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2018年07月26日

相手を不快にさせないために飲みこんでいた言葉のこと

ここ数年ずっと「どうすれば自分も今ほどは辛くなくて、周囲にも不快な思いをさせないようにうまく折り合いを付けられるか?」みたいなことを模索していた。
本を何十冊も読み、講演会だの講座だのに行き、発達障害関連の番組をテレビでやっていたらすかさず録画し、当事者会、自助会、ピアサポート等々・・・今の自分にできる限りのことをやり尽くしてきたつもりだったワケだが、そこまでやって何か解決したかというと何一つ解決せず、手がかりのようなものすら見出すことができなかったので「これはもうダメだな」ということで、それらは一旦打ち切りということにした。
もう本も読まないしテレビも見ないとかってことじゃないけどね。
そのために積極的に動き回るのは中止しようってことで。
ということで、他人との接触は極力しないようにして、接触を持つのは自分が一緒にいてつらくない相手とだけってことに。
そうは言っても、やっぱり全く他人と接触を持たないってワケにもいかない。
で、他人と接触を持った時に頻繁に言われる言葉で、私を非常に不快にさせる言葉がある。
その件に関して自分なりに「今後はこうしようかな」みたいなものがあるので、それをtwitterに書こうかと思ったけど長いからこっちにした。

最近はめったに人とも会わないから言われる機会もあんまりないけど、他人と頻繁に接触しているとよく言われるのが「器用でうらやましい」だの「なんでもできるんだね」みたいな。
うん。
本当に器用な人であれば、単なる褒め言葉として受け取ってそれで終了なのだろうけど、私は器用ではないので、いちいちカチンと来るワケです。
相手がそれほど深い意味で言っているワケではないだろうし、むしろ褒めてやってんじゃん!ぐらいだろうと思う。
それはわかる。
でも、そこで不快になった私の気持ちは?
当然、表面に不快さを出さないのだから、相手は私が不快な思いをしていることには気づかない。

私は器用どころか、幼稚園の時に手先が不器用な上に頭も悪くて、折り紙も満足に折ることができなかった。
障害特性なんだろうけど、高校に入ってもチョウチョ結びというものができないので、学校指定の靴が紐靴なので、ヒモがほどけるたびに「確かこの人同じクラスだったな〜」って人が通りがかると、すかさず呼び止めて靴ひもを結んでいただいていた。
明らかにおかしなお願いなのに、後から考えてみると誰一人嫌な顔もせず(相貌失認なので実は嫌な顔をされていたけどわからなかっただけか?)快くヒモを結んでくださっていたので、そんなに困りもしなかったということで。
今更ではありますが、本当にあの時はありがとうございました。

今でこそ、標準的な日本人に比べて多分小型なぐらいなんじゃないかと思うけど、子供の頃は大柄だった。
大きく生まれて小さく育つという、非効率極まりない状況ではあるが。
体は大きいが、いわゆる「うすのろ」ってやつで、動作はのろい。
手先が不器用だから学校でプリントが配られたりしても素早く一枚めくるとかできない。
もっと見た目がかわいらしくて守ってあげたい的な感じなら全く同じ行動をしても周囲の態度は違っただろう。
だが、私はフォークダンスで男子生徒が決して私の手に触らないというレベルの嫌われ者だ。
未だに一度も同窓会のお誘いが来たことが無いからも察して余りある状況。
当然のことながら周囲は「もたもたするな」「何やってんだ」「早くやれよ」といった声。
それを年中浴びせられるという子供時代だった。

あの頃、そういう言葉を浴びせかけてきた人たち。
今頃むごい死に方とかしてるといいな(はぁと

努力っていうより主観的には「無理をさせられ続けた」みたいな感じなんだけど、私は非難されないように必死で他の人に追いつくように素早く作業をこなすみたいなのをずっとやってきた。
年中やっているものだから、最初は全然人並になんかできなくても、途中で普通の人に追いついてくる。
気づくと追い抜いていた。
何をやっても人よりできるってもんでもないけど、一般的な「器用な人」みたいな状態になってしまった。

当然、他人から「器用でうらやましい」みたいなことを言われるワケです。
言われるたびに「そんなことない!」と思う。
でも否定するようなことを言えば相手を不快にさせてしまうでしょう?
だからぐっと言葉を飲む。
そういう「小さいストレス」みたいなものを他人と接するたびに抱えてきたワケです。
相手を不快にさせないために抱えてしまった私のストレスの行き場は?ってことで。
この件に関してだけでなく、私は相手を不快にさせないように常に細心の注意を払っている。
それでも不快な思いをさせてしまうことがたびたびあるので際限がないけど。

もう終わりにしよう。
相手を不快にさせるのは承知の上だ。

どういう言い方をしても相手を不快にはするだろう。
その上、私は本当のことを言っても信じてもらえないってことがよくあるので「生まれつき器用なくせに嘘を言っている」みたいな非難をされるっていう可能性も大だ。
相手が間違ったことを言っているので相手を不快にさせるのは当然の権利(って思ってやる!)なのだが、私の傷を深めるような的外れな非難をされたくない。
どう伝えるかが問題だ。

「生まれつき脳に障害があるので、ものすごく手先が不器用だったけど、無理を続けたらこのぐらいはできるようになったので、健常者だったらその気になれば私以上になんでもできますよ」みたいなのかなぁ?
でもこれは私が障害者であることを知っている人限定になるなぁ。
そうじゃない人に言ってもいいか。
まず「器用だとか言われるのはとても不快です」ってのは最初に伝えるべきだよな。
言わないと伝わらないじゃん。
「褒めるつもりでおっしゃっているのだとは思いますが」みたいな前置きをいれるともっといいかな。
今までこういうことは他人に言わなかったから、これからは他人を不快にさせまくりつつ「どういう伝え方が自分にとってベストか?」(すでに相手を不快にさせないようにみたいな視点は廃止です)ってことを模索していきたいと思う。

posted by ひと at 11:01| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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