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2015年05月25日

NHK あさイチ どう向き合う? 夫の発達障害(加筆修正)

NHKで午前8時15分からやっている「あさイチ」という番組で、今朝は「どう向き合う? 夫の発達障害」ってテーマだったので見てみることに。

どう向き合う? 夫の発達障害 【番組冒頭】コーヒーは体にいい!? |NHK あさイチ

出演者
専門家:どんぐり発達クリニック院長 宮尾益知さん
ゲスト:山口もえさん(タレント)、栗原類さん(モデル)
リポーター:瀬田宙大アナウンサー


この番組の中で、栗原類さんが自信の発達障害をカミングアウトされたので、それが早速ニュースとして取り上げられている。
栗原類 「あさイチ」で発達障害の一つADDであると告白 - ライブドアニュース
栗原類、注意欠陥障害を番組で生告白 アメリカで8歳時に発見 (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
栗原類、発達障害を告白 8歳の時に判明「人に合わせられない」 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
栗原類、発達障害を告白「周りの環境があったからこそ今がある」 (トレンドニュース(GYAO)) - Yahoo!ニュース

あなたの夫 こんなことしていませんか?
一つの物事に集中しだすと他のことには全く目もくれず時間を忘れてやり続ける。
自分の決めた手順に強いこだわりがあり、それ以外は徹底的に認めない。
ちょっと変わっているだけ?
行き過ぎていてどうもおかしい。
ひょっとしてそれは発達障害かもしれません。


この番組では、どうやら「発達障害かも知れません」という煽り方はするが「他の可能性(人格的な問題)」もあるよって話はないらしい。

実は今、こうしたパートナーの発達障害に悩む人が増えているんです。
先日、横浜市で開かれた講演会にも女性を中心に200人近くが訪れ悩みを訴えていました。

講演会の音声
「結婚した頃からコミュニケーションに違和感を感じておりまして・・・」
「自分が選んだ人(夫)だから不安がものすごくある。越えていくしかない・・・」


こうした夫の発達障害に悩む妻の状態はカサンドラ症候群と名付けられています。
注目されるようになったきっかけは障害のある夫との生活を細かく描いた漫画です。
大きな反響を呼び、5巻まで出版。
10万部を売り上げています。

旦那(アキラ)さんはアスペルガー




旦那(アキラ)さんはアスペルガー―4年目の自立!?



旦那(アキラ)さんはアスペルガー しあわせのさがし方



こんな本があるのは知らなかった。
ていうか、私の場合は関係ないからな。

作者「私と主人みたいな人がたくさんいて、私のように悩んでいる人がたくさんいることで驚きましたし、本当に根深いし無視できないです。」

また、大人になってから深刻な状態を招かないために手厚い検査体制や脳波の測定など障害の早期発見です。
こちらの青年は脳波測定によって障害がわかり投薬など、適切な対応に結びつきました。

医師「異常があればそれを治療してあげれば、結構、落ち着いた生活ができます。かなり発達も伸びる。」

脳波測定って話は初めて聞いた。
そんなのやっている医療機関って極端に少ないと思うんだけど、この取り上げ方だと誰でもそういうのが簡単に受けられるような印象を受けてしまいかねないかなぁ。
実際には普通の診断(脳波測定なんか無しで)でも結構受けるのは大変なんだけど。

発達障害、そもそもは生まれつきで脳機能に偏りがある脳機能障害と言われています。
国内には100人に1人の割合でいるとされています。

(私が数年前に大学で習った時には0.4%って書いてあったから、ほんの数年でものすごい増加だな)

視聴者 福岡県の30代の方
夫に発達障害のような節があり、1から10まで0.01刻みで説明しないとわかってもらえなかったり、どんなに説明しても分かってもらえなかったりする毎日にくたくたです。
どう対処していけばいいのか。


夫の発達障害を考える上でキーワードがあります。

 自閉症スぺクトラム障害
  (ASD)
※自閉症、アスペルガー症候群


ん?
「自閉スペクトラム症」に変更になったのでは?

特徴としては子供のころには見えにくく、大人になってから、しかも結婚したあとに障害の特徴というのが表に出てきやすいというんです。
だからこそ家の中で妻が悩んでしまう、パートナーが悩むということなんです。いったい妻がどのような悩みを抱えているのか、ある女性を取材しました。


主婦 とう子さん(仮名)
2年前にASDと診断された夫と、4人の子どもと暮らす女性を取材。結婚当初は人づきあいなどで夫の不器用さを感じることはあったものの、「真面目でいい人」という印象だった。違和感を感じ始めたのは結婚後で、たびたび向けられる非難めいた冷たい物言いや自分を否定するような言葉に、妻はだんだん追い詰められていき、言い争いも増え、ついにうつ病を発症してしまいます。
その後、長男に宿題を忘れるなどの問題行動が見られるようになったことをきっかけに「発達障害」について知り、専門書などで調べた結果、その特徴がむしろ夫に当てはまると気づきました。そして、検査の結果夫にASDという診断が下ったことで、妻はむしろ、「原因が自分にあったわけではなかった」と、悩みから抜け出す一歩を踏み出すことができました。
発達障害とはどのような特徴があり、家庭生活で困難が生じるのか、実際の夫婦の生活の様子と、専門家の解説を交えて、伝えました。さらに、発達障害の夫と生活する中で、悩む妻が陥ってしまう「カサンドラ症候群」という状態についても解説しました。


アスペルガーとかアスペルガーじゃないとかってこと以前に、この旦那は人格的に問題があるのでは?って思ってしまった。
調味料の順番なんかに強いこだわりがあるみたいで、それをいちいち嫁に言うらしい。
そりゃ嫁もたまったもんじゃないよな。
発達障害がどうこうじゃなく「それで傷つくオマエがおかしい」っていう発想(これは障害由来ではないと私は思う)が問題なんじゃないかと思うけど。
食器の位置から漢字の読み方までいちいち非難するのか・・・。
発達障害者がこういうものだと思われると迷惑だな。
そりゃ嫁もうつ病になるわ。

今日のゲストの栗原類さんも公表されていませんが、発達障害の当事者でいらっしゃいますますね。
栗原「アメリカにいた頃、8歳の時に注意欠陥障害でADDと言われました。昔から僕の担任の先生が親に言語的な問題もそうだったんですけれど、アメリカに引っ越したばかりで英語がわからなかったんですけれど、行動的な場面もちょっとおかしいと思ったから親に診断されてみるのはいかがですかと言われて、それで初めてADDと診断されました。」
「人とはちょっと違うような。例えば、ゆらゆら揺れるんじゃないけれど、人に合わせられなかったりとかVTRにあったように決め事とか家を出る時間はぴったりとか、水を飲まないと授業に出ないとか、こだわりがありました。」

柳澤「診断されたときに自分では精神的にショックでしたか?」
栗原「その時には子供だったので深く考えていませんでしたけれど、今、早期診断されて自分の弱点とかできること、できないことが主治医とか親に言われてよりわかりやすく言われたと思っています。」
井ノ原「小さいころからわかっていたから乗り越えられる部分もたくさんあったということですね。」
栗原「そうですね。周りの環境、親とか主治医とかいろいろ言ってくれたり周りの環境があったからこそ今があるのかなと思っています。」
井ノ原「それで考えると大人になって、結婚するまで気が付かなかったりということは大変なことですよね」
栗原「そうですね。VTRにあった幸夫さんが例えば食事の位置とかこれじゃないとダメと僕もすごくよく分かって冷蔵庫にお茶はいつもは一番横に置いてあるんですけれど、そこに置くべき場所に違うものが置いてあったりすると、別にいいんだけれど何か気持ち悪いという感じで、戻してしまうという感じがしています。そういうこだわりが今でもあります。」
柳澤「世間では几帳面と言われるような感じもするんですけれどね。」

実際に、とう子さんのご家庭で夫の幸夫さんが行っている行動です。
VTRにもありましたけれど

1.ストレートな言動
自分がそう思ったから正しいと思ったから、その言葉をそのまま伝えてしまう。
2.変化が苦手
この時はハサミを探していたんですけれど、本来は自分から向かって一番左側にハサミがあるハズだと思っていたんです。
でもこの時は、たまたま右側にあったんです。
目の前にあったのに、そのことに気が付かないで、なんでここにないんだろう。そこだけに集中してしまって気が付かない。あるはずのものがない。
そこに注意がいってしまって変化についていけない。

3.気持ちを察することが苦手
とう子さんが熱を出して体がつらい。
なかなか言えないから夫に察して欲しいと行動の現れとして、たまっていた洗い物をせき込みながら一生懸命洗っていたんですけれど、先ほど言っていたようにつらいから手伝ってほしいとか助けてあげようかとか思いやる気持ちが欲しかったんですけれど、そういう言葉がなく気持ちを察することが苦手。

これは嫁が悪い。
察してとかじゃなくちゃんと言え。

瀬田「自分にも思い当たる節があるということは、ゲストのみなさんもおっしゃっています。どう違いますか?」
どんぐり発達クリニック院長 宮尾益知「まずストレートな言動ですけれど、誰でもそうですけれど一瞬、感じるんですよね。一瞬感じるんだけれど、これを言うと相手が傷つくんだという言動は言わないですよね。だから気が付いたことをそのまま言ってしまう。それはストレートな言動なんです。それともう一つは言ってもいい場所と言ってもいけない相手がいますよね。そこまで配慮がいかないということです。」
「2番目の変化の苦手というのは基本的には自分がとこに置いたのかということはカメラで写真を写したかのごとく覚えているんです。この中からなくなってしまっているということが、実際には自分ではわからないんです。映像がないから。ただ、映像がないということもそうなんですけれど、逆に言うと部屋の中はぐちゃぐちゃでもいいんです。写真を撮ってどこに何を置いてあるかということが残っていれば、それを探すことは簡単なんです。むしろ整理をしなくてもいいから、ぐしゃぐしゃになってしまうんです。」
「(3.気持ちを察することが苦手)実際には自分がどうしたらいいのか。病気になっている人がいますよね。病気を治すのはお医者さんですよね。それから養生すればいいですよね。自分は何をしていいかわからないです。洗い物をしているということは、できているんだから、自分で。やらなくてもいいだろうということなんです。」
「つらいから寝ていればいいのに立ってやっているから大丈夫だと思ってしまうんですよね」
「そのとおりです。私は熱があって今、一生懸命やっているんだけれど、手伝ってほしいと独り言を言えばいいんです。ト書きを出せばいいんです。お芝居だと考えてそこでト書きを出せばわかるんです。」


感覚過敏
音や光などの刺激に対して異常に敏感に反応する。


宮尾「感覚過敏というのは非常に重要な新しい診断基準になりました。2000年ぐらいからです。砂や粘土を触るのはダメだとか、洋服を着た時に背中にあるタグが気になるとか、食事のときに食べるものの食感ですよね。食感がダメだとか。通常は部分的にはあるんですけれど、程度がやはり強いんです。それが偏食につながったりします。」
栗原「実は僕も小さい時から音の感覚は過敏でアメリカにいた頃は普通に音楽や音の授業は参加できていたんですけれど、日本の小学校や保育園の時は基本的にアメリカと違って正しい音程や正しい発声で歌うことを教えていなくて、どなったりガヤガヤ歌うような。『きらきら星』とかも完全に元気がいいように歌うというのがいいというふうにされていて、それに我慢できずに耳をふさいだり教室から逃げ出したりということが結構あって、それで僕が何度も先生に怒られて親が『アメリカでは普通にきれいに歌っていて参加できていたのに問題なかったんですけれど』と言ったら、先生が親に『楽しく歌う子供を批判するんですか!』と逆ギレされて、僕が歌を楽しむ情緒のない子供とみなされてしまって、すごく毎日がストレスで、小さい頃。テレビの大きい音とかすごく苦手で、今でもそうですし、人の大きい声がすごく苦手です。」

視聴者 石川県から
アスペルガー症候群の診断を受けています。
診断にたどり着くまでの苦難の年月と現在進行形の苦痛に健康を保てません。
主人に合わせた対処をしても子育てのように成長が見られないので自分の平常を保てる神様のような心が欲しいです。

診断が出ても、嫁が一方的に旦那に合わせいてたってうまくいくわけがない。
アスペの旦那自身も、ものすごい努力をして初めてなんとか双方の努力でやっていけるものだろうから、そういう気のない旦那とは別れられるなら離婚を推奨する。(個人の意見です)

夫婦の間で話し合っても折り合いがついていればいいんですけれど、実際にうまくやっていると思いますけれど、それがちょっとクエスチョンマークでは済まなくなってしまうと女性はどうなるかと言いますと、そういった夫への不満が募って結果的にそれを誰に言っても理解されないという状況が産まれてきて孤独になってしまいます。そういった状態を新しい言葉でカサンドラ状態と言っています。
7年前に海外でできた言葉で、ここ2年ぐらい日本でも知られるようになってきました。
あくまでもこういった状況から女性たちを救い出すためにできた言葉です。
実際どうすればカサンドラ状態を抜け出すことができるのか。
悩んだ末に一歩踏み出した女性を取材しました。

この日、集まったのは夫のASDに悩む妻たち。
月に一度、都内で開かれているASDの情報交換会です。
スタートして2年。
悩みを共有し、具体的なアドバイスを得ようと延べ700人が参加しました。
会を主催するのはASDの夫と結婚して20年になる、SORAさんです。
SORAさんの司会でそれぞれの状況や思いを語り合います。


参加者の女性
「夫は未診断なんですけど、ほぼアスペルガー。困っているのはもう20年ぐらい。子供に対処するように夫も育ててきて、もう大人なんだから自分でやってよって」
「人をひとり変えていくのは大変なことだよね。」
「(夫は)『立派なご主人よ』と皆さんに言われるタイプ。ところが家にいると何を話しかけても、あまり価値のないような話だと無視してテレビとパソコンをずっとやっているイメージで『無視したでしょ。くだらないとダメなの?』と言うと『確かに(家族を)見下しているところもあるかも知れない』と言う。」


半年前から参加している ともさん(仮名)
「夫は1歳下なんですけれど『永遠の5歳児』といった感じで・・・」
夫はASDの診断は受けていませんが、疑わしい言動が数多くみられるといいます。
例えば物事への強いこだわり。
パンを買う店、調味料の使い方、味付けなど、常に細かい指示があります。
また、子供のような一面もあり、時には駄々っ子のように怒るという夫と13年間、暮らしてきました。
「(周りから)『人は変わらないから自分が変わるんです』と言われる。でも、これ以上どうしたら?」
「『見方を変えればいいんだよ』と言われるけれど、見方を変える?どうしたら?」

参加者の女性「自分を変えれば、見方を変えれば、何が出てくるかというとそういうわけでもない。」

周囲に理解されにくい悩みも、同じ境遇の人と共有できると、ともさんにとって救いになっています。

ともさん「それぞれ夫のタイプは違うけれど1言われて10、下手したら大げさかも知れないけど100わかる感じ。(話を聞いてもらうと)すごく楽になりますね。」
ともさんにはもう一つ、心の支えになっているものがあります。


ここで先ほども紹介されていた「旦那さんはアスペルガー」というマンガの本が登場。
ASDの夫の行動や夫婦での生活についてユーモアを交えたエピソード。
妻として抱える悩み。
さらにASDとうまくつきあっていくヒントまで、マンガでわかりやすく描かれています。

こうしたマンガや情報交換会と出会ったことで、前向きになり始めたともさんは最近、夫に対してASDを疑っていること、そして自分が悩んでいることを少しずつ伝え始めています。
「『気持ちの持って行き場』がなくて苦しんでいる奥さんがたくさんいる。」
この日も夕食後、マンガを見せながら語り出しました。
「私自身も結構、摩耗したところもあったの。それは一体何なのか。『発達障害』という見解もあるなと思って。今までは、私は全部胸に秘めてって言うか、私が買ってに思いついたことだから、言うことではないっていうところもあったけど、こういうことも全部あなたに言って・・・」

「お互い夫婦でもわかってない人も多いんでしょうね。そういうことだよね?」
ともさん「何度も言うけれど、それは悪いことではない。もしかしたらそうなんじゃないかと。それは一つのカテゴリーだから」

障害について語り合うことで夫の方にも情報交換会に参加してみたいと言うなど、気持ちの変化が表れてきています。

「言われてみれば(私は)確かに細かい。他の男性と比べても、ちょっとこだわりがありすぎるのかなというのもわかって。直すところは直さないといけないと思うので、そういう(障害の)話も聞いてみたいなと」

こういう物分りのいい旦那って滅多にいないだろうなぁ・・・。
番組では一度にこういうことを旦那に言ったんじゃなく、段階を踏んで最終的には「提案」という形で告げましたよってことだけど、それでも本人に「嫁に歩み寄ろう」みたいな気が全くなくて「自分が全部正しい」みたいな人は絶望的だと思うが。
まあ、多少はテクニックってのはあるのかも。

宮尾「今日出てきている例は、みんな旦那さんがちゃんと認めてきちんとできているんです。ただ、私たちが扱ってきたというか対応してきた旦那さんたちの中には、われわれがそういう状態の話をしても全然受け入れられない人がいて、カウンセリングしていくと旦那さんの方がだんだん鬱になっていって自分が社会的にできないのではないかということをおっしゃる方がいるんです。カウンセリングを打ち切った方もいらっしゃいます。」
「旦那さんの話ですけれども、男の人が多いんですか?」
「男性か女性でいうと男性の方が強く出る傾向があるということですね。女性は共感能力が高い。男性は低いです。あまり共感してもらわなくても大丈夫なんです。」
「だから気づかれないケースが多いということなんですね。」

瀬田「伝えていく、でも伝え方をどうすればいいんだろう。あと宮尾さんから指摘があったように場合によっては伝えたことで悪い方に向かうこともあります。慎重にしなければなりませんが、カサンドラ状態を考えた時に、一つ、夫の側の気づき、自覚というものも大事になってくる。これは間違いありません。どうしていくかということも考えていかなければいけないんですね。」
栗原「VTRで出てきた人たちは自分も自覚しているというのがありましたが、やっぱりそれは昔からの育った環境とか周りの理解があったからこそちゃんと自分も少しずつだけれども、理解しているというのは関係しているんですか?」
宮尾「とっても関係していると思います。だからおそらく出てこられた方たちは自分自身がしっかりされている方ですね。だから逆に言うと本当に褒められてしか育ててもらえなくて、超エリートの道を歩んでいる人たちは弱いですね。特に日本の男性は自分自身に立ち向かうというところが弱いので、やはりカサンドラとうのは海外の言葉ですけれどもだいぶ違うような気がします。男性が全部、立ち向かってきっちり自分を認めるというようなカウンセリングとかもちゃんと受けるんですよね。一緒に夫婦で闘っていけるというか、歩んでいけるんだけれども日本の場合は気づいてもらうのも、ちゃんと気づかせなければいけないし、というところがあるんですね。」
有働「日本の男性は立ち向かわないんですか?」
宮尾「だらしない、と思っていてね。日本の男性は。日本の男性は外の世界で頑張ればいいんだというふうに言われていました。」

そういった意味でも気づきが重要だと言いましたが、最初に取材さしていただいた夫婦を思い出してください。
診断から2年、様々な模索を続けた結果、二人は変わってきています。
診断のあと発達障害について夫婦で学んできた、とう子さん。
そこから夫婦で話し合い夫の特性とうまく付き合いながら生活する工夫を始めました。


1.夫へのお願いは明確に
範囲や数、目的をはっきり伝える。
2.役割分担を決める

お互いに話し合って、模索だと本人たちはおっしゃっていましたが、解決の道というよりは、まだまだ模索を続けたいと言っていました。
気づいたことによって一人で悩んでいた妻は笑顔が戻りました。
今後も気づきを二人で続けていきたいということです。


この旦那の性格が悪いと思っていたけど、そうじゃないのかなぁ?
周囲に甘やかされすぎてきた?

視聴者 兵庫県から
夫も娘もアスペルガー、ADHD。
会話が噛みあわず、他人の気持ちを理解するのが難しいので、家族でいてもいつも独りぼっちな気分です。
病気とはわかっていても割り切れない日々です。


30代の方から
夫がネット上の診断などで調べると当てはまる項目が多いのではという気がします。
プライドの高い夫です。
私が下手なことを言うと腹を立てたり傷つくのではないかと思いやめています。
そのぐらいのことは誰にでもあると思ってあきらめることしかできないでしょうか。


有働「宮尾さん、夫がそうじゃないかというふうに気づかせるかどうかというのは、どういう判断をしてどういうふうに伝えればいいですか?」
宮尾「社会性をどうやって獲得したのか、その人たちの経験を見ると、社会の中で損得でやったんですね。自分で得になるような行動をとってきた。損をした行動は次からやらないということなんです。だから家庭の中で、夫が奥さんが喜ぶ行動をすると、どれだけ旦那さんが得をしたのかというようなことを明白にしていければ一ついいんですね。それからもう一つは今日はお子さんの話は出てこないですけれども、外で働いている時と、家の中で夫でいる時、父でいる時、全部対応の仕方が違ってくるんです。そこも明確にした方がいいです。もう一つは自分が反対側に立てば必ず理解できる人たちなんですよね。こちら側からは、相手の気持ちはわからないけど、相手の立場になればいいです。極端に言えば奥さんがストライキしてしまって旦那さんが一人でやらなきゃいけないというふうになると、あるいは、その時に旦那さんが病気になってしまえば病気になった奥さんの気持ちがわかります。非常手段としてそういうのが一つあるかも知れません。できるだけ得になるような話し方をすればいいと思います。」
柳澤「障害という言葉で表現しなければいけないのかなという気がします。他にはないのかな?」
宮尾「結局、もともとのアメリカで使われていた『障害』という言葉は社会的にうまくいかないというような意味の『障害』なんです。」
井ノ原「社会的にはうまくいっているわけですよね。家庭ですよね」
瀬田「実際に取材する中で、様々な意思の方とお会いしましたが、診察の時には、この言葉を使わないで『発達障害的特性』とか『発達凸凹』と言って『得意なもの苦手なもの、それぞれあると思いますが、凸凹した状態が極端に減っている、あるいはたくさんあるよ』というのを示して、可能な限り障害という言葉を使わないで診断したり伝えるように心掛けているということでした。」
有働「言葉の伝え方は栗原さんは、どのように思っていますか?」
栗原「全然何とも思わなかったです。昔から自分自身も自分の症状とかもわからなかったので、先生とか親とかの人たちの理解も困っていたりしたんですけれども、小さいころに見たアメリカのアニメーションの映画で魚が主人公の映画なんですが、登場人物が僕が『すごい面白いね』と母親に言ったら『類も同じような症状なんだよ』と言って、その映画を見て、自分自身初めて向き合うといういい題材だったのかなと思います。客観的に自分のことや症状を改めて深く考えられるようになりました。」
井ノ原「その主人公が周りでどのように思われているのか、誰がどのように困っているのか、自分に照らし合わせて考えることができたっていうことですか?」
栗原「そうです。より深く、自分自身のことも分かって、それ以降、自分が起こした言動とかミスとかも親がちゃんと言ってくれて、自分のADD、そういう部分なのかなと意識できるようになりました。」

発達障害は、障害そのものを完全に治療することはできなくても、周辺の環境を整え、本人も自覚を持って生活していくことで“適応することのできる”ものです。
発達障害の発見には、障害の特性について細かく調べる「問診」に加え、睡眠時の「脳波」を測定する方法などの研究が進んでいます。発達障害の場合、感情の抑制や物事に集中するときに働く前頭葉の神経に異常をきたしている場合が多いと言われています。その結果、通常の睡眠状態を得にくくなり、衝動性や不注意など、発達障害の特性が強く出てしまうということがあります。
取材した青年は、睡眠の質をよくする薬を飲み始めたところ、生活改善が見られ、得意の理系の勉強に集中して取り組めるなどのよい変化を自覚できるまでになりました。
早期発見の重要さについて考えるともに、スタジオでは、1歳半の時点で発達障害かもとチェックするポイントや、サポート的な手段としての投薬のあり方について情報提示を行いました。


丸さん一家が紹介される。
その息子が3年前にASDの診断を受け、投薬によって状態が安定している。
薬を飲むようになって叫んで暴れることがなくなったらしい。
診断で睡眠の時の脳波を調べたらしい。
こういう種類の検査をやるっていう話は聞いたことがない。
レアケースかと思うのだが。
で、薬っていうから精神安定剤みたいなヤツ?と思ったら「睡眠を助けるお薬」だそうだ。
睡眠導入剤みたいなヤツかな。
それで眠りのリズムが整ったので昼間の活動が活発になってイライラしなくなったっていう。
思っていた「お薬」とはちょっと違った。
でも子供の頃にそういう薬飲んで大丈夫なのかな?
そのまま何もしないでイライラしたり暴れるのよりは、いいってことなのか。

早期発見のポイント

模倣
例えば赤ちゃんに何かをするとブブブというとバブバブと返ってきます。それが実際にないんです。
共同注意
お母さんが見ているものに対して子供が興味を示す。自分の知り合いが車の中に乗っている、それを見ていると子供はお母さんはどうしているんだろうなと思う。
感覚過敏

この三つが一歳ぐらいまでに全部そろっている場合には疑う。

地域ぐるみで支える
発達障害のある人たちの生きづらさを解消するために、今後必要となってくるのが、「地域単位」での支援です。家族や医師だけではなく、さまざまな機関がつながることで、一人の子どもが成長して就職するまでの環境を整えることができます。
岡山県倉敷市では、5年前から小児科の医師が中心となって「倉敷発達障がい研究会」を立ち上げました。メンバーは保健所や児童相談所、教育委員会、福祉施設など200を超える組織で、年に4回開催する会合を通して、横のつながりを構築してきました。また、最近新たに商工会議所が加わり、地元の中小企業が参加し、発達障害がある人の能力をどう生かしていくか、ノウハウの構築を始めようとしています。


栗原「早期発見によってより家庭的な面もそうですが、社会に出るというときにも、より自分自身も整えやすくなるのも大きいですし、テレビで取り上げられる障害は天才や著名人の名前とかを出したりするから、それを見ている人は僕は発達障害と障害のある人に、実際に相談しにくいと思うんですけれども、周りが理解してくれるような環境がもっと整ったらいいなと思います。」

栗原「僕も本当に小さいころから、感覚過敏が理解されなかったりとかアメリカにいた時は先生や周りの同じクラスメートとか自分の症状のことを理解してくれたんですけれども、日本の場合は何か先生が説明しても僕が同じようなミスをすると『また類かよ!(怒』と冷たい目で見られたりすることが多かったので、本当に周りの環境とか先生とか、信頼している主治医との相性とか、それも出てくると思います。周りの人がちょっとでもいいから理解して欲しいとすごく思います。」

視聴者 神奈川県30代の方から
今年に入って結婚した夫が、籍を入れた途端、態度が豹変。アスペルガー症候群かも知れないと、一昨日気づきました。私を動物の名前であだ名をつけ、家のみならず、外出先や実家などでも大声で呼ぶ。「動物は可愛いから問題はない。気にする方がおかしい」との事です。私が体調を崩して横になっていると、「こんな体の弱い人間だとは知らなかった。騙された!」と言えを追い出され、電車で眠る事もありました。=中略=アスペルガーだと私は確信していますが、本人のプライドもありますし、言い出せません。どう受診を勧めていいか、もしうまくいってもその治療でどの程度の効果があるのか。天秤にかけて悩んでいます。

えっ?これってただの性格の悪いバカでは?

宮尾「まず自分が受診するというのはとても抵抗があるんだと思います。自分で問題があるとあまり思っていらっしゃらないと思います。逆に言うと奥さんが少しでもよくなるために、旦那さんとして、手伝ってあげることがないだろうか、どんなふうに考えればいいのかということ。あらかじめ医者と打ち合わせをして来てもらってその場で話をしてもらうということがとてもいいと思います。」

まあ、心理検査とかやってもらえばシロクロつくんだろうけど、こういう場合パーソナリティ障害だったり、単に人格的に未熟なだけだったりっていう可能性もあるよねみたいな話は無し?

大人の発達障害の当事者の方は
・発達障害者支援センター(各都道府県/相談員常駐)
妻の側の立場の場合は
・配偶者のための自助会(東京、神奈川、名古屋、大阪など)
NHKに問い合わせても、取材でご協力いただいたところを口頭でお伝えすることはできます。


posted by ひと at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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