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2018年06月10日

孫がASD(自閉スペクトラム症)って言われたら?! ――おじいちゃん・おばあちゃんだからできること

孫がASD(自閉スペクトラム症)って言われたら?! ――おじいちゃん・おばあちゃんだからできること



多分著者はアメリカの人なんだろう。
だから内容に一部、日本の実態に合わない部分がある。
日本では認められていないホームスクーリングとか、日本では多分整備されていないであろう種類のサポートとか。
それ以外はまあ、日本でも当てはめることができるような内容かな。
ただ、読んでいて納得いかない部分もあったんで、それをご紹介しようと思うワケだけど。

この本を読んでいて、かなり具体的に発達障害の子供の言動が紹介されているのだが、それを読んだだけでうんざりというかなんというか。
多分自分自身、子供の頃はそんな感じだったんだろうと思う。
わがままで癇癪持ちで相手の迷惑も考えないし礼儀もできていないガキ。
それですごく周囲にも迷惑をかけたり不快な思いをさせまくっていたんだろうなと。
だからっていじめたり、イヤなことを押し付けたりしていいっていう理由にはならないので、同級生のみなさんは今頃むごたらしい死に(以下自粛)。

この本はASDの子供の祖父母に向けて書かれた本ではあるけれども、自分の子供が障害があるって認めないで、しまいには出て言ってしまうような父親も多いと聞くのでそういう人たちにも読んでもらえたら・・・とは思ったけど、そういう人たちにこの本を渡したところで読まないだろうなぁ。
大人のASDには何の役にも立たない内容ではあるけれども、今現在、ASDの子供に関わる立場の人は読んでおいていいんじゃないかと思う。


でも、ASDにはよいこともあるのです。才能豊かな科学者、アーティスト、音楽家、俳優にはASDの人がたくさんいます。また、歴史上大きな貢献をした人々の中にもASDの人がいたと言われています。世界をちがう目で見ることのできる独特の変わり者で、独創的に考えることができます。(16〜17頁)

こういうクソみたいな文章は日本人が書いた著書にもちょいちょい見られるワケですが。
そうかぁ。
私は才能もないし、アーティストにも音楽家にも俳優にもなってないからASDじゃないのかぁ〜♥
ふざけんな!
家にも居場所もなく、作業所でむなしい作業をさせられて精神的にヤラレていく大勢の人たちは?
あの人たちも何かすごい才能が?
それがまだ発現していないだけ?
確かに「見ている範囲」っていうか「解釈」みたいなものは定型発達者とは脳の性質上違っているなとは思うけど、独創的に考えられる人もいるんだろうけど、私は独創的ってことでもないだろうと思うんだけどねぇ。
こういう変に夢を見させるような文章って、クソみたいなガキに振り回されて「この先どうなるんだろう」って不安になっているのを「大丈夫ですよ!一流の人たちだって実は発達障害だったりするんですよ!」みたいなことで勇気づけるというか、希望を持たせるということなのかな。
そうでも思わないとやってらんないだろ?ってのもわからないでもないけど。
失敗して引きこもりになっても責任を取ってくれないくせにねぇ。

ってことで、この本は当然ながら
ASD=天才
的な路線の本です。
24ページの「ASDの主な特徴」という表の一番最初に
特徴 標準以上の知性(知的障害を伴うASD児もいる)
こんなことに気づくかもしれません
・学習が早い。特に年少期
・成績がよい
・とても独創的でユニークな考えを持つ

あくまで「こんなことに気づくかもしれません」であって「必ずこういった特性が見られます」ではないんだけどさ・・・。
私は知的障害はなかった(というのが後から判明したワケだが)けれども
・学習が遅い。特に年少期
・成績が悪い

だったのでね。
更に152ページの「ASDと学習スタイル」という表にも
一般的な特徴 標準か標準以上の知性(知的障害を伴うASD児もいる)
典型的な行動
・覚えが早い
・好きな科目の成績がよいことが多い
・IQが非常に高いことがある

覚えが遅くてIQも高くなくて悪かったな!(激怒)
発達障害やのうてもIQが非常に高いヤツかておるやろ!

親がいなければ、警察に電話をして、ASDの孫に対処できないでいると説明しましょう。お孫さんを告発しようとしているのではないことを、警官にきちんと理解してもらうようにしましょう。多分こういう場合、警官はお孫さんと話をしたり、あとで親とも話をしたりして、長期的な解決ができるようにするでしょう。(135頁)

日本では絶対無理だろうなぁ・・・。


posted by ひと at 07:37| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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