「妄想する頭 思考する手」
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東大の教授の方で、コンピューター関係の開発を行っておられるという大博士。
(著者は)暦本純一さん。
祥伝社から出た本で。
申し訳ございません。
ご紹介が遅れた。
この本はもう二年以上前に読んだ本。
次に面白いのが来たりすると飛び抜かしてそれをやっているうちに、取り忘れてしまったヤツ。
「これはちょっと話もややこしいから面白く無ぇかな」と思って読み返していたら面白かった。
それで取り上げてみた。
この暦本さんの本を読みながらびっくりしたのだが、今はもう当たり前の当たり前になっているから、そんなことも考えもしなかったが。
スマートフォンを持っている人なら、この技術は毎日のように使っているはうだ。ピンチング(画面の上で二本の指を広げたり狭めたりすること)によって写真やテキストなどの拡大・縮小ができるあの技術だ。(14頁)
考えたら凄い発明。
どんなタイムマシンものを見ても、これは出てこない。
昔のSF映画で、空間に映像が出てきて、それを手でどんどん変えていく、流していくみたいな「こんなことできるワケないじゃん」と思っていたがそれに近いと思う水谷譲。
まさしく我々はその未来を歩いているワケだが、あの原理を考えた方が驚くなかれこの暦本さん。
日本人の人。
あれの原理を考えた。
凄い技術で、この技術は凄い発明なのだが。
この人の発明を発想したその裏側が面白いということで今回取り上げているワケで。
「必要は発明の母」と言うけれど(68頁)
灯油をストーブに移すシュポシュポとかああいうの。
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「必要があるから生まれてきた」という方が多いが、暦本さんは「そうじゃないんじゃないの?」という。
「これさえあれば便利」なんていう、そういう何だか真面目なことというのはあんまりひらめきを起こさないんですよ、人間の頭には」という。
その一例として大ヒット商品のソニーのウォークマンを挙げておられる。
あれは女性が提案した。
若い娘さんが「こんなのあったら便利」というのでウォークマンの原型を提案したら、もう重役会議でぼろくそに言われた。
社内でも「録音機能のないテープレコーダーなんて売れるわけがない」と反対する声があったらしい−中略−それでも、そういった当時の常識にこだわらずに、思いつきを突き通して形にしてみたら、画期的な商品として世界的な大ヒットとなった。(18頁)
それももう今は・・・
もうそういうのに取って変わったのだが、でもウォークマンの最初は「本当にいい道具だな」としみじみ思った。
指を広げたり縮めたりする「ピンチング」という技術なのだが、これはとんでもないところから発想している。
テルミン。
テルミンという不思議な楽器がある。本体に手を触れることもなく、アンテナ型の電極に手を近づけたり遠ざけたり、その向きを変えたりすることで、音の高さや大きさをコントロールする楽器だ。ロシア(ソ連)の物理学者レフ・セルゲーヴィチ・テルミンが−中略−発明した。世界初の電子楽器である。(133頁)
シンセサイザーの前の電子楽器と言われて面白グッズとして紹介される。
発明する人というのはそういう頭なのだろう。
この「箱から出ているアンテナに手を近づけて音が変化する」という発想そのものに暦本さんが惹かれた。
テルミンには、音の高さを決める垂直のアンテナと、音量を決める水平のアンテナがある。そのアンテナと手のあいだに蓄えられる静電容量の変化を利用するのが、この発明のポイントだ。(133頁)
これで「二本の指の動かし方で画面のサイズが変わる」という発想になるワケで、それがどう結びついていくか。
たとえばテーブルのようなコンピュータ画面を、たくさんの電極線で縦と横に分割する。テルミンの垂直アンテナと水平アンテナを二〇〜三〇本ほど敷き詰めて座標を作るようなイメージだ。縦のマス目を数字、横のマス目をアルファベット順にすれば、座標の交点は「3のB」「7のH」といった具合に指定できる。そこに物を置くことで静電容量が変化すれば、その位置情報をテーブルに伝えることができるだろう。(134頁)
だから(スマートフォンの画面の)電話のところを押すとちゃんと電話番号を収めたノートが出てくる。
「YouTube見たい」とか基本は指先の静電気。
あれは縦と横に入ったマス目の数字とアルファベットでその所在がはっきりするという。
それを指しておいて広げると広がるという仕掛けにもつながるというワケ。
これはテルミンの音が、人間の手のひらを近づけることで音を大小にしたり、音の高い低いを変えられる。
それで狙った情報のスイッチがその画面の中にいっぱいあるということ。
しかしそれにしてもスマートフォンは便利が良すぎる。
アルバムはあるわアダルトビデオはあるわ。
スマホは調べものは抜群。
アダルトビデオに接触する度に「これは子供には見せられないな」とかと思いながら見ている。
それとやはり無限大に人の情報が入って来る。
「ちょっとおたくの機械おかしゅうございますから掃除しませんか」「きれいにしましょう」とかという諸注意が。
あれは相手にしなくていいのかと思う武田先生。
ダメなものもあるので武田先生はそれは触らない方がいいと思う水谷譲。
作っておいて「触らない方がいい」。
「何とかしろよ」と年寄としては言いたくなるが、そういうものなのだろう。
この仕掛けを考えて画面に指を近づけることで「画面変化とか特有のチャンネルに合わせるということができますよ」というので面白半分で暦本さんは研究していたそうだ。
「何かの役に立とう」なんて思ったことが無かった。
学会でも注目されるのだが、それは子供のおもちゃと同じで画面が大きくなると子供は喜ぶし触ればチャンネルが変わると楽しそう。
でも結局、その発明を最初に商品化したのはアップルだった。(141頁)
ジョブズさんがいなければこの画期的イノベーションは生まれなかった、という。
この著者自身は自分の発明がこのような形で利用されること、それだけが嬉しくて。
ところが、私と関係のないところで特許侵害をめぐる訴訟が起こった。訴えられたのはアップルではない。アップルがスマートフォンのライバルであるアンドロイドを作っているモトローラを訴えたのだ。アンドロイドに搭載されたマルチタッチ技術はアップルのものだから特許を侵害している、という。(142頁)
(番組ではモトローラがアップルを訴えたと言っているが、本によると上記のように逆)
当時モトローラはグーグル傘下にあったため、グーグルの顧問弁護士から協力を要請されたのだ。そもそもiPhoneで使った技術がアップルのオリジナルでなければ、モトローラは訴えられる筋合いがない。それを証明するために、アップルが暦本のアイデアを使ったことを裏付ける証拠がほしかったわけだ。−中略−私の出した証拠もモトローラにとって有利な材料として働いた。結局、アップルが訴訟そのものを取り下げる形でこの争いは終わっている。(142頁)
これは暦本さんは何も文句を言っていない。
「俺にカネよこせ」とか言わなかった。
ただ「俺のものだとは言えない」というのをスティーブ・ジョブズが言い出して、何のことはない、誰でも使っていいということになった。
暦本さんは大学教授の方。
いわゆる研究者で自分の主張を放棄なさった。
この暦本さんの発明はもっと凄いのだが。
「自分が考え付かなかったことをジョブズが考え付いてくれたんだから、みんなも使っていいですよ」と。
そうおっしゃってくださらなかったら、我々は今、そんなできなかったと思う水谷譲。
もしモトローラが敗訴していたら、マルチタッチ技術はアップルが独占し、他社のスマートフォンやタブレットでは使えなくなっていたかもしれない。(142〜143頁)
指先でコンピュータの画面を拡大できたら、そのほうがマウスよりも自然だろうという感覚は持っていた。いや、現実世界ではものを一本指で操作することのほうがめずらしいのに、なぜマウスでは常に一本指ですべてを操作するような「不自然さ」を当たり前のように受け入れているのだろうかそういう自分自身の素朴な疑問から始まったのが、スマートスキンの開発だったのである。(16頁)
だから新しいものを発明する人は目の付け所が全然違う。
それが結び付いたワケで。
暦本さんがおっしゃっている中で本当に感心するのだが
自分の価値軸の上で「面白い」と感じたことを、素直かつ真剣に考えている。
その「妄想=やりたいこと」を実現するには、いろいろな工夫や戦略が必要だ。(24頁)
「そういう『妄想する心』みたいなものが無いと新しい発明、イノベーションは生まれませんよ。必要よりも『ああ、面白い』という、そういうのが大発明を生むんです。子供が見て面白く、年寄が見て『あ、こりゃ便利だね』という」
やはり指の広げたり縮めたりで活字の大きさが変わるのは子供は面白いだろう。
写真なんか際限も無くアップにもできるし。
年寄にとって一番有難いのは老眼鏡をかけなくていい。
そこだけデカくしたら読めるワケで。
たとえば産業革命の起爆剤となった蒸気機関は、最初から機関車の駆動技術を目的として発明されたわけではない。そもそもは炭鉱から水を汲み上げるためのポンプとして開発された。それを交通機関に転用した蒸気船が実用化されたのは、ワットの発明からおよそ四〇年後のこと。−中略−蒸気機関車が実用化されるまでには、それからさらに一〇年近くかかっている。(69頁)
ワット自身も「そんなふうに使ったの?俺の発明」と驚いているハズだ。
また、エジソンの蓄音機という発明も、想定外の必要を生んだ。蓄音機(フォノグラフ)はもともと録音装置、今で言う「ボイスメモ」に近いものとして発明されたものだ。その場で自分の喋った言葉を「蓄音」すれば、たとえば後で聞きながら文字に起こすこともできる。そんな利便性をエジソンは考えていた。(69頁)
ところが、この発明が「録音された音楽を聴く」という必要を生む。(70頁)
最初は音楽では無かった。
まったく縁のなかった分野に、「そんな技術があるなら是非これに使いたい」と言う人がいる可能性もある。自分の妄想から生まれた面白いアイデアは、最初の用途にこだわりすぎずに、より大きな「必要」の可能性を検討してみることも大事だろう。(71頁)
「なるほどな」と思った。
新しいアイデアは何かしら世のバランスを崩し「こう思っていたこと」それがひっくり返る。
そういう「ひっくり返す力」が無いと新しい発明はできませんよ。
これはやっぱりちょっと皆さん、メモっておいてください。
おっしゃる通り。
この先に暦本さんが考えておられる、新しい発明・発想を聞きたいでしょう?
これは面白いことを考える。
近頃世間を見ていて「あらら?」と思う一つに「強くなった卓球日本」。
確かに強くなったと思う水谷譲。
もちろん中国は強い。
でも肉薄しているのはわかる。
何でこの十年、二十年ぐらいでこんな強くなるの?何があったんだろう?とは思う水谷譲。
この突然強くなりつつある卓球だが、何とこれはどうも後ろ側に暦本さんがいらっしゃるようで。
あるとき、パラリンピックに出場する卓球の日本代表選手と話す機会があった。いろいろと話していて気づかされたのは、「スポーツは速度を落として練習することができない」ということだった。
ギターやピアノなど楽器の演奏なら、速くて難しいフレーズを遅いテンポで練習することができる。−中略−
でも卓球やテニスの初心者は、最初から速いボールを打つ練習をせざるを得ない。(97頁)
特にパラリンピックの卓球の選手の場合。
これはちょっと間違えたらごめんなさい。
多分聴覚欠損の選手だと思う。
耳の聞こえない選手、その人が卓球をやると速く攻撃するのがもの凄く難しい。
ピンポン玉を視覚で捉えて見なければいけないから。
それで暦本さんが考えたのは、卓球選手はどうやって練習しているかというと、卓に当たった音と最後のフォームを見ることでどこに来るかを予測する。
そうしたらどうするかというと、その耳の聞こえないパラリンピックの卓球選手のチームに対してはVRで速く打ち込む選手の姿を見せる。
暦本さんの発想を辿ろうと思うが、この方が卓球選手達の強化をどうやればいいのか、そこで考えた。
時間の流れを変えられるVRの話は、その卓球選手も大いに興味を持ってくれたので、さらに踏み込んだ専門的な話もした。−中略−その選手はこんなことを教えてくれた。
「私たちもボールの軌道を目で追って反応してるわけじゃないんですよ。相手が打ったときのフォームや打球音で、一瞬のうちに次のプレーを予測しているんです」(99頁)
それを聞いた暦本博士、何をやったかというと、もの凄い勢いで打ち込んでくる選手、それを撮影して「VR」「バーチャルリアリティ」のあの眼鏡の中にその選手を置いた。
それで何回も何回もそれを見せる。
そうすると「その選手の形がこうなったからボールはここ」にという条件反射で覚えさせるそうだ。
そうしたら打ち返せるようになった。
その人達のもの凄い速さのスピードを形として体に覚えさせる。
そうするとどこに出せば打ち返せるかが計算できる。
そういうのを聞くともう・・・
ちろん中国もすぐ作るのだろう。
だが武田先生はこの発想そのものに、そこに目を付けた暦本先生みたいな方がのびのびと生きておられるというのが、そこにこの国の可能性を感じる。
暦本さんというのは凄い人だと思う水谷譲。
何で武田先生も(この本を番組で)今までやらなかったかと自分でも・・・
時々こういうミスをする。
「こっちの方が加奈、喜ぶかな」と思って。
何とこの「(今朝の)三枚おろし」は、おろした料理は二年近く棚で眠らせていた。
熟成されたということだと思う水谷譲。
とにかく分野を超えて様々な分野の重ね合わせのうちから斬新なアイデアを生もう、と。
「みんながやらないと斬新な発明って生まれませんよ」
こういう問題が今、起きている。
用意するのは、二つの相反するニューラルネットワークだ。ひとつは、何かを「本物」っぽく作ろうとするニューラルネットワーク。もうひとつは、それが作ったものの「嘘」を見抜こうとするニューラルネットワーク。−中略−それを戦わせるから「敵対的」という。戦いのレベルが上がるにしたがって、「偽物」はどんどん「本物」に近づいていく。(115頁)
もう鉾と盾。
最強の鉾と最高の盾を戦わせる。
そうすると今は本物と見分けの付かない人の姿や人の声を作り出せるそうだ。
そうやって作ったのが、「この世には存在しないけど超リアルな人間の顔」だ。(115頁)
それから今のChatGPTに関してはこれは始まったばかりでまだイノベーションに辿り着いていない発明だ、と暦本博士はおっしゃる。
もうおっしゃる通り。
これをどう使うか?
「我々も参加しないとダメで頭のいい人だけに任せてはダメですよ」というのが暦本さんの言い方。
こういうのは面白い。
そしてここで明かしておく。
今週のタイトルになった「眼高手低」。
「眼」は、たとえば美術や文学の鑑賞力や批評力など物事を評価する力のこと。−中略−一方の「手」は、何かを創作する技能や能力のこと。その「眼」が高くて、「手」は低い。つまり「批評は上手だが実際に作らせると下手」という意味だ。口では立派な能書きを垂れるけれど、いざ自分で作ってみると実力のない「口先だけ」みたいな人を揶揄する言葉である。(118頁)
ところが、この眼高手低を別のニュアンスで使った人がいる。生活雑誌『暮らしの手帳』の創刊編集長として有名な花森安治だ。
花森さんは「手低」を「現実の生活にしっかりと着地している」という良い意味でとらえた。すると眼高手低は同じ「眼は高く、手は低く」でありながら、「高い理想を持ちながら、現実もよくわかっている」といった褒め言葉になる。(118頁)
この眼高手低から暦本さん曰く「イノベーションは生まれるんです」と。
手を動かさないと失敗さえできない。−中略−
そういう試行錯誤をどこまで続けられるかが、技術開発の勝負どころだ。(119頁)
手を動かし続けられるのも才能(120頁)
何度も失敗を重ねながら手を動かす時間は「神様との対話」をしているのだと思っている。(122頁)
自分の「やりたいこと」が見つからないという人は、今の自分が何に手を動かしているかを考えてみるといいかも知れない。(125頁)
「そうすると手があなたの持っている隠れた才能を見つけることができますよ」
武田先生は文字を書くのが好き。
嫌いだったらこんなに書かないと思う水谷譲。
武田先生はやはり勉強をするとかではなく字を書くのが好き。
朝、三時間字を書いて、もう無我夢中でやっているのだろう。
それと、この本は非常に面白かったが、武田先生の一番いいところは面白くない本も結構面白く読む。
面白く無い本を面白く語ることができる。
これが武田先生のイノベーションだろう。
武田先生は字を書くのが好き。
昔からそうなのかと思う水谷譲。
小学校の時、ろくでもない子だから。
今だから罪を発表するが。
職員室に入って自分のテストの書き換えとかをやったことがある。
自分で「出来が悪いな」と思ったら朝早く学校に行って、職員室に潜り込んで正解が書いた先生のアレを見つけて書いたことが一回だけあった。
もう時効だが絶対見つかったら不味いことだと思う水谷譲。
武田先生は「頭のいい人のふり」をするのが大好きで、小学校四年ぐらいの時に味を覚えて、石を見てその石がどんな石かを友達に説明する。
「あ、これ花崗岩」とかと言うと知的に見える。
「これ玄武岩」
本当は何も知らない。
その石の名前を知っているだけで、それを適当に並べて言っている。
「あ、変成礫岩だ」とか嘘ばっかり。
そうするとみんな「武田は詳しか」という話になった。
そうすると「頭がいいっていうのは気持ちいいな」と思って。
それで頭がよく見える為にはどうしたらいいか?という。
それが、自分でノートを付けてそれを一杯頭の中に入れること。
「太陽の温度は6000℃」とか。
何かしょうもない。
それを書いていた。
テストをやるとそれはもう悪い。
だが発表会とかやらせると一人で説明する子。
「日本の工業地帯」とか画用紙に日本の地図を描いて日本の四大工業地帯、それから何を作っているかを図式に書いて。
それは図鑑の丸写しなのだが、それを黒板にバーっと貼って、棒を持って説明するとものすごい快感だった。
それで「頭がいい人に見えるにはどうしたらいいかな?」と考えていたら、一番いいのはコツコツ勉強することだった。
そこに思い当たるまで高校生までかかってしまうのだが。
「竜馬がゆく」なんていう小説の一冊に出くわして、誰も知らないことを武田先生だけ知っている。
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「そこにいたら絶対負けない」という知識が、という。
そういうことから朝起きてコツコツコツコツ・・・
子供の頃から「三枚おろし」だったと思う水谷譲。
本に関してもつくづく思っているのは、差を付けたかったら一冊や二冊ではダメ。
そうすると全世界を網羅できる。
何かそういうことになってしまったのではないか?
だから暦本さんみたいなこういう博士の勉強ぶりなんか、武田先生はもう本当に感動する。
コンコルド。
大型旅客機。
もの凄い短時間でアメリカまで飛べるという。
これはどうなったか?
もう無い。
あんな夢のような飛行機だったのにと思う水谷譲。
250機まで作って、あまりのカネのかかりように中止になった。
(本によると製作されたのは16機。250機は採算を取る為に必要な数)
コンコルドの場合は、開発途中で航空機業界が旅行の大衆化へ舵を切り、低コストで大量輸送が可能な旅客機が求められるようになったことで、超音速旅客機へのニーズが失われた。(131頁)
この暦本博士がまた加わっておられる発明があるのだが、これも面白い。
そのとき考えたのは、「振動によって人を誘導する」というアイデアだ。たとえば視覚障害者が使用する白杖にそのデバイスを仕込んで、地図アプリのようなものと連動させる。白杖を進むべき方向に向けたときにブルブルッと振動して知らせれば、目的地まで誘導することができるだろう。(143頁)
実現化できそうな気がする水谷譲。
これは着々といい方に行っているそうだ。
地図アプリと連動させることによって「歩き出す」のサインから「ここを曲がろう」「ここを階段を降りよう」それをバイブで教える。
これはしかしできそう。
そしてこの発明の一部がもう既に車で生きている。
もう全部言ってしまう。
武田先生はトヨタ車に乗っているが、新車でびっくりした。
車を運転していたらハンドルが震える。
「何だ!オマエ」と思ってハンドルが震えている。
何で震えたか?
車線を踏んでいた。
追い越し車線を踏んだりすると「爺さん爺さん」とゆする。
こういうのが生きているので、水谷譲が言う通り、白杖の端末として地図アプリと連動させるというのがもう進みつつある。
ここから暦本さんの凄い発明が。





