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2018年12月23日

これって、大人の発達障害?―人付き合い、家事がうまくいかない理由

これって、大人の発達障害?―人付き合い、家事がうまくいかない理由



読んでみたので感想とか。

 今回、対象とする読者の方は、発達障害をもつ本人やそのご家族の方、これから医療機関で発達障害の診断を受けようとしている人、自分のパートナーが発達障害かもしれないと思っている人、ちょっと変わった人、何かしら生きづらさを感じている人、仕事がうまくできない人、そにょうな人たちを職場に抱えている上司や同僚、部下の方にも読んでいただきたいと思います。(はじめに)

そうだねぇ。
テレビなんかで盛んに「発達障害が〜」ってのをやっていて「ひょっとして自分も?」って思っている人とか、発達障害の診断を受けた人が家族とか職場にいるとか、そういう人にはオススメだと思うねぇ。
難しい専門用語みたいなのも出てこないし、内容がとてもわかりやすい。
だから、事前に何の知識もない状態で読んでも「へぇ〜そうなのか〜」みたいな感じで読めるのではないかと思う。

 自閉症スペクトラム障害の人のなかには、体温調整や外気温を感じ取ることが苦手な人がいます。─中略─
 このような人は、発汗がうまく機能しないために体温調節ができず、暑さや寒さという感覚を感じにくいのです。(50頁)

すげぇ暑いとか寒いとかだとわかるんだけどね。
微妙だとわからない。
だから長いこと「全然眠れないけど原因がわからない」って状態が続いて、後からどうやら少し暑かったらしい、ってのが判明なんてことがあったり。
それ以来、暑くなり過ぎないように気を付けていたけど、気を付け過ぎて数日前まで夏物の薄い布団で寝ていて「また寝つきがすごく悪くなったなぁ」なんて思っていたんだけど、寒かったんだね・・・。
寒いって感じがしていなかったんだけど。

 狭い範囲内では結構きれいに片づいているので、自閉症スペクトラム障害の特徴の一つである、全体は見られても一部分を見ることが苦手という「木を見て森を見ず」の状態になっているのかもしれません。(54頁)

狭い範囲は片づけられるのだから「一部分は見られても全体を見ることが苦手」で、「木を見て森を見ず」になっているのではないかと?
実際、一般に言われている自閉スペクトラム症(っていう名称に変わったんだったよね?)の特徴として、全体を把握するのが苦手ってのがあったハズだし、私もそうだし。

心理学者のトニー・アトウッド先生は、アスペルガー症候群の人の最大の幸福について、
「よき理解と支援を提供してくれる、本物のパートナー(配偶者)との結婚(事実婚も可)といえるかもしれない」(『当事者が語る異文化としてのアスペルガー』服巻智子編者、クリエイツかもがわ刊)
(83頁)

だから、そういうのがいない人はどうしろって!
一生不幸でいろってか!(激怒)

 自閉症スペクトラム障害の人の感情修復方法の出方は、三つのタイプに分かれます。(118頁)

「感情修復方法」って話は他の本では見たことがないな。
この本によると「一人になるタイプ」「壊すタイプ」「自分の興味のある世界に浸るタイプ」の三つがあるそうだけど、自分がどのタイプかっていうのを把握しているとストレスのコントロールに役立つということで。
で、考えてみたけど、自分がどのタイプなのかも全くわからない。
「これをやれば落ち着く」「これをやれば安心」みたいなのがないな。

自分のタイプが把握できない人は、周囲の人に頼んで記録をしてもらってください。(121頁)

身近に助けてくれる人がいる前提で書くのやめれや!(激怒)
そんなの頼める人なんかいるわけなかろう。

124頁から自尊感情を上げる方法みたいなのが書いてある。
他人と自分に感謝の手紙を書けと。
感謝の手紙を書きたいような他人もいないっていうか、他人と極力かかわり合わないようにして生活しているからな。
自分に対して感謝の手紙を書かないけれども、私は最近は年中自分で自分の能力に感謝しまくって生活しているのだけど。
日常的にいろいろ大変ではあっても、それなりに家事なんかも自力でやれたりとかってのは「それができる能力が自分にあってとてもありがたい」みたいに感じまくっている。
でもね、自尊感情なんてものはないよ?

 夫は小学生のころからパソコンに対して強い興味がありました。周囲からすればちょっと変わった子どもでしたが、今ではその興味関心を活かして、プログラミングやシステム構築の仕事をしています。強い興味が自分のいいところとなり、仕事に活かせているのです。(128頁)

単に運がいいだけだと思われ。
そういう「職業として役に立つ」能力が身につくパターンってのはごく稀。
この本にも「仕事に活かせなくても趣味として楽しみましょう」ってのが書いてあるけど、その程度にしかならない人が大半だろうなぁ。
運よく「職業として役に立つ」種類の能力が身についたとしても、社会生活(決まった時間に通勤する、職場の人と意思の疎通を図る)みたいなのが全然できないとかだと、雇ってもらえる可能性がすげぇ低そうだし。

 発達障害をもつ人のなかには、普通の人が話す言葉、つまり日本語独特の言い回しや、含みがある表現、敬語や尊敬語などを話すことが難しい人がいます。そして自分なりの独特な言語や言い回し、つまり自分だけの「第一言語」をもっています。(130頁)

そんなのはないかなぁ。
結婚していた時に事実上会話を禁止されていたので、結婚して一年ぐらいでほとんど言葉をしゃべれなくなったんだけど、野良猫を追い払うときとか、とっさに何か声を出そうとしたら意味不明な唸り声みたいなのしか出なくて、自分で自分に驚いたことがあったから、私の第一言語は言語としての体裁も持っていないってことかな。
多分、犬とか猫とかみたいなのなんだろう。
そんなのが無理して人間の言葉をしゃべってんだから、そりゃあ疲れるよね。

自助会を作る手順なんかも書いてある。
こういうのも他の本では見かけなかったな。

 また、自分のことを自分でできるということは、発達障害の人にとっては自分自身への大きな自信にもつながります。(161頁)

そんなことは一切ない(キッパリ)
昔から「なんでもできてうらやましい」ぐらいのことを言われるけど、好きでやれるようになったワケじゃなく、誰も助けてくれないからやれるようになったことばっかり。
だから「できない」って言っている人がうらやましい。
「誰かがやってくれてきた&今も誰かがやってくれる」ってことだもんね。
私は自分が何にもできなくても、常に助けてくれる人がいる状況を望んでいる。

今の私にとってこの本は「ここが役に立った」みたいなのは別段ないけど、この本を読んでいてより詳細に知りたい個所があったら、他の本なんかも紹介してくれているし、いい本だと思う。

posted by ひと at 20:10| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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