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2020年07月30日

ヤマザキ ひとくちぱん チョコとクリーム

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発売日不明。
ヨークマートで116円(税込)で購入。
内容量8個。
1個当たり熱量 チョコ49kcal・クリーム43kcal。

ヤマザキのサイトを見ても情報を発見できず。
新発売ではないらしい。
袋の右下に
●チョコ生地にチョコクリームを包み、
 白生地にカスタードクリームを包みました。

と書いてある。
要するにすごく小さいチョコクリームパンとクリームパンがたくさん入っているってことだな。

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とても可愛いけれども。

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生地にもチョコが入っているということで、かなり甘いのかな?と思ったら、割と生地の味はビターだな。
クリームは普通のチョコクリームみたいな味なので、ちょうどいい感じ。

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クリームは当然のことながら、生地もクリームもごくごく普通のクリームパンだなって感じの味。
一人で一度に喰ったから、分割されていることは何の意味もなかったけど。


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2020年07月29日

ヨーク誕生記念オリジナル商品 チロル ビックチロルチョコ

多分、セブン&アイグループに「ヨーク」っていう会社が6月1日にできたんで、その記念に作られた商品なんだと思うんだ。
で、店頭にはそんなことは書いていなかったんだけどヨークマートに行ったら、見たことのないチロルチョコがあったんで、ついつい買ってしまった。

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商品名:チロルビックチロルチョコ(18個入1箱)
発売日時:6月27日(土)〜
店舗:ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライス全99店舗
価格:198円+税
特徴:ヨークのロゴをあしらった限定パッケージ。ビスケットをミルクチョコで包み込んだチロルチョコ。


「ヨーク誕生記念オリジナル商品」としては、このチロルチョコ以外に「サクマオリジナル缶ドロップス」「カルビーかっぱえびせん20%増量」もあったらしいのだが、店頭に大量にあったのはこれだけ。
他の場所にあったのか、他のものは売り切れていたのか。

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中は普通のチロルチョコ。
チョコビスケットのヤツね。
全部同じヤツ。

チロルチョコ 27個×8箱



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2020年07月26日

カルビー かっぱえびせん てんぷら味

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7月20日発売。
イオンで88円(税別)で購入。
オープン価格。
想定価格税込み130円前後。
内容量65g。
1袋当たりエネルギー321kcal。
販売エリア:東京・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・山梨
アンテナショップ
 カルビープラス:新千歳空港店・西武所沢店・ペリエ千葉店・原宿竹下通り店・東京駅店・
         ジェイアール京都伊勢丹店・ららぽーとEXPOCITY店・心斎橋店・
         神戸ハーバーランドumie店・広島駅店・博多阪急店・沖縄国際通り店
 カルビーキッチン:海老名SA店

江戸時代より親しまれてきた江戸前てんぷらの味わいを再現した『かっぱえびせん てんぷら味』を数量限定・期間限定で発売ってことで。
「♥JPN(ラブ ジャパン)」プロジェクトっていうヤツの一環らしい。
2020年度の第3弾商品として発売する東京の味は、2018年度(2018年10月)に「ポテトチップス」で再現して発売した「てんぷら味」。
現存する日本最古のてんぷら店といわれる浅草の「雷門 三定(さんさだ)」に味の監修をいただき、「かっぱえびせん」のサクサクの食感で風味豊かな味わいに仕上げたそうな。
もちろんそんな店は知らないので比較もでけんワケだが。
袋の裏面は、「雷門 三定」と浅草観光アプリ「365ASAKUSA」の告知を掲載。
リンク先には、浅草の今を伝える情報が盛りだくさん掲載されております。とかそんなんもちろん見ない。

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袋を開けるといつもとは全然違う臭いが。
ゴマ油の臭いかな?
味も普通のとはちょっと違う。
ほのかに甘味があるっていうか。
どのあたりが天ぷらなのかがよくわからないけど、あんまり奇抜な感じでもなく、わりと食べやすい味だと思う。

65gだからさぁ、二度に分けるほどの量でもないかなぁと思うけど一度で喰うにはちょっと多いなと。
中途半端に量を減らすよりも、50gぐらいにしてもらって、若干安く、袋も小さくとかの方が喰いやすい気がするんだけど。

カルビー かっぱえびせん てんぷら味 65g ×12袋



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2020年07月24日

オリジン メガ盛パワー2000弁当

【テイクアウト】驚異の2000Kcal超え!!メガ盛パワー2000弁当 7/23〜26限定発売! | オリジンサイト | オリジン東秀株式会社
【テイクアウト】驚異の2000Kcal超え!!メガ盛パワー2000弁当 7/23〜26限定発売!
「タルタルチキン南蛮」 1枚
「生姜焼き」 1食
「唐揚げ」 3個
「チーズチキンカツ」 1枚
「ライス」 300g
この夏最大ボリュームのお弁当がオリジンに登場!!税込み1080円


ってことで買ってきた。
レジ袋は有料とは言え、1円だし、1円じゃなくても、マイバッグとやらで中身が傾いて無茶苦茶になっただの汚れただのという話を頻繁に聞くので、今日は他の買い物も全部レジ袋を購入する方針で。

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もっと巨大なのかと思ったワリにはコンパクトだな(個人の感想です)。
上の透明なフタみたいなヤツはテープで止めてあるのだけれども、雑にはがしたらフタの一部が破損した。
一度に喰わないでフタを再度使うつもりの方は、あまり乱暴にはがさないの推奨。

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ご飯の上に直で揚げ物が乗っている。
別にしていただけると有難かったんだけど。
ソースは小袋に入っているし、紅ショウガはハラン(バラン?)に乗っているけれども。
一度に全部喰おうと思えばいけそうだなとは思ったけど、何度かに分けて喰うことに。
ご飯が300gってたいしたことないな。
ご飯の量に対して肉の割合が多い感じ。
野菜と言えば紅ショウガと千切りのキャベツ。
後は生姜焼きに入っているタマネギとか。
味の感想を書くのを忘れるところだった。
味はなかなか美味しいと思う。
思ったほどのボリュームはないかな。
一度に全部喰ったら胸やけしそうだけど。

生タルタルソース 南蛮用 200g 冷蔵 ネオフーズ竹森 宮崎 チキン南蛮用 たるたる タルタルソース ディップソース マツコの知らない世界



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2020年07月23日

TOPVALU(トップバリュ) ポテトチップス わさびしょうゆ味

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ポテトチップス わさびしょうゆ味-イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ) - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)
安曇野産わさび葉使用。丸大豆しょうゆの香ばしい風味と、わさびの辛みがあとを引くポテトチップスです。数量限定。

7月14日発売。
本体価格68円(税込価格73.44円)。
内容量55g。
1袋当たりエネルギー309kcal。
製造所株式会社湖池屋。

厚切りカット ポテトチップス 梅しそ味と一緒に買った。
これもコイケヤのヤツだから、まあ普通のポテトチップスなワケだが。

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ギザギザとかしていない普通のポテトチップス。
さすがに55gしか入っていないのでかなり少なく感じる。
味は醤油の味があまり主張しない感じで。
ワサビは結構主張する感じ。
辛すぎて不味いとか喰えないとかっていうほどすごく辛いとかってことはないけど、思ったよりもワサビが効いている。

カルビー 夏ポテト 安曇野わさび醤油味 65g ×12袋



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2020年07月22日

NHK「おはよう日本」“マスクがつけられない” あなたのそばにも…?

7月16日(木)にNHK総合「おはよう日本」という番組内のコーナー「けさのクローズアップ」で、ちょっと感覚過敏に関して触れられていた。
で、その時の番組の内容がほとんどそのまま公開されている。
“マスクがつけられない” あなたのそばにも…?|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本

番組内では発達障害などの感覚過敏でマスクが付けられない人がいるってことを取り上げていたんだけど、感覚過敏だけでなく「嗅覚過敏」もマスクが付けられない一因となっているようだが、それには全く触れられていなかった。
まあ、支援者っていう立場の人たちでさえ、マスクが苦手な発達障害者がいるってことをご理解いただけていないことがあるぐらいだから、そんなの全然わかってもらえていないだろうな。

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TOPVALU(トップバリュ) 厚切りカット ポテトチップス 梅しそ味

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厚切りカット ポテトチップス 梅しそ味-イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ) - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)
梅と赤しその風味が楽しめる、ほどよい酸味がくせになるポテトチップスです。数量限定。

7月14日発売。
本体価格78円(税込価格84.24円)。
内容量60g。
1袋当たりエネルギー338kcal。
製造所株式会社湖池屋。

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ギザギザした厚切りタイプのポテトチップス。
味は梅しそ。
っていう、まあ、今までも似たようなのがあったよな〜って感じの、想像通りの味のポテトチップス。
作っているのもコイケヤだからコイケヤのポテトチップスだね〜ってことで。
じゃがいもは国産のものを使っているそうな。

カルビー 夏ポテト 紀州の南高梅味 65g×12袋



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2020年07月20日

マルコメ プラス糀 糀甘酒の素

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プラス糀 糀甘酒の素|マルコメ
アルコール0%、砂糖を使わない自然な甘みの糀甘酒の素です。希釈せずにそのまま無菌充填しています。ストレートタイプの糀甘酒に比べて約2倍(※)の濃さがあり、希釈してドリンクとしても、そのまま砂糖代わりの発酵甘味料として料理やスイーツの甘みづけにも使えます。
※自社従来品「糀甘酒」と比較


内容量500ml。
100ml当たりエネルギー173kcal。

1リットル入りの薄めない甘酒を飲んでいた時期があったけど、さすがに1リットルだと冷蔵庫の中で結構邪魔なんだよね。
これは500ml入りだから、冷蔵庫の中に入れやすい。

普通の甘酒の二倍の濃さってことなので、まずは普通に半分に薄めて甘酒として飲んでみることに。

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カップに半分ほど入れてみた。
で、てっきり白いというか乳白色的な色かと思ったら、ずいぶん濃い色。
こういう商品なのかな?と思って売っているサイトなんかの写真を見たら白っぽい。
届いた翌日に開けたので、日数が経っているとかでもなく。
ってことで不安になったので調べてみる。

よくあるご質問(FAQ)|マルコメ
Q.糀甘酒がミルクティーの色みたいになっていたのですが、大丈夫ですか。
A.保存料等を加えない製品特性上、 保管方法によっては色が濃くなってしまうことがあります。
甘酒の色の変化につきましては、甘酒の原料であるお米が分解された「糖」と、
分解された「タンパク質やアミノ酸」が互いに反応することによって起こります。(メイラード反応といわれています)
尚、飲んでも身体の害になることはありません。


ということで問題はないそうです。
でも味はちょっと変わるのでは?と思ったけれども、色が変わる前の味がわからんので比較もでけんということで。

で、先ほどのカップに残りの半分はお湯を入れ、それだと冷たいんでちょっとレンジで温める。

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お湯を入れてもやっぱり色は茶色い。
味は思ったよりも甘いな。
半分よりも若干多めに入った気もするので、そのせいもあるかも知れないけど、半分より少なめに入れたぐらいでも十分な甘さがあるのではないかと思う。

ヨーグルトに入れたりしてもいいらしいんだけど、とりあえずヨーグルトもなく。
いろんな料理とかデザート作りにも使えるということなので、何か簡単にできそうなものを。
ジューシーいなり寿司|レシピ|マルコメ
酢飯を作るのに必要な昆布がないので、いなりあげだけに使ったけれども。
いなりあげは油揚げをこの「プラス糀 糀甘酒の素」と醤油で煮るだけということで。
最初はかなり甘酒の臭いがしたけど、火にかけているとそういう臭いもしなくなった。

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もっときれいに並べればよかったな。
どんな味なのか想像がつかなかったけど、思ったほど奇抜な味もせず。
これを出されて「何が入っているか」って訊かれたとしても「甘酒」っていうのは全然思い浮かばないと思う。
甘酒と醤油しか入っていないんだけど、ちゃんといなりずしっぽい味になっている。
もちろん普通のいなりずしとはちょっと違う感じはするんだけど、甘さもほどよい感じで美味しい。

マルコメ 甘酒 プラス糀 糀甘酒の素 【国産米100% 使用】 500ml ×3個


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2019年7月1〜12日◆誰も農業を知らない(後編)

これの続きです。

 殺虫剤の歴史を調べると、必ず出てくるDDT。なぜ出てくるかというと、化学合成された最初の殺虫剤であり−中略−
 DDTは一八七三年、オーストリアのオトマール・ツァイドラーが書いた博士論文に製造法が記載されましたが
−中略−
 一九三九年、そのDDTにきわめて高い殺虫効果があることを発見したのが
−中略−ガイギー社はDDTをすばらしいスピードで農薬用と公衆衛生用殺虫剤として製品化し−中略−
 DDTは農薬としても大いに普及しましたが、公衆衛生分野ではマラリア対策の殺虫剤として普及しました。熱帯で猛威をふるうマラリアの発生源であるマラリア原虫は、「ハマダラカ」という蚊によって媒介されます。
(217〜218頁)

 第二次世界大戦の直前に開発されたDDTは、−中略−ガイギー社のあったスイスは永世中立の立場から各国にDDTのサンプルを出荷し、これにイギリスとアメリカが飛びついて大量生産を始めました。
 かのロンメル将軍(ドイツ人であるも最後までナチスに入らず、英軍も敬意を表した人物)が活躍した北アフリカ戦線や、日本軍が進出していた太平洋戦線ではマラリア対策が重要だと判断したからです。
 これに対し、ドイツや日本はDDTにあまり関心を持たず、結果として多くの兵士が戦闘前にマラリアで倒れました。マラリアによる兵士の損傷は連合軍のほうが圧倒的に少なく、DDTの採用が連合軍勝利の一因として挙げられるほどでした。
(218〜109頁)

(番組ではスイスの企業がDDTをドイツと日本には売らないという約束をしたと言っているが、本によるとそういうことではない)

ある意味でDDTは空母、戦闘機より優秀な兵器であった、と。
「これはすごい」というので戦後になって米英両国がこれを解禁して(ということではない)ドイツ、あるいは日本でシラミ退治、あるいは水田の害虫駆除のために、これが農薬として使われた。
これは、戦後の食糧難を乗り切るために日本ではDDTはもう、そこらへんに振り撒かれた。
武田先生の奥様が言うが、お義父さんとお義母さんは熊本のお百姓さんだから、戦後は農薬をいじって7〜8月は(手が)腫れあがって。
それぐらい劇薬だった。
このDDTの高い殺虫能力というのは絶賛された。
「さすがに化学の力だ」ということだった。
子供たちをマラリアから守るために、アメリカなんかでもさんざん使われた。
街中にDDTを振り撒いて。
子供たちにもDDTを振りかけていた。

 しかし一九六二年、レイチェル・カーソンのベストセラーである『沈黙の春』が出版されたことで、DDTの評価は一変します。(219頁)

沈黙の春(新潮文庫)



 DDTは、生物のホルモンの働きを乱す環境ホルモン(外因性内分泌攪乱物質)として作用し、虫を食べる鳥にも害があり、土壌にも長期間残留するとされました。また、発ガン性にも疑いがかかり、人間の母乳から検出されたことなどから、危険な農薬の代名詞になってしまったのです。(219頁)

タイトルも不気味。
『沈黙の春』
「一羽の鳥もさえずらない春がやってくる」ということで、「公害としての農業」というのを訴えた。
これはレイチェルさんはすごい書き方だが「原爆に次ぐ新たなる化学の脅威」と呼んだ。

そのため一九六八年には世界各国で使用が全面的に禁止となりました。(219頁)

公害告発の書として『沈黙の春』。
これは歴史に残る名著になった。
ここまですごくいい話。
ここまでは一冊の本が公害(DDT)を告発して追放したワケだから。
それで「すごい」という話になった。

 一九四六年、DDTが散布されはじめてからセイロンでは急速にマラリア患者が減っています。(220頁)

マラリアに罹る人はそれまでスリランカ(セイロン)では280万人いた。
死亡率が高いから。

一九六三年には患者数は一七人と絶滅寸前まで持ってきていたのです。(220頁)

(罹患数が)280万人いたのがDDTのおかげで17人になった、という。
劇的に減った。
しかし「将来ガンになる可能性がある」ということで、国連の命令を聞いて1964年に散布中止、使用禁止。
DDTは追放された。
1968年にこのスリランカでどのくらいの人がマラリアに罹ったか?
250万人。
農薬というものの扱いの難しさというのはこのこと。
発ガン性物質からは救われたのだが、その前にマラリアで死んでいく人が250万人。
(250万人は「罹患数」なので、死亡者数ではない)
このへんが「告発」ということの難しさ。

インドとアフリカは特にひどくて。

マラリアの患者数は二〇一三年段階でも推定で年間患者数は二億人で、そのうち五〇万人ほどが命を落としています。(220頁)

『沈黙の春』というこの告発の書のおかげで、数十年後の健康被害をゼロにしたことは間違いないが、(DDTが)無くなったおかげで数年後、マラリアによる死亡者というのが何と50万人になった。

 そのためWHOは、二〇〇六年、ついにマラリアの流行している地域に限ってDDTの使用を認める決定をします。DDTを使用することのメリットとデメリットを比較した場合、メリットのほうが上まわると判断したからです。(221頁)

 ではこれで問題は解決したかというと、そうは問屋が卸しません。−中略−
 しかし完全に根絶できなかった場合は、ハマダラカに「抵抗性」がつきます。DDTをかけられても生き残った蚊が子孫を増やし、DDTをかけても死なない薬剤耐性をもった蚊が増えてきているのです。
(221〜222頁)

この辺がケミカルの恐ろしさで、生き物というのは必ず耐性を。
人間もそうやって生き残ってきたし。
日本でも何年か前にデング熱とか蚊による(伝染病が)流行った。
だから耐性を急に帯びてくる。
結局ハマダラカというのがいるのだが、これも現在抵抗性を付け始めて、DDTでは死なない蚊がどんどん増えている。
そこで発想はどこに行ったか?

 DDTが効かなくなれば、別の対策が必要です。そこで現在最も有効だと言われているのが蚊帳の使用です。−中略−
 住友化学は「オリセットネット」という商品名の蚊帳を開発し、二〇〇一年にWHOから使用推奨指定を受けています。ポリエチレンに農薬のピレストロイド(蚊取り線香の成分)を練り込んで糸を作り、その糸でこの蚊帳を作っています。
−中略−五年間以上も効果を持続させることが可能だということです。
 ちなみに、この技術はタンザニアの企業に無償供与されており、現地で生産することで雇用の創出につなげるなど、さまざまな角度から途上国を支援しています。
(222頁)

そんなのを聞くと「住友化学て偉いなぁ」と思う。
それにしてもプラス蚊帳という文化をよくぞここまで持っていた、と。
蚊帳は虫をどける。
「殺す」となると色々問題だろうが、「嫌う」ということだったらば。
住友化学の方は「5年以上の効果は絶対にあるんだ」と。
その間に街をきれいにし、ドブとか下水道を整備して。
これが蚊退治には最も有効で。
その間を蚊帳でしのいではくれないだろうか?と。
こうやって考えると告発は簡単。
「オマエが悪いからこんなことになったんだ!」と指さして言うのは簡単で。
リスク・ベネフィットというのは秤にかけないと。
有坪さんはいよことをお書きになったなぁと思う。
つくづくそんなふうに思う。
物事の考え方としてリスク・ベネフィット。
これを必ず、という。
つまり、「告発の書」ではなく「告発の発言」ではなく、人間同士がうまくいく「蚊帳」のようなものを、という。
そういう発想を悩みながら考えましょう、皆さん。

レイチェル・カーソンの『沈黙の春』。
これは武田先生の奥様が娘たちに読ませて「たくさんの人を救った本よ」と。
早速娘の部屋へ行って「それだけじゃぁないみたいよ」とかと言いながら来た。
とにかく農薬を考える時に「何が正しい」とか一点だけ主張しないで、リスクとベネフィット、利点、マイナスとプラスを図りながら考えていきましょう。
世の中全部そうである。

農薬への杞憂は一体どこからやってきたのか?
それは「食品は無害」という思い込みがあるからではないか?

我々が普段「無毒の食品を食べている」という誤解です。−中略−
 人間がわざわざ毒を嗜んできたと先に書きました。大根おろしやワサビの類はアリルイソチオシアネートを、トウガラシはカプサイシンを含みますが、その毒物が生み出す辛味を人間は昔から楽しんできたのです。
 そんな食べて楽しむ毒物だけではなく、我々が普段食べる食品には、量は少ないながらもいくつもの有毒な天然物質が含まれています。
(223頁)

このキャッサバ、青酸配糖体(シアン化合物)という文字通り青酸カリの親戚みたいな毒物が大量に含まれているのです。(224頁)

ソラニンはジャガイモが土中からはみ出たときに食害されないように作られる毒で(228頁)

グレープフルーツは薬品と同時に摂取すると意図しない危険な効果を及ぼす薬物相互作用でも知られていますが、グレープフルーツでこうした作用を引き起こすのが、フラノクマリンです。(229頁)

「何で毒があるか」は当たり前。
害虫から我が身を守るために毒を持っている。
どんな植物もどんな作物もそれぞれ毒を持っている。
人はそれらの毒に対して、煮る、蒸す、毒の部分を切り落とす。
更に少量しか食べないという接触技術を磨いてきたサルである、と。
だから「毒と付き合う」ということを前提に物を喰ってきたじゃないか?と。
「何で完全に無農薬がいいだなんて、そんなバカなことを言うようになっちゃったんですか?」とこの著者はおっしゃっている。

 フラノクマリンの濃度は、健康なセロリではせいぜい二ppm程度で、冷蔵時で五ppm程度になります。しかしこれが菌核病に感染していると、濃度は四〇〜一〇〇ppm程度まで上がります−中略−当然口にすれば害です。(229〜230頁)

セロリの場合、何かの病気にかかると、その病気と戦うために毒を実の中に。
他愛のない添え物であるセロリも強烈に毒を溜める。
セロリが病気になった場合、病気と戦うために体の中に猛毒を作っていく。

 エイムス博士は、アメリカで普段食べられている食品についても調べ、一九九〇年に「アメリカ人の食事に含まれる農薬物質の九九.九九パーセントが植物由来の天然農薬である」という驚きの調査結果を発表しました−中略−
 九九.九九パーセントを占める天然農薬に比べて人工農薬は〇.〇一パーセント。
(225頁)

だからこれはもう「毒」とも呼べない残留。
だから「もっと考えてみてくれ」と。
農薬を批判する人の中に昔のまんまの農薬のことを言っている人がいる。
それから「国家規模で農業を守っている」なんて言っている人もいるかもしれないけれども、日本の農家というのは、やる気のある農家の人がどんどん増えている。
国際競争力をつけるため品種改良。
そして遺伝子組み換えも含めて前進すべきだ、と。

品種や地域によって違いはありますか(原文ママ)、現在コメは一般に一反(一〇アール)あたり四〇〇キロから六〇〇キロ程度とれます。昔はこの半分程度でした。また昔は草丈が長く−中略−草丈が長いと、よく実っているイネほど全体の重心が高くなります。そんなときに台風などが来ると簡単に倒されてしまいます。これを倒伏と言いますが、倒伏したイネはコンバインを使えなくなるうえに穂が地面と接するので高温多湿だと発芽してしまい、著しく品質が落ちます。
 現在は品種改良によって短稈と呼ばれる草丈の低い品種が主流になっています。
−中略−草丈が低くなったことで台風時の被害もある程度は減らすことができたのです(255〜256頁)

一時期「アメリカンチェリーが入ってきたら、日本のサクランボなんかガタガタになりますよ」と、そんなことを言っていたのだが、「佐藤錦」の地位は不動。
入って来る前はあんなことに怯えていた。
オレンジだってどれほど我々は息をのんでいたか。
カリフォルニアオレンジが入ってきたら。
でも違う。
そうじゃない。
それと同じことで、この間、サクランボに関する重大情報を聞いた。
これが胸がときめく。

東京では報道されることもない。
この間、福島を旅していたら福島のローカルニュースのトップニュースが「山形で新しいサクランボができた」。
これは感動したのだが、色は佐藤錦みたいにサンゴ色ですごくきれい。
これは玉の一粒が大きい。
五百円玉の大きさ。
名前が「やまがた紅王」。
サクランボの大型新品種名 「やまがた紅王」に - 産経ニュース
これは来年か再来年ぐらいには出荷できる態勢が整ったというので、山形の農業人が大喜びしている、という。
今、「やまがた紅王」という新品種の話をしたが、アメリカンチェリーと佐藤錦を置いたら佐藤錦を喰う。
一つの作物、果物でもいいが、懸命に磨き上げていくという日本人の農業の知恵を結集すると、もっと開けるんじゃないか?
だってイチゴなんてアジアの人は飛びつく。
それからメロン、マンゴー。
この手のもので勝負する商品はいくらでもあるというのが、この本の著者、有坪さんの主張。
そして有坪さんは米も米ばかりではない、と。
米から生まれる日本酒。
これをフランスのワイン並みにブランド化し、日本食全体の組み合わせ。
例えば「干物を杉の升で飲むのに美味い日本酒はこれ」という。
この農業と林業と水産業をセットにした売り方を考えると、もっと深い可能性を、という。
ワクワクする。
脚の高いワイングラスにワインを注いで、チーズというあのセット。
つまりガラスを作るという手工業と飲み物のワインと。
それで発酵のチーズが組み合わさったように。
この升酒。
「杉の升酒でこの日本酒をこの干物で喰うと美味いんです」なんて言うと飛びつくんだろう。
日本人でもそういうのがある。
こういう可能性を農業は持っているし、そこを行くべきではないか?

 六次産業とは−中略−農業が「一次産業+二次産業+三次産業=六次産業」になるべきだとするキャッチフレーズです。
 農家が農産物生産だけをやるのではなく、農産物を使った加工食品を生産し、自前で流通させることで、食品メーカーや流通業が得ていた利益を奪取してしまおうという提言がなされています。
(74頁)

(番組では著者がこの「六次産業」を推奨しているような感じで話しているが、本には「六次産業は絵に描いた餅の典型」と書いてある)

「農林水産省もよく奮闘している」と評価なさっている。
今、官僚の悪口を言えばなんとなく気が済んだような人がいっぱいいる。
そうじゃなくてこの方(著者)は日本の農林水産業というのはボロクソに言われながらも、官僚たちがみんなよく頑張っているんだ、と。

新規就農者援助態勢。
これが整備されつつある。
日本が今、農業人として一番欲しがっているのは兼業農家の人。
農業の他にもう一つ仕事を持ってらっしゃる方。

私は、農業に転職する場合の必要資金は、設備投資とランニングコストを勘案すれば二〇〇〇万円以上が理想であり(261頁)

 行政の、近年の新規就農者に向けた援助体制はかなり整備されてきています。なかでも青年就農給付金事業は目を見張ります。就農準備中の最長二年間、就農後最長五年間、年一五〇万円の給付金が支給されるのです。夫婦なら三〇〇万円になります。(194〜195頁)

(番組では上記の内容を「国にこれから実施して欲しい」というような内容で語っているが、本によると現在すでに整備されている。著者によると実際に援助して欲しい金額はもっと多い)
そうすると5年後には税金の払える農家に育つ、と。
こうおっしゃっている。

 実際のところ、新規就農は誰でも成功する、食っていける、とは言いませんが、サラリーマンが社会を辞めたいと思ったときによく候補にのぼるラーメン屋と比べたら、何倍も容易だと思われます。(195頁)

それさえクリアできたら立派な農業人が必ずできる、と。
それでこの方は兼業農家で面白い人のことを紹介してらっしゃる。

宝塚市で大工をしながら一七町歩でコメを作るほか−中略−
 三重県甲賀市には、宮大工をしながら地域の特産品を新規開拓しようと朝鮮人参の栽培試験を続けておられる方がいます。
(263頁)

昔から専業農家の人なんて日本の村にはいない。
奥様から時々話を聞くが、奥様の家は熊本の農家だった。
お酒はやっていなかったが、味噌も醤油も全部自分のところで作っていたようだ。
昔の農業をやる人は多角経営。
お蚕さんを飼って絹を作った人も農業の人。

 日本は高付加価値の農産物を作れる国なのだから、その方向に特化すればいいとおっしゃる方もおられます。(269頁)

しかし、そればっかりを目指しているのはダメなんだ、と。
ちょっと話ははずれるが、中国というのは日本を「小日」という。
「大中華」に対して「小さい日本」という意味。
おっしゃる通りで、日本は小さい。

面積は三七八.〇〇〇平方キロで全世界の土地面積の〇.二五パーセントほどですが、これは世界に二〇〇近くある国の六〇番目くらいの位置にあたります。−中略−排他的経済水域は四四七万平方キロもあり、世界第六位です。−中略−人工は−中略−世界一一位ですが、一億人もの人口を抱える国は二〇一八年時点で一二か国しかありません。(269〜170頁)

一番重大なことは腐植土。
葉っぱが降り積もって腐って。
実はこれは農業にはもってこいという。
農地としての土地をいっぱい持っていること。
植物の分解が進み、栄養分豊かに蓄えている農地、地面を持っている。
それがいい証拠に商業地でもある銀座でも、空き地は放っておくと雑草がすぐ伸びてくる。
だから、あそこでも田んぼができる。
銀座でも牛が飼える。

アフリカの土が赤いのは、気温が高く岩石鉱物が分解して鉄が分離し、赤い酸化鉄になるのに加えて−中略−
 また、雨の少ない国の多くは灌漑農業をします。雨があまり降らない、あるいはほとんど降らないので川から水を引っ張ってきたり、地下水を汲み上げたりして作物を栽培します。
−中略−まかれた水が蒸散するときに浸透圧によって地下から水分が上がってくるのですが、このとき土壌に含まれる塩分も一緒に地表に持ってきてしまいます。これが繰り返されると地面が塩だらけになり、作物栽培ができなくなるのです。(270〜271頁)

 オーストラリアは農業大国のイメージを持たれますが、実際は地表の塩分集積が多く、農業に向いた土地ではありません。−中略−
 アメリカも日本ほど恵まれてはいません。
(271頁)

ここはもう塩かぶりの土地がどんどん増えている。
ロッキー山脈の麓のアメリカの牧草地帯なんか塩で真っ白。
中国はもう砂漠化が北京のすぐそばまで来ているはず。
そして間違いないことは、北朝鮮はそうとう農業が荒れている。
あれはやっぱり色々問題があるかも知れないが、何とかするためには日本の農業関係者が出撃したほうがいい。
でないと本当にあの国は喰えない国になってしまう。

日本のことに関して言う。
今、「防衛防衛」とか「迎撃ミサイル」とか言っているが、日本の防衛というのは何も火薬関係だけに限らない。
その中でこの著者の有坪さんがおっしゃっているのは日本の農業人は、農業をやる人は細くなりつつあるが、日本の農地、地面自体は4億人ほどの食料を作る土壌を持っている。
西日本は二期作が可能だから。
種子島とか鹿児島は、今はあんまり米が余っているので作らないが、年二回米が穫れる。

今後の作物の品種改良が多収の方向で進めば、四億人の倍になる八億くらいは食わせられる程度の生産ができるようになる可能性もあります。(274頁)

グラウンドは、地面は。
8憶(人)が喰える農地を耕して農作物を作れる、米麦を作れるという能力を持っているか否かというのは、これは巨大な防衛力。

現在の世界人口は七三憶人ほどで(274頁)

その8憶(人)を養うだけの土壌を持っている、という。
これはいかな防衛力よりも強力な重大な防衛力。

コメの減反は廃止されましたが、廃止前には四〇パーセントほどの減反率でした。−中略−一〇〇パーセントを超えた計算が成り立ちます。(273頁)

これは今の人数で可能。
だから日本というのは食糧難に直面した時は、自国を救うどころか他国を救うだけの能力を持っている。
しかも今大好評の「日本食、食べてみませんか?」という誘い方をすれば嫌がる国はない、と。
中国の人がいっぱい(日本に)Tシャツを買いに来ている。
そんな国。
「日本食を展開しますよ」というのは他国を援助する援助の力になるのではないかな?と。
本当に農業について何も知っていなかったと思う水谷譲。
潜在能力についても。
このほかにも著者のアイデアはたくさんあるが、それはまた別の機会に。
生きる道は日本にはいくらでもあります。
というワケで大変学んだ農業だった。

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2019年7月1〜12日◆誰も農業を知らない(前編)

誰も農業を知らない: プロ農家だからわかる日本農業の未来



この間まで「死活問題」とかとTPPか何かで揉めていた。
そういうのは前はものすごくナーバスだった。
サクランボ問題とかカリフォルニアオレンジの問題。
「ミカンが全滅する」とか。
TPPは米の問題があった。
「死活問題」とか何とか。
何か静か。
それから遺伝子組み換え。
あれだけ騒いでいたが、遺伝子組み換えじゃないヤツが今度もう売られる。

あんなに騒いでいたのに最近先細りになっているというのがすごく気になって『誰も農業を知らない』というこの有坪さんの本のタイトルが衝撃的で。
例えばこういうことをおっしゃっている。
農業についての農業論が混乱したままの状態になっているんだ、と。
遺伝子組み換え。
それから農薬の問題。
「農薬悪いんだ!」というヤツ。
それから米の自由化。
それから無農薬農家とか。
農業人口がものすごく減っているんだ、とか。
「農協は改革すべき!」とかという。
そういうのが大騒ぎになっていた。
後は「政治に甘えている農家」とかというお叱りがあった。
「補助金ばっかり貰いやがって」とか。
専業農家というのがものすごい勢いで少なくなっている。
歯止めが効かない。
これほど多くの問題を抱えつつ、誰も農業の未来を指させないままでいるんだ、と。
農家あるいは農業を激しく批判する人はいるのに、何かみんなトンチンカンで、という。
この著者は農業をメディアの中で語る人というのが、みんな意見ばピンボケなんだとおっしゃっている。
著者は「実は誰も農業を理解していない」と主張しておられる。
本当の問題とか本当の希望は農業のどこにあるのかを提案したい、ということでこの本をお書きになった。
この方はもちろん専業農家の方。
この本は最初、農業問題として読んでいたのだが、問題の構造が入り組んでいる。
だから短いコメントなんかで農業を語れるはずがない。

有坪民雄(ありつぼ・たみお)
1964年 兵庫県生まれ。香川大学経済学部経営学科卒業後、船井総合研究所に勤務。94年に退職後、専業農家に転じ、現在に至る。2ヘクタールの農地で山田錦を中心にコメの栽培をするほか、和牛60頭を肥育。
(本の袖)

著者は企業としての農家、農業というのを追求したい、と。
生きがいとかそういうことではなく。
品質について手を惜しまず、世界をリードする技術を持ちながら、後継者の不足で農業は非常に苦しんでいるんだ、と。
「輸入作物がどんどん増えてくる」と言われている現況の中で、日本の農業はどうすればいいのか?
そのことを懸命に語ってらっしゃる。
ちょっと興味深い。
「TOKIOばかりに農業は任せられない」ということで、古希のおじいさんが乗り出したワケで。

かつての米作りは、牛馬に鋤(土を掘り起こす道具)を引かせて土を耕し、田植えは家族だけでなく近所の人も総出で行いました。−中略−
 一九六〇年代に進行した農業機械革命により、牛馬はまず耕運機に、そしてトラクターに置き換えられました。
(2〜3頁)

赤いトラクター



この耕運機、トラクターが導入されて変わった。
田植機、それからコンバイン。
腰を曲げなければならない作業から農家は開放されて、この機械によってものすごいスピード効率が上がったんだ、と。
「すべてはコイツなんだよ」と。
田植え機。
コイツがすごい。

 だいたい昔の手作業ですと、一農家ができる規模の限界は一町歩(約一ヘクタール。一ヘクタールは一万平方メートル)でしたが、現代の田植機やコンバインはこの程度の面積は一日で済ませてしまいます。(3頁)

考えてみれば農作業というのは弥生時代から変わらなかった。
武田先生は福岡だが、小学校の周りの田んぼはやっていた。
それがもう高校生になる頃は田植機でやるようになった。
これは弥生から時代が一変した、とおっしゃる。
こんなふうにして農業はものすごい勢いで革命が進んでいる。

日本の農業というのが急速に機械化が進んだ、と。
それは米だけじゃない。

 現在、リンゴやナシの選別機は実用化されています。−中略−
 さらに言えば、収穫作業もロボットがやってくれる時代がすぐそこにやってきています。収穫作業に必要な技術の基本は三つ。農作物を見て、どこにどんな状態の作物があり、収穫すべきかどうかを判断する「マシンビジョン」。収穫物に手を伸ばし、作物を傷つけることなく取り上げ、収穫用のコンテナに入れる「エンドエフェクタ」や「アーム」の設計。
(5頁)

IoT(Internet of things モノとつながるインターネット)技術も(4頁)

スマホとかを使って冷房を点けたり家電を動かしたり、ということ。
インターネットで確認しながら愛犬の面倒を看たり。
それを農業でやろうという技術がもう始まっているらしい。
つまり田んぼにカメラが付いていて、インターネットに結ばれていて、農薬の散布、出荷のタイミング。
ただのタイミングではなくて全国の市場での値段を見て「うちはどこの市場へ何時頃出すと一番効率的に高く買ってくれるだろうか?」という。
IoT。
畑とか田んぼとかビニールハウスの集中管理を人工知能がやる、という。

 有名なのは「とよのか戦争」でしょう。人気の高いイチゴの品種である「とよのか」を作っている産地は、自分の地域だけでなく、競合するライバル産地の気象情報も常に見ています。そしてライバル産地が台風などの気象災害を何月何日に受けそうだとわかると、自分たちの体制を整えて、ライバル産地の台風の翌日から数日の間、大量にイチゴを出荷するのです。なぜなら、ライバル産地が気象災害で打撃を受けると出荷量が激減して市場の商品流通量が大幅に減るため、価格が高騰するからです。(8頁)

イチゴは完璧に今、ビジネス情報戦の時代に入ったそうだ。
このあたりは何も知らないがすごい。

残っている農家も高齢化し、むしろ規模縮小を考えていることも多いのです。引退する農家の代わりに耕作してくれる農家が現れてくれなければ、耕作放棄地が発生します。その数は年々増え、直近の資料によれば日本の全耕作地の六.一パーセントにあたる約二七万六〇〇〇ヘクタール(二〇一五)にも達しています。(9頁)

イノシシとかクマとかサルが増えて「国立の街中にサルが出た」とかと大騒ぎに。
京都の鴨川に鹿が水を飲みにきているというのだから。
鹿は結構恐ろしい。
全山全部喰っちゃう。
そして我々が全然わかっていないのが遺伝子組み換えとゲノム編集技術。
これは技術的には違うらしいのだが、ごっちゃにしていて。

 遺伝子組み換え作物が日本で話題になったのは−中略−一九六六年あたりからです。−中略−
 ところが、遺伝子組み換え作物を危険だとする主張はいくらでも見つかりますが、たいていは
−中略−モンサント社が批判対象となっています。(13頁)

だから「遺伝子組み換え使っておりません」とかというのが表示でよくあった。
ところがものすごく安全なヤツが出始めている。
ゲノム編集の穀物等々はその毒性が食塩よりも低い。
(このあたりは本の内容をごちゃまぜにして語られている。「食塩よりも毒性が低い」と紹介されているのは、遺伝子組み換え作物に使用される農薬の残留に対して)

ゲノムは遺伝子のグループ。
安全性がボンと上がった。
この差がちょっとよくわからなくて申し訳ない。
でも遺伝子組み換えとゲノム編集というのを同じものだと思って嫌う人がいるというところが問題で「もうそんなことを言っていたらアナタに喰うものはありませんよ」という。

そして武田先生が一番やっぱり衝撃を受けた。

代表的な作物としてモンサントのトウモロコシや大豆などに使われている除草剤耐性と害虫抵抗性を挙げましょう。−中略−害虫耐性を持つ遺伝子組み換え作物は、殺虫剤の散布回数を減らします。(14〜15頁)

だから殺虫剤をかぶっていないという大豆やトウモロコシを作るために遺伝子組み換えをやってきたのだが、それがひどく嫌われた。
そしてゲノム編集に至ったワケだが、これは安全性が非常に担保されたというか、保証されている。
そのあたりを考えると我々が思っている以上に技術は進んでいる。
そのあたりがこの著者がおっしゃる「農業をわかっている人がいない」という怒りになったのだろう。

レイチェル・カーソン『沈黙の春』。

沈黙の春(新潮文庫)



一九六二年、レイチェル・カーソンが『沈黙の春』を出版し、自然環境への被害の大きさを告発してからでした。(20頁)

春がやってきたのだが鳥が全くさえずらない、という異様な春を人類は迎えることになる。
その原因は何かというと、農薬が全ての虫を殺し、虫から小鳥を殺し、小鳥から作物を全滅させて、農村に鳥のさえずりのない春がやって来る、という近未来ルポルタージュだった。
これでドーン!と問題になった。
その衝撃で農業というのは自然に任せた方がいいんだ、と。
農業による収穫は全て人が作ったものなのだが、全部自然に任せた方が人間にとっては安心なんだ。
「その考え方をちょっと、ちょっともう一回勉強してくれ」というのがこの有坪さん。
この方がおっしゃっているのは、日本は「無農薬、土づくりと輪作で虫、病原菌と戦おう。そういう農業がいいんんだ」という頑固な考え方がある。
その間に世界は遺伝子組み換えから発展して、ゲノム編集へと農業を進めていった。
基礎はだから遺伝子組み換え。
だがそれを「安全に」でゲノム編集にした。
(本によるとそいういうことではないようだ)
日本人と消費者とメディアがもっとも嫌うのが農薬。

農薬の歴史はどこからかというと、除虫菊に殺虫能力があるということで、1885年に蚊取り線香が生まれ。
その成分のピレスロイド。
これを農薬として取り入れた。
(本にはピレスロイドは単に例として挙げているだけで農薬の始まりという話ではない。蚊取り線香が発明されたのは本によると1890年)

ピレスロイドは幅広い殺虫スペクトルを持ち、哺乳類や鳥類には安全性の高い化合物でした。(37頁)

 戦前に登録がなされた農薬では一〇アールあたり散布量が一〇キログラムなんてものもざらにあったようですが、新しい農薬が開発されるごとに有効散布量は減り続け、現在では一ヘクタールあたりの有効成分量が一〇グラム以下など、きわめて少量で効く薬剤も出てきました。つまり、八〇年で一〇〇〇分の一くらいまで減った計算になります。−中略−
 一〇アールあたりのコメの生産量を五〇〇キロとして、すべての農薬が残留するという「ありえない仮定」で考えたとしても、コメ一キロあたりの残留は三ミリグラムです。
−中略−残留量の実際は三〇分の一程度になっていると考えて問題ないでしょう。(40〜42頁)

更に機械化はどんどん進化していて、一軒で水田20ヘクタールを耕す力がある。
だから農業人口が減っていると思うと不安になる。
でも機械力が上がっているので、もうそんなにたくさんの農業人が欲しいワケではないことは事実。
100軒あった農家が今は1軒で同じ力を出せる、と言っている。
だから減少が問題ではない、と。
元々農業というのは人手を減少するという努力をし続けた産業。

農業について無知な人ほどしきりに言う人がいる。
「兼業とか零細農家というのはダメだ」「アメリカみたいに大型化しないと農業というのは儲からないんだ」と言う方がいるが、農業は大量生産がコストダウンに向かうワケではない。

現在のアメリカでは専業農家は二割もいません。(59頁)

私たちは(アメリカの農業は)でかいトラクターで、ヘリコプターで農薬を撒いたりとイメージする。
そんな専業農家、農家だけで飯を喰っている人は二割しかいなくて「規模が大きいから安心だ」というワケではない。

たとえば、一日二ヘクタールの仕事ができる田植え機があります。この機械を使えば一〇日間で二〇ヘクタールの田植えができます。(61頁)

だから1辺2km?
(20ha=200000m2。正方形だとすると1辺が450m弱ぐらいの計算になる)

農家の水田面積が二〇ヘクタールなら、機械をフル稼働させることができるでしょう。そのため、二〇ヘクタールまでは規模を拡大するほどに生産性は向上します。しかし農家の水田面積が三〇ヘクタールになるとどうでしょうか? 二台で一五ヘクタール時代の生産性に逆戻りです。−中略−田植え機一台なら夫婦ふたりで仕事は済むかもしれませんが、二台あると別に二名を雇う必要があります。当然、人件費が発生します。そうなると三〇ヘクタールやっているより、二〇ヘクタールやっていたほうが効率よく所得を増やせたなんてこともよくあるのです。(61〜62頁)

人間が増えるから取り分も減っていく。
だったら小さいほうが農業は純益が上がりやすい。
アメリカの場合、自宅から農地まで80km以上というのが。
トラクターとかコンバインで走るには、80kmだから世田谷から成田まで毎日行かなければいけない。
だから滅茶苦茶非効率的。
だからアメリカ型の大きい農家というのはすごいだろうというのは「皆さん、ウソですよ」と。
それだったら日本のように、ちまちま家の近くの田んぼの方がよっぽど効率がいいじゃありませんか?という。
それからもう一つの問題。
規模が大きいばっかりに倒れる農家が増えるという、その理屈。

 二〇一四年、大規模化に対する幻想を持つ人を完膚無きまで叩きのめした事件が発生します。米価の記録的下落です。三〇キロ袋あたり全国平均の価格が六五〇〇円−中略−魚沼産コシヒカリでも九二五〇円まで価格が落ちたのです。(67頁)

農業的大事件が起こっている。
ただ、ちっとも報道していない。
(番組では巨大な農家が次々と倒産して零細が耐えられたと言っているが、本の内容とは異なる)

米価下落を予想していた農水省は、それより前から対策を打っていました。飼料米です。(67頁)

もちろんいいお金じゃないだろうけれども買い上げて、赤字幅をうんと狭くしてあげて、何とかもたせてあげた、という。
それでその年を乗り切った、と。
そのことも含めて、農水省が零細から大型までの農家を、この2014年、一生懸命救ったという。
何で米価が下がったか?
これは経済載は難しい。
豊作貧乏。
大型になるといつも取引してくれるキロ当たりの値段で900円から1000円安いと借金が数千万円になる。
これが零細の場合は数万円の赤字で済むので乗り切れる。
だから大きいことというのはやっぱり何かが起こった時、大惨事になってしまう、という。
このへん、なかなか農業は語りにくいもの。
だから大型化するアメリカ型、そんな農家が絶対いいワケではない、と。
それから専業農家がいいワケではない、と。
それ一本しかないから。
零細の兼業農家がなぜもったかといったら農業じゃ儲からないから「お父さんがいつも勤めているあの会社のお給料で今月はしのごう」ということになった。
ということは兼業というのは農家にとっては助け船になりうる。

この有坪さんのおっしゃっていることはなかなか手厳しい。
現実に農家を営む著者の言葉は厳しく、実に生々しい。
それが第5章の言葉で

農薬を否定する人は農業の適性がない(204頁)

著者は「農薬を使わない」と断言する人たちに対してこんなことをおっしゃっている。

 私の知る限り、無農薬農家には大きく分けて四種類あります。
(1)農薬を危険だと考え、安全な農作物を作ろうとする農家
(2)高収益を得る手段として無農薬を選択する農家
(205頁)

これは例えば『奇跡のリンゴ』の木村(秋則)さん。

奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録



農薬を使わないので「奇跡」と言われたのだから。

(3)自分の栽培スキルを高めようとする農家
(4)生き方、ライフスタイルとして無農薬を選ぶ農家
(205頁)

農家は「のどけさ」とかという憧れがちょっとある。
定年後は農業をやって田舎暮らしを・・・
「土でもいじりながら」という。

 しかし農村では、この(1)の無農薬栽培農家が最も嫌われます。なぜならたいていの場合、長続きしませんし、周囲に迷惑をまき散らしていることが多いからです。(206頁)

 二五年ほど前、北海道でリンゴの無農薬農家が隣の農家から訴えられるという事件が発生しました。訴えられた理由は、無農薬栽培を行うリンゴ農家が農薬をかけて防除をしないために隣の自分の果樹園にも害虫がやってきて被害が出ているからというものでした。(206頁)

この時に参考人として木村さんが呼ばれている。

(『誰も農業を知らない』を)読みながら「若い人たちが新しい考え方を持って登場しているんだなぁ」というのをつくづく思った。
武田先生たちの真下にいるのがコロッケたち。
そういう年齢。
コロッケたちよりもさらに十歳若いのが共演者でいえば福山(雅治)君たち。
福山君たちのその下にいるのはNEWSなんかで頑張っている増田(貴久)とか加藤(シゲアキ)とか。
その加藤や増田の下にいるのが水戸黄門の助さん(財木琢磨)や格さん(荒井敦史)。
そうやって考えるとちょっとコロッケだけ浮いているが、こんなに体形からルックスから変わるんだなぁと思うと、農業も変わっている。

二〇世紀のスポーツカーには、速く走らせるために燃費は犠牲にしてターボやスーパーチャージャーといった過給メカニズムを搭載するということがよくありました。今のターボやスーパーチャージャーの主流は、昔とは正反対の省燃費のメカニズムとして使われています。
 農薬の開発も自動車に負けず劣らず進んでいます。
−中略−
 いまや人体に安全な農薬開発など、開発者にとっては常識以前の話で
−中略−人体の安全性から環境保全(ターゲットとする害虫や病気に効く以外に、環境中の魚やミツバチなどに影響を及ぼさないこと)へと移っています。(206〜207頁)

武田先生が子供の頃、田植えが終わった後、田んぼに全部赤旗が経つ。
それは「近づくな」ということ。
田んぼなんかのあぜ道で突っ転ぶんで田んぼに顔を突っ込んだりしたら赤いブツブツができたりした。
ホリドールという農薬。
校長先生が、それを撒く頃になると全校集会で言う。
「ホリドールの散布も始まり、田んぼに近づかないようにしてください。また、田んぼの水を飲むようなバカな真似はやめてください」とかと。
それは劇薬だったと思う。
農薬を撒いた後、あぜ道の水の通り道にフナが全部死んで浮いていたのだから。
赤い旗というのは「危険」という意味。
それをヤマダ君とふざけて田んぼの中に倒れたことがあった。
あの恐ろしさは忘れない。
結局何ともなかったが。
それぐらい危険なものが今はものすごく、魚、ミツバチに影響を与えない安全性を目指し、今それを保っている。
だから「農薬を撒いたので魚が浮いた」なんて聞かない。

 近年はあまり聞かなくなりましたが、昔、無農薬農家がよく使った「自然農薬」に「ニコチン液」があります。−中略−
 ニコチンはほぼすべての生物に毒性を持っており、経口摂取(口から入れて食べる場合)のLD50は一キログラムあたり三.三四〜五〇ミリグラムです。
(208頁)

 また、今も無農薬農家がよく使うものとして「木酢液」がありますが−中略−もちろん読者諸兄がコップ一杯分飲んだりしたら命の保証はありません。(209頁)

「食塩よりも安全」と言える農薬も少なからずありました。(210頁)

 大村智先生がノーベル生理学医学賞を受賞されたことは記憶に新しいところです。大村先生がゴルフ場で見つけた微生物から「エバーメクチン」という抗生物質が発見され、これをもとに、さらに効果を高めた「イベルメクチン」が作られました。このイベルメクチンは、アフリカに多い寄生虫感染症(オンコセルカ症、象皮症)から多くの人を救いました。
 抗生物質として人にも処方される薬剤ですが、私も家畜の牛によく使っています。
(211頁)

使い方に気をつけないと犬まで殺してしまうこともあるようです。(212頁)

だから「農薬とかその手の薬というものは、量を間違えると劇薬なんだということを忘れないでください」という。

これは理屈っぽくて難しいかもしれないし、前に絶賛した木村さんの無農薬のリンゴに関して『奇跡のリンゴ』というのをずいぶん『三枚おろし』で取り上げて絶賛したワケだが。

奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録



でも、木村さんの場合はそれでうまくいっているということで、農薬を全否定することが必ずしも正しいことではない、という。
木村さんのところは加工リンゴとして抜群の味わいを持っている。
木村さんもものすごく悪戦苦闘して土自体を変えるという大発見をなさっているワケだが。
その方法が全てのリンゴ畑に通じるというワケではない。
木村さんのところは特殊かも知れない。
土地にふさわしい土の改良の仕方に成功したのが木村さんの「奇跡のリンゴ」で、違う山だったり違う土地の条件だと、やっぱり違うやり方を発見しないと無農薬では通用しない、という。
そういう現実があるんだ、と。
それをこの作家、有坪さんから教えられたような気が。

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2020年07月13日

やっと特別定額給付金が来た

定額給付金は自治体ごとに対応がバラバラだから、詳しく載せたところであんまり役にも立たないだろうけど。
ようやく振り込まれたので一応紹介しておく。

横浜市は申請書の発送が5月28日〜6月6日ってことで、私の所も6月の頭ぐらいに届いたかな。
でも、届いた直後は殺到するだろうから、ちょっと待ってから送ろうと思ってすぐには送らなかった。
私が送った時期もかなり混み合っているようだったので、無駄だったけれども。
ネットでやれるって話だったけど、マイナンバーのカードを作っていなかったから郵送で。

6月13日に書類を投函。
横浜市ではネットから状況を見ることができるので、それをちょいちょい見に行く。
しかしながら、ネット上で確認できる旨のことは、申請書には書いていなかった。
書けよ。

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13日に投函したのにも関わらず、23日の時点でこんな状態。
本当に届いているのか若干不安になりつつ待つ。

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26日にようやくこの状態に。
どうやら無事に届いてはいるらしい。

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7月6日ぐらいからずっとこの状態。
で、通帳を見たら本日(7月13日)に振り込まれているのだけれども、現在も同じ表示になっている。
振込内容に疑義またはエラーが無くても、振込までに、最大7営業日(土日祝日を除いた平日の7日)かかることがあります。
ってことだから、一週間ぐらいで振り込まれているから、余裕で7営業日以内の振り込みということで。

「ヨコハマテイガクキュウフ」と記載されます。
ということだが、私の通帳には「ヨコハマテイガクキユウフ」と書いてあった。
同じだろ?って言われるとまあ、そうなんだけど「ガ」じゃなく「ガ」だし「ユ」は小さくないし。

また、振込後、振込の完了を通知するはがき(給付完了通知書)を送付しますが、お届けまでにお時間がかかります。
ということなので、そのうち通知はがきがくるらしい。
当然のことながら、現時点ではそれは届いていない。

ああそうだ。
横浜市にお住まいの方で「自分も送ったけどまだなんで、どういう状況か確認したい」ということもあるかと思うので、ネットでも郵送でも両方見られるんだけどサイトは
特別定額給付金の申請状況照会について 横浜市
↑こちらです。

特別定額給付金 10万円 完全図解 インターネット 申請手続き マニュアル



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ローソンストア100 バリューライン レーズンバターロール

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レーズンバターロール | 新商品・おすすめ商品 | 商品・おトク情報 | ローソンストア100〜生鮮・100円・くらし支えるストア〜
発酵種「ルヴァン」使用。しっとりとした食感のレーズンバターロールです。

7月8日発売。
本体価格100円(税込108円)。
販売地域全国 。
内容量6個。
1個当たり熱量93kcal。
メーカー名バリューライン。
製造者株式会社山崎製パン株式会社。

同じ日にこれと、レーズンが入っていないバターロールが発売になっていて、店頭には両方置いてあったけどこっちだけ買った。
パンばっかりたくさん買っても一人で喰うのに困るしな。

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見た目も普通のレーズンバターロール。
食べた感じも普通だな。
別段しっとりしているな〜という感じもなく。
6個も入っていてこの値段ならまあいいんじゃないかって感じだけれども。

パン型付き! 日本一簡単に家で焼けるパンレシピ 【スクウェアパン型付き】 (バラエティ)



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2020年07月11日

ローソン マーラーカオ(ごまこし餡くるみ入り)

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マーラーカオ(ごまこし餡くるみ入り)|ローソン公式サイト
くるみの入った香ばしい餡をしっとりとした柔らかい蒸しパンで包みました。

7月7日から関東地域のローソンで発売。
ローソン標準価格140円(税込)。
1包装当たりカロリー443kcal。
製造者山崎製パン株式会社。

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そこそこの大きさもあるワケですが、恐ろしいカロリーですな。

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アンコが入ってるっていうから、中に入ってんのかと思ったら中じゃなくて底にあった。
生地の部分は普通に美味しいマーラーカオだねって感じの。
アンコは中華菓子みたいなのに入っていたりするようなゴマ餡で、さらに小さいクルミが入っている。
当然アンコも甘いので、全体としてかなり甘いけど、柔らかいからか簡単に食べきってしまえた。

【冷蔵】重慶飯店 マーラーカオ・マラカオ



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2020年07月08日

崎陽軒初!スイーツ専門の新業態 HB Style KIYOKEN

「日本のサグラダファミリア」と呼ばれている横浜駅がさらに複雑になって登場!ってことで、大量に新しい商業施設ができたり、新型コロナの影響で開業日が遅れたりとかいろいろあったワケです。
で、当然新しい店が大量にできたから、どこに行こうかな〜なんて思っておりましたら、崎陽軒が新手の店を始めたとのことだったんで行ってみた。

HB Style

6月18日オープン。
「食べてきれいになる」をコンセプトにしたココロとカラダにやさしいスイーツをお届けします。
ってことで。
地下鉄の側から行ったら全然わからなくてぐるぐる回ってしまったけど、どうやら地下鉄の方からはヨドバシカメラの方ではなく、逆側の相鉄線に乗り換えたりする側から出て、ジョイナスの中をつっきって行く方がよかったらしい。
新しくできた「CIAL横浜」の地下一階。
私は思い違いをしていて、喫茶店みたいに座って飲食できるような店なんだと思っていた。
全然違った。
とても小さい売る場所だけ。
迷ったりしたのもあって、周辺をぐるぐる回ったのだけど、イートインスペース的なものはその近辺にはなく。
となると、当然持ち帰り用な感じで出してくれるのかなと思うじゃん。
違うんだ。
その場で喰えと言わんばかりのヤツを渡されるんだ。
正直「どうしろと?」って感じだった。
歩きながら喰うような人にとっては問題ないんだろうけど、何しろ育ちがいいものでそういうことはしたくないのだが。
ということで、多分二度と行かないな。
買っても食べる場所に困るのではどうにもならない。
持って帰ることができるような形状ではなかったので、仕方がないから人通りの少ないところへ行って立って食べた。
座れるようなところも探してみたけどなかったんで。

IMG_7061.JPG

杏仁ムース390円(税込)。
ソースとエスプーマ(って何?)を選ぶことができる。
ソースは7月3日から登場の季節限定のピーチソースにしてみた。
エスプーマはメープルエスプーマとココアエスプーマの二種類があるのだが、桃にはココアはあんまり合わなさそうな気がしたんでメープルの方にした。
この状態で渡されて、食べる場所を探してちょっとうろうろしたせいもあるかも知れないけど、それほど冷え冷えでもなく。
見た目はもっと甘そうな感じもしたけど、わりと甘さ控えめな感じ。
底の方には米粉のスポンジ。
だから、上に乗っているものの割合が多いケーキみたいな感じだな。
ピーチソースは当たり前だけど、桃の風味で。
木製の結構しっかりした感じの大きめのスプーンをくれた。
で、透明なフタみたいなのがあるんだけど、フタのてっぺんに切り込みがあるので、そのスプーンを容器の中に立てた状態でフタを閉めることができるようになっているので、やっぱり食べながら歩けってことなのかな。
全体としてまあ、値段や味は妥当な感じかなとは思うけど、二度と行かないけど。

横浜名物 シウマイの崎陽軒 キヨウケン 真空パック シュウマイ 60個入(15個×4箱)



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新横浜で「モンスターウルトラ」を無料配布していた

新横浜駅のデカい歩道橋みたいなのあるじゃん。
用事があったんで、たまたまそこを歩いていた。
ら、何人かの人が何やら荷物を出したりゴソゴソと。
何だろう?って思っていたら、その中の一人のお姉さんが何かを通る人に配りだした。
どうも何かの缶飲料っぽいなと思ったんで、ありがたく一本いただいた。

DSCN0343.JPG

「モンスターウルトラ」っていうヤツらしい。
モンスターに限らず、いわゆる「エナジードリンク」って飲んだことがないんだよね。
当然、これも全く飲んだことがないのだけれども、新発売じゃないみたいだから、飲んでも感想は書きません。
需要ないだろうし。
っていうか、新発売のも需要があるのかどうか不明だけれども。

私は今回初めて遭遇したけど、どうやらあっちこっちでたまにモンスターの無料配布をやっているらしい。

【Amazon.co.jp限定】 アサヒ飲料 モンスター アソート20本飲み比べセット(エナジー・アブソリュートゼロ・ウルトラ・カオス・キューバリブレ 各4本)



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2020年07月07日

2019年11月4〜15日◆日本語を学ぶ(後編)

これの続きです。

言葉というのは一つが生まれる。
そうするとその言葉がどんどん転がって、いろんな言葉に派生していく。
その面白さ。
最近若い人たちが使う「ヤバい」というのも「ヤクザ言葉」。
「ヤクザ言葉」とか「犯罪者言葉」で。
牢獄に捕まっている囚人さんの隠語だったようだ。
囚人さんたちの隠語はいっぱいあったようで、例えばお酒のことを「きす」と呼んだりする。
(高倉)健さんの歌の中い「きすひけーきすひけー」と出てくる。

酒(きす)ひけ酒ひけ酒暮(きすぐ)れて どうせ俺らの行く先はその名も網走番外地(網走番外地)

それから刑事さんのことを「デカ」と読んだり。
偉い人が角袖の大きいの、袖が大きいのを着ていた。
「でっかい袖」というので「デカ」と。
(一説によると「カクソデ」→「クソデカ」→「デカ」らしい)
それから「賭場」。
博打場。
そこでディーラーの人がいる。
ディーラーの人が明るいと賭場が盛り上がる。
サイコロいじくったりなんかする人が明るいと盛り上がるのだが、陰気だと、暗い人だと盛り上がらないので。
「盆」でサイコロ振ってるヤツが暗いので「ぼんくら」。
「ぼんくら」はヤクザ言葉。
そんなふうにして言葉は生まれていく。

言葉は一つは情景、その風景の景色を例えたものでもある。
日本人は面白いことに、雨も敏感だが風に関しても敏感。

「風」が「凪ぐ」の「凪」という漢字は日本で作られた国字です。同じように「風」の省略形を使って、日本で作られた国字の例に「凩(こがらし)」や「凧」などがあります。(42頁)

「なぐ」という言葉は「薙ぐ」とも書きますが−中略−
 この「薙ぐ」という言葉は横ざまになぎ倒すことです。そこから海の波浪がおさまり、また強い風が止むことをも言います。
(43頁)

「渚(なぎさ)」は波打ち際のことですが、その「渚」について、大槻文彦の『大言海』に「和浅」の意味などであろうと出ていることを白川静さんが紹介しています。「和浅」は「和(なぎ)」は和き状態で、穏やかなことです。
『大言海』によると「名残」は「余波(なごり)」から生まれた言葉です。
−中略−
 その「余波」から転じてできた「名残」は、あることが過ぎ去った後、なおその気配や影響が残っていることです。
(44頁)

白川静さんの『字訓』の「なぐ」の漢字には「和」が挙げられています。−中略−「和」は「禾」と「口」を合わせた文字です。「禾」は軍門に立てる標識の木の形です。「口」は顔にある「くち」ではなく、神様への祈りの言葉である祝詞を入れる器「口」(サイ)です。この「口」(サイ)を置いた軍門の前で誓い約束をして講和する(戦争をやめ、平和な状態にもどす)ことを「和」と言い(44〜45頁)

日本人はこの「和」が好き。

「わたつみ」の「わた」は海のことです。「つ」は「の」の意味の古い格助詞。「み」は霊のこと。ですから「わたつみ」とは「海の神」のことです。−中略−
「わた」の意味が今に生きている言葉は「渡る」です。「わたる」は「海を渡ることが原義であろう」と白川静さんの『字訓』にあります。
(102〜103頁)

(番組では「わたつみ」の語源が「わたる」と言っているが、本によると逆)

「うみ」は「居水(うみ)」のこと。流れる水に対し、動かざる水を言うものです。「みずうみ(湖)」という言葉は別な書き方をすると「水居水」ですから、これは重複語ですね。(103〜104頁)

「国生み神話」と呼ばれる『古事記』『日本書紀』に記された日本の国土創造の神話があります。−中略−
イザナギ・イザナミが天之瓊矛を引き上げると、矛の鋒から滴り落ちた海水が「凝りて一の嶋に成れり」の部分にある「凝りて」に関わる日本語について、説明したいと思います。
 天之瓊矛の鋒から滴り落ちた海水の流動性が失われて、日本列島が生まれたという神話ですが、この「こる」という言葉は「水のように流動性のあるものが、凝り固まってその流動性を失うことをいう」と白川静さんは、日本の国生み神話を例に挙げながら、『字訓』の中で説明しています。最初にできた島である「磤馭盧嶋(おのごろしま)」の「おの」は「自」の意味、「ごろ」は「凝る」という意味です。
(106〜107頁)

福岡県福岡市。
あそこの海岸に立つと福岡の有名な「百道(ももち)」という海岸に立つとちょうど正面に「能古島(のこのしま)」がある。
「の」「こ」。
こちらは「志賀島(しかのしま)」なのだが、その「の」「こ」というのが「おのごろ」の「のご」と重なる。
武田先生は何となく「磤馭盧嶋」は福岡県の「能古島」ではないかと、そう思って見つめたことがある。

「心」は体内の五つの内臓、五臓の一つである心臓のことです。「こころ」はものが「凝り固まる」ことの「こる」と同語源で、「心」とは「凝るところ」の意味なのです。(107頁)

心臓と人間の「思う」物事を考えたりなんかする内面というので固くなっていること。
この「こる」という言葉がどんどん日本語の中に生まれてくる。

「志(こころざし)」は、心の志向するところの意味です。−中略−
「試みる」も「こころ」(心)が関係した日本語です。「試みる」とは、ある行為によって、相手の「心を見る」ことです。
(108頁)

うまくいってホッと一息。
さっきまでバクバクしていたのに、すうっと気持ちが落ち着いて、ハア〜っと心地よいため息をつくという。
こういう心臓の状態と心理の状態を重ねるという表現。

水谷譲も武田先生も悩んでいる肩が「凝る」という。
これも一種、柔らかいところが固くなったことへの異変。
肩が「こる」から、今度は水が「氷(こお)る」。
これも当然「凝固」。
柔らかい水が固くなるわけだから「凍る」。
流動性を失くすという。
「こる」から言葉が広がっていったというわけだろう。

だから朝鮮語が日本語になったという説を司馬遼太郎さんも笑っておられたのだが。
だから朝鮮語で「笛と太鼓」。
「マトゥリ」だから「祭り」という本があった。
それに韓国の学者さんでもいた。
「奈良」というのは韓国の国のこと「クンナラ」から出た言葉だ。
そういう説を向こうの学者さんで言う人がいるのだが、カンラカラカラと笑った人がいた。
というのは国は他にもいっぱいある。
奈良以外にも「武蔵国」とか。
だったらそこも「なら」と付くべき。
そこの場所だけに特別にその名が付いた、なんていう言葉というのは無い。
言葉はそんなに単純なものではなくて、共通したり、一つがあって、そこから枝分かれしていく、という。
そんなふうに発展していくもの。

「生きる」の「生き」と「息」は同じ語源の言葉です。−中略−
 例えば「憩う」は「息」を動詞化した語です。息をついで休息することです。
−中略−日本語の「い」は「尖っていて、外へ衝く」ような言葉としては「いかる」などはまさにそうかもしれません。−中略−
「いきどほる(いきどおる)」は息が通ることではなくて、激しい怒りで息が胸につかえることです。
−中略−
「厳(いか)し」「厳めし」の「いか」も「いき」の系統です。
「雷(いかづち)」の「いか」も「厳」のことです。「つ」は「の」の意味の古代語。「ち」は「霊」のことです。恐るべき神だった雷鳴のことです。
−中略−
「鼾(いびき)」は「気響」のことです。「癒(い)ゆ」は「気延(いきは)ゆ」を短くしたものだそうです。「いきごむ」は「気籠(いきご)む」です。「いきほひ(いきおい・勢い)」の「いき」は生命力を示すもので、その「いき」が盛んに活動する状態のことです。
(166〜168頁)

(番組冒頭の「街の声」で眠れない時にはアロマを使うという話を受けて)
ちょうど(街の声の)お嬢さんと同じ話を水谷譲にしたばかりの武田先生。
一昨日の朝だが、九時半ぐらいに眠って、朝起きたのが七時半だった。
自分でびっくりした。
一回も起きていない。
もうそれだけでもジジイになると嬉しい。
「よく眠った」ということで自分でびっくりして。
その時にフッと思ったのだが。
その日は夕方から合気道場に行っている。
合気をやると眠る。
心地いいどころじゃなくきつい。
本当のことを言うときつい。
でも正座して「お願いします」と師範代に頭を下げるのだが、その時に自分でずっと囁き続けている。
「一生懸命やろう。一生懸命やろう。一生懸命やろう・・・」
少年のごとく。
それで眠れる日はいいのだが何日しかない。
あとは二時半ぐらい目覚めて「ああでもない、こうでもない」と考える。
一時期眠れない時があった武田先生。
あおそこまで病的ではないので、もう薬に頼らなくていいのだが本当に眠れない。
それでフッと思い出す。
一生懸命芸能活動をやって、それなりに順調にいっているのに家に電話をすると「アンタなんなん、テレビで言いよったがどげんね?体の具合は」と母親が。
電話を切る時に「覚せい剤だけはしたらイカンばい」という。
「女遊びしても何にしても全部冗談で済むばってん、覚せい剤だけはイカン!」「吸うとらん!何でそんなことばっかり心配すると?母ちゃんは」と言ったら。
母親の反論だったが、その声が耳に残っている。
「心配するとは親の仕事たい」と言いながらガチャーン!と切れた。
「年を取ると心配することが絶えずになるんだ」という。
「嫌だなぁ〜ジジイとババアは」とかと思っていたら、今度は自分がジジイになったら本当に。
ジイサンバアサンを見ながら思ってください。
年を取るというのは結構眠れぬ夜を幾晩も耐える。
それが本当に朝日が昇るとフワァっと消えてなくなる。
でも夜中の二時半ぐらいの闇の中から心配することが雪のように降り積もる。
これを何とお話していいか。
年を取るのは体力がいる。
それと義理の母親、奥様の方の母親から「鉄矢さん。人間はですな、死ぬ元気だけはもっとかなイカンですばい」。
というのは全然わけがわからないが、今はわかる。
老人にも2タイプがいて「死ぬ元気をキープしてる人」と「死ぬ元気もなくなった人」と。
奥様のお母さんの名言。
「人生の幕ば降ろすとは、ひと仕事ですばい」と言われたことがあって。
人生の幕を降ろせずに苦しんでいる、そんな人がフッと目に入ってきたりする。

「さかな」の「な」は野菜や魚肉などの副食物のことです。白川静さんの『字訓』の「な」には「菜・魚・肴」の三字が挙げられています。
 つまり「さかな」は飲酒の際、副食物としてそえるものです。「魚」は酒の副食物として最も適しているので「酒魚(さかな)」と言いました。
(26頁)

「肴」は「爻(こう)」と「月」を合わせた字ですが、このうちの「月」は「にくづき」で、肉のことです。「爻」は木や骨などが交わる姿で、この場合の「爻」は骨の形。(29頁)

(番組では「肴」の「メ」は「『菜』の略字」と言っているが、本には上記のように書いてある)

「なべ」(鍋)の「な」も「魚」や「菜」のことです。「べ」は「へ」(瓮)のことで、酒食を入れる瓶の類です。つまり「なべ」は魚菜などを煮炊きする器のこと。(27頁)

一つの言葉が坂道を転がるように、という。

 日本料理のメインディッシュは、魚料理ですが、それには次のような理由があります。日本人は明治時代まで長い間、牛肉を食べてきませんでした。天武四年(六七五年)に、天武天皇が最初の肉食禁止令を出します。−中略−食肉が貴重な役畜である牛や馬の減少につながることを恐れた政府が農耕儀礼との関連で禁止したのです。
 これに、殺生を禁じる仏教の考えが重なってきて、東大寺の大仏開眼会の七五二年には一年間、日本中で生き物を殺すことを禁じる令が出ました。
−中略−明治四年末には明治天皇が一二〇〇年間の肉食禁止令を解いて、肉食再開を宣言。(28頁)

ここからやっと牛肉等々の肉食が日本は再開して。
それで肉もお酒の肴になり、骨付きの肉の漢字で。
「肴」という字は明治時代に考えられたようだ。
それまでは肉を喰っていなかったので。

元々、魚類の総称としての「さかな」を言う語には「いを(いお)」「うを(うお)」が用いられていました。−中略−江戸時代以降、次第に「さかな」が魚類の総称を意味する言葉として使われだし、明治時代以降、「いお」「うお」にとって代わるようになったそうです。(29頁)

多分これはお酒と一緒に食べるということで魚類の「うお」が「さかな」になったのだろう。
江戸言葉、江戸の言葉から流行した、という。

江戸というのはそういう意味では、流行語を広げる大都市だった。
ここからは余談。
江戸は新しい言葉を生む発信地ということで、昔、浅草は浅草海苔を作る遠浅の江戸の海があった。
あれは竹のすだれに干す。
それで例の四角い海苔を乾かす。
昔はエコだから、物を大事に使ったから、紙屑拾いの仕事の人がいて、それを買ってきて釜でグツグツ煮る。
同じ技術で海苔を作る要領で、それを一枚ずつすだれの上に広げて乾かして化粧紙を作った。
浅草の紙商人の人たちがそんなふうにしてやっていたのだが。
紙をそうやっていると乾くまで待っておかなければいけない。
それでお兄ちゃんたちが乾くまでのヒマつぶしに、昼間の吉原を歩くようになった。
吉原という大遊郭があって、キレイなお姉さんたちがいっぱいいる。
その花魁を見物してまわる。
いい女だから。
そうすると吉原の方でも「カネは持ってないくせに覗きに来やがる」というので、誰かが「あの野郎、また冷やかしに来やがった」。
紙が冷えるまでブラブラしているので「冷やかす(ひやかす)」。
「ひやかす」は「冷やす」という意味。
買いもしないくせにウィンドウショッピングをしているのを「ひやかす」。
そういう言葉が生まれた、という。

『日本語源大辞典』によりますと、「首っ丈」は「着丈」に対する言葉です。「着丈」は、その人の身長に合わせた襟から裾までの着物の寸法です。「首っ丈」は足もとから首までの丈のことです。−中略−明治以降になると、「首っ丈」は主に「異性にすっかり惚れ込む」意味で使われるようになったそうです。(33頁)

「ひやかす」にしろ「くびったけ」にしろ、かくのごとくして暮らしの中から言葉というのは広がっていく。

 頭のことを「頭(かぶ)」と言います。−中略−「かぶ」には「頭」のように「まるくふくらんだ形」の意味が含まれています。例えば「蕪」も頭のように、まるくふくらんだ野菜のことです。(30頁)

防御用の鉄製の鉢形の武具である「冑(かぶと)」(兜・甲)の「かぶ」も「頭」のことです。(30頁)

 その「頭(かぶ)」を動詞化した言葉が「かぶす」です。−中略−この「傾す」につながる言葉に「傾く(かぶく)」があります。そこから生まれたのが「歌舞伎」です。(31頁)

「歌舞伎」は「傾(かぶ)き者」の意味です。「かぶき」とは並外れた華美な姿をしたり、異様なふるまいをしたりすることの意味でした。(31頁)

「わる」は固体がひびのため砕け、両分すること、分割することです。(62頁)

 日本語の「わらう」は顔の緊張を解いて(破って)声を立てて楽しむことです。つまり顔が「破(わ)れる」のが「笑う」ことです。−中略−
「わる」は、すべてのものを両分する意味。そこからできた言葉が「ことわり」(理)です。
−中略−「ことわり」の動詞形、「ことわる」は「事割(ことわ)る」が元々の意味だそうです。−中略−
 今は「断る」は拒絶する意味ですが
(62〜63頁)

 また道理に外れ、分別がないことを「わりない」と言います。「ことわり」(理)が無い意味です。女優の岸惠子さんが書いた小説に『わりなき恋』という作品がありますが(63頁)

わりなき恋



恋にはやっぱり筋道とか道理とかがない。
「好きになっちまったものは仕方ねぇじゃねぇか」という。

「犯人の身柄を確保しました」。事件のニュースで、そんな言葉によく出会います。「通報者の力が大きいです。お手柄です」との場合もあります。−中略−「身柄」「手柄」の「柄(から)」と「からだ」の「から」は、実はつながった言葉なのです。−中略−それらの「から」には「外皮・外殻のこと」「草木の幹茎など、ものの根幹をなすもの」「血縁や身分について、そのものに固有の本質をなすもの」などの意味があるのだそうです。(66頁)

