カテゴリ


2016年09月12日

NHK バリバラ「発達障害のある人の就労」

昨日の夜に放送していたヤツ。
私達の中では当然のことながら、かなり話題になった。

NHK バリバラ | 発達障害のある人の就労

見逃したという方は再放送もあります。
9月16日(金)0:00(木曜深夜)

見た目ではわかりにくい発達障害。就職活動や職場で悩みを抱えている当事者は少なくない。また周囲もどう接していいかわからない、という声も多い。番組では、全国でも珍しい、発達障害のある人たちの就労を専門にサポートしている事業所を取材し、当事者が自分の苦手な部分やつまずきに気づくためのヒントを紹介。また、どうすれば発達障害のある人を社員として活用できるか、ある会社の取り組みをもとに考える。

発達障害のある人たちの就労を専門に支援している事業所(kaien)を訪ね、彼らが働く上でどんなところでつまずくのか、どんな工夫をすればいいか、取材した。 ここでは、毎朝、「雑談」の練習から始まる。仕事の第一歩としての会話でつまずかないようにするためだ。

確かに普通に働いていたら「雑談」ってのは避けて通れない。
女が多い職場なんかだとなおさら。
確かに無難に雑談ができる能力があれば一番いいよね。
それはわかる。
でも、私みたいに「無理の仕方を覚える」だけだと、短期的にはよくても、長期的に(職場だと当然毎日のことになるだろう)だんだんヤラレていってしまうので、雑談をする能力はないよりはあった方がいいけど、それが「定型発達者と同様に」できるようになるみたいに思われると困る。
アスペルガーよりADHDなんかの方が、そのあたりは定型発達者と似たようにできるようになるのかも知れないけど、少なくとも私の障害特性上「無理をして普通にできているように見せかける」ことはできても、ずっとつらいままだ。
定型発達者は「できる=つらくない」みたいに思っているようなのだが、私にとっては「できるがすごくつらい」ことだらけなのだが。

メインプログラムは、実践的な仕事の訓練。オンラインショップを運営し実際に販売も行う。企業に勤めた経験のある講師が「管理職」としてサポートする。実際に仕事をしていくと、どの作業から手をつければいいのか優先順位がわからずパニックになってしまったり、自分の思い込みでミスをしてしまったり。

ここの職業訓練もうまくハマればいいのかも知れないけど、多くの発達障害者はハマらないだろうと思うし、内容的にも、過去にさんざんいくつもの職場を経験してきた私から見ると「現実にはそれはおかしいだろ」みたいなことだらけだ。
今は改善されているのかも知れないけど。
そういえばかなり聴覚過敏がひどくて、テープ起こしの課題が全然できない人に何のサポートもなかったな。
全体に「一人一人の障害特性」みたいなものに対する、適切なアプローチがない場所だなって感じがした。

事業所に通う関口麻紀さんは、ADHD。3か月の訓練を経て就職活動を本格的に開始した。以前は障害の自覚もなく仕事上のトラブルも多かったが、就職面接では、自分のプラス部分とマイナス部分を説明し、苦手なことに対してどのような配慮をしてほしいかという希望も伝えることができるようになった。

この方は順調に就職活動が進んでいるようだ。
見た感じ、普通の人っぽく会話ができる人。
発達障害者の中には結構それができない人がいる。
面接では、普通の人っぽく会話ができる人は明らかに受けがいい。
仕事ができるかどうかってのとは関係のないことではあるが、定型発達者にとっては視線も合わなかったり、会話自体が難しかったりってのは採用しづらいよねぇ。

実際に発達障害のある人たちを雇用している企業はどのような配慮ができるのか。社員20名のうち4名が発達障害のある人という神戸市の会社では、毎月1回社員全員に個人面談を行い、必要に応じて業務内容を見直している。入社4年目の吉宗さんは、口頭でのコミュニケーションが苦手で、最初は電話対応を免除してもらっていたが、次第に電話にもチャレンジしたいと考えるようになり、上司に相談。まずはファックスを送った上での確認の電話をかけることから始めた。短い会話の経験を積んで自信をつけ、今では、特定の番号にかかってくる電話の取り次ぎができるまでになった。

電話もねぇ、障害特性上、難しいことが多いよね。
私もそうだし。
私は障害者枠では働いたことがないんで当然だけど、会社に来る電話全部を取り継がされたりしたことがある。
当然毎日すごい数の電話を受けるんだけど「段階を踏んでいないから」とかっていうことじゃあ多分なく、半年間やらされたけど慣れることはなかった。
確かに一応やれはするんだよ。
でも、ものすごくつらいのが最後まで続いた。
内容的にも障害がなくったって「どうやって取り次いだら?」みたいなひどい電話が殆どだったってのもあるけどね。

今後はこの手のヤツを取り上げるなら、うまくいかなかった事例とか、なんとかやってはいるけど職場の人たちが「こういうことで困っている」「迷惑している」みたいな話とか、そういうのもやって欲しいな。
実際に、私が職場の人で、ある日突然上司から「今日から発達障害のある人がこの職場に入るので配慮して欲しい」とか言われたら、すっげー迷惑だと思うんだよね。
番組では「うまくいっている事例」みたいなのしか取り上げないんで、うまくいっている職場がたくさんあるかのように視聴者が誤解してしまったかも知れないが、実際には「うまくいっている事例」ってのは特に日本ではほとんどない。

posted by ひと at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック