カテゴリ


2019年07月14日

2019年1月7〜11日◆初夢判断

これの続きです。

初夢に関して縁起がいいと言われているのは「一富士二鷹三茄子」。
これは徳川家康にまつわるようだ。
富士山の見えるところで大きくなったとか、鷹狩が好きだったとか、茄子も好物だったとか。
そういう家康伝説が結びついたということ。

色々と夢を見るという水谷譲。
例えば昼のニュースを読んでいて生放送で速報が入ってくるのだが、その原稿が昔の古文の文字で書かれていて全然読めない、とか。
そういう強迫観念ぽい夢は多い。
試験の夢はあまり見ない水谷譲。
40代の頃、試験の夢を見て仕方がなかった武田先生。
試験会場に間に合わない、と。
書いても書いても卒論がOKにならない、とかそういうの。
本当に今でも覚えているが、学校名まで出てくる。
筑紫丘高校。
福岡の人は「ああ〜っ」と聞いてらっしゃる方が多いと思う。
筑紫丘に行きたくて、そこに行けなくてちょっとランクを落とすのだが。
その筑紫丘高校へ向かう坂道を上っている夢を見る。
それで間に合わない。
トイレに閉じ込められて生放送に間に合わないとか、仕事がらみの夢が多い水谷譲。
昔お付き合いしていた男の人がいっぱいでてきたりとか「何でだろうな?」と思うこともあるが、色々見る。

40代から50代の頭の人生の中でユング派の心理学者の河合隼雄の本を夢中で読んだことがあった武田先生。
その中で思ったのは人生には何度か季節の変わり目のような「幼年期が終わって少年になる」「少年が終わって思春期に入る」「思春期が終わって青年になる」「青年が終わって中年になる」「中年が終わって老年」。
「人生の色合い」がある。
その「人生の季節の折に夢を見る」とおっしゃる。
40代の時に試験の夢がすごかった武田先生。
40代前後の方、もし番組をお聞きでしたら、試験に落ちるとか落ちないを見ることがある。
それはアナタが成熟しているかどうかを試す人生の試験のイグザムの時期に入った、と。
リテラシーと同じく、今もまた一瞬英語を小池百合子ばりに使ってしまいまして。
イグザム。
イグザミネーション。
そういう「試験期」に入ったということで。
人生がアナタを試そうとする時、こういう試験の夢を見るという。

何の脈絡もないが、この間、内田樹先生の本を読んでいて「エロスは外から来る」と聞いてやたらと感動した武田先生。
とある女性を見て性的に興奮する。
それは内側の性が反応しているのかなぁと思ったら、性というのは絶えず外側からやってくる。
例えば不倫をした時に、その人の内側の倫理を「不倫した!」とけなす。
「若い娘に手ぇ出しちゃって!」とかと。
手を出したのはその人ではない。
エロスがその人に手を出した。
という話を言い訳だとしか思えない水谷譲。
武田先生もその時期に来ているが、何十年かすると「その人を好きになった理由」がわからなくなっていく。
「何であの人があんなに好きだったんだろう?」とわからない。
自分がした恋なのだが、自分の恋とは思えなくなってくる。
それはズバリ言うと、奥様とよく考えると何で結婚したのかわからない。
だからそれを「外からやってきた」という。
決めたのは「オレじゃなかった」と。
人間の命はそう簡単に一つの答えで割り切れるようなものではない。

若い頃は巨乳が大好きな武田先生。
「ムングムングしたい」というのが渦巻く武田先生の激しい情動だった。
「忘れない夢」というのがある。
41歳の時に海外のベッドで見た夢。
マレーシアで何と、巨乳が武田先生の胸に付いていた。
ビックリした。
パンパンに張っていた。
それを触ってみたのだが、タッポンタッポン揺れていた。
「何で俺は乳房を持ったんだろう。巨乳を持ったんだろう」というので、いろんなユング派の本、フロイトも探してみたが、最もユング派の夢判断を採択した。
心理学的には「その乳で誰かを育てなさい」「オマエはそういう年齢に達したんだよ」「胸に乳房を持つ男となれ、魂の」「魂の胸に乳を持て」。

眠りの不思議さは、グッスリ眠るためには、入眠の直前には「脳が眠りを拒否する」という。
そこを刺激しなければならない。

入眠の直前には脳が眠りを拒否する「フォビドンゾーン(進入禁止域Forbidden Zone)」というものがある。いわば「睡眠禁止ゾーン」だ。(161頁)

眠るために絶対必要なのは「眠るまい」という心理。
「寝てはならない」という心理。
なぜかというと、そういう脳内物質が人間は出ている。
16時間も覚醒を維持した。
起きていた。
その時にその覚醒を維持し支えたのがオレキシンという脳内物質。
それが眠らせなかった。
眠たくなってくるとこれがものすごく頑張る。
「眠るんじゃない!何でオマエ、あくびなんかコイてんだよ!眠るんじゃない!」
ガーッとオレキシンが出尽くしてしまうと、その瞬間から落ちるが如く眠る一瞬。
だからこのスリープ、フォビドン、そういう時間を持つように。
睡眠禁止時間。
眠る何分か前に、一番興味のある本を読みたくなる。
「そうそうそうそう、あれの続き、どうなったんだろう?」と思いながら開く時、ワクワクしている。
マンガでも単行本で読む時、一番面白いヤツをとっておいて、眠る時に読もうと楽しみにとっていると表紙を見ただけでカクッといく。
好きなDVDの映画を部屋で見て「これ見てから寝よう」とすごく楽しみにしている映画なのに見ているうちに寝てしまうという水谷譲。
それと同じような感じ。

オレキシンが欠乏しているナルコレプシー患者では「フォビドンゾーン」が認められないという報告もあり、興味深い。(161〜162頁)

このオレキシン。
これをうまく使うような生活習慣を持つこと。
これがとても大事だということを覚えておいてください。
そして入眠時間を決めたら前倒ししない。
これはもう、本当にそう思う。
最近9時半にベッドに入って10時には眠っているという塩梅なのだが、明日早いからといって8時半に眠ったりするともう、ガタガタになる。
やっぱり明日どんなに早く起きなければならないにしても、入眠の1時間半から2時間が大事だということを前提にしておけば、4時間5時間になっても大丈夫で「いつもどおり」という。
眠りというのは習慣化しないとよくなりませんよ、ということ。

 単調な状況だと頭を使わないから、脳は考えることをやめ、退屈して眠くなる。(148頁)

だから電車の中では眠ってしまう。
それはやっぱり一種「退屈」という眠りの条件がそろっているからだろう。

初夢。
ただ、初夢に限定してしまうと夢の方がしぼんでしまうので「初夢判断」としながらも「夢判断」をやっている。
武田先生は夢見が悪い。

スタンフォード式 最高の睡眠



この本自体がわりと説明が細かすぎて、読者としては中途でわけがわからなくなってしまう。

科学的に根拠があり、かつ良睡眠の効果が期待できる覚醒のスイッチのオン・オフ法を紹介するので、意識して取り入れてほしい。
 そしてその鍵は、2つの覚醒のスイッチを押すことである。
 2つのスイッチ、それは「光」「体温」だ。
(174頁)

 夜しっかり寝て、朝すっきりと起きて、せっかく体温のリズムを合わせたのに、激しいジョギングで台無しになることがある。
 何事もほどほどが良い。体のことを考えれば、早足のウォーキングのほうがおすすめできる。少なくとも、汗だくになるような運動だけは避けておこう。
(193頁)

(武田先生と)同世代の方。
16時間覚醒というのは、加齢とともにかなり難しくなってくる、というふうに『スタンフォード式 最高の睡眠』は認めている。

「食事をとると、消化のために腸に行く血流が増えて、脳に行く血流は減る」とよくいわれるが、どんな状況でも脳血流は第一に確保される
 なので、ランチ後の眠気は血流の問題ではない。
−中略−
 ランチ後に訪れるのは、厳密にいえば「眠気とは違う倦怠感」といったものだろうか。
(217〜218頁)

 あまりに重い食事をとると血糖値にも影響が出て、極端な場合はオレキシンなどの覚醒物質の活動を抑えてしまう可能性もある。(218頁)

これ以降からワリと気にするようになった武田先生。
同世代の方。
今年の春にもう古希に達する武田先生。
どうしても眠くなった場合は眠っていい、と。
ただし20分以内。
それを3時まで。
本当のことを言うと、お昼時に20分ぐらいはOKだが、3時過ぎたらもう眠ってはだめ。
それをやるとまた夜の睡眠が不ぞろいになる。
絶対にお昼過ぎ、3時までに20分間ぐらい。

「30分未満の昼寝」をする人は「昼寝の習慣がない」人に比べて、認知症発症率が約7分の1だった。(233頁)

 これだけみると「昼寝は認知症を遠ざける」といえそうだが、話はそんなに単純ではない。なんと、「1時間以上昼寝する」人は、「昼寝の習慣がない」人に比べて発症率が2倍も高かったのである。(233〜234頁)

お母様が「眠れない、眠れない」とおっしゃっていてひどく悩まれていた故郷の先輩がいた。
「うちのバアサンが90超えとんだけど、眠れない眠れないっつって夜中に騒いでなー。オレは働きに行くからいいんだけど、女房はやっぱ、だいぶ堪えて」という。
それで「病院に行って来い」と行かせたのだが、お医者さんから薬も何一つもらえなかった。
「何でだ?」と母親に訊いたら「昼寝で2時間ちょっとしてる」。
「それだけ寝りゃ十分ですよ」と言われた。
だからリズムというのは大事。

(「年をとって丸くなった」という街角の声を受けて)
とある方の本を読んでいて、すごくショックというか「いいことだなぁ」と思った。
年を取ってくると意外と人が許せるようになっていく。
角々になる人と丸くなる人と二つのタイプがいると思う水谷譲。
角々になる人で、武田先生が一番聞いて驚いたのは人のことをボロクソに言う人がいる。
悪口を言いまくる人。
ブログとか何とかで。
そういうのが今、大流行。
SNSを使って言葉で人を傷つけることが趣味な人がいる。
その人は人間が嫌いだからではない。
その人が他人の悪口を言うのは、自分が愛せないから。
ドキっとする。
世の中で一番難しい技術は、自分を愛すること。
人を好きになるのは簡単にできる。
さっき「街角の声」でおっしゃっていたのは、年を取ってよくなったのは「あんまり人と」と言う。
これはその人が成熟してきて自分のことが好きになったから、人のことが好きになれる。
年を取るのは面白い。
そんなのは人生の後半にしかやってこない。
そうやって考えると命は面白い。

睡眠と言うのは実に謎の多い生命活動。
眠るということは他のケモノから喰われるチャンスを与えるワケだから。
この「眠る」という休息方法を進化は選んだ。
抑制を支配するアデノシンはDNAの基本構成成分なので、アメーバにも眠りは存在する。
睡眠の起源というのはそれほど古い。

「カフェインが眠気覚ましになる」というのは、カフェインが人を眠らせるアデノシンの働きを妨害するためである。(155頁)

 また、強力に覚醒を引き起こす「オレキシン」という神経伝達物質は、覚醒だけでなく摂食(食べること)にも関与している。(155頁)

睡眠というのは実に複雑な生命現象で、眠りこそ全ての生活の、健康の、心の基礎。
そして命の不思議。
年をとってしみじみ思う武田先生。
寝入りっぱなはもの凄く深く眠っている。
グッスリ眠っている。
3〜4時ぐらいからグズグズ、トイレに起きる。
トイレに行って帰って「寝付けねぇな」と思いながらウトっと寝ている。
その時にものすごい夢を見ているようだ。
その夢がとにかく、何かに遅れそう、恐ろしいものに襲われる、怖いものが追っかけてくる、それから汚い夢。
「あそこで見たウンコ」とか。
もう思い出したくない。
何か思い出に残るウンコがある。
そういう「とっとと消したいもの」。
そういうものが。
例えばゴルフをやっていても横に飛ぶという「シャンク」。
手ごたえまでありありと手のひらによみがえる。
失敗、過失、不潔、気味の悪さ。
これが若い頃より圧倒的に増えていく。
これは年を取ったから「どうしてもそういうことになっちゃうのかなぁ?」とあきらめ気味だったのだが。
著者によれば嫌な夢が多いのは悪い夢の方が強烈で、よく記憶に残りやすい。
アナタには実はよい夢もプレゼントされている。
ところが脳は「よい夢」は簡単に流してしまう。
「嫌な夢」はほとんどストレスが原因。
30〜40代が多い。
60、70代でもという人は中年にめちゃくちゃ働いている人。
ではなぜ30〜40代に多く、30〜40代に無我夢中で働いた60代、70代は老いると嫌な夢が多いのか?

嫌な夢。
追われる、恐ろしい、うまくゆかない、不潔な夢、亡くなった人が出てくる夢とかというのは、どうも脳がイメージリハーサルをやっているんじゃないかという説が。
現実で追われても、もう慌てない自分になりたいとか、そういう願望が夢の中で。
だから何回も見るうちにだんだん慣れてくる。
夢の中でそれがわかって「もう覚めるから大丈夫、覚めるから大丈夫」と思うこともあるという水谷譲。
何かやはり変化がゆっくり現れる。

これは本当にあったこと。
61歳で大学から卒業証書だけ貰った武田先生。
「名誉卒業」というヤツで。
23歳の時に大学を飛び出してフォークシンガーになる。
それが10月のことだったので、卒業まで2か月。
2単位と卒論。
それを書いておけば教員免状が取れたのだが。
その頃には金八先生をやっていたので大学にも戻れず芸能人。
ところが60歳になった時、大学側から「オマエは教員のイメージをよくした」と。
それで「免状渡そうか」という。
福岡教育大学だから、免状を受け取ると教員免許が付いてくる。
ところがちょうど教員免許は60歳で切れるので「教員免許は出せないけど、大学を卒業した証だけはプレゼントしてあげよう」というので。
それで大学まで卒業証書を取りに行った。
不思議なことに、それから入試の夢を見なくなった。
現実として「証書を貰った」というのがあって、入学試験(の夢)は見ない。
大学を卒業していないのがそんなにストレスにはなっていないと思っていたが、案外どこかで気にしていたのか。
そういうことがあるので、みなさん方も何かあったら、現実をほんのわずか変えるだけで夢見が変わるとか、そういうことはあるのではないか?

もしかするとだが、加齢とともに不安とか恐怖とか過失の体験、あるいはひどく不潔な光景などをなぞりたがるのは、何かそれが生命にとって、とても重大な要素なのかも知れない。

テレビの現場に行ってアッ!と驚いた。
AD(アシスタントディレクター)というのがいる。
これがざっくばらんに言うと「使いっパシリ」とか「弁当係り」とかという。
そのあたりから入って4段階ぐらいに分かれているから、ADというのが昔はどの現場でも3人はいた。
「1番手」「2番手」と呼んでいたが。
だいたいの番組で3番手ぐらいまでADがいる。
最近、9人いる。
働き方改革。
そのADは一番ハードな部分を背負わなければいけない。
演出家の八つ当たりも喰らう。
金八(『3年B組金八先生』)の時に頭を殴られているヤツを何回も見たことがある。
これが「働き方改革」によって睡眠時間をきちんと取らせないと違法である、と。
前はもう凄かった。
「オメェ15分寝たろ!」とか。
もちろんチーフ、演出家の方は一睡もしていないのだが。
それがもう許されない。
眠りを中心とした社会が守りに入っている。
ただ、この「眠気と格闘しない」という諸君はちょっと心配してもらった方が。
使い物になるかどうか。
ローテーションでクルクル回るから1本の作品でずっと付き合って終わるADがいない。
どれか必ずお休みで眠っているから、果たしてそれで有効な演出家が育つかどうか。

話がバランバランになったが『スタンフォード式』に関しては「もう少し具体的に説明してくださると助かります」と嫌味の感想を一行書いている武田先生。


posted by ひと at 19:35| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: