生物学を学びたい方にとって、実際に生き物に触れ、じっくり観察することはとても大切なことです。
カイコは毒がなく、噛みつくこともありません。
飛び去ってしまったり、頻繁に動き回ることもしません。
この本では、カイコが幼虫から脱皮し蛹や成虫になるまでの観察・実験方法を、3部構成で解説しています。
啓蟄を迎えて、新たな学びを始めるにふさわしい春に贈る一冊です。
ちょっと高い本だからなかなか買えなかったが、こういう時のかながわPayということで購入。
いろいろな実験が掲載されている本ということだったが、ウチワの骨の上に糸を吐かせてシルクのウチワを作る的な緩い感じのものを想像していたら全然違った。
DNAがどうとかっていう内容だったり顕微鏡が必要だったり色々な薬品を使ったりという。
趣味でカイコを育てている人向けではないな。
学校での生物の授業の実験的な。
でもカイコの病気のことも詳しく書いてあるし、紹介されているサイトからいろんな種類のカイコを入手できるので、実験をしないっていう人でも価値のある本だと思う。
以前はいろんな種類のカイコがネットで買えていたけれども、どんどん売っている業者が減っていって、今は白い繭のヤツと黄色い繭のヤツが手に入る程度だからな。
研究用以外の目的で購入するとちょっと割高ではあるけれども、どれも数千円で入手できるようだから、悪くないかなと。