ちょっと縁起が悪いのだが「亡骸(なきがら)」。
それから同国民の「同胞(はらから)」「お国柄(くにがら)」。

 水が涸れたりして、みずみずしい生気を失い、木が枯れたりすることを「かる」と言います。この「かれる(枯れる、涸れる)」は草木の「外皮・外殻」を示す「から」と同語源の言葉です。そして、中身が「枯れ」て、「涸れ」て、「空(から)」となると、そのものは「軽く」なります。この「かるし」(軽)も「から」と同じ語源の言葉なのです。(67頁)

「ちから」も「から」と関係した言葉だそうです。−中略−ものを扱うときの「肉体的な力」のことです。漢字の「力」は農具の鋤の形で、「男」は「田」を「力」(鋤)で耕す人のことですが(69頁)

 赤穂浪士の一人に「大石主税(おおいしちから)」がいます。白川静さんは「ちから」の字に「力」と「税」を挙げています。これは「ちから」という言葉が農作物による納税の意味にも用いられるからです。力を使った労働で得られるものなので「税(ちから)」と言います。白川静さんは『字訓』の「ちから」の項に「farmerはもと一定額の年貢請負人の意で、farmはもと借地。農耕と税とは、はじめから分離しがたいものであった」と記しています。(69頁)

(番組では「税」を「ちから」と読む理由は「政治家にとって税金が力になるから」と言っているが、本では上記の通り)
「税金を取っている」というのはものすごく政治家の人たちにとって気持ちがいいのだろう。
8%から10%へ。
(消費税率を)「2%上げた」という喜び。
財務省の人とか麻生さんとか喜んでいるのだろう。
「やったぜぇ!文句も言われる」「いやぁ、力になるわ」というので税金の「税」のことを「ちから」と読む。
これは江戸時代からそうだったのだろう。

この「税」の漢字。
「禾」に「兌」と書く。
「禾」は木に印を括り付けている、という。
横に「兌」がいる。
お兄さんが二本の角を生やしているようなヤツ。
心(りっしんべん)を置くとこれは悦楽の「悦」とも読む。
これは何かというと巫女さんが躍りまくっている。
だから税金の「税」というのは、この神がかりした巫女さんが、もううれしくて舞い上がっている。
だから税金というのはそれぐらいうれしい。
この税金の「税」はやっぱり「力になる」という。
国の力になることを祈っている。

 さらに「宝」も「から」に関係した言葉のようです。白川静さんによると「宝」は「力」と対応する言葉なので、やはり農耕と関係のある語と考えられるそうです。(68頁)

大石主税の「ちから」も「主税」と書く。
だから税金というのはやはりお侍さんもうれしかったのだろう。
「力になります!」というようなもので。
それを考えると日本の一語一語は歴史をくぐってそこに。
そして今にあるワケだろう。


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2019年11月4〜15日◆日本語を学ぶ(前編)

白川静さんに学ぶ これが日本語



白川静さんは『字統』『字訓』『字通』という大部な三つの字書を一人で書いてしまったことで知られます。このうちの『字統』は漢字の字源字書、『字通』は漢字の総合字書ですが、でも『字訓』は日本語の語源に関する字書なのです。(i頁)

(『字訓』は)日本語の誕生からその一語がどう育ち、意味を広げて派生し、他の言葉へ広がっていったか、変容したかという。
これが調べるとなかなか面白い。
だからちょっと『字訓』もやってみないといけない。

日本人は外国の文字である漢字を中国語に近い音読みで使い、さらに日本語の読みである訓読みをし、片仮名、平仮名を生み出して、それらを組み合わせながら日本語を書き記してきました。(iii頁)

これにローマ字を加えると日本には文字が四種類もあるという。
こんな複雑な文章を綴る民族は世界に一つもない。
日本語と漢字の関係を維持したまま、二千年に近い歳月をその輸入した文字と自分たちの今の言葉と抱き合わせにして使っている民族は世界にこの民族しかいない。

中国の一番偉い人「習近平(シュウキンペイ)」と言う。
でも中国の読み方は「シー・チンピン」。
これは何でこんなに違うのか。
中国は支配者によって漢字の読みが変わってくる。
支配者の人がそう読んだらそれが国語になる。
だから何回も支配者が代わっているので、それで読み方が色々ある。
我々の読み方、例えば「習近平」というこの文字の読み方は唐の時代。
私たちは楊貴妃とかあのへんの人たちと同じ漢字の読み方。
私たちの漢字の読み方は唐とか隋。
そのへんの古い読み方がそのまま残っている。
だが中国は度々権力者が代わったので変化していく。
だから昔は「上海(シャンハイ)」のことは「ジョウカイ」と読んでいた。
「香港(ホンコン)」は「コウコウ」と読んでいた。
それが支配者が代わって漢字の読み方が「ホンコン」になったりしている。
そういう中国の歴史の中でも我々は、音読みでは漢とか唐の時代の古い読み方を漢字にそのまま残している。

白川静さんの元々の出発は『万葉集』を研究する国文学者でした。(i頁)

ものすごい「もの知り」の方。
この「もの知り」というのもよく見つめると面白い。
「もの」を知っているワケで。
何「者」。
人物の「もの」。

『もののけ姫』の「もののけ」のほうは「物の怪」などとも書きますが、これは人にとり憑いて悩まし、病気にしたり、死にいたらせたりする死霊、生霊、妖怪のことです。(4頁)

「もの」は「鬼」「霊」など霊力をもったものを言い、「もとは超現実の世界を語るという意味であった」(5頁)

 古代の大富豪に、軍事・警察・裁判などをつかさどる物部氏がありました。−中略−天皇の親衛軍を率いた、この「もののべし」も、元々は精霊をつかさどり、邪悪な霊を祓うのが職務の集団だったと思われます。(5頁)

「もののふ」は朝廷に仕えるもろもろの集団の意味です。後に「武士」と書いて、戦士たちの意味となりました。−中略−この「もの」も元々は「霊」の意味で、「もののふ」は悪い邪霊を祓う集団のことでした。(4頁)

だから一つの言葉からバアッといろんな言葉が、日本語が溢れてきている。
例えば「もののけ」。
「もののけ」になるには、やっぱりもののけになるだけの理由がある。
「私は幽霊ですけども、何年前に殺されて」とかという。
それを「物語(ものがたり)」。
(このあたりは本の内容とは異なる)
それで日本語の微妙なニュアンスで頭のいい人とか科学的な人を「もの知り」とは言わない。
微妙な違いがある。

精霊の世界、お化けの世界をよく知っている者が「もの知り」です。(3頁)

広い知識のことを「もの知り」と言って特化した。
「あ・・・それCO2ですね」なんていうのは「もの知り」とは言わない。
「あのおばあさんはもの知りよ」ということになる。
そうやって考えると日本語というのはまことに興味深いもので、一言の中にたくさんの歴史、時間を秘めている。

本書は白川静さんの字書『字訓』を読み、学びながら、それらの本の日本語編として書いたものです。(iii頁)

一つの言葉で大体1ページがおしまいということなのだが、やっぱり漢字を日本に引き入れる時に、例えば一日の「日」という字があるが、これを大和言葉では「ひ」と言うというので「ひ」とか。
そんなふうにいちいち読み方を変えた。
葉っぱの「葉」と書いて「は」でいいのに「よう」と読んでいるとか。
そういうことで漢字を日本に引き入れる時に「日本語でそれを言う場合」というのをいっぺんにやった。
だから私たちは「『けん』と書いてあるもののことは『犬』と呼ぶんだ」という。
この民族は、よくまあ、そんなややこしいことで生きてきた。
もし外国人で日本語の勉強をする人がいたら大変なので、日本人に生まれてよかったと思う水谷譲。
(日本語は)言葉の発音としては簡単。
英語は大変。
英語は500種類ぐらいあるらしい。
「シュシャシュシュシュ」みたいなヤツが。
私たちの耳にはわからない。
ネイティブが使う英語の発音は聞こえない。
聞きなれた音楽を聞いていても、聞き間違えていることがいっぱいある。
よく聞くと非常に単純なのだが、でも耳から入って来る時に「何を言っているのかさっぱりわからない」という。

日本語では「裏」と「表」。
こういう対立した表現がある。
布切れの「表」「裏」なのだが。
この「表」「裏」というのがどんどん広がっていく。
感情面でもこの「裏」とか「表」というのを使うようになる。
つまり「表の心」「裏の心」。
これで枝分かれしていく。
嫉妬。
女偏があるので漢字の人は女性特有の感情だと絡めたのだろう。
ところが日本人は性を絡ませない。
心がしつこくそのことを思い続けること。
これを心の状態になりきって「病(やまい)」と読んだ。
(このあたりは本の内容とは異なる)

 「うらやむ」とは「心病(うらや)む」の意味です。(14頁)

よくできている。
「心の裏側」のこと。
口に出しては言わないけれども、実は腹の中で「ばかやろう」「このやろう」「死ねばいいのに」と呪うヤツ。
「いつまで肉喰ってるんだよ」というのも。

 この「心(うら)」を動詞化した言葉が「うらむ」です。−中略−
 さらに関連する日本語を紹介すると、「うれふ」(憂う)も「心(うら)」を活用した動詞形で
(15頁)

小さく怒り、憎しみのために「心」が震えているのだろう。
そして、ついその人のことを思って心が震えるのだろう。

 落ちぶれた様子や見た目のみすぼらしさをいう「うらぶれる」という言葉がありますが(15頁)

口では威勢がいいのだが、心の中では小さく感情の高ぶりが震えている。
「心(うら)」が震えている。
「うら・ぶれる」
(本によると「震えている」のではなく「ぶる」は「触る」)

「他人にうれしいことがあると」の「うれし」の「うれ」も「心(うら)」のことです。
「し」は「良」「吉」の意味で「心」の形容詞化した言葉です。
(16頁)

それから心の中で懸命に祈ること。
心を「うら」と思ってください。
懸命に祈る。
思いを積み重ねるというか編んでいくというか。
「占う(うら・なう)」
(本によると「うらなう」の「なう」は動詞化する「なう」)

「心(うら)」「裏(うら)」と同じ語源の日本語「浦(うら)」について記しておきましょう。「浦」は海や湖などの岸が、湾曲して陸地の方に入り込むところです。−中略−
 東京ディズニーリゾートが千葉県浦安市にあります。
(17頁)

ものには「うら」と「おもて」がある。
そういう日本語の解釈が発展して心理、感情も表すようになる。
「うら寂しい」なんていうのは「心が寂しい」。
「隠しているのだが、実は寂しい」という。
心の奥底のことを「うら」という表現で隠している。

今度は「おもて」。
一番単純なこと。
これがなんと「思う」。

漢字の「思」の「田」は頭脳の形で、頭がくたくたする意味。(20頁)

考えがぐるぐる巡り「重たい」。
考えていることが「重たい」ということで「思う」。
(とは本には書いていない)

「念」の「今」の部分はモノにふたをする形で、じっと気持ちを抑えている意味です。(20頁)

「念ずる」というのは手のひらでグゥッと頭を押さえつけられているような、という(ことは本には出てこない)。
「面白い」
これは表情のこと。
顔の「おもて」。
表情のこと。
(このあたりも本の内容とは異なる)

 その「趣き」も「面(おも)」の関連語です。−中略−「おもぶく(おもむく)」は「面向く」の意味で、ある方向に向かって進むことです。−中略−
「趣き」もある方向へ向かっていくことから、心がある方向に動いていくこと、心の動きの意味となり、さらに事柄のだいたいの方向、趣旨などの意味になりました。
−中略−
「おもねる」です。人にへつらいこびることですが、これは面(おも)を向けて機嫌をとる動作を言う言葉です。
「おもねる」意味の漢字「佞・阿」。白川静さんによると「佞」も「阿」も、もとは神に祈る時の言葉巧みな、またねだるような姿態を言う語です。
(21頁)

「おもて」と「うら」というのは日本人にとっては重大な言葉。
あまりいい意味ではない。

武田先生の傷。
昨日、合気道の練習の時にマスダさんという握力の強いおじさんがいて、腕のつかみ合いをするので内出血する。
「痣(あざ)」
昔の人も手や足にあざができたのだろう。
ガァン!と打ったりなんかして。
この負傷するところを「あざ」で青紫の傷が残る。
「痣」
中は「志」。
ヤマイダレ。
「病」の上の部分を書いておいてそこに「志」。
「あざ」というのは「あやまった心」という意味。
その人の欠点から皮膚に残った打撲のあと。
これを「青あざ」と言うが、意図として「こいつに痣の一つも作らせてやろうか」と思う人がいるとする。
それが言葉になって「欺く(あざむく)」。

「欺く」は「『あざ』『向く』の複合語とみてよい」と白川静さんは説明しています。(46頁)

そしてうまく騙せたので物陰でヒヒヒと笑う。

 相手の欠点とするところを言葉に出して、明確に指摘し、嘲笑することを「あざける」と言います。(46頁)

うまいこと人を罠にはめたのでもう面白くて仕方がない。
「いやぁ、うまくいったな〜」というのを「鮮やか(あざやか)」に。
これもおそらく傷口から生まれた言葉ではないか。
見事に入るから。
「鮮やか」に「痣」が。

「詐欺」
「詐」は「木の枝を曲げて細工している」ということ。
「言葉を曲げてウソをついている」という意味。

左の「其」は「四角形」のものを意味する文字です。つまり「欺」は四角い、怖い鬼の面をかぶり、声を発して相手を驚かせて「あざむく」の意味の字です。(48頁)

言葉を曲げてお面をかぶって大声を出すというのは詐欺の特徴。
「おばあちゃん!200万円失くした!」とかというのを電話口で叫んだりなんかするという。
いずれにしろ顔を隠して声で伝えてくるもの。

「期」は少し抽象的な四角形ですが、ついでに紹介しておきましょう。「其」には四角形のものという意味から発して「一定の大きさのもの」という意味があるのです。そこから「時間の一定の大きさ」を「期」と言います。これは「時間を四角形の升」で、はかっていく感じですね。(49頁)

武田先生たちは団塊の世代。
「運が悪くてひどい国に生まれましたね」というのが小学校で教わったこと。
アジアの人たちにいっぱい迷惑をかけて、原子爆弾を二つも落とされて、戦争にボロ負けした国、という。
何も恨みも何もしていないが、小学校5年の時に、講堂に集められて月に何回か映画を見せてもらえるのだが、それが見た映画の中で覚えているのは『チョンリマ』だった。
(1964年8月末に封切りされた『チョンリマ(千里馬) 社会主義朝鮮の記録』のことを指していると思われる)
『チョンリマ』という北朝鮮の映画。
それでフィルムの中に収められた北朝鮮は素晴らしい国。
金日成という指導者がいて、毎年豊作。
お国の真ん中に「チョンリマ」といって天を駆ける馬がいる。
「とにかく日本でひどい目に遭ったりなんかしている朝鮮民族の人は帰りましょう」というキャンペーンの映画だった。
新聞社が応援していたし。
今でも残っている大きな新聞社がそのキャンペーンを応援している。
日本中で「北朝鮮にみんなで帰ろう」という。
「日本人も来てもいいんじゃないの?」「受け入れてくれるんじゃないの?」というような映画の内容。
私有財産もないからおじいさんは三匹のガチョウを飼っているのだが、そのガチョウを大事に育てている、という。
そのナレーションまで覚えている。
「このおじいさんの私有財産はガチョウが三匹。とても愉快なおじいさんと三匹のガチョウの暮らしです」
科学は進んでいる。
住宅は完璧。
農民はイキイキとして鎌で麦か何かを肩に背負いで「マンセー(만세)!」と言いながら広場に集まって。
収穫祭が終わればチマチョゴリを着てみんなでフォークダンス。
それでナレーションが「この朝鮮民主主義人民共和国は、そうです!『地上の楽園』と呼ばれています!」という。
ちょっとマインドコントロール的な映画。
でも日本はボロボロで、それに比べて北朝鮮は地上の楽園。
工業も科学も農業も全部発達している。
「あんたがたひどい国に生まれたね」という。
武田先生たちはそんなふうに思っていた。
「ろくな国に生まれていない」と思っていた。
高校時代にヒットしたベストセラーが『みにくい日本人』といって、国際社会で日本人がどのくらい嫌われているかを大使館の人が書いたという本で。
『万葉集の記号』だったか「万葉集を作ったのは朝鮮半島からやってきた亡命渡来人である」という本で、ベストセラーになった。
大和の王族、天皇家がすごくひどいことをして、日本の民をいじめているというのを万葉集の歌の中に隠して暗号で書いて。
それで万葉集をハングルで読んだらその暗号が解けて、日本の王族がやった非道なことが全部浮かび上がってくる、という。
そういう本がベストセラーになった。
その中で「日本の言葉は大半が朝鮮語でできている」という説で。
「祭り」というのは笛と太鼓のことを朝鮮語で「マトゥリ」。
朝鮮では「国」というのを向こうは「ナラ」という。
それで日本の都は「奈良」になった。
だから「日本語のほとんどは朝鮮の言葉です」ということがその本に書いてあった。
(その説を)「面白いなぁ」と思っていた武田先生。
ところがこの本は歴史家の人から「噴飯もの」という折り紙がつく。
なんでかというと万葉集が生まれた頃、朝鮮半島の王朝は漢字を朝鮮読みにしていて、ハングルは無い。
つまりハングルで読めば暗号が解けるというのはナンセンス。
それで「祭り」というのは朝鮮語ではない、日本語だ、と。
「奈良」も違う。
ところが武田先生がラジオでしゃべった。
「朝鮮語の『笛と太鼓』マトゥリが日本の『祭り』になったんだ」と。
それを学生だった、今社長をやっているイトウさんが聞いて感動したらしい。
それで学校に行って「俺らが使ってる言葉の半分ぐらいは朝鮮語なんだ」と言ったらクラス中が静まり返った、という。
あれから40年。
僕、間違ってました!
白川静先生によると「祭り」は「笛と太鼓」ではありません。
樹木の「松」です。

ゴロゴロ引いて歩くアレ(キャリーバッグのようなものを指していると思われる)が嫌いな武田先生。
みんな引いて歩いている。
男が引くというのに関して、引いて歩くのは嫌い。
女だったらいい。
「007」が旅をする時にあれを引いていたらおかしい。
人間には何かやっぱりシルエットがあるのではないか。
007がイギリスからアメリカに行く時にアレをガラガラ引きながら。
おかしい。
やっぱりアタッシュケースにしておいて欲しい。
「寅さん」だってそう。
寅さんがカートを引いていたらおかしい。
やっぱりトランクを提げていないと。
インディ・ジョーンズが(キャリーバッグを)引いてたらおかしい。

インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》 (字幕版)



悪いヤツと戦っている時にアレを引きながら過ぎていったら。
やはり雑嚢っぽいので飛んで歩かないと。

正確には覚えていないのだが、武田先生は遠い昔、違う放送局で深夜放送の番組の中、本を読んで感動したので、そのことを喋った
万葉集を書いたのは亡命渡来人、朝鮮系の人たちで、その人たちが日本の貴族の悪さを告発する意味で万葉集の歌に書いた。
ハングルで読めばそれが分かる、という。
たとえば笛と太鼓。
それは朝鮮読みにすると「マトゥリ」「笛と太鼓」になる。
だから「お祭り」という。
それを信用したら、それをちょっとうっかりラジオでしゃべったら後にウソだとわかった。
では「祭り」とは何か。
樹木の「松」。

 白川静さんの『字訓』には「松」は「神を待つ木の意味であろうか」とあります。(50頁)

「り」はちょっとわからないが「まつ・り」。
これはどうして「祀」とか「奉」になったかというと、樹木の松なのだが、そこに神様が降りなきゃいけない。
そこで降りてくるまで待っている、という。
樹木の「松」という名称と、祈る人がそこで待っているということで「まつる」。
「いいことがありますように」とみんなで祈る。
それが「政(まつりごと)」という。
「政治」ということの別の読み方にもなった、という。

 その「まつる」の語尾に反復や継続を表す「ふ(う)」を加えた形の言葉に「まつろふ(まつろう)」があります。この「まつる」は奉ずることです。「まつろう」は継続的に奉ずることから服従する意味になりました。「まつろう」の漢字は「伏・服」です。(51〜52頁)

「待」には「寺」がありますが、この「寺」を含む文字の多くに「ものを保有し、その状態を継続する(保ち続ける)」意味があります。もともと「寺」が「持」の最初の字形ですが、この「寺」に「扌」(手)を加えた「持」は「手にもち続ける」意味の文字です。−中略−
「侍」は「はべる」「つかえる」と読む文字ですが
(52〜53頁)

「寺」という字は「土」の下に「寸」。
「寸」は手の形。
物を掴もうとする手の形のことが「寸」。
見えてくるとどんどん見えてくる。
例えば「尋」。
下に「寸」がある。
「ヨ」を書いて「エ」「ロ」と書いて「寸」。
「ヨ」は箱の片側が外れて中で異変が起こっている。
つまりこれは神様の祭壇みたいなところ。
そこの壁が外れてしまっている。
手前に書いてある「エ」「ロ」というのは貢物。
貢物を二つ置いた。
その手がまだ残っているので神様に「尋」ねる。

「祭」は「月」と「又」と「示」でできた文字です。「又」は「手」を表す字です。特に「右手」の形です。「月」は夜空の月ではなく、一枚の肉を表す「にくづき」です。「月」の字形内にある二つの横線は肉の筋の部分。そして「示」は神へのお供えものをのせるテーブルの形です。−中略−
 つまり「祭」は神への捧げものをのせるテーブル「示」の上に、お供えの「肉(月)」を「右手(又)」で置いて、神へのお祭りをするという意味の漢字です。
(53頁)

もう一回繰り返すが、朝鮮語の「笛と太鼓」は何の関係もなかった。


posted by ひと at 20:37| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月05日

森永製菓 チョコボール<ピーチ味>

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チョコボール<ピーチ味> | チョコレート | 菓子 | 商品情報 | 森永製菓株式会社
センターのざらめ入りのしゃりしゃりとした楽しい食感のチョコを、ピーチ味のチョコでコートしました。1箱に約3粒程度ざらめではなくパチパチはじけるキャンディが入っています。

6月30日発売。
イオンで70円(税別)で購入。
内容量25g。
1箱当たりエネルギー139kcal。
参考小売価格80円(税別)/86円(税込)。

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開くようになっているので開けてみる。

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パッケージが四種類で、ここに書いてある内容も四種類っぽい。
QRコードから何やらコンテンツに行けるらしいが、もちろん見ない。

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「キョロック」というのがついている。
昔はこんなのはなかったけど。
今は全部こうなっているのかな?

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何度も撮ったけどすべてピンボケ。
ピンクの丸いヤツ。
もうちょっとサクサクした感じかなと思ったけど、思ったよりもねっとりな感じ。
香料!って感じの結構強い桃の香り。
味は桃っぽいチョコの味とか。
中にはたまに(1箱に3粒程度の割合)粒のセンター部分にパチパチとはじけるキャンディ入りの「チョコボール」が入ったサプライズも楽しめるとのことだけれども、全部がパチパチした感じがしたけど気のせいか。
不味いってこともないけど、私は中にピーナツとかウエハースなんかが入っているようなヤツの方が好きなので、これはあんまり好きな感じではなく。

【冷蔵】森永 チョコボール<ピーチ味> 1箱(20入)



posted by ひと at 20:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グリコ プリッツ<旨塩レモン>

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プリッツ<旨塩レモン>|プリッツ商品紹介

6月30日発売。
イオンで88円(税別)で購入。
内容量62g。
1袋(31g)当たりエネルギー157kcal。

牛かつ味のと一緒に買ったんで、これも細いヤツかと思ったら違った。

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これも中は二袋。

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これも箱の裏側に「らくたべポケット」というのが付いている。

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太さとか固さはいつものプリッツ。
味は「レモン」とは書いてあっても、それほどでもないだろうと思っていたら、思った以上にレモン。
結構酸っぱい。
パッケージには
レモン果汁0.6%使用(生換算)
と書いてある。
塩とレモンと胡椒の味。
今までになかった感じの味だなと思ったけど、まあアリかなって感じで。
細いヤツよりもこっちの方が内容量が多いので、同じ値段だったら細くない方を買うな。

江崎グリコ プリッツ<日本味めぐり> 207g



posted by ひと at 20:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月04日

ロッテ エヴァックリマンチョコ<新劇場版:序&:破>

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エヴァックリマンチョコ<新劇場版:序&:破>|チョコレート|お口 ... - ロッテ
2020年映画公開の人気コンテンツ「エヴァンゲリオン」と「ビックリマン」の夢コラボが実現!

6月23日発売。
イオンで68円(税別)で購入。
オープン価格。
想定小売価格100円(税抜)。
発売地区北海道、東北、関東甲信越(静岡含む)。
内容量標準23g。
1枚当りエネルギー118kcal。

私が買ったのは東日本で売っているヤツだけれども、西日本では違う内容のヤツが売っているらしい。
エヴァックリマンチョコ<新劇場版:Q>|チョコレート|お口 ... - ロッテ
で、それぞれにパッケージデザインは二種類。
二種類のどちらを買うか、かなり悩んでよっぽど両方買うかとも思ったけど、貧しいので綾波の方にした。
れぞれ全24種類で計48種類のシールが入っている。
西日本も東日本もそれぞれ6月23日から発売なんだけど、それは「先行発売」ってことで、どちらも8月18日に他の地域でも売る予定らしい。

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中のチョコはまあ、こんなんだね。
ビックリマンチョコなんか長いこと買っていないから、どんなんだったか記憶にないけど、多分同じだろう。

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シールはこんなのが入っていた。

ロッテ ビックリマン エヴァックリマンチョコ 新劇場版:序&破 30個入



posted by ひと at 20:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする