カテゴリ


2018年09月30日

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が会社の人間関係で困らないための本

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が会社の人間関係で困らないための本



以前ご紹介したちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本と同じシリーズっぽい本。
この本も事務系の会社に偏っている感じだな。
それに「人間関係」ってのとはズレている感じが。
まあ、職場のことなんてほとんどが人間関係だって言ってしまえばそれまでではあるけれども。
何か違う感じがする。
会議でどうするか的な話も豊富に登場するが、私も事務系の仕事は結構やっているけど、会議に出るほどの立場の人って一体どのぐらいいるんだろう?
障害者枠で入った人で(いろんな機材を使ったり、クローズドで入ったら使えなさそうな内容ばかりだし)それなりの立場になるような人っているのかな?
まるっきりいないってことでもないと思うけど、そういう「レアケース」の人へのアドバイスとか書かれてもなって感じはする。

アプリを活用するのも詳しく説明されている。
実際の職場でどの程度そういうものを使えるのかわからんけど。

一つ一つ詳しく「ASDの人はこういう特性がある」とか「ADHDの人はこういうことが起こりがち」みたいな説明もあるので、読んでいて「自分はこのタイプだからこういうのに気を付けるといいのか」みたいなことがわかりやすい本だとは思う。
でも、私みたいに障害があるのがわからずに職場で叩かれまくってきた状況で、今更読んで参考にできそうな内容もなかった。
もっと若い人とか、社会人経験のない人が一通り目を通すのはいいと思うけど、この本の内容が通用しない場面がものすごく多いと思うから、これを読んだだけでどうにかできるものでもないよなと。
むしろ職場で発達障害のある社員を受け入れる側の人が熟読するのを推奨かな。
その上で「この人はこういうのが苦手みたいだから、こういうアプリをこう使わせてみるとよさそうかな」みたいな形で使えそうだなと。

職場での服装のことなど詳しく書いてある。
うん。
結局はこれも「職場の雰囲気」みたいなのに左右されるから「事務系ならこれで大丈夫!」「ビジネスカジュアルって言われたらこれでいい!」って最適解は存在しないしな。
この本に書いていないけど、案外重要っていうか、本人の努力でどうにかしづらいのは「印象」みたいなヤツ。
すごく清潔にして、ちゃんとアイロンかけたいいお値段の服を着ていても「汚い印象」「だらしない印象」みたいな人ってのはいるんだよね。
それって実際に清潔にしているか否かってのとは関係なかったりする。
定型発達者っていうのは一瞬見ただけで勝手にレッテルってのを貼りまくってくれる。
当然のことながら、わりとだらしない恰好で安いものを着ていても「こぎれいな印象」「真面目そう」みたいに見える人もいるワケです。
顔だちとか、髪の質とか体型とか。
そういうことでずいぶん他人からの評価ってのは変わる。
実際私は髪の色が黒いだけで「性格悪そう」って見られるからな。
それを知った時には「なんだよそれ!」と思ったけど、どうやら定型発達者というクソみたいな生物はそういう習性らしい。
だから私たちはクソみたいな生物たちの習性を理解した上で対応しなければならない。
想像の範疇を遥かに超えるので、知識として身に付けるしかないことなんだけど。
この本はそういうタイプのことは書いていないな。

受け答えの仕方を詳しく「悪い例」と「よい例」が書いてあるけど、本を読んで丸暗記なんていうのはかなりの難易度だし、近くにいる人が(職場でなくても)常に「今のこの言い方は相手がこう感じてしまうから、こういう言い方に変えた方がいいよ」みたいなことをアドバイスしてくれるような状況にあると、すごくありがたいよなと思う。
実際には子供の頃から「わかっていてわざとひねくれて言っている」みたいに誤解されて非難されるだけで、どうするといいかみたいなことを教えてもらえる機会ってのは皆無なワケだけれども。

指示を受けた時のポイントなんかも詳しく書いてある。
その中に「指示された内容をそのまま復唱する」ってのがある。
うん。
まともな人が相手ならそうだけど、無能な人に指示された時ってそれがまるっきり意味がないこともある。
まれなことだろうと思うけどさ、ずいぶん前にひどく説明べたっていうか、全然指示がまともにできない無能な人に指示をもらって仕事をしなきゃいけないことがあったんだよね。
出された指示を聞いて「あれ?おかしい」って思ったんで、すぐに「これはこうすればいいですか?」って結構しつこく確認したんだけど、当然「それでいい」みたいな返事で。
で、仕方なく言われた通りにやったらやっぱり違っていてね。
で、私がご注意を受けたっていうね。
今なら多少は言い返すかも知れないけど、当時は「言い訳をするとさらに非難される」みたいな学習をしていたので、そういう時に一切釈明とかしなかったワケです。
自分に障害があるかどうかに関係なく、指示を与える人が有能かどうかみたいなのって、何をやるにしても重要かなぁと。

この本には「叱られ方」もちゃんと書いてある。
叱られる時に限らず、定型発達者は相手が本当はどう思っているかなんてことを知る能力は持ち合わせていない。
「うわべだけだと見抜かれる」っていう大嘘を子供の頃から言われ続けて、とても混乱させられまくったのだけど、よくも悪くも本当に「うわべだけなんとかうまいことやれれば乗り切れる」ものだ。
何か仕事でミスをして怒られている時に、本当に反省しているかどうかってのは実は問題ではない。
本気で反省していても、障害特性上表面的には全然反省していないかのように見えてしまえば相手は「コイツはまったく反省していない」って判断するのだ。
だから見た目が「すごく反省している」ように見えさえすればいい。
そういうのってテクニックなので、いろいろと身に付けておいた方が、定型発達者とやり取りをする上で都合がいい。
発達障害の人が全員ではないだろうけど、私は嘘を教え込まれて「気持ちのこめ方が足りないんだ」みたいに思って、必死にやって、より状況が悪化した。
むしろ演技に意識を集中して、気持ちを込めない方が自然にいろいろできた。
「気持ちをこめよう」って努力していた時は、挨拶一つ満足にできなかったから。
こういう、障害のない人なら何の苦労もいらないようなことでも、一つ一つ自力で何とかするしかない。

本の裏側に
「人間関係の困った」がなくなる
って書いてあるけど、さすがに本を読んだぐらいでどうにならんと思うけどなぁ。

posted by ひと at 19:04| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月14日

NHK おはよう日本 発達障害がある人に 映画を届けたい

事前にご紹介してあったヤツね。
今朝放送されたので。
これも全文紹介しようかと思ったけど、番組のサイトの方に動画がまるごと載っていたので、見逃した方はそちらをどうぞ。
番組で取り上げられたのは7時48分〜53分。

9/14(金)総合 朝7時45分
おはよう日本 「発達障害がある人に 映画を届けたい」

発達障害がある人に 映画を届けたい | おはよう日本 関東甲信越 | @首都圏 | NHK

問い合わせ先

◇映画の配給会社及び上映会を主催した会社
 「株式会社キノフィルムズ」
 電話:03−6459−2671

◆紹介した映画
 「500ページの夢の束」
 監督:ベン・リューイン
 製作:ダニエル・ダビッキ/ララ・アラメディン
※9/7より全国ロードショー(新宿ピカデリーほか)

◆発達障害の人に向けた上映(今後の予定)
・東京 「新宿ピカデリー」 9/24(月) 8:50〜
・大阪 「なんばパークスシネマ」 9/22(土) 8:50〜



もっと自分にも関係があるような内容かな?って思ったから見たのだけど、まるっきり関係ない感じ。
一部の、かなり多動が抑えられないタイプの人にしか関係ないかな。
映画を観たいけど、じっとしていられないから観に行けなくて困っている人にも映画を楽しんでもらえるように、休憩ができるような場所を設置するとか、上映中に出入り自由にするなどの対応をしてみましたっていう。
聴覚過敏対策として音の大きさにも配慮しているシーンも出てきたけれども。

私が映画館で映画を観る時に問題になるのは、後ろの席のガキがガンガン蹴ってきてコロ(以下自粛)っていう障害とは無関係なことは別として、字幕がないと言葉を聞き取りきれないことと、ちょっとでも遠回しな表現のシーンがあると内容が理解できなくなること。
邦画でも多少はあるけど、洋画になるともう相貌失認全開!で誰が誰だかさっぱりわからんようになって、さらに内容が理解でけんように。
何てことを言うと「では全部の映画に字幕を付けましょう」みたいな話になっても、今度は字幕っていう「余計な刺激」にヤラレちゃうタイプの発達障害者が「観づれぇよ!」になるっていうね。

で、番組内で取り上げられていた映画の件ね。
映画「500ページの夢の束」公式サイト 2018年9/7公開
↑で予告編とか動画も見られる。


posted by ひと at 14:56| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NHK いじめを考えるキャンペーン FACES▽いじめをこえて〜GOMESSさん(日本)

発達障害関連として紹介されていなかった番組なのだけど、発達障害のGOMESSさんがご出演ということですでに放送が終わったものではあるけれどもご紹介。
2分間程度の短い番組なのだが、『いじめを考えるキャンペーン FACES』っていうのでいろいろな人が出演してイジメを乗り越えた体験談を語るというものらしい。
で、今回はGOMESSさんだったということで。

NHK 番組表 | いじめを考えるキャンペーン FACES▽いじめをこえて〜GOMESSさん(日本) | NHKいじめを考えるキャンペーンが世界中の放送局と連携して「いじめを乗りこえた体験談」を、国や地域・人種・世代等の壁をこえて伝えあう新企画“FACES”

9月14日(金) 午前5:55〜午前5:57(2分) Eテレ
「いじめで傷ついている人たちに世界中からメッセージを届けたい」。その思いにこたえて、自らの体験を勇気を出して語ってくれる人々を紹介します。いじめをこえるきっかけは何だったのか、いじめをこえて今、伝えられること…。世界中から届くメッセージに、あなたは何を感じますか?今回は、日本のラッパー・GOMESSさんからのメッセージです。

最後まで見て「だから何?」って感じで何も伝わってこなかったのだが(個人の感想です)全文書き起こした。
番組中字幕がない。
なんでだろう?
だから聞き間違いもあると思う。
字幕を出してくれないと聞き取るのが困難なのだけど。
障害者イジメ?
イジメを考えるキャンペーンで障害者を排除しようということで?
内容的に手話通訳を入れてもいいぐらいじゃないのか?と思うのだが。


(最初から最後までGOMESSさんの一人語り)
5年生の時に自閉症だっていう診断をされまして「森クン障害者なんでしょう?」みたいな感じになって、メガネをどっかにバーン!て投げられてパニック発作みたいなの起してしまって。
そこから全く覚えてなくて。
フッと目が覚めたら先生に馬乗りになられてて。
部屋にこもるようになりましたね。
毎日を生きる理由が見つからないし、もう探そうと思えない。
死を待つだけの生き物だなって。
そうですね。
ずっと音楽を聴いていた気がしますね。
鍵盤叩いてパソコンカチカチして。
自分がなぜ生まれてきてしまったのか、なぜこうなってしまったのか。
ずーっと解決しないことを、ずーっと悩み続ける。
それに疲れた時はフッと音楽作って、その5年間をすごく、大事だったな。
「オレがNo.1」とか言うんスよ。
俺のその当時の引きこもって家にいて誰とも喋れない。
全くNo.1の状況ではなかったんだけど、でも心のどこかで「オレは一番イケてる」みたいな気持ち、あったんですよね、多分。

(GOMESSのラップが流れる)
相手に対して何を伝えるかなんてこと、考えたことなかったんですよね。
なんか音楽を作って世に出して、それを聞いた人が感想を書いて。
何かそれをコミュニケーションに感じて。

(GOMESSのラップが流れる『人間失格』)



僕は世界を切り離すことで自分を守ることができたし、その中でクリエイトしている僕にはすごく恵まれた環境だったなって今になって思いますね。


この人は以前にも番組で取り上げられたことがある。
ハートネットTV 言葉に傷つき 言葉に救われる ―ラッパー・GOMESS―

今回の内容ではこの人が子供の頃にイジメに遭っていたってこととか、今はラッパーだってこととか、そんなことしかわからない。
過去にイジメに遭った人だから取り上げられているんだろうとは思うけど「で?」って感じ。
この番組の内容からだけでは本当に何もわからないけど、ひきこもりに多い「自尊心が異常に高い」タイプなのかな?と思った。
自分はものすごく才能があって優れていて、他人から賞賛されるに値すると思っているが、外に一歩出たらそれは誰にも受け入れられないから外に出られないってタイプの引きこもりは多いらしいのだけど。
自閉症があって、外にも出ない子供を家族がちゃんと養っていたんだなと。
家族の話を聞きたいというか、むしろそっちの方を知りたい。
今回は発達障害関連番組ということではなく、あくまで「イジメ」ってのに関する番組だったので「過去にイジメに遭っていても、今はラッパーとして立派にやってますよ」みたいなことを言いたいのかなと思うけど。
正直そんなことには興味が全くないのだけど。



posted by ひと at 14:33| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月12日

『おはよう日本』で何やら放送されるようです

発達障害プロジェクト

■今後の放送予定

9/14(金)総合 朝7時45分
おはよう日本 「発達障害の人に映画を届けたい(仮)」
・関東甲信越地方(※)向けの放送となります
※茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県


って書いてある。
この通りだとすると明後日の朝に何やら発達障害関連の情報が放送されるっぽいのだけど

NHKニュース おはよう日本 関東甲信越 - NHK

9月13日木曜

NHK総合1 午前7時45分〜 午前8時00分
NHKニュース おはよう日本

▽発達障害の人に映画 緊張せず楽しむ上映会 【キャスター】高瀬耕造,和久田麻由子,【気象キャスター】檜山靖洋


明日???
ここの「企画予定」のところでは14日になっているし、多分14日が正解かと思うけど。


posted by ひと at 19:26| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月27日

NHK バリバラ | 【生放送】障害者はテレビを救う

毎年のように『24時間テレビ』にぶつけた番組をNHKで放送しているワケです。

NHK バリバラ | 【生放送】障害者はテレビを救う
来たで〜!夏の生放送!テーマは「視聴者としての障害者」。目が見えなくてもテレビを見たい!聞こえなくても音楽番組を楽しみたい!そんな人のための字幕や音声解説、手話放送だが、つかない番組もまだ多く、「置いてきぼりだ」と悲しむ声が・・・。なぜか障害者が1年で最も注目されるこの日、バリバラ・ファンへの感謝企画で、障害がある人もない人も楽しめる演出を追求!誰も置き去りにしない、テレビの未来像を探る実験企画を放送する!

見たかったのに!という方は再放送も予定されています。
8月31日(金)0:00(木曜深夜)

今回は番組の内容を全文紹介はしない。

この番組は画面の色がすごくカラフルなので、視覚過敏の人が見ると色がごちゃごちゃしていて疲れてしまうという話があるので、今の進んだテクノロジーなら背景は真っ白かCGを使ったカラフルなものかを選択できるみたいなシステムも可能なんじゃないかと思うんだけどな。

番組を見ていていろいろ勉強にもなった。
手話を習った時に、手話が単に日本語をそのまま当てはめたものではないっていうのを知って結構驚いたけど、手話に慣れている人にとっては、文字を読むのも結構しんどいっていうのは知らなかった。
文字を読むのは平気なのかと思っていた。
字幕を読んでいる途中で消えちゃうし!っていう話もあったり。
深夜に放送されているアニメには字幕がなくて困るっていうのは私も思っていた。
私も普段、字幕を出しっぱなしでテレビを見ているのだけど、やっぱり字幕がないと言葉は聞き取りきれない。
私は脳の障害のせいで健常者よりも文字を読み取る速度が速いから、字幕を読むのが大変ってことはないんだけど(字幕が出る洋画とか、何だったら速度を速めて見る)耳に障害があっても脳には障害がないんだったら、文字を読み取る速度は健常者と変わらないワケだからな。
読むの大変!ってのは実際そうだろうな。
番組中で、その「読んでいる途中で消えちゃう!」っていうのを解消するための一つの提案として、画面に言葉がLINEみたいに表示されるというのもやっていた。
それだとしばらく消えないから、とっつきやすいかな。
私の小さいテレビでは、そんな小さい文字はよく見えなかったんだけど。

今回も芸人の「あそどっぐ」さんがネタを披露してくださったのだけど、声がかすれているというか、私にはあまり言葉が聞き取れなかったけど、字幕は出るから内容は問題なく理解できたが。
遠方から来て、体中を緑に塗ったりでお疲れなのかな?とちょっと心配になったり。

聴覚障害のあるお子さんのお母さんが、テレビから情報が取りきれていないことに不安を感じておられたが、実際、手話とか字幕だけを頼りにテレビを見ている人たちは、どうしても情報を取りこぼしてしまって「え?そんなのみんな知ってるでしょ?」ってことが知らされていないみたいな感じになっちゃうのかな。
番組では「脱おきてけぼり」というのが言われるが、障害があるためにテレビの情報を健常者のようには得ることができないという状況。
私の場合はテレビに限らず音声だけで言葉を聞き取るのに障害があるから、字幕がないと全部の情報を取りきれない。
耳が聞こえなければ、手話とか字幕がないと何をやっているのかわからないし、その字幕が速すぎて読みきれなかったりしたら、読みきれていない部分は情報として得ることができない。
目が見えなければ、画面にどういうものが映し出されているのかがわからない。
テレビに限らずではあるけれども、一緒に同じテレビ番組を見ていても障害のある人は「おいてけぼり」にされてしまっているという。

で、『24時間テレビ』は?
一応リアルタイムで字幕は付けられているだろうけど、手話通訳もなし。
つまりは、あの番組はあくまで「障害者を『感動ポルノ』として楽しく消費する、健常者に向けて作られている」のだということなんだな。
まあ、だからこそ、裏番組でこれだけdisられるワケですが。

あそどっぐの寝た集



posted by ひと at 17:41| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月26日

話題になっている港南区自立支援協議会の障害理解啓発のポスター

障害から来るさまざまな行動に理解を促すポスターが、ほどよくユルい絵柄で受け止めやすいと評判だそうな。
この件を報道するメディアは当然のことながら「障がい」ってなっているけど、先日お伝えしたように理由は知らんけど横浜市は「障害」で統一だからな・・・と思って該当するポスターを見たら「障がい」ってなってるよ・・・。

ひまわり通信423 障害理解啓発のポスターを作りました|横浜市 港南区役所
医療機関の待合室で、周りの長いすがすべて空いているのに、後から来た人が自分の隣に座ってきてビックリした、というような経験がありませんか?
もしかしたら、何か意図があってそうしたのではなく、障害のある方が障害特性でそのような行動を取ったのかもしれません。
障害のある人は、まったく悪気はなく、その障害特性から、他の人には理解してもらいにくい行動を取ることがあります。
そんな障害特性から生じるさまざまな行動を知ってもらうことで温かく見守ってもらいたい、という思いを込めて、港南区自立支援協議会がポスターを作成しました。
自立支援協議会は区内の障害者支援関係団体等が集まって作っている団体で、障害のある方へのより良いサービス提供を考えたり、障害のある方もない方も安心して生活できる社会をめざした働きかけを行っています。
ポスターは、区内の医療機関をはじめ、公共施設等で貼っていただく予定です。
もし見かけたら、ぜひご覧ください。
イラストにあるような場面にお心当たりのある方も少なくないと思います。
そして、もしそのような行動をしている人を見かけたら、どうぞ温かい目で見守ってください。


ポスターも見ることができるワケですが。
何で「障害」っていう表現にしているのかがわからんけど、これって「発達障害」の話だよなと思うのだが。
まったく「発達障害」って表記がないのが不思議な感じがする。

ネットで話題になった時に出ていた話。
空いている席があるのにわざわざ隣に座ってくる人が障害のせいとは限らずセクハラおやじである可能性も大っていうね。
実際そういうことはあるだろうから、全部が障害特性とは限らないよねぇ。
セクハラおやじであるにしろ障害者であるにしろ、自分が嫌だなと感じたら速攻席は立っていいと思う。
誰にでも嫌な思いをさせられない権利みたいなのはあると思うので。

posted by ひと at 09:55| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月24日

横浜市 障害福祉のあんない2018

カタワなんで障害者手帳っていうものを持っている。
で、生まれつきの障害なのにもかかわらず手帳の更新っていうのをしなければならない。
手帳を更新すると区役所で「障害福祉のあんない」という冊子をくれる。
なんで「あんない」がひらがななのかは不明。
っていうか「障害者」を「障がい者」って神経質に書き換えている場合が多いのに、「障害」は漢字のままなんだな。
と思ってこの冊子を見てみたら徹底して「障害者」って「害」の字をそのまま使っている。
横浜市の主義なのかな?
それでいいんだけど。
「障がい者」ってされると、検索なんかをかける時に無駄に何度も検索をしなければならなかったりっていうデメリットしかないので。

毎回新しいのをもらったら古い方は何も考えずに捨てていたけど、何か変更になった部分があったりするのかな?と思ったんで、ざっと目を通してみたワケです。
自分が利用できるようなサービスなんかも書かれていたりするけど、区役所の人って何にも教えてくれないしね。
一番最初に障害者手帳をもらった時に「ここは関係のあるページ」みたいなざっくりした説明はあったけれども。

毎回書いてあったことだけど、今回初めて気づいたのはこの冊子は一冊300円だということだ。
区役所の売店などで売っているそうな。
ということで読んでみたいという方は300円払って・・・と思ったらネットに公開されている模様。

障害福祉のあんない2018PDF形式

表紙の色はこんなに赤くないけど、内容は同じだと思われ。
前回(私が持っているのは二年前のヤツね)のと比べて、内容はほぼ同じだけど、文字が若干小さくなっているかな。
で、その分わずかに書いてある内容が増えたかな。

37ページの一番下

0824_01.PNG

前のにはなかった項目。
新しくできた制度ということかな。
精神障害者本人との関係悪化等のため同居が困難になった家族に対して、一時的に滞在する場所を提供します。
実際、そういうことで困っている家族って多いのかも知れないけど。
多分みんな、こういう制度があるのは知らないだろうなぁ・・・。

75ページの一番下

0824_02.PNG

うん。
ヘルプマークね。
前は東京都だけでやってたからね。
今は横浜でもやっている。
ということで前のには載っていないけど今回のには載っている。

104ページ。

0824_03.PNG

これも前にはなかったけど、いつ始まったのかは不明。
出産時に重度の脳性まひになった場合に総額3000万円を支給というものらしいのだけど、こういうのって該当する人には産婦人科あたりから教えてもらえるのかね?
母子手帳に書いてあったりする?
ちゃんと情報がいきわたっていればいいけど。
他の制度みたいに「知っている人だけしか利用できない」みたいになってなきゃいいなと。

38ページの上。

0824_04.PNG

これは前のにも同じ内容があったんで、今回新しくっていうのじゃないんだよ。
でも
「黄色」は「配慮が必要」というサイン
なんて聞いたことがないんだよね。
みんなが知らないと意味がないんだけど。
で、これによると災害時に「配慮が必要な人」は「黄色」、「支援ができる人」は「緑色」のバンダナを身に付けようとのことです。
しかも黄色も緑色も自前で用意せいということで。
障害がある人は、避難袋に黄色いバンダナを一枚入れておくといいかなと思うけど、避難所で「何それ?」になる危険性大とも思う。

posted by ひと at 20:14| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月22日

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本


タイトルだけを見ると「発達障害の人が企業で働く上で役に立つような内容なのかな?」って感じだけど、かなり事務系の職場に偏った内容。
まあ、そればっかりではないけど、パソコンを使った仕事をする上でのヒント的なものとか、会議の時にどうとかっていうのが多い。
だから、接客業とか営業の仕事みたいなのに就いている人に役に立つ部分は少ないと思う。
ただ、かなり内容は具体的でパソコンの設定だのアプリだの、仕事を効率的にこなせるサポートに役立つ内容が多いので、発達障害がない定型発達者にも役に立つ部分もあるかも知れない。
この本を読んで働いている発達障害者が実行しようとしても周囲の理解がないと「一人だけ変なことを始めた」みたいな感じになりかねないので、上に立つ立場の人もこの本を読んで共通認識として「こうやった方が仕事がやりやすいよね」っていうことにしないとちょっと難しいこともあるかなと。

グーグルカレンダーを利用するとか、ホワイトボードを使うとか、すでに私が誰からも教わらずに実行しちゃっているものもある。
で、この本を読んで「これは自分が活用できるかも」みたいなのは正直ないな。
働いてないからな。
電話の応対とか実際に働いていたら役に立つ内容かも知れないけど。

努力した分だけきちんと能力は伸びていくし、何よりも工夫し努力する姿を周囲は見ている。努力は、周りの人に認められ評価される自分を作ることにつながるのだ。(40頁)

能力は伸びない!なんていう気はないけどね。
でも、何をやっても非難しかされないし、やらなくてもやっぱり非難しかされなかったから「何もしない方がいいよな」ぐらいに思うようになった。
やれるようになったことはいっぱいあるよ?
でもさ、やれちゃったら「最初からやれたんだろう」「今までなまけてたんだろう」って結局は非難しかされないんだよ?
バカバカしくてやってられないでしょ?

この本は主に事務系の仕事をしている発達障害者、発達障害者じゃないけどうっかり忘れたりしがちで「何かいい方法はないかな?」みたいな人、発達障害者に仕事の指示を出す立場の人に読んでいただくといいかなと思う。

posted by ひと at 11:19| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月21日

発達障害のマスキング

発達障害の人の「マスキング」大きな代償が必要なマスクはとろう

「マスキング」っていう表現は初めて聞いたけど、SSTの時なんかもそういう感じのことを要求される。
障害の種類や程度にもよるけど、私みたいに無理さえすれば「普通の人間みたいに行動ができる」っていうタイプだと、ひたすらそれを極限まで完璧にやろうってしてしまったり。
他人と接する時にはたいてい、もの凄く神経を張りつめて周り中に注意を払いつつ行動している。
それでも失言はゼロにはならないし、特に女の人の「無意識のうちに遠回しな表現を使っている」みたいなものに頻繁に遭遇して必死に「これはどういう意味だろうか?」みたいに考え続けなければならない。
考えても結局わからなくて最終的にはイチカバチカみたいになったり。
ちょっとした音とか光とかいろいろ気になっていても、それをいちいち言えば迷惑がられるだけなので、我慢している。
一日中「服の生地がチクチクするな」って思っていることもよくある。
定型発達者と違って体調が悪くても不機嫌にふるまう能力がないので、体調が悪い時でも誰からも気づかれないので「丈夫で風邪もひかない人」って決めつけられている。
常に他人から見て「普通の人」に見えるような言動をしているワケだけど、なにしろ「普通の人」に見えているのだから、私が大変な思いをして疲れまくりなのは他人には伝わらない。

この記事を読んでも「で?具体的にどうしろと?」って感じではあるけれども。
「自分らしく」「自分のままでよい」って言われても、どうすれば?

何でこんなリスクの高い「マスキング」なんてやってんのかっていうと、それをやらないと非難されまくりでいじめられて叩かれて排除されるから。
学校では実際そうだったし、職場でもやらなきゃそうなるから。
で?
「自分らしく」って、いじめに遭ったりしていた子供の頃と同様にやれってこと?
そんな状況で他人と接しても、相手に嫌な思いをさせるだけだけど?
それで、誰にも相手にされずに孤立するのがいいこと?
私は障害特性上、多分「自分らしく」「自分のまま」みたいな状態って他人から見て「すごく性格の悪い人」みたいな状態だと思う。
「性格が悪いんじゃなくこういう障害特性ですよ」って主張しろって?
自分が定型発達者だったとして、目の前にいる人がそういうクソみたいな主張をしてきたら、迷わずそいつとは縁を切らせていただくけれども。
当然だろ?

実際、マスキングとやらがものすごく上手にできるようになったけれども、やるのがつらすぎるし、やってもやらなくても結局は非難してくるヤツはいるし、バカバカしいなと思ったんで、極力やらなくていいように他人と接触を持たないようにした。
今は自分が一緒にいて疲れないような人たちとたまに会うだけ。

マスキングを続けるのがどれだけ負荷がかかってつらいかってのは長いことそういうのをやりまくったり鬱病発症しちゃったりっていう私にはよくわかりすぎるほどわかるけどさ、むしろ最近の子供の頃に障害認定されて「マスキングはしなくていいです」的な療育を受けている子たちが心配だなって感じている。
そうなるともう、私みたいに「普通の人間のふり」ができる能力は身に付けることができない。
確かにものすごく負担が大きい行為ではあるけれども、その人が何か将来やりたいことができた時に「普通の人間のふり」ができないとどうにもできないっていう状況もあるんじゃないかな?って思っている。
傑出した画家だの音楽家だの棋士だの「かなり変わった人」であっても通用するような職業であればいい。
でも、そうじゃない職業だったら?
むしろ「そうじゃない職業」が大部分だと思うんだけどな。
かなりつらいけどちょっと「普通の人間」ぽくふるまうような能力があれば、それなりになんとか折り合いをつけてやれるのに、そういう能力が全くないからやれませんみたいにならなきゃいいけどなって思っている。

posted by ひと at 20:12| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月16日

スッキリTOUCH 発達障害・漫画家に学ぶ女の生き方

日本テレビ系の「スッキリ」という番組で8月15日(水)に発達障害を取り上げたらしい。
発達障害関連の番組の放送予定がないか頻繁にチェックしているのだけど、これは事前に情報が得られなかったので見逃した。
youtubeで見ることができるけど、違法かと思われるのでリンクはしない。

スッキリTOUCH|スッキリ|日本テレビ

<スッキリTOUCH>発達障害・漫画家に学ぶ女の生き方 日本テレビ【スッキリ】|JCCテレビすべて
ここが一番詳しいかな。

08:52 <スッキリTOUCH>発達障害・漫画家に学ぶ女の生き方
近藤春菜が漫画家「沖田×華」を取材。
代表作「透明なゆりかご」は累計発行部数350万部超え。
「逃げるは恥だが役に立つ」、「ちはやふる」も受賞した2018年講談社漫画賞少女部門を受賞。
39歳の沖田は発達障害をもっていて、話聞かない、通じない、コミュニケーション取れない、認知のゆがみという発達障害独特の思考をもっている。
幼い頃から周囲に理解されず、イジメ、体罰、自殺未遂を経験。
壮絶な過去を漫画にし共感を得ている。
今はもっと人を分かりたいという。
現在パートナーの男性と暮らしている自宅兼仕事場を訪問。
散らかった部屋は発達障害が影響している。
3つの障害:ASD・自閉症スペクトラム障害、ADHD・注意欠如・多動性障害、LD・学習障害。
作品「ニトロちゃん」(光文社知恵の森文庫)、「こんなに毎日やらかしてます」(ぶんか社)を紹介。
漢字、ひらがな、カタカナのある一部の文字だけ書けない。
スマホ、ロボットに言及。


「現在パートナーの男性と暮らしている」で「なんだとぉ〜〜〜〜!(激怒)」って感じ。
で、あとからその男性とのほのぼのとしたやり取りも紹介されるのだが、それがもうさらに私の怒りを増長っていう。
うん。
男に優しくされてんだから幸せだろうねぇ〜(妬み)。
仕事もうまくいっていて、男もいるっていう恵まれまくっている人を紹介されても「そういうものなんだ」って思われるだけではないかと思うので、今回のは「発達障害のある人を理解してもらう」って意味ではマイナスかな。
全然「波乱万丈」じゃ無ぇよ!

09:00 <スッキリTOUCH>発達障害・漫画家その症状は?
近藤春菜が漫画家「沖田×華」を取材。
39歳の沖田は発達障害をもっていて、話聞かない、通じない、コミュニケーション取れない、認知のゆがみという発達障害独特の思考をもっている。
小学生の頃の対人関係について。
普通の会話が苦手で友達ができない。
人の顔を覚えるのが苦手なため、似顔絵を描き、特徴や性格をメモ。
母親との関係について。
小学4年生の時に発達障害と診断される。
高校進学後、母に勧められ看護師として社会に出る。
「あの患者さん」「あの件」など、ピンポイントで物が分からなかったという。
「あの」などの抽象的な表現が苦手。
22歳で自殺未遂。
25歳で漫画家デビュー。


よく「認知のゆがみ」って聞くけどさぁ、定型発達者(発達障害者でない人のことね)だってやっぱり歪んでるんだよ。
で、その歪み方がだいたい同じ方向だから衝突しないだけだろうと思うんだよ。
定型発達者だって「それおかしいから修正した方がいいよ」みたいなおかしな考え方をしてやがるくせに、自分たちと違うものだから、私たちに一方的に「修正しろ」って言ってくる。
沖田さんのお母さんが「資格さえ持っていれば一生喰える」って言うのは、私も若い頃に同じ思い違いをしていて、たくさん資格を取ったんだよね。
結局自分の好みや障害特性に合わない資格なんか取ったって、そんな仕事はしたくもないからやれもしない。
時間とカネを大量に無駄にした。
自殺を図ったことがターニングポイントになったそうだが、私にはそういうターニングポイントみたいなのってないよなぁ。
この人は「39年間発達障害と向き合う」だけど、私はまだ何年でもないしな。
「こだわりが強く他人の感情を理解するのが苦手」っていう障害特性が紹介されていたけど、それは違うと思う。
認知の歪みと同じで、他人の感情は似たり寄ったりだからお互いに類推できるだけだと思う。
私たちはまるっきり違う感情を持っているから類推ができない。
定型発達者同士は「他人の感情を理解できる」ように思い込んでいるけど、それって「自分と同じような感情だから推測が簡単」ってだけの話だろう。

09:09 <スッキリTOUCH>発達障害・漫画家に学ぶ女の生き方
近藤春菜が漫画家「沖田×華」を取材。
沖田×華が近藤春菜に会った感想を描いた4コマ漫画を紹介。
近藤春菜、加藤浩次、宮崎哲弥のスタジオコメント。
SNS、獅子舞い、成人式に言及。


恋人の行動によって自分の「こだわり」を改善できたって話が登場。
うん。
そういう人がいないと自力では難しいよね。
「自分を理解してくれる人がいれば改善するのかもしれない」ですかぁ〜。
そんなもんいねぇよ!(激怒)
今は以前とは違って、周囲の人が優しい(そういう人ばっかり選んで関わってるってのもあるけど)し、何だったらちやほやされまくったりするけど、そういうレベルの関わりの相手じゃなくて、恋人とか夫とかそういうレベルで手助けしてくれる人じゃないとダメだろうと思うけど、そういう可能性は限りなくゼロだからな。
だからこういうのを見せつけられると激しく腹が立つということで。

発達障害の方との向き合い方は?
職場
・部署をあまり変えない
・単純作業が良い
・マニュアルを作る
お友達の場合は?
・YES、NOははっきり あいまいな返事をしない
 「そのうち」「今度の身に行こう」っていつ?
・具体的に内容を提示


職場:特性を理解した上でマニュアル作成
友達:曖昧な返事はNG 具体的な表現を


マニュアルは発達障害者全般どころか定型発達者ですら仕事を円滑にやる上で推進すべきことだと思う。
ただ「単純作業が良い」ってのは、私みたいにそれがすごく障害特性上向く人と、逆にそれがものすごく苦痛なタイプの人もいるので、一概には言えない。
日本人の特に女の人は無意識のうちにすごく遠回しな表現を使う。
男の人でも言葉そのものと、言わんとしている内容とがまるっきり違うことが多々あって、それが中国から来た人を混乱させたりもするワケだけど。
そういうのを私は一つ一つマニュアルを積み上げていって「こう言っているけど意味はこうだな」ってのをひたすら解釈し続けるので、それがどれだけ疲れることかって、まあ理解してもらえるとも思ってないし、自分が疲れてしんどい思いをしたくないから、もう他人とは極力かかわり合わないのがいいんだなって結論を出したワケで。

透明なゆりかご コミック 1-6巻セット



posted by ひと at 10:56| Comment(4) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月27日

Wの悲喜劇 〜日本一過激なオンナのニュース〜 - #49 オトナ女子の発達障害

Wの悲喜劇 〜日本一過激なオンナのニュース〜 - #49 オトナ女子の発達障害 (18/07/21) | 動画視聴はAbemaビデオ(AbemaTV)

発達障害に予備知識が無いような人が見てもわかりやすいと思う。

発達障害の人のミスと発達障害じゃない人のミスとではどう違うのか?という問い。
出演されている方が答えておられるのだが、どうもその内容では腑に落ちなかった。
こういった話はテレビなんかでもよく出てくるけど最適解が見いだせない。
障害特性ってどれも「それって普通の人もあるでしょう?」みたいに言われかねないものだからな。
よく言われる「本人が困っているか困っていないか」って話にしてしまうと、本人の性格や周囲の環境次第になっちゃうしな。

カサンドラの話なんかも出てきます。
そういえばNHKなんかでやっている発達障害関連の番組には、全然カサンドラは登場しないな。
グレーゾーンの話なんかも出てくる。

動画の中で紹介されていた本

敏感すぎて困っている自分の対処法



新版 ADHD のび太・ジャイアン症候群



↑これは「新版」なので正確には違うけど。

posted by ひと at 09:15| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月26日

相手を不快にさせないために飲みこんでいた言葉のこと

ここ数年ずっと「どうすれば自分も今ほどは辛くなくて、周囲にも不快な思いをさせないようにうまく折り合いを付けられるか?」みたいなことを模索していた。
本を何十冊も読み、講演会だの講座だのに行き、発達障害関連の番組をテレビでやっていたらすかさず録画し、当事者会、自助会、ピアサポート等々・・・今の自分にできる限りのことをやり尽くしてきたつもりだったワケだが、そこまでやって何か解決したかというと何一つ解決せず、手がかりのようなものすら見出すことができなかったので「これはもうダメだな」ということで、それらは一旦打ち切りということにした。
もう本も読まないしテレビも見ないとかってことじゃないけどね。
そのために積極的に動き回るのは中止しようってことで。
ということで、他人との接触は極力しないようにして、接触を持つのは自分が一緒にいてつらくない相手とだけってことに。
そうは言っても、やっぱり全く他人と接触を持たないってワケにもいかない。
で、他人と接触を持った時に頻繁に言われる言葉で、私を非常に不快にさせる言葉がある。
その件に関して自分なりに「今後はこうしようかな」みたいなものがあるので、それをtwitterに書こうかと思ったけど長いからこっちにした。

最近はめったに人とも会わないから言われる機会もあんまりないけど、他人と頻繁に接触しているとよく言われるのが「器用でうらやましい」だの「なんでもできるんだね」みたいな。
うん。
本当に器用な人であれば、単なる褒め言葉として受け取ってそれで終了なのだろうけど、私は器用ではないので、いちいちカチンと来るワケです。
相手がそれほど深い意味で言っているワケではないだろうし、むしろ褒めてやってんじゃん!ぐらいだろうと思う。
それはわかる。
でも、そこで不快になった私の気持ちは?
当然、表面に不快さを出さないのだから、相手は私が不快な思いをしていることには気づかない。

私は器用どころか、幼稚園の時に手先が不器用な上に頭も悪くて、折り紙も満足に折ることができなかった。
障害特性なんだろうけど、高校に入ってもチョウチョ結びというものができないので、学校指定の靴が紐靴なので、ヒモがほどけるたびに「確かこの人同じクラスだったな〜」って人が通りがかると、すかさず呼び止めて靴ひもを結んでいただいていた。
明らかにおかしなお願いなのに、後から考えてみると誰一人嫌な顔もせず(相貌失認なので実は嫌な顔をされていたけどわからなかっただけか?)快くヒモを結んでくださっていたので、そんなに困りもしなかったということで。
今更ではありますが、本当にあの時はありがとうございました。

今でこそ、標準的な日本人に比べて多分小型なぐらいなんじゃないかと思うけど、子供の頃は大柄だった。
大きく生まれて小さく育つという、非効率極まりない状況ではあるが。
体は大きいが、いわゆる「うすのろ」ってやつで、動作はのろい。
手先が不器用だから学校でプリントが配られたりしても素早く一枚めくるとかできない。
もっと見た目がかわいらしくて守ってあげたい的な感じなら全く同じ行動をしても周囲の態度は違っただろう。
だが、私はフォークダンスで男子生徒が決して私の手に触らないというレベルの嫌われ者だ。
未だに一度も同窓会のお誘いが来たことが無いからも察して余りある状況。
当然のことながら周囲は「もたもたするな」「何やってんだ」「早くやれよ」といった声。
それを年中浴びせられるという子供時代だった。

あの頃、そういう言葉を浴びせかけてきた人たち。
今頃むごい死に方とかしてるといいな(はぁと

努力っていうより主観的には「無理をさせられ続けた」みたいな感じなんだけど、私は非難されないように必死で他の人に追いつくように素早く作業をこなすみたいなのをずっとやってきた。
年中やっているものだから、最初は全然人並になんかできなくても、途中で普通の人に追いついてくる。
気づくと追い抜いていた。
何をやっても人よりできるってもんでもないけど、一般的な「器用な人」みたいな状態になってしまった。

当然、他人から「器用でうらやましい」みたいなことを言われるワケです。
言われるたびに「そんなことない!」と思う。
でも否定するようなことを言えば相手を不快にさせてしまうでしょう?
だからぐっと言葉を飲む。
そういう「小さいストレス」みたいなものを他人と接するたびに抱えてきたワケです。
相手を不快にさせないために抱えてしまった私のストレスの行き場は?ってことで。
この件に関してだけでなく、私は相手を不快にさせないように常に細心の注意を払っている。
それでも不快な思いをさせてしまうことがたびたびあるので際限がないけど。

もう終わりにしよう。
相手を不快にさせるのは承知の上だ。

どういう言い方をしても相手を不快にはするだろう。
その上、私は本当のことを言っても信じてもらえないってことがよくあるので「生まれつき器用なくせに嘘を言っている」みたいな非難をされるっていう可能性も大だ。
相手が間違ったことを言っているので相手を不快にさせるのは当然の権利(って思ってやる!)なのだが、私の傷を深めるような的外れな非難をされたくない。
どう伝えるかが問題だ。

「生まれつき脳に障害があるので、ものすごく手先が不器用だったけど、無理を続けたらこのぐらいはできるようになったので、健常者だったらその気になれば私以上になんでもできますよ」みたいなのかなぁ?
でもこれは私が障害者であることを知っている人限定になるなぁ。
そうじゃない人に言ってもいいか。
まず「器用だとか言われるのはとても不快です」ってのは最初に伝えるべきだよな。
言わないと伝わらないじゃん。
「褒めるつもりでおっしゃっているのだとは思いますが」みたいな前置きをいれるともっといいかな。
今までこういうことは他人に言わなかったから、これからは他人を不快にさせまくりつつ「どういう伝え方が自分にとってベストか?」(すでに相手を不快にさせないようにみたいな視点は廃止です)ってことを模索していきたいと思う。

posted by ひと at 11:01| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月21日

中居正広の金曜日のスマイルたちへ 母も発達障害…栗原類の子育てとは?

20日の夜に放送されたヤツね。
一応一通り全文アップってことで。
今回は第3弾。
多分第1弾は
「金スマ」特別編 栗原類が告白…脳が原因 母が支えてくれた発達障害
多分第2弾は
居正広の金曜日のスマイルたちへ 発達障害を考える?天才ピアニスト野田あすか
↑「中居」の「中」が抜けているけど直すの大変だから申し訳ないが放置


中居正広の金曜日のスマイルたちへ[字] 母も発達障害…栗原類の子育てとは?|TBSテレビ

中居正広(MC)「発達障害についてみなさんで考えていきたいと思います」

金スマ特別編
発達障害を考える
第3弾


3年前から金スマが密着している発達障害の天才ピアニスト野田あすか(36歳)さん。
彼女には生まれつきの脳の機能障害「自閉症スペクトラム障害」という発達障害がある。
彼女のピアノには聴く者の胸を打つ音色があると言われている。
観客「心に届く」「心が温まる」「涙が出てしょうがないのよ、私」
昨年、過去にピアニストの辻井伸之さんが受賞した岩谷時子賞(音楽・演劇界の明日を担う人材などに贈られる)その奨励賞を受賞した。
そして今年3月(2日)、ついにCDデビューを果たしたのだが、CDデビューに伴った全国ツアーが予定されており、それまでにオリジナルの新曲を1曲完成させなければならなかった彼女。
しかし、彼女の脳は発達障害によって視覚情報の処理がうまくできないという。
そのため、複雑な記号(音符・休符・音の強弱・全体のリズム)がたくさん書かれた楽譜をすぐに理解できず
あすか「(楽譜を見ながら)1段目シ・ミ」
楽譜のたったこの1段を弾くのに、およそ半日もかかるくらい音符が苦手。
では一から曲を作る時、一体どうしているというのか?
そこには彼女ならではの驚きの作曲方法と発達障害ゆえの苦しみが秘められていた。
コンサート初日、どんな曲ができたのか?
そして無事に弾くことができたのか?


CDデビューコンサートまであと5か月の昨年10月、あすかさんは東京町田のイベントに参加。
(町田青年会議所50周年記念コンサート)
そしてこの日、あいにくの雨の中、地域への社会貢献として特別にオーケストラを指揮してくれたのは、11年前「金スマ」に出演してくれた世界的指揮者、西本智美さん。
あすかさんのピアノについて聞いてみると
西本「音色(ねいろ)に特色があると思います。とても音色(おんしょく)が美しくて、野田あすかさんの世界というものをちゃんと持っていらして、自分の音楽でもって話される。ですから文章にちゃんとなってるんです。音楽における。」
以前は怖がっていた大勢との演奏も何とか克服できているようだ。

(コンサートまであと2か月 1月中旬 宮崎)
そんなあすかさんがコンサート用に新曲を作ると聞き彼女が住む宮崎県へ。
向かったのは公園。
自然の中にいると曲のアイデアが湧いてくるという。
あすか「今ここだな。よし。」
すると・・・
地面に寝そべってしまったあすかさん。
その後、白紙の譜面を置いたまま、じっと池を眺める。
わずか2分後。
譜面に書いたのは音符ではなく曲線。
一体これは何なのか?
しばらくしてようやく音符を書き始めた。
彼女曰く「頭の中に鳴っている音をこうして音符にするのは凄く時間がかかる」という。
あの線にはどんな意味があるのか?
曲線から楽譜にする手順を自宅で見せてもらった。
だがそれは、発達障害がある彼女にとって、とても根気のいる作業だった。
スタッフ「作曲するところを見せていただきたいんですけど、いいですか?」
あすか「はい」
と言うとピアノの前から立ち上がりテーブルへ。
いきなりピアノを使った曲作りはできないという。
あすか「頭の中で出来上がったヤツ(曲)から作っているんだけど、最初にメロディー付けるので」
まず、頭の中に鳴っている音を先ほどと同じく曲線で描いていく。
あすか「私は1小節お話しをして、木が答えてくれます。メロディーを最初からこう考えるっていうよりかは『こういうイメージね』みたいな」
この曲はどんなイメージからできたのか?
あすか「私が行ってた小学校に大きいクスノキがあって休み時間に木とずっと話してて、それを木の上の光が見守ってくれてたようなイメージの曲を書きたいって思いました」
スタッフ「これ(五線譜に引かれた線)が曲に変化していくんですか?」
あすか「はい。だいたい同じ高さで最後下げたので同じ高さの音を。まぁこれが私のお話。そしたら木が答えてくれる。こっちは木だから(線で囲む)こうやっといて」
曲線を目安にして頭の中の音を音符にして書き込んでいく。
あすか「(曲線が)ちょっと下がってるから、(音符を)ちょっとずつ下げてみて、リズム(音の長さ)を適当につけます。この時はまだわかんないから適当に4拍子になるように」
音に長さを付けメロディーにする。
あすか「でも木の話は『タララン』って決めているのでタラランです。次は自分では音を読むのはあれ(苦手)なので」
脳が視覚情報をうまく処理できないため、書いた音符が頭に浮かんでいる音と正しく合っているかがわからない。
弾いて確かめようと思っても、1段で半日かかってしまう。
それを補ってくれるのがタブレットの音楽アプリ。
入力した音符通りに再生してくれる。
半日かかる作業を瞬時にこなしてくれるのだ。
あすか「1個下。っていうふうに1個ずつ打ち込みます。これでこれ(紙に書いた音符)を今、写しました」
アプリに演奏させて頭の中で鳴っている音を確認する。
あすか「(アプリで音を再生させて)っていうのがメロディー」
スタッフ「これで初めて自分で知るってこと?」
あすか「そう」
楽譜を見てもすぐに音がわからないので、アプリで再生してみるまでどんな音楽なのか正確には把握できていないという。
あすか「次は左手を付けます」
同様に左手のパート。
頭の中で音が鳴っているタイミングに丸を打つ。
その丸の中に音符を書きこんでいく。
そして左手パートも音楽アプリに打ち込む。
あすか「今はどんな音楽かわからないので。(音を再生する)う〜ん、で聞いて、ちょっと違和感があったのでもうもう1回」
こうやって頭の中に浮かんだメロディーを曲にしていくのだ。
その後、できた楽譜を印刷し、ピアノで仕上げていく。
一度耳で聴いているので作業ははかどるが、自分で作った曲なのに一段弾くのに半日はかかる。
普通、作曲家は頭の中に音が浮かんだらすぐに譜面に書いてすぐに弾ける。
だが、あすかさんの場合は頭の中に音が浮かんだら、音符にするまでにたくさんの工程が必要。
弾くまでにも時間がかかり、とにかく大変だ。


普通の作曲家
頭の中に音が浮かぶ
楽譜に音符を書く
すぐにピアノで弾ける

野田あすか
頭の中に音が浮かぶ
右手パートを曲線で書く
音符にする
音の長さや強弱をつける
音楽アプリで確認
訂正(音符にする〜アプリ確認)
同様に左手パート
半日かけてピアノで弾く


こうして3か月も前からCDデビューツアーに向けて作ってきたのが『木もれびの記憶』という曲。
完成度は半分くらい。
まだまだかかりそうだとか。
そんな作曲について、東京にまで通い勉強を重ねている。
発作が原因で足を複雑骨折して以来、長い移動は車椅子。
あすか「(作曲の勉強を)初めて真面目にやります」
かつて彼女は国立宮崎大学の芸術文化コースに入学し、音楽を学ぶために通っていた。
だが、人間関係のストレスから発作を頻繁に起し作曲を詳しく学ばないまま中退。
以来、独学で作曲してきたあすかさん。
ゆえに独特の感性が色濃く反映されてきた。
こちらはカナダで行われた国際障害者ピアノフェスティバルでオリジナル作品賞を受賞した『ふしぎな森の1日』。
カナダの森をイメージして書いたメロディーには独特の世界観があると絶賛されたが、指が11本ないと弾けない曲を書いてしまったという。
作曲家・日本クラシック音楽コンクール審査員・宮川慎一郎先生「感覚だけで演奏をしていくと、どっかで行き詰るんですよね」
オリジナリティーも大事だが、プロのピアニストとして活動していくため、また、作曲のバリエーションを増やすため苦手な音符と格闘しながら音楽理論を学んでいた。


(3月中旬 宮崎)
そして他にも発達障害による苦手なことがたくさんあるあすかさん。
3月のある日、父・福徳(よしのり)さんと洋服を買いに出かけた時、発達障害の症状が・・・
(ファッションセンター しまむら)
突然入口へ戻る。
父「あすかちゃん、どこ行きよっと?」
他の車が気になったようで外へ。
興味が湧いたら気持ちを押さえれらないのも発達障害の特徴の一つ。
父「お父さんはあっちを見てくるから、一時自分で選んでみてごらん」
あすか「お父さんブラジャー見るの?」
父「ブラジャーじゃない。お父さんは男性用のところをちょっと見てくるから」
「あっちを見てくる」と(父が)指さした先には確かに女性の下着をつけたマネキンが。
言われた言葉をそのままの意味で受け取ってしまうのも発達障害の特徴の一つ。
父「あすかちゃんはこの辺をちょっと見といて。好きな物があったら後で教えて」
日常生活をなるべく一人でできるようにこれも買い物に慣れる練習だったのだが・・・
何やら床に気になる物があるようだ。
あすか「赤い三角がいっぱいあることが分かった」
父「うん。(服を)もうちょっと探してきてごらん。お父さん向こう見てくるからね」
それはこの(床にバミってある)赤い三角の印。
こうなると探さずにはいられなくなり、床じゅうを目で追ってしまう。
あすか「お洋服買に来た。」
一度は目的を思い出したが、気になる物があると触らずにはいられない。
父「あすかちゃん」
あすか「はい」
父「洋服を選ぶんじゃないの?」
あすか「あっあ・・・」
父「そんなキラキラはいいの、今日は。選びなさい」
あすか「はーい。キラキラがついてる」
ようやく買い物終了
しかし・・・
父「それはいいから」
あすか「気になる。(自動ドアにつけてある突起)なんでついてるの」
父「気にならんでいもいいの、そういうの」
あすか「気になる、めっちゃ。赤い三角あった。」
父「ああ、赤い三角・・・。いいってそれは。それくっつけてあるんだよ」
あすか「なんでだろう〜♪なんでだろう〜♪」
父「『なんでだろう』じゃない。くっつけてあるんだよ。ダメよこれ自動ドアだから」
あすか「あれ?自動ドアって手でも開くっちゃね」
「もし自分がいなかったら、買い物に半日かかっただろう」と父・福徳さんは語っていた。


発達障害
関連本がたくさん並び、高い関心がうかがえるその障害は、持って生まれた脳の機能障害のことで言葉、コミュニケーション運動などで日常生活に支障となる症状が現れる。
文部科学省が2012年に行った調査によると通常学級に在籍する小中学生の15人に1人に発達障害の疑いがあるのだという。


この「小中学生の15人に1人に発達障害の疑いがある」って件に関しては毎回言っているけど、今回もしつこく言い続けるワケですが。
こちらをご覧ください。

脳のどこに、どの程度の障害があるかによって現れる症状も様々。
例えば、人の顔を見てもその人が誰なのか認識できなかったり、物事をどうしても覚えられなかったりと個人差がある。


1クラス2人程度、その可能性がある発達障害とは

栗原類(2015年、自身の発達障害を告白)
岩波明先生(昭和大学附属烏山病院病院長 昭和大学医学部教授)

中居「改めて発達障害とは、先生、どういうものなんでしょうか?」
岩波「脳の機能に偏りがあって」
中居「これは生まれつきなんですね」
岩波「そうですね。生まれつきですね。ですから様々な疾患がありますね。それぞれ違いますけど言葉の問題だったりコミュニケーションだったり、あるいは注意集中だったり。軽いものはですね、『特性』とか『性格』と言った方がいいものもありまして、日常生活で色々問題が出てくるものを発達障害と言うのが適当かなと」


まあねぇ・・・。
子供がどうやら発達障害らしいってことになっても、診断を受けさせるか否かってのが「本人が困っているかどうか」が判断基準だったりするからねぇ。
でもそれって、その人自身の障害が重いか軽いかってことよりも周囲の手助けみたいなのに大幅に左右されちゃうからねぇ。
それはそれでどうなんだろうとは思うよねぇ。

山内あゆ(TBSアナウンサー)「野田あすかさんの場合は『自閉症スペクトラム障害』なんですけれども」

発達障害(自閉症スペクトラム障害)野田あすかさんの症状
脳の機能発達の偏りによって…
   ↓
・視覚情報を処理しにくい
・落ち着きがない
・興味が湧くと気持ちを抑えにくい(多動性)
・こだわりが強い
・言われた言葉通りに受け取ってしまう
・人とのコミュニケーションが難しい


中居「ちょっと気になるのが、幼稚な何か雰囲気でお話しされるじゃないですか?あれも発達障害の」
岩波「あの〜彼女の喋り方は発達障害に特有のものということではないと思いますね。おそらく少し子供返りする、退行するということで、少し自分を守るというんでしょうかね。そういうようなことなんじゃないかと。かなり精神的なダメージを負われたので」
中居「二次障害ってことで考えて」
岩波「どちらかというとそういう形でしょうね」


新曲初披露のCDデビューコンサートまであと2週間。
作曲の過程を見せてくれた『木もれびの記憶』は完成していた。
だが、あすかさん曰く、納得のいく演奏ができないという。
その理由は・・・
あすか「強い気持ちを込めて作ったのに『弾けるかな』っていう弱い気持ちが入ってくると、その時の気持ちじゃないから、失敗だと思うから」
強い気持ちを込めて作ったというその曲は小学校時代のさびしい体験を曲にしたものだった。
今までは自然豊かな故郷をイメージしたり(『なつかしさ』)

なつかしさ



愛犬との散歩など楽しいことをイメージしたり(『ぴあちゃんとおさんぽ』)、困難はきっとのりっ越えられるという希望を曲にしたり(『哀しみの向こう』)と前向きなテーマが多かった。
では一体どんなことがあったのか?
あすか「多分(小学校の)クスノキの下に行ったらすごく思い出すと思う。いいことも悪い事も」
そんなあすかさんのために、お父さんがその小学校に連絡。
敷地に入る許可を取ってくれた。
車で1時間かけて行ったのは引っ越す前に通っていた別の町の小学校。
そこには大きなクスノキが。
あすか「大きくなった」
卒業以来、およそ24年ぶりにやってきた。
あすか「ここ」
父「そこ座っとったん?」
あすか「うん。ここのくぼみが私の場所」
小学生の頃、休み時間になると、このクスノキの下によく座っていたという。
するとあすかさんは幼い日の出来事を話してくれた。
あすか「どこにいるのか、自分のクラスの人かわからなかったからね、ここにいるしかなかった。」
さびしかった小学校時代の思い出。
あすか「ここが私の場所だった」
小学校では成績優秀で優等生だったというあすかさん。
だが、発達障害によりコミュニケーションが苦手な彼女にとって、学校での集団生活は簡単なことではなかった。
例えば
(あすかの回想)
クラスメイト「あすかちゃんまた会ったね」
あすか「誰?」
これも脳の視覚情報の処理がうまくできない発達障害の特徴。
人の顔の違いが認識できず会う人が誰だかわからない。
あすか「(人の顔が)その時はまだ、のっぺらぼうだとずっと思ってたから。顔に何もついてないって小っちゃい頃はずっと思ってたから」
クラスメイトがのっぺらぼうのように見えていたという彼女は、友達もほとんど作れず昼休みは木の下で一人、時間をつぶしていたという。
あすか「みんなには、一緒にいる友達が近くにいて、どの人が友達かわかるのに、どうして私の友達はこの木だけなんだろうって思ってた。みんなが知ってる遊びも、ルールが私にもわかるなら楽しいのかなって思ってた。」


相貌失認ってヤツですね。
発達障害者には多いです。
今回はVTRの中で顔を肌色に塗りつぶしたみたいな表現を使っていたし、他の番組で顔にモザイクをかけて表現したりしていたけど、どうやら実際にそういう感じらしい。
私も人の顔の判別があまりつかないけど、それとは違うな。
犬とか猫ぐらいの感じ。
家で飼っている猫ならだいたいわかっても、初めて見る、同じ柄で同じぐらいの大きさの猫で、どっちがどっちかとかわからないじゃん。

22歳まで発達障害と診断がつかなかった彼女は幼い頃、人と違う理由がわからず、悩み続けた。
あすか「毎日」
スタッフ「1年間だけですか?」
あすか「6年間」
つらい心の支えとなったのは小学校の校庭に立つ、このクスノキだった。
すると・・・
あすか「あ・・・陽が出てきた。木漏れ日。(クスノキに)守られてるみたいな。絶対にいつも『大丈夫』って言ってくれた」
自分のさびしい体験をあえて曲にし、完璧に弾いて表現したい理由とは?
そして、どんな曲なのだろうか?


(3月2日 島根)
そしてついに迎えた3月2日。
記念すべきあすかさんCDデビューの日。
それとともに初の全国ツアーとなるコンサートが開催された。
会場は1500席を超える島根県民会館大ホール。
国内外から一流の音楽家達を招いている。
この日はクラシック音楽とあすかさん創作の曲を合わせた12曲。
1時間半にわたるコンサート。
そして・・・
あすか「次に演奏するのは『木もれびの記憶』という曲です。この曲は木の温かさ、木もれびの光、私のその時の気持ちすべてが出てきます。今日が初演になります。お聞きください」
笑顔からすると、無事思い通りの演奏ができたようだ。
あすか「疲れた。この前、クスノキに会いに行ったから。小学校から支えてくれるのかな?って思っちゃった」
人の気持ちがわかりづらい発達障害。
今回の曲作りで強く思ったことは?
あすか「つらい時につらい曲聴くと、涙が出てすっきりすることってあるから、もしつらい人がいて曲を聴いてくれて、つらすぎて涙が出ない人が一粒だけ涙流せたら、それだけですごい力になるから。そんな存在になりたい。曲がね、私じゃなくて」
今までのように自分を表現するだけはでなく、人の気持ちに寄りそう曲を届けたいということだった。


大竹しのぶ「本当に木漏れ日みたいでしたね」
栗原「野田さんのご両親が彼女がその、ピアノが好きだったら彼女の何が好きなのかっていうのを受け入れてくれて、それを伸ばそうっていうふうに考えてあげたご両親たちもいたから、やっぱり今に繋がっているんじゃないのかなって」


そして現在、あるタレントの母親により発達障害の関連本が話題になっている。
発達障害児の子育て本

ブレない子育て 発達障害の子、「栗原類」を伸ばした母の手記



著者は栗原類の母・泉さん。
そこには驚きの文章が。

私自身も典型的な注意欠陥多動性障害
実は類の母も発達障害だった。
発達障害の母による子育てとは?
そこには試行錯誤をしながらも、母親自身が発達障害だからこそ気づくことができた子育てのヒントがたくさん詰まっていた。


母・泉さん(48歳)
泉さんにもお願いし、親子一緒に話を聞いた。
1994年、ロンドンへ留学中、現地で出合ったイギリス人男性との間に類を授かった泉さん。
しかし妊娠が発覚した時にはすでにその男性と別れていたこともあり、日本でシングルマザーとして生きることを決意。
自身は翻訳の仕事で生計を立て、類が1歳の時からベビーモデルとして活動させていたのだが幼稚園に通い始めた頃
幼稚園教諭「類君だけお絵かきができません」
他の園児に比べ、できないことが多かった。
泉「人間を描くと棒人間になっちゃうんですね。マッチ棒みたいな頭があって線で」
他にも粘土遊びの時間にはなぜか、ぬめっとした感触が嫌だと触らなかった。
当時はわからなかったが、これは発達障害の症状の一つ「感覚過敏」。
さらに類は音にも敏感で園児の歌声が
栗原「自分の耳にとっては嫌な音に聞こえて、それで教室から出ちゃうことが多かったんですね」
その後、泉さんの仕事の都合でニューヨークへ移住。
現地の小学校へ入学させると、類はなかなか言葉を覚えなかったという。
泉「今日の授業内容『これこれこういうのやったよね。これは?』って聞くと『あっ、わかんない』みたいな感じなんですよ」
そして泉さんが何よりも不安を覚えたのが
(泉の回想)
泉「類、食べ終わったらそこのゴミ、出しといてね」
栗原「は〜い」
言ったことをすぐに忘れてしまうこと。
泉「類、ゴミ出しは?」
この極端に低い記憶力が原因で・・・
(泉の回想)
教師「類の今の成績では進級できません。それに発達障害の可能性があるのでテストを受けさせてください」
泉「発達障害?」
泉「どうしよう?どうすればいいのかよくわからないんだけど」
そして8歳の類にテスト結果が出て、発達障害と診断された時だった。
(泉の回想)
ヒゲのおっさん「泉さん。あなた自身も典型的な発達障害のようですね」
泉「えっ?」
類だけでなく母である泉さんも発達障害。
アメリカでは子供が検査を受ける際、親も同時に受けることが義務付けられており、33歳での発覚だった。


これは、この番組を見ていたみなさんが「えっ?そうなの」って感じだった。
私ももちろん知らなかったワケだが。
実際、子供が発達障害だと親もってパターンが多いけど、日本では義務付けられていないよね。
義務付けた方がいいと思うし、結果を受けて何の支援も受けずに大人になってしまった親に対するサポートみたいなものもしっかり構築しないとまずいだろと思うけど、日本で無理に導入しても現状の「様子を見ましょう」ばっかりで結局「一体どうすれば?」になるだけだろうけど。

診断されたタイプは
泉「ADHD(注意欠如・多動性障害)ですね」
同じタイプの二人。
だが興味深いことが。
中居「類君の診断はいかがなんですか?」
類「僕はあの、注意欠如多動性障害のADHDの中にあるADDっていう、あの、部類なんですけど、物事が長く集中しない、ものを覚えるのがあんまりうまくない、上手にできない。でも母親は何を言われても全部覚えるんです。だから真逆なんです。(お母さんのは)典型的なADHD。タイプが違う。母親は集中する時はものすごい集中するんです。ただ、逆を言えば、それが終わりきるまで他のものには一切あの、何だろう。頭を変えることができない」
同じタイプでもこのように個人差がある発達障害。
症状も対処法も十人十色。
泉さんの場合、診断がついた時、現在までを振り返ってみたという。
泉「生活する中で、そんなに困ってはなかったというか、その当時は。周りの人は困ってたかもしれないけど、少なくとも自分自身に深刻に困っていることがなくて、どうせだったらもっと早く知りたかったよとは思いましたけどね。子供の頃に絶対的に生きやすかっただろうになっていうのは、それはすごくあるんですけど」
今から思い返せば、典型的な発達障害の症状があったという。
(泉の回想)
教師「泉はまた百点か」
類とは違い小学生の頃は毎回テストで満点を取るほど優秀だったという泉さん。
しかし・・・
(泉の回想)
教師「泉さんは勉強はできていても社会常識は身についていませんね」
小学校の通知表には「忘れ物が多い」「集団生活が苦手」「ルールを守らない」
泉「(今考えると)完全に発達障害ですよね。」
発達障害だと当時はわからなかったことだが、そんな泉さんに対し彼女の母親は
泉の母「普通はね、社会常識なんて教えられなくても見に付くの。お母さんが小さい頃はそんなの当たり前だったよ。だから身についてないあんたが悪い」
苦手なことに対して具体的にどうすべきかを親から教えてもらえなかったという。
だが、この自身の経験から、類の子育ての際、様々なことに気づけたという泉さん。
泉「(自分の)親の言うことの真逆をやれば成功だなという」
発達障害は生まれつき脳に原因があるため完治という概念はない。
しかし早期に発見し本人に自覚、意識させ続けることによって症状は改善されることがあるという。
発達障害がある母親だからこそ気づけた子育てのヒントとは?
類「母親に言われなかったら(発達障害に)一生気づかなかったと思いますね」


母が発達障害だからこそ気づいた子育て
「覚悟させる」


類が小学5年生の時にアメリカから帰国。
しかし・・・
(泉の回想)
類「ただいま」
泉「おかえり。テストどうだった?」
日本の義務教育では留年することはないが、類の努力はなかなか成績にはつながらなかったという。


本人にやる気があっても努力しても、記憶に残らずに抜けていってしまう場面を何度も見ていると、可哀想に思えたこともありました。
『ブレない子育て』(KADOKAWA)


だが、そんな時、決まって泉さんが言い続けたのは
(泉の回想)
泉「類は人の2倍3倍の努力をずっとしていかないといけないし、それで結果が出なくてもこんなに頑張ったのにと言ってはダメ。誰よりも努力できる人間になりなさい」
障害を乗り越えるという困難を小学生の時から自覚させ続けたのだ。
泉「人の2倍3倍努力をしてやっと人並の結果が出るのかも知れない。時間をかけてわかってもらうためにも、まあ、小学生だけどそろそろこれぐらい言った方がいいのかなっていう」
酷な現実だと理解しつつも繰り返し言い続けたという。


母が発達障害だからこそ気づいた子育て
「できない事や苦手が多い子だからこそ」


そんなできないことや苦手が多い子だからこそ常に意識していたことがもう一つ。
(多分)教師「類君の成績は全体的に今一つですね」


誰もこの子を評価してくれないから、「せめて私だけはほめてあげたい。」という気持ちはいつもありました。
『ブレない子育て』(KADOKAWA)


そこで
(泉の回想)
泉「学校の掃除を頑張っているのは偉いじゃない、それに・・・」
どんなに些細なことでも褒めて、自信を失わないように心掛けた。
類「褒められたっていう記憶自体あんまりない」
泉「忘れてるんだよ、単純に」
類「ああ、それ?たぶんそれかもな」
そして強いインパクトも時には必要。
泉「あんたが最低限のことをやらないからこうなるんでしょ」
類が高校受験に失敗した時など、失敗体験を記憶にとどめておけない彼のために、あえて厳しい言葉で説教を繰り返した。
泉「感情的になることも当然あるんですけど、それはもう人間なので」
すべては類に発達障害の特徴を理解させ、自分の若い頃のようにただ生きづらいと感じさせないようにするためだった。
類「でもこうやって振り返ってみると、まあ、それこそ何だろう、親子そろって発達障害だって診断されたからこそ、多少のことはまあ、大目に見ながら」
中居「目をつぶってくれて」
類「やっぱ同時にすごい言う時はガツンと言ってくれたってのがあったと思うんですよね」
中居「うん。でもほら褒めてくれてた。覚えてないんですよね?」
類「まったく覚えてないです」
中居「結構、褒めてたと思いますよ」
類「いや、そうだと思います」
中居「それを考えると類君もやっぱりお母様もそうだと思いますけども、早く気づいてあげることってすごく大事だと思いますか?」
類「そうですね。特に自分自身が特徴が全くわかんないままで育っていくと、たとえば普通の人に比べると『あれができない』『これができない』というふうになったらより自分を責めちゃって自分に対するプレッシャーがすごく大きくなってくる」
中居「できない自分に対して」
室井「性格と、どこで見極めればいいんですか?」
岩波「まあ、あの、グレーゾーンが多いですよね」
山内「一つ私からも質問してもいいですか?こういう症状が何か当てはまるような気がした時に、まず、何科に行ったらいいのかっていうのがよくらからないんですよね」
岩波「小学生ぐらいのお子さんであれば、やはり小児科。あるいは児童精神科ですね」
中居「児童精神科?」
岩波「はい。数は少ないんですけど、精神科の中で児童だけを診てるというところもいくつかございます。思春期以降であると精神科、あるいは心療内科でよろしいと思います」

そして泉さんが類の子育てで最も大事にした部分。


発達障害だからこそ気づいた子育て
「好きを邪魔しない」


それは発達障害が発覚した8歳の時、類が幼い頃はまだ見ぬ才能を期待し、粘土やお絵かきといった造形、外での運動、読書と様々な可能性を試したという泉さん。
しかし


具体的に何かできる、興味を持っていることが見当たらず、何を伸ばしていいのかわからない状況でした。
『ブレない子育て』(KADOKAWA)


泉さんが心がけていたのは
(泉の回想)
泉「類はどんなテレビが好きなの?」
焦らず、我が子に今、何が必要かをじっくり観察すること


(泉の回想)
教師「みんな国語の勉強をやってるんだよ!わかってんのか」
泉「はい」
当時はわからなかったが、発達障害児だった泉さんは
泉「私も子供の頃から好きなものじゃないと多分頑張れなくて、結果はどうあれ、自分が好きなものしか頑張れないというところがあるんですよね。だから(類が)『俳優になりたい』って言った時に応援する気になったのはそういうところなんですよね」
何も興味を示さなかった類が初めて俳優になりたいという夢を口にして以来、その応援を続けているという泉さん。
中学は芸能活動を続けられる学校を選び、モデルとしての仕事が入ると
(泉の回想)
泉「じゃあ、撮影頑張ってね」
類「うん」
周囲が勉強に励む中でも息子の夢に繋がるのであれば全力で応援。
例えそれが周囲から非常識な親だと思われても仕方がないと割り切っていたという。
そして
泉「別に(俳優として)すごい人になれたらいいけど、そういうところを目指す前提ではないというか。俳優という仕事でかろうじて喰えてればと思うんですよ」
「好きなことがもしかして得意なことになれば」そう考えていたのだ。


子どもは小さい頃からそれぞれ好みがちゃんとあって、それが親にとって都合がいいものでなかったりします。
『ブレない子育て』(KADOKAWA)


類にとってそれはテレビゲームだったのだが
(泉の回想)
泉「それ、面白い?」
類「うん」
親である自分の趣味でなくても決して除外しない。
泉さんは類の「好き」という気持ちを尊重し続けた。
また泉さんは類が俳優を目指す上で、「他人の感情を読み取りにくい」という俳優にはマイナスになりそうな発達障害の特徴に対して
(泉の回想)
泉「ねえ、類。今、この俳優がどうしてこんな表情になったのかわかる?」
映画やドラマを一緒に見ながらその表情やセリフの裏に隠されたニュアンスを細かく説明。
類「止めて解説」
泉「今のこれ、どういう意味だと思う?みたいな」
この「お母さん講座」は現在もたまに行われるという。
類「当たる壁はいろいろありますけど、でも『壁に当たらなかったら逆におかしい』と母親からもいろいろと言われたりしましたので、その中でやっぱり楽しむ気持ちを忘れずにやっていくのが、今の何だろう、自分の心の支え」
手探りの連続だったという類の子育て。


私自身おおよそ「いいお母さん」からほど遠い人間です
「子どもに今何が必要か」ベストだと思う選択をしよう
ただその一心で子育てをしてきました
『ブレない子育て』(KADOKAWA)


しかし、俳優として舞台に数多く出演するようになり23歳になった現在でも、類が苦手なことはまだまだ多い。
例えば今日はランチを一緒に取るが、二人で外食をする時、夜遅くは避けているという。
理由は発達障害ゆえ。
類「翌日早い時とかでも、本当にどんなことがあっても」
泉「家モードから寝るモードから」
類「寝るモードに切り替えるのに本当に1時間半以上かかったりするので、やっぱり外で食べてそこからすぐ家帰って寝ようっていうふうにはならないです。ゆっくりしないと僕、寝れないんですよね」


えっ?
逆に普通の人って、外出して帰ってきてすぐに眠れるの???
何で?

(新宿 エイジング・ビーフTOKYO)
こだわりが強くルーティーンを乱されると混乱したり次の行動に移れない。
帰宅後、寝るまでに2時間ほど必要なため、夜の外食を避けているのだ。
それだけこだわりが強いと食べ物の好き嫌いも多かったのでは?
泉「子どもの頃なんかは野菜がすごく好きで。野菜嫌いの子じゃなかったので、育てやすかったと言えば育てやすかったですね。肉をすごく嫌がって」
類「そんなにだったっけ」
泉「『食べたくないからこれを入れないでよそって』って文句を言うんだよね」
類「ああ、そうだった。なんか言われてみればそうだったかも」
泉「根本的に彼氏とかダンナとかにしたくないタイプの行動が多いんですよ。そういうモテないタイプのセンスっていうのがあるから」
類「あのね。全然、何言うのも大丈夫だけど一応これ放送されるよ。あなたの発言って90%カットされることがあると思うから」
泉「全然かまわない」
類「いいのかい!」
泉「うん。そうそう」
類「母親じゃなくてお姉さん、ていうふうな感じだと思うんですよ」


発達障害がある栗原類が大人になっても苦手な事とは?
類「数えきれないぐらい苦手なことはあります。整理整頓とか」
泉「マルチタスクができないよね」
類「基本的に同時進行ができない」


現在も苦手なこと
同時に2つ以上のことをこなせない


類「自分のキャパシティ(許容量)が小っちゃいんですよね。普通の人に比べたら。で、掃除と何か別のことを両方やるとか、本読みながら何か別のことをやるっていうのができない。自分がどんなことをやるにあたっても一個しかやらない。逆にそれに集中するように」

現在も苦手なこと
先に起こることを想像できず
自己管理ができない


泉「普通の人って忙しくても『洗濯物、溜まっちゃったから今日は洗濯をしなきゃいけない』とか本来いい歳した大人なら一人分くらいできることができない」
類「先を読む力はあなたに比べたらめっちゃ無い」
自己管理の能力が普通の人に比べたら異常なくらい低い」
泉「うん」
類「それが課題かな」
スタッフ「ちょっとキツめですよね?お母様の物言いは」
泉「割とキツいですね」
類「まあ、愛情ありきで言ってると思うんですけど、ただ、この人が自分の上司だったら嫌だなっていうのがあります」
だが最近、ようやくできるようになってきたことがある。
類「ゴミ出しに関しては、やっと普通の人に追いつけるようになったっていう感じですね。とりあえず袋に包んで分別とかして」
実はゴミ捨ては複雑な作業。
細かな分別、出していい曜日と時間などなど、発達障害者には苦手な人も。
他には
泉「お腹が空いたら自分で外に食べに行くとか何かを買ってくるとかができるようにはなったんですよね」
類「そうだね」
泉「うん、あの本当に最低ラインギリギリ」
そして発達障害がある息子、類に願うこれからのこと。
泉「『自立して生活できるようになって欲しいな』っていうのは大きいですよ。本当に。でもその自立っていうのが『一人でも生きていける』っていう形じゃなくて人と共存していける、それが本当の自立だと思うので。それが最終目標ですよね。今現在は自分のことでいっぱいいっぱい」
類「社会性を一つか二つは危機感を持ちながら身につけていきたいかなっていうふうに思いますね」
一人ずつになる日を願って、親子は二人で歩んでいく。


中居「うん。ねぇ。類君と僕は『いいとも!』(森田一義アワー 笑っていいとも!)とかで一緒にやって他のバラエティー番組とかやって、やっぱり『あっ、そんなに笑う子じゃないな』って思ってるのね。役者さん、俳優さんね、女優さんやっぱり表情のレパートリーは多い方がよかったりだとか。でも表情がレパートリーが乏しいっていうのは類君は自分の中で自覚はあるの?」
類「もちろんあります。もちろん純粋に面白いから笑ったり」
中居「出てしまう、あふれ出てしまう」
類「でもなんか『ワハハハ』みたいなことは僕自身が嫌なんで」
室井「全然嫌な感じしない」
中居「でもね、貴重なんですよ。そうやって今も聞けたのよ。類君に。やっぱり近くにいないと聞けないから代弁してくれて、見てる、たとえばお子さんがそうだったりとか自身がそうだったりすると、何か僕はね、ちょっとスッとする部分もあるんじゃないかなって。聞けてよかったなってすごく思うのね。


私は代弁者として認めない。
今までもこの先も誰も助けてくれない状態なのだから、こんなに恵まれている人に代弁なんかさせない。

大竹「でもたとえば経済的にもう働くだけでその、子供をちゃんと見られない親とかもいたりする場合もあるかも知れないし。だからやっぱりその学校の先生とかそういう人たちもしっかりしないといけないですね」
岩波「そのとおりですね。あの、社会が学校がきちんと支援して普通に生きられるように、あるいは才能を伸ばせるように支援しいてあげるとそういうやっぱりシステムをこの国がつくんないといけないと思いますね」


野田あすかさんにしても栗原類さんにしても、結局は親がしっかり面倒を見ているからね。
類さんのお母さんは自身に障害があってもずいぶんきちんと対応されているが、障害特性によっては本人にそれがしきれないって状況もあり得るワケで。
あすかさんに関しては、テレビで扱われるたびに「たとえ才能があったとしても、ピアノを毎日何時間も弾ける環境整備ができる親がどれだけいるか?」みたいなのがすごく気になる。
これはピアノに限らないし、発達障害があるなしにも限らず、たとえ、子供に何かの才能があったとして、それを伸ばしたいって思ったところで、カネがなきゃあどうにもならないってのが多々ある。
カネがなくてもできるような種類の才能であればいいけど、ピアノはカネかかるでしょ。
親が貧乏で安いアパート住まいで、何とか借金してピアノを買ったところで、何時間もピアノなんぞ弾いたら近所から苦情が来るし、ピアノを何時間も弾かせてやれるだけの家事全般を引き受けられるだけの時間的な余裕が親になきゃダメだし。

中居「本日はどうもありがとうございました。類君どうもありがとう。先生どうもありがとうございました」

毎回思う事は同じ。
こういう恵まれた人ばっかりマスメディアは取り上げる。
だから「女の発達障害者は結婚できるからいいよな」とか言われちゃったり、それなりにみんな幸せにやってんだろうって誤解をさせるのだ。
実際はそうじゃないと思うが。
いつになったら作業所であり得ない金額の工賃をもらって、家族から邪魔にされて「この先家庭も持てないんだろうなぁ・・・」なんて絶望的な気持ちで日々を送っているような人たちを取り上げるんだろうか?
こういう「感動ポルノのエサ」として有益なタイプの人しか受け入れられないんだろうな。
もう、こういうのを見ても「つらいだけだから見ない」って人も出てきているワケだし。
この手の番組は「健常者を楽しませるための娯楽」として作られているってことだよな。
そして、視聴者は「発達障害者は全員天才」「周囲に助けられて幸せにやっている」みたいな誤解を深めて、より状況は悪くなっていくワケですね。

哀しみの向こう



posted by ひと at 14:15| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月19日

発達障害関連番組の放送予定

時々チェックしていたつもりだったが、まるっきりノーチェックのがあったんで慌ててアップするワケだが。
明日だからねぇ。


7月20日 (金) 20:57 〜 22:00 (63分)TBS(Ch.6)
TBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」
母も発達障害…栗原類の子育てとは?


これ以上の情報は出てこなかったけど、発達障害のことが取り上げられるっぽい。
単に栗原氏の話を延々とやるだけかも知れないけど。


発達障害の人を扱った番組の再放送がある。
BSだから私は見られないけど。

7月26日 (木) 17:00 〜 17:50 (50分)再放送 NHK BS1(Ch.1)
BS世界のドキュメンタリー▽オレグの自立〜発達障害と向き合う青年の物語

番組概要
自閉症のオレグは、ロシアに暮らす21歳。病に理解がない母親にスパルタ教育を受けて育つが、劇団に入ったことを契機に同世代の友人の輪をつくり、親からも自立していく。
番組詳細
「あなたは怠けているだけ」「頑張れば普通になれる」と、母のマリナから常に厳しい言葉を浴びてきたオレグ。内気で心優しき青年は、劇団でも同世代の女子たちを前にドギマギするばかり。だが、ドンファンの主役に抜擢され、心を開ける友ができたことで自信をつけていく。


posted by ひと at 16:32| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月03日

発達障害関連番組の放送予定(7月3日)

今のところ「発達障害キャンペーン」の放送予定がないようなので、もう終わったってことかな。
結局なんだかわからなかったけど。


7月3日(土)BS1 午後2:00〜午後2:25 ラン×スマ〜街の風になれ〜「キラリ!市民ランナーファイル第2弾」
ラン×スマ 〜街の風になれ〜 - NHK
初夏の湘南ビーチを駆ける「親子ラン」に迫る!発達障害がある子どもと、親が一緒に走った2か月に密着。走ることで刺激を受けて、表情が豊かになる子どもの成長の物語。

BSは見られないのでようわからんかったが、これは再放送らしい。


7月11日(水)総合 朝8時15分 あさイチ「見えないつらさ 見えない障害(仮)」
NHKあさイチ


posted by ひと at 07:52| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月28日

データで読み解く発達障害

データで読み解く発達障害



「データで読み解く」なので、ずらぁ〜といろんな表とかグラフみたいなのが出てくる本かな?と思ったらそうでもなかった。
いろんな数値は大量に登場だけど。
英語が多いな。
人名とか外国の人の名前は普通はカタカナで書くものだが、この本はアルファベットで書いてあるし。
専門用語が多いし、何の知識もない人向けの説明みたいなものは一切なく。
だから、これから発達障害についていろいろ知りたいって人が対象ではないよな。
ある程度、いろいろ知識を入れた上でデータ的なものを知りたいみたいな人向けかな?
少なくとも私のような当事者向けって感じではないし。

私は当然のことながらアスペルガー関連の本を主に読んでいるせいだろうけど、学習障害について詳しく書いてある本は始めてだな。
他にも選択的緘黙のこととか、今まであんまり見聞きしていない系統の話も多く出てくる。


posted by ひと at 16:56| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月15日

「発達障害キャンペーン」への追記と発達障害関連番組の放送予定

すでに一度ご紹介したヤツだけどNHKで放送される発達障害関連の番組の予定。

Eテレ 午後6時55分〜7時20分 ハンク 〜ちょっと特別なボクの日常〜<全6回>
ハンク −ちょっと特別なボクの日常−|NHK Eテレ 海外ドラマ
  6月20日(水)(1)「教室がナイアガラ!」
  6月21日(木)(2)「王様と割り算」
  6月25日(月)(3)「親子ディベート大会」
  6月26日(火)(4)「理科室のハプニング」
  6月27日(水)(5)「子育てに挑戦?」
  6月28日(木)(6)「初めてのデート」


6月30日(土)BS1 午後6時25分 ラン×スマ 親子ランを楽しむ!発達障害のある子どもたち


また「発達障害キャンペーン」で増えているのがあったので、追記があるものもないものも全部紹介しておく。
それぞれのリンク先に放送予定と番組の全文。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」(6月9日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」(6月9日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」(6月15日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」(5月18日追記)

posted by ひと at 20:49| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月10日

孫がASD(自閉スペクトラム症)って言われたら?! ――おじいちゃん・おばあちゃんだからできること

孫がASD(自閉スペクトラム症)って言われたら?! ――おじいちゃん・おばあちゃんだからできること



多分著者はアメリカの人なんだろう。
だから内容に一部、日本の実態に合わない部分がある。
日本では認められていないホームスクーリングとか、日本では多分整備されていないであろう種類のサポートとか。
それ以外はまあ、日本でも当てはめることができるような内容かな。
ただ、読んでいて納得いかない部分もあったんで、それをご紹介しようと思うワケだけど。

この本を読んでいて、かなり具体的に発達障害の子供の言動が紹介されているのだが、それを読んだだけでうんざりというかなんというか。
多分自分自身、子供の頃はそんな感じだったんだろうと思う。
わがままで癇癪持ちで相手の迷惑も考えないし礼儀もできていないガキ。
それですごく周囲にも迷惑をかけたり不快な思いをさせまくっていたんだろうなと。
だからっていじめたり、イヤなことを押し付けたりしていいっていう理由にはならないので、同級生のみなさんは今頃むごたらしい死に(以下自粛)。

この本はASDの子供の祖父母に向けて書かれた本ではあるけれども、自分の子供が障害があるって認めないで、しまいには出て言ってしまうような父親も多いと聞くのでそういう人たちにも読んでもらえたら・・・とは思ったけど、そういう人たちにこの本を渡したところで読まないだろうなぁ。
大人のASDには何の役にも立たない内容ではあるけれども、今現在、ASDの子供に関わる立場の人は読んでおいていいんじゃないかと思う。


でも、ASDにはよいこともあるのです。才能豊かな科学者、アーティスト、音楽家、俳優にはASDの人がたくさんいます。また、歴史上大きな貢献をした人々の中にもASDの人がいたと言われています。世界をちがう目で見ることのできる独特の変わり者で、独創的に考えることができます。(16〜17頁)

こういうクソみたいな文章は日本人が書いた著書にもちょいちょい見られるワケですが。
そうかぁ。
私は才能もないし、アーティストにも音楽家にも俳優にもなってないからASDじゃないのかぁ〜♥
ふざけんな!
家にも居場所もなく、作業所でむなしい作業をさせられて精神的にヤラレていく大勢の人たちは?
あの人たちも何かすごい才能が?
それがまだ発現していないだけ?
確かに「見ている範囲」っていうか「解釈」みたいなものは定型発達者とは脳の性質上違っているなとは思うけど、独創的に考えられる人もいるんだろうけど、私は独創的ってことでもないだろうと思うんだけどねぇ。
こういう変に夢を見させるような文章って、クソみたいなガキに振り回されて「この先どうなるんだろう」って不安になっているのを「大丈夫ですよ!一流の人たちだって実は発達障害だったりするんですよ!」みたいなことで勇気づけるというか、希望を持たせるということなのかな。
そうでも思わないとやってらんないだろ?ってのもわからないでもないけど。
失敗して引きこもりになっても責任を取ってくれないくせにねぇ。

ってことで、この本は当然ながら
ASD=天才
的な路線の本です。
24ページの「ASDの主な特徴」という表の一番最初に
特徴 標準以上の知性(知的障害を伴うASD児もいる)
こんなことに気づくかもしれません
・学習が早い。特に年少期
・成績がよい
・とても独創的でユニークな考えを持つ

あくまで「こんなことに気づくかもしれません」であって「必ずこういった特性が見られます」ではないんだけどさ・・・。
私は知的障害はなかった(というのが後から判明したワケだが)けれども
・学習が遅い。特に年少期
・成績が悪い

だったのでね。
更に152ページの「ASDと学習スタイル」という表にも
一般的な特徴 標準か標準以上の知性(知的障害を伴うASD児もいる)
典型的な行動
・覚えが早い
・好きな科目の成績がよいことが多い
・IQが非常に高いことがある

覚えが遅くてIQも高くなくて悪かったな!(激怒)
発達障害やのうてもIQが非常に高いヤツかておるやろ!

親がいなければ、警察に電話をして、ASDの孫に対処できないでいると説明しましょう。お孫さんを告発しようとしているのではないことを、警官にきちんと理解してもらうようにしましょう。多分こういう場合、警官はお孫さんと話をしたり、あとで親とも話をしたりして、長期的な解決ができるようにするでしょう。(135頁)

日本では絶対無理だろうなぁ・・・。


posted by ひと at 07:37| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月29日

新規の放送予定と「発達障害キャンペーン」の追記

NHKで発達障害関連の番組が予定されているのでお知らせしておく。

Eテレ 午後6時55分〜7時20分 ハンク 〜ちょっと特別なボクの日常〜<全6回>
ハンク −ちょっと特別なボクの日常−|NHK Eテレ 海外ドラマ
  6月20日(水)(1)「教室がナイアガラ!」
  6月21日(木)(2)「王様と割り算」
  6月25日(月)(3)「親子ディベート大会」
  6月26日(火)(4)「理科室のハプニング」
  6月27日(水)(5)「子育てに挑戦?」
  6月28日(木)(6)「初めてのデート」


6月30日(土)BS1 午後6時25分 ラン×スマ 親子ランを楽しむ!発達障害のある子どもたち


「発達障害キャンペーン」の方は「ASD“感覚過敏”」がちょっと増えていたのでそちらに追記した。
増えてないものもあるが、それぞれのリンク先に放送予定と番組の全文。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」(5月18日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」(5月29日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」(5月18日追記)

posted by ひと at 12:51| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月15日

また「発達障害キャンペーン」への追記

「発達障害キャンペーン」の放送予定がまた増えているなぁと思って見てみたら、増えたのは「LD“読み書きが苦手”少年編」ばっかりだった。
ということで、予定を追記しておいた。
で、今まではずっと「NHK総合」でばかり放送していたから何も書いていなかったけど、新しいのは全部「Eテレ」なんで、仕方がないから古いものもすべて「総合」「Eテレ」を入れておいた。

それぞれのリンク先に放送予定と番組の全文。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」(5月15日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」

posted by ひと at 19:38| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月11日

「発達障害キャンペーン」への追記と今後の放送予定

先に前にも紹介済みの放送予定から。

5月26日(土)Eテレ 夜9時 すくすく子育て×ウワサの保護者会 発達障害特別企画


で、前から何度も放送されまくっている「発達障害キャンペーン」なのだが、まだ放送されるので現時点で判明しているものまで入れ込んで更新しておいた。
ついでに現時点で放送予定がないものも紹介しておく。
今まではすべて「NHK総合」で放送されていたので特に表記を入れていなかったが、今回初めて「Eテレ」が登場したので、「Eテレ」で放送されるもののみ、その旨表記を入れてみた。
わかりにくくなっちゃった気もするけど直すのも面倒だし。
それぞれのリンク先に放送予定と番組の全文。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」


posted by ひと at 20:17| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月03日

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」(6月9日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」
濱口瑛士くんは発達障害のひとつであるLD(学習障害)。生まれつき文字の読み書きが極端に苦手。学校では認められなかったけれど、気持ちを表現するのは文字ではなく絵。それが彼の「普通」です。

5月1日(火) 午前10時47分 〜 10時50分 総合
5月3日(木) 午前4時55分 〜 5時00分 総合
5月3日(木) 午後6時35分 〜 6時40分 総合
5月3日(木) 午後11時30分 〜 11時35分 総合
5月4日(金) 午後3時55分 〜 4時00分 総合
5月5日(土) 午前6時15分 〜 6時20分 総合
5月5日(土) 午後5時57分 〜 5時59分 総合
5月11日(金) 午後1時55分 〜 2時00分 総合
5月12日(土) 午後5時50分 〜 5時55分 総合
5月18日(金)【17日深夜】 午前2時10分 〜 2時15分 総合
5月18日(金) 午前11時55分 〜 午後0時00分 Eテレ
5月20日(日) 午後4時51分 〜 4時53分 Eテレ(放送されなかったようです)
5月23日(水)【22日深夜】 午前4時03分 〜 4時05分 総合
6月9日 (土)  午後4時55分 〜 5時00分 総合

現時点で情報が入った分まで追記します

6月12日(火)【11日深夜】 午前1時40分 〜 1時45分 総合


インタビュアー「自分の名前とかって?」
濱口さん「一応書けます」
濱口瑛士(えいし)さん(15歳)。
発達障害の一つ、学習障害があり、文字を書くことが極端に苦手です。
濱口さん「周りからはすごい字が下手で、学校でかなりバカなやつだと思われてましたね。みんながどうしてスラスラ漢字や書き順を覚えられたり書けたりするのかすごく不思議で、自分よりみんなの方がおかしいんじゃないかという気さえしてくるぐらいでした。本当は彼らみんなロボットなんじゃないかと・・・」
学校では文字を書けることが「普通」。
書けないことをからかわれ、6年生の時から不登校になりました。
濱口さん「基本的に自分の考えを相手に伝えるのがすごい大切なことだと思うし、文字って伝える手段じゃないですか。そしてその伝える手段って役目をこなせてないんだなっていうのがわかると、結構困りましたね。『こんなにいろんなこと考えてるのに』と思って、すごい悔しかったですね。」
濱口さんは文字ではなく、別の手段で思いを伝えることにしました。
それは・・・
濱口さん「絵を使って自分の伝えたいメッセージだったり、社会に対する思いだったりを世の中と対話をはかるというかコミュニケーションするというようにも使ったりしますし、伝える手段なんじゃないかなと最近思うようになりましたね。」
インタビュアー「これは?」
濱口さん「上に建っている大きな繁栄の下に、すごい貧しい人々がいる。この人たちによってこの巨大な繁栄が支えられているっていう、今の社会を見て感じることを絵にして表してみました。」
絵は多くの人に受け入れられ、小さな個展も開きました。
一方で15歳の浜口さんが直面したのは、進路の問題です。
中学校にほとんど通わなかった濱口さんは「学校には行かずに絵に専念する」、そんな「普通」とは違う進路を選ぼうと考えていました。
高校に進学するかどうか、両親と話し合いの場を持ちました。
父「親はやっぱり安全な道というか、高校を卒業して大学行ってというのが、多分一番安全な道じゃないですか?だからそれは親心としてやっぱり、そういうほうが後々つぶしもきくので。」
濱口さん「何で世の中でそんなに中卒が恐れられているんだろうという不思議が。本来なら絵に向かって突き進むべきなのに、学校とかのことでぐちぐち悩むのは自分らしくないというか、もっと真摯に自分の思ったこととか自分の目標に取り組まなきゃいけないという気がします。」
父「そこ(絵)にいきなり入っていくのがいいのか、それとも高校というちょっと考える時期を3年間なり4年間なり与えられて助走しながら厳しい世界に入っていくということなんじゃないかと思う。」
濱口さん「そうですね・・・」
そして4月、濱口さんは悩んだ末、通信制高校という進路を選びました。
この日はインターネットを通しての入学式です。
濱口さん「一番邪魔にならない高校を選んだつもりです。それでも邪魔になるなら、やっぱり自分の仕事を優先しようと、そこはもう決まっています。序列の方、自分で優先すべきことはちゃんと自分で決めているつもりです。」
母「やっぱり今まで苦手だった学校っていうことにもう一度チャレンジするっていうことは、意味のあることかも知れない。」
濱口さん「『中卒で画家』が一番私らしいと思ったんですけど、おろかにも安全策をとってしまったんだ、私は。」
母「ひよったな。」
(パソコンから流れる入学式の音声)「新入生、起立、礼」
世の中の普通を理解しながら、自分なりの普通を模索している濱口さんです。

書くことと描くこと -ディスレクシアだからこそできること-



posted by ひと at 06:18| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」(6月9日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」
主婦の笹森理恵さんは、発達障害のひとつであるADHD。生まれつき片付けが極端に苦手で、子供の頃から責められてきました。「片付けられない私が一番困っていることを知ってほしい」と言います。

4月25日(水) 午前10時48分 〜 10時50分 総合
5月2日(水) 午後11時52分 〜 11時55分 総合
5月4日(金) 午前11時52分 〜 11時54分 総合
5月15日(火) 午後11時53分 〜 11時55分 総合

現時点で情報が入った分まで追記します

6月16日(土) 午前11時52分 〜 11時54分 総合


笹森理絵さん(47歳)。
笹森さん「散らかっておりますが・・・」
夫と3人の息子と暮らす笹森理絵さんのお宅です。
笹森さん「昔はここで、ごはんを食べてた時代もありましたけど、もう、みんなここでは食べないので物置になってます。」
笹森さんは発達障害の一つ、ADHDで子供の頃から片づけが極端に苦手です。
ちょっと何かを探そうとすると・・・(積んである荷物が雪崩を起こす)
テーブルの上を片づけようとしても・・・
笹森さん「う〜ん・・・どうしようかな・・・。頭がフリーズしてます。どうしようかな。え〜・・・。すっきりした環境でいたい気持ちは、ものすごく、ひょっとしたら人より強いかも知れないぐらいあるんですけど、それができないからすごく困っているっていう。」
周りの人から言われてきたのは「女の子なんだからきちんとしないと」「もう中学生なんだから自分のことは自分で」「専業主婦なんだから、片づける時間はあるでしょ」。
「普通」を求めるプレッシャーにいつも押しつぶされそうでした。
笹森さん「常に言われてましたからねぇ。『何でみんなと一緒のことができないの』って。『みんなと同じように目立たず普通に難なくやり抜けたらいいのにってな』って、やっぱり思いましたよね。本人は本人なりにいろいろ思い悩んで困ってるんだなぁっていう気持ちの部分を理解してほしいかなぁ。」
できない本人が実は一番困っている。
それが笹森さんの思いです。

posted by ひと at 05:50| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月30日

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」(6月15日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」
大学生の河高素子さんは発達障害のひとつ、ASD(自閉スペクトラム症)。多くの人にとっては「普通」の音や光が苦痛でたまりません。学校で街なかで、人知れず苦労している彼女の願いとは。

4月30日(月) 午前4時55分 〜 4時57分 総合
4月30日(月) 午前5時45分 〜 5時50分 総合
5月3日(木) 午前6時25分 〜 6時30分 総合
5月3日(木) 午後1時50分 〜 1時55分 総合
5月4日(金) 午後6時30分 〜 6時35分 総合
5月16日(水)【15日深夜】 午前4時03分 〜 4時05分 総合
5月22日(火) 午前5時55分 〜 6時00分 Eテレ
6月2日(土) 午前11時52分 〜 11時54分 総合
6月3日(日) 午後4時55分 〜 5時00分 総合(放送されなかったようです)

現時点で情報が入った分まで追記します

6月15日(金) 午後3時55分 〜 4時00分 総合
6月17日(日) 午前4時18分 〜 4時20分 総合
6月19日(火)【18日深夜】 午前0時50分 〜 0時55分 総合
6月21日(木)【20日深夜】 午前3時35分 〜 3時40分 総合


大学一年生の河素子さん(19歳)。
発達障害の特性の一つ、感覚過敏があるため、光や音の刺激が苦手です。
河さん「カーテンはいつも閉めてます。ほとんど開けないですね。」
強い光は目に刺さるように感じるため、メインの照明は取り外しています。
河さん「いつもこれぐらいで生活しています。」
(多分有働アナ)「これだったら大丈夫?」
河さん「大丈夫」
特に苦手なのが音。
普通は気にならないような小さな音も・・・
(少し離れた場所の自転車の「リンッ」というベルの音)
河さん「今のベルの音、この辺で鳴ってるように聞こえました」
有働アナ「あっ、今?あの?」
中でも苦手なのがスーパーマーケットだと言います。
河さん「冷蔵庫、音もしてるし。」
有働アナ「音してる?」
河さん「(野菜を陳列してある棚を指差し)ここ特に。」
有働アナ「音してる?これ?音?」
河さん「キーンとシャーとゴーとで三種類ぐらい音が」
有働アナ「三種類?全く聞こえない」
河さん「多分蛍光灯の音と、冷蔵の音だと思います。」
蛍光灯の音。
(「ジー」という音)
冷蔵装置の音。
(「ゴー」という音)
音の洪水にさらされているようだという河さん。
店内にいられるのは15分が限界だといいます。
家に帰ると・・・
河さん「すっごい疲れてます。」
有働アナ「そうだよね〜。」
河さん「高い音がすごい痛いです。耳も脳も疲れてる感じ。(耳の裏あたりを抑えて)この辺がすごい圧迫されてる感じ。」
有働アナ「そっか・・・」
他の人には普通のことでも実はとても疲れてしまう。
そのことは周りの人にはなかなか理解されないと言います。
そんな河さんに押し寄せるさまざまな音。
そこからどうやって身を守っているのでしょうか?
河さんが外出する時、必ず使うのがノイズキャンセル機能がついたイヤホンです。
これをつけると周囲の雑音がカットされ、聞きたい音に集中できるといいます。
有働アナ「家、一歩出たら・・・」
河さん「出る前かな?玄関開ける前につけてますね。」
河さんはこの春から大学生になりました。
授業が行われる大教室。
ここにも細かな雑音が溢れています。
講義の声を確実に聞き取るため、入学前に大学に申請し、授業中もイヤホンをすることを許可してもらいました。
河さん「私はノイズキャンセラーを使って普通に授業を受けたいので・・・普通にというか(みんなと)同じようにというか。」
しかし、その事情を知らない人はまだまだ多く・・・
河さん「入学手続きの時に『それ外しなさい』って二回ぐらい言われて、『すいません、これ、ノイズキャンセラーで』って。音楽聴いてるのかなって。だから逆にわかりづらいんですよ。『会話するのにイヤホン?』っていうふうに見られるので。」
イヤホンをしているのは相手の話を聞きたいから。
そのことを周りの人に少しずつでもわかってもらいたいと思っています。
河さん「私は人と関わるのが嫌いじゃないし、むしろ好きな方なので・・・そこで最初のイヤホンという情報だけで遮断されるのはなんか嫌だなって。」
他の友達と一緒に大学生活を「普通」に楽しみたい。
それが河さんの願いです。

ソニー SONY ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン MDR-EX31BN : カナル型 Bluetooth対応 ブラック MDR-EX31BN B



posted by ひと at 19:59| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」(5月18日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」
生まれつき読み書きが極端に苦手な井上さんはLD(学習障害)。大人になってさまざまな道具を手に入れて世界が変わりました。「パソコンなどを使えば文字で表現できることを知ってほしい」といいます。

4月28日(土) 午後10時53分 〜 10時55分 総合
4月29日(日) 午後6時42分 〜 6時45分 総合
5月3日(木) 午前11時52分 〜 11時54分 総合
5月5日(土) 午後11時57分 〜 午前0時00分 総合

現時点で情報が入った分まで追記します

5月22日(火) 午後11時53分 〜 11時55分 総合
5月24日(木) 午後7時53分 〜 7時55分 Eテレ


大工として働く井上智(さとる)さん(55歳)です。
発達障害の一つ、学習障害で読み書きが極端に苦手です。
例えば「大阪」と書こうとしても。
 001.png
井上さん「反対か。どっちやったかなってモヤっとしてるから。不思議やろ?自分でも不思議やねん。こんなこと。こんなにペラペラしゃべるのに、言葉を持ってるのに、文字にならへんて一体どういうことやろ。」
小学校では授業の内容は理解できているのに、どうしても読み書きだけは、みんなと同じようにはできませんでした。
井上さん「読む努力はする。でも『あーえーおー』。音に一生懸命変えてるから、その音が出てけぇへん。それがすごいしんどかった。毎日恥かいてるような感じ。普通に小学校に入っていれば、読み書きはできるという前提がある。当たり前やんか、この社会。その普通に僕は入ってない。それはね、もうボロボロになる。」
今は読み書きをする時はスマホやパソコンを活用しています。
井上さん「予測変換で自分の言いたいことがすぐに当てはまってくる。」
読み書きが苦手な人が機械を使うことは、目の悪人がメガネをかけるのと同じことだと言います。
井上さん「自分のできる方法でやればいい。せっかくこんな『メガネ』が発明されてるワケやから、使えばいい。」
苦手なことは機械で補う。
それが井上さんにとっての「普通」です。

posted by ひと at 19:27| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NHK「発達障害キャンペーン」について(5月3日修正)

NHKのサイト内のリンク先が死んでいたので削除しておきます。

「超実践! 発達障害 困りごととのつきあい方」の中で使われたVTRのダイジェストを2〜5分間で放送しているっぽい。
「LD“読み書きが苦手”少年編」は番組では使われていない映像でした。
同じタイトルなのに2分だったり5分だったりして、短い方は長い方の一部分を流している感じ。
ということで、どう紹介すればいいんだろう?って思ったのだが、極力長い方の全文を紹介するっていう方向で更新していこうかなと。

発達障害キャンペーン
「見えにくい障害」とも言われる発達障害。多くの人にとっては「普通」のことが発達障害のある人には「普通」でないことが多くあります。発達障害の本人が何に困っているのか。それを周囲が理解することが、支えになるといいます


全部NHK総合。
すでに放送済みのものも一応載せておく。


発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」
生まれつき読み書きが極端に苦手な井上さんはLD(学習障害)。大人になってさまざまな道具を手に入れて世界が変わりました。「パソコンなどを使えば文字で表現できることを知ってほしい」といいます。

4月28日(土) 午後10時53分 〜 10時55分
4月29日(日) 午後6時42分 〜 6時45分
5月3日(木) 午前11時52分 〜 11時54分
5月5日(土) 午後11時57分 〜 午前0時00分
全文紹介済みです。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」
濱口瑛士くんは発達障害のひとつであるLD(学習障害)。生まれつき文字の読み書きが極端に苦手。学校では認められなかったけれど、気持ちを表現するのは文字ではなく絵。それが彼の「普通」です。

5月1日(火) 午前10時47分 〜 10時50分
5月3日(木) 午前4時55分 〜 5時00分
5月3日(木) 午後6時35分 〜 6時40分
5月3日(木) 午後11時30分 〜 11時35分
5月4日(金) 午後3時55分 〜 4時00分
5月5日(土) 午前6時15分 〜 6時20分
5月5日(土) 午後5時57分 〜 5時59分
全文紹介済みです。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」
主婦の笹森理恵さんは、発達障害のひとつであるADHD。生まれつき片付けが極端に苦手で、子供の頃から責められてきました。「片付けられない私が一番困っていることを知ってほしい」と言います。

4月25日(水) 午前10時48分 〜 10時50分
5月2日(水) 午後11時52分 〜 11時55分
5月4日(金) 午前11時52分 〜 11時54分
全文紹介済みです。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」
大学生の河高素子さんは発達障害のひとつ、ASD(自閉スペクトラム症)。多くの人にとっては「普通」の音や光が苦痛でたまりません。学校で街なかで、人知れず苦労している彼女の願いとは。
4月30日(月) 午前4時55分 〜 4時57分
4月30日(月) 午前5時45分 〜 5時50分
5月3日(木) 午前6時25分 〜 6時30分
5月3日(木) 午後1時50分 〜 1時55分
5月4日(金) 午後6時30分 〜 6時35分
全文紹介済みです。

発達障害を生きる



posted by ひと at 18:44| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

超実践! 発達障害 困りごととのつきあい方

NHK 番組表 | 超実践! 発達障害 困りごととのつきあい方 | 「見えにくい障害」とも言われる発達障害。どんな困りごとを抱え、どうすれば対処できるか。発達障害の当事者や家族がすぐに実践できる対処法を具体的に伝えていきます。

今朝、生放送でやっていた番組ね。
司会が先日一部で炎上!という話になっていた中山秀征さんだったので、まずはそこに驚く。
次にゲストの栗原類さんが何だかヒゲが生えてちょっと風貌が変化しているのに驚く。

結構長い番組だったから、全文掲載しようと思うとかなり時間がかかるから、ところどころ紹介しようかと思うのだが、先日から紹介している「発達障害キャンペーン」っていう謎の数分間の番組ね。
あれと同じと思われる映像が、この番組の中に登場した。
「発達障害キャンペーン」の方は短いので全文掲載しようかなと思っているので、そっちに掲載したらどんどんリンクを貼っていく形にしようかなと思う。
後で状況が変わるかも知れないけど。

番組に寄せられたメール

発達障害当事者から
見た目は普通なので周囲の人から「障害っぽくない」と言われて困っています。
職場での苦労は多いですが、なかなか理解してもらえません。
見た目だけで判断しないで欲しいです。


そういいたくなるのもわかるけどね、でもさ、私たちだって健常者のことって何もわからないからね。
自分が相手をわかることができないのだから、相手も自分を理解することって無理なんじゃないかと思うんで、もう「どう理解してもらうか」とかじゃなく「理解はできない上でどうするか」みたいな方向性の方がいいんじゃないかと思う。

最初に感覚過敏について取り上げる。
発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」
VTRで紹介される当事者は19歳の河素子さん。
「発達障害キャンペーン」の方で流れるのと内容が重複しているのでそちらでも紹介する(予定)。
使われているVTRはずいぶん前に「あさイチ」で使ったものを使いまわしたかなと思う。
聴覚と視覚の感覚過敏がある河さんは特に聴覚過敏がキツいそうだ。
そのために学校で日常的に耳に入ってしまう雑音でひどく消耗してしまう。
河さんのケース
・超苦手な音:拍手、硬貨、換気扇
・まあまあ苦手な音:チャイム、蛍光灯、サイレン
・やや苦手な音:目覚まし時計、掃除機、犬が吠える声

栗原さんの苦手な音は笛吹きケトルの音
っていうか、あの音が苦手じゃない人が存在するって想像すらしていなかった(汗)。

「いろいろな音が同じ音量で入ってくる」という当事者の花咲さん。
栗原さんは「聴覚過敏の人は耳がいい」と言い切ってしまっているし、よくそういうことを言われたり書かれたりするのだが、どうやら聴覚が優れている人が多いってのは事実っぽい。
私は聴覚過敏だが聴覚はせいぜい並。
単に定型発達者に比べて「苦手な音」が多いだけだ。
デメリットはあってもメリットはない。

医師の吉川徹さん
感覚過敏はだんだん弱くなる人と、逆に年齢と共に強くなっていく人がいる。
慣れるけど疲れるという状況になるので、慣れたら大丈夫なはずだという考えはNG。


他の当事者からノイズを軽減するヘッドフォンを教えてもらって使い始めた河さん。
大学に申請し、ノイズキャンセルのイヤホンを付けることを許可されているが、それが理解されずにつらい思いをすることも。

栗原さん
子供の頃は同じ年頃の子供たちの大きい歌声などが耐え難く教室を飛び出して「情緒がない子」などと非難されたが、今は「音を下げてください」「声が大きいので音量を下げて僕と話してください」と言えるようになった。


自分が他の人と違うってこととか、どう違うかとか、どう説明すればそれが改善されるかとかいろいろわかっていないと対処ができないんだよね。

京都市伏見区の美容室で行われている工夫がVTRで紹介される。
美容師の赤松隆滋さん。
発達障害のある子供たちの散髪に積極的に取り組んできた。
自閉スペクトラム症の診断を受けているケイゴくん(8歳)が散髪に訪れる。
二年前からこの店に通っている。
母親
(美容室は)無理かなと思っていたので自分で切っていた。寝ている時やごはんを食べている時に切っていた。

感覚過敏対策として、事前に説明をして作業を進めていく。
手順をイラストで示したカードや、終了時間がわかるようなタイマーを使う。
赤松さん
この活動が特別なことではなく当たり前のことになり「断る店があるの?」と言われるような状況にならなければいけない。


ヘルプマークが紹介される。
片岡さんは空港などで何も発語ができないぐらいの状態になるが、ヘルプマークを示せば「変な人」という扱いではなく医務室へ連れていってくれるなどの役に立っているとのこと。

吉川さん
ひょっとしたらそうかもしれないということを、たとえばヘルプマークとかで知っていただく。
もう一つ、感覚過敏があるかも知れないっていうことにご本人が気づいていないことがある。
結局、誰かの感覚を代わりに感じることってできないので、自分だけが敏感かも知れないということに気づくまで我慢しているというふうに思ってしまう。


これね。
感覚過敏に限らずなんだよね。
「他の人も自分と同じように大変な思いをしているのだから、自分も我慢しよう」的な。
私もずっとそうやってきたのだけど。
でもね、知ったところで結局「障害だから」とか言ったって、他人にとっては「そんなもん知るか!」だし、自分だけが大変な思いをしていた(にもかかわらず「わがまま」だの「自分勝手」だの「怠けている」だの非難されまくった)って知ったらもう、何もかもアホらしくなって何もできなくなっちゃったんだよね。
それがいいことなのか悪い事なのかが全くわからない状況に今、なっている。

次は学習障害を取り上げる。
発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」
井上智さん(55歳)
30年以上大工をやっている。
読み書きが苦手
「大阪」の「阪」の字。
大阪という言葉の意味もわかるし言葉を発することもできる。
「阪」は二つのパーツに分かれているのでわかりにくい。
「空」に至っては三つに分かれてしまってよりわかりづらい。

怠けてなんかない! ディスレクシア~読む書く記憶するのが困難なLDの子どもたち



43歳の時に、この本と出合う。
井上さん
1ページ目に「知的能力には問題がないけれど、読み書きに非常に困難を示す」と書いてある。
それで体が震えた「俺のことやな」。
読んでみたら涙が止まらない。
すごく悔しかった。
もっと違う人生があったんじゃないか。

その後、パソコンやスマートフォンなどで補うように。
スマートフォンの予測変換を使うと非常に効率よく文章が書ける。
そういったツールを井上さんは「メガネ」であると。
自分の障害特性に合った「メガネ」があるのなら使えばいい。

計算が苦手な猪嶋さん。
この人は前にもNHKに出ていたと思う。
猪嶋さん
数字を記憶しておくことができない。
「2+2」を「4」に変換することができない。
見たものは文字でしかなく、頭の中でも文字でしかない。
計算機を使うことで楽になった。


渋谷区の小学校。
区内すべての公立小中学校では一人に一台のタブレットを配布した。
それぞれに合った学習方法を自由に選択できるように。
授業中も手書きかタブレットを使うかは自由に選べる。

次は「忘れ物の対処法」について。
・すぐに手帳やメモ・付箋に書く
・大事なものは目立つ所に置く
・定期入れの中にお金を入れる→財布を忘れてもいい状態を作る


当事者である漫画家のあーささん。
グッズを活用。
カバンの取っ手にメモをクリップで留めて、そのまま握りこむ。
複数の荷物がある時にはリボンで一つにまとめれば一個忘れていったりということを防ぐことができる。
普段から持ち歩くものに、いつでも使えるようにクリップをつけておく。
スマートフォンに付箋を貼りつける。


あーささん
使わなくてもだんだん気をつけられるようになってくる。


次はADHD。
発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」
笹森理絵さん。
この人は何度もNHKに登場しているな。
二年前に社会福祉士の試験に合格して考え方が変わった笹森さん。
自分の苦手よりも得意なことで勝負をする。
できないことは「そこそこ」で、片づけは思い切ってヘルパーに手伝ってもらうことに。
それでいいと思うんだよね。
そりゃあ普通の人みたいにできりゃあいいけどさ、やっぱりやるのが難しいとか、無理にできなくはないけどかなり苦痛とかってのをやるよりは、それを外注できる状況(金銭的なこととか)であれば、利用するべきだと思うのだが。

次は「雑談が苦手」という件。
テレビドラマについて雑談中に問われた綾屋さん。
単に「見たか否か」を聞かれているのか、ストーリーについて問われているのか?
俳優についてか???
悩んでいると微妙な空気に。
すぐに次の話題に移る友人たち。
綾屋さん
友人の会話には台本があるのではないか?

関係性やキャラが不明で対処に困る。
河さん
笑うタイミングがわからない。

中山さんが指摘されたが、定型発達者の側って結構聞き流しちゃったりしつつ、適当に相槌を打ったりしているものだ。
それに対して発達障害者たちは必死に内容を理解しようなんて思っているからよりズレる感じ。

「空気が読めない」

綾屋さん
身体感覚の多数派同士が無意識に共有できているルールとかデザインだと思う。
それ以外の人たちはみんなこぼれおちてしまって、たとえば細かくたくさん覚えているタイプの人だったら「しゃべりすぎ」「細かすぎ」、時間軸がバラバラに思い出すようなタイプの人は「順序だてて話してほしいんだけど」と言われたり、パーソナルスペース、自分の距離、感覚がここまでっていうふうな感覚が一人狭ければ「近い!」と言われてしまう。
逆に身体特性が近いもの同士が集まれば多数派同士とは異なる感覚を持った人同士の新しい「空気」というのも生まれるんじゃないかと思う。


身体感覚の問題が深刻過ぎる片岡さんは「空気が読める読めない」は一時的に健常者のフリができてしまう人たちの悩みであると考えている。

中山さん
「空気読めないね」って言っている人が一番空気が読めないことがある。



posted by ひと at 17:19| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月29日

発達障害関連番組の放送予定の紹介に追記しました

NHKで発達障害関連の番組をやるようですが、なぜか発表がありません(追記あり): 今日、喰ったもの。あったこと。

↑に明日の生放送の情報を入れていなかったので追記したのと、3分ぐらいの短い番組が放送されるヤツの情報が新情報が入ったのでそれを盛り込みました。
短い番組の方は、再放送の回数も多いし、時間がないのでチェックしきれていないので間違いなども多々あると思われ。
前回掲載した後でかなりの変更が発生しているようだし、今後もまだまだ変更(再放送の追加など)があるんじゃないかとも思うし。
時間のある時にチェックしなおして追記するかも知れず。

posted by ひと at 07:05| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月26日

NHKで発達障害関連の番組をやるようですが、なぜか発表がありません(追記あり)

すでにお知らせ済みのヤツと、公式でちゃんと発表されている情報から。

4月30日(月・祝)総合 朝8:15
特集番組「超実践!発達障害“困りごと”とのつきあい方」

現在体験談・ご意見を募集中です。
体験談・ご意見を募集中!生放送でご紹介!!「超実践!発達障害 困りごととのつきあい方」|発達障害プロジェクト
ウーマンエキサイトにも番組関連の記事がアップされていました。
【NHK発達障害プロジェクト】 あなたにとって「発達障害」は他人ごと? 誰もが「生きやすくなる」ために必要なこととは|ウーマンエキサイト

5月5日(土)Eテレ 夜7時  
再放送 5月14日(月)Eテレ 午前0時(5月13日(日)深夜)
地球ドラマチック「海辺のフォックスホテル〜ちょっと特別な若者たちの日々〜」

「再放送」とは書かれていないが、去年放送された↓の再放送だと思うが。
NHKドキュメンタリー - 地球ドラマチック「海辺のフォックスホテル〜ちょっと特別な若者たちの日々〜」

5月26日(土)Eテレ 夜9時 
すくすく子育て×ウワサの保護者会 発達障害特別企画



で、ここからが公式で発表されていない分。
なんでだろう?
通常発達障害関連の番組は「発達障害プロジェクト」の方に載っているのに。

最初に掲載した時のデータと放送時間が変更になっているものがあったので、また変更になるものがあるかも知れませんのでご注意ください。
同じタイトルなのに番組の時間が3分のものと2分や5分のものがあるので、私がタイトルで判断して「再放送」ということにしているものの中に再放送ではないものもあるかも知れず。


発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」
4月29日(日)総合 午後6:42〜午後6:45(3分)
再放送 5月3日(木) 午前11:52〜11:54/5月5日(土) 午後11:57〜0:00

「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき読み書きが極端に苦手な井上さんはLD(学習障害)。「パソコンなどを使えば文字で表現できることを知ってほしい。」
NHK 番組表 | 発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」 | 「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき読み書きが極端に苦手な井上さんはLD(学習障害)。「パソコンなどを使えば文字で表現できることを知ってほしい。」

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」
4月30日(月) 総合 午前4:55〜午前4:57(5分)
再放送 4月30日(月) 午前5:45〜5:50/5月3日(木)午前6:25〜6:30・午後1:50〜1:55/5月4日(金)午後6:30〜6:35

「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき視覚や聴覚が過敏な河高さんはASD(自閉スペクトラム症)。学校で街なかで、人知れず苦労している彼女の願いとは。
NHK 番組表 | 発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」 | 「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき視覚や聴覚が過敏な河高さんはASD(自閉スペクトラム症)。学校で街なかで、人知れず苦労している彼女の願いとは。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」
5月1日(火) 総合 午前10:47 〜 10:50 (3分)
再放送 5月3日(木)午前4:55〜午前5:00・午後6:35〜6:40・午後11:30〜11:35
    5月4日(金)午後3:55〜4:00/5月5日(土) 午前6:15〜6:20・午後5:57〜5:59

「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき読み書きが極端に苦手な濱口くんはLD(学習障害)。気持ちを表現するのは文字ではなく絵。それが彼の「普通」です。
NHK 番組表 | 発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」 | 「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき読み書きが極端に苦手な濱口くんはLD(学習障害)。気持ちを表現するのは文字ではなく絵。それが彼の「普通」です。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」
5月2日(水)総合 午後11:52〜11:55 (3分)
再放送 5月4日(金)午後11:52〜11:54

「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき片付けが極端に苦手な笹森さんは、発達障害のひとつADHD。「片付けられない私が一番困っているんです。」


「LD“読み書きが苦手”少年編」ばっかり何で何度も(しかも同じ日のうちに)再放送をやるのかもようわからんのだけど。
謎だらけだな。

他の再放送情報も入りましたので追記しました。
posted by ひと at 16:01| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月16日

NHKあさイチ シリーズ発達障害 子どもが「発達障害かも」と言われたら・・・

シリーズ発達障害 子どもが「発達障害かも」と言われたら・・・|NHKあさイチ

今朝やってたヤツね。
全文の紹介はしません。

見ていて現実がかなり厳しいっつーか、本当に「どうしたら?」みたいな状況の人が大勢いるんだなぁって感じ。
今回はタイトル通り子供のことしかやらないワケだけど、私の時代と違って今の子供は早期に診断を受けて適切な療育を受けて・・・っていう恵まれた状況なワケでもないよなぁと。
「わがまま」「自分勝手」って叩かれていじめにあって授業にもついていけず、親は「しつけができない親」って非難されてっていう「自分も周囲も不幸にする障害」ってのは相変わらずなんだなぁと。
で、今回は今まであんまり取り上げられなかった「グレーゾーン」ってのをかなり深く取り上げた回。
普通に考えれば「グレーゾーン」に該当する人の方が多いぐらいかも知れない。

魚住アナウンサー「改めて発達障害を簡単に紹介をしていきます。脳の特性なんです。例えばコミュニケーションが苦手だったり、こだわりが強い不注意、落ち着きがない読み書きが苦手、計算が苦手だったりといった特徴があるんですがこれだけ見ると私たちもあるんじゃないかなと思う人がいるかもしれませんよね。ただ、こうした特徴が非常に強く出ると発達障害となるわけです。イメージで言いますと発達障害なのか発達障害ではないのかグラデーションなんですね。特に特徴が強く出る人は発達障害と診断されます。一方で、特徴があまり出ない人は発達障害ではありません。でもどこからが発達障害なのか実は専門家でも見極めが難しいといわれているんです。今回、私たちが取り上げるのは真ん中の辺り判断がつきづらく専門家が発達障害の可能性があると指摘された人をグレーゾーンとします。」
発達障害か否かの診断の時によく聞くのが「本人が困っているかどうか」みたいな。
それって本人の障害の程度や特性にも影響されることだけど、周囲の環境に大幅に左右されてしまうものなので、前々から「その基準ってどうなの?」と思っていた。
子供の場合、親が病院に行ったり行政に相談に行ったりしても毎回「様子を見ましょう」ばっかりで、結局子供がどうにかなる(いじめだの不登校だの)とそれに対して手を打とうとかってことなのかな?と。
学校なんかで「発達障害の疑いが〜」って言われて、親もそう言われたところで具体的にどうしたらいいんだかわからんし、ダンナや親に言ったら「決めつけるのはよくない」だの「普通だろう」とか言われて母親が一人孤立。
しんどすぎ。
グレーゾーンならグレーゾーンで「じゃあどうしたらいいか」みたいな具体的な指導なりアドバイスなりを受けられたり、子供をサポートしてくれるようなシステムなりがないと困るよねぇ。
発達障害があったりその疑いがある子供に対するサポート体制は地域によってバラバラらしいのだが、多くが未診断でも受け入れることになっているそうだ。
でも、ここのところの「発達障害ブーム」で発達障害のある子供(大人もだけど)が爆発的に増加。
実際には発達障害者が増えたんじゃなく「発見」される数が増えただけなんだけれども。
で、受け皿になるような施設なんかも利用者の急増に追いつかず、結果的に「診断済みの子を受け入れるだけで手一杯」っていう。

発達障害があぶりだされるというか、そういう傾向のある人を受け入れられない方向にこの国が偏っていっている感じで、受け入れられずに落ちていく私たち当事者が大量発生。
それをうまいこと支援するシステムを構築できれば問題なかったんだろうけど、それが全く追いつかず。
ただただ落ちこぼされていく人を大量生産っていう。

番組の中では子供に「発達障害である」っていうのを伝えていないけど伝えるべき?みたいな話も出てきたけど、すごく難しい話だよねぇ。
知らなくても問題なく生きられればそれでいいんだけど、そのあたりを自覚していなくて就職しちゃって、二次障害で廃人になるってパターンも十分ありえるワケで。
そう考えると事前に「こういう障害でこういう部分に注意が必要」みたいなのを本人に伝えておいた方がいいんじゃないかって思わないでもないけど、私自信そうだったように生まれた時から「自分は健常者」って思い込んで生きてきて、ある日突然「障害者です」ってのを知らされた時のショックってのはね。
そういう経験のない人からは想像もできないものだろうけどね。
顔面蒼白だよねぇ。
それでも私は障害者に対する偏見つーか、自分が障害者であるっていう事実は痛くもかゆくもないっていうタイプなんで、自分が障害者であること自体には苦痛を感じないんだけど、そうじゃないタイプの人もいる。
自分が障害者であるっていうのが常に引っかかっているような状態で生きていっている人もいるので、それって逃れることもできないし常に嫌ぁな気分だろうなと思うんだよね。
そんな状態で生きていかなきゃいけないって可能性もあるワケで、そうなるとなおさら「本人に伝えるべきか否か」ってのは難しいよねぇ。

吉川徹さん(愛知県心身障害者コロニー中央病院 児童精神科 医長)「ただ周りから個性だと言われる方がすごいつらい方がいるんです。障害が自分の個性だと思うことはわりと大丈夫なんですが周りの方がそれはあなたの個性だよという言い方をするのはかなり慎重にされたほうがいいと思います。」
「個性」で障害者手帳が出るんか!って思うんだけどな。
「生まれつきの脳の障害」なので、生まれつき耳が聞こえないとか目が見えないとかと同じだと思っているので、耳が聞こえないのとか「個性」って言わないだろうと。
発達障害の場合、目立つ障害特性がどうしても「性格の悪い人」みたいな見え方をしちゃうから、そういう「性格が悪いっていう個性」の人と一緒にされちゃうんだろうな。
実際、ものすごく性格が悪い発達障害者が存在することは否定しないけれども。

ゲストの中山秀征さんが「炎上!」みたいにネットで書かれていたけど、内容的にローカルすぎて炎上もしないと思うけどね・・・。
ゲストの中に、どうもこの手の内容を理解しない感じの人がいるってのは前にもあったけど(具体的な名前は挙げないでおくけれども)、私はこういう人も含めた方がむしろいいと思っている。
確かに話の流れを遮ってしまいがちという側面はあるかも知れないけど「発達障害を全く理解していない立場からの発言」や「説明されてもどうにも腑に落ちていない人の発言」も聞きたいなと。
むしろそっちが世間では多数派だと思うので、多数派がそれに対してどう考えているかってのもひっくるめた上で「じゃあ、どうしていくのが一番いいだろうか?」みたいなことも考えられると思うんだよね。
関心を示して深く理解しているタイプの人だけの話に終始すると、確かに内容の理解みたいなものはスムーズに展開するかも知れない。
でも、現実の状況に向き合う上で、そうじゃないパターンを理解しておくことも必要なのではないかと思った。
こういう「よくわかってくれない人」に対して「どういう説明の仕方をするとわかってもらいやすいか」とか、どうやってもわかってくれないのであれば「わかってくれていない状況でどう折り合いをつけるか」みたいなことも必要かなと思う。
だって、この先、その手の人たちと対応し続けなきゃならないんだからさ。

ネットで言っている人がいたけど、発達障害に対しても老人みたいに「要介護1」「要介護2」みたいな段階に分けるっていうのがいいなと思った。
「グレーゾーンです」で放置ってのはあまりにもひどい。
私みたいに重度の発達障害だとガッツリ「障害者」ってことにしてもらえて支援が受けられる(実際にはロクな支援もないけど)か、グレーゾーンってことで障害者手帳ももらえないし、何も支援が受けられないとかでは天と地の差だけど、その間に障害の種類や程度に応じた四段階ぐらいの種別ってのがあってもいいんじゃないかと思うけどね。


4/30(月・祝)総合 朝8:15
特集番組「超実践!発達障害“困りごと”とのつきあい方」

体験談とご意見を募集しています。
体験談・ご意見を募集中!生放送でご紹介!!|発達障害プロジェクト


posted by ひと at 11:14| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月07日

NHKの発達障害関連の番組

発達障害プロジェクト

4/16(月)総合 朝8:15
あさイチ「発達障害のグレーゾーン」

4/30(月・祝)総合 朝8:15
特集番組「超実践!発達障害“困りごと”とのつきあい方(仮)」

ほか 4月から5月にかけて発達障害の番組を予定しています
詳細は決まり次第お伝えします


posted by ひと at 13:03| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月06日

COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇

COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇



以前ご紹介したCOCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇の続き。

最初の方は海外留学の時のことが書かれている。
私も感じていたことだけど思春期あたりに周囲とのズレみたいなものが発生しちゃうことがあるけど、そもそも周囲は外国のまるっきり違う価値観の人たちだから、読んでいても日本にずっといた人ほどの「発達vs定型」的なものを感じない。
ところどころに発達障害特有の認知のズレみたいなものはあるにしても。
で、途中で留学から戻ってきて、また日本での悲惨な生活に突入なんだけど、そのあたりからはもう発達障害がどうこうって話ではなく、読んでいて終始「両親最低だな」って感じで。
発達障害があると悪意がなくても周囲を苛立たせたりするようなことも多々あるから、発達障害がなければ親や周囲の人の対応が多少は違う内容になっていたかも知れないんだけど、それにしても根本的に、この人の両親は異常だなと。

最後はどんどん悲惨な状況になっていって終わるのだが、「青年期篇に続く」とのことなので、次の本が予定されているんだろう。
次の本はもうちょっと心穏やかな内容で終わるといいけど。

posted by ひと at 10:48| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

ハートネットTV シリーズ 精神障害者と働く

今回は番組の内容の詳しい紹介はしない。
すごくざっくりした感想なんぞを。

ハートネットTV シリーズ 精神障害者と働く 第1回「働き続けるために」 | NHK ハートネットTV
再放送 2018年4月10日(火) 午後1時05分 〜 午後1時35分
これは公式サイトの方にかなり詳しい内容が紹介されている。

ハートネットTV 精神障害者と働く2▽共に働くことは“強み”になる
再放送 2018年4月11日(水) 午後1時05分 〜 午後1時35分
こっちは詳しい内容の紹介がないが、これから掲載されるのかも知れない。

これらに先だって関連するような内容のものが放送されていた。

ハートネットTV「障害者雇用 もっと両思いを増やそう!プロジェクト」
再放送 2018年4月9日(月) 午後1時05分 〜 午後1時35分
これは詳しい内容が紹介されている。

番組の内容的に「働くのがよいこと」みたいな内容。
私は障害特性上なのか何なのか知らないが、いくら働いたところで精神的にヤラレるだけだし、自信を持つワケでも自己肯定感を持てるワケでもないので。
人の役に立つとかどうでもいい。

どの番組もやたらと統合失調症の人が紹介される。
もちろん違う人も出てくるけど。
それって統合失調症の人が鬱病なんかに比べると、企業の中で働くのに向くとかってことなのかな?
単に統合失調症の人の割合が多いのかな?なんて思って調べてみた。
最近のデータが探せなかったんだけど
精神疾患のデータ|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省
平成23年のデータを見た限りでは明らかに鬱病の方が人数は多い。
それとこのデータには「発達障害」みたいなのがないんだよね。
納得していないことではあるけれども、障害のカテゴリー分けで発達障害は精神疾患の中に含められていると思うのだが、ここには発達障害系の項目が見当たらない。
それだけ割合が非常に少ないってこと???
ここのところ急増みたいなイメージがあるのだが、データが古いせいもあるのかな?

番組の中でA型作業所の様子が紹介されたのだが、B型も紹介して欲しいなと思った。
B型は工賃が勝つか交通費が勝つかみたいな状況の上にワケのわからん「レクリエーション費」みたいなのを引かれたりとか、結局ほとんど収入にはならないような話も聞くのだけど。

当然のことながらうまくいった例ばっかり紹介されたけど、うまくいかなかった例とか、職場の人たちのホンネみたいなのもやって欲しい。
「こっちだっていっぱいいっぱいでやってんのに、障害者だから配慮してくれとか無理に決まってんだろ!」みたいなことってあると思うんだよね。
「障害者のここがイヤ」とか「障害者のせいでこんなことが」とか、もっとエグい内容もお願いしたい。
あまりにも綺麗にまとめられすぎというか、むしろうまくいかないことの方が多いと思うのに、そういう「現実」みたいなものが全然出てきていないように感じたので。

posted by ひと at 17:04| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月28日

片づかない!見つからない!間に合わない!

片づかない!見つからない!間に合わない!



この本をどういう経緯で読もうと思ったのか全く記憶がない。
内容的にすべてADD(注意欠陥障害)について書かれているので、私にとって意味がありそうな部分はない。
私と同様にアスペルガーしかないみたいなタイプの人が読んでも役には立たないと思われ。
大部分の人が多少はADHDの要素も持っていたり、ガッツリADHDだったりってことだろうから、そういう人たちにとっては役に立つのかも知れないけど、私が読んでもそのあたりはよくわからない。

 私はこの仕事をしていて、ADDの人々をたくさん診てきたが、その中には、本当に優秀な人たちもいた。だが、私のところに治療に来られなかった人たちの中には、学校も中退してしまい、治療費など払えないという人もいるだろう。最近では、刑務所の在監者たちを調べるとADDの人が多いことがわかってきている。(50頁)

発達障害者に対する対応が遥かに進んでいるとされている米国でさえこの状況なのだ。
日本の状況はもっと劣悪だと思う。

自分にさっぱり自信がなく、この程度で精いっぱいだと思い込んでいるのだ。子どものころは、よく「バカな子」「大人になっても、どうせ単純作業しかできないさ」と言われていたという。こうして言葉による虐待を受け続けたことで、彼女は自分に少しも自信を持てずに成長してしまったのだった。(62〜63頁)

親や教師に悪気があったワケではなくても、生まれてからずっとそういった種類の言葉にさらされ続ける。
大人になってからそういう言葉を投げつけられなくなっても、やっぱり自分の意識は変えられない。

未診断・未治療のADDをかかえた人といっしょに生活したり、仕事をしたりするのは、誰にとっても、失望、恨み、そして不満に満ちた、腹立たしく、いらだたしい体験になりうるのである。(94頁)

未診断じゃなくてもそういうことはあるよね。
診断済みだと当事者の側がすげぇ無理をしまくって相手にそういう思いをさせないようにするけど(全員がそうするとは限らないけど)「自分は悪くない」って思っていたら周囲に迷惑をかけまくりになるのは仕方がない。
でも「自分は悪くない」って思っている人たちは診断を受けること自体に協力的じゃなかったりするから、解決が難しいよね。

この本の後半は家族や周囲の人たちに対して書かれている。
具体的に「こういう時にはこう対応してください」的な内容が豊富にあるが、ADDの人に対するものなので、私にあてはまりそうな内容も全くなく。

posted by ひと at 10:37| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月25日

現状

いつもはこの手のことは、ここじゃなく別のところに書いているのだが、今回は諸般の事情でこっちに。
読んで楽しい内容ではないけど。
このブログを読んでも楽しい内容も、そもそもない気もするけど。

二週間ぐらい前かな。
何か過去の嫌なことを想起させるような内容を見聞きして、今までだったらその時に「そんなこともあったな」ぐらいで終わるのに、そういう一つ一つのことにいちいちすごく引っかかって、ずっと頭の中は「いやなこと」だらけみたいな。
何かおかしい。どうやら自分は今、精神的に弱っている。と思ったというか気づいたというか。
原因は?っていうと、山ほど思い当たることがあって「どれだかわかんねぇよ!」だったんだけど、しばらく考えて原因判明。

COCORA 自閉症を生きた少女

以前ネットで読んで、改めて紙で読んだのだ。
内容は同じだけど、ネットで読むのが得意じゃないらしく、紙で読んだ方が内容が理解しやすい。
読んでいて、著者ほどひどいことはなかったけど、やっぱり似たような経験はあるから、自分の過去のつらかったことを思い出しまくりだったんだよね。
そのあたりから私は精神的にヤラレていっていたらしい。

この本を読んだ後も(もちろんその前も)何か参考になることでもないかと思って発達障害関連の本は読んでいる。
最初はわけもわからず片っ端から読んでいて、当事者の手記みたいな内容のものに精神的にヤラレて、しかもそこから何か得るものもないので、そういう内容じゃないようなものを選んで読むようにはしているんだけどね。
でも、本の一部にそういう内容を含むことがほとんどだ。

子供の頃「二人一組になって」「グループを作って」は「呪いの言葉」だった。
でも今はそうじゃない。
SSTの時、大学(歳喰ってから編入した)での演習の時、習い事、その他で「二人一組になって」と言われても、それで困ることはなくなったし、それどころか何度か大勢が私と組みたがるという「怪奇現象」が発生。
子供の頃の、クラスでも浮いていて、友達もいなくて、いじめられていて、未だに一度もクラス会にも呼ばれないっていうのは、普通に考えて「不幸」「いい状況ではない」と思う。
そう考えると今の状況は「幸福」とまでは言わないとしても「いい状況」なんだろうと思うけど。
今でも子供の頃と同様に嫌われ者のままだったら、それが自分にとって「普通の状況」で、過去の自分の状況が「不幸」とか「つらい」とか感じなかったのかな?と思い始めた。
実際にはどうかわからん。
子供の頃に自分がその状況を「つらい」って思っていたのかどうかも今は思い出せない。
困ることは多かったな。
困っていたんだから、つらかったのかな?

子供のころにあったつらい事をずっと繰り返し思い出していて、そのたびつらくなっているんだけど、思い出さないようにするってのは無理だよねぇ。
これからのことなら、ほとんど絶望的ではあってもまだ「改善する可能性」は存在する。
でも過去のことって内容の変更はできない。
変更ができなくて思い出さないようにすることもできないなら、根本的に解決する方法って「死ぬこと」ぐらいしかないんだなっていう結論に至って、さらに絶望的に。
私は鬱病が悪化して、意識が朦朧としているぐらいの状態になっても死にたいって思ったことが皆無だったし、今も死にたいとは思っていない。
でも「死ぬしかないのか」って思っている。
ここのところ「早く死んでおいた方がよかったな」って思わなくなってきていたのにな。

誰かが助けてくれるワケじゃないから、自力でどんどん片づけていかなきゃいけないことがたくさんあって、精神的にヤラレている場合じゃないからな。
こうやって、死ぬこともできずに、過去のことで精神的にやられて、先のことも何一ついい要因も見いだせずに生きていくんだろうな。

posted by ひと at 08:28| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月25日

NHK あさイチ シリーズ発達障害 読み書き計算が苦手・・・ どう向き合う?学習障害

シリーズ発達障害 読み書き計算が苦手・・・ どう向き合う?学習障害|NHKあさイチ
シリーズでお伝えしている「発達障害」。今回のテーマはその一つ、「学習障害(LD)」です。
知的な遅れはないのに、「読む・書く・計算する」など特定の分野に著しい困難がある障害で、文部科学省の調査によると、小中学生の4.5%。約20人に1人にその可能性があるといいます。
番組では、学習障害の当事者が抱える悩みに向き合い、読み書きできないメカニズムの最新研究や、学校などで始まっている新たな取り組みなどを通して、まわりの人たちに何ができるのかを考えました。


シリーズってことで前のはこれかな?

今回は発達障害の一つである学習障害について取り上げる。

ダンスが大好きな中学3年生のジン君。
運動や絵を描くことは得意な一方で、どうしても苦手なことがあるといいます。
それは文字を読むことと書くことです。
特に漢字を書くのに苦労するため、作文は、ほとんどひらがなです。
インタビュアー「今でも漢字は?」
ジン「無理。話すのはいけるけど、書くとなったら文字がサッて出てこない。」


学習障害
「読む」「書く」「計算する」など特定の分野の学習が著しく困難

小中学生の4.5%およそ20人に1人の割合にその可能性があるといわれています。
(2012年 文部科学省)
その原因は、生まれつきの脳の違いによるとされています。
こちらは文字を読もうとしたときに脳が活発に働くところを示した画像です。
読み書きに困難がある人は、多くの人に比べ脳の一部の活動が低下していることが分かります。


怠けていると誤解されがちだった学習障害の子。
しかし、ちょっとしたサポートで苦手だったことが少しずつ克服できることが分かってきました。
さらに、どんな子も、それぞれに合った学習方法を選べる。
そんな新たな取り組みも始まっています。
読み書きが苦手だったというこの男の子もタブレットを使うことで授業が楽しくなったといいます。


有働アナ「きょうのゲストは前川泰之さんと久保田磨希さんです。お二人ともお子さんがいらっしゃいますが学習障害ということばは聞いたことはありますか?」
前川「周りであまり聞くことはなかったんですが、前に出していただいたときも発達障害だったのでそこで初めて聞いたし、最近ハリウッドの俳優さんや監督さんで公表されている方がいて、知るようになりました。」
久保田「私はママ友の中でよく話はします。うちはまだ幼稚園なので今年の春から小学校なので自分の娘がどうかというのはまだ判断ができないのでいろいろ知りたいと思います。」


発達障害は大きく三つに分かれる
・ASD(自閉スペクトラム症)
  コミュニケーションが苦手・こだわりが強い
・ADHD(注意欠如・多動症)
  不注意・落ち着きがない
・LD(学習障害)
  読み書きが苦手・計算が苦手


瀬田アナ「今回のテーマであるLD・学習障害はある特定の分野だけが極端にできない、ほかのことはできるのにその部分だけできなくて困っている人たちのことです。例えば、読んだりすることや書いたりすることが苦手。もしくは計算することが苦手などが代表的な例です。難しいのは学習障害は自分でもなかなか気が付きにくいんです。仮に気が付いたとしても勉強ができないと周りに思われたくないから隠しがちである。そうすると周りもなかなか気付いてあげることができないということから、理解も進まないし誤解も多いということなんです。きょうは学習障害がどういうものなのか何に悩んでいるのか、対処法もたくさん出てきます。」

瀬田「まずはこの学習障害日常生活のうえでどんなことに悩みを抱えているのか。今回、大学生になって初めて学習障害だと分かった男性が取材に応じてくれました。」

大阪の大学生、猪嶋健太さん(21歳)
子どものころから計算が苦手で今でも買い物するのは一苦労です。
2つ以上買うと全部でいくらになるのか分からなくなってしまうため、電卓が手放せないといいます。
瀬田「電卓無い時ってどうするんですか?買い物」
猪嶋「しないです。もし忘れたとき、無いときは電卓使えないので買い物しないです。あきらめます。」
猪嶋さんは、現在、大学で社会福祉の勉強をしています。
計算のほかにも書くことが苦手ですが大学の授業を受けるのはパソコンを使えば不自由はないといいます。
実は、猪嶋さんが学習障害だと分かったのは大学に入ってからでした。
猪嶋「今まで自分自身がへたくそな字しか書けない、計算ができないのは『俺が悪いんだ』と思ってて、でも原因がわからなくて、原因がわかった瞬間にすっきりして『あっ、そうなんだ』。障害だとわかる前は障害の特性を自分の性格と捉えていたので自分を追いつめていたということですね。」
猪嶋さんが最もつらい思いをしたのは小学生のときだったといいます。
猪嶋「ほぼ青字ばっかり、先生の訂正ばっかり。」
小学3年生のときの算数のプリントです。
九九は、何とか覚えましたが2桁以上の計算になると、ほとんど解けませんでした。
こちらの国語のプリントも小学3年生のときのものです。
猪嶋「たぶん小3ぐらいになるとみんな漢字書いてて、僕だけこんな感じでひらがなレベルだったので、明らかに差があったのかなと感じています。」
瀬田「(漢字を)頭では覚えているけど書けないってこと?」
猪嶋「そうですね。頭の中で字を浮かべても、すごいモヤがかかってイメージがぼやっとしていて、それがそのまま字として出たら変な字になってたりとかっていうことですね。」
当時は、自分の名前もひらがなでしか書けませんでした。
名前を漢字で書くことは、高校生になるまでとても難しかったといいます。
しかし、漢字や計算ができないこと以上につらかったのは、同級生の心ない言葉でした。
猪嶋「クラスの中では『オマエはこれできへん』『あれできへん』と言われていじめられたりして、クラスにいるのはすごいつらかったです。『猪嶋にこれができないのは当たり前』みたいな感じになって、他の子が僕ができることをできないとおしまいみたいな。クラスでも最低限の基準みたいな扱いっていうのはありましたね。」
瀬田「その時、自分では自分をどう思っていたんですか?」
猪嶋「押し殺していましたね。言いたいことは全部押し殺して、受け止めては流して、結局は傷ついて。実際に殴られたりとかはないけど、心理的にズタズタにされたなっていう気分になりますね。」

井ノ原「気付かなかったらこんなにつらい思いをするんだね。かわいそうにね。」
瀬田「今回取材に応じてくださいましたお母さんがおおらかな方でもありましたので、ご家庭では彼自身も早く気がつければいいと思ったけれど、今はそういうことも含めて乗り越えているとおっしゃっていました。また、お分かりのようにコミュニケーションがすごく得意で知識もすごく豊富なんです。初めてお会いしたときは話していて『学習障害で悩んでいるというのはどういうことですか?』とこちらもすぐに理解できなくて、改めて彼に聞くと、それは普段抱えている悩みでもあるそうです。『友達に伝えてもなかなか理解されにくいんです』ということでした。分かりにくい部分もありますので実際に、経験した方にスタジオにもお越しいただきました。」

南雲明彦さん(明蓬館高等学校 共育コーディネーター)「自分自身も、学校にいるときに周りはあまり気付いていなかったと思うんですけれど、読み書きが苦手な部分というのがあって。ただ学習障害というのは結構隠すことができたりできるんです。ノートを見せないとか。音読もふざけて『真面目に読んでいないんだよ』というような感じで。でも隠し続けても大学生とか大人になってしまうと、体や見た目は大人なわけでなかなか周りは理解しにくくなっていくし、自分自身も『どうしよう、どうしよう』ってなるところはありました。非常に共感する部分はありましたね。」
柳澤秀夫「VTRを見ていても大学の入試のときまで分からなかったとおっしゃっていましたよね。ご本人もそうかもしれませんが周りで、親とか友達とか、学校の先生というのは気付かないものなんですかね。」
南雲「皆さんそうだと思うんですが自分の感覚と周りの感覚がどう違うかっていうのは…。性格というのは基準がなかったりするので、そこはやっぱり。ましてや字が上手じゃないとかいうのもありますし、読むのが上手じゃないとか、それがまさか障害だというふうには、すぐには思いつかないですね。」
井ノ原「そういうものですか。同じ色を見ていても『青だよね』って言っていても全然違う色を見ているかもしれないという感じなんですかね。『同じだよね』って言っても同じだと分からないみたいな。」
南雲「多数の人たちは『これだよね』というものが『そうじゃないんじゃないか』。でも周りがみんなそう思っているから『自分が変なのかな』っていうふうに思う子どもたちはたくさん。」
井ノ原「それで押し殺してしまう。」
南雲「障害自体が苦しみを生むというよりは、周りとの違いというのが、より年齢を重ねることで分かってくるので『自分がおかしいのかなどうしよう』って。」
柳澤「それを出すことができず自分で飲み込まざるをえない苦しさというのがあるんですかね。」
瀬田「悩みを抱え込んでしまうということがあると思います。ただ南雲さんご自身が苦手としている部分でいうと『読む』ことと『書く』ことこの2つが特定的に苦手、困難だということですね。今、ある方法で対処しているということです。実際にツールを持ってきてもらいました。パソコンを使って対処しているということです。」
南雲「1つの例になりますけれど、紙で文字を読もうとするとなかなか時間がかかってしまったりするので、パソコンに打ち込んで読み上げのソフトというのがありますのでそれを活用して読んだりしています。実際に読んでみます。」
パソコンの音声「きょうの『あさイチ』は学習障害についてお伝えしています。」
有働「音で聞こえるとどういうふうに分かりやすいんですか。」
南雲」文字だけだと時間がかかるというか目では見えているんですが音に変えるのがなかなか難しいんですね。文字をまず耳で音で聞いてから目で文字を追うとより理解が早いということです。」
久保田「質問です。キーボードを押すキーボードのひらがなというのはどうなんでしょうか?」
南雲「そうですね…これはもう感覚?結局、確認するには打ち込んで音声を読み上げてもらってその繰り返しで自分の打ったことは間違えていないなという確認作業ができるんですね。打って目で間違いを確かめるんじゃなくて耳で聞いたほうが正確なんです。『ね』とか『ぬ』とか似たようなひらがなは間違えたりします。」
前川「こういうソフトはいつぐらいから使われているんですか。」
南雲「21のときに障害ということが分かったのでそのころからですね。それまではみんなは紙で読んでいますから読み上げソフトというのは視覚障害の方とかが使うものだと勝手に思い込んでいたので、それが自分にも当てはまるんだと。逆に使えるものは使っちゃえという感覚ですね。周りを気にして使わないよりは内容の理解に進まずに恥をかいたりとか、そういうよりはしっかりどんな方法でも内容を分かっていたほうがいいなと思います。」
瀬田「読むことと書くことが苦手な人たち、そこにはそれぞれに合った対処する方法があるんですね。サポートするために名前が付いています。『読みと書きが苦手な人たち』のことを学習障害の中でも『ディスレクシア』と呼んでいます。なぜ読んだり書いたりすることがそんなに苦手なのか分かっている部分だけでもここまで分かってきています。」

ディスレクシアの専門外来がある病院を訪ねました。
国立成育医療研究センター 東京 世田谷
タケヒロ君(小5) 読み書きが苦手
聞いたことを暗記するのは得意ですが、読み書きが苦手です。
おととしの5月、ディスレクシアと診断されました。
月に2回、言語聴覚士から読む力をつける指導を受けています。
瀬田「読むのって大変?」
タケヒロ「ちょっと苦手かな。でもここに来てからはよくなってきた。」
瀬田「前はもっと大変だった?」
タケヒロ「読むのが苦手っていうか、ずっと読むとぐたーっとして嫌な感じがする。」

タケヒロ君の診断をした医師の小枝さんにディスレクシアの子は、どうして読み書きが苦手なのか聞きました。
小枝達也医師「読みが苦手なディスレクシアの子供たちは字が読めないわけではなく、読めるか読めないかの二択だと『読める』に入るんです。だけどすごく遅いし間違えるし、一個一個思い出すのに努力を要するんですよ。」

文字を読むときに、脳の中ではこんなことが起こっていると考えられています。
文字の情報が目から脳に送られると、まずは、文字の形が識別されます。
このあと、人間の脳が持っている辞書と照らし合わせる作業が行われます。
まずは、つづりです。
つづりが照合できると次に読み方と意味を照らし合わせます。
ここまできて、人間は文字を声に出して読むことができます。
しかしディスレクシアの人たちはつづりの照合に時間がかかるため文字を見ても、なかなか読むことができないのです。

瀬田「そうすると、読むのが苦手だったり、書くのが苦手だったりすると努力不足だとか勉強不足だといわれてしまうかも知れないんですけど、それは誤解?」
小枝「そうですね。人の何倍も努力して読もうとしているんで、それは全く違うと思います」
瀬田「たとえば、読むのが苦手だと『もっと読むのを練習してきなさい』、書くのが苦手だと『もっと書いて覚えなさい』と学校で言われがちだと思うんですけど、それをやっても極端な話、意味がない?」
小枝「歩き始めた幼児に『42.195キロ走れ』と言うようなものです。それはもう絶望感だけですよね。小学校の途中ぐらいから努力では追いつかない状況になってくる。早く気づいて、その子に合わせた(学習)の積み上げ方をしてあげる。自信を持たせることが何より大事だと思います。」

久保田「聞いていて幼稚園児ですけれども私の娘は今、全くこうなんです。いつから幼さゆえなのかどうなのかというのを判断する時期なのかというのが…。」
前川「ものすごく不安ですよね親は。小さい子は個人差があるからいきなりふとしたときにできるようになることがあるしそこの基準というか判断もどうしたらいいのかすごく気になるところですね。」
瀬田「発達障害、全般的に早期発見といいますが自閉スペクトラム症やADHDは早い時期に見つけることが大切なんですが、学習障害に関しては小学校に入って初めて学習が始まるので、小学校以降にようやく見つかってくる分かってくるものなので、少しずつ周りと違うのかなと気付いていく作業が大事です。南雲さんが、これまでにどういうところで読み書きに苦手を感じたのかまとめた表があります。読み書きといってもさまざまなことがあって長い文章、それを音読することが苦手だったり語句や行を抜かしたり繰り返し読んだりしてしまうことがある。字の置き換えとありますけれども『おこと』と『おとこ』。今は色がついていますけれども普段はついていないので字を入れ替えて読んでしまう。あとは字の形、『はし』と『ほし』集中して見ないと似ているなと思う方もいるかもしれませんこういうところで見間違いをしてしまうということです。南雲さん特に困ったなという経験が強いものはどれですか?」
南雲「右のいちばん上の『36』と『63』これだけ間違えても算数では間違えてしまいますし。でも、それよりは友達との約束を3時と6時を間違えてしまったり。早ければ別にいいですよ。3時間自分が待つだけなので。3時間待たせてしまうのはやっぱりよくないじゃないですか。なるべく読み間違えないほうがいいなと。」
井ノ原「ぱっと見「おこと」と「おとこ」って一瞬だから僕も間違えちゃいそうなんですよ。南雲さんはどれくらいかかるんですか?時間は。」
南雲「人の10倍くらいはかかると思います。」
井ノ原「ひと文字ひと文字確認するんですか。」
南雲「音声で聞いたほうが早かったりするのでそういう発想になってしまっているところもあると思うんですけれども。」
井ノ原「確認するときはすぐに音声でということですか。」
南雲「人に、これはどうなの?と聞いて読んでもらったりとか。「おとこ」と「おこと」隣に並んでいて似たような文字で間違えてしまったらまずいよというようなものは極端ですけれども男と女、トイレがあるじゃないですか。間違ってしまったらしゃれにならないので周りの人がびっくりしてしまうのでそういうところで慎重になったほうがいい場面もあったりするでしょうね。」


視聴者からのメッセージ

愛媛県 10代
計算、算数、数学がとても苦手です。
買い物のときにお釣りがちょうど返ってくるように計算したりできません。
どうして自分はできないんだろうみんなできているのにと落ち込んだりします。


有働「南雲さんは違いますか?計算などは。」
南雲「違いますけれども。みんな、成人した人なり子どもでもそうなんでしょうけれど、周りがしていると例えば、お釣りもきっちりしなければいけないとか結構、強迫観念というか。もちろんその人はその人の悩みでしっかり向き合ったほうがいいものもあるんでしょうけれども、やっぱり『こうしなければいけない』というのが強すぎるとまずいという、それが不安を大きくしてしまう原因にもなっているのかなと思います。」
柳澤「読み書きに戻りたいんですが、読むときに音読と黙読がありますよね。声を出して読むのと目で文字を追って理解するのと。目で文字を追って音に出さない段階では理解できているということですか?」
南雲「黙読も声に出さないだけで頭の中で文字を音に変えているじゃないですか。そこのプロセスで何かしら問題が生じていたりすると結果的に読めない理解できないということになりますね。」


30代
私はノートやメモの書き写しが全くできません。
そのためお前は社会人として失格だと言われ続けました。
大人として、社会人としてということばは何より苦痛で一生涯の心の傷になります。

10代
高校に入ると活字を読むとめまいがして気持ち悪くなりました。
高校に入るまでは一切そういうことはありませんでした。
勉強は好きではありませんが決して苦手ではありません。
ただ小学校1年生のときに字が汚いのと足し算、引き算が遅いのでたびたび居残りになっていました。
私は学習障害でしょうか。
学校の先生に聞いてもまともに聞いてもらえず、課題の提出をせかされるのと怠けていると思われるのがつらいです。


瀬田「見極めをどうしようと意識する方もいると思いますが今、教育の現場ではそれも考え方の1つかもしれないけれども困っていることがあるのであれば、なんとかそこを助けようという動きが進んでいます。どのようなことが行われているのか都内のある小学校を取材しました。」

世田谷区立烏山小学校
ここは、特別支援教室。
支援が必要な子どもに特別な指導をする場所です。
通常の学級に在籍しながら適宜通い、それぞれの子に合わせた学び方ができます。
ソウタくん(仮名・小3)
週に一度ここに通い字を読む練習などをしています。
この日は、専用のアプリを使い文字と音を結び付けて覚える練習をしました。
次は、文を読む練習。
先生が取り出したのは1行分の隙間が空いたカバーです。
行を読み飛ばしがちな子でもこうすることで読む場所が分かりやすくなります。
漢字を覚える練習でもこんな工夫が。
部首が、パーツごとにばらばらになっています。
組み合わせて楽しみながら漢字の形を覚えていきます。
インタビュアー「どれが一番面白かったですか?」
ソウタ「(漢字を)合わせるのが楽しかった」
教諭・松井大輔さん「極力書かずに漢字を覚えたりだとか字を認識できるように。あとは楽しく過ごせるように配慮して学習しています。後ろ向きにならないように、前を向いて進めるようにサポートしていくのがすごく大事かなと思っています。」

瀬戸「こういった取り組みはこの10年ぐらいで、進んでる取り組みということです。書くことが苦手なのであれば、書かずに覚える方法ということです。ここからは20年以上にわたって学習障害の子どもたちの支援をし続けている竹田さんにも加わっていただきます。」

竹田契一さん(大阪医科大学LDセンター顧問)「確かに一人一人に合った指導プログラムは非常に大切なんですね。例えば見る力、文字がゆがんで見えている子どもとか眼球運動に問題があってしっかり文字が追えない子どもには、そちらからのアプローチが必要ですし、先ほどのように文字と音がうまく結び付かない、これが非常に多いんですけれども、聞いて理解する、聞くほうの問題の子どもさんに対してはそちらからのアプローチ。言いかえれば一人一人学び方が違う。その子に合った学び方を早く探していかなければいけない。そのためには専門家がどこかで関与して、しっかりした検査をして、どこでつまずいているのか、どう対応したらいいのかということを見つけていくのが大切だと思います。」
柳澤「早く気付くことが大切だけれどもなかなか早く気付きにくいと言われてるときにどうやって早く気づくヒントが得られますか。」
竹田「いちばん最初に気づくのが読み書きを学ぶ1年生のときだと思います。専門の方はもっと早く気付きますが基本的に『何かあるぞ』と思うのは学校で教科書を見てなかなか覚えられない理解できないというところがスタートだと思います。そうすると最初は学校の先生であったり専門家にゆだねて検査をしていくということがまず大切じゃないかなと思います。」
柳澤「家庭で気付くのは難しいですか?」
竹田「難しいですね。聞くほうの問題でしたら『しりとり』ができるかどうか。『りんご』反対から言ったら『ごんり』すぐに言えるかどうか。今からことばを言うから『た』という文字が出たら抜かしてね。『あたま』と言ったら『あま』。音を分解して統合する力が弱い子どもが読み書きに多いんですね。」
井ノ原「それぞれ違うのであれば『これはできるけどこれはできない』とか一人一人違うということですね。」
竹田「そこからは専門家が早く入って指導プログラムを考えるてあげることが大事です。」
有働「その専門家はどこに受診したらいいですか?と質問いただいています。」
竹田「特別支援教室が平成19年に始まりました。啓発が進んできていますので教育委員会のレベルですし、子ども家庭センターは発達障がい支援センター。もう1つ読み書きに特化した専門職で特別支援教育士というのがあります。全国に先生は4000人近くいます。先生方を上手に活用するのが1つの手です。ホームページでアクセスするんですね。」
前川「学校の先生たちは発達障害とか学習障害とかを学んだりすることはあるんですか?20人に1人ぐらいいるとなると学級に1人か2人はいるわけですよね。先生が日々気をつけることが必要かなと思うんですけど。」
竹田「南雲さんの小学生時代と違って啓発が進んできています。気付く先生は確かに多くなっています。保護者も『うちの子は大丈夫よ』と思いがちな方は多いですが、一度相談してみることが大切です。」
柳澤「自分が当事者とするとそれを隠したい、知られたくない。親の立場からしても『みんなと同じなんだよ。別に違わない』見えないようにしてしまいたがる気持ちがあるんじゃないかなと思います。」
竹田「はじめに『障害』という言葉を使うとそうなります。一人一人学び方が違うんだよね。『じゃあ、君には君の学び方があるからそれを探そうね』ということを、初めに出してあげれば『見るほうが弱いね』『聞くほうが弱いんだだったらそのサポートを受けようね』となると思います。」


小学校の3年生のお母さん
息子は学習障害で漢字を書くことがとても困難で、本人が書き取りをしているとイライラしてパニック状態になることがあるんです。
この学習障害であることを、いつ子ども本人に伝えるべきなのかで悩んでいます。


南雲「学校に限らず相談を受けています。その子によってタイミングがあると思います。大人が障害っていう言葉を使わなくても『あなたはこういう学びづらさがあるから』『苦しさがあるから』と押しつけるのはよくないと思うんですよね。大人が子どもを説得するのではなくて、本人が納得するような形で話を運んでいく。僕の場合はすごく隠し続けて高校時代ぐらいですごく不安が大きくなりすぎて爆発したようなところがありましたけれども、そうなる前にSOSを大人がしっかり見逃さないように、本人に『つらいのか』と聞いて『つらい』と言ったら『相談行こう』ということで本人が納得したうえで進んでいく早ければいいという気はしないと思います。」
前川「SOSを出しやすい環境を作ってあげないといけないですね。どうしてもやっぱり『どうして同じことができないの?』ってついやっぱり言いたくなっちゃうから、親としても日々…」
久保田「VTRの先生みたいに『ああ、見つけたね』となかなか言えないんですよね。『なんでこれが。何でなんで?』」
井ノ原「『これは難しいんだったらこっちの方向でやってみよう』とかいちばん最初が大事なんだとしたら社会全体で意識が広がるのはものすごいことだと思いますが、にわかに知ったから学習障害じゃないのとかそうなっていくと傷ついてしまう子もいるんじゃないかなと思うんですよね。いちばん最初って大事なんじゃないかなと思います。」
竹田「どうしても『この方法』『これ』と決めつけやすいし今までの教育の流れがあるので違う方法を使うことに抵抗する先生もあるし、先ほどの話のように自分だけ違うことをさせられるとやはり隠したくなるというか恥ずかしい気持ちになるというのがあります。だから持っていき方、クラス全体の中での特別なことではなくて一人一人学び方が違うんだから『A君はこういう学び方があってもいいじゃない』『B君はこういう学び方で学習しやすいように』そういう環境づくりがこれからの教育を支えていくと思います。」
瀬田「環境作りはすでに始まっている部分があります。子どもたちが自分で学び方を選べる、そんな取り組みを取材しています。」


渋谷区立西原小学校
渋谷区の小学校では去年9月から授業風景が大きく変わってきています。
授業の最初に子どもたちが取りに行ったのはタブレット端末です。
渋谷区では区内すべての公立小中学校で子どもたち一人一人にタブレットを配付しました。
すべての子どもがよりよく学べることを目指し、それぞれに合った学習方法を自由に選べるようにしたのです。
例えば、ノートを取るときは手書きで書く子もいればタブレットに打ち込む子もいます。
自分のやりやすい方法を自由に選ぶことができるのです。
子どもたちは文字の大きさや書体などを自分が読みやすいように変えることができます。
さらに、背景の色も自分なりに見やすいように変えている子もいました。
男子児童「授業が楽しくなる」
瀬田「なんで?」
男子児童「字を書くと道のりが長い感じがして」
女子児童「今までノートだけだったのが、新しく選択肢が増えて、そういうのですごい便利です。」
指導教諭・後藤勝洋さん「いろいろな方法で自分を表現できるようになったので、どの子も自分の考えを表せるようになってきましたね。そういう意味では(タブレットは)考える力をつけたり、気づきを得るのに役立っているかなと思います。」
この授業の変化は読み書きが苦手な子にとっても大きなプラス面がありました。
こちらの男の子は文字を読んだり書いたりすることが苦手です。
これまでは、ノートを取るのも一苦労でした。
瀬田「以前、タブレットがないときは、授業の中でどんな苦労があったの?」
男子児童「書いてるのが追いつかなかった。自分の書いたノートでも見直せなかった。読めなかったし。」
瀬田「字を書くのはすごく大変だった?」
男子児童「汚いし、疲れるし、遅いし。」
この男の子は自分が読みやすいようにタブレットの背景を薄緑色にし、太めの書体にしています。
さらに、理解がしやすいよう写真を貼ったり、自分が気付いたところに印をつけたりするなど、独自の工夫をしています。
男子児童「いろいろ心の余裕とか出てきて、普通の『こういうふうなんだ』と本当の勉強ができるようになたんです」


瀬田「新しく始まった取り組みです。渋谷区では今後、東京大学先端科学技術研究センターらと連携して読み書き計算などに難しさがある子どもたちに、どう支援をしていくのか、その辺りをさらに探っていく予定だということです。」
有働「南雲さんは今の取り組みどうご覧なりましたか?」
南雲「まず、みんなと同じような形で学ぶというのはすごく大事なのかなと思うんですよね。場合によっては、個別で指導を受ける必要はありますけれども。やっぱり周りと違和感なく自然に溶け込みたいというのがあるし、やっぱりほかのところで学ぶとすごく孤独というか人数が少ないというのもあって、みんなと同じ場所で同じように学びたい。しかもタブレットはカスタマイズできるので、それによって自分を知ることができるじゃないですか。『こういう書体がいい』『こういう大きさ、こういう背景がいい』とか。こうなってくると、そのあとに紙で読みにくかったときに、タブレットで『こういうふうにやったら読みやすかったですよ』と大人に使えればそういうふうに変えるだとか、そういう力にもなっていくんだろうなと思います。」
有働「竹田さんはどうですか。」
竹田「新しい技術がこれから教育を支えていくことになるだろうと思います。ただ気をつけないといけないのは、最初からタブレットありきではなく、最初はその子の特性に合わせた指導プログラムがある。だんだん高学年になるにつれて宿題が多い、板書が大変とお手上げになって読み書きが苦手な子どもはものすごいストレスを感じていく。こういうときに、さっとタブレットがその子を救う道につながるだろうと思います。」
有働「なかなか一人一人に合った学習方法をカスタマイズする先生側の。」
竹田「先生側の決断もね。昔の方法からタブレットになると入りにくいと思います。」


北海道 20代
私自身も自閉症スペクトラムと学習障害を抱えています。
数字やひらがな、カタカナが並ぶとちゃんと読めなくなったり書けなくなったりします。
学生のころは間違える自分に対して『バカだから間違えるんだ』と思っていました。
診断されてからは自分を知って向き合うきっかけになりました。

神奈川県
ことし中学生になる息子が漢字が書けず1年生の漢字もほとんど書けません。
本人は知っていて受け止めてくれていますが学校の先生と、どう話し合っていっていいのか悩みます。


有働「南雲さん、自分自身分かっているけれども親御さんは学校にどう相談をしたらいいのかということですがどうでしたか。」
南雲「相談ですか。一応、相談はしますよね。でもどう伝えたらいいのかというところでは学習障害の子どもは結構多いと思うんですけど、読書などもなかなかしづらかったとするので、ことばの量、語彙が少ないので、相談をするには語彙が必要ですよね。『こうだから悩んでいます。助けてください』というのは言えない子は大変かなと思います。そもそも先生と信頼関係がなければ相談できますよね。知識がどんなにある先生でも、まずは信頼関係を築くことが大事ですよね。」
有働「親御さんが例えば先生に相談するときはどうですか?早めにしたほうがいいですか。」
南雲「やんわりと『うちの子どもはちょっとこういうことでつらそうなんですけれどなんとかなりませんかね』と。変に保護者の方たちが知識を持ちすぎて分厚い本を持っていくというようなことが多いんですが、先生もげんなりしてしまうんですよね。『なかなか読む時間がないんです』とか。やっぱり親御さんが『この3つが気になるんですよ』とか端的に伝える力をつけていくと、『困っているんだ。注意深く見ていこう』と先生が変わっていく可能性はあると思います。」
有働「一方では『先生に相談してもすぐには理解してもらえず1年かかりました』というファックスもきています。先生側の受け入れ体制はまだできていませんかね。」
竹田『クラスの中にそういう子どもさんが数人いると『お母さん、大丈夫ですよ。ほかにも同じような子がいますから』って何もしないことがよくあるんです。ですから、先生が気付きというのと特別支援教育が11年目に入りますから少しずつ啓発が進んでいますので、そういう先生は減ってはきていると思います。だけど、やっぱり『あれ?この子はほかの子と違うよね』っていう先生側の気付きのシャープさ、ここをもうちょっと上げてほしいなと思います。それから今は教育委員会があって指導主事の先生とかいろんな専門家が学校を指導して学校には特別支援教育コーディネーターという方がいます。この方を上手に使うという手もあると思います。」
瀬田「特別支援コーディネーターという方がいることは聞いたことはあるけれど忘れていたなという方はそういう方に相談することも必要ですね。担任の先生にと決めつけないことも大切かもしれません。ここからは、8時台で(取り上げた)「36」が「63」になるとか「3」が「8」に見えてしまうという読みにくさがあると思います、が書体を変えることで読み間違えを防ぐことができるんではないかという新しい取り組みもすでに始まっています。」


2017年12月27日、奈良県の教育委員会先月27日奈良県の教育委員会がある勉強会を開きました。
小崎誠二さん(奈良県教育委員会)「ディスレクシアの子が受験をすることになった。『(問題が)読めない』と。ところが今日、紹介があるようにある書体にして表示してあげると『読める』という。」
集まったのは小学校や中学校などの教師たちです。
テストやプリントなどを、どんな子でも見やすいようにする工夫を学びに来ました。
「書体を変えました。ユニバーサルデザイン書体に。弱視、ディスレクシアの方にも配慮した文字デザインになっているので」
これは誰でも読みやすいように作られたユニバーサルデザイン書体。
文字の空間や線の太さなどに細かい工夫がされています。
例えば、数字。
隙間が小さい書体では、3や6を8と見間違えてしまう場合があります。
そうした見間違いを防ぐためユニバーサルデザイン書体では隙間を大きく空けるようにしています。
そして、濁点、半濁点にもこんな工夫が。
「なるべくこの角を削ってまで濁点、半濁点を大きく大ぶりにしているのがUD書体になります。」
ほかにも、学級通信などが読みやすくなるレイアウトも紹介されました。
こちらは、悪い例。
イラストや文章の頭がばらばらに配置され、まとまりがありません。
字の大きさもほぼ同じで、何が重要なのか分かりにくくなっています。
一方、こちらはユニバーサルデザイン書体を使いレイアウトを整えたもの。
文字の大きさや太さを変えることで、重要なポイントに目がいきやすくなります。
参加した教員「しっかり板書が見えなかったりとか、それで苦しんでいる子がいてるっていうのんを、常に頭の中に入れて授業せなあかんな。」
「デザインひとつひとつにこだわることの大事さというのを学びましたし、その子にあった環境、関わりをもっと深めていけたらいいかなと思います。」

久保田「最近ちょっと老眼が入ってきた私でもあれを見たらすごく見やすかったですから物理的に見えやすいんですね。」
瀬田「南雲さんもこのUD書体を使ってらっしゃるんですね。」
南雲「そうですね、使っています。文字だけだと頼りないんですけれど、より読みやすい書体のほうが、すんなり読めたりしますから。UDのいいところは書体を変えてしまうとレイアウト全体が崩れてしまうことがあるんですが、これはあまり崩れないんですね。整ったものがあって書体を変えてしまうと全部崩れてしまうと、そもそも読みづらくなりますから。全体を崩さずに書体を変えられたらベストだと思います。」
井ノ原「標識とか『この先は危険だよ』というような場合は、こういう書体のほうがいいですよね。」
南雲「命に関わりますからね。」
柳澤「会社の企画書なんかもね、うんざりするようなものがありますけれど応用できますね。」
瀬田「社会への広がりということでいうと活用が始まっています。例えば埼玉県三芳町の広報誌です。UDフォントと書いてあります。中に書かれている文字はいずれもUD書体を使っているんです。何がきっかけかというと『なかなか読みにくい』という苦情が町に寄せられていたそうですが、この書体に変えたらクレームが一切なくなったということです。これ以外にも企業でも使っているところがあります。チョコレートのパッケージの裏に書いてある成分表やアレルギー表示です。ここに関してはUD書体を使っているそうです。一見すると分かりにくいんですが数字の空間とか大きく空いているのが分かると思います。今は少しずつ社会への広がりというのが出てきています。こういったもの以外にもまだ研究中なんですが、ある最新のお助けグッズというのもご用意しました。」


メガネ型の文字を読み上げてくれる機械が紹介される。
文字が書いてある紙を見ると数秒後に音声が出る。
瀬田「まだ開発中ですので『方(かた)が』を『方(ほう)が』と読んでいたりするところはありますが読み取ることができるんですね。」
瀬田「まさに開発が進められていて、ことしじゅうには販売ができないかということでさらに改良をするということです。」
井ノ原「眼鏡をかけている感じはどうですか。」
前川「普通の眼鏡とそんなに変わらないですね。」
瀬田「さらに機械を小さくするというようなことも含めて開発中だということです。」
井ノ原「これから学校の教育も変わってくる2020年に向けてという話もあってアクティブ・ラーニングが導入されてというような話もあるじゃないですか。いい方向にいくんですかね。読み書きだけではなくてみんなで話し合うというような教育っていうのは。」
竹田「そうだと思いますね。新しい技術が開発されることによって助かる子どもが増えるということは事実だと思います。だから、やはり決めつけではなくて、その子どもにそれが合えば使ってもいいと思いますよ。」
井ノ原「もっと伸びる子だったのに読み書きだけで決めつけられてしまったらもったいないですもんね。」
柳澤「『障害』という言葉の使い方もやっぱり考えたほうがいいのかなと思うね。」
前川「体に障害のある方へのバリアフリーというのは今広がっていますが、こういうものを受け入れる気持ちのバリアフリーというようなものが広がっていかなければいけないと思いますね。特別じゃないよっていうことですね。」
柳澤「個性だと捉えればねあえて障害ということばを使う必要はないですね。」


兵庫県 40代
今まさに、悩んでます。小学校1年生、女の子ですが計算読み書きが苦手です。
でも、「苦手」と「障害」の線引きが難しくどのように相談したらよいかわからないです。


瀬田「これは非常に難しい部分もあると思いますが、医療機関にすぐに行くという方法だけではなくてなかなか待ち時間があるということもありますのでこういう場所も相談に応じてくれます。
・児童相談所(地域によっては「子供家庭支援センター」)
・教育委員会
・発達障害者支援センター
など

各都道府県に必ずありますのでこちらに相談してください。」

岡山県 50代
昨年まで小学校で特別支援コーディネーターをしていました。
一人一人に合った支援を行うのはとても難しい。
でもぴったりあった支援で子供が伸びていくのをみるのはうれしかった。でも、なかにはそんな支援はかえって子供を甘やかす!などという無理解な教師がまだいるのは事実です。


竹田「よくあるケースだと思います。しかし大切なのは今その子がどこでつまずいているのかしっかり把握するというところから『これは甘やかしではなくその子に合った支援なんだ』という理解を教師全体が持つ必要があると思います。」

私は64歳です
よみかきができません
ゆっくりよむことはできます
かんじは、ほとんどよめない
よむときはしらべながらよみます。
なおりますか


竹田「最初のほうにも出ていると思いますが大脳の機能が関係しています。中枢神経系の問題です。私たちの支援は、その方が18歳ぐらいになったときに自立できるように持っていく。『治る』『治らない』という考え方は使わないですね。治るか治らないかと言ったらそれを持って生きていかなければいけません。よくなる部分はありますが治るという考え方は使いません。」

栃木県 40代
小1の娘がいます。武田先生がおっしゃっていた、音と文字が合っていない、という事がよくわかります。
小学生になるまでは、まだ大丈夫と思っていましたが、他に読み書き、計算もついていけていません。学習障害がどこまで進行してしまうのか、とても不安です。


竹田「進行はしません。進行ではなくて年齢が上がるにつれて情報量が増えるので悪くなったかのように見えてしまう、思えてしまうということがあると思います。」

兵庫県 40代
小学5年生ですが学習障害の為特別学級に通っています。
算数が苦手なようでやる気もおきないようです。親としてもどうしてやれば良いかわからず悩んでいます。


竹田「非常に大切な部分があるのは保護者が『この子はこれができない』という点だけに目がいってしまうと『いろいろできません』とますます本人が悩んでしまうことがあります。大切なのはその子のできること得意としていることをしっかり褒める教育。保護者が子どもを褒めることからスタートしていく。当然教育のほうでいろいろ問題が出てくると思いますが、まず保護者の気持ちのところをちゃんと私たち、理解しなければいけないし保護者も『子ども自身を褒めないと育たないよ』という部分があると持ってほしいと思います。」
有働「褒めるという教育はどうですか?」
前川「ものすごい反省しています。日々、口うるさくなっちゃうし『どうしてこれ、できないの』って言いたくなっちゃいます。そうじゃなくて『みんなと同じじゃなくてもいいんだよ』という寛容な気持ちで子どもたちに接したいなと感じました。」
有働「南雲さん、親御さんにどうしてほしいかというのどうですか。」
南雲『苦手とか得意というのは大事な部分なんですよね。だけど親が子を愛する気持ちとか、人間そのものを受け止める気持ちというのを土台をしっかり安定させるというのが大事かなと思います。」
有働「南雲さんは『どうしてこれだけできないの?』とか言われませんでしたか?」
南雲「全然なかったですね。『しょうがないかな』みたいな。逆に楽観的なものがよかったのかもしれないですね。」
有働「あまり自分でも気にしなかったですか?」
南雲「家庭ではなく学校の中では周りに迷惑をかけちゃいけないなと思って、焦りはしましたけれどもね。」
竹田「親が子どもに寄り添いながら今、その子どもが困っていること、悩んでいることを十分理解してあげて『そうなんだ』と両方の共通理解の絆の部分があることが子どものほうからすると『自分は1人じゃないんだ』『お母さんがそばについている』ということにつながるんですね。」


長野県 40代
タブレットを使っている子供は、高校や大学受験は、どうなるのですか?


南雲「中学・高校で支援を受けている、という記録があれば受験するときに『こういう支援を受けてきましたよ。だから受験でもお願いします』としっかり伝えられるということです。」
竹田「高校よりも大学のほうが非常にうまくいくケースが多くなってきています。一度相談されたらいいと思います。」
有働「センター試験でも認められたケースもあるんですよね。」
竹田「センター試験では最初に一番最初に認められたのは奈良県の子どもさんです。読むことが苦手だった子供が、代わりに読んでもらえたんです。」
有働「やっぱり早目早目に相談していく。」


番組の中で取り上げられたユニバーサルデザインフォント(UDフォント・UD書体)ね。
何種類か無料でも配布されている。
UDフォントって?:Font Garage
学習障害という診断が出ていない発達障害者でも、実際に私もフォントによっては、別に見えづらい書体じゃないのに何でかよく読めないってことがあったんで、こういうのを使うとはかどるってことはあり得ると思う。

番組に出演された学習障害をお持ちの南雲さんは、文字を目で見て理解することが全くできないということではないけれども、音で聞いた方がはるかに理解しやすいということで。
私とは逆だなと思った。
私は音で聞いて全く理解できないということではないが、記憶もできないし、音としては聞こえているが脳が処理しきれていなくて内容が把握できないことがよくある。
私は音声を文字に変換してもらえるととても助かるのだ。
だから、テレビを見るときには(この番組を見るときにもそうだったが)字幕を出しっぱなしにして見ている。

今回は子供のことが中心だったし、私は診断としては学習障害ではないので「関係ないよな」と思っていたけど、学習障害で苦しんでいる子供たちと、子供の頃の自分とつらい部分が同じだなと。
私も全然勉強についていけずに「自分は頭が悪いんだ」とか「みんなみたいに頭がよくなりたい」なんて思っていた。
周りから責められるから「自分が悪い」みたいに思い込まされ続けていたし、学校でいじめられたり、ものすごく勉強をしているのに担任から非難されたり。
もう、今の子供たちは自分みたいな思いをしなくて済んでいるんだろうと思っていたけど、そうでもないんだな。
確かに教師の資質みたいなものに大幅に左右されちゃうだろうし、田舎の方だと周囲の目とか年寄とかいろいろあるだろうし、難しいよね。

で、適切な支援を受ける機会もなく、精神的にボロボロなまま大人になった私たちはどうすれば?
そのあたりのことを取り上げた番組も本もないよなと。
「カウンセリングを受けろ」「自助会に行け」ぐらいかな。
自分で勝手にボロボロになったワケではなく、周囲にボロボロにされたんだと思うんだけどな。
確かに普通の人と同じやり方では、学習の成果が出せなかった。
でもそれって私が悪いんじゃないしね。
自分に非がないことで、周囲から責められ続けたってのは「労災」じゃないけど、何だろう?
何らかの「災害」に対する支援的なものってやってくんないかな?

posted by ひと at 14:09| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月21日

ハートネットTVの再放送があります

1月24日に放送される「あさイチ」のことはお知らせしたというか「発達障害プロジェクト」の方にも紹介されているのだけど、なぜか「ハートネットTV」の再放送のことは書いていない。

1月24日(水曜) Eテレ ハートネットTV
シリーズ 障害のある子どもと学校 第2回 発達障害

「他人とのコミュニケーションが苦手」「席に座っていられない」「文章を読むことが難しい」といった発達障害のある子どもたち。公立小中学校の通常学級に通う子どもの6.5%にその可能性があるという調査もあります。
障害者差別解消法が施行されて一年、こうした子どもたちが通常学級で学べるよう、学校が「合理的配慮」をすることが義務づけられましたが、必要な支援が受けられない子どもたちがまだたくさんいます。「LD(学習障害)のため板書が写せず、タブレットを使いたいが認められない」「特定の子とどうしてもうまくつきあえない。クラス替えの配慮をしてほしい」。番組ホームページには100件を超す声が寄せられています。
どうしたら一人一人の子どもが、必要な支援を受けながら学ぶことができるようになるのでしょうか。番組に寄せられた声を元に、発達障害者支援法の成立に深く関わった野田聖子さん、発達障害に詳しい筑波大学の柘植雅義さんとともに考えます。


番組まるごとテキストもあります。

posted by ひと at 18:36| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月18日

共感性羞恥

どういう形で書こうかって考えていた内容なんだけど、たまたま本の内容とも被るかな?と思うので(被ってないかも知れないけど)書いてしまおうと思う。
ちょっと前にネットなどで話題になった「共感性羞恥」というものの話。

 なぜ、ぼくは高いところに登りたがるのか? なぜ、ぼくは毎日家の中を一時間も二時間も走り回るのか? なぜ、ぼくには虚栄心やプライドがないのか? なぜ、ぼくはTVのドラマで誰かが誰かを責める場面になると耳を塞いでその場から逃げだしてしまうのか?「ぼくが発達障害だからできたこと」4〜5頁)

本の著者の市川拓司さんも私と同じ感覚かどうかはわからない。
発達障害者でも障害特性はピンキリなので。
ただ、私もテレビとか映画とか「作り話」っていうのがはっきりとわかっている状態でも「誰かが誰かを責める場面」はとても居心地が悪い。
もちろん職場などでそういう状況になっても、とてもつらい。

責めるっていうのとはちょっとずれるかも知れないけど「共感性羞恥」ね。
共感性羞恥とは - はてなキーワード
↑このあたりがわかりやすいかな?
恥ずかしい思いをさせられている人ってバラエティー番組なんかでよく見かける。
「ドッキリ」とかね。
そういうのは楽しめない。
多分そのまんま「共感性羞恥」なのかなと思う。
最近まで、そういう言葉自体を知らなかったから、自分以外にもそういう人がいるのは知らなかった。
twitterの投票で「自分は共感性羞恥があるかないか」ってのを投票してもらったら、定型発達者も発達障害者も両方とも「共感性羞恥」のある人だらけになってしまったのだが。
実際には大部分の人が「共感性羞恥」なのかも知れないし、そうじゃないのかも知れない。
定型発達者の大部分が「共感性羞恥」なんだとしたら、恥をかかされている人をみんなで笑うっていう種類の番組が成立しないんじゃないかと思うけど、違うのかな?

で、「共感性羞恥」とは私はちょっと感覚がズレるんだけど、市川氏が言うところの「誰かが誰かを責める場面」ね。
市川氏は「共感性羞恥」と同様に「自分がそうされているかのように」感じるのかも知れない。
私はこれに関しては、内容的に異なる。
うまく説明できないけど、不快なのは事実。
よく誤解されるのが「優しいんだね」っていう。
叱られている人を見て、その人を私がかわいそうだと思っているのではないかと誤解している。
うん。
全然「かわいそう」とか思ってないから。
じゃあどう思っているのかというと、別に叱られている人を不憫に思うワケでもなく、責めている人に対して怒っているワケでもなく・・・。
その叱られている人物が自分ならまだマシなのだ。
「その中」にいれば対応のしようがあるから。
でも、叱っているのも叱られているのも自分ではないので、私には対応のしようがない。
それがつらいのかな。
わからんけど。
具体的に「これ」っていう説明ができないんだけど「そういう場」に遭遇したくない。
「責められるかわいそうな人がいなくなりますように」と思うのではなく「自分の視界に入りませんように」だな。
むしろ薄情だなぐらいに思うのだが。

posted by ひと at 15:21| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ぼくが発達障害だからできたこと

ぼくが発達障害だからできたこと (朝日新書)



この本を読もうと思った経緯は忘れた。
読もうと思ってすぐには入手できないってのが敗因で毎回「何でだっけ?」ってなっているのだが。

この本は私には意味がない内容だった。
誰にとっても意味がないとは言わないけど。
どういう人に読んでもらうといいかなぁ?
身近に発達障害の人がいて、その人のことを少しでも理解したいみたいな人が読んでも意味がないだろうし、お子さんが発達障害の診断を受けてお困りの親御さんに読んでもらいたいっていう内容でもないしなぁ。
読んで悪いってことではないけど。
ただ、親御さんが読む時には注意は必要かな。
「自分の子供も作家として成功できるかも!」みたいなことを思いませんように。
そうなる人の方がはるかに少ない。
この作家さんのファンの人が読むにはいいかな。

本の著者の市川拓司さんを全く存じ上げなかったのだが、恋愛を扱ったベストセラー小説を書いている人らしい。
「いま、会いにゆきます」はタイトルぐらいは聞いたことがある。
「Separation」という小説のことはまったく知らなかったけど、高岡早紀さん主演のドラマは何度か見た。
14ヶ月 - Wikipedia
この本を読んだだけでも、かなり独特な文章を書く人なんだなっていうのはわかるし、小説の方も読んでみればより共感できたり逆に日常的にありがちな「定型発達者以上に自分からは遠い」と感じる部分もあるのかも知れないけど、私はたぶん恋愛小説を読むことはできない。
発達障害の無い人が書いた小説は内容を理解するのが難しいので、ごく普通の小説類は日ごろからあまり読まない。
ドラマや映画なんかだと本当に内容がわからないことが多いけど、小説はそこまでひどくはなくても、やっぱりわからない部分が多いから楽しむのが難しい。
ましてや「恋愛」というものを扱っているとなると、下手をすると読んでいて自分がボロボロになりかねないなと。
定型発達者にはそういう感覚があるかどうかは知らないけど、私は「自分はこういう状況にはなりえない」みたいなものを見せつけられるのは結構つらい。
定型発達者みたいな「うらやましい」「ねたましい」的なことも感じないでもないけど、そういう種類のことではなくて、うまく表現できないけどかなり苦痛。
数億円の豪邸で毎日満漢全席みたいな種類のだといいんだけど、もっと自分に近いレベルで自分には絶対に手に入らないような「いい思い」をしている人がいたりすると、それがブログの文章みたいなものでも、とても辛く感じる。
この人の小説もそういう「自分がつらくなる」種類の内容なんじゃないのかな?って思ってしまって手が出せそうにない。

 なぜ、ぼくは高いところに登りたがるのか? なぜ、ぼくは毎日家の中を一時間も二時間も走り回るのか? なぜ、ぼくには虚栄心やプライドがないのか? なぜ、ぼくはTVのドラマで誰かが誰かを責める場面になると耳を塞いでその場から逃げだしてしまうのか?(4〜5頁)

私も発達障害者なので、読んでいて「自分もそうだな」と思う部分もある。
もちろんまるっきり違う部分も多いけど。
著者が高いところから飛び降りまくる話が何度か出てくるけど、ずっと忘れていたけど、私は高校の時に校舎の階段の踊り場から飛び降りる(当時、自分で「全段抜かし」と呼んでいた)というのを頻繁にやっていた。
やりまくって、しまいには指の骨にひびでも入ったらしく、ずっと足の指が痛いのでそれでやめたんだけど。
虚栄心とかプライドとかがないってのも障害特性かねぇ。
そのあたりは何とも言えないねぇ。
「誰かが誰かを責める場面」に関しては、ちょっと他の話もあるので別記事に改めて詳しく書こうと思う。

 生きてきた道のり、いつも思っていたこと、それを自分の言葉で、ふだんしゃべてるように書いたら、なんだかとてつもない、それこそ夢のような夢に手が届いてしまった。(76頁)

そういう人は本当にレアケースなのだ。
この人のように作家として成功したり、幸せな結婚ができたりする人なんてめったにいないのだ。
以前、障害者のことを取り上げた番組で「自分は直木賞が取れる」と主張する発達障害だったか何かの精神病だったかの人が登場した。
違う番組だったと思うけど「それまで一度も小説を書いたことがなかったけど、自分は直木賞(直木賞じゃなかったかも知れないけど)が取れると思っていた」って言って、実際に賞を取った人がいた。
他人から見れば「口だけ」のクソみたいなニートと、直木賞作家とでは天と地ほどの差だが「主観」という点では変わらないのではないか?と思う。
この人の小説だって、あくまで大勢の人が高く評価しているから商売としても成功しているワケで、内容的にクオリティが高かろうが低かろうが、売れなきゃそれまでなワケだし。
「主観」が同じなんだから、考えている内容が大差ない障害者だと思うんだ。
でも一方は「こいつクズだな」で済まされ、一方は「作家先生」。
自分が若ければ、こういう「夢みたいな話」を聞いて「自分もいつかは!」みたいな希望を持って生きることができたんだろうか?
まあ、後になってから「ただの夢だったんだな」って思い知らされるだけかな。
今までいろんな「夢」を見たけど、「夢」を見るたびにそのあと深く傷つくので、もう夢なんか見たくないと思うのだが。

本の最後に福島学院大学大学院教授の星野仁彦氏による「生物学的多様性」と発達障害の「可能性」という解説が入っている。
星野氏自身も発達障害だそうだが医師でもある。
市川氏も「うまいことやれている」ごくごくレアな発達障害者で、こういうレアな人同士の話なので、読んでいて腹が立つ内容。
基本的には学術的に発達障害について語っているのだが、ちょいちょい「ふざけんな!」って部分がある。

「さかもとさんは不遇な家庭環境に育ち、発達障害に加え大変な合併症を抱えて、深刻な生きづらさを感じているようですね。自分も同じ障害を抱えていますが、それでも前向きに頑張って社会に貢献することができるという明るい希望を社会に示したいんです」との市川氏の言葉に、同じ障害を持つ先輩として、私も深い感銘を受けました。(223頁)

「さかもとさん」というのはさかもと未明氏のこと。
まさか発達障害だったなんて
そうですね。
発達障害に加え大変な合併症を抱えて、深刻な生きづらさを感じている上に、すごぉ〜く優し〜いダンナが・・・(激怒)。
「前向きに頑張って社会に貢献することができるという明るい希望を社会に示」すというのはどういうことか?
わからない。
私は障害があることが判明するのがものすごく遅かったからってのもあるけど、常に自分のできる限りのことはやってきたつもりだ。
でも「努力不足」とか「なまけているだけ」と非難され続けてきたけど。
今考えても「あれ以上どうすればよかったんだろう?」と思う。
今は全部「徒労」だったなと思っているけど、ごく一部の成功した発達障害者たちが「発達障害があっても頑張れば社会に貢献できて、幸せな生活を送れるんです!」みたいなのを発信したいと思っているのかな?
迷惑です。
私みたいな発達障害者は、ますます「オマエは頑張ってないからだろう」みたいな目を向けられてしまうのではないかと思うのだけど。
違うのかな?
定型発達者たちのこの本を読んだ感想が「すごくいい内容だった」が多いっていうことは、やっぱり私みたいな何にもできないカスの立場はより悪くなるだけなんだろうな。

「恋愛小説を書くとは自己治療である」と市川氏は言われていますが−中略−奥さんとの出会いから結婚までの恋愛体験があるように思われます。(254頁)

大部分の発達障害者はロクな恋愛をしていないと思うので、たとえこの人と変わらないレベルの文才があったとしても、同じようなのは書けないでしょうね。
恋愛小説以外のものを書くとか、作家以外の才能を発揮するっていう道もあるだろうけどさ。
あくまでこの人は「運がいい」と思うんだけどな。
そう思う時点で私はダメってことなのかな?
でも、恋愛は特に相手というか対象みたいなものが必要不可欠で一人でできるものではないからな。
自分の問題だけでは済まないでしょう?

 日本の歴史上、戦国時代に「天下布武」を掲げて登場した織田信長はADHDとされています。−中略−
薩長連合や大政奉還などを実現させ、勝海舟に「あの男ひとりで幕府を倒した」と言わせたADHDだったとされる坂本龍馬も幕末には必要不可欠な人物でした。またかくも発達した現代文明の基礎となった科学的な大発見をしたニュートンやアインシュタインはADであり、エジソンも細菌学者のパスツールもADHDでした。ルネサンス時代のレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなど偉大な芸術家もADHD・ADであったことが医学論文で立証されています。さらにモーツァルト
(260〜261頁)

この胸糞悪い文章はまだ続きます。
こうやってごくごく一握りの「成功した」発達障害者を並べ立てて、さも発達障害者は全員何かすごい才能があるかのように言う。
そうしてさらに世間の誤解を深める。
本当にやめてほしい。
引きこもりの人を調べたらかなりの割合で発達障害者がいたという話もあるし、確か日本じゃなかったと思うけどホームレスの人を調べたらほとんどんが発達障害者だったとか、受刑者の中にもかなり発達障害者がいるという話もあるので、そういったネガティブなものも多いというか、むしろそっちの方が多数派ではないかと思っているんだけど、テレビやネットで取り上げられるのは、こういった何かの天才みたいな人ばかり。
まあ、たまに殺人事件なんかで「発達障害でした」っていう報道がされるとか、奇行で話題になった人に対して「あいつはアスペに違いない」とかっていう無責任は話が出たりすることもあるけど。
世間の発達障害者に対する認識は「天才」か「危ない人」のどちらかってことかな。
大部分はうまく社会に適応できずに、家族にも邪魔にされ、友達もできず、もちろん結婚なんかもできず、わずかばかりの作業所の工賃をもらって細々とつつましく暮らすみたいなんじゃないのかと思うけど、そういう人が書いた本とか見たことがないよな。
中には文才がある人だっていると思うけど。

本のタイトルは
ぼくが発達障害だからできたこと
だけれども、発達障害がベースにあるっていうのはもちろんではあるけれども、むしろ特殊な環境(恋愛とか)にあったことによって「できたこと」っていう。
私も発達障害だけど、この人と同じことはできないでしょう?
「発達障害だからできた」んじゃないでしょう?
posted by ひと at 14:47| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

NHK発達障害プロジェクトの番組放送予定

発達障害プロジェクト

1月14日(日)Eテレ 夜7時
バリバラ「アナタならどうする? 障害者と一緒に働く上での悩み」

番組レギュラーがスタジオを飛び出し、東京で開かれた就労支援フォーラムの会場へ!「うつ病の部下のミスを注意したところ、『やめます』と言って来なくなった。あなたならどうする?」など、障害者と一緒に働く上での悩みや困りごとの実例をもとに、会場にいる企業の人事担当者、福祉関係者ら1500人を対象にアンケート。その結果を紹介しながら、専門家を交えて、障害者も健常者も互いに働きやすい環境について考える。

1月24日(水) 総合 朝8:15
あさイチ「知っていますか? 学習障害」



14日の方は、タイトルにも内容の紹介にも「発達障害」っていうのは出てこないけど発達障害のことが何か出てくるんだろう。

posted by ひと at 21:16| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月18日

アスピーガールの心と体を守る性のルール

アスピーガールの心と体を守る性のルール



どういう経緯で読もうと思ったんだったか忘れたけど、たぶんこれもネットで何か評判になってたヤツかな。
内容は若い女のアスペルガー向けってことかな。
でも、アスペルガーじゃない人(若い女の人)が読んでも役に立つかなと。
後は、アスペルガーの女の人と関わる立場の人とかにオススメかな。
で、肝心の自分にとって役に立つ内容かっていうと・・・遅すぎって感じかな。
この本の内容が本当に意味があるのって中学生とか高校生とか。
そのぐらいの年代のアスペルガーの女のお子さんをお持ちの親御さんには推奨。

外国の人が書いた内容ってのは、日本人にはそのまま当てはまらない内容だったりってことも多々あるが、この本は日本の状況も考慮に入れて加筆修正されている感じの内容なので「そんなん日本じゃ無理だよ!」的な感じはしなかった。

大切なのは、困ったときに支えてくれる人=「(あなたの)サポーター」を見つけることです。(14頁)

早速こういう文言が登場で「もうこの本を読むのはやめた方が?」と思ったり。

 アスピーガールにはもちろん、できないこともありますが、あなたは生きているだけで価値がある特別な存在だということを決して忘れないでください。(17頁)

ケッ!!!!

32ページからの「サポーターにふさわしい人とは?」とか、なんつーか「当たり前だろ?」的な内容だが、まあ、発達障害があるなしにかかわらず、人としてって感じだねぇ。
で、この本の特筆すべき点というか、他の本ではまったく登場しなかった内容。
40ページからの「サポーターの見つけ方」。
うん。
こういうのを待っていたんだよ!と思って読み進めたが・・・無理だろ?
書いてあることはだいたいやってるよな。
「アイデア2」あたりは「知人がいる」っていう前提があるのでそもそも無理だろ?って内容だったり。
自分から積極的に動かないとダメっていうのはわからないでもないけど、そんなことをしたところで現に私には「サポーター」は存在しないし、下手に「サポーターになってくれる人を探さなきゃ!」みたいに活発に動いたところで、結局全滅でどんどんボロボロになっていきそうな気もするが。
こういうのってある程度「若くてかわいい」みたいな外見や立場(年齢?)的なものって重要かもな。

 アスピーガールが、「ノー」と言えない理由として、自分たちは他の人たちに比べて常識がない、社会的知識が欠けていると思っていることが挙げられます。(79頁)

うん。
ずっとそうやって叩かれまくってきたからね。
そう思い込まされているのは知ってる。
そして、そういうクソみたいな非難をしてきた周囲の人たちが実はそれほど「常識がある」ワケでも「社会的知識が豊富」なワケでもなかったなっていうのもだんだんわかってはきたけど。
そうやって周り中から非難されまくって「自分が間違ってるのかな」とずっと思っていたから「それは違うのでは?」みたいなことを言いづらかったってのは事実。
今、私が他人に対して「ノー」を言えないのってなんでだろう?って考えてみたけど、誰かと会っている間中、相手の細かいところが大量に気になり続けている。
で、それをいちいち指摘していたらきりがないし、相手が不快になるのがわかりきっている。
だから相手に言いたいこと(否定的な内容のこと)は、限界まで黙っているというのをやり続けている。
それでも「細かい」とか非難されるんだよね。
誰かと会っている間中ずっと「言いたいのに言わないで我慢」みたいなのをやり続けているんだから、そりゃあ疲れるよな。と。
自分が人と接するのがすごく疲れる理由の一つなんだろうな。
でも、やっぱり相手から嫌がられても「ノー」はある程度言っていかないとダメなのかな?と。
わけがわかっていない若い頃には今よりは言っていたんだろうけど、結果「わがまま」「自分勝手」「神経質」って叩かれ続けていたワケで。
またそういう「周囲から叩かれまくる人」に戻らなきゃいけないのかな。
それを回避するために「ノー」を極力避ける努力をし続けてきているのに?
でも、実際それが自分にとってストレスになってしまっているし、「普通の人間のレベルに合わせる」って状態だから他人から見ると「普通にしてるだけ」って見えてしまっているし。

本の後ろに行くほど、本のタイトル通り性に関する内容がかなりたくさん書いてある。
今まで読んだどの本より、非常に内容が具体的だなと。
まあ、私みたいなババアが読んで今更役に立つような内容もないけど。
148ページにコンドームの使い方が書いてあるけど、こんなの一度も誰かから教わったことはなかったよな。
でも、毎回コンドームの裏表がわかんなくて、逆にかぶせちゃったりするんだけど、裏表の判別の仕方は書いてないな。

性被害みたいなものは、私も何度も遭っているし、発達障害のない人でも最近ずいぶん話題にもなっているぐらいだから、被害に遭う人って大勢いるだろう。
被害に遭う前に読めれば一番いいけど、被害に遭ってから読むんでも役に立つだろうなと思う。
って言いつつ今の自分に役に立つ内容はなかったけど。

posted by ひと at 18:56| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

ウワサの保護者会 子どもの発達障害Part5 理解してほしい!学習障害のこと

昨日の夜にやってたやつね。
Part5なのだが、前回のヤツとかこのブログでは取り上げてなかったな。
今回の内容は子供のことだけだし(そういう趣旨の番組だしね)学習障害のことしかやりません。
だから私には無関係って言いたいところだけど、見ていてちょっと「あれ?」ってこともあったし、全文は掲載しないけど気になったところだけ。

子どもの発達障害Part5 理解してほしい!学習障害のこと
今回は公式の方を見ていただければ概要はご理解いただけちゃうと思うが。
ちなみに再放送は翌週木曜午前11時05分だそうです。





いろいろ心配になる案件ですね・・・。

学習障害を抱えているカバさんの息子のジンくん。
お母さんのカバさん自身も学習障害を抱えている。
ダンスやファッションが大好きだという今どきの中学3年生。
学習障害の特性があり文字を読む事と書く事が苦手だという。
ジンくんの場合平仮名は何とか読み書きできるようになったが漢字はどうしても難しい。
少しでも読みやすいようにと学校から文字の大きい教科書を支給されているが…。

字が大きいだけでふりがなが入っていないので意味がないそうだ。
一人一人の障害に合わせた教材はまだ準備されていないのが現状だ。

今は私の時代と違って、もっと障害特性に合ったサポートがあるのかなと思っていたけど、状況は思ったよりも進んでいないんだなと。
母に向かって「頭替えたい」と言い続けるジンくん。
わかる。
私も発達障害のために全然授業についていけなくて、実際に小学生のころに親に「養護学校に行かせてくれ」と言ったことがある。
当時の自分に対して障害特性に合った学習方法を指導してもらえたら、あんなつらい思いをしなくてすんだのにって思っていたので、今なら状況は違うよなと思ったけど、今回紹介された内容を見て今の子でもあんまり状況はよくなってないのかなって感じだ。

苦しくても頑張り続けていたジンくん。
しかしある事をきっかけに心が折れてしまった。
小学2年生のある日ジンくんの机の上に手紙が置いてあった。
字が読めないジンくんは何が書いてあるのか教えてもらおうと先生の所に手紙を持っていった。
書かれていたのは「なんでそんなにバカなの?」という心ない言葉。
ジンくんはクラスメイトを問いただす先生の様子から何が書かれていたかを知ったという。


学ぶ意欲を失ったジンくんが自分が読み書きが苦手な理由を知ったのはそれから4年後、6年生の時。
学校の先生のすすめで専門医を訪ねたところ学習障害があると診断されたのだ。
ジン「(診断が出て)ショックも少しはあったけど『学習障害だから』と『バカだから』は全然違うから、本当、その言葉で結構助けられた」

診断をきっかけに学校の先生がテストの時に読み上げてくれるなどの対応をしてくれるようになったそう。
それはとてもよかったと思う。

「学びたい」という気持ちを取り戻しつつあるジンくんだが中3になった今、悩みは高校進学の事だ。
行きたいと思っているのは勉強に後れがある生徒を手厚くサポートしてくれる公立高校。
でもまだ自分に合う効果的な勉強方法を見いだせていない。
合格できるのか。
たとえ入学できても必要な支援は受けられるのか。
不安は尽きない。


「自分に合う効果的な勉強方法を見いだせていない」
それを自力で獲得しろってことか。
てっきり学習方法なんかも「こういうタイプの障害があるから、こういう感じでやるとうまくやれるかも」みたいなことを具体的にどんどん指導してもらえるものだと誤解していた。
私みたいにまるっきり見過ごされていて(というか時代的に無理だったろうけど)二十歳過ぎてから自分で自分に合うやり方を模索し始めて、今は子供の頃には考えられないぐらい、すごく何かを学習するのが楽になったけど。
手遅れだけどな。

障害者差別解消法(2016年4月より)
障害者に対する不当な差別的取扱いを禁止し学校教育でも配慮が求められるようになった

尾木ママによると、この法律により読み上げるとか大きな文字にする、全部にルビを振るといった対応をするように決まっているそうだ。

「ビバリーヒルズ高校白書」
学習障害のある生徒が、先生に問題を読み上げてもらい、別室でテストを受けるというエピソードがあった。


アメリカでは20年以上前にこういう状況だったっていうことで。
日本はすごく遅れているワケです。

きくちゃん(番組内で「ちゃん」で呼んでくださいとのことだった)のお子さんのピタくん(中学3年生)。
自閉スペクトラム症と学習障害の特性がある。
学校から帰るとすぐにパソコンに向かった。
塾に行くまでの間学校の授業の復習をする。
今ピタくんにとってはこのパソコンがノートと鉛筆の代わり。
勉強に欠かせないツールだ。

計算問題は頭の中で答えが分かっているのに筆算を「書く」事ができないため答えられない。
漢字の練習は苦痛以外の何物でもなかった。
ピタくんにとって文字を「書く」事が勉強の妨げになっていたのだ。
小5の時、そんなピタくんを大きく変える出来事が。
障害がある子ども向けの講座でタブレット端末のキーボード機能を使えば書きたい事を文字にできると知ったのだ。
これを使えば学校でも勉強できる。
でも他の子からずるいと思われるのではないか。
ピタくんはそれが心配だった。
1年悩んだ末、自分の学習障害のことや、タブレット端末があれば勉強できることをクラスメイトに説明した。
先生はピタくんだけでなく同じように困っている子がいたら使っていいと話してくれ、みんなも理解してくれた。
「書く」事の苦しみから解放されたピタくん。
勉強がどんどん楽しくなっていった。


こういう「うまくいった例」がどのぐらいの割合なのかが不明。
この子は先生の誘導などもうまかったり、クラスメイトたちの精神的な安定みたいなのとか良好だったのかな?って思うんだけどね。
私が日ごろ見聞きするのってこういう、うまくいった事例ではなく「デジタルデバイスを使用すればかなり状況がよくなるのがわかっているのに、他の子から『ずるい』と言われてしまって持ち込めない」とか「学校側が理解してくれなくて、拒否される」みたいな話ばっかりなんだけどね。
でも先ほど尾木ママが紹介してくれたように法律で決まってるんだよね?
どうなってんだろうね。

中学に入ってからは毎日ノートパソコンを持ち込んで授業を受けている。
この日は中間テスト。
あらかじめ解答用紙をパソコンの中に取り込んでおく。
みんなが鉛筆で答えを書いていく中、ピタくんは一人キーボードで文字を打つ。
試験中は先生が付き添い不正がない事を他の生徒に理解してもらう。
テストが終わると入力した解答をプリントアウトして提出。
今ピタくんがパソコンを使うのはみんなにとってごく当たり前の事だ。


パソコン本体とか解答用紙を読み取る機器とか、全部「自前」だそうです。
そういうものを用意できるだけの親の経済力も必要ってことか。
学習障害を持っている子供がいて、周囲の協力も得られる環境だったとしてもカネがないと・・・。

自分も実際にそうだったし、いくら努力をしても全く周囲についていけないみたいな状況って本当に本人がつらい。
その上、親まで責められちゃったりするしね。
「しなくていい苦労」みたいなのをさせらないような支援が充実していくことを祈る。
もう自分のようなつらい思いをする人がいないようになって欲しいと思う。

posted by ひと at 08:55| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

発達障害関連の番組放送予定

NHKの「発達障害プロジェクト」の番組放送予定の方に載っているのも載っていないのも紹介するけど。

11月9日(木)NHK BS1(Ch.1) 17:00 〜 17:50
BS世界のドキュメンタリー「オレグの自立〜発達障害と向き合う青年の物語〜」

11月11日(土) Eテレ 午後3:50(再放送)
深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みスペシャル」
こちらにご紹介しました。

11月11日(土)Eテレ 夜9:30
ウワサの保護者会「発達障害part5 学習障害の悩み」
今回のテーマは、読み書き計算など、特定の学習に著しい困難を抱える「学習障害」のこと。障害があることが周囲から見えにくく、「努力不足」「なまけている」などと誤解されがちで、理解してもらえずに苦しんでいる子どもが少なくないという。学習障害とはどのようなものなのか。実は1クラスに1〜2人はいるという、彼らを理解し、皆で支えていくために何ができるのか。尾木ママとさまざまな立場のホゴシャーズが話し合う。


相変わらずさっぱり情報が入らないなぁ・・・。

posted by ひと at 20:28| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』の中で発達障害が取り上げられていました

10月25日放送分だから早くしないと聞けなくなるけど。
地域限定だから聞けない地域の人もいるけど、今ならradikoのタイムフリーで聞けます。

先に「ザ・ゴールデンヒストリー」のコーナーでやまゆり園のことを取り上げている。
これは毎日なのかな。
ポッドキャストでしか聞いていないからわからないけど。

大竹まこと ゴールデンラジオ! | 文化放送 | 2017/10/25/水 13:00-15:30 http://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20171025140001

ここから飛べるのかな?
システムがわからん。

「大竹メインディッシュ」のコーナーのゲストが岩波明氏。
大竹まこと ゴールデンラジオ! | 文化放送 | 2017/10/25/水 13:00-15:30 http://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20171025142636


この本がベストセラーだそうだ。
そんなに専門的な内容ではなく、あまり知識がない人にも比較的わかりやすく紹介していると思う。

posted by ひと at 21:39| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

自閉症と感覚過敏―特有な世界はなぜ生まれ、どう支援すべきか?

自閉症と感覚過敏―特有な世界はなぜ生まれ、どう支援すべきか?



どういう経緯でこの本を読もうと思ったのかはすでに記憶にない。
何か役に立つかな?って思うようなことがあったんだろうな。
で、実際に読んでみてこの本が自分の役に立つかっていうと立たないな。
つまりは当事者自身が読んで何か役に立つタイプの内容ではないということで。
何か所か引っかかる内容もあったしな。
それについては詳しく書くけど。
この本は発達障害者を収容している作業所とか職業訓練所みたいなところで働いている人たちにご一読いただくといいかなと思った。
いくつかその手のところに世話になったことがあるんだけど、どこも職員が発達障害者たちの感覚過敏に対して無神経すぎる感じだったので。
聴覚過敏のある子にテープおこしの訓練を延々とさせていたり、触覚過敏があると思われる子に「マスクをしましょうね」みたいな指導とか。
感覚過敏というものが存在すること自体、全くご存じないのかな?って感じの対応をされていたので、最低限「そういうものがある」ぐらいのことは理解しておいていただかないと困るかなとは思った。

では、本の内容の方に入る。
感覚過敏かどうかっていうのを当事者や当事者の親などに訪ねて統計を取ったりしているのだけど、どれも質問紙法なんだよね。
99ページに質問項目も書いてあるんだけどさ、どれも主観が入りこんでしまう内容なので。
例えば20歳までは定型発達者で、21歳から突然発達障害者になって感覚過敏が発生!ってのだったら「今までこのぐらいではまぶしくなかったのに、今はとてもまぶしい」とか「このぐらいの音は平気だったのに、この程度の音でもすごくしんどく感じる」「ちょっとしたことですごく驚きやすくなった」とか自分でもわかるよね?
私たちは生まれつきなのだ。
そうなるとまぶしかろうがうるさく感じようが、それは最初からそうなので他の人がどう感じているかも不明だから比較ができない。
私は自分には視覚過敏はないと考えていた。
だから質問紙法で解答を求められると「まぶしいと感じることはあまりない」みたいにしか答えようがなかった。
ある日、他の人と一緒に窓から外を見る機会があり(そんなの普通にあることだけど)私は「まぶしい」とはっきり感じたので「まぶしいね」って言ったら「え?」って言われた。
どうやら同じ場所で同じ強さの光を見ても、私はまぶしいと感じたけどその人はまぶしいとは感じなかったらしい。
私の偏見かも知れないけど、発達障害者の一部に、たいしてうるさいワケでもまぶしいワケでもないのに、やたらと「まぶしいまぶしい!」「うるさくて耐えきれない!」みたいに大げさに言うタイプの人がいるように思う。
実際にどの程度感覚過敏があるのかというのを客観的に調査するのって難しいことだろうなとは思うけど、実態と主観との間にはかなりの差があるのではないか?と思う。

 実は、創造性に富み、天才的な能力を示す人の中には、幼い頃にADHDや自閉症の症状を示した者が多い。前者の好例が発明家のエジソンであり、後者の好例が物理学者のアインシュタインである(64頁)

やめろや。
そういうことばっかり言うから「アスペルガーです」って言ったら「うらやましい」とか殺意が湧くようなことを言われるんだよ。
エジソンもアインシュタインもそもそも知能が異常に高いんじゃないかと思うし、そういう能力のある人って発達障害者の中にだって稀だろうと思うのだが。

実際、この本で引用してきた、ドナ・ウィリアムズや東田直樹さんは多くの詩や絵画を生み出している。芸術分野で活躍する自閉症者は多いのである。(87頁)

エビデンスをお願いします。
それはちゃんと統計を取って「定型発達者のうち芸術分野で活躍している人は◯%・発達障害者は◯%」っていう明確なデータはあるんですよね?
それってよく聞く「ゲイは芸術的なセンスが優れているのでデザイナーなどで活躍している人が多い」みたいな話と同種なのでは?って感じ。

この本の著者は「感覚が過敏であること」と「感覚が敏感であること」を混同している。
これらは同じように見えてまるっきり別の話だ。
聴覚過敏の人と聴覚が優れている人。
同じようで違う。
私は雑音を拾いまくって、よく聞きとれなかったりするが、何度も聴覚検査をしてもらって結果は「並み」っていう。
しかも絶対音感も相対音感も微妙にある程度で。
モスキート音も聞こえない。
「耳がいい」ワケではないのだ。
当事者も研究者も混同しがちである一因として、実際に聴覚過敏(それ以外の過敏もだが)の人の中にものすごく聴覚が優れている人や絶対音感の人が多数含まれているという事実がある。
ただ「そういう人が多い」だけで、全員がそうではない。
「聴覚が優れている」「嗅覚が優れている」という状態であれば、その優れた能力を活かした仕事に就くということも考えられるだろう。
でも単に「全然優れていないが過敏」な状態であれば、ただただ本人が辛いだけで何の役にも立たない。
「過敏」を調べるのは難しいと思う。
主観で答えさせるだけなのだから。
大げさに騒ぎ立てる人たちが「非常に過敏な人」ってことになりかねない。
でも「敏感」なのは客観的に調べることが可能だと思う。
味覚なんかでも「◯%の食塩水」なんていうのをたくさん並べて調べるとか、嗅覚や聴覚も調べようがあるからね。
何でもかんでも「感覚過敏」って一括りにしないで「過敏で敏感」「過敏だが敏感ではない」「過敏ではないが敏感」とか切り分けた方がいいんじゃないかっていうか、対応もそれぞれ違うでしょ?
過敏は長所じゃない。
むしろ短所。
敏感は長所。
長所であれば伸ばせるような支援ってのを考えることができるかも知れない。
でも短所は伸ばすっていう種類のものではないから「いかに本人がつらくないようにうまく環境整備をしていくか」とか、支援の方向性が違うんじゃないかと思うんだよね。

posted by ひと at 11:27| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月28日

ハートネットTV 自閉症アバターの世界 第2夜 仮想と現実を生きる

ハートネットTV 自閉症アバターの世界 第2夜 仮想と現実を生きる
昨日の夜に放送していたヤツ。
「見逃した!」という方は再放送が10月4日(水)です。
第1夜 脳内への旅はこちら。

これも後から公式の方に「番組まるごとテキスト」ってが掲載されると思うので全文は紹介しません。
今回もセカンドライフの中の人たちに会いに行く内容で。

インターネット上のバーチャル空間セカンドライフ。
ここにとあるコミュニティが存在する。
メンバーは自閉症の人たちだ。
仮想空間を通じて自閉症者の研究を続けている社会学者池上英子教授。
自身も代理の自己アバターを操り10年にわたって対話を重ねてきた。
現実世界ではさまざまな困難を抱える自閉症者。
しかしここでは生き生きと自分を表現し彼らの世界を教えてくれる。
池上「同じものを見ていても、私と同じように見ているとは限らないという格別の楽しさがあります」


同じように見ることができないことに苦痛しか感じないけどな。
違って見えているから正直にそう言っているだけなのに「わざとひねくれて言っているんだろう」とか叩かれまくってきたからな。

仮想空間は自閉症者にとってどのような存在なのか。
深く知るため池上さんは現実世界でアバターたちを訪ねる旅に出た。


ニューヨーク
毎週水曜日、自閉症グループの定例会の日だ。
我々(NHKのスタッフ)は池上さんを通じて彼らに取材を申し込んだ。
早速バーチャルの世界へ入りアバターとして定例会に参加する。
ここは障害者のグループが建設した街の一角にある会議室だ。
20名ほどのメンバーが意外なほどフレンドリーに取材に応じてくれた。


人間みたいな姿のアバタ―もいれば、動物みたいなものとか、動物と人間の合体みたいなものとか。

池上「自閉スペクトラム症の方の場合にはシナリオだとかルールがきちんと決まっているとまだディスカッションができるけれどもフリーディスカッションはそんなに易しくはないと言われているんですが、このチャットの世界では皆さんすごく議論がかみ合ったり、それからそこで共感があったりサポートがあったりして、とてもいいディスカッションをなさってます。」

障害特性がピンキリだから全員がって話じゃないけど、私は耳から音声で聞いた言葉から内容を理解するのってかなり難しい。
短気記憶が死んでいるから一瞬で相手が言っている内容も自分がちょっと前に話した内容も消滅することもちょいちょいあるので、会話の途中で「え〜と・・・何だっけ?」ってなっているけど、それを相手に気づかれないようにごまかしつつ会話を進めている。
すげぇ疲れる。
文字として表示されると、そういう困難さが解消されるので、私にとっては非常にとっつきやすいものとなる。
定型発達者と対面で会話をする時、単に言語だけでなくノンバーバルな部分による「暗黙の了解」「空気」といった要素が多すぎて、私たちにとっては決して参加しやすいものではない。

緑色の羽にキツネの顔を持つマラカイ(本名・マティス)。
人間と動物を交ぜた不思議な姿はひときわ目立つ。
「自閉症は克服されるべきものではない」と話すマラカイ。
本人に会うためカリフォルニア州砂漠の街エルセントロへ向かった。
この日の気温は46度。
この街の夏はこれが当たり前だという。
グループに一緒に参加していた恋人のジェニーと出迎えてくれた。
15歳の時、自閉症と診断されたマラカイ。
バイセクシュアルでもある自分に、父はつらくあたったという。
行き場を失ったマラカイは2年前、ジェニーの住むこの街へやって来た。
家を出る時に大切に持ってきたのは幼い頃から一緒にいるというぬいぐるみだ。
マラカイはアバターの着せ替えセットを10以上持っている。
そのほとんどが空想上の生き物だ。
彼らはぬいぐるみと同じく自分を受け入れてくれる存在。
アバターになる事で自分もファンタジーの世界の中に入り込んでいく。
マラカイ「自分も話せる動物になった気がするんです。僕のぬいぐるみたちのように。セカンドライフに参加した理由の一つはなりたい自分になれること。社会に強要された自分ではなく。コンピューターを起動させ、そこに参加するといつも誰かがいる。耳を傾け、助けようとしてくれる人たちが。」


恋人がいて、うまいことやってんのにどうしてこの人にセカンドライフが必要なんだろう?って思ったけど、現実の世界の自分は自分にとって何か違和感があるってことなのかな。
本当の自分はセカンドライフの中にいるっていう。
私も現実の世界の自分に違和感がないワケじゃないけど(定型発達者にも、やっぱりそういう感覚ってあるんじゃないかと思うけど)多分私はネットの中に「本当の自分」みたいなものを見出すことができないんだろうな。
セカンドライフの中に「耳を傾け、助けようとしてくれる人たち」がいくらいても私は救われない。
話を聞いて欲しいワケでも、優しい言葉をかけて欲しいワケでもないから。
そういうことをして欲しいと思うこともあるんだけど、私はそれでは救われない。
物理的な援助をしてくれる人を常に渇望しているので、ネットなんかいくらやったって解決しない。

現実世界とどう折り合っていくのか。
それは自閉症アバターたちの間で長年話し合われてきたテーマだ。
中でもフクロウのコーラは鋭い洞察力でその方法を探ろうとしている。
賢く的確な意見でアバターたちからの信頼を集めているコーラ。
私たちは本人の住むアーカンソー州リトルロックへ向かった。
コーラは夫と2人で暮らしていた。
部屋に入るとコーラは次々と話し始めた。
現実世界でのコーラは、仮想空間とは対照的に自分の言葉をコントロールする事が難しいようだ。
コーラ「私はしっかり考えず何かを口に出してしまうんです。脳のその部分と独立して機能してしまうんです。」
池上「感情的なプレッシャーを感じるとしゃべりすぎる?」
コーラ「ええ。私が学ぼうとしていることの一つが感情に負荷がかかった時のコントロールです。怒りというか・・・とても感情的になってしまうのです。」
コーラが正式に自閉症の診断を受けたのは29歳の時。
幼い頃からIQが飛び抜けて高く両親はそのせいで変わっているのだと思っていたという。
実際には自閉症特有の音光触覚など多くの感覚過敏がある。


IQが高いタイプの発達障害者は、そのあたりの感情のコントロールみたいなことも器用にやれるのかな?って何となく思ってたけど、そういうものでもないのか。
発達障害はIQでかなりの部分がカバーできるみたいに思っていた。
発達障害でなおかつIQも低めだとかなりつらい感じに見えていたから。
この人の場合は私と同じで自閉度が高いのかな。
私は「感情のコントロールがうまい」とかではなく、多分、この人たちみたいな激しい感情自体がないんだろうと思うけど。

周囲からの過剰な刺激が原因でパニックを起こさないようにするため日常生活ではさまざまな工夫をしている。
入力したテキストを読み上げてくれる意思伝達アプリ。
店での注文には必ずこれを使う。

文字をスマートフォンに入力すると、入力した文字が音声として再生される。
店員にそれを聞かせるコーラ。
初めて行く場所や人の多い場所ではパニックを起こしやすいため特に注意が必要だ。
それでもコーラは好奇心が旺盛で、さまざまな場所へ出かける。


いつも身につけているシリコン製の首飾り(緊張緩和おしゃぶり「チュウイー」)。
しゃぶる事で気持ちを落ち着ける。
これは周囲の香りで混乱した時に嗅ぐミントスティック。
ほかにもコーラはたくさんのアイテムを22のポケットに入れて常に持ち運んでいる。
駐車許可証
ハードディスク
緊急時用の傘
日常で困った経験を積み重ね、1つずつアイテムを増やしてきた。


こういう自分での工夫はとても重要だと思う。
実名は挙げないが、発達障害の某タレントさんが飛行機の中で赤ん坊の泣き声がうるさいって大騒ぎをしたけど「自分は聴覚過敏がある」「飛行機内ではそういった騒音の発生が予想される」という状況に対して事前にイヤーマフを用意するなどの「準備」って可能だったのでは?と思うのだ。
子供にイヤーマフをさせているのを見た定型発達者が「あんな小さい子供に音楽を聞かせているなんて」って非難したとかって話も最近あったけど、そういう的外れな非難をするクソみたいな健常者が間違っているのであって、こちらがそんなクソに対して譲歩しなければならない理由はない。

インタビュアー「意思伝達アプリなしでは注文は難しい?」
コーラー「ええ。紙に書くか違う形でタイプしなくてはダメです。」
インタビュアー「セカンドライフでは問題なく会話したりコメントしたりしていますよね?このアプリも同じようなもの?」
コーラー「そうです。タイプができるという点で。何が言いたいかをしっかり考えて計画を立てることができるし、長時間聞き続けるより読む方が私には楽ですから。」


「わかるぅ〜」って感じだな。
普通の人はどんな感じなのか私には全くわからないけど、紙に書くとかパソコンで入力するってことと、音として声を発するってのとでは全然違うんだよね。
実際にあったことだけど、紙に自分の住所を問題なく書ける。
覚えてるからね。
でも、電話で「住所を言ってください」って言われて言えなかったんだよね。
「記憶している」「紙に書くことができる」「音で伝えることができる」は全部イコールではない。
右へ行くほど難易度が高い。

コーラにとって仮想空間は自分を知り、人とのコミュニケーションを学ぶツールだ。
コーラ「セカンドライフは現実よりも多くの人々に私をさらしてくれました。違った見解を持つ人や、付き合いにくい人との交流は難しい事です。政治や宗教やモラルに賛同できない人たちともうまく付き合う方法を私たちは探し出し、お互いを不愉快にさせない事柄について会話するのです。」
夫とはインターネット上で知り合い結婚10年目。
出会った頃よりも随分コミュニケーション力が進歩したという。


確かに私たちにとっては現実の世界はハードルが高い。
意志の疎通が難しい。
ネット上での交流はとても難しい「現実の世界」と交流する前段階として確かに有効なのは理解できる。
そこで他人との交流の仕方に慣れておいてから、現実の世界と対峙する方がやりやすいってのもわかる。
その、現実の世界よりも難易度の低い「ネット上の世界」ですら「もう無理!」ってなって逃げだした私が言うことではないけれども。

コーラ「彼(夫)の顔が間近に来た時でも目をそらさないことを学ばなければなりませんでした。」
夫「キスする時、顔を近づけ見つめると彼女はうつむいてしまうんです。お互いを知るにつれて彼女はそれをしなくなりました。」


うるせぇ。
電気けして部屋ん中、真っ暗にしてやれや!

コーラ「感じる事と理解する事、そして反応する事は全部違うものです。中にはそれら全部を速くできる人もいます。しかし中にはうまく出来ない人たちもいます。それはとても複雑だから。感じているけれどそれが何なのか分からない。それを説明することができないんです。」
池上「時々『自閉症を受け入れて欲しい』とも言っていますね?」
コーラ「自閉症を何か異質なものと思わないことです。というか、これは私の一部です。複雑ですが、でも双方向的な関係なのです。両者ともに皆が自分の役割を果たさなくてはならないのです。」


定型発達者の中には(というか健常者はたいがいそうだろうけど)発達障害者と接する時に「障害のないその人」みたいなものを妄想するというか想定するというか、そういうことがよくある。
そんなものは存在しないのに。
私たちから障害を切り離すことなんかできないのに。

自閉症は自分の個性だというコーラ。
仮想空間でも繰り返しアバターたちに伝えている。
仮想空間にある彼らの居場所。
その創設者に会いに行く事にした。
アリス(アバタ―の中ではジェントル・ヘロン)は自閉症をはじめとした現実社会でさまざまな障害のある人たちを仮想空間の中で導いてきた。
自身も徐々に体の神経が失われていく難病があり、足を思うように動かす事ができない。
アリスが作ったのは障害者グループ「バーチャル・アビリティ」。
ここでアリスはカリスマとあがめられている。
アリスが目指すのは障害者の才能を現実世界にも広める事。
障害者のアートを世界中の人に発信したり障害者と医師などの専門家が集う国際会議も主催する。
毎年60人ものアバターが集まり最新の情報を共有。
現実と仮想。
障害者とそうでない人。
アリスはその境界を壊そうとしている。
長年障害者の教師をしてきたアリス。
現役を引退し障害者保険の期限も切れた。
年々症状は進行。
今は娘の介助を受けながら暮らし、活動の中心を仮想空間に移している。
アリス「私は『現実の世界』という表現はしません。私にとっては『物質世界』なのです。そしてコンピューターの世界も『バーチャル』と呼んでいますが、現実と同じくらいリアルです。セカンドライフで私たち(アリスと池上)が会話する時、まるで今のように隣にいるみたいですよね。障害者(people with disability)はこのコミュニティでは能力(ability)に満ち、“dis”は関係ないのです。少なくともバーチャルの環境においては、我々の能力を発揮することができます。それが、私たちがここにいる理由なのです。」


能力のない人は?
それは障害者であるかないかに関係なく。
何か優れた特質とか得意分野とかそういったものを持たない人たちは?

池上「自閉スペクトラム症の方たちは、私たちと同じ風景を見ていても、同じように見えている、同じように感じているとは限らないんですね。それは神経構造が違うせいもあるし、文化のようなものができているわけですね。20世紀というのは『多文化の時代』と言われていていろんな文化だとかジェンダーだとか、文化にはそれぞれ価値があると発見した時代だと思うんですよね。だけどこれからは、今まで発見してきた多文化だけではなく、神経構造が違うと言われて違うように発達してきたそういう人たちの多様なインテリジェンス、多様な感じ方・見方っていうのを深く考えなきゃいけないんじゃないかなと思ってます。」

posted by ひと at 08:46| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

栗原類さんの発達障害のエッセイ本がマンガ化されます

マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由



栗原類、発達障害のエッセイ本を漫画化「絵にする事で伝わりやすく」 | ORICON NEWS
モデルで俳優の栗原類(22)が27日、自身のブログを更新。昨年10月に出版したエッセイ『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』を、子どもたちや活字が苦手という人にも手に取りやすい『マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由』(著:栗原類 画:酒井だんごむし)として12月8日に発売することを報告した。

ということで栗原類さんの書籍がマンガになって12月8日に発売されるそうです。

発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由



posted by ひと at 07:21| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月27日

NHK あさイチ 発達障害(3)どう乗り越える?コミュニケーションの困りごと

発達障害(3)どう乗り越える?コミュニケーションの困りごと|NHKあさイチ

今朝やってたヤツね。
第三弾らしいのだが第二弾はこれかな。

始めに『うちの火星人』という四コマ漫画の中からいくつかのエピソードが紹介される。

うちの火星人 5人全員発達障がいの家族を守るための"取扱説明書"



@サプライズで自転車を妻にプレゼントした夫。
 「ありがとう」と自転車に乗る妻。
 どんなリアクションをしてくれるかわくわくして待っていると…。
 そのまま乗って帰ってきませんでした。
A「テスト落第しちゃった」としょんぼりして帰ってきた息子。
 「長い人生の中の小さな失敗だから気にするな」と言ったつもりがなぜか、ものすごくびっくりする息子。
 その訳は…。
 「80歳まで落第し続けるのか」と勘違いしたようです。


作者によると火星人というのは発達障害のある家族のこと。
沖縄の地方紙で4年間連載が続く人気の漫画です。
モデルとなっているのは沖縄県に住む平岡さん一家です。
原案は、父の禎之さん。
漫画では唯一、地球人という設定です。
その訳は、禎之さん以外の全員が発達障害だからなんです。
話してみると、確かに家族同士、かみ合っていない感じが…。


「(グラスに水を入れるのは)少しだけでいい」
かなり少ない量を入れる。
「半分ぐらいでいいよ」
「『少し』だから『少しでいいんでしょ』って頭で考えて『少ない』って言われたら『はいはい』って。」


家族との間に感じるズレに禎之さんは長い間1人、悩んできました。
禎之「『よく分からないな。家族には謎があるな』と常々思ってはいたんです。どうしても理解できない部分があって、本当に悩んでましたね。」
しかし、妻から「火星人だと思って接してほしい」と言われたのをきっかけにコミュニケーションが驚くほど楽になったといいます。
禎之「妻から(火星人と)言われて面白い考え方だなと思った。本で読んで、知識では知っていたので、果てしないギャップをどう考えたらいいかと思った時に、『地球人と火星人』という考え方はそのぐらい文化も違う、感じ方も違うっていうことで、共通認識、共通のキーワードができたかなっていうことで。」
妻「私たちは『地球人』ではないので、全く違うことを考えていることが多いんですよ。いつも想定外のことが起きると思っているほうが(地球人)にはいいみたいですよ。」
妻の発案した火星人という設定。
あえて別枠で捉えたほうがお互いに理解が進む。
そんな家族の取り組みからコミュニケーションのヒントを探ります。


私は自分の障害を知るのがとても遅れたので、長い事「自分は他の人と同じはずだ」と思い込んでいたというか思い込まされて生きてきた。
ことごとくズレが発生するが「同じはずなのにズレるのは自分に非がある」と非難され続けた結果、自分でもそうやって自分で自分を追い込んできた。
そうやって「同じハズ」と思っている間には「どうやればお互いにとっていい状態にできるか」みたいな方向性は目指せない。
ただただ、一方的に非難されて「自分が悪いんだ」と思わされて、追い詰められるだけ。
今は「違うんだな」っていう前提で考えるので「では、こうやってみたらどうだろう?」という考えを持つことはできるが、結果的に何も解決はしていない。
自分が一方的に何かやったところで、あくまで「対人」である以上、相手も歩み寄ってくれなければダメなんだなと思う。
歩み寄ろうとしてくれる人が一人もいないってことではないけど、今のところ私は何もうまくいっていないワケだが。

有働由美子アナウンサー「今のをご覧になってどう思われました?類さん。」
栗原類「僕もいろいろと共通する場面があって、先ほど息子さんがお水を『ちょっとだけお願いします』と言ったとき、ほどほどがよく分からない。ちょっととなったら、それこそ64分の1とか、少しぐらい。例えば、一般の人から見れば一口ごくりと飲めるものがその感覚が分からないので、例えば『コップに線があるのでその線まで入れてください』と具体的に説明してくれれば分かりやすいんです。」
有働「発達障害『あさイチ』でも何度か取り上げています。皆さんご存じかもしれませんが発達障害は、主にですけれども3つあります。」


・ASD(自閉スペクトラム症)
  コミュニケーションが苦手・こだわりが強い
・ADHD(注意欠如・多動症)
  不注意・落ち着きがない
・LD(学習障害)
  読み書きが苦手・計算が苦手


ゲストの栗原さんはADHDとLDの間。
栗原「昔、LDというのは計算とか漢字の読むことは大丈夫だったんですけれども、書き順を正しくするというのが小さいころできなかったのでLDが最初、ちょっとあると診断されたんです。」
井ノ原快彦「そのときはそうだったんですか?」
栗原「基本的には、ADHDです。」
有働「不注意、落ち着きがないという特徴があるほうですね。」
井ノ原「コミュニケーションとかちょっとずれを感じるなと思ったことありますか。」
栗原「結構ありましたね。特に10代のころは。自分の考えが周りに理解されないということがあったんですけれども暗黙のルールや、本音と建て前というのが最初は分からなくて。よく舞台の稽古になったらみんな、明日も早かったりするじゃないですか。舞台は毎日稽古をするので。それで終わったあとにみんなでごはんに行くというのが最初分からなくて、反省会とかそういうのをするのなら稽古場ですればいいと思っていたんですけど。でもやっぱり食事の場でみんなでやったほうがよりいいコミュニケーションが取れるということが分からなかったんです。僕からしてみたら僕は『明日早いので先に帰ります』と言ったら『みんなも明日早いじゃん』と言われてもそれでも僕はみんな、地方から来ている人もいるかもしれないから『帰ればいいじゃん』と思っていたんです。具体的に『食事の場のほうがコミュニケーションが取れる』と説明してくれれば理解できるんですよね。」
井ノ原「またお酒好きな人が多いからね。舞台やってる人って。」


瀬田宙大リポーター「『うちの火星人』という考え方で向き合っている平岡さん。あえて漫画に出てくるキャラクターで見ていきたいと思います。なぜ、こうしている(定型発達者である父は人間として描かれているが、それ以外の家族は動物で描かれている)かというのは発達障害のある家族同士でもお互いの特性や性格を理解しやすいようにということでこのようにキャラクター化したのが始まりです。例えばよく出てくる妻はワッシーナさんといいます。お話が、よくあちこちに鳥のように飛んでいってしまうのでワシをイメージしてそのようにキャラクター化したということです。あともう1つ特徴的に描かれているのが透明なヘルメットです。漫画の中では、外出するときに発達障害のある家族に描かれています。地球の環境から自分を守るために身につけているという設定です。それだけ外出するときは大変なストレスがかかるということを表しているわけなんですね。こうした平岡家、あえてそれぞれ地球と火星、違う星に住んでいる人間どうしと捉えることでお互いのコミュニケーションがうまくいったという1つの例です。では具体的にどうやってうまくいったのかがポイントかと思います。まずはそのあたりから見ていきます。」

妻のワッシーナさんが発達障害だと分かったのは8年前。
それまで禎之さんは妻の謎の感情スイッチに悩まされてきました。
禎之「非常にきつい表情と言葉を投げかけてきたり、急に変わるのでびっくりするんですよね。二重人格じゃないかとずっと思っておりました。例えば、夫婦で何気なく普通に話をしていたのに、急に押し黙って非常に苦しそうな顔になり、きついことばを投げかけてきたり。ほかにも、夕飯の支度中にちょっと声をかけただけなのに『面倒くさい!』と連呼するばかりでとっても嫌な態度を取られたこともありました。」
一方、妻のワッシーナさんは夫とは全く違う考えでした。
妻「正直、私はズレを感じてなかったんですね。二重人格だと自分で思ってないので。全く主人が言っていることは重要視してないっていうか受け止めてなかったですね。」
当初は、妻の性格や態度が悪いせいだと思い、直させようとばかりしていた禎之さん。
発達障害だと分かってからは家族として、より楽しく暮らす方法を探そうと決心。
そこで考えたのが…。
禎之「明日からどうすればいいかという『取り扱い説明書』を作ろうと決心して。」
まず、夫婦はお互いに、どこが違うのかじっくり話し合いました。
すると、妻が自分の中でどんなことが起きているかを整理したノートに解決のヒントがありました。
謎の感情スイッチを読み解く鍵は「魔の時間帯」。
その時間帯というのが帰宅直後でした。
妻「すごい多分疲れてるんですね。だからちょうど外から帰ってきた30分は『魔の30分』」。
妻をはじめ発達障害の家族にとって外は、とても過酷な環境。
光や、音などの刺激を過敏に受け取ってしまいます。
その状態で帰宅するわけなので帰った直後の30分間といったらとにかく大変で、例えるならこんな状態なんだとか…。
妻「ダイビングしてる時に、酸素ボンベが突然新開に向かって落ちて行った状態。死にそうってこと。酸素ボンベが落ちっていってパニックに陥っている人が『私今、パニックなんだ』って多分思わない。落ち着いてきてから初めて『死にそうでパニックだったんだ』って。」
帰宅直後は、極度の疲れからパニックを起こし自分でも感情をコントロールできなくなっている状態。
禎之さんは、家族の感情が高ぶっているのを察知すると魔法の言葉をかけるようにしました。
「卵にな〜れ!」
「一度、休みを取ろう」という家族の合言葉です。
禎之「とにかく落ち着かせないといけない。いかに休ませるか。本人はそういうときほど休みたがらないので『好きな本でも読んだら?』と言ったらますます落ち着いて。」
妻「『魔の30分』をとにかく休む。脳をクールダウンさせる。フル活動していたのを。それだけでパニックのようなトラブルからかなり解放されました。」
また、作業途中に声をかけると全く取り合ってくれないことについて。
禎之さんが理由を尋ねると妻は「料理の手順を追うのにいっぱいいっぱいなので話しかけられると頭の中が、ごちゃごちゃになる」と言いました。
普通ならそっとしておくところを禎之さんは、あえてこう聞くようにしています。
「今、頭の中はどういう状態?」
スタッフ「訊くしかない?」
禎之「そのつど訊くしかない。しつこくでも。どんなにしつこく訊いても答えてくれるので。大体。」
妻「地球人同士は暗黙の了解で、このときはこう思う、ああ思うと暗黙の了解があるじゃないですか。私たちは『地球人』ではないので、全く違うことを考えていることが多いんですよ。だから訊いてもらった方がいいですね。」
あえて状態を聞くことでお互いの距離がぐっと縮まったといいます。
禎之「通じるところが少しでもあれば、それを足掛かりに少しずつ。少しずつしかわかっていかないけど、確実にわかっていくので。それを楽しむのが一番いいかな。」


私は多分訊かれたとしても自分の感情とか考えみたいなものを、すぐにまとめてうまく返す能力に欠けるから答えられないな。
番組を見ていて最初「魔の30分」ってのがピンとこなかった。
私も外に出るのは異常な緊張状態を続けなければならないのでひどく疲れるけど(疲れているのを自覚するのは困難だけど)帰ってから30分?って思った。
うん。
私は30分じゃないな。
翌日とか下手したら翌々日までずっとひどい頭痛がする。
そのぐらい脳に無理をかけてしまっているってことなんだと思うけど。
30分程度で何か解消できるようなもんじゃないよな。
それと、家族がいないからってのもあるけど、家族がいた時だって自分がつらくて周囲につらく当たるとか(主観的には)やったことないな。
やれないっていうか、すげぇこの人たち甘えてるっていうか、今までどんだけ恵まれた環境で育ったんだよ?って思ってしまった。
障害特性上、どんなに自分で抑え込もうとしても不機嫌な態度を取ってしまうっていう状態なのかも知れないけど、自分がそんなふうに誰かに甘ったれた態度を取ったことがないから、ただただ見ていて腹が立ってしまった。

浜島直子「すごいいいアイデアですね。お互いニックネームを付けて火星人、地球人って。うちももうすぐ3歳の息子がいるんですけど、とにかく暴れてすぐに泣くし怒るし、すごくやんちゃなんですよ。見るとイライラして腹が立って『私って、なんてダメなお母さんなんだ。こんなことぐらい許してあげないと』と思うけどイライラしちゃって。ああやってキャラクターみたいにして『暴れ肉だんご』とニックネームを付けて。コロコロしてかわいいから『暴れている肉だんご』って。SNSで『うちの暴れ肉だんごは今こんなに部屋を散らかしています』って。そうすると漫画のキャラクターを見ているみたいに自分も客観的になれたし、さっきまでのイライラが『おい!』という突っ込みに変わるんです。心の中にゆとりが持てて客観視できる感じです。」
有働「ここから専門家の方と一緒にお伝えします。コミュニケーションのずれは発達障害の方と、そうでない方。ズレが生まれてくるんですね。学術的にいうと、どうなんですか。」
名古屋大学准教授 岡田俊「われわれのコミュニケーションは『暗黙の了解』という言葉がありますね。暗黙の共通認識を前提にしてしまっていることが非常に多いです。言葉通りに理解してしまうとずれてしまう。、表情や視線、ジェスチャーとか話の流れや空気いろんなものでわれわれのコミュニケーションが規定されているんですけれども、そういったものを読み取るのが発達障害の方は苦手だということがあります。」
柳澤秀夫「いわゆる空気が読めない。KYということですか?」
岡田「KYというとあれですけど『空気として私たちが読んでる部分』と『経験として積み重ねている部分』があります。経験として積み重ねている部分に依拠しやすい方々だということだと思います。」
有働「コミュニケーションを取っていて、ズレて今、空気が悪くなってしまったなというのは感じますか。」
栗原「僕自身がまだそこまで分からないんですよ。ズレたかどうか。ただ子どものころにもよくあったのが先ほどVTR(冒頭の4コマ漫画)にあった、一部として落第したけど80ぐらいまで人生80歳まであるよという言葉もいわゆる文字どおりそのままとして受け止めてしまう。褒め言葉とか元気づけようとしている言葉やギャグというのが全く違いが分からずに僕も小さいころ、学校で『眉毛がない人がいるよ』って言ったから僕はそれをギャグだというのが分からずに先生とかほかの生徒の人たちみんなの顔をチェックして眉毛がないかチェックしたりすることが多かったです。それは、ウソだったんですけど、冗談、ウソだったと分からないことが多いので具体的に説明されることによって言葉で分かる力はあるんです。」
井ノ原「慰める言葉も直接というか具体的に。」
栗原「分かりやすいようなことがいちばん伝わりやすいことが多いです。」
柳澤「具体的に言われれば自分の気持ちが修正できるんですね。」
栗原「修正できます。」
瀬田「そこにまさにヒントがあります。平岡家でもそれがあります。実際にあったことです。気持ちがうまく伝わらないことがよくあるそうです。」


平岡家のズレ「気持ちが伝わらない」
夫:仕事でつらいとき「つらい」と言っても気持ちが伝わらない
妻:相手の表情が読みとりにくい
  言葉で具体的に言ってもらわないとわからない

             ↓
夫:つらさは90/100くらいなんだ・・・
妻:それは大変ね


瀬田「具体的に伝えるというのがポイントです。」
井ノ原「『分からないだけなんだ』ということ『ご本人がいちばん今すごく大変な状況なんだ』ということ、外から見たら分からないことが多いよね。具体的に、お互いのコミュニケーションというのが大事ですね。」
瀬田「妻のワッシーナさんが特におっしゃっていたのは頭の中がずっとレーシングサーキットで車が全速力で走っているぐらいフル回転しているそうです。相手の言っていることを理解する時に。だけど表情に出ないのでコミュニケーションがなかなか伝わらないってことです。」
井ノ原「それを8年前に気が付いて。それまではいろいろ大変だったんですね。分かってからもいろいろ大変だったろうし。」
瀬田「8年間たって、家族の中ではうまくいっているんですけどお父さんとしてはもう1個心配事がありました。
お子さんたちがこれから自立していくわけで家族ではうまくいっても外ではどうなるのか。そのタイミングが思いのほか早くきました。長女のニャーイさんが結婚したんです。結婚を境に、お父さんがある秘策を授けたんです。」


平岡家の長女・ニャーイさんです。
4年前に結婚し現在、那覇市内の実家近くで暮らしています。
夫と息子たちの4人暮らし。
家族と幸せな生活が送れている裏には、お父さんからの助けがあったといいます。
もともとニャーイさんの特性は時間の感覚がないこと。
例えば「仮装パーティーの衣装作りよ」と時間を忘れて徹夜で完成させるも翌日から1週間寝込んでしまうなんてトラブルがしょっちゅうでした。
そんな長女が結婚するときお父さんはあるものを作りました。
何かというと…。
禎之「このままやらしていくと、絶対に問題があるなと。別の家庭になると向こうの家庭の理解の問題、今まで一緒に暮らしたことのない人と世帯を持つので工夫も大事なので、『取り扱い説明書』を持たせようと、花嫁道具の一つとして。」
お父さん手作りの説明書をニャーイさんは今も大切に持っています。
中には、「耳は騒音に弱く目は、まぶしいのに弱い」などといった感覚の過敏に関することや「パニックになりやすい魔の30分があること」など一緒に暮らすうえで知っていてほしいことが10ページにわたって書かれています。
ニャーイ「『これ作ったから』ということで、夫も見て『すごい』と『愛の詰まったお父さんからの“トリセツ”だね』ってことで、主人と私の二部持ってます」
説明書の中でニャーイさん夫婦にとって特に役立った項目はあの、時間の感覚がないということ。
ニャーイさんが時間を忘れて没頭していそうなときには夫が、すかさず「アラームかけた?」と時間制限を設けたり…それでも止まれないときは肩をたたいて合図。
夫婦いわく強制終了ボタン、オン!
ニャーイ「強制終了ボタンは一番助かっています。翌日に仕事があるときには(夫が止めに)出てきてくれるので。対処法がはっきり提示できたら自分から提示できたらいいなと思いますよね。」


父親だの夫だの、周りから助けてもらえまくりで何かもう見ていて辛すぎる。
こういう助けてくれる人がいない人がどうしたらいいのか、いくら本を読んでも講演を聞きに行ってもテレビを見てもわからない。
もうこういうの見ても自分に役に立ちそうな部分がない上に、つらくなるだけだからやめたほうがいいのかな?って思うのだが。

浜島「さすが。」
栗原「当の本人を知っていない人からすると取扱説明書はすごく助かりますよね。自分が持っていたら助けを求めるときも最初出されたときはぎょっとするかもしれないけど自分の症状を説明すれば理解してもらえるきっかけにはなるかもしれない。」
井ノ原「旦那さんだけではなく仕事の人とかもそうかもしれませんね。」
岡田「まず重要なことというのは相手に渡しただけではなくてニャーイさん自身もその説明書を持っているということだと思います。自分自身を理解するということだし自分自身を理解しているからこそ、適切なときに助けを求められるということです。先ほど(番組内のこの前に紹介されたコーナー)健康器具の取扱説明書のことがありましたけれどもあれは『こう使いなさい』『こうしてはいけません』というものだったと思います。それに比べると、これは『どういった成功した体験がある』『こうやったらうまくいった』『うまくいかなかった』という経験が積み重ねられて書き記されているものというところが違うと思います。取扱説明書という形ではなくても多くの家庭の中で生かしていけるんじゃないかなと思います。」
柳澤「今のケースは時間の感覚がないというケースでした。シャットダウンのボタンを押してもらってありがたかったということですが時間の感覚がないということが分かっていないとシャットダウンのボタンを押してしまうと反発してしまう場合もあると思いますけれども。」
岡田「うまいのが予告をしてあげるということです。5分なら5分で終わろうねと。それでもやているとシャットダウンしてあげると受け入れることができるんですね。」
瀬田「困り事が書いてあるだけではなくて対処法も一緒に書いてあることもポイントです。実は平岡家は長女のニャーイさんだけではなくて次男のウッシーヤ君この春大学に入学しました。入学に際してみんなに分かってほしい自分との接し方をスピーチしたんです。一部をご紹介させていただきます。」

僕のことを、ことばの通じる火星人だと思ってください。
質問するときは選択肢を準備してもらえると見当違いな答えで、皆さんを迷わせることがなくて済みます。
ただ、困って固まっていても表情に出にくいので怒って無視しているように見える場合があります。
集中しすぎて返事ができないときもあります。
そのときは、机や肩をたたいてくれると助かります。
以上のことは、視力の弱い方が眼鏡をかけるように、僕にとってなくてはならない眼鏡です。

浜島「分かりやすいですね。具体的にどうしたらいいのかという対策が直接教えてもらったらこちらも対処できますものね。」
瀬田「もっともっと知りたいということで、このスピーチが終わったあとに『あれってどういうことだったの』とか、『どうしてあげたらいいのどうしてほしい?』と積極的に聞いてもらえたそうです。そうすることでウッシーヤ君もこういうことだよと伝えられて今、学校生活がうまくいっているとおっしゃっていました。」
柳澤「ウッシーヤ君1人で作ったの?」
瀬田「発達障害と分かってから8年間かけて、成功と失敗をたくさん積み重ねてその積み重ねがあったうえで入学が決まって半年間親子を中心に一緒に考えたんです。文章ではないのであえてキャッチーな言葉を入れることで印象に残るようにということも含めて話し合って決めたということです。」
浜島「手紙があるからこそ相手も『別にこれ言っちゃダメなことじゃないんだ』と思えますよね。『言っていいんだ』って。」
瀬田「本当はウッシーヤ君は『必要ないんじゃないかな』と思っていたそうです。やってみたら『大事だったんだ』と分かったと言っていました。こうしたコミュニケーションの話、いろいろあると思いますがコミュニケーションが苦手な人ってコミュニケーションを取ること自体が嫌だなと思うことがあると思います。そこを楽しみながらやり取りできる方法が今いろいろと出てきているんです。」

東京・葛飾区の施設。
友達づきあいや、集団が苦手、学習に困難があるなどの子どもたちが通っています。
ここで最近取り組まれているのがこのカードゲーム。
コミュニケーションが、不思議とうまくいくんだそうです。
人の話を黙って聴くこと、ルールはそれだけです。 | tobiraco(トビラコ)
そもそも発達障害の人は、自分がどのタイミングでしゃべればいいかが分からなかったり、みんなが話しているテーマとは関係ない話題で口を挟み、周囲から「空気が読めない」と言われがちです。
そのため、このゲームでは3つのルールが決められています。
順番にカードを引き、引いた人は裏に書いてある質問について話します。
答えたくないときはパスすることができます。
ほかの人は、それを聞く。
たったこれだけです。
(実際にゲームをやっているシーン)
『こんな1日があったらいいのになという理想の1日について話してください』
「好きなことをたくさんやりたい?」
「好きなことをたくさんやりたい。」
「どんなことを?」
「ゲームとかテレビを見たりとか。自転車でどこかに行ったり。」
児童発達支援 放課後デイサービス施設 取締役 河高康子さん
「日常的な会話の中で自分がしゃべって次は誰がしゃべると意識することは少ない。共通のルールがある中で共に会話をしていく。自分が聞いてもらった経験をして、そしたら相手の話も聞いてみようって思える。合わせてもらった経験があって自分も合わせてみようと思えるといいなと思います」
施設に通っている小学6年生のしんのすけ君。
この日、初めてお母さんとカードゲームに取り組みました。
母『家でどんなお手伝いをする?』
しんのすけ「してない!」
母「マッサージしてくれたり、タオルを畳んだりしてくれんじゃん」
しんのすけ「うるせえな、そんなのたまにだろ。敬語やめろ。もっとお前らしいぶっさいことばをしゃべれ。」
母「お前って言わないで。」
興奮からか、ついつい乱暴なことばが出てしまい会話のキャッチボールが成立しません。
母親の三奈子さんもそんな、しんのすけ君の態度に長年、悩んできました。
母「特性が強いんだけど、それがすごくわがままに見えてしまったり、実際、本当にわがままなところもあるし、特性でわがままに見えるところもあるから、親の私でもどっちなのか分からないときもある。」
ゲームを始めてから15分。
徐々に落ち着いた会話が出てきました。
しんのすけ「『好きな場所は?』自然がたくさんあって人が少なくて落ち着く場所。」
母「どこ?」
しんのすけ「どういうところだろうな。『自然の中にいて』って感じかな。誰もいない方が落ち着く。」
母「『自分が持っているもので友達に自慢できるものは何?』自慢?自慢できないでしょ。」
しんのすけ「もし自慢してもいい世界だったら何を自慢したい?」
こんなふうにしんのすけ君から答えを促すようなこともありました。
母「『好きな色は?』ピンク。」
しんのすけ「俺、好きな色は何だろう。普通に青かな?」
しんのすけ「『好きな季節は?』やっぱ秋とか春とか。暑過ぎでも寒過ぎでもないっていう、それがいいんだなやっぱり。」
30分近くゲームを続けた中で三奈子さんにとって意外な答えもありました。
しんのすけ「『先生や友達から褒められてうれしかったことは?』なんもない!」
母「ないことないでしょ。友達から褒められてうれしかったこと、ひとつぐらいあるよ。」
しんのすけ「ない!はい次、次!」
ふだんは口にしないしんのすけ君の本音だったのかもしれません。
しんのすけ「褒められるのはただ単に気分をよくするだけだと思う。そこまで思い出に残らない。」
母「やってみてよかったです。落ち着いて二人の時間をゆっくり過ごせたことがよかった。普段は落ち着いてここまで面と向かって話したりしないので。」


井ノ原「すごいゲームですね。」
柳澤「知らず知らず自己分析していましたね。」
井ノ原「大人がやってもいいし子どもと一緒にやるというのはどの家庭でもいいんじゃないですか。最初、悪態ついているときはかわいすぎて笑ってしまいそうになってしまったけどお母さんは困ってましたね。」
有働「15分ぐらいで変わっていくんですね。」
岡田「ゲーム自体は勝ち負けがないですよね。正解もないですよね。自分のことについて語るという体験が少ないわけなんですけれど語って相手の人に聞いてもらって耳を傾けてもらえる。特に批判を受けないという中である意味で緊張したりとか格好つけたりとか恥ずかしがったりという形がなくてうまく自分が出せるというのがあったと思います。お母さんもうまく聞けるようになっていましたよね。それが彼のスキルでもあるし、お母さんのスキルもあるということなんですね。」
井ノ原「いいですよね、あれは自分のことだってあまり話すって飲み会でも自分の話ばかりしちゃったらみたいなそういうときは落ち込んでしまいますよね。『しゃべりすぎちゃった』みたいな。でも『しゃべってください』『自慢してください』と言われたら。」
瀬田「しかも『あなたの番です』と言われているからしゃべりやすい空気がありますよね。コミュニケーションの基本をゲームで学べるというのが一つのポイントなんです。実際、新人研修でも使っているところがあるそうなんです。」
栗原「こういうゲームが僕の時代にはなかったので、こうやって当事者の人たちに自分の発言をさせる機会や自己肯定感を強くするようなきっかけになるというのはいいゲームだなと思います。」
柳澤「コミュニケーションの基礎は自分のことを知ることから始まるのだということが分かりましたね。」
井ノ原「自分のこともいっぱい考えてましたもんね。実際あそこまで聞くことは一緒に仲間になっても数年たたないと知らないことは結構ありますよね。先ほど新人研修とおっしゃっていましたけれど初日にいろんなことを知ることができますよね。」
瀬田「もう1つ、ご紹介したいVTRがあります。発達障害の人がコミュニケーションを楽しむ場所としてこんな場所もあります。


今日の夜に放送される
自閉症アバターの世界 第2夜 仮想と現実を生きる
の予告的な内容が流れる。
自閉スペクトラム症のアンさん。

視聴者からのメッセージ
コミュニケーションのズレは相手の状態を知ろうとする、相手は自分と違うと認識することは相手が発達障害かどうかはさておき、優しい考え方だなと思いました。

ここで一旦、発達障害関連のコーナーは終了。
番組の最後で視聴者からのメッセージなどが紹介される。

福岡県 50代 土星人
発達障害、発達障害って、そんなに変?
コミュニケーションが難しいのは火星人だけじゃないですよね。
地球人と思ってる人でも、コミュニケーションが上手くいかない人多い。
みんな宇宙人でしょ!


東京都 40代 タコ
番組のご夫婦うらやましい・・・。うちは家族全員なので、私がパニックのときに一生懸命冷静にいまは話しかけないで!と伝えても、ぜんぜんおかいまなし・・・。こどもにはなんとか我慢しているけど、だんなにやられるときれてしまいそうになります。


有働「家族全員が発達障害だった場合、冷静な説明書を書いたりとかできないという場合はどうすればいいですか。」
岡田「まず1つは家族だけではなくほかに理解者、支援者を作るということだと思います。医療機関でも発達障害者支援センターでも公的機関でもいろいろ援助していますのでアクセスされたらと思います。」


発達障害者支援センターでそんなことまで面倒見てくれるとは到底思えないけどね。
公的機関なんてどこも手いっぱいで、一人一人のことにじっくり取り組んでいる余裕があるところなんてないと思う。
やってくれんのならやって欲しいものだけど。

浜島「晩ごはんのとき家族しかいないときに『わっ』となったらどうしますか。」
岡田「とりあえず落ち着くことですね。『わっ』となったことによって感情的に対応するとかえってエスカレートすることがあります。」
井ノ原「ご自分たちだけで時間を設けてトリセツみたいなものを作っていこうというのはなかなか難しいことですか。」
岡田「難しいけれども、落ち着いたとき皆それぞれ尊重しながらやっていこうと話し合いで。大体興奮しているときは進まないと思いますよ。」
柳澤「興奮を押し鎮める秘訣みたいなものはないですか?」
有働「VTRでは『卵になれ』と言っていましたね。」
瀬田「誰かが気付いたら『卵になれ』。相手を否定するのではなくて静かになればいいんだなと言っていました。」
有働「それを冷静な時に家族でルールで決めておくということですかね。」
岡田「一人一人、例えばクッションを持つと落ち着くとか、いろんなパターンがあると思いますよ。」


発達障害があってもなくても、そうやって冷静に話し合えるような家族だといいけどね。
それすら無理な家族ってのいるよなぁ。
って自分が結婚していた時のことを考えても「絶対無理だ」って思える。

大分県 40代
六年生の娘は、知的障害は、無く、ADHD注意欠陥症が、グレーゾーンだと、夏休みに、診断されました。四年生まで、マイペースだなと、思っては、いましたが、五年生で、いじめや、先生とのコミニケーション
(原文ママ)が、上手くいかず、友達関係もダメになり、今は、いじめは、無く、落ち着いていますが、死守運気と、反抗期そして、発達障害毎日、どう、乗り越えれば良いのか、奮闘中です。類さんを見ていると、娘と、似ていると、思っていましたが−中略−類さんは、どう、乗り越えましたか?

栗原「僕の場合はアメリカにも行っています。アメリカと日本は学校の仕組みが違いますが日本のときは僕自身も学校のほとんどのみんなとはなじむこともできなかったので、僕がよくしていたのはとりあえず自分が信じられる友達がいたので、その人たちにしか話さないことと自分の学校での悩みは極力、親に相談をするのと僕がいちばん信頼している主治医の先生がいるんですけど主治医の先生に学校でこんなことされたとか母親にも相談できないような悩みはその人に相談していました。やっぱりずっと1つの組織に1年以上通ってとなったら信頼できる人がいないと乗り越えるのは不安なので、信頼できる人を1人でもいいので探してほしいと今は思っています。」

そういう人が一人もいなくて子供時代を過ごしてきた自分がかわいそうすぎるなと思うが、もう今更何一つ取り返しはつかないな。

千葉県 50代 らんらん
私自身ADHDです。
コミュニケーション面ではそれほど困り事はありません。
コミュニケーションで問題を抱えるのは主にASDではないでしょうか?
発達障害と一括りにされると誤解や混乱を招くのではないかと気がかりです。


瀬田「改めてこの図で紹介します。3つに大きく分かれますが重なりがあるというのが発達障害の1つの特徴ですね。」
岡田「いろいろな特徴を一つずつ持っているということも少なくありません。」


高校生の娘に発達障害の感じがあります。−中略−何でも素直に受け入れないので困っています。それでいてできていないことがたくさんあるのでどう、向き合えばいいのか分からないで悩む時がおおいです。そういう時はどうしたら良いでしょうか?

岡田「治させたい、解決したいと思うことをなんとか受け入れさせようということをすると、かえってうまくいかないことがあります。一人一人得意なこと苦手なことがあります。発達障害の人だけではありませんね。それを話題にする中で自分の困り事っていうのも話題にできるようになってきてその延長線上の中に発達障害の受容も出てくるのではないかなと思います。」
有働「(別の視聴者からのメッセージで)担任の先生に話をしていますが学校の先生が発達障害の理解がない方もいらっしゃるということなんですが」
栗原「先生たちには1回で理解してもらえませんでしたので、アメリカに比べたら日本は理解していないことがすごい多いと思います。僕の場合もそうで、先生たちを信頼しないわけではありませんが別に信頼できる人、主治医とか親のことばを聞きながら過ごすというふうにやっていました。学校の先生たちにも悩みを相談するのは必要とはいえ、それでも何もしてくれなかったことが僕のときは多かったので、僕はそうなったら先生じゃなくて違う人たちを信頼するようにしていました。」
有働「その人はどうやって見つけたんですか?」
栗原「主治医の先生僕が5歳のときからその主治医のところに通っていたのでそこで気付いたら、いろいろと話をしていた。『気付いたらこういう人がいた』という、長い目で見るような感覚を持つのがいちばんだと思います。」


自分で探そうとして探せるもんじゃないってことかね。

有働「類さんの話を聞いていると『ちょっとはどのぐらいちょっとなんだ』とか『そりゃそうだろうな』と思います。私たちのほうが空気を読みすぎるというか…」
井ノ原「芸能界もすごい多いけどね。やっぱりあいさつに行かなくちゃいけないのかとかさ。」
有働「空気を読みすぎて自分たちで苦しくするというか。(空気を)『読めなくてごめんなさいみたい』な感じもあるし。」
井ノ原「『はっきり言っていく』というのはいいかもしれないですね。」
柳澤「あうんの呼吸だけではないということをやっぱりね。」
有働「海外行くとそうですもんね。」
井ノ原「YESかNOかはっきりしてる。」
有働「そんないろんなことも考えさせて・・・今日は皆さんありがとうございました。」


うん。
助けてくれる家族がいない人はどうすれば?
自分で何をどうすりゃいい?
カードゲームを一緒にやる相手もいないっていうか(もちろんいないけど)そんなもんやらなくても「KY」とか非難されない程度には会話ができるようになったさ。
で?
どこまで行っても極限まで神経をすり減らして無理やり地球人に合わせ続けて、何日も頭痛に悩まされて?
それをどうしたらいいのかってずっと模索しているのに、何の解決の糸口も掴めない。
本当に困っているし、この先どうしたらいいのかわからない。
だからこそ、この手の番組を見続けているけど、毎回毎回家族が助けてくれるみたいな人ばっかり。
誰も助けてくれる人がいなくて、それこそ発達障害者支援センターで「こういう支援を受けて、たった一人でどうにもできなかったのが、何とかやっていけるようになりました」みたいな事例とか出してくれない?
まあ、そんな人は存在しないから取り上げることができないんだろうけど。

posted by ひと at 19:19| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする