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2019年04月09日

2019年1月14〜25日◆漢字とアジア(後編)

これの続きです。

元の支配が弱まっていくなかで、それまでとは違った朝鮮的なるものが少しずつ生まれてくる。一三九二年には高麗が滅亡し、李成桂(一三三五−一四〇八)が朝鮮王朝を建国します。いわゆる李氏朝鮮(一三九二−一八九七・一九一〇)はここからはじまります。そして一四四三年にハングルが生まれます。(158頁)

漢字を捨てて韓国・朝鮮はハングルだが。
ただし、住んでらっしゃる方はどう思ってらっしゃるのか。

今でこそハングルと呼ばれていますが、つくられた当初から永く「諺文」といわれつづけてきました。−中略−当時においっては、「諺文」は下々の使うもので、インテリは使わなかったのです。(159頁)

 まず基本的には、ハングルはアルファベットと同じような「音素文字」です。つくられた当時は子音字一七、母音字一一の計二八字−中略−これらの音節文字をひとつあるいはいくつか並べることによって単語をつくっていきます。(166頁)

わずか28字を覚えれば意味はわからずとも読める。
これは文字の中に発音まで書いてある。

例えば漢字で四文字熟語。
「弱肉強食」「焼肉定食」等々の四文字熟語があるが「国際文化」これを文字にすると。

국제문화

発音してみると「クッチェムンホア」となります。(167頁)

日本との違い。
ハングルは日本のカタカナに近く、ひらがなではない。
ひらがなでくずすと「くに」と続けて書ける。
「国家」の「国」という字は草書では書ける。
ハングルに草書はない。
だから「ク」「ニ」とカタカナで書くのと同じ。
だから言葉が増えてくると重なる文字がいっぱいある。
韓国・朝鮮を支配している言語は「音」。
私達は漢字の意味を言葉にしている。
ハングルはというと、その漢字の意味ある言葉を捨てて音しかないワケで。
「味の素」と言っても、何を言っているのか全然わからない。
「アジノモト?」と言う。
文字の世界に住んでいると例えようがない。

例えばお子さんをアナタが産むとする。
「うつくしい」という漢字をその子に付けるとする。
「美」
「ミ」にする。
「ミ」と言えば日本語では「見」「実」「三」「巳」「未」。
様々な「ミ」がそこにはあるワケで「ミ」という音を聞くたびに「どの『ミ』かな?」と思う。
韓国では「ミ」は一つしかない。
例えばわかりやすく言うと、女子ゴルフの選手で「イ・ボミ」という人がいる。
ハングルで簡単に他の人と重なってしまう。
イ・ボミさんのことではないが、韓国の女子プロゴルファーの世界に5人同じ名前の人がいる。
仮に「イ・ボミ」とする。
「イ・ボミ」が5人いる。
たった20数音しかないのだから、音は重なる。
困った韓国女子プロゴルフ協会はどうしたかというと「数字で呼ぼう」。
「イ・ボミ1号」「イ・ボミ2号」「イ・ボミ3号」「イ・ボミ4号」
時々女子プロゴルファーのテレビ中継を見てください。
名前の一番最後に番号がふってらっしゃる方がいらっしゃる。
本当に実在する。
その人は「○○5号」だった。

武田先生がラジオで呼びかけるというので「オマエは何考えてんだ」とお思いになられている方もいらっしゃると思う。
「この放送を聞いてらっしゃるスパイの方」
何であんなことを言うのか?
これは昔読んだ本の中。
日本は情報管理、情報漏洩が頻繁で「ダダ漏れの国だ」という。
だからロシアも含めていろんな、北朝鮮の方なんかもスパイで、東京にいっぱい集まってらっしゃる、という。
この番組を聞いていたら面白い。
やっぱり必要な呼びかけの言葉だと思う。
放送の始まる時に「病気療養中の方も」という。
あれはTBSの大沢さんがよくおやりになった。
あれは「いい呼びかけだなぁ」と思った武田先生。
ラジオという文化に対して「病気療養中の方もぜひお聞きになってください」と大沢悠里という方が。
それと同じ気持ち。
「『三枚おろし』をお聞きの、スパイ活動をやってらっしゃる方もお聞きください」という。
母国のことでもまた思い出してもらえればいいし、という。
これをこの間うっかりテレビで喋って三浦瑠璃さんに怒られた。
東大出の政治学者。
それから外国の大学も卒業してらっしゃるのだろう。
顔つきからして違う。
でも何か気配は怪しげ。
「スパイてのも私、仕事だと思うんですよね。大変なお仕事で、ご家族もいらっしゃるだろうに」と番組で発言しちゃった。
だからスパイの方とかテロリストの方も安心して、いわゆる「観光のできる国、日本」。
(スパイは)独身とは限らない。
所帯持ちがいて「パパ!どっかの国、連れてって〜!今、スパイ日本でやってるんでしょ?行ってみたい、日本へ」とかと言ったら。
スパイはだいたい家族には内緒にしているという水谷譲。
それにしても子供が出張の多いお父さんにダダをこねる時はある。
子供だって(父親が)行ったきり帰ってこないのだから。
その時に日本に子供を連れてきて、日本を案内して歩く、という。
浅草とか。
それで飛び交う情報に関しては、もう日本の国力にすればいい。
「情報が流れ落ちる国」にすれば。
人間はどこかに息抜きする場所がないと人生疲れる。
それを三浦(瑠璃)さんの前で言ったのだが「それでは国はできません」と言われてしまった。
耳たぶを噛むような柔らかい発音で。
自分はコメンテーターに向いていないと思う武田先生。
鋭くとがったことを言えない。

武田先生の立ち位置を「面白い」と思う水谷譲。
何かがあっても必ず「俺、胸が大きくなる夢見ちゃったから、そういうの勉強し始めたんだ」という。
「哲学に必ず持っていこう」とする立ち位置は結構面白い。
40代の後半でおっぱいが大きくなる夢を見た武田先生。
それが立派。
乳輪、乳首とも真ピンク。
自分で吸いたくなるような。
しばらく手で揉んでみたのだが、手ごたえがいい。
パンパンに張っている。
「何で俺は乳房ができたのかな?」
その時に夢占いでユングをやったら「人を育てなさい」という深層心理からのメッセージが乳房に。
「その乳で若い人を育てなさい」
だから、それからわりと悪役でも引き受けるようになった。

正しい漢字を保有しているのは日本と台湾。
しかも漢字の発生に関して日本は白川静なる偉大なる博士も持っているワケで。
この石川先生はその漢字については、白川博士とはいささか違う見解。
石川博士の立場を探ってみましょう。
著者はある意味で日本も韓国も朝鮮もベトナムも元々は「中国にいた東アジア人だ」と。
「みんな中国人なんだ」と。
そんなふうに捉えた方が東洋史はわかりやすいですよ、と。
こうおっしゃっている。

神話に代わるものとして縄文が持ち出されるようになった。麗しい、素晴らしい縄文があった、と。青森県の三内丸山遺跡(小高い台地上の縄文時代集落遺跡)を見て、作家・司馬遼太郎さんは「世界に冠たる文明があった」と書いています。哲学者・梅原猛さんも三内丸山遺跡を激賞するわけです。縄文こそが日本のふるさとであり、古朝鮮にならっていえば「古日本があった」ということになります。(140頁)

縄文時代を研究されてきた小山修三さん(国立民族学博物館名誉教授)の説によると、縄文末期の孤島の人口は七万五〇〇〇人だったということです。−中略−ところが、古墳時代の末期になると孤島の人口は五四〇万人に激増するというのです。−中略−逆算して計算したところ、なんとこの間に一五〇万人もの人々が、半島や大陸から渡来しているという結果が出たというのです。(145頁)

つまりもうこの頃から外国人入管難民法は立派に日本を支配していて、陸続と働き手として日本にやってきたアジア人、中国人がいるんだ、と。
「その人たちが日本を作ったといって何が不適当な発言なんですか?」というのが石川博士の立場。

朝鮮には檀君神話があります。朝鮮の歴史は古朝鮮からはじまるといわれていますが(146頁)

古代に英雄がいて、古朝鮮、古い朝鮮をまとめたんだ、国を作ったんだ、としきりに伝説の王朝をドラマなんぞで言っているが本当かいな?
これはもうはっきりものの本に書いてある。

 伝説的な王朝の二つ目が、「箕子朝鮮」です。箕子公子を聖者としてつくりなおされたのです。春秋戦国時代の哲学者のひとりとして箕子を捉え、その聖者が朝鮮をつくったと考えるのです。箕子はどういう人かというと、これについては『史記』に触れられています。−中略−中国から遣わされて王になったのです。(147頁)

「だったら韓国・北朝鮮は元を正せば中国のもんですよ」と。
わかりやすくていい。
日本が中国から東アジアでは真っ先に離れていく。

 六六三年に日本が白村江で敗れたといいましたが、これが日本が独立する契機になりました。なぜか。それまで孤島は大陸あるいは半島と海つづきであったものが、この敗戦によって遮断されてしまったからです。(151頁)

日本はこの時に対馬を一番の果てとし、ここに防人を置いた。
防人。
防衛したことによって日本を作った。
日本を作ることによって政治的には中国を真似しても文化的には独立し、900年にはもうすでに朝鮮に先駆けること数百年。
ひらがなが生まれ、カタカナを発明し、文字としての独立を果たした、と。

 書でいえば、女手成立以前には空海をはじめとする三筆や最澄がいて、女手以後には小野道風・藤原佐理・藤原行成の三蹟がいます。(154頁)

中身は何かというと「王義之の草書、行書の模倣から始まっているんだ」と。
空海さんだって先生がいたんだ。
中国人・王義之という方であった。
その後に花札に出てくる小野道風。
それからひらがなが入り、書は和様というものを確立した、という。

7世紀、日本は国を閉ざし、9世紀ごろにはひらがなを生み、朝鮮半島は14世紀にハングルを生んだ。
そこで「続け」と言わんばかりにベトナムも続くワケだが。
その次に生まれた中国の大帝国が元帝国。
元寇の襲来。
朝鮮半島にあった国も元には散々な目に遭う。
元に命じられて「兵隊を出せ」とか「日本に攻めていけ」とか。
この元という外来の中国の支配者なのだが、この人たちが朝鮮に残したのが「焼肉」。
それまで「儒教の国」だから肉を喰わなかった。
儒教は肉食を嫌うから。
だけどやったのだろう。
焼肉パーティーを。
それで味を覚えちゃった。
それで元から教えてもらった焼肉が国民食になる。
元の残した肉の焼き方。
例の鉄板で焼くヤツ。
どんな形をしているか?

パール金属 グリル 焼肉 プルコギ グリル アルミ鋳物製 ふっ素樹脂加工 焼肉っ! HB-3555



モンゴル人が被っていたヘルメット。
あの中に火を下に入れて焼いて肉を喰った。
だから焼肉には支配されたモンゴルの兜の形が残っている。
面白い。

ベトナムの方々も中国周辺国として生き延びた民族。
ベトナム(越南)は漢字文化圏だった。

チューノム(字喃)という、いわゆる越南文字をつくることを通じて起こってきます。(220頁)

この石川先生がおっしゃるのだが「やっぱり、もうちょっとみんなクールになろうよ」と。
巨大な文明というのが中国で興った。
その中国に興った文明の余波、波で我々は出来上がった。
だから中国文明の一種。
血は同じなんだ、と。
名前からしてそうだ。
日本のことはどういう字を書くか?
「日の本」というのは「どこから見た風景か?」ということ。
中国から見ると日本は日の昇ってくる方角にあるという、方角を示しただけ。
それを日本は自分の国名にした。
「朝鮮」というのははっきりしている。
これは名付けた人が中国人。
中国の皇帝。
朝鮮の人が貰いに行っている。
「名前をください」
それで「朝鮮」という名前をもらって「ありがとうございます」と朝鮮の人はお礼を言った、という。
だから名付け親は中国人。
日本は中国から見た方角のことであって国名ではなかった。
それと同じようにベトナム。
「越南(えつなん)」
これも「越の南側にある国」という意味なので「位置」。
何もかにもの始まりは中国の漢字文明から私達は始まったんだ、と。
「素直に認めましょうぜ」というのが石川先生の言葉。
中華思想。
真ん中に光がある。
周辺は真っ暗。
私達は真っ暗な世界の蛮族、野蛮人。
中国の方からは「東のエビス」「東夷」と言われる。
元という国が興った時に、この元というのがあまりにも中国でも横暴なので、三者三様でケンカをする。
日本は外壁の地方である福岡辺りで何とか台風を活かして勝ちを拾う。
朝鮮はもういじめられる。
ベトナムは撃退する。
ずっと元と戦い続ける。

ベトナムはチューノムという独特の言語。

「一」は越南語で発音すると「モット」となるので、同じ「モット」と発音する「没」という字を使って「没(モット)」で「一」を表す。これは音借です。「二」は「𠄩(ハイ)」です。これは「台」と「二」、つまり「ハイ(台)」という越南語と、「二」という意味を組み合わせたものです。(226〜227頁)

「𠆳」は頭目を意味します。(228頁)

これはズバリ人が立っているからで。
上に人が立っているから、これで「指導する」の「指」になる。
かくのごとく日本でいう「国字」のような文字をどんどんつくっていって、自分たちの言語にする。
ところがこれもやめてしまう。
中国も頑張って広めてください。
実は漢字が理解できるとベトナム語は簡単。
ベトナムの言葉で「ありがとう」のことを「カンノン」と言う。
「カンノン」と若い人が漢字が書けたら、日本人はこの漢字だけで通じる。
「恩を感じる(感恩)」と書く。
それがベトナムの「ありがとう」。
フランスの支配とかあり、ベトナム戦争等々あり、異国に踏みにじられたベトナム人は嫌だったのだろう。

昔「サイゴン」、今「ホーチミン市」。
あそこに行って歌を歌ったことがある武田先生。
あそこの楽屋の絵を見ていたらゾウに乗ったベトナムの兵士が中国軍をやっつけている絵。

首都ハノイ。
あれも漢字で書くと「河内」と書く。
「河内」と書いてベトナム語で「ハノイ」と読む。
だから漢字さえできれば我々は深き心情を語り合える、アジア人同士になれる。

石川博士の主張というのをご披露している。
繰り返しになるが縄文文化を日本の始まりとしている学者諸君が多い。
しきりにそこから、さも今の国家が出来上がったように語っているが、これは誤りである。
アジア圏における文明の始まりはすべて秦の始皇帝の篆文による文字統一からアジアは始まったのである。
考えてもみよ。
縄文の日本の人口はわずか7万5千人程度。
それで文明、文化と言えるか?
これが弥生になると50万〜150万人が中国から渡来し、大和「倭」を作ったのである。
これが日本の始まりである。
朝鮮もまた中国文化の亜種であって、中国文化から見るとそれはアジアの一地方である。
日本語の原型をタミールやロシアの一部族のウラル・アルタイに求めるのは無意味で、日本語の大本は中国語であると考えるのが妥当だ、という。

そして石川先生はこうもおっしゃっている。
漢字の源泉たる3200年前の殷の甲骨文字。

 甲骨文字時代に貝が貨幣として流通していたのは「貨、賃、寶、財、資」等の文字から明らかですが、この貝は子安貝であり、この子安貝は琉球で採れる子安貝であるといわれています。これは白川静さんも書いておられます。そう簡単に言い切っていいのか疑問もないことはないのですが、少なくとも文字が誕生した頃に大陸と琉球とのあいだで子安貝を通じての交易があったようです。
 だとすれば、これは仮説にすぎませんが、文字以前の時代から、大陸と沖縄には結縄が、少なくとも沖縄にはあったと考えられます。
(291頁)

琉球が日本から取り込んだものはひらがなだけだ。
文化的には中国との結びつきが深いんだ、とこうおっしゃっている。
ちょっとこのへんがよく理解できない武田先生。
「アジアは中国が始めたんだ。認めようではないか」という。
しかし石川先生。
お言葉を返すようだが、たとえばヨーロッパにおいて彼らを侵略し支配したであろうローマ、あるいはギリシャに対してものすごい憧れがイギリスやアイルランドにもあるというのに、なぜ日本は、あるいは朝鮮は、あるいはベトナムは、唐や隋の文化、あの漢字を教えてくれた秦という大帝国に関して憧れがないのはなぜなのか?
特に日本は天神様の菅原道真から中国離脱の歴史。
千年。
仲良くしたいと願っているのは韓国だと思う。
朝鮮半島の半分の北朝鮮はやっぱり父のごとく中国を慕っているワケで。
今も韓国の支配者の方は日米なんかよりは遥かに中国の方が。
それは歴史的な血統が習近平さんに惹きつけられるのではないか?
でも日本は、そういう意味では本当に変な民族。
変であるというのを理屈ではなく感じつつ、胸に抱いておきましょう。

武田先生が一つ思うのは、日本が国としてまとまるのはどんな時かと考えると、外から攻められた時にこの国はまとまる。
この国をまとめるのは外敵と震災。
この時に日本人はもの凄い日本を感じる。
そこにこの国に生きる面白さとダイナミックがあるような気がする。

今、石川先生に向かって話している。
みなさんどうお思いになるか?
このへんは「武田流」なので、きっとここに三浦瑠璃さんは笑われると思うが。
静かに言われた。
観光客がまだ足りないそうだ。
「まだ少ないです・・・」
その時に三浦さんの中にあった言葉で、英語が話せないのは致命的らしい。
アジア圏の中でこんなに(英語が)下手なのは「いない」と。
韓国の方はタレントさんでもものすごく上手。
フィリピンの人、シンガポールの人、英語。
何でか?
ここはちょっと偏見に満ち溢れているから心静かに聞いてください。
英語がとても上手な人に対する、一種警戒心がある。
日常の会話の中で英単語がポンポン出てくる人に対して。
「ちょっとイラッとする」という水谷譲。
ちょっと熱いものに触ると「わ!Oops!」と言ったヤツがいる。

今回は言語というので、アジア圏というものをザァっと触れてみた。


posted by ひと at 10:39| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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