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2017年05月31日

ハートネットTV シリーズ 罪を犯した発達障害者の”再出発” 第1回 少年院の現場から

昨日やってたヤツね。
今回もちょっと感想ぐらいの感じで。

シリーズ 罪を犯した発達障害者の”再出発” 第1回 少年院の現場から

見逃した方は再放送もあります。
6月6日(火)午後1時05分〜

前から発達障害があると非行に走りやすいみたいな話はあった。
パーセンテージとか知りたくて以前調べてみたけど、明確な数値などは発見できなかったが。

15〜20歳の少年約90人が集団生活を送っている少年院。
一昨年から発達障害のある少年に対応した新たな教育に取り組み始めた。

加藤さん(仮名・19歳)
自閉スペクトラム症と注意欠如・多動症があると診断されている。
加藤さんは去年特別支援学校を卒業後、仕事を探したが人と関わる事が苦手で働き先を見つけられなかった。
財布などを盗み今回2度目の少年院。


特別支援学校を卒業しても、結局仕事に就くこともできない。
だったら特別支援学校って何だったんだろう?
特別支援学校で「明らかに社会性が身についていない」みたいな子も当然出てくるだろうけど、そういう子たちの受け皿はないんだろうな。
今はまともな学歴がないと接客業ぐらいしかない。
発達障害は全部じゃないけど、この子みたいに自閉スペクトラムがあると接客が非常に難しいことが多い。
すごく勉強ができるみたいな種類だと、それなりのどうにかできる可能性もあるけど(あくまで可能性だけであって、結局ダメってのもあるけど)並みとか並み以下とかだともう身の振りようがないから、結局親に面倒を見てもらうしかなかったり。

加藤さんは頻繁に体のだるさを訴えるのだが、指導教官の南雲さんはそれをどこまで受け入れたらいいのかに苦悩する。
加藤さんは聴覚過敏があるので、音によるストレスを非常に強く感じているようだ。
この少年院では去年から発達障害の専門家にもアドバイスをもらうようにしている。
法務省のガイドラインを作成した高橋智さん。
加藤さんと南雲さんの双方から話を聞く。
加藤「周りは自分の訴えを信じていないのではないか」
南雲「彼が発達上抱えているストレスのせいで、頭が痛くなるというのは分からない話じゃないんですが、かといって好きな事だけやっていのか。それは少年院としてはあまり許せないというか」
集団の維持と加藤さんへの配慮の間で悩む南雲さん。
高橋「受容されていないと、そこから先に進んでいかないので、信頼されれば、認めてくれればもう一歩進んで行けるんだという思いを持っていたのではないかと思いますね。自分自身の回復力というか、修復力というか、それで変わっていくという感じなんですよ。」


難しいよねぇ。
実際さぁ、なまけたくてやたらと不調を訴える人っているんだよね。
本当につらいのかつらくないのかって他人からはわからないんで、うっかりなまけているのを受け入れまくったりしちゃうと、それはそれで後々面倒なことになりかねないかなと。
じゃあ、どう見極めればいいのかとかわからんけど。

茨城農芸学院では発達障害の診断を受けている少年がおよそ3割を占めている。
4つある寮のうち1つは特に集団生活が難しい少年が暮らす個人寮。
この日個人寮から集団寮に一人の少年が移ってきた。
吉田さん(仮名・18歳)
長年ここで発達障害のある少年も多く見てきた小島教官は、吉田さんにあえて苦手な集団寮で人との距離感を学ばせようと考えていた。


日課のグラウンドの整備をする吉田さんたち。
吉田さんは他の人と離れて一人で作業を続ける。
小島さんは吉田さんと二人きりになり、その理由を尋ねる。
吉田さんはふざけている人たちを避けるようにしたとのこと。
そのことを褒める小島さん。


気になることがあると、時と場所に関係なく南雲さんに訊きに行ってしまう加藤さん。
そこでは訊きに行っていい時間とかダメな時間とか日課表で決まっている。
加藤さんは規律を守るよう何度も指導されているのだが、同じ事を繰り返している。
そんな加藤さんに小島さんはルールを守れるようになるための具体的な方法を伝えた。
小島さんは「書類もらいに行きたいな」と思った時に「生活のしおり」(これに日課表が書いてあるらしい)を開いて、「この時間はOK」「この時間はダメだ」と指さし確認をしろと。
加藤さんに伝えるだけでなく南雲さんにも伝える。
小島「もしも日課表を持って聞きにきたら、ちょっとほめてあげてもいいと思うんですよ」


茨城農芸学院 菅谷裕さん
「これまではどちらかというと教官の職人芸というか、こういう少年はこの教官が対応すると非常にうなくいくとか、なかなか体系的にやるのが難しかった。少年院法が変わって枠組みがはっきりしたことで矯正教育が体系的にできるようになったということは言えると思う」


ここからスタジオ。
発達障害のある少年が犯罪に至ってしまうのはなぜなのか?
藤川洋子さん(京都工芸繊維大学 特定教授)
「少年院でトレーニングを受けなくちゃならないようなレベルの犯罪少年たちは、やはりそういう脳科学的な特性っていうのをちっちゃい時に見つけてもらえなくて、それが原因で環境側からやはり不適切な関わり、虐待とか、あるいはいじめといったような経験をすごく受けていて。それでもう社会に対して不信感とかですね。その中で自分はこれをやりたいんだこれしかないんだというような形で行った行為が結果的に犯罪とか非行とかって呼ばれるっていう事になってるんじゃないかなっていうふうに今、思っていますけれど」


そうなのかなぁ?
でも療育を受けている子も少年院にいるよね?
療育を受けてもやっぱりカバーしきれない?

加藤さんの感覚過敏がチェックリストで明らかになった件について。
藤川「感覚過敏の問題っていうのは一般のものからするとどういう事なのか非常に分かりにくいっていうのと普通に生活してたら彼は言わないので自分から。分からなかったと思うんですね。そういう意味でとても有意義だとは思います。」


自分から言わないっていうかさ、他人がどういうふうに音が聞こえているかなんてわからないでしょ?
だから「自分は人と違ってこう聞こえるので、こういう状況だと聞き取りづらいですよ」なんて説明できないんだよ。
何か、そういうことって定型発達者の側は一貫して見落としている感じがする。
感覚過敏全般に対してそう。
私達は生まれてから一日も定型発達者だった経験がない。
だから、他の人はどういう感じなのかなんで全然わからないし、生まれた時からずっとそのままなんだから「そういうものなんだ」みたいな認知しかできない。
それがどんなに大幅に「普通の人」とは違っていたとしても。

藤川「やはり褒められるっていう事の全然なかった人が褒められた時の喜びっていうのはもう一般の人間からすると本当想像つかないような大きなものがあると思うんですね」

少年院にいる子たちはまだ十代だからそれが通用するのかな?
私は歳を取りすぎてからだったからか全く通用しなかった。
今でも褒められても特に仕事の上でのことなんかだと「ケッ!」としか思わないし、私のことを理解しようとしてくれていて、私に少しでも「自己肯定感」のようなものを持って欲しいと思って、何かと褒めてくれる人なんかもいたけど、そういう人に対しても「褒められたことを全く嬉しいとか、自己肯定感につながるような感覚を持てなくて本当に申し訳ない」ってずっと思っていた。
若いうちならまだ取り返しがつくのかな。
私みたいに褒められたことのないというか、否定しかされた経験がなく生きてきたってのは、やっぱりそれだけで社会に適応しづらいよなとは思うから、少年院を出て社会生活を営むためには、ちょっとでも「褒められる」っていうことで「定型発達者みたいな感覚」を持てればいいのかなとは思うんだけど。

今回のシリーズの第2回は本日放送。
5月31日(水)Eテレ 午後8時00分〜8時29分(再放送:6月7日午後1時05分〜1時34分)
ハートネットTV

シリーズ 罪を犯した発達障害者の”再出発” 第2回 「出所、そして社会へ」


posted by ひと at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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