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2025年04月18日

自閉症が取り上げられた回の「報道特集」を見逃し配信で見ることができます

TBS「報道特集」で4月12日に放送された「自閉症の子どもたちのために」の見逃し配信がされている。

報道特集 自閉症の療育に生涯を捧げた医師|TBS FREE(無料動画)|TBSテレビ
4月20日(日)12:00終了予定

内容的には既に亡くなられた河島淳子さんという医師のこと。
この方の話は「新居浜ひかり物語 青いライオン」という映画にもなっていて、檀ふみさんがこの方の役をやっているということで。
で、実際にこの医師によって療育を受けた人達のインタビューみたいなものも紹介されるのだけれども、皆さん今はちゃんと社会生活を送られている模様。
昨今の「療育」っていうと「嫌なことはやらせない」みたいなスタンス。
結局社会性みたいなものを身に着けることもできずに、生涯誰かのサポートを受けなきゃ生きられないような、自活できる能力に欠ける人を作り出しているように私には見える。
テレビなんかには療育を受けて「好きなことの延長で他のこともいろいろできるようになりました!」みたいな子供が登場するけれども、そんなに上手くいく子ばかりではないよなって思うのだ。
そもそもそんな熱中できることが無い子も多いだろうし、私自身そうだったから。
で、この河島さんの「療育」ね。
最近の「療育」とは大幅に違う。
かなりのスパルタ。
実際批判もあるらしい。
何の療育も受けずに100%自力で完璧な擬態を達成した私が、子供の頃に「今のユルユルな療育と河島さんの療育とどちらを受けたかったですか?」ってって問われたら河島さんの方だな。
もちろん障害が治るワケじゃないから、私みたいに誰にも助けてもらえないみたいな状況になるべきじゃないし、誰かに助けてもらえる状態は障害のあるなしに関係なく重要だと思うけれども「手助けありき」みたいな前提で育てちゃったら、それで何とかなる人もいるだろうけれども、何ともならんことになりかねないと思うんだけどな。
最初に「今の子は療育ってのを受けられる」って知った時には「自分もそういうのを受けられればもっとマシな人生を送れただろうか?」なんて思ってうらやましいぐらいに思っていたけれども、テレビなんかで何度も見ているうちに「こんなんで本当に大丈夫か?」っていう気持ちに変わって来た。
あんなのじゃあ絶対に今みたいに完璧な擬態能力は身に付かなかっただろうなと思う。
擬態できるってことは、周囲の人にどうこうってことじゃなく、自分自身がどれだけ他人とのやり取りがしやすいか。
誰も助けてくれければ、役所なんかの手続きだの病院でのやり取りだの何もかも自分ひとりでやるしかないが、そういう時に誰かの助けがなきゃ無理とかって、それじゃあ自分が困るだろうと思うのだ。

ありがとうございません (幻冬舎文庫 た 14-1)



posted by ひと at 07:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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