(タイトルは異なるが内容は
「孫氏の兵法」の続き。タイトルを「台湾侵攻戦争」と言ったり「完全シミュレーション 台湾侵攻戦争」と言ったりしているが、「台湾侵攻戦争」にしておく)
前にご紹介した本「完全シミュレーション 台湾侵攻戦争」。
中国が台湾に侵攻を開始するというシミュレーションをお書きになった山下裕貴さん。
講談社+α新書から出ている。
前も「後半がありますんでちょっとお待ちくださいね」と申し上げたが、陸自元陸将の山下さん。
だから戦争の展開に関しては、もの凄く細かい。
前半を聞いただけで皆気持ちが暗くなったというのがたくさん・・・
台湾を挟んで今、米中が対立しているのだが、今度は処理水に関して、もう皆さんがご存じの如くこの本の後だが、中国の怒りが凄まじく。
前も申し上げたが中国の外交の特徴「言い出したらきかない」。
どういう結末になるか。
でも反日デモ等々で火が付くというようなことはないようだ。
この「完全シミュレーション 台湾侵攻戦争」に関してお話をしていた段階、放送した月と、それから数か月経った今、ちょっと中国の様子も変わってきたし、外交というのは水物。
いろんな外交関係の方がテレビでおっしゃっているセリフを受け売りするが「振り上げたこぶしの降ろしどころがわからない」というような。
このお話で触れていた時の中国とはまた様変わりした。
でも、本質的に中国、習近平・共産党政権は台湾を狙っている。
この事実は動かないワケで、その話をこの山下さんのシミュレーションに沿って。
ネタは一週間分しかない。
講談社+α新書で、前に語ったその続きを語ってみたいなと思う。
前にもお話した通り、あの時は中国の攻め方を語ったのだが、ここからは台湾がどう動くか。
我々が「台湾に住んでいる人は中国人で」と思っていたが、最近のテレビのドキュメンタリーで見ていて武田先生もハッとしたが。
台中関係が上手くいっている時、中国からたくさんの観光客が台湾を訪れた。
それをもてなしているというか、観光業に当たっている台湾の若者達が中国人を見て「違う」と言い始めた。
若い人達が「私達は中国人じゃない。私達は台湾人だ」。
その考え方が台湾の中で広がっている。
選挙があるから、また外交でどうなるかはわならないが。
でも若者の意識の中に「我々は中国人ではない」と。
中国から遊びに来た中国人の人を見ながらそう思った。
若者は何と思ったか?
「台湾に住む我々は台湾人である」
当然といえば当然のように。
この台湾の人と中国の人の違いは何かというと、日本への感情。
日本に関する感情は台湾と中国では大違い。
日本もちょっと思いがある。
何でかというと、日本は中国に戦争で負けた。
でも負けた相手は蒋介石の中国。
つまり共産党政権ではない中国に負けたと思っている。
だから戦後処理に乗り出したのは蒋介石という中国の国民党の大将。
ところがこの人が毛沢東に敗れて、毛沢東が中国の主になったので「中国は日本に勝った」と言ってるのだが、日本が戦争で負けたのは「中華民国という中国の民主勢力であった蒋介石の軍隊に負けた」という思いがあるもので、後に蒋介石は台湾へ逃げ込んで中国本土と対立したのだが、これはズバリ言ってもいいと思うが、蒋介石さんは台湾に逃げ込んだが評判はよくない。
結構惨いことをしている。
台湾でずっと生きてきた人を酷い目に合わせたり。
そのもともと台湾に住んでいる人達の口からこぼれた言葉が「日本のほうがまだマシだった」。
