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2015年07月02日

アスペルガー症候群 思春期からの性と恋愛

アスペルガー症候群 思春期からの性と恋愛



この本を読んで内容にハラを立てている人がいたので、読んでみた(笑)。

発達障害者の夫婦(多分アメリカ人)が書いた本らしい。
結論から言ってしまうと、役には立たないなという感じがした。
今まで発達障害者に対して恋愛とかセックスに関する指南書のようなものってなかったと思うし、そういうことで困ってしまう人は多いかと思うので、必要なジャンルだと思うのだ。
ただ、実際に読んでみて私が「こういう内容を知っておきたかったな」とか「ためになるな」っていう内容があるかというと疑問。
誰の役にも立たないということではないのだが、具体的な内容なのはいいんだけど「これで役に立つか?」っていうと、いかがなものかと。

旦那が書いた部分と嫁が書いた部分ではフォントを変えてある。
同胞たちはよく「フォントや改行などが変わると全く違う本である」みたいなことを言っていて、私にはよくわからなかったが、フォントが変わるのはダメだなと初めて実感。
嫁の部分のフォントは読めない。
定型発達者にとってどうかは知らない。
多分平気なんだろう。
こうしちゃっているワケだから。
でも、私にとっては非常に読みづらいフォントだ。

旦那が主に書いているのだが、このジェリー・ニューポートさんの文章の問題なのか、翻訳者のニキ・リンコさんの問題なのかがわからないのだが、文体が非常にわかりにくいというか何ていうんだろう?
内容が伝わりにくいというか、私にとっては生理的に受け付けにくい文章。
かなり砕けたしゃべり言葉みたいな感じなんだけどね。
「アメリカ人が書いた砕けた文章」みたいなのが私には合わないのかも知れない。

特に前半だが、アメリカではそうなんだろうけど日本では全く当てはまらない内容が結構ある。
日本ではホームスクーリングなんていう制度は認められていないし。
アメリカでは発達障害者でも自活できるだけの仕事と収入があるのかも知れない。
そのあたりの話はこの本には登場しないけど。
日本の場合は仕事と収入の面でかなり不利なので、特に男の場合は「恋愛」みたいなものに進もうにも、この本で指南してくれているテクニック的なものの問題ではなく、それ以前の段階で踏みとどまってしまうと思うのだが。
しかもその肝心の「テクニック」も日本人相手に通用するのか?って感じだし。

だから、かならずコンドームを使っているという女性でも、ピルは飲んでおくべきだろう。(148頁)

ピル推奨らしい。
私個人の意見としては、例えその後すぐに捨てられようが何だろうが「この男の子供が産みたい」ぐらいの男としか寝ない方がいいと思うが。

ASの男性は、恋愛関係については、女性より不利なんですよね。女性なら、ヘアスタイルと服を変えるだけでセックスの対象として見てもらえます。男性のように、マッチョでなくても許されますから。髪と服と体さえ良ければ、中身は変でもなんとかなっちゃいます。(221頁)

ヘアスタイルと服を変えるだけで?
そんなんでどうにかなるヤツは一握りだと思うけど。
ただ、中身は変でも外見がよけりゃあ何とかなるってのは同意。
特に女の場合はそうだろうな。
でもね、残念ながら発達障害者の女の大部分が「ジャイ子」なんだよね。
あれはまだ若くてもかなり救いがたい。
髪型だの服だのだけではどうにもできない。

発達障害者でも定型発達者のように「思春期」は必ず来るっていう主張の本なワケだが、私は主観的には「思春期」はなかった。
同級生たちが大人に切り替わる不安定な時期を迎えている中、「何だか周囲がどんどん変わっていっているけど何だろう?」って感じで。
だから、今でも物の見方とか考え方は小学生レベルだと思う。
子供の頃から「若さがない」って言われていたから「年寄りじみた子供」だったんだろうけど、多分今でもその頃の「年寄りじみた子供」みたいな感覚しか持っていないと思うんだけど。
てっきり発達障害者って定型発達者みたいな「思春期」はないと思っていたけど(特にアスペルガーは。ADHDはある感じがする)私以外は普通に大人に切り替わっていってるのかな?

発達障害者は詐欺に遭いやすかったりするので、そのあたりのことをちゃんとわかりやすく説明してくれる本とか必要だろうなとも思うけど、この本は役には立たないだろうな。
まだ若い当事者や、その支援者が読むのにはいいようにも思うけど、役に立たなくても知らない。
読みづらいし。

posted by ひと at 10:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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