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2019年04月12日

スッキリ「特別企画・3DAYS・発達障害を理解する 」3日目

1日目(4月9日放送分)
2日目(4月10日放送分)
ってことでこれが3日目(4月11日放送分)。
最終日。
字幕が出ない番組だったので、全文書き起こしはかなりしんどいので(私の障害特性上、音声からだけでは言葉は聞き取りきれない)概要程度かな。
今回はカサンドラ症候群を取り上げた孤独な妻たち「発達障害の夫と葛藤の日々」ということで、二つの事例が紹介される。


簡単にアスペルガーなんかの説明。
ここでも「こだわりが強い」みたいな説明。
二日目にも登場した岩波医師もチラリと登場したりなので、このあたりは過去二回の番組のザックリとした振り返り的な感じかな。

アスペルガー症候群の夫は、世間的には問題なく見えるため、周囲に相談しても理解されない。
アスペルガーの夫と暮らす妻の苦しみは「カサンドラ症候群」(医学用語ではありません)と言われる。
カサンドラとはギリシャ神話に登場する女王。
「誰にも信じてもらえない」呪いをかけられた。

ということでカサンドラ症候群と向き合う二人の妻を取材。


一人目

カズコさん(仮)52歳
20代で職場で出会った夫と結婚。
結婚前は全く気付かなかったが、結婚してからいろとおかしなことが。
「強いこだわり」があり「体温が36.4℃にならないと会社には行けない」と主張する。
前日などに話した内容を夫は全く覚えていなかったりする。

岩波医師「結婚前は緊張感を持って付き合っていると思うので、結婚したことで気を許して、基本的な症状が表れやすくなる、そういうことかなと思います」

この時点でまだ妻は夫がアスペルガーだとは思っていない。
ある日、妻が喘息の激しい発作を起し、夫に救急車を要請するも「友達と約束があるから」と飲み会へ。
翌朝8時ぐらいに帰宅。
帰ってからも「昨日大丈夫だった?」といった言葉もなく。

このあたりで妻も「これはおかしい」と思うが、周囲に話しても「男ってそんなもんよ?」ぐらいで流される。
「もしかしたら夫は発達障害ではないか?」と思い始めるが、夫には言えず。
妻は夫のことが大好きだから、自分が(発達障害に関する)勉強をいっぱいして「世界一幸せな発達障害の夫婦」で一生を終えようと思っていた。

結婚三年目に長男誕生。
夫は人間関係のトラブルで転職を繰り返す。
そこで夫は家事をし、妻は看護師として家計を支えることに。
しかし、仕事から帰ると夕食はできておらず、夕食ができるのは午前0時過ぎ。
夫は時間の管理が苦手なので自宅の10個所以上に時計を置く。
そのあたりでようやく夫は「自分はおかしいのでは?」と気づきはじめる。

そして夫が47歳の時に転機が。
中学生の息子が引きこもりになり、発達障害と診断される。
家族で診断を受け、夫もアスペルガーと診断される。
診断された時に夫は「すごくホッとした」。


これで事態は好転すると思った妻。
夫に「タバコを吸うなら換気扇の下で」と伝えて出かける。
帰ってくると室内はタバコの煙ですごいことに。

嫁は喘息持ちなのにっ!
「換気扇の下で吸ってね」=「換気扇を回せ」
っていう言葉の裏を読み取れなかったという。

まあ、発達障害の人にありがちな「言葉の裏を読めない」的な話ではあるけど、これって「何のために換気扇を回すか」ってのがわからない状態ってことだよね?
何のため?ってのを考えずに「換気扇の下で吸えって言われたから」機械的にその通りに行動するっていう。
すごく変な感じがしたけど。
この夫は妻に限らず相手から何か言われても「それはどういう根拠でか」みたいなのって何も考えない人なのかな?と。
自分の説明の仕方が悪かったと自分を責めまくる妻。
不眠症、パニック発作、で鬱病と診断される妻。
夫はそれに気づかない。
妻は「自分は夫を守れるって思っていたけど、このままだと自分が潰れるな」と。
まさに「カサンドラ症候群」。
そして夫に離婚を告げる。
夫に鬱病の診断書を見せ、そこで初めて夫は妻の状況を理解。
夫は離婚を承諾。
ということで、離婚によってカサンドラ症候群を脱した。


二人目
アスペルガー・アラウンド代表 櫻田万里さん(57)
夫・幸也さん(62)
長男が子供の頃、発達障害とわかり遺伝を疑い自身を検査した結果、46歳の時にアスペルガー症候群と診断された。
現在ボランティア活動を積極的に行っている。
感情表現が苦手で他人から「暗い」と見られてしまうので鏡を見ながら笑顔の練習をする夫。
子供の頃から違和感があった。
曖昧な表現を理解するのが苦手。
車の中が荷物だらけ。
一回積んだものを本来あるべき場所に戻せない。
「収納」という概念がない。
見えないものはないのと一緒なので、資料やメモは見えるように壁に貼る。
想像力の欠如。
それが金銭面で非常に問題になる。
広告会社を3度倒産させ、コンビニ2店舗を閉店させる。
妻が美術教師として働き、家計を支え、夫が家事を担当するように。
子供を叱るの時も異常に理屈っぽく、妙な叱り方。

四年前、家族の貯金数百万円を夫が使い込むという事件が発生。
夫は知らなかったがそれは娘の大学の費用だった。

何で自分の子供の大学の費用だってのを夫が知らなかったのかな?ってのも不思議に思ったんだけど。
そもそも金銭感覚がおかしいってわかっている相手に、金をいつでも引き出せる状況にしちゃっていたってことで、それは事前に手を打つべきだったんじゃないかと。
妻もまさかそこまでじゃないだろうみたいに思っていたってことかな。
夫は「自分に必要だった」と主張。
その時、妻に夫の主治医が行った言葉
「ご主人は何の問題もありません。ご自分の障害をよく理解されていて、家庭のことは奥様がコーチング(指導)してください」
「なんてひどいんだ」と思う妻。
誰も助けてくれない。
これをきっかけに妻は別居、離婚を申し出る。
夫は離婚したくない。
自分に非があるようだが何が悪いのかわからないので、言われたことを言われた通りにやろうということで。
「妻の言うことをすべて受け入れる」と約束する。
万里「ハッピーエンドではないのがカサンドラ」
去年末、三年間の別居生活を終えた。
夫との暮らしを選んだのだ。
万里「相手が変わる気持ちがなければ自分を犠牲にしてはいけない。離婚が自分を最優先する選択肢であればそれを選択するべき」
今も「離婚」の選択肢を残している。


「価格.comのテレビ紹介情報」からの抜粋

出演者らはカサンドラ症候群について近藤春菜「1人で抱え込まない、周りの方の理解が大事」と切り出し、下川美奈は「障害っていっても普通に暮らしているようにも見えて、考えすぎちゃうと自分が壊れていく、気づいてもらえないのが辛いこと」などとコメント。坂口孝則は「救いようがないとまでは言えないが、実際の集まりで解決策を打ち出してくしか無い」などとコメント。


発達障害の家族がいる家庭のことは今までもいろんな番組でやっているけど、カサンドラ症候群のことをきっちり紹介したのって初めてじゃないかな?
私が思い浮かべるカサンドラ症候群ってのは「結構稼ぎのいい夫の経済力を手放したくないけど、日常的にいろいろ大変でつらい」的なのだけど、今回番組で紹介された夫はどちらも「主夫」になっているので、そういうパターンではないな。
確かに、夫が稼いでもこないし(それどころか金を使い込んでしまうし)自分が家計を支えて、ボロボロになりながら生活するんだったら離婚しちゃった方がいいよな。

posted by ひと at 11:35| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この放送のこと、全然知りませんでした。
教えて下さってありがとうございます。(^_^)

私も、金銭管理が苦手な人が
いつでも大金を引き出せる環境にしておいたのが
失敗の原因だと思います。
きっと、障害の対応をアドバイスしてくれたり、
奥さんの心のケアをしてくれるような支援者が
ついていないんだろうと思いました。

でも、それ以前に、成人の自閉症スペクトラム当事者の支援も
無いに等しいですからね。(>_<)
Posted by みみりん at 2019年04月14日 23:26
私もこの放送があることは全く把握できておらず。
何でちゃんと番組情報なんかに事前に載せてくれないのかな?と思いますけどね。

発達障害者本人の心のケアを誰もしてくれないぐらいですから、家族の心のケアなんぞ誰もしてくれないでしょうねぇ。
そういうのが一番欲しいなと思うんですけど。
Posted by ひと at 2019年04月15日 19:04
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