いきなり蒋介石は台湾に住んでいる人達を従わせる為に拳銃を突き付けたのだが、日本は西郷隆盛さんの弟さんが総督か何かおやりになって台湾で政治を広めた。
この広めた政治の中には学校がある。
鉄道を敷いたのも日本らしい。
港湾設備、港で船が着くようにしたのも日本人。
だから中国の人とは感情が違う。
そして(第)二次大戦はどうかというと、これは凄いことなのだが、台湾の若者達は日本軍として戦った。
台湾の若者は日本の軍人さんだった。
その名残が点々とあって。
二次大戦で日本軍の兵隊として三万人ぐらいの若者が亡くなられた。
そこで台湾の人達は台湾に靖国神社を造っている。
台湾靖国神社。
台湾にある。
これが中国の方、或いは韓国の方とも違う台湾の事情で、台湾の戦前の歴史の中には日本という残影がある。
こんなところから、今度は台湾側の事情を語ってみたいと思う。
台湾の靖国神社と言われる新竹郊外の南天山濟化宮で、日本軍兵士として戦死された台湾出身兵士の−中略−
靖国神社の神霊を台湾へ分祀する霊璽複写として1965年に創建され、約3万柱が祀られている。(140頁)
台南市安南区にある鎮安堂飛虎将軍廟での慰霊も行った。ここの御祭神は日本海軍戦闘機パイロットの杉浦茂峰少尉である。彼は台湾沖航空戦に出撃、米軍機との空中戦で被弾、地元集落への墜落を避けるため郊外まで操縦し、最終的には敵機の機銃で戦死した。死が迫るなか、住民の命を守ろうとした杉浦少尉を地元有志が神と称えて祠を建てた。(141頁)
戦後、地元漁民の網に一体の頭蓋骨がかかり、海府尊神として神棚に祀った。その後、別の猟師が海府尊神から「艇長の高田大尉である。部下の魂を日本に連れて帰りたい。祠を建ててほしい」とのご神託を受けたとして保安堂の建立につながった。−中略−
高田又男大尉以下145柱の軍神が日台友好の絆、平和の象徴になっている(141頁)
フィリピンに派遣された海軍巡査隊の指揮官である廣枝音右衛門警部−中略−
廣枝隊長は司令部からの玉砕命令を受けると、部下の台湾警察官に「ここまで良く戦ってくれた。故国台湾には諸君の生還を心から待つ家族がいる。この際、敵に投降してでも生き残れ、責任は自分がとる」と部隊解散命令を出して自決し、このおかげで多くの台湾巡査たちが帰国できた。(142頁)
これは一種、日本人に対する感情として彼等の中に記憶されているという。
ちょっと変な言い方になるが、いい人材がいっぱい行ったのだろう。
その人材の残像が今の台湾の独立心みたいなものの中に焼き付いているのではないだろうか?
台湾のそういう感情を横に置いて中国、台湾侵攻はあるのか?
講談社+α新書、「完全シミュレーション 台湾侵攻戦争」。
そのシミュレーションをお書きになった山下裕貴さん。
この山下さんのシミュレーションに沿って語ってみたいなというふうに思う。
この山下さんもおっしゃっているのだが、とにかく短期間のうちに台湾を全部抑えないとダメだ。
許された日数は恐らく三日か四日であろうと。
三日か四日で台湾全島を支配するという勢いがなければダメだ。
一番嫌なのは台湾の西側、台湾海峡側は抑えても台湾軍がもし東側の中央山脈に逃げ込んだ場合は三、四日では済まない。
これは山岳戦。
山の中。
各軍隊には得意な土俵というのがあって、中国軍は先に言ってしまうと山岳戦はそうとう下手なのではないか?
