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2016年08月20日

14歳からの発達障害サバイバルブック: 発達障害者&支援者として伝えたいこと

14歳からの発達障害サバイバルブック: 発達障害者&支援者として伝えたいこと



珍しく図書館じゃなく購入。
文字が多いヤツかな?と思ったらイラストも多いので、読みやすいと思う。
「14歳からの」ということで、そのぐらいの年齢以上であれば普通に読める内容かと。
若い人で、診断を受けたけど一体何をどうしたら?っていう状態の人にオススメな感じの内容かな。
本人だけでなく、周囲の人にも読んでおいてもらえるとよりよい感じで。

すでにかなり年をとってしまっている私には「なるほど。こうやればいいのか」みたいな部分はなかったけど「自分の取り扱い説明書」について書かれている部分はとても参考になった。
この本全体が、これから自分が「自分の取り扱い説明書」を作ろうという時の参考になるような書き方かなと思った。
いままでもそういったものを作りましょうみたいなので、他の人のを見たりもしたけど、どれも文字が中心だし「これで伝わるんだろうか」とか「自分とはかなり特性が違うから全然内容が合わない」なんていうのばっかりだったんだけど、この本の著者に関しても私はアスペルガーだけなので障害特性は大幅に異なるけど「こういう表現の仕方だとわかりやすいのかも」みたいなとっかかりみたいなものが掴めた感じがする。
実際にやってみないと、どこまでできるのかわからないけど。

残念ながら、生きづらさからは、解放されません。生きづらいからこそ、生きやすく生きるために動きだすのです。(185頁)
この本は一貫して「定型と同じに行動できるようにしましょう」みたいなことではなく「生きやすくしましょう」って感じ。
この視点はとても重要なことだと思う。
SSTなんかもそうだけど何かというと「いかにして定型のやり方を理解して、うまくそれに合わせるか」みたいなことになっているから。
それはそれで必要なことだし「生きづらさ」を軽減する上では重要なことではあるだろうけど、そればっかりになっても本人が無理をしているだけになって、どこまで努力しても「定型モドキ」みたいなものにしかなれないっていう。

この本の著者とは全く無関係な人だけど、どうやらご家族と仲良くやっているらしい発達障害者がいて「そういう人もいるのか」って思っていたけど、この本の著者もかなりご両親との関係は良好なようだ。
「そんな恵まれたヤツに何がわかる!」って言う気もないけど、やっぱりそういう「土台」みたいなものがしっかりある人と、全くない人とでは状況が大幅に違うかなと思う。

posted by ひと at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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