まだ再放送もあるのだけれども、NHKのサイトの方に「内容まとめ」っていうのが公開されているのでそっちもご紹介するが、まずは再放送の予定を紹介。
おとなりさんはなやんでる。 発達障害「傾向」のなやみ
再放送 Eテレ 7月28日 (日)午前0:00〜午前0:30(30分)
タカトシと思春期の子育てトーク!今回のテーマは発達障害の“傾向”のなやみ。はっきりとした診断が出ない。周囲も理解しない。孤独な親たちの本音は…【出演】武田双雲
【出演】タカアンドトシ,武田双雲,おとなりさん,【語り】佐久間レイ,【解説】信州大学医学部附属病院部長…本田秀夫
詳細
「テンションが高すぎ」「忘れ物ばっかり」「もう、ちゃんとさせて!」小5の息子について、ママ友から厳しい言葉を浴びてきたというヒガンバナさんがやってくる。病院で検査を受けて言われたのは「発達障害の“傾向”があります。」“傾向”って何?どうすればいいの?周囲は理解してくれるの?悲痛な悩みに応えるのは、タカトシの他、同じような経験をしてきた先輩ママたちと、自身もADHD傾向の当事者という武田双雲さん。
で、「内容まとめ」ね。
「発達障害『傾向』のなやみ」内容まとめ 2024年7月25日(木)放送 - おとなりさんはなやんでる。 - NHK
あくまでも「まとめ」なのでかなりコンパクトな感じだな。
今回は感想っていうほどの感想もないんだけれども、番組の一番最後のやり取りがどうもひっかかったので。
ヒガンバナ「(武田さんが)ご自身のお話もされて、将来の希望を持てたなという感じで、『わかるわかる』ってずっと言ってくださっていたのが凄い私の中では安心したというか、それでも大丈夫なんやっていう凄い自信持てました」
ADHD傾向があると言われて、対応に困っている自分の子供と、書道家として成功もしていて普通に結婚して子供も何人もいる武田双雲の特性がとても似ているから「うちの子も大人になったらこんなふうにまともな生活ができるようになる!」みたいに安心してしまったのかな?って思うんだけどね。
残念ながら、似たような特性があるってことは何の保証にもならず。
それ以外のそもそもの能力とか性格とか環境とか、そういう要素の方がデカいワケで。
昔、職場で一緒だった人が、お子さんが「発達障害です」とか言われて悩んでいて、その時に私が実は発達障害があるってことをその人に伝えたら妙に安心されてしまって。
自分より遥かに仕事ができる人が、自分の子供と同じ発達障害なら、自分の子供も将来は大丈夫なんだ!的な。
そうじゃないんだよっていうことを上手くその人に説明もできず。
テレビで取り上げる大人の発達障害者なんて、恵まれた状況の人だけだからな。
実際には刑務所にいたりホームレスになっていたり風俗で働いていたり。
まともに診断すらされてもいなくて、誰も助けてくれないぐらいが多数派だと思うが。
私みたいに診断が出ても誰も助けてくれないってのもよくあることだと思う。
マスメディアが取り上げるのは「優しい夫が全てサポートしてくれます」みたいなのもありがちだよな。
そんな恵まれた人がどんだけいるんだよ?
何かもの凄い才能がある人も取り上げられがちだから、親が「うちの子も何か凄い才能があるかも!」なんて変な期待を持っちゃうんだよな。
でも「自分の子供はダメだ」って思って育てるよりも、実際には何の才能もなくても「何か才能があるかも!」って思って育てる方が気分的にはいいのかな?
失望するのは後の方が精神衛生上よさそうだしな。