理由は簡単。
中国本土が平べったいところにあるので。
平地を攻撃し合うという。
台湾軍は今、秘密にしているが恐らく中央山脈4000m級の山の中にトンネルや塹壕などを巡らせて籠城戦に持ち込む。
四日、五日で完全制覇。
そして「参った」と言わせないとダメだ、と。
この山岳籠城戦になった場合に嫌なイメージが中国側にあるのは太平洋戦争に於ける日米戦。
太平洋戦争に於いて硫黄島、パラオのペリリュー島、こういうところでジャングルに逃げ込んだ日本兵のしつこさというのはアメリカ軍も手を焼いたという。
硫黄島は映画にもなった。
この中国という巨人の足元にいる小さな小さな蟻、台湾・日本。
台湾問題。
皆さんももうお気づきだと思うが、何か外交の風向きがどんどん変わる。
現実にもの凄い深い影を落としているのはロシア・ウクライナ戦争。
三日で落とすハズだった。
「何年やってんだ」というようなヤツ。
ああいう不手際を中国がやらないことだが、山下さんという元陸自の陸将の方。
「完全シミュレーション 台湾侵攻戦争」
この本の著者。
この人はこんなことを言っている。
ウクライナ戦争でももう皆さんお気づきの通り、いったん戦争が始まれば大パニックになって人が逃げ出すだろう。
ところが台湾の場合は民間人の避難が上手くいくんじゃないか?という。
どうするかというと世界中のチャイナタウンに台湾人を運ぶ。
そうするとスムーズに戦闘に参加しない一般庶民を救うことができる。
台湾が生き残りをかける方策が考えられるとすれば、それはインターネット空間でのバーチャル国家ではないだろうか。
バーチャル空間に台湾共和国を創設し、全世界の華僑に台湾国籍の取得と加入税または寄付金や年会費の納付を募る。バーチャル台湾政府は、国民に台湾国籍を与えパスポートを発行し、身元を保証する。−中略−
たとえ全島が中国側の支配下に入ったとしても、バーチャル国家として領土を持たずに存続できる。(122頁)
恐らくあれ程AIが優れた国家だったらバーチャル空間に国を立ち上げる。
納めてくれた税金に対してはちゃんと後に大いに面倒をみましょう、と。
年金を出しますよ」というようなことを台湾は恐らく企むであろう。
だからスムーズに中華民族を集合させることができる。
台湾ならAI国家というのはやりそう。
そしてもう一つ「台湾は動く」と山下さんはおっしゃっている。
それは中国の背中、新疆ウイグル自治区に於ける暴動。
これを起すであろう、と。
海側に気を取られている隙に内陸の奥の奥、そこの人達と呼応して独立運動を高めるという。
やはりそういう意味では中国というのも前も後ろも万全の国ではない。
恐らく参加しないかも知れないが、例えばインドがオーストラリア・アメリカ・日本の側に付いた時、あのヒマラヤの山脈のどこからか中国の内陸に向かって撃ち下ろすことができる。
三峡ダムとかミシミシ言っているダムがある。
あそこなんかに一発当たるとまたエライ大洪水になったりするので、これは短期間でなければ台湾侵攻は無理だ、と。
さすがに陸自・陸将の方で戦争のことに詳しく。
戦争で重大なことは何か?
それは政治がちゃんと行動すること。
そしていったん戦場に於いては攻撃力の集中。
そして攻撃力を集中する為に必要なのは補給。
どんどん戦争資材を送り込めるという導線をしっかり持っていること。
中国はお得意。
何千隻もの輸送船を香港とか上海に持っているワケだが、問題は中国本土と台湾の間には百kmの海峡があって、この百kmの海峡がなかなか問題になるという。
まず補給を担う中国海軍がフリゲート艦を発進させたにしても今、水上ドローンというのができている。
だから海軍力というのが簡単に破壊される。
それで水中ドローンも開発しているので、水上・水中ドローンでこの百キロの海峡の貨物船軍事装備を積んで運ぼうとしている船を狙えば、台湾海峡は浅いものだから潜水艦が一切役に立たない。
こんなことを武田先生も全然軍事なんかわかりもしないのだが、この間、漫画の本で「ロシアと戦う日本」という漫画が今ある。
それを読んでいて武田先生はビックリしたのだが中国軍は凄いことに原子力潜水艦を持っている。
だから潜ったら一切出なくていいから台湾海峡でも活躍すると思う。
ある程度のものは運べると思う。
ところが原子力潜水艦はエンジンを点けっぱなし。
原子炉だから止められない。
ずっと燃えている。
海の中で物音というのはもの凄く聞こえる。
潜水艦で鉛筆を落としただけで聞こえる。
鉛筆を落としただけで敵潜水艦の位置が分かる。
エンジンを点けっぱなしの原子力潜水艦は台湾海峡では役に立たない。
何で役に立たないか?
エンジンを点けっぱなしだから
すぐに発見される。
だから台湾海峡では原子力潜水艦ではないところで潜水艦を持っているところがいい。
そんな国があるか?
アメリカだって原子力潜水艦ばっかり。
原子力潜水艦を持っていない国が一つある。
日本。
(台湾との)海峡百km。
中国の不安はどこにあるかというと、海軍も相当凄いのを持っているのだが、今度のロシア・ウクライナ戦争で皆さんもニュースでお聞きになっていると思う。
水上ドローン・水中ドローンというのが黒海艦隊なんて重大な損害を。
台湾海峡で戦闘が始まった場合は、殆どドローン戦争になるのではないか?
中国も優れている。
だが、今まで持っていた海軍の意味合いが全く違ってくるワケで、そうなってくると戦争のやり方を一から考え直さないと相当難度が高い。
これは武田先生が思っていることで、山下さんもお書きになっている
習近平さんは人民解放軍が強いという自信を持っていらっしゃるだろうが、人民解放軍、広大な中国、そこで一般の方を抑え込んだりするというそういう経験はあるのだが、実戦の経験が殆ど無い。
中国の海軍を見てもわかる通り、海軍の空母からジェット機がバーン!と出ていく。
あれだけのスピードが出る戦闘機が着陸するというのは難度が高いらしい。
フック一つ外れても海中に飛び出していって沈んでいくのだから
40億、50億(おそらく円)の戦闘機が。
よっぽどの腕前がないと。
中国の海軍の実績をたずねようとすると日清戦争まで遡らなければ無い。
日清戦争も日本に負けた戦争。
この人民解放軍。
さてそれが山岳戦に引っ張り込む台湾に向かっていけるだろうか?と。
そして戦闘にあまり長い時間かけられないのはここ。
中国は今、食糧輸入国。
上海とか香港の港をずっと軍事用に使うことはできない。
人間は我慢しても一〜二か月で腹は減るから。
そうなってくると「腹減った」の不満が人民に広がったらどうなるかという。
「腹減った時の人民」というのは怖い。
五週から六週まで完全制圧しなければ、粘られたらお終いという。
これは武田先生が見つけた。
著者の山下さん、褒めてください。
武田先生は夏場、しみじみ思ったのだが侵攻する期間が凄く限られる。
なぜか?
台風が来る。
台風は大変。
今年(2023年)なんかは北京まで台風が行くようになってしまった。
9月の台風なんていうのは香港の方に上陸。
これもまた来年もきっとこの台風があると思うのだが、そんなことを考えると期間というのは非常に限られていて、冬、初冬だけしかない。
秋口もグズグズ台風が来るから。
そうすると一番安心できるのはやはり1月から3月まで。
4、5(月)になると台風が来る。
そうすると波が荒い。
そうやって考えると台湾侵攻は難しいというワケで。
(本にも台風のことは書かれていて、冬場には強風が吹くので侵攻時期は春先と秋口、とある)
筆者の山下さんは、元陸将の方だがクールに戦争を捌いておられるが、筆者のシミュレーションによれば人民解放軍上陸後、西側の方の平野は台湾を抑えられるかも知れないが、もし山岳部に台湾軍が逃げ込んで膠着状態が続けば日・米・英・豪この四つは必ずやってくる。
台湾海峡を取り囲むが如く。
そして結末はどうなるか?
人民解放軍の台湾上陸はこの軍事力の差で成功する。
上陸は成功する。
しかし上陸をした後、粘られると大変なことになるという。
だから上陸作戦は成功する。
しかし海上補給、台湾中央山脈に於ける山岳戦、その間にアメリカがやってくると世界で最も戦場を体験している兵士ゆえに質が全く違う。
米シンクタンクはもう何回も机上戦をやっているようだ。
それでもし中国がこの戦争を起こした場合、結果はどうなるか?という。
三週かかったが、「完全シミュレーション 台湾侵攻戦争」今日でしめくくりというワケで。
二週分でお届けした時は内容が暗いものだからいろんな方から「気が滅入りますよ。戦争の話は」とか。
本当に申し訳ありません。
でもこの山下裕貴さん、元陸自・陸将の方が「想定はすべきだ」とおっしゃっておられて。
今度のロシア・ウクライナ戦争でもそうだが、ゼレンスキー大統領は「絶対に侵攻はない」と踏んでいて。
これはまたいつか取り上げる。
あの緊迫感は凄い。
アメリカはもう衛星写真を見ながら「侵攻を開始している」という。
それでも信用しなかった。
アメリカの作戦はゼレンスキーをアメリカに連れて行って臨時政権を立てさせて独立運動をやらせるつもりだったが、ゼレンスキーが動かなかったという。
アメリカの救援部隊が行ってゼレンスキーに言ったようだ。
「大統領閣下。すぐ飛行場へ逃げてください。そこにアメリカ軍の飛行機を降ろしますから」と言ったらゼレンスキーが「タクシーはいりません。火薬を下さい」と言ったという。
だから突然起きる。
今、この台湾侵攻戦争を起せる人は世界でただ一人、習近平という方。
あの方が決意すればこの戦争は始まる。
とにかく全世界に中国の威力を見せつけて従わせるというのが習近平さんのお考えだろうが、ぐらつき始めた。
これはやっぱりウクライナ・ロシア戦争の長期化もそうだし。
アメリカの凄いところだが
米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は2026年に中国が台湾に侵攻するとのシミュレーションを24回実施し−中略−
中国軍の作戦は失敗し、艦艇138隻、航空機161機、死傷者2万2000人−中略−
の損害を被ると予想している。台湾側の損失は、艦艇26隻、保有航空機の半数、死傷者3500人である。(188頁)
これぐらいの犠牲が出る。
(中国側の犠牲が)台湾より多い。
CSISの報告書では、アメリカは空母2隻を含めて艦船7〜20隻、航空機270機以上、兵員7000人が死傷すると予測し(189頁)
日本も熊本、宮崎、鹿児島、沖縄から飛来したF-15、F-35A、150機以上を失うであろう。
空挺団を先島諸島、石垣・宮古に派遣したとして戦死者千人を超えるという。
これほどの犠牲が必要。
台湾にもし中国が手を出せば関係国にこれだけ犠牲者が出るという。
アメリカの専門家達による机上戦争、机の上で計算しただけで大変な死者が出るという。
核使用を口にし始めた段階で、中国そのものの国内の世論が怪しくなってくるという。
人で埋め尽くされている中国だから
「核、落とすぞ」と台湾を脅すのはいいが、反対に核を撃ち返されたら・・・
考えてみてください。
もの凄い人数が住んでいるワケだから。
一千万都市がいくつもある中国だから
休戦ということになって、いわゆる停戦ということになるだろう。
こういうことになるワケ。
ここでもう一回平和を考えましょう。
燃える炎の前に。
とにかく起きないことが幸いではある。
それが願いなのだが。
でも皆さん、やっぱりもの凄く大きな時代の変わり目。
巨大な巨大なユーラシア大陸。
そこに広がっている大国ロシア・中国。
そのあたりの国々が全世界に対してどう行動するかというのが21世紀を創っていくことになるだろうと思う。
山下さんという陸自・元陸将の方が甘い平和の言葉で締めくくったりなんかなさらず「とにかくこの戦争が始まるかどうか、それは習近平のGO如何だ」という。
ただ皆さん。
「希望を持ちましょう」というのも何だが、必ず中国は台湾を自国領にしてしまう。
これが中国の方針で動かざることも認めていたが、最近風向きが変わってきた。
世界の外交の風向きはいとも簡単に変わってしまうということを我らの希望といたしましょう。
ということで締めくくりたいと思うが。
もう一つだけくだらないこと。
申し訳ない。
「完全シミュレーション 台湾侵攻戦争」というこの本に、やっぱりこれも考えるべきだなと思って取り上げて三枚におろしたワケだが、著者の山下裕貴さんから伝言が入って「番組、大変感謝しておる」というのをいただいた。
そして講談社の方からは「評判を少し読みましておたくの番組に感謝しております」というご連絡もいただいた。
ご丁寧に本当にありがとうございます。
ちょっと本の売れ行きが伸びたそうで、もの凄く喜んでくださっている。
お役に立てて本当にうれしゅうございます。
というワケで前回に引き続いて山下裕貴さんの「完全シミュレーション 台湾侵攻戦争」をネタ元におろしたワケだが。
先ほども申し上げた通り、できればこのような事態にならないことを心から祈って。
(の後の「三枚におろしたというワケで、どうぞご理解のほどをよろしくお願いいたします」が本放送ではカットされている。放送尺の都合か?)