもの。
お腹にもたれちゃうと体に異変がすぐ出るので。
普段の半分ぐらいしか食べていなかったのではないか。
よくそれであの長期の公演の体力が持つと思う水谷譲。
22日間、38回だから。
ところが、体力はもたないどころではない。
奥様が食事のチェックに来るたびに腹がポコーンと出てくる。
水戸黄門の恰好をしていて帯を締める。
その帯の上に腹が乗ってくるのがわかる。
結構(公演は)ハードなのだが。
あれだけのお芝居をやって6〜7分で麺類をかっこんで、すぐ歌謡ショー。
さっさと終わればいいのだが、コロッケがもう引っ張る。
今でこそ愚痴を言うが。
あのコロッケというのはウケるまでやるタイプだから。
武田先生自身の暮らしはほとんど僧侶と同然。
禅僧のような生活をしているつもりなのだが痩せない。
あの間で1kg痩せていない。
それで「何でかなぁ?」と不思議で仕方がなかった。
そんな時、ふっと本屋さんで目が合った一冊がこの一冊だった。
本の宣伝ができる腰帯が付いていて、ファン博士はその中でこんなことをおっしゃっている。
(私が買った本の帯は全く異なる内容だったので、違う内容の帯もあるのかも知れない)

太っていることと肥満であることには、大きな違いがある−中略−熊は、クジラ、セイウチ、その他の肥えた動物と同じように太っているが、健康への影響に苦しんでいるわけではないので肥満ではない。実際、熊は遺伝子によって太るようにプログラムされている。
 だが、人間はそうではない。むしろ、やせている人のほうが有利になるように進化してきた生物なのだ。
(63頁)

 そもそも、遺伝的な要素で説明がつくのは、私たちが目にしている肥満傾向の70%でしかない。逆にいえば、残りの30%は私たちが自分でコントロールできるということになる。(64頁)

10kg痩せたいと願ったところで、自分が喰い物とか運動でコントロールできるのは、10kg痩せたいうちの3kgがやっとである。

人の体重は次のような簡単な等式で予測できると考えられていたのだ。
・「摂取カロリー」−「消費カロリー」=「体脂肪」
−中略−
 この仮説には重大な間違いが含まれている。
(66頁)

つまり余分に食べた分だけ、だから太るんだという考えは間違いである、と。
とにかくダイエットに関して足し算や引き算は通用しないんだ、と。
確かに自分を振り返っても「何で太ったんだろう?何で痩せたんだろう?」というのがあって不思議に思う水谷譲。

「肥満」について考えている。
「人間は痩せることによって進化をした」という。
このダイエット、痩せることの難しさは何かというと、取り込む食品、食べる食品をすべてカロリーに換算して、それが体重に足されたり引かれたりということは、これはダイエットはそう思ってしまうのだが、そんなことはないそうだ。

体内のシステムはすべてホルモンの働きによって調節されている
 身長の高さは「成長ホルモン」によって決まり、生殖機能の成熟を司っているのは「テストステロン」や「エストロゲン」といったホルモンだ。血糖値は「インスリン」「グルカゴン」などの働きにより、体温は「甲状腺刺激ホルモン」や「遊離サイロキシン」によって調節される
(68頁)

摂取カロリーと体重に増加の相関はない。
「いっぱい食べる人が太る」という相関関係はない。
これはもう、科学で医学で証明されている。
更にカロリーを減らしているのに体重が増えていくという例がアメリカとイギリスで確認されている。
人間の体には体重をコントロールするためのシステムがいくつもあって、体重増減のコントロールはそう簡単ではない。
一種類、食べ物を取り込むということだけが体重を増やしているのではないそうだ。
体重を増やすにしても痩せるにしても体の中のいくつものシステムが歯車みたいに噛み合って体重というのは決定していくらしい。

ミネソタでの実験は、カロリー制限をしている時期と、飢餓状態からの回復期における人間の状態を理解する目的で行われた。−中略−彼らは運動として週に22キロ歩かされた。(79頁)

 その男性は、安静時代謝量が40%も落ちていた。−中略−心拍数も35回──平均的な心拍数は1分間に55回──に減少していた。−中略−平均体温は35.4度に下がり、血圧も下がっていた。−中略−髪も抜け、爪も割れるようになった。(80頁)

(番組では、途中でこういった問題が発生したので実験を中止したというような説明をしているが、本には実験の中止のことは書かれていない)
この無茶苦茶な実験が何を証明したかというと、食べないと「喰い物に体が頼らなくなる」ということ。
公共施設の夏の対策とか冬の対策と同じ。
省エネ運動。
だから喰い物が入ってこないので体が「省エネ」になってしまう。
だから(体温が)35℃になってしまう。
心拍数、心臓を打つ音も普通は60以上。
ちょっと運動すると70〜80。
それが脈拍が35。
つまり一斉に「省エネモード」に入ってしまう。
体が弱ってそうなるのではなくて、食べ物が入ってこなくてもそのぐらいの力で動けるように体が対応するということ。
つまりビルでいうところの、なるべくエネルギーを使わない、エレベーターの速度をゆったりし、電気も半分、全部消しちゃうみたいな。
そうやってでも体は恒常性、機能を守ろう、維持しようとするということ。

ミネソタ飢餓実験の被験者たちは35.3キロほど体重が落ちる計算だったが、実際に落ちたのは16.8キロだけ(83頁)

(番組での説明と実際の実験の内容は多少異なるし、番組では「35.5キロ」と言ったが、上記のように35.3キロ)
命に危険を感じると体は異常に対して体重を減らして全体を守ろうとする。
命が危なくなったので体重を戻すべく、以前と同じ摂取量、食事の量に摂取カロリーを増やした。
食事を普通に戻した。

体重はその後も増え続け、結果的に実験前の体重よりも多くなってしまった(83頁)

それは体が消化して出すものまで体の中に。
懲りて嫌になったから。
「いっぱい持っとかないと、この人また痩せる可能性あるな」という。
「やった!溜めるぞ!」みたいになった。
その本人の意思とは逆に、体の方が張り切って肥満の方を目指し始めた。
だからダイエットをやれば必ずリバウンドは来る。
「リバウンドは決して意思の問題ではありません」というところがこのファン博士の指摘。
このあたりギクリとする。

食事を減らし、運動量を増やす。
これが今、ダイエットの王道。

「食事を減らして運動量を増やす」というアドバイスが間違っているのだ。(90頁)

最初に(この番組の)月曜日に話した通り。
あの博多座(での公演)のタイトなスケジュールで、4日に一度ぐらいは贅沢してちょっと外に行ってはいたが、滅茶苦茶つましい、貧しい・・・。
食べないとダメ。
効果がなかった。
武田先生はもっと(自分の体重が)落ちると思っていた。
朝はおにぎり1個とみそ汁1杯。
昼ごはんが椀にうどん、そば。
それも一束がやっとぐらいの感じ。
時々何かいろいろ喰っていたか?
一番最初の舞台公演の時は6〜7kg落ちている。
フラフラだった。
それが年を経るたびに多少動いても全然減らなくなる。
「何でかなぁ?」と思うのだが。
その疑問も含めて同じ思いの方がいらっしゃったら、ぜひ耳をそばだててこの放送を聞いてください。
食事を減らして運動量を増やす。
これはダイエットに何の効果もないとファン博士はおっしゃる。
体は「恒常性」毎日適応するために作り替える。

 摂取カロリーが減ると、体ではふたつの大きな適応作用が起こる。1つ目の変化は、これまで見てきたように、エネルギーの総消費量の大幅な減少である。そして2つ目は、空腹感をさらに刺激するホルモン信号が出されるという変化だ。体は、失った体重を取り戻すために「もっと食べろ」と私たちの脳に訴えるのだ。(91〜92頁)
 
グレリン(主に食欲を増進させるホルモン)などのさまざまなホルモンの値が分析された。すると、体重が減ったことにより被験者のグレリンの分泌量は大幅に増え(92頁)

 これは、意思の弱さや道徳観の欠如とは、いっさい関係がない。(94頁)

だから少なくしか入ってこないから、わずかに入ってきた物も全部蓄えに回す。
そういえばちょっと生々しい話になるが、便の量が公演中、細くなる。
普段はジジイなので「オマエ秋田犬か?」というような。
それが猫みたいになってしまう。
それは感じていた。
だから無駄なものをほんの僅かにしておいてため込むのだろう。

減量すると制御機能を持つ前頭葉皮質の活動が弱まるということなので、減量した人は食べ物に対する欲求を抑えるのが難しくなるのだ。(94頁)

一回だけ目撃したことがある武田先生。
とにかく滅茶苦茶頑張って痩せる俳優さんがいた。
武田先生は心配して「病院行け」と言ったことがある。
『西郷どん』をやっていた人(鈴木亮平)。
あの人が天皇陛下のお料理を作る人の物語があって。

天皇の料理番 [Blu-ray]



その時に肺結核で死んでいくお兄さんを演じた。
喰わない。
体重を落としていた。
武田先生は知らなかった。
会うたびに頬が削いでいくから。
セットの裏側に引っ張り込んで「アンタ病院行った方がいいぜ」と言って。
そうしたら「いや実は・・・」という。
「再来週ぐらいに喀血するんで、それまでにあと3kgて言われてるんです」
あの人は立派な人で、痩せる。
その、何事においても優等生みたいなあの人が監督と話す時に言葉が乱暴。
これはご本人も気づいてらっしゃらない。
つまりこれは前頭(葉)皮質がほとんど活動を止めている。
そのいわゆる社会の流れみたいなのを察する能力がなくなっている。
そういうことも起きる。
朦朧としてくる。

ヨーロッパでの年間の運動量が少ない国がオランダとイタリア。
運動量の多いのはやはりアメリカ。
アメリカ人はよく走っている。
ところが、肥満が逆転している。

年間の運動日数が少なかったオランダ人とイタリア人についていえば、ダンベルを使ってトレーニングに励んでいるアメリカ人に比べて、肥満率は3分の1にとどまっている。(100頁)

これは運動しても痩せる脂肪は5%が限界。

カロリーのほとんど(95%)が基礎代謝に使われるということだ。(105頁)

激しい運動をしたあとは、いつもより多く食べてしまうものだ−中略−ハーバード公衆衛生大学院の538人の学生を対象に行われたコホート研究−中略−運動の時間が1時間超過するたびに、学生らは292キロカロリー余分に食べたのだ。(109〜110頁)

だからダイエット効果には何の関係もない。
その上に「食べ過ぎると太る」というのも嘘。

これまたすごい実験で「過食実験」というのをアメリカで行った。
(本ではサム・フェルザムというイギリスの人の実験が紹介されている。調べてみると「フェルサム」としている文献が多いが)

 従来の過食実験に新しいやり方を取り入れようと、一日に5794キロカロリーの食事を摂り、体重の増加を記録することにした。彼はやみくもに5794キロカロリーを摂ったわけではない。高炭水化物、高脂質の自然食品の食事を、21日間にわたって摂ったのである。−中略−彼が摂った食事の主要栄養素の内訳は、炭水化物10%、脂質53%、たんぱく質37%だった。一般的なカロリー計算では、7.3キロ体重が増えると予測された。だが、実際に増えた体重は、わずか1.3キロだった。さらに興味深いのは、ウエストが2.5センチ以上細くなっていたことだ。(112頁)

奥様から言われたこと。
飯を喰う。
喰い物が入ってくると胃も腸も一斉に動く。
それは胃と腸にとっては運動になる。
だから「繊維質を摂れ」というのは「内臓に運動をさせる」という意味合いでも大事なこと。

次の実験では、低炭水化物、高脂質の食事をやめてみた。その代わりに、一般的なアメリカの食事である、加工度の高い混ぜ物$H品を多く取り入れた食事を、一日あたり5793キロカロリー食べ、それを21日間続けた。この実験の主要栄養素の内訳は、炭水化物64%、脂質22%、たんぱく質14%だ−中略−すると今回の実験では、カロリー計算から予測されたものとほぼ同じ分だけ体重が増えた──7.1キロだ。ウエストは9.14センチも膨らんだ(113頁)

しかもこれは21日間という期間であって、それ以上続けるとまた変化するかも知れない。
余分なカロリーを燃やすために体は消費カロリーを上げていく。
そのようにして体は「いつも」ということを大事に維持しようとする、と。

 たくさん食べるから太るのではない。太っているからもっと食べるのだ。(122頁)

それは太っていることで体を維持しようとしている。
一番大事なことだが「では体重を決めているのは一体誰なんだ?」と。
どうやら脳の視床下部のホルモン分泌コントロールが体重を設定しているようだ。

脂肪組織が増えると、レプチンが増える。レプチンが脳まで達すると脂肪の蓄積をこれ以上増やさないようにするために、食欲が抑制される。(126頁)

肥満の一因は、レプチンがたくさん分泌されることに体が慣れてしまって効果がなくなる「レプチン抵抗性」によるものだったのだ。(128頁)

痩せるも太るも脳とホルモンが語り合っている。
だから脳とホルモン両方に連絡を取らない限りダイエットはかなわない、という。
奥様をギャフンと言わせてやろうと思ってこの本を必死になって読んでいた武田先生。
奥様はこの手の話は詳しい。
だが、この本を読み終わった時に逆にこっちがギャフンという目に遭うようになった。

 食べ物を食べると、その食べ物は胃や小腸で分解される。タンパク質はアミノ酸に、脂質は脂肪酸に分解される。糖がつながって出来た炭水化物は、糖の最小単位である単糖類に分解される。食物繊維は分解されず、吸収されないまま体内を移動する。そして、すべての細胞は血糖(血中のグルコース)をエネルギーとして使うことができる。特定の食物、特に精製された炭水化物は、ほかの食物よりも血糖値を上げやすい。血糖値が上がると、インスリンの分泌が促される。(136〜137頁)

インスリンは、この多量のグルコースを血中から放出させて、あとで使えるように細胞に蓄えておかせる働きをする。
 また、私たちの体はこのグルコースをグリコーゲンに変えることで、肝臓に蓄えることもできる
(138頁)

このような仕事は体がコツコツと自動的にやってくれている。
この作業中にまた飯を喰うと体がものすごく忙しくなるという。
やはりよくない。

何も食べないときは、インスリンの分泌量は減り、糖や体脂肪を燃やす働きが始まる(140頁)

たとえば、朝7時に朝食を食べ、夜7時には夕食を食べ終わるとすると、食べ物を摂取している時間が12時間、食べ物を摂らない時間が12時間となり、バランスがとれていることになる。(140頁)

これが結構堪えた武田先生。
インスリンがダラダラ出ている。
武田先生はこの数値があまりよくない。
(「海援隊」の)メンバーの中牟田俊男はやはりジジイなのでこの手の話ばかりになってしまうのだが「オメェ、どのぐらいだ?血糖値」とか言うと中牟田は80ぐらいまで。
110以上ある武田先生。
(数値が)ボーダー。
お医者さんからも「もうひと頑張りできないかなぁ?」といつも言われている。
これは体が休んでいないということ。
つまり、自分では食べた覚えがないがダラダラ喰っているらしい。
22日間興行をやっても痩せないはずだ。
「はぁ・・・昼間ちょこっとだけ素麺すすっただけだなぁ、今日は」とかと思うのだが、その間ダラダラと楽屋の行き返りに、たい焼きを食ったり、それを忘れてしまう。
「あ!ひよ子(まんじゅう)があったなぁ」とか「あ!あの方から頂いた鶏卵素麺」とか。

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それを武田先生は忘れているが、体のインスリンは忘れていない。
ここにダイエットの難しさがある。
これがまたちょっと複雑。
肥満のアレ。

 グリコーゲンは「財布」のようなものだ。−中略−脂肪は、「銀行口座に貯金してあるお金」のようなものだ。−中略−
 銀行にあるお金を使う前に、まずは財布にあるお姉を使うのが普通だろう。だが、財布を空にはしたくない。同じように、私たちの体は、脂肪銀行にあるエネルギーを使う前にグリコーゲンの財布からエネルギーを使う。
(141頁)

つまりインスリンが働いている時間が長いほど分泌量が高いということは、体重も重く設定される。
「あ、コイツいつも飯喰ってるなぁ」と体はもうわかっている。
武田先生は忘れている。
ひよ子を喰ったり、鶏卵素麺を喰ったとか。
「銘菓ひよ子」は楽屋でコロッケのファンの人がいつも置いていく。
武田先生よりも悲惨なのはコロッケ。
あんなハードなショービジネスで(コロッケさんは)太った。
毎日顔を合わせていくと、顔が額縁からはみ出していくのがわかる。
空気を入れるみたいに膨らんでいく。
忘れている。
「何か食べたか?」と言ったら「いえ、朝から何も・・・」というのだが、1gも体重は落ちていない。
だから面白い。
インスリンが働いている間は体は「体重、重くしてもいいんだ」「そういう許可が出てるんだ」ということで体重は重く設定される。
だから常日頃から「規則正しい生活をしなさい」と言われるのだろう。
「同じ量を同じ時間に食べて、てことが大切だよ」と言われるのはそういうことなのだろう。
食事量を減らしても体重は増加する。
それはそうだ。
三分の一を減らしたところで、他で喰ってるのを忘れているワケだから。
この先生がすごいのは「インスリンを出すな」という。
この先生の言い方がケンカ腰。
これが奥様が言ったことと全く一緒。
「血糖値が高いってことはね、糖が混じってるワケだから、インスリンが絶えず出っ放しになってるワケだから、喰わなきゃいいのよ」と。
それで朝食を摂るのをやめた。
それでも武田先生の場合、体重は減らない。
ちょっと頭が痛いが、どこかで摂っているのかも知れない。
忘れているか、気がついていないか。
どこかで摂っているのだろう。
このインスリンを抑えれば痩せるという、このファン博士のいささか乱暴な言い方だが、ファン博士の独自の意見としてお聞きください。

posted by ひと at 16:35| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする