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2018年07月21日

中居正広の金曜日のスマイルたちへ 母も発達障害…栗原類の子育てとは?

20日の夜に放送されたヤツね。
一応一通り全文アップってことで。
今回は第3弾。
多分第1弾は
「金スマ」特別編 栗原類が告白…脳が原因 母が支えてくれた発達障害
多分第2弾は
居正広の金曜日のスマイルたちへ 発達障害を考える?天才ピアニスト野田あすか
↑「中居」の「中」が抜けているけど直すの大変だから申し訳ないが放置


中居正広の金曜日のスマイルたちへ[字] 母も発達障害…栗原類の子育てとは?|TBSテレビ

中居正広(MC)「発達障害についてみなさんで考えていきたいと思います」

金スマ特別編
発達障害を考える
第3弾


3年前から金スマが密着している発達障害の天才ピアニスト野田あすか(36歳)さん。
彼女には生まれつきの脳の機能障害「自閉症スペクトラム障害」という発達障害がある。
彼女のピアノには聴く者の胸を打つ音色があると言われている。
観客「心に届く」「心が温まる」「涙が出てしょうがないのよ、私」
昨年、過去にピアニストの辻井伸之さんが受賞した岩谷時子賞(音楽・演劇界の明日を担う人材などに贈られる)その奨励賞を受賞した。
そして今年3月(2日)、ついにCDデビューを果たしたのだが、CDデビューに伴った全国ツアーが予定されており、それまでにオリジナルの新曲を1曲完成させなければならなかった彼女。
しかし、彼女の脳は発達障害によって視覚情報の処理がうまくできないという。
そのため、複雑な記号(音符・休符・音の強弱・全体のリズム)がたくさん書かれた楽譜をすぐに理解できず
あすか「(楽譜を見ながら)1段目シ・ミ」
楽譜のたったこの1段を弾くのに、およそ半日もかかるくらい音符が苦手。
では一から曲を作る時、一体どうしているというのか?
そこには彼女ならではの驚きの作曲方法と発達障害ゆえの苦しみが秘められていた。
コンサート初日、どんな曲ができたのか?
そして無事に弾くことができたのか?


CDデビューコンサートまであと5か月の昨年10月、あすかさんは東京町田のイベントに参加。
(町田青年会議所50周年記念コンサート)
そしてこの日、あいにくの雨の中、地域への社会貢献として特別にオーケストラを指揮してくれたのは、11年前「金スマ」に出演してくれた世界的指揮者、西本智美さん。
あすかさんのピアノについて聞いてみると
西本「音色(ねいろ)に特色があると思います。とても音色(おんしょく)が美しくて、野田あすかさんの世界というものをちゃんと持っていらして、自分の音楽でもって話される。ですから文章にちゃんとなってるんです。音楽における。」
以前は怖がっていた大勢との演奏も何とか克服できているようだ。

(コンサートまであと2か月 1月中旬 宮崎)
そんなあすかさんがコンサート用に新曲を作ると聞き彼女が住む宮崎県へ。
向かったのは公園。
自然の中にいると曲のアイデアが湧いてくるという。
あすか「今ここだな。よし。」
すると・・・
地面に寝そべってしまったあすかさん。
その後、白紙の譜面を置いたまま、じっと池を眺める。
わずか2分後。
譜面に書いたのは音符ではなく曲線。
一体これは何なのか?
しばらくしてようやく音符を書き始めた。
彼女曰く「頭の中に鳴っている音をこうして音符にするのは凄く時間がかかる」という。
あの線にはどんな意味があるのか?
曲線から楽譜にする手順を自宅で見せてもらった。
だがそれは、発達障害がある彼女にとって、とても根気のいる作業だった。
スタッフ「作曲するところを見せていただきたいんですけど、いいですか?」
あすか「はい」
と言うとピアノの前から立ち上がりテーブルへ。
いきなりピアノを使った曲作りはできないという。
あすか「頭の中で出来上がったヤツ(曲)から作っているんだけど、最初にメロディー付けるので」
まず、頭の中に鳴っている音を先ほどと同じく曲線で描いていく。
あすか「私は1小節お話しをして、木が答えてくれます。メロディーを最初からこう考えるっていうよりかは『こういうイメージね』みたいな」
この曲はどんなイメージからできたのか?
あすか「私が行ってた小学校に大きいクスノキがあって休み時間に木とずっと話してて、それを木の上の光が見守ってくれてたようなイメージの曲を書きたいって思いました」
スタッフ「これ(五線譜に引かれた線)が曲に変化していくんですか?」
あすか「はい。だいたい同じ高さで最後下げたので同じ高さの音を。まぁこれが私のお話。そしたら木が答えてくれる。こっちは木だから(線で囲む)こうやっといて」
曲線を目安にして頭の中の音を音符にして書き込んでいく。
あすか「(曲線が)ちょっと下がってるから、(音符を)ちょっとずつ下げてみて、リズム(音の長さ)を適当につけます。この時はまだわかんないから適当に4拍子になるように」
音に長さを付けメロディーにする。
あすか「でも木の話は『タララン』って決めているのでタラランです。次は自分では音を読むのはあれ(苦手)なので」
脳が視覚情報をうまく処理できないため、書いた音符が頭に浮かんでいる音と正しく合っているかがわからない。
弾いて確かめようと思っても、1段で半日かかってしまう。
それを補ってくれるのがタブレットの音楽アプリ。
入力した音符通りに再生してくれる。
半日かかる作業を瞬時にこなしてくれるのだ。
あすか「1個下。っていうふうに1個ずつ打ち込みます。これでこれ(紙に書いた音符)を今、写しました」
アプリに演奏させて頭の中で鳴っている音を確認する。
あすか「(アプリで音を再生させて)っていうのがメロディー」
スタッフ「これで初めて自分で知るってこと?」
あすか「そう」
楽譜を見てもすぐに音がわからないので、アプリで再生してみるまでどんな音楽なのか正確には把握できていないという。
あすか「次は左手を付けます」
同様に左手のパート。
頭の中で音が鳴っているタイミングに丸を打つ。
その丸の中に音符を書きこんでいく。
そして左手パートも音楽アプリに打ち込む。
あすか「今はどんな音楽かわからないので。(音を再生する)う〜ん、で聞いて、ちょっと違和感があったのでもうもう1回」
こうやって頭の中に浮かんだメロディーを曲にしていくのだ。
その後、できた楽譜を印刷し、ピアノで仕上げていく。
一度耳で聴いているので作業ははかどるが、自分で作った曲なのに一段弾くのに半日はかかる。
普通、作曲家は頭の中に音が浮かんだらすぐに譜面に書いてすぐに弾ける。
だが、あすかさんの場合は頭の中に音が浮かんだら、音符にするまでにたくさんの工程が必要。
弾くまでにも時間がかかり、とにかく大変だ。


