とてもいい本だという評判だった気がする。
で、読んでみたワケだけれども、この本の「はじめに」に書いてある通り女性以外の人が読んでも参考になる本だと思う。
そしてこれも「はじめに」に書いてあるのだけれども
本書に挙げられている各シーンの会話例やその題材は、ほとんどすべてが大人同士のものです。ということで、タイトルは「10代から知っておきたい」だが、内容は十代の人が言われるような内容ではないなという。
もっと汎用性の高いというか、大人同士だけじゃなく、親から子供にとか、子供同士でもとかでも遭遇するような内容かと思っていたが、そういうのは出てこない。
そういう意味で、私が想像したものとはだいぶ違う内容だった。
著者が男性なのだ。
著者が女だったら、もっと内容がガラッと変わるかなとも思うが。
っていう「性別で判断する姿勢」みたいなものがダメっていう本だけれども。
私は言葉の裏みたいなものを読む能力には欠けるので、一見褒めているような言葉なのだが背景にはこういう考えが潜んでいるみたいなものを詳しく説明してくれるのは有難いなと思う。
だから、それをうっかり言ってしまう立場の人がそれを理解して自戒するってのはとてもいいことかなと。
私も何だったら言ってしまいかねない立場だと思うので、勉強にはなるな。
「ずるい言葉」を言われた時には、どう相手に伝えたらいいかってことも書いてあったりで、実際的な本でもあると思う。
この本を読んでいて「ああ!あるある!」って感じはあんまりしなかったのは、言われる状況が職場とか夫婦とかが多いからかな。
この本を十代の特に女の子に読んで欲しい!って感じはないな。
まあ、読んでも悪い本じゃないから読んでもいいし読まなくてもいいかなっていう。
一番読むべきは部下を持っているオッサンとかかな。
結婚している男の人とか。
まあ、ママ友みたいな付き合いがある人が、ママ友と揉めないようにみたいな参考になる部分もあるかな。
ってことで、私みたいに会社で働いてもいないし、家族もいないみたいな人にはあんまり参考にもならんかなという感じがする。