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2017年07月19日

「常識」というもの

前に他のところに書いたヤツね。
それに追記みたいな形で。

数か月前にtwitterで流れてきた話。

女性の場合、夏場はサンダルなどを履いていることがあり、当然素足。
他人の家を訪問する時に、素足のままあがるのは非常識(原文はもっとどぎつい表現だったが)だというのがあった。
そういうことを相手に言うと「神経質」などと非難されるとのこと。

私は履物を脱ぐ可能性のある場所(他人の家だけでなくスリッパに履き替える必要があるタイプの病院など)でも、裸足の状態にならないように事前に靴下を履いて(つまりそういう時にはサンダル類を避けて)いた。
決して「常識」「礼儀」みたいに思っていたワケではなくて、よその家の場合は「裸足で上がるのは失礼かな?」って思っていた。
っていうか、それが「礼儀」か。
でも他人が自分の家に裸足で上がっても別段(相手が水虫でない限りは)気にしないというか、それで気を悪くするようなこともなければ、その人が帰った後で、除菌シートで拭きまくるとかってこともしない。
若い女の人とか清潔にしているだろうという先入観で見ているし。
病院とかは当然水虫の方もおられるだろうし、誰が履いたかわからんスリッパを裸足で履くって気にはならないから。

その話を見て思い出したのが、これもまたネットで流れていた話なのだが、ピアノを子供に習わせていて、ピアノの先生への「付け届け」をするか否かという。
質問者は「先生にはちゃんと決まった月謝を払っているんだから、それ以外に何か渡すとかおかしいでしょ?」って感じだった。
回答者は「別に先生に便宜を図ってもらうっていう『袖の下』的な話ではなくて、旅行に行った時なんかにちょっと土産を買って来て渡したり『日頃お世話になっている感謝の気持ち』的な」っていう。

私は前の三味線の先生の時は規模の大きい「スクール」形式だったんだけど「空気を読んで」バレンタインの時とか「みんなが渡しているから」渡したし、北海道に行った時とかちょっと変わった菓子とか買って渡したり。
それが「普通」と思っていた。
で、今の先生に変えて、今の先生は何しろ個人でやっているので、最初に月謝の話なんかの説明を受けた時に年に二回、お中元とお歳暮に代わる分を五千円上乗せでお支払っていう。
つまりは、個人でやっているところは「お中元とお歳暮」は当然やるものという前提なのだが、いりもせん素麺山積みみたいなのってお互いの為にならんので、そのあたりはカネの方がよくね?みたいなことだろうと解釈したので、先生に言われた通り、年二回五千円上乗せで支払っている。
当然、どこかへ出かけた時なんかに土産を買ってきて渡したりもする。
それが普通だと思っていたし、他の民謡を習っているお姉さんにとっては先生を子供の頃から知っているので先生のこととか先生のお子さんのこととかが可愛いらしく、毎回のように菓子とか買って持ってくる。

どうやらそういうのが「普通」「常識」と感じる側の世界に住んでいる人と、「そんなのおかしい」って感じる側の世界に住んでいる人とがいるようだなと感じている。
「習い事」というのは海外から入ってきたスタイルだと決まった金額のみみたいなのが当然って感覚なのかな。
日本の昔からある種類のは「名取り料」みたいなので先生の言い値だったりとか、非常に不透明なのが普通だしな。

私は障害特性上「常識」というものがあまり身に付いていない。
母が正直「常識」というものをあまり理解している方ではなかった(おそらく母も発達障害だろうが)というのもあり、大人になっても常識を身に付けている方ではなかった。
当然周囲から叩かれる。
そして、自分の力だけでそういうものを何とか身に付けていくとなぜか母が褒められる。
「ちゃんとしたお母さんだったんだね〜」「お母さんのしつけがよかったんだね〜」みたいな。
氏ねよ。
全部自分の力だけだ。

っていう話じゃなくてね。
うん。
最近わかってきたことっていろいろある。
自分が「普通ではない」って理解して初めていろいろ見えてくるっていう。
自分が「普通だ」って思いこまされていると「他の人も自分と同じはずなのに」ってなってしまって、状況が見えない状態にされていた。

すでにご紹介したけど「行けたら行く」って言葉ね。
遠回しな「行かない」って意味だとは全く気付かず。

自分の家に客が来た時に、その客が菓子折りなど持って来てくれたら、それをその客にもお茶なんかと一緒に出すってのが「常識」だと気づいたのはつい最近。
知らないもんだから、客には自分が事前に買って置いた菓子なんか出して、貰ったのは後から一人で食べた。
多分、持って来てくれた人は「あれ?」って感じだったんだろう。
なんてことを言ったら「必ずしもそうじゃないよ」というご指摘が。
その場で喰うタイプのものと、そうじゃないタイプのものがあるらしい。
で、手慣れた年配の人だとちゃんとそのあたりを心得ていて、渡す時に「ご家族で召し上がってね」か「一緒に食べようと思って」などと付け加えるという。
ハイレベルだな。
でも、このあたりも「知識」としてちゃんと教えてくれれば、それにしたがって行動できる種類のことなのにな。
誰も教えてくれなかった。

これは「常識」なのかわからんのだが、何人かで人の家を訪問する時に事前に「土産はいりませんから」って言われていたから真に受けて何も持って行かなかったのに、その「土産はいりませんから」って言った一緒に行った人はキッチリ土産とか持って行ってて、私以外は全員手土産アリで。
「え?」って思ったけど、その次からは当然土産を持っていった。
「土産はいりません」は「押すなよ!絶対押すなよ!」という言葉と一緒で、逆の意味なのかなと。
まだまだ私にはわからない「常識」っていっぱいあるんだろうな。

posted by ひと at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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