普通の作曲家
頭の中に音が浮かぶ
楽譜に音符を書く
すぐにピアノで弾ける

野田あすか
頭の中に音が浮かぶ
右手パートを曲線で書く
音符にする
音の長さや強弱をつける
音楽アプリで確認
訂正(音符にする〜アプリ確認)
同様に左手パート
半日かけてピアノで弾く


こうして3か月も前からCDデビューツアーに向けて作ってきたのが『木もれびの記憶』という曲。
完成度は半分くらい。
まだまだかかりそうだとか。
そんな作曲について、東京にまで通い勉強を重ねている。
発作が原因で足を複雑骨折して以来、長い移動は車椅子。
あすか「(作曲の勉強を)初めて真面目にやります」
かつて彼女は国立宮崎大学の芸術文化コースに入学し、音楽を学ぶために通っていた。
だが、人間関係のストレスから発作を頻繁に起し作曲を詳しく学ばないまま中退。
以来、独学で作曲してきたあすかさん。
ゆえに独特の感性が色濃く反映されてきた。
こちらはカナダで行われた国際障害者ピアノフェスティバルでオリジナル作品賞を受賞した『ふしぎな森の1日』。
カナダの森をイメージして書いたメロディーには独特の世界観があると絶賛されたが、指が11本ないと弾けない曲を書いてしまったという。
作曲家・日本クラシック音楽コンクール審査員・宮川慎一郎先生「感覚だけで演奏をしていくと、どっかで行き詰るんですよね」
オリジナリティーも大事だが、プロのピアニストとして活動していくため、また、作曲のバリエーションを増やすため苦手な音符と格闘しながら音楽理論を学んでいた。


(3月中旬 宮崎)
そして他にも発達障害による苦手なことがたくさんあるあすかさん。
3月のある日、父・福徳(よしのり)さんと洋服を買いに出かけた時、発達障害の症状が・・・
(ファッションセンター しまむら)
突然入口へ戻る。
父「あすかちゃん、どこ行きよっと?」
他の車が気になったようで外へ。
興味が湧いたら気持ちを押さえれらないのも発達障害の特徴の一つ。
父「お父さんはあっちを見てくるから、一時自分で選んでみてごらん」
あすか「お父さんブラジャー見るの?」
父「ブラジャーじゃない。お父さんは男性用のところをちょっと見てくるから」
「あっちを見てくる」と(父が)指さした先には確かに女性の下着をつけたマネキンが。
言われた言葉をそのままの意味で受け取ってしまうのも発達障害の特徴の一つ。
父「あすかちゃんはこの辺をちょっと見といて。好きな物があったら後で教えて」
日常生活をなるべく一人でできるようにこれも買い物に慣れる練習だったのだが・・・
何やら床に気になる物があるようだ。
あすか「赤い三角がいっぱいあることが分かった」
父「うん。(服を)もうちょっと探してきてごらん。お父さん向こう見てくるからね」
それはこの(床にバミってある)赤い三角の印。
こうなると探さずにはいられなくなり、床じゅうを目で追ってしまう。
あすか「お洋服買に来た。」
一度は目的を思い出したが、気になる物があると触らずにはいられない。
父「あすかちゃん」
あすか「はい」
父「洋服を選ぶんじゃないの?」
あすか「あっあ・・・」
父「そんなキラキラはいいの、今日は。選びなさい」
あすか「はーい。キラキラがついてる」
ようやく買い物終了
しかし・・・
父「それはいいから」
あすか「気になる。(自動ドアにつけてある突起)なんでついてるの」
父「気にならんでいもいいの、そういうの」
あすか「気になる、めっちゃ。赤い三角あった。」
父「ああ、赤い三角・・・。いいってそれは。それくっつけてあるんだよ」
あすか「なんでだろう〜♪なんでだろう〜♪」
父「『なんでだろう』じゃない。くっつけてあるんだよ。ダメよこれ自動ドアだから」
あすか「あれ?自動ドアって手でも開くっちゃね」
「もし自分がいなかったら、買い物に半日かかっただろう」と父・福徳さんは語っていた。


発達障害
関連本がたくさん並び、高い関心がうかがえるその障害は、持って生まれた脳の機能障害のことで言葉、コミュニケーション運動などで日常生活に支障となる症状が現れる。
文部科学省が2012年に行った調査によると通常学級に在籍する小中学生の15人に1人に発達障害の疑いがあるのだという。


この「小中学生の15人に1人に発達障害の疑いがある」って件に関しては毎回言っているけど、今回もしつこく言い続けるワケですが。
こちらをご覧ください。

脳のどこに、どの程度の障害があるかによって現れる症状も様々。
例えば、人の顔を見てもその人が誰なのか認識できなかったり、物事をどうしても覚えられなかったりと個人差がある。


1クラス2人程度、その可能性がある発達障害とは

栗原類(2015年、自身の発達障害を告白)
岩波明先生(昭和大学附属烏山病院病院長 昭和大学医学部教授)

中居「改めて発達障害とは、先生、どういうものなんでしょうか?」
岩波「脳の機能に偏りがあって」
中居「これは生まれつきなんですね」
岩波「そうですね。生まれつきですね。ですから様々な疾患がありますね。それぞれ違いますけど言葉の問題だったりコミュニケーションだったり、あるいは注意集中だったり。軽いものはですね、『特性』とか『性格』と言った方がいいものもありまして、日常生活で色々問題が出てくるものを発達障害と言うのが適当かなと」


まあねぇ・・・。
子供がどうやら発達障害らしいってことになっても、診断を受けさせるか否かってのが「本人が困っているかどうか」が判断基準だったりするからねぇ。
でもそれって、その人自身の障害が重いか軽いかってことよりも周囲の手助けみたいなのに大幅に左右されちゃうからねぇ。
それはそれでどうなんだろうとは思うよねぇ。

山内あゆ(TBSアナウンサー)「野田あすかさんの場合は『自閉症スペクトラム障害』なんですけれども」

発達障害(自閉症スペクトラム障害)野田あすかさんの症状
脳の機能発達の偏りによって…
   ↓
・視覚情報を処理しにくい
・落ち着きがない
・興味が湧くと気持ちを抑えにくい(多動性)
・こだわりが強い
・言われた言葉通りに受け取ってしまう
・人とのコミュニケーションが難しい


中居「ちょっと気になるのが、幼稚な何か雰囲気でお話しされるじゃないですか?あれも発達障害の」
岩波「あの〜彼女の喋り方は発達障害に特有のものということではないと思いますね。おそらく少し子供返りする、退行するということで、少し自分を守るというんでしょうかね。そういうようなことなんじゃないかと。かなり精神的なダメージを負われたので」
中居「二次障害ってことで考えて」
岩波「どちらかというとそういう形でしょうね」


新曲初披露のCDデビューコンサートまであと2週間。
作曲の過程を見せてくれた『木もれびの記憶』は完成していた。
だが、あすかさん曰く、納得のいく演奏ができないという。
その理由は・・・
あすか「強い気持ちを込めて作ったのに『弾けるかな』っていう弱い気持ちが入ってくると、その時の気持ちじゃないから、失敗だと思うから」
強い気持ちを込めて作ったというその曲は小学校時代のさびしい体験を曲にしたものだった。
今までは自然豊かな故郷をイメージしたり(『なつかしさ』)

なつかしさ



愛犬との散歩など楽しいことをイメージしたり(『ぴあちゃんとおさんぽ』)、困難はきっとのりっ越えられるという希望を曲にしたり(『哀しみの向こう』)と前向きなテーマが多かった。
では一体どんなことがあったのか?
あすか「多分(小学校の)クスノキの下に行ったらすごく思い出すと思う。いいことも悪い事も」
そんなあすかさんのために、お父さんがその小学校に連絡。
敷地に入る許可を取ってくれた。
車で1時間かけて行ったのは引っ越す前に通っていた別の町の小学校。
そこには大きなクスノキが。
あすか「大きくなった」
卒業以来、およそ24年ぶりにやってきた。
あすか「ここ」
父「そこ座っとったん?」
あすか「うん。ここのくぼみが私の場所」
小学生の頃、休み時間になると、このクスノキの下によく座っていたという。
するとあすかさんは幼い日の出来事を話してくれた。
あすか「どこにいるのか、自分のクラスの人かわからなかったからね、ここにいるしかなかった。」
さびしかった小学校時代の思い出。
あすか「ここが私の場所だった」
小学校では成績優秀で優等生だったというあすかさん。
だが、発達障害によりコミュニケーションが苦手な彼女にとって、学校での集団生活は簡単なことではなかった。
例えば
(あすかの回想)
クラスメイト「あすかちゃんまた会ったね」
あすか「誰?」
これも脳の視覚情報の処理がうまくできない発達障害の特徴。
人の顔の違いが認識できず会う人が誰だかわからない。
あすか「(人の顔が)その時はまだ、のっぺらぼうだとずっと思ってたから。顔に何もついてないって小っちゃい頃はずっと思ってたから」
クラスメイトがのっぺらぼうのように見えていたという彼女は、友達もほとんど作れず昼休みは木の下で一人、時間をつぶしていたという。
あすか「みんなには、一緒にいる友達が近くにいて、どの人が友達かわかるのに、どうして私の友達はこの木だけなんだろうって思ってた。みんなが知ってる遊びも、ルールが私にもわかるなら楽しいのかなって思ってた。」


相貌失認ってヤツですね。
発達障害者には多いです。
今回はVTRの中で顔を肌色に塗りつぶしたみたいな表現を使っていたし、他の番組で顔にモザイクをかけて表現したりしていたけど、どうやら実際にそういう感じらしい。
私も人の顔の判別があまりつかないけど、それとは違うな。
犬とか猫ぐらいの感じ。
家で飼っている猫ならだいたいわかっても、初めて見る、同じ柄で同じぐらいの大きさの猫で、どっちがどっちかとかわからないじゃん。

22歳まで発達障害と診断がつかなかった彼女は幼い頃、人と違う理由がわからず、悩み続けた。
あすか「毎日」
スタッフ「1年間だけですか?」
あすか「6年間」
つらい心の支えとなったのは小学校の校庭に立つ、このクスノキだった。
すると・・・
あすか「あ・・・陽が出てきた。木漏れ日。(クスノキに)守られてるみたいな。絶対にいつも『大丈夫』って言ってくれた」
自分のさびしい体験をあえて曲にし、完璧に弾いて表現したい理由とは?
そして、どんな曲なのだろうか?


(3月2日 島根)
そしてついに迎えた3月2日。
記念すべきあすかさんCDデビューの日。
それとともに初の全国ツアーとなるコンサートが開催された。
会場は1500席を超える島根県民会館大ホール。
国内外から一流の音楽家達を招いている。
この日はクラシック音楽とあすかさん創作の曲を合わせた12曲。
1時間半にわたるコンサート。
そして・・・
あすか「次に演奏するのは『木もれびの記憶』という曲です。この曲は木の温かさ、木もれびの光、私のその時の気持ちすべてが出てきます。今日が初演になります。お聞きください」
笑顔からすると、無事思い通りの演奏ができたようだ。
あすか「疲れた。この前、クスノキに会いに行ったから。小学校から支えてくれるのかな?って思っちゃった」
人の気持ちがわかりづらい発達障害。
今回の曲作りで強く思ったことは?
あすか「つらい時につらい曲聴くと、涙が出てすっきりすることってあるから、もしつらい人がいて曲を聴いてくれて、つらすぎて涙が出ない人が一粒だけ涙流せたら、それだけですごい力になるから。そんな存在になりたい。曲がね、私じゃなくて」
今までのように自分を表現するだけはでなく、人の気持ちに寄りそう曲を届けたいということだった。


大竹しのぶ「本当に木漏れ日みたいでしたね」
栗原「野田さんのご両親が彼女がその、ピアノが好きだったら彼女の何が好きなのかっていうのを受け入れてくれて、それを伸ばそうっていうふうに考えてあげたご両親たちもいたから、やっぱり今に繋がっているんじゃないのかなって」


そして現在、あるタレントの母親により発達障害の関連本が話題になっている。
発達障害児の子育て本

ブレない子育て 発達障害の子、「栗原類」を伸ばした母の手記



著者は栗原類の母・泉さん。
そこには驚きの文章が。

私自身も典型的な注意欠陥多動性障害
実は類の母も発達障害だった。
発達障害の母による子育てとは?
そこには試行錯誤をしながらも、母親自身が発達障害だからこそ気づくことができた子育てのヒントがたくさん詰まっていた。


母・泉さん(48歳)
泉さんにもお願いし、親子一緒に話を聞いた。
1994年、ロンドンへ留学中、現地で出合ったイギリス人男性との間に類を授かった泉さん。
しかし妊娠が発覚した時にはすでにその男性と別れていたこともあり、日本でシングルマザーとして生きることを決意。
自身は翻訳の仕事で生計を立て、類が1歳の時からベビーモデルとして活動させていたのだが幼稚園に通い始めた頃
幼稚園教諭「類君だけお絵かきができません」
他の園児に比べ、できないことが多かった。
泉「人間を描くと棒人間になっちゃうんですね。マッチ棒みたいな頭があって線で」
他にも粘土遊びの時間にはなぜか、ぬめっとした感触が嫌だと触らなかった。
当時はわからなかったが、これは発達障害の症状の一つ「感覚過敏」。
さらに類は音にも敏感で園児の歌声が
栗原「自分の耳にとっては嫌な音に聞こえて、それで教室から出ちゃうことが多かったんですね」
その後、泉さんの仕事の都合でニューヨークへ移住。
現地の小学校へ入学させると、類はなかなか言葉を覚えなかったという。
泉「今日の授業内容『これこれこういうのやったよね。これは?』って聞くと『あっ、わかんない』みたいな感じなんですよ」
そして泉さんが何よりも不安を覚えたのが
(泉の回想)
泉「類、食べ終わったらそこのゴミ、出しといてね」
栗原「は〜い」
言ったことをすぐに忘れてしまうこと。
泉「類、ゴミ出しは?」
この極端に低い記憶力が原因で・・・
(泉の回想)
教師「類の今の成績では進級できません。それに発達障害の可能性があるのでテストを受けさせてください」
泉「発達障害?」
泉「どうしよう?どうすればいいのかよくわからないんだけど」
そして8歳の類にテスト結果が出て、発達障害と診断された時だった。
(泉の回想)
ヒゲのおっさん「泉さん。あなた自身も典型的な発達障害のようですね」
泉「えっ?」
類だけでなく母である泉さんも発達障害。
アメリカでは子供が検査を受ける際、親も同時に受けることが義務付けられており、33歳での発覚だった。


これは、この番組を見ていたみなさんが「えっ?そうなの」って感じだった。
私ももちろん知らなかったワケだが。
実際、子供が発達障害だと親もってパターンが多いけど、日本では義務付けられていないよね。
義務付けた方がいいと思うし、結果を受けて何の支援も受けずに大人になってしまった親に対するサポートみたいなものもしっかり構築しないとまずいだろと思うけど、日本で無理に導入しても現状の「様子を見ましょう」ばっかりで結局「一体どうすれば?」になるだけだろうけど。

診断されたタイプは
泉「ADHD(注意欠如・多動性障害)ですね」
同じタイプの二人。
だが興味深いことが。
中居「類君の診断はいかがなんですか?」
類「僕はあの、注意欠如多動性障害のADHDの中にあるADDっていう、あの、部類なんですけど、物事が長く集中しない、ものを覚えるのがあんまりうまくない、上手にできない。でも母親は何を言われても全部覚えるんです。だから真逆なんです。(お母さんのは)典型的なADHD。タイプが違う。母親は集中する時はものすごい集中するんです。ただ、逆を言えば、それが終わりきるまで他のものには一切あの、何だろう。頭を変えることができない」
同じタイプでもこのように個人差がある発達障害。
症状も対処法も十人十色。
泉さんの場合、診断がついた時、現在までを振り返ってみたという。
泉「生活する中で、そんなに困ってはなかったというか、その当時は。周りの人は困ってたかもしれないけど、少なくとも自分自身に深刻に困っていることがなくて、どうせだったらもっと早く知りたかったよとは思いましたけどね。子供の頃に絶対的に生きやすかっただろうになっていうのは、それはすごくあるんですけど」
今から思い返せば、典型的な発達障害の症状があったという。
(泉の回想)
教師「泉はまた百点か」
類とは違い小学生の頃は毎回テストで満点を取るほど優秀だったという泉さん。
しかし・・・
(泉の回想)
教師「泉さんは勉強はできていても社会常識は身についていませんね」
小学校の通知表には「忘れ物が多い」「集団生活が苦手」「ルールを守らない」
泉「(今考えると)完全に発達障害ですよね。」
発達障害だと当時はわからなかったことだが、そんな泉さんに対し彼女の母親は
泉の母「普通はね、社会常識なんて教えられなくても見に付くの。お母さんが小さい頃はそんなの当たり前だったよ。だから身についてないあんたが悪い」
苦手なことに対して具体的にどうすべきかを親から教えてもらえなかったという。
だが、この自身の経験から、類の子育ての際、様々なことに気づけたという泉さん。
泉「(自分の)親の言うことの真逆をやれば成功だなという」
発達障害は生まれつき脳に原因があるため完治という概念はない。
しかし早期に発見し本人に自覚、意識させ続けることによって症状は改善されることがあるという。
発達障害がある母親だからこそ気づけた子育てのヒントとは?
類「母親に言われなかったら(発達障害に)一生気づかなかったと思いますね」


母が発達障害だからこそ気づいた子育て
「覚悟させる」


類が小学5年生の時にアメリカから帰国。
しかし・・・
(泉の回想)
類「ただいま」
泉「おかえり。テストどうだった?」
日本の義務教育では留年することはないが、類の努力はなかなか成績にはつながらなかったという。


本人にやる気があっても努力しても、記憶に残らずに抜けていってしまう場面を何度も見ていると、可哀想に思えたこともありました。
『ブレない子育て』(KADOKAWA)


だが、そんな時、決まって泉さんが言い続けたのは
(泉の回想)
泉「類は人の2倍3倍の努力をずっとしていかないといけないし、それで結果が出なくてもこんなに頑張ったのにと言ってはダメ。誰よりも努力できる人間になりなさい」
障害を乗り越えるという困難を小学生の時から自覚させ続けたのだ。
泉「人の2倍3倍努力をしてやっと人並の結果が出るのかも知れない。時間をかけてわかってもらうためにも、まあ、小学生だけどそろそろこれぐらい言った方がいいのかなっていう」
酷な現実だと理解しつつも繰り返し言い続けたという。


母が発達障害だからこそ気づいた子育て
「できない事や苦手が多い子だからこそ」


そんなできないことや苦手が多い子だからこそ常に意識していたことがもう一つ。
(多分)教師「類君の成績は全体的に今一つですね」


誰もこの子を評価してくれないから、「せめて私だけはほめてあげたい。」という気持ちはいつもありました。
『ブレない子育て』(KADOKAWA)


そこで
(泉の回想)
泉「学校の掃除を頑張っているのは偉いじゃない、それに・・・」
どんなに些細なことでも褒めて、自信を失わないように心掛けた。
類「褒められたっていう記憶自体あんまりない」
泉「忘れてるんだよ、単純に」
類「ああ、それ?たぶんそれかもな」
そして強いインパクトも時には必要。
泉「あんたが最低限のことをやらないからこうなるんでしょ」
類が高校受験に失敗した時など、失敗体験を記憶にとどめておけない彼のために、あえて厳しい言葉で説教を繰り返した。
泉「感情的になることも当然あるんですけど、それはもう人間なので」
すべては類に発達障害の特徴を理解させ、自分の若い頃のようにただ生きづらいと感じさせないようにするためだった。
類「でもこうやって振り返ってみると、まあ、それこそ何だろう、親子そろって発達障害だって診断されたからこそ、多少のことはまあ、大目に見ながら」
中居「目をつぶってくれて」
類「やっぱ同時にすごい言う時はガツンと言ってくれたってのがあったと思うんですよね」
中居「うん。でもほら褒めてくれてた。覚えてないんですよね?」
類「まったく覚えてないです」
中居「結構、褒めてたと思いますよ」
類「いや、そうだと思います」
中居「それを考えると類君もやっぱりお母様もそうだと思いますけども、早く気づいてあげることってすごく大事だと思いますか?」
類「そうですね。特に自分自身が特徴が全くわかんないままで育っていくと、たとえば普通の人に比べると『あれができない』『これができない』というふうになったらより自分を責めちゃって自分に対するプレッシャーがすごく大きくなってくる」
中居「できない自分に対して」
室井「性格と、どこで見極めればいいんですか?」
岩波「まあ、あの、グレーゾーンが多いですよね」
山内「一つ私からも質問してもいいですか?こういう症状が何か当てはまるような気がした時に、まず、何科に行ったらいいのかっていうのがよくらからないんですよね」
岩波「小学生ぐらいのお子さんであれば、やはり小児科。あるいは児童精神科ですね」
中居「児童精神科?」
岩波「はい。数は少ないんですけど、精神科の中で児童だけを診てるというところもいくつかございます。思春期以降であると精神科、あるいは心療内科でよろしいと思います」

そして泉さんが類の子育てで最も大事にした部分。


発達障害だからこそ気づいた子育て
「好きを邪魔しない」


それは発達障害が発覚した8歳の時、類が幼い頃はまだ見ぬ才能を期待し、粘土やお絵かきといった造形、外での運動、読書と様々な可能性を試したという泉さん。
しかし


具体的に何かできる、興味を持っていることが見当たらず、何を伸ばしていいのかわからない状況でした。
『ブレない子育て』(KADOKAWA)


泉さんが心がけていたのは
(泉の回想)
泉「類はどんなテレビが好きなの?」
焦らず、我が子に今、何が必要かをじっくり観察すること


(泉の回想)
教師「みんな国語の勉強をやってるんだよ!わかってんのか」
泉「はい」
当時はわからなかったが、発達障害児だった泉さんは
泉「私も子供の頃から好きなものじゃないと多分頑張れなくて、結果はどうあれ、自分が好きなものしか頑張れないというところがあるんですよね。だから(類が)『俳優になりたい』って言った時に応援する気になったのはそういうところなんですよね」
何も興味を示さなかった類が初めて俳優になりたいという夢を口にして以来、その応援を続けているという泉さん。
中学は芸能活動を続けられる学校を選び、モデルとしての仕事が入ると
(泉の回想)
泉「じゃあ、撮影頑張ってね」
類「うん」
周囲が勉強に励む中でも息子の夢に繋がるのであれば全力で応援。
例えそれが周囲から非常識な親だと思われても仕方がないと割り切っていたという。
そして
泉「別に(俳優として)すごい人になれたらいいけど、そういうところを目指す前提ではないというか。俳優という仕事でかろうじて喰えてればと思うんですよ」
「好きなことがもしかして得意なことになれば」そう考えていたのだ。


子どもは小さい頃からそれぞれ好みがちゃんとあって、それが親にとって都合がいいものでなかったりします。
『ブレない子育て』(KADOKAWA)


類にとってそれはテレビゲームだったのだが
(泉の回想)
泉「それ、面白い?」
類「うん」
親である自分の趣味でなくても決して除外しない。
泉さんは類の「好き」という気持ちを尊重し続けた。
また泉さんは類が俳優を目指す上で、「他人の感情を読み取りにくい」という俳優にはマイナスになりそうな発達障害の特徴に対して
(泉の回想)
泉「ねえ、類。今、この俳優がどうしてこんな表情になったのかわかる?」
映画やドラマを一緒に見ながらその表情やセリフの裏に隠されたニュアンスを細かく説明。
類「止めて解説」
泉「今のこれ、どういう意味だと思う?みたいな」
この「お母さん講座」は現在もたまに行われるという。
類「当たる壁はいろいろありますけど、でも『壁に当たらなかったら逆におかしい』と母親からもいろいろと言われたりしましたので、その中でやっぱり楽しむ気持ちを忘れずにやっていくのが、今の何だろう、自分の心の支え」
手探りの連続だったという類の子育て。


私自身おおよそ「いいお母さん」からほど遠い人間です
「子どもに今何が必要か」ベストだと思う選択をしよう
ただその一心で子育てをしてきました
『ブレない子育て』(KADOKAWA)


しかし、俳優として舞台に数多く出演するようになり23歳になった現在でも、類が苦手なことはまだまだ多い。
例えば今日はランチを一緒に取るが、二人で外食をする時、夜遅くは避けているという。
理由は発達障害ゆえ。
類「翌日早い時とかでも、本当にどんなことがあっても」
泉「家モードから寝るモードから」
類「寝るモードに切り替えるのに本当に1時間半以上かかったりするので、やっぱり外で食べてそこからすぐ家帰って寝ようっていうふうにはならないです。ゆっくりしないと僕、寝れないんですよね」


えっ?
逆に普通の人って、外出して帰ってきてすぐに眠れるの???
何で?

(新宿 エイジング・ビーフTOKYO)
こだわりが強くルーティーンを乱されると混乱したり次の行動に移れない。
帰宅後、寝るまでに2時間ほど必要なため、夜の外食を避けているのだ。
それだけこだわりが強いと食べ物の好き嫌いも多かったのでは?
泉「子どもの頃なんかは野菜がすごく好きで。野菜嫌いの子じゃなかったので、育てやすかったと言えば育てやすかったですね。肉をすごく嫌がって」
類「そんなにだったっけ」
泉「『食べたくないからこれを入れないでよそって』って文句を言うんだよね」
類「ああ、そうだった。なんか言われてみればそうだったかも」
泉「根本的に彼氏とかダンナとかにしたくないタイプの行動が多いんですよ。そういうモテないタイプのセンスっていうのがあるから」
類「あのね。全然、何言うのも大丈夫だけど一応これ放送されるよ。あなたの発言って90%カットされることがあると思うから」
泉「全然かまわない」
類「いいのかい!」
泉「うん。そうそう」
類「母親じゃなくてお姉さん、ていうふうな感じだと思うんですよ」


発達障害がある栗原類が大人になっても苦手な事とは?
類「数えきれないぐらい苦手なことはあります。整理整頓とか」
泉「マルチタスクができないよね」
類「基本的に同時進行ができない」


現在も苦手なこと
同時に2つ以上のことをこなせない


類「自分のキャパシティ(許容量)が小っちゃいんですよね。普通の人に比べたら。で、掃除と何か別のことを両方やるとか、本読みながら何か別のことをやるっていうのができない。自分がどんなことをやるにあたっても一個しかやらない。逆にそれに集中するように」

現在も苦手なこと
先に起こることを想像できず
自己管理ができない


泉「普通の人って忙しくても『洗濯物、溜まっちゃったから今日は洗濯をしなきゃいけない』とか本来いい歳した大人なら一人分くらいできることができない」
類「先を読む力はあなたに比べたらめっちゃ無い」
自己管理の能力が普通の人に比べたら異常なくらい低い」
泉「うん」
類「それが課題かな」
スタッフ「ちょっとキツめですよね?お母様の物言いは」
泉「割とキツいですね」
類「まあ、愛情ありきで言ってると思うんですけど、ただ、この人が自分の上司だったら嫌だなっていうのがあります」
だが最近、ようやくできるようになってきたことがある。
類「ゴミ出しに関しては、やっと普通の人に追いつけるようになったっていう感じですね。とりあえず袋に包んで分別とかして」
実はゴミ捨ては複雑な作業。
細かな分別、出していい曜日と時間などなど、発達障害者には苦手な人も。
他には
泉「お腹が空いたら自分で外に食べに行くとか何かを買ってくるとかができるようにはなったんですよね」
類「そうだね」
泉「うん、あの本当に最低ラインギリギリ」
そして発達障害がある息子、類に願うこれからのこと。
泉「『自立して生活できるようになって欲しいな』っていうのは大きいですよ。本当に。でもその自立っていうのが『一人でも生きていける』っていう形じゃなくて人と共存していける、それが本当の自立だと思うので。それが最終目標ですよね。今現在は自分のことでいっぱいいっぱい」
類「社会性を一つか二つは危機感を持ちながら身につけていきたいかなっていうふうに思いますね」
一人ずつになる日を願って、親子は二人で歩んでいく。


中居「うん。ねぇ。類君と僕は『いいとも!』(森田一義アワー 笑っていいとも!)とかで一緒にやって他のバラエティー番組とかやって、やっぱり『あっ、そんなに笑う子じゃないな』って思ってるのね。役者さん、俳優さんね、女優さんやっぱり表情のレパートリーは多い方がよかったりだとか。でも表情がレパートリーが乏しいっていうのは類君は自分の中で自覚はあるの?」
類「もちろんあります。もちろん純粋に面白いから笑ったり」
中居「出てしまう、あふれ出てしまう」
類「でもなんか『ワハハハ』みたいなことは僕自身が嫌なんで」
室井「全然嫌な感じしない」
中居「でもね、貴重なんですよ。そうやって今も聞けたのよ。類君に。やっぱり近くにいないと聞けないから代弁してくれて、見てる、たとえばお子さんがそうだったりとか自身がそうだったりすると、何か僕はね、ちょっとスッとする部分もあるんじゃないかなって。聞けてよかったなってすごく思うのね。


私は代弁者として認めない。
今までもこの先も誰も助けてくれない状態なのだから、こんなに恵まれている人に代弁なんかさせない。

大竹「でもたとえば経済的にもう働くだけでその、子供をちゃんと見られない親とかもいたりする場合もあるかも知れないし。だからやっぱりその学校の先生とかそういう人たちもしっかりしないといけないですね」
岩波「そのとおりですね。あの、社会が学校がきちんと支援して普通に生きられるように、あるいは才能を伸ばせるように支援しいてあげるとそういうやっぱりシステムをこの国がつくんないといけないと思いますね」


野田あすかさんにしても栗原類さんにしても、結局は親がしっかり面倒を見ているからね。
類さんのお母さんは自身に障害があってもずいぶんきちんと対応されているが、障害特性によっては本人にそれがしきれないって状況もあり得るワケで。
あすかさんに関しては、テレビで扱われるたびに「たとえ才能があったとしても、ピアノを毎日何時間も弾ける環境整備ができる親がどれだけいるか?」みたいなのがすごく気になる。
これはピアノに限らないし、発達障害があるなしにも限らず、たとえ、子供に何かの才能があったとして、それを伸ばしたいって思ったところで、カネがなきゃあどうにもならないってのが多々ある。
カネがなくてもできるような種類の才能であればいいけど、ピアノはカネかかるでしょ。
親が貧乏で安いアパート住まいで、何とか借金してピアノを買ったところで、何時間もピアノなんぞ弾いたら近所から苦情が来るし、ピアノを何時間も弾かせてやれるだけの家事全般を引き受けられるだけの時間的な余裕が親になきゃダメだし。

中居「本日はどうもありがとうございました。類君どうもありがとう。先生どうもありがとうございました」

毎回思う事は同じ。
こういう恵まれた人ばっかりマスメディアは取り上げる。
だから「女の発達障害者は結婚できるからいいよな」とか言われちゃったり、それなりにみんな幸せにやってんだろうって誤解をさせるのだ。
実際はそうじゃないと思うが。
いつになったら作業所であり得ない金額の工賃をもらって、家族から邪魔にされて「この先家庭も持てないんだろうなぁ・・・」なんて絶望的な気持ちで日々を送っているような人たちを取り上げるんだろうか?
こういう「感動ポルノのエサ」として有益なタイプの人しか受け入れられないんだろうな。
もう、こういうのを見ても「つらいだけだから見ない」って人も出てきているワケだし。
この手の番組は「健常者を楽しませるための娯楽」として作られているってことだよな。
そして、視聴者は「発達障害者は全員天才」「周囲に助けられて幸せにやっている」みたいな誤解を深めて、より状況は悪くなっていくワケですね。

哀しみの向こう



posted by ひと at 14:15| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
また、リンクさせて頂きました。m(_ _)m

お二人共、親に恵まれていますよね。

偶には、親に恵まれず、
人生うまくいっていない当事者の特集を
放送して欲しいです。(^_^;)
Posted by みみりん at 2018年07月23日 17:32
いつもありがとうございます。

未だに低賃金(正確には「工賃」ですけど)で働いている人たちを取り上げる番組が一つもないのはなんでだろう?って思うんですけど、取材をさせないってこともあるでしょうね。
Posted by ひと at 2018年07月23日 19:13
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