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2018年06月15日

「発達障害キャンペーン」への追記と発達障害関連番組の放送予定

すでに一度ご紹介したヤツだけどNHKで放送される発達障害関連の番組の予定。

Eテレ 午後6時55分〜7時20分 ハンク 〜ちょっと特別なボクの日常〜<全6回>
ハンク −ちょっと特別なボクの日常−|NHK Eテレ 海外ドラマ
  6月20日(水)(1)「教室がナイアガラ!」
  6月21日(木)(2)「王様と割り算」
  6月25日(月)(3)「親子ディベート大会」
  6月26日(火)(4)「理科室のハプニング」
  6月27日(水)(5)「子育てに挑戦?」
  6月28日(木)(6)「初めてのデート」


6月30日(土)BS1 午後6時25分 ラン×スマ 親子ランを楽しむ!発達障害のある子どもたち


また「発達障害キャンペーン」で増えているのがあったので、追記があるものもないものも全部紹介しておく。
それぞれのリンク先に放送予定と番組の全文。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」(6月9日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」(6月9日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」(6月15日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」(5月18日追記)

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2018年06月10日

孫がASD(自閉スペクトラム症)って言われたら?! ――おじいちゃん・おばあちゃんだからできること

孫がASD(自閉スペクトラム症)って言われたら?! ――おじいちゃん・おばあちゃんだからできること



多分著者はアメリカの人なんだろう。
だから内容に一部、日本の実態に合わない部分がある。
日本では認められていないホームスクーリングとか、日本では多分整備されていないであろう種類のサポートとか。
それ以外はまあ、日本でも当てはめることができるような内容かな。
ただ、読んでいて納得いかない部分もあったんで、それをご紹介しようと思うワケだけど。

この本を読んでいて、かなり具体的に発達障害の子供の言動が紹介されているのだが、それを読んだだけでうんざりというかなんというか。
多分自分自身、子供の頃はそんな感じだったんだろうと思う。
わがままで癇癪持ちで相手の迷惑も考えないし礼儀もできていないガキ。
それですごく周囲にも迷惑をかけたり不快な思いをさせまくっていたんだろうなと。
だからっていじめたり、イヤなことを押し付けたりしていいっていう理由にはならないので、同級生のみなさんは今頃むごたらしい死に(以下自粛)。

この本はASDの子供の祖父母に向けて書かれた本ではあるけれども、自分の子供が障害があるって認めないで、しまいには出て言ってしまうような父親も多いと聞くのでそういう人たちにも読んでもらえたら・・・とは思ったけど、そういう人たちにこの本を渡したところで読まないだろうなぁ。
大人のASDには何の役にも立たない内容ではあるけれども、今現在、ASDの子供に関わる立場の人は読んでおいていいんじゃないかと思う。


でも、ASDにはよいこともあるのです。才能豊かな科学者、アーティスト、音楽家、俳優にはASDの人がたくさんいます。また、歴史上大きな貢献をした人々の中にもASDの人がいたと言われています。世界をちがう目で見ることのできる独特の変わり者で、独創的に考えることができます。(16〜17頁)

こういうクソみたいな文章は日本人が書いた著書にもちょいちょい見られるワケですが。
そうかぁ。
私は才能もないし、アーティストにも音楽家にも俳優にもなってないからASDじゃないのかぁ〜♥
ふざけんな!
家にも居場所もなく、作業所でむなしい作業をさせられて精神的にヤラレていく大勢の人たちは?
あの人たちも何かすごい才能が?
それがまだ発現していないだけ?
確かに「見ている範囲」っていうか「解釈」みたいなものは定型発達者とは脳の性質上違っているなとは思うけど、独創的に考えられる人もいるんだろうけど、私は独創的ってことでもないだろうと思うんだけどねぇ。
こういう変に夢を見させるような文章って、クソみたいなガキに振り回されて「この先どうなるんだろう」って不安になっているのを「大丈夫ですよ!一流の人たちだって実は発達障害だったりするんですよ!」みたいなことで勇気づけるというか、希望を持たせるということなのかな。
そうでも思わないとやってらんないだろ?ってのもわからないでもないけど。
失敗して引きこもりになっても責任を取ってくれないくせにねぇ。

ってことで、この本は当然ながら
ASD=天才
的な路線の本です。
24ページの「ASDの主な特徴」という表の一番最初に
特徴 標準以上の知性(知的障害を伴うASD児もいる)
こんなことに気づくかもしれません
・学習が早い。特に年少期
・成績がよい
・とても独創的でユニークな考えを持つ

あくまで「こんなことに気づくかもしれません」であって「必ずこういった特性が見られます」ではないんだけどさ・・・。
私は知的障害はなかった(というのが後から判明したワケだが)けれども
・学習が遅い。特に年少期
・成績が悪い

だったのでね。
更に152ページの「ASDと学習スタイル」という表にも
一般的な特徴 標準か標準以上の知性(知的障害を伴うASD児もいる)
典型的な行動
・覚えが早い
・好きな科目の成績がよいことが多い
・IQが非常に高いことがある

覚えが遅くてIQも高くなくて悪かったな!(激怒)
発達障害やのうてもIQが非常に高いヤツかておるやろ!

親がいなければ、警察に電話をして、ASDの孫に対処できないでいると説明しましょう。お孫さんを告発しようとしているのではないことを、警官にきちんと理解してもらうようにしましょう。多分こういう場合、警官はお孫さんと話をしたり、あとで親とも話をしたりして、長期的な解決ができるようにするでしょう。(135頁)

日本では絶対無理だろうなぁ・・・。


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2018年05月29日

新規の放送予定と「発達障害キャンペーン」の追記

NHKで発達障害関連の番組が予定されているのでお知らせしておく。

Eテレ 午後6時55分〜7時20分 ハンク 〜ちょっと特別なボクの日常〜<全6回>
ハンク −ちょっと特別なボクの日常−|NHK Eテレ 海外ドラマ
  6月20日(水)(1)「教室がナイアガラ!」
  6月21日(木)(2)「王様と割り算」
  6月25日(月)(3)「親子ディベート大会」
  6月26日(火)(4)「理科室のハプニング」
  6月27日(水)(5)「子育てに挑戦?」
  6月28日(木)(6)「初めてのデート」


6月30日(土)BS1 午後6時25分 ラン×スマ 親子ランを楽しむ!発達障害のある子どもたち


「発達障害キャンペーン」の方は「ASD“感覚過敏”」がちょっと増えていたのでそちらに追記した。
増えてないものもあるが、それぞれのリンク先に放送予定と番組の全文。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」(5月18日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」(5月29日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」(5月18日追記)

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2018年05月15日

また「発達障害キャンペーン」への追記

「発達障害キャンペーン」の放送予定がまた増えているなぁと思って見てみたら、増えたのは「LD“読み書きが苦手”少年編」ばっかりだった。
ということで、予定を追記しておいた。
で、今まではずっと「NHK総合」でばかり放送していたから何も書いていなかったけど、新しいのは全部「Eテレ」なんで、仕方がないから古いものもすべて「総合」「Eテレ」を入れておいた。

それぞれのリンク先に放送予定と番組の全文。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」(5月15日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」

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2018年05月11日

「発達障害キャンペーン」への追記と今後の放送予定

先に前にも紹介済みの放送予定から。

5月26日(土)Eテレ 夜9時 すくすく子育て×ウワサの保護者会 発達障害特別企画


で、前から何度も放送されまくっている「発達障害キャンペーン」なのだが、まだ放送されるので現時点で判明しているものまで入れ込んで更新しておいた。
ついでに現時点で放送予定がないものも紹介しておく。
今まではすべて「NHK総合」で放送されていたので特に表記を入れていなかったが、今回初めて「Eテレ」が登場したので、「Eテレ」で放送されるもののみ、その旨表記を入れてみた。
わかりにくくなっちゃった気もするけど直すのも面倒だし。
それぞれのリンク先に放送予定と番組の全文。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」(5月11日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」


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2018年05月03日

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」(6月9日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」
濱口瑛士くんは発達障害のひとつであるLD(学習障害)。生まれつき文字の読み書きが極端に苦手。学校では認められなかったけれど、気持ちを表現するのは文字ではなく絵。それが彼の「普通」です。

5月1日(火) 午前10時47分 〜 10時50分 総合
5月3日(木) 午前4時55分 〜 5時00分 総合
5月3日(木) 午後6時35分 〜 6時40分 総合
5月3日(木) 午後11時30分 〜 11時35分 総合
5月4日(金) 午後3時55分 〜 4時00分 総合
5月5日(土) 午前6時15分 〜 6時20分 総合
5月5日(土) 午後5時57分 〜 5時59分 総合
5月11日(金) 午後1時55分 〜 2時00分 総合
5月12日(土) 午後5時50分 〜 5時55分 総合
5月18日(金)【17日深夜】 午前2時10分 〜 2時15分 総合
5月18日(金) 午前11時55分 〜 午後0時00分 Eテレ
5月20日(日) 午後4時51分 〜 4時53分 Eテレ(放送されなかったようです)
5月23日(水)【22日深夜】 午前4時03分 〜 4時05分 総合
6月9日 (土)  午後4時55分 〜 5時00分 総合

現時点で情報が入った分まで追記します

6月12日(火)【11日深夜】 午前1時40分 〜 1時45分 総合


インタビュアー「自分の名前とかって?」
濱口さん「一応書けます」
濱口瑛士(えいし)さん(15歳)。
発達障害の一つ、学習障害があり、文字を書くことが極端に苦手です。
濱口さん「周りからはすごい字が下手で、学校でかなりバカなやつだと思われてましたね。みんながどうしてスラスラ漢字や書き順を覚えられたり書けたりするのかすごく不思議で、自分よりみんなの方がおかしいんじゃないかという気さえしてくるぐらいでした。本当は彼らみんなロボットなんじゃないかと・・・」
学校では文字を書けることが「普通」。
書けないことをからかわれ、6年生の時から不登校になりました。
濱口さん「基本的に自分の考えを相手に伝えるのがすごい大切なことだと思うし、文字って伝える手段じゃないですか。そしてその伝える手段って役目をこなせてないんだなっていうのがわかると、結構困りましたね。『こんなにいろんなこと考えてるのに』と思って、すごい悔しかったですね。」
濱口さんは文字ではなく、別の手段で思いを伝えることにしました。
それは・・・
濱口さん「絵を使って自分の伝えたいメッセージだったり、社会に対する思いだったりを世の中と対話をはかるというかコミュニケーションするというようにも使ったりしますし、伝える手段なんじゃないかなと最近思うようになりましたね。」
インタビュアー「これは?」
濱口さん「上に建っている大きな繁栄の下に、すごい貧しい人々がいる。この人たちによってこの巨大な繁栄が支えられているっていう、今の社会を見て感じることを絵にして表してみました。」
絵は多くの人に受け入れられ、小さな個展も開きました。
一方で15歳の浜口さんが直面したのは、進路の問題です。
中学校にほとんど通わなかった濱口さんは「学校には行かずに絵に専念する」、そんな「普通」とは違う進路を選ぼうと考えていました。
高校に進学するかどうか、両親と話し合いの場を持ちました。
父「親はやっぱり安全な道というか、高校を卒業して大学行ってというのが、多分一番安全な道じゃないですか?だからそれは親心としてやっぱり、そういうほうが後々つぶしもきくので。」
濱口さん「何で世の中でそんなに中卒が恐れられているんだろうという不思議が。本来なら絵に向かって突き進むべきなのに、学校とかのことでぐちぐち悩むのは自分らしくないというか、もっと真摯に自分の思ったこととか自分の目標に取り組まなきゃいけないという気がします。」
父「そこ(絵)にいきなり入っていくのがいいのか、それとも高校というちょっと考える時期を3年間なり4年間なり与えられて助走しながら厳しい世界に入っていくということなんじゃないかと思う。」
濱口さん「そうですね・・・」
そして4月、濱口さんは悩んだ末、通信制高校という進路を選びました。
この日はインターネットを通しての入学式です。
濱口さん「一番邪魔にならない高校を選んだつもりです。それでも邪魔になるなら、やっぱり自分の仕事を優先しようと、そこはもう決まっています。序列の方、自分で優先すべきことはちゃんと自分で決めているつもりです。」
母「やっぱり今まで苦手だった学校っていうことにもう一度チャレンジするっていうことは、意味のあることかも知れない。」
濱口さん「『中卒で画家』が一番私らしいと思ったんですけど、おろかにも安全策をとってしまったんだ、私は。」
母「ひよったな。」
(パソコンから流れる入学式の音声)「新入生、起立、礼」
世の中の普通を理解しながら、自分なりの普通を模索している濱口さんです。

書くことと描くこと -ディスレクシアだからこそできること-



posted by ひと at 06:18| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」(6月9日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」
主婦の笹森理恵さんは、発達障害のひとつであるADHD。生まれつき片付けが極端に苦手で、子供の頃から責められてきました。「片付けられない私が一番困っていることを知ってほしい」と言います。

4月25日(水) 午前10時48分 〜 10時50分 総合
5月2日(水) 午後11時52分 〜 11時55分 総合
5月4日(金) 午前11時52分 〜 11時54分 総合
5月15日(火) 午後11時53分 〜 11時55分 総合

現時点で情報が入った分まで追記します

6月16日(土) 午前11時52分 〜 11時54分 総合


笹森理絵さん(47歳)。
笹森さん「散らかっておりますが・・・」
夫と3人の息子と暮らす笹森理絵さんのお宅です。
笹森さん「昔はここで、ごはんを食べてた時代もありましたけど、もう、みんなここでは食べないので物置になってます。」
笹森さんは発達障害の一つ、ADHDで子供の頃から片づけが極端に苦手です。
ちょっと何かを探そうとすると・・・(積んである荷物が雪崩を起こす)
テーブルの上を片づけようとしても・・・
笹森さん「う〜ん・・・どうしようかな・・・。頭がフリーズしてます。どうしようかな。え〜・・・。すっきりした環境でいたい気持ちは、ものすごく、ひょっとしたら人より強いかも知れないぐらいあるんですけど、それができないからすごく困っているっていう。」
周りの人から言われてきたのは「女の子なんだからきちんとしないと」「もう中学生なんだから自分のことは自分で」「専業主婦なんだから、片づける時間はあるでしょ」。
「普通」を求めるプレッシャーにいつも押しつぶされそうでした。
笹森さん「常に言われてましたからねぇ。『何でみんなと一緒のことができないの』って。『みんなと同じように目立たず普通に難なくやり抜けたらいいのにってな』って、やっぱり思いましたよね。本人は本人なりにいろいろ思い悩んで困ってるんだなぁっていう気持ちの部分を理解してほしいかなぁ。」
できない本人が実は一番困っている。
それが笹森さんの思いです。

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2018年04月30日

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」(6月15日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」
大学生の河高素子さんは発達障害のひとつ、ASD(自閉スペクトラム症)。多くの人にとっては「普通」の音や光が苦痛でたまりません。学校で街なかで、人知れず苦労している彼女の願いとは。

4月30日(月) 午前4時55分 〜 4時57分 総合
4月30日(月) 午前5時45分 〜 5時50分 総合
5月3日(木) 午前6時25分 〜 6時30分 総合
5月3日(木) 午後1時50分 〜 1時55分 総合
5月4日(金) 午後6時30分 〜 6時35分 総合
5月16日(水)【15日深夜】 午前4時03分 〜 4時05分 総合
5月22日(火) 午前5時55分 〜 6時00分 Eテレ
6月2日(土) 午前11時52分 〜 11時54分 総合
6月3日(日) 午後4時55分 〜 5時00分 総合(放送されなかったようです)

現時点で情報が入った分まで追記します

6月15日(金) 午後3時55分 〜 4時00分 総合
6月17日(日) 午前4時18分 〜 4時20分 総合
6月19日(火)【18日深夜】 午前0時50分 〜 0時55分 総合
6月21日(木)【20日深夜】 午前3時35分 〜 3時40分 総合


大学一年生の河素子さん(19歳)。
発達障害の特性の一つ、感覚過敏があるため、光や音の刺激が苦手です。
河さん「カーテンはいつも閉めてます。ほとんど開けないですね。」
強い光は目に刺さるように感じるため、メインの照明は取り外しています。
河さん「いつもこれぐらいで生活しています。」
(多分有働アナ)「これだったら大丈夫?」
河さん「大丈夫」
特に苦手なのが音。
普通は気にならないような小さな音も・・・
(少し離れた場所の自転車の「リンッ」というベルの音)
河さん「今のベルの音、この辺で鳴ってるように聞こえました」
有働アナ「あっ、今?あの?」
中でも苦手なのがスーパーマーケットだと言います。
河さん「冷蔵庫、音もしてるし。」
有働アナ「音してる?」
河さん「(野菜を陳列してある棚を指差し)ここ特に。」
有働アナ「音してる?これ?音?」
河さん「キーンとシャーとゴーとで三種類ぐらい音が」
有働アナ「三種類?全く聞こえない」
河さん「多分蛍光灯の音と、冷蔵の音だと思います。」
蛍光灯の音。
(「ジー」という音)
冷蔵装置の音。
(「ゴー」という音)
音の洪水にさらされているようだという河さん。
店内にいられるのは15分が限界だといいます。
家に帰ると・・・
河さん「すっごい疲れてます。」
有働アナ「そうだよね〜。」
河さん「高い音がすごい痛いです。耳も脳も疲れてる感じ。(耳の裏あたりを抑えて)この辺がすごい圧迫されてる感じ。」
有働アナ「そっか・・・」
他の人には普通のことでも実はとても疲れてしまう。
そのことは周りの人にはなかなか理解されないと言います。
そんな河さんに押し寄せるさまざまな音。
そこからどうやって身を守っているのでしょうか?
河さんが外出する時、必ず使うのがノイズキャンセル機能がついたイヤホンです。
これをつけると周囲の雑音がカットされ、聞きたい音に集中できるといいます。
有働アナ「家、一歩出たら・・・」
河さん「出る前かな?玄関開ける前につけてますね。」
河さんはこの春から大学生になりました。
授業が行われる大教室。
ここにも細かな雑音が溢れています。
講義の声を確実に聞き取るため、入学前に大学に申請し、授業中もイヤホンをすることを許可してもらいました。
河さん「私はノイズキャンセラーを使って普通に授業を受けたいので・・・普通にというか(みんなと)同じようにというか。」
しかし、その事情を知らない人はまだまだ多く・・・
河さん「入学手続きの時に『それ外しなさい』って二回ぐらい言われて、『すいません、これ、ノイズキャンセラーで』って。音楽聴いてるのかなって。だから逆にわかりづらいんですよ。『会話するのにイヤホン?』っていうふうに見られるので。」
イヤホンをしているのは相手の話を聞きたいから。
そのことを周りの人に少しずつでもわかってもらいたいと思っています。
河さん「私は人と関わるのが嫌いじゃないし、むしろ好きな方なので・・・そこで最初のイヤホンという情報だけで遮断されるのはなんか嫌だなって。」
他の友達と一緒に大学生活を「普通」に楽しみたい。
それが河さんの願いです。

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発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」(5月18日追記)

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」
生まれつき読み書きが極端に苦手な井上さんはLD(学習障害)。大人になってさまざまな道具を手に入れて世界が変わりました。「パソコンなどを使えば文字で表現できることを知ってほしい」といいます。

4月28日(土) 午後10時53分 〜 10時55分 総合
4月29日(日) 午後6時42分 〜 6時45分 総合
5月3日(木) 午前11時52分 〜 11時54分 総合
5月5日(土) 午後11時57分 〜 午前0時00分 総合

現時点で情報が入った分まで追記します

5月22日(火) 午後11時53分 〜 11時55分 総合
5月24日(木) 午後7時53分 〜 7時55分 Eテレ


大工として働く井上智(さとる)さん(55歳)です。
発達障害の一つ、学習障害で読み書きが極端に苦手です。
例えば「大阪」と書こうとしても。
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井上さん「反対か。どっちやったかなってモヤっとしてるから。不思議やろ?自分でも不思議やねん。こんなこと。こんなにペラペラしゃべるのに、言葉を持ってるのに、文字にならへんて一体どういうことやろ。」
小学校では授業の内容は理解できているのに、どうしても読み書きだけは、みんなと同じようにはできませんでした。
井上さん「読む努力はする。でも『あーえーおー』。音に一生懸命変えてるから、その音が出てけぇへん。それがすごいしんどかった。毎日恥かいてるような感じ。普通に小学校に入っていれば、読み書きはできるという前提がある。当たり前やんか、この社会。その普通に僕は入ってない。それはね、もうボロボロになる。」
今は読み書きをする時はスマホやパソコンを活用しています。
井上さん「予測変換で自分の言いたいことがすぐに当てはまってくる。」
読み書きが苦手な人が機械を使うことは、目の悪人がメガネをかけるのと同じことだと言います。
井上さん「自分のできる方法でやればいい。せっかくこんな『メガネ』が発明されてるワケやから、使えばいい。」
苦手なことは機械で補う。
それが井上さんにとっての「普通」です。

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NHK「発達障害キャンペーン」について(5月3日修正)

NHKのサイト内のリンク先が死んでいたので削除しておきます。

「超実践! 発達障害 困りごととのつきあい方」の中で使われたVTRのダイジェストを2〜5分間で放送しているっぽい。
「LD“読み書きが苦手”少年編」は番組では使われていない映像でした。
同じタイトルなのに2分だったり5分だったりして、短い方は長い方の一部分を流している感じ。
ということで、どう紹介すればいいんだろう?って思ったのだが、極力長い方の全文を紹介するっていう方向で更新していこうかなと。

発達障害キャンペーン
「見えにくい障害」とも言われる発達障害。多くの人にとっては「普通」のことが発達障害のある人には「普通」でないことが多くあります。発達障害の本人が何に困っているのか。それを周囲が理解することが、支えになるといいます


全部NHK総合。
すでに放送済みのものも一応載せておく。


発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」
生まれつき読み書きが極端に苦手な井上さんはLD(学習障害)。大人になってさまざまな道具を手に入れて世界が変わりました。「パソコンなどを使えば文字で表現できることを知ってほしい」といいます。

4月28日(土) 午後10時53分 〜 10時55分
4月29日(日) 午後6時42分 〜 6時45分
5月3日(木) 午前11時52分 〜 11時54分
5月5日(土) 午後11時57分 〜 午前0時00分
全文紹介済みです。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」
濱口瑛士くんは発達障害のひとつであるLD(学習障害)。生まれつき文字の読み書きが極端に苦手。学校では認められなかったけれど、気持ちを表現するのは文字ではなく絵。それが彼の「普通」です。

5月1日(火) 午前10時47分 〜 10時50分
5月3日(木) 午前4時55分 〜 5時00分
5月3日(木) 午後6時35分 〜 6時40分
5月3日(木) 午後11時30分 〜 11時35分
5月4日(金) 午後3時55分 〜 4時00分
5月5日(土) 午前6時15分 〜 6時20分
5月5日(土) 午後5時57分 〜 5時59分
全文紹介済みです。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」
主婦の笹森理恵さんは、発達障害のひとつであるADHD。生まれつき片付けが極端に苦手で、子供の頃から責められてきました。「片付けられない私が一番困っていることを知ってほしい」と言います。

4月25日(水) 午前10時48分 〜 10時50分
5月2日(水) 午後11時52分 〜 11時55分
5月4日(金) 午前11時52分 〜 11時54分
全文紹介済みです。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」
大学生の河高素子さんは発達障害のひとつ、ASD(自閉スペクトラム症)。多くの人にとっては「普通」の音や光が苦痛でたまりません。学校で街なかで、人知れず苦労している彼女の願いとは。
4月30日(月) 午前4時55分 〜 4時57分
4月30日(月) 午前5時45分 〜 5時50分
5月3日(木) 午前6時25分 〜 6時30分
5月3日(木) 午後1時50分 〜 1時55分
5月4日(金) 午後6時30分 〜 6時35分
全文紹介済みです。

発達障害を生きる



posted by ひと at 18:44| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

超実践! 発達障害 困りごととのつきあい方

NHK 番組表 | 超実践! 発達障害 困りごととのつきあい方 | 「見えにくい障害」とも言われる発達障害。どんな困りごとを抱え、どうすれば対処できるか。発達障害の当事者や家族がすぐに実践できる対処法を具体的に伝えていきます。

今朝、生放送でやっていた番組ね。
司会が先日一部で炎上!という話になっていた中山秀征さんだったので、まずはそこに驚く。
次にゲストの栗原類さんが何だかヒゲが生えてちょっと風貌が変化しているのに驚く。

結構長い番組だったから、全文掲載しようと思うとかなり時間がかかるから、ところどころ紹介しようかと思うのだが、先日から紹介している「発達障害キャンペーン」っていう謎の数分間の番組ね。
あれと同じと思われる映像が、この番組の中に登場した。
「発達障害キャンペーン」の方は短いので全文掲載しようかなと思っているので、そっちに掲載したらどんどんリンクを貼っていく形にしようかなと思う。
後で状況が変わるかも知れないけど。

番組に寄せられたメール

発達障害当事者から
見た目は普通なので周囲の人から「障害っぽくない」と言われて困っています。
職場での苦労は多いですが、なかなか理解してもらえません。
見た目だけで判断しないで欲しいです。


そういいたくなるのもわかるけどね、でもさ、私たちだって健常者のことって何もわからないからね。
自分が相手をわかることができないのだから、相手も自分を理解することって無理なんじゃないかと思うんで、もう「どう理解してもらうか」とかじゃなく「理解はできない上でどうするか」みたいな方向性の方がいいんじゃないかと思う。

最初に感覚過敏について取り上げる。
発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」
VTRで紹介される当事者は19歳の河素子さん。
「発達障害キャンペーン」の方で流れるのと内容が重複しているのでそちらでも紹介する(予定)。
使われているVTRはずいぶん前に「あさイチ」で使ったものを使いまわしたかなと思う。
聴覚と視覚の感覚過敏がある河さんは特に聴覚過敏がキツいそうだ。
そのために学校で日常的に耳に入ってしまう雑音でひどく消耗してしまう。
河さんのケース
・超苦手な音:拍手、硬貨、換気扇
・まあまあ苦手な音:チャイム、蛍光灯、サイレン
・やや苦手な音:目覚まし時計、掃除機、犬が吠える声

栗原さんの苦手な音は笛吹きケトルの音
っていうか、あの音が苦手じゃない人が存在するって想像すらしていなかった(汗)。

「いろいろな音が同じ音量で入ってくる」という当事者の花咲さん。
栗原さんは「聴覚過敏の人は耳がいい」と言い切ってしまっているし、よくそういうことを言われたり書かれたりするのだが、どうやら聴覚が優れている人が多いってのは事実っぽい。
私は聴覚過敏だが聴覚はせいぜい並。
単に定型発達者に比べて「苦手な音」が多いだけだ。
デメリットはあってもメリットはない。

医師の吉川徹さん
感覚過敏はだんだん弱くなる人と、逆に年齢と共に強くなっていく人がいる。
慣れるけど疲れるという状況になるので、慣れたら大丈夫なはずだという考えはNG。


他の当事者からノイズを軽減するヘッドフォンを教えてもらって使い始めた河さん。
大学に申請し、ノイズキャンセルのイヤホンを付けることを許可されているが、それが理解されずにつらい思いをすることも。

栗原さん
子供の頃は同じ年頃の子供たちの大きい歌声などが耐え難く教室を飛び出して「情緒がない子」などと非難されたが、今は「音を下げてください」「声が大きいので音量を下げて僕と話してください」と言えるようになった。


自分が他の人と違うってこととか、どう違うかとか、どう説明すればそれが改善されるかとかいろいろわかっていないと対処ができないんだよね。

京都市伏見区の美容室で行われている工夫がVTRで紹介される。
美容師の赤松隆滋さん。
発達障害のある子供たちの散髪に積極的に取り組んできた。
自閉スペクトラム症の診断を受けているケイゴくん(8歳)が散髪に訪れる。
二年前からこの店に通っている。
母親
(美容室は)無理かなと思っていたので自分で切っていた。寝ている時やごはんを食べている時に切っていた。

感覚過敏対策として、事前に説明をして作業を進めていく。
手順をイラストで示したカードや、終了時間がわかるようなタイマーを使う。
赤松さん
この活動が特別なことではなく当たり前のことになり「断る店があるの?」と言われるような状況にならなければいけない。


ヘルプマークが紹介される。
片岡さんは空港などで何も発語ができないぐらいの状態になるが、ヘルプマークを示せば「変な人」という扱いではなく医務室へ連れていってくれるなどの役に立っているとのこと。

吉川さん
ひょっとしたらそうかもしれないということを、たとえばヘルプマークとかで知っていただく。
もう一つ、感覚過敏があるかも知れないっていうことにご本人が気づいていないことがある。
結局、誰かの感覚を代わりに感じることってできないので、自分だけが敏感かも知れないということに気づくまで我慢しているというふうに思ってしまう。


これね。
感覚過敏に限らずなんだよね。
「他の人も自分と同じように大変な思いをしているのだから、自分も我慢しよう」的な。
私もずっとそうやってきたのだけど。
でもね、知ったところで結局「障害だから」とか言ったって、他人にとっては「そんなもん知るか!」だし、自分だけが大変な思いをしていた(にもかかわらず「わがまま」だの「自分勝手」だの「怠けている」だの非難されまくった)って知ったらもう、何もかもアホらしくなって何もできなくなっちゃったんだよね。
それがいいことなのか悪い事なのかが全くわからない状況に今、なっている。

次は学習障害を取り上げる。
発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」
井上智さん(55歳)
30年以上大工をやっている。
読み書きが苦手
「大阪」の「阪」の字。
大阪という言葉の意味もわかるし言葉を発することもできる。
「阪」は二つのパーツに分かれているのでわかりにくい。
「空」に至っては三つに分かれてしまってよりわかりづらい。

怠けてなんかない! ディスレクシア~読む書く記憶するのが困難なLDの子どもたち



43歳の時に、この本と出合う。
井上さん
1ページ目に「知的能力には問題がないけれど、読み書きに非常に困難を示す」と書いてある。
それで体が震えた「俺のことやな」。
読んでみたら涙が止まらない。
すごく悔しかった。
もっと違う人生があったんじゃないか。

その後、パソコンやスマートフォンなどで補うように。
スマートフォンの予測変換を使うと非常に効率よく文章が書ける。
そういったツールを井上さんは「メガネ」であると。
自分の障害特性に合った「メガネ」があるのなら使えばいい。

計算が苦手な猪嶋さん。
この人は前にもNHKに出ていたと思う。
猪嶋さん
数字を記憶しておくことができない。
「2+2」を「4」に変換することができない。
見たものは文字でしかなく、頭の中でも文字でしかない。
計算機を使うことで楽になった。


渋谷区の小学校。
区内すべての公立小中学校では一人に一台のタブレットを配布した。
それぞれに合った学習方法を自由に選択できるように。
授業中も手書きかタブレットを使うかは自由に選べる。

次は「忘れ物の対処法」について。
・すぐに手帳やメモ・付箋に書く
・大事なものは目立つ所に置く
・定期入れの中にお金を入れる→財布を忘れてもいい状態を作る


当事者である漫画家のあーささん。
グッズを活用。
カバンの取っ手にメモをクリップで留めて、そのまま握りこむ。
複数の荷物がある時にはリボンで一つにまとめれば一個忘れていったりということを防ぐことができる。
普段から持ち歩くものに、いつでも使えるようにクリップをつけておく。
スマートフォンに付箋を貼りつける。


あーささん
使わなくてもだんだん気をつけられるようになってくる。


次はADHD。
発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」
笹森理絵さん。
この人は何度もNHKに登場しているな。
二年前に社会福祉士の試験に合格して考え方が変わった笹森さん。
自分の苦手よりも得意なことで勝負をする。
できないことは「そこそこ」で、片づけは思い切ってヘルパーに手伝ってもらうことに。
それでいいと思うんだよね。
そりゃあ普通の人みたいにできりゃあいいけどさ、やっぱりやるのが難しいとか、無理にできなくはないけどかなり苦痛とかってのをやるよりは、それを外注できる状況(金銭的なこととか)であれば、利用するべきだと思うのだが。

次は「雑談が苦手」という件。
テレビドラマについて雑談中に問われた綾屋さん。
単に「見たか否か」を聞かれているのか、ストーリーについて問われているのか?
俳優についてか???
悩んでいると微妙な空気に。
すぐに次の話題に移る友人たち。
綾屋さん
友人の会話には台本があるのではないか?

関係性やキャラが不明で対処に困る。
河さん
笑うタイミングがわからない。

中山さんが指摘されたが、定型発達者の側って結構聞き流しちゃったりしつつ、適当に相槌を打ったりしているものだ。
それに対して発達障害者たちは必死に内容を理解しようなんて思っているからよりズレる感じ。

「空気が読めない」

綾屋さん
身体感覚の多数派同士が無意識に共有できているルールとかデザインだと思う。
それ以外の人たちはみんなこぼれおちてしまって、たとえば細かくたくさん覚えているタイプの人だったら「しゃべりすぎ」「細かすぎ」、時間軸がバラバラに思い出すようなタイプの人は「順序だてて話してほしいんだけど」と言われたり、パーソナルスペース、自分の距離、感覚がここまでっていうふうな感覚が一人狭ければ「近い!」と言われてしまう。
逆に身体特性が近いもの同士が集まれば多数派同士とは異なる感覚を持った人同士の新しい「空気」というのも生まれるんじゃないかと思う。


身体感覚の問題が深刻過ぎる片岡さんは「空気が読める読めない」は一時的に健常者のフリができてしまう人たちの悩みであると考えている。

中山さん
「空気読めないね」って言っている人が一番空気が読めないことがある。



posted by ひと at 17:19| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月29日

発達障害関連番組の放送予定の紹介に追記しました

NHKで発達障害関連の番組をやるようですが、なぜか発表がありません(追記あり): 今日、喰ったもの。あったこと。

↑に明日の生放送の情報を入れていなかったので追記したのと、3分ぐらいの短い番組が放送されるヤツの情報が新情報が入ったのでそれを盛り込みました。
短い番組の方は、再放送の回数も多いし、時間がないのでチェックしきれていないので間違いなども多々あると思われ。
前回掲載した後でかなりの変更が発生しているようだし、今後もまだまだ変更(再放送の追加など)があるんじゃないかとも思うし。
時間のある時にチェックしなおして追記するかも知れず。

posted by ひと at 07:05| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月26日

NHKで発達障害関連の番組をやるようですが、なぜか発表がありません(追記あり)

すでにお知らせ済みのヤツと、公式でちゃんと発表されている情報から。

4月30日(月・祝)総合 朝8:15
特集番組「超実践!発達障害“困りごと”とのつきあい方」

現在体験談・ご意見を募集中です。
体験談・ご意見を募集中!生放送でご紹介!!「超実践!発達障害 困りごととのつきあい方」|発達障害プロジェクト
ウーマンエキサイトにも番組関連の記事がアップされていました。
【NHK発達障害プロジェクト】 あなたにとって「発達障害」は他人ごと? 誰もが「生きやすくなる」ために必要なこととは|ウーマンエキサイト

5月5日(土)Eテレ 夜7時  
再放送 5月14日(月)Eテレ 午前0時(5月13日(日)深夜)
地球ドラマチック「海辺のフォックスホテル〜ちょっと特別な若者たちの日々〜」

「再放送」とは書かれていないが、去年放送された↓の再放送だと思うが。
NHKドキュメンタリー - 地球ドラマチック「海辺のフォックスホテル〜ちょっと特別な若者たちの日々〜」

5月26日(土)Eテレ 夜9時 
すくすく子育て×ウワサの保護者会 発達障害特別企画



で、ここからが公式で発表されていない分。
なんでだろう?
通常発達障害関連の番組は「発達障害プロジェクト」の方に載っているのに。

最初に掲載した時のデータと放送時間が変更になっているものがあったので、また変更になるものがあるかも知れませんのでご注意ください。
同じタイトルなのに番組の時間が3分のものと2分や5分のものがあるので、私がタイトルで判断して「再放送」ということにしているものの中に再放送ではないものもあるかも知れず。


発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」
4月29日(日)総合 午後6:42〜午後6:45(3分)
再放送 5月3日(木) 午前11:52〜11:54/5月5日(土) 午後11:57〜0:00

「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき読み書きが極端に苦手な井上さんはLD(学習障害)。「パソコンなどを使えば文字で表現できることを知ってほしい。」
NHK 番組表 | 発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”大人編」 | 「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき読み書きが極端に苦手な井上さんはLD(学習障害)。「パソコンなどを使えば文字で表現できることを知ってほしい。」

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」
4月30日(月) 総合 午前4:55〜午前4:57(5分)
再放送 4月30日(月) 午前5:45〜5:50/5月3日(木)午前6:25〜6:30・午後1:50〜1:55/5月4日(金)午後6:30〜6:35

「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき視覚や聴覚が過敏な河高さんはASD(自閉スペクトラム症)。学校で街なかで、人知れず苦労している彼女の願いとは。
NHK 番組表 | 発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ASD“感覚過敏”」 | 「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき視覚や聴覚が過敏な河高さんはASD(自閉スペクトラム症)。学校で街なかで、人知れず苦労している彼女の願いとは。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」
5月1日(火) 総合 午前10:47 〜 10:50 (3分)
再放送 5月3日(木)午前4:55〜午前5:00・午後6:35〜6:40・午後11:30〜11:35
    5月4日(金)午後3:55〜4:00/5月5日(土) 午前6:15〜6:20・午後5:57〜5:59

「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき読み書きが極端に苦手な濱口くんはLD(学習障害)。気持ちを表現するのは文字ではなく絵。それが彼の「普通」です。
NHK 番組表 | 発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「LD“読み書きが苦手”少年編」 | 「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき読み書きが極端に苦手な濱口くんはLD(学習障害)。気持ちを表現するのは文字ではなく絵。それが彼の「普通」です。

発達障害キャンペーン “普通”って何だろう?「ADHD“片付けが苦手”」
5月2日(水)総合 午後11:52〜11:55 (3分)
再放送 5月4日(金)午後11:52〜11:54

「見えにくい障害」とも言われる発達障害。生まれつき片付けが極端に苦手な笹森さんは、発達障害のひとつADHD。「片付けられない私が一番困っているんです。」


「LD“読み書きが苦手”少年編」ばっかり何で何度も(しかも同じ日のうちに)再放送をやるのかもようわからんのだけど。
謎だらけだな。

他の再放送情報も入りましたので追記しました。
posted by ひと at 16:01| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月16日

NHKあさイチ シリーズ発達障害 子どもが「発達障害かも」と言われたら・・・

シリーズ発達障害 子どもが「発達障害かも」と言われたら・・・|NHKあさイチ

今朝やってたヤツね。
全文の紹介はしません。

見ていて現実がかなり厳しいっつーか、本当に「どうしたら?」みたいな状況の人が大勢いるんだなぁって感じ。
今回はタイトル通り子供のことしかやらないワケだけど、私の時代と違って今の子供は早期に診断を受けて適切な療育を受けて・・・っていう恵まれた状況なワケでもないよなぁと。
「わがまま」「自分勝手」って叩かれていじめにあって授業にもついていけず、親は「しつけができない親」って非難されてっていう「自分も周囲も不幸にする障害」ってのは相変わらずなんだなぁと。
で、今回は今まであんまり取り上げられなかった「グレーゾーン」ってのをかなり深く取り上げた回。
普通に考えれば「グレーゾーン」に該当する人の方が多いぐらいかも知れない。

魚住アナウンサー「改めて発達障害を簡単に紹介をしていきます。脳の特性なんです。例えばコミュニケーションが苦手だったり、こだわりが強い不注意、落ち着きがない読み書きが苦手、計算が苦手だったりといった特徴があるんですがこれだけ見ると私たちもあるんじゃないかなと思う人がいるかもしれませんよね。ただ、こうした特徴が非常に強く出ると発達障害となるわけです。イメージで言いますと発達障害なのか発達障害ではないのかグラデーションなんですね。特に特徴が強く出る人は発達障害と診断されます。一方で、特徴があまり出ない人は発達障害ではありません。でもどこからが発達障害なのか実は専門家でも見極めが難しいといわれているんです。今回、私たちが取り上げるのは真ん中の辺り判断がつきづらく専門家が発達障害の可能性があると指摘された人をグレーゾーンとします。」
発達障害か否かの診断の時によく聞くのが「本人が困っているかどうか」みたいな。
それって本人の障害の程度や特性にも影響されることだけど、周囲の環境に大幅に左右されてしまうものなので、前々から「その基準ってどうなの?」と思っていた。
子供の場合、親が病院に行ったり行政に相談に行ったりしても毎回「様子を見ましょう」ばっかりで、結局子供がどうにかなる(いじめだの不登校だの)とそれに対して手を打とうとかってことなのかな?と。
学校なんかで「発達障害の疑いが〜」って言われて、親もそう言われたところで具体的にどうしたらいいんだかわからんし、ダンナや親に言ったら「決めつけるのはよくない」だの「普通だろう」とか言われて母親が一人孤立。
しんどすぎ。
グレーゾーンならグレーゾーンで「じゃあどうしたらいいか」みたいな具体的な指導なりアドバイスなりを受けられたり、子供をサポートしてくれるようなシステムなりがないと困るよねぇ。
発達障害があったりその疑いがある子供に対するサポート体制は地域によってバラバラらしいのだが、多くが未診断でも受け入れることになっているそうだ。
でも、ここのところの「発達障害ブーム」で発達障害のある子供(大人もだけど)が爆発的に増加。
実際には発達障害者が増えたんじゃなく「発見」される数が増えただけなんだけれども。
で、受け皿になるような施設なんかも利用者の急増に追いつかず、結果的に「診断済みの子を受け入れるだけで手一杯」っていう。

発達障害があぶりだされるというか、そういう傾向のある人を受け入れられない方向にこの国が偏っていっている感じで、受け入れられずに落ちていく私たち当事者が大量発生。
それをうまいこと支援するシステムを構築できれば問題なかったんだろうけど、それが全く追いつかず。
ただただ落ちこぼされていく人を大量生産っていう。

番組の中では子供に「発達障害である」っていうのを伝えていないけど伝えるべき?みたいな話も出てきたけど、すごく難しい話だよねぇ。
知らなくても問題なく生きられればそれでいいんだけど、そのあたりを自覚していなくて就職しちゃって、二次障害で廃人になるってパターンも十分ありえるワケで。
そう考えると事前に「こういう障害でこういう部分に注意が必要」みたいなのを本人に伝えておいた方がいいんじゃないかって思わないでもないけど、私自信そうだったように生まれた時から「自分は健常者」って思い込んで生きてきて、ある日突然「障害者です」ってのを知らされた時のショックってのはね。
そういう経験のない人からは想像もできないものだろうけどね。
顔面蒼白だよねぇ。
それでも私は障害者に対する偏見つーか、自分が障害者であるっていう事実は痛くもかゆくもないっていうタイプなんで、自分が障害者であること自体には苦痛を感じないんだけど、そうじゃないタイプの人もいる。
自分が障害者であるっていうのが常に引っかかっているような状態で生きていっている人もいるので、それって逃れることもできないし常に嫌ぁな気分だろうなと思うんだよね。
そんな状態で生きていかなきゃいけないって可能性もあるワケで、そうなるとなおさら「本人に伝えるべきか否か」ってのは難しいよねぇ。

吉川徹さん(愛知県心身障害者コロニー中央病院 児童精神科 医長)「ただ周りから個性だと言われる方がすごいつらい方がいるんです。障害が自分の個性だと思うことはわりと大丈夫なんですが周りの方がそれはあなたの個性だよという言い方をするのはかなり慎重にされたほうがいいと思います。」
「個性」で障害者手帳が出るんか!って思うんだけどな。
「生まれつきの脳の障害」なので、生まれつき耳が聞こえないとか目が見えないとかと同じだと思っているので、耳が聞こえないのとか「個性」って言わないだろうと。
発達障害の場合、目立つ障害特性がどうしても「性格の悪い人」みたいな見え方をしちゃうから、そういう「性格が悪いっていう個性」の人と一緒にされちゃうんだろうな。
実際、ものすごく性格が悪い発達障害者が存在することは否定しないけれども。

ゲストの中山秀征さんが「炎上!」みたいにネットで書かれていたけど、内容的にローカルすぎて炎上もしないと思うけどね・・・。
ゲストの中に、どうもこの手の内容を理解しない感じの人がいるってのは前にもあったけど(具体的な名前は挙げないでおくけれども)、私はこういう人も含めた方がむしろいいと思っている。
確かに話の流れを遮ってしまいがちという側面はあるかも知れないけど「発達障害を全く理解していない立場からの発言」や「説明されてもどうにも腑に落ちていない人の発言」も聞きたいなと。
むしろそっちが世間では多数派だと思うので、多数派がそれに対してどう考えているかってのもひっくるめた上で「じゃあ、どうしていくのが一番いいだろうか?」みたいなことも考えられると思うんだよね。
関心を示して深く理解しているタイプの人だけの話に終始すると、確かに内容の理解みたいなものはスムーズに展開するかも知れない。
でも、現実の状況に向き合う上で、そうじゃないパターンを理解しておくことも必要なのではないかと思った。
こういう「よくわかってくれない人」に対して「どういう説明の仕方をするとわかってもらいやすいか」とか、どうやってもわかってくれないのであれば「わかってくれていない状況でどう折り合いをつけるか」みたいなことも必要かなと思う。
だって、この先、その手の人たちと対応し続けなきゃならないんだからさ。

ネットで言っている人がいたけど、発達障害に対しても老人みたいに「要介護1」「要介護2」みたいな段階に分けるっていうのがいいなと思った。
「グレーゾーンです」で放置ってのはあまりにもひどい。
私みたいに重度の発達障害だとガッツリ「障害者」ってことにしてもらえて支援が受けられる(実際にはロクな支援もないけど)か、グレーゾーンってことで障害者手帳ももらえないし、何も支援が受けられないとかでは天と地の差だけど、その間に障害の種類や程度に応じた四段階ぐらいの種別ってのがあってもいいんじゃないかと思うけどね。


4/30(月・祝)総合 朝8:15
特集番組「超実践!発達障害“困りごと”とのつきあい方」

体験談とご意見を募集しています。
体験談・ご意見を募集中!生放送でご紹介!!|発達障害プロジェクト


posted by ひと at 11:14| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月07日

NHKの発達障害関連の番組

発達障害プロジェクト

4/16(月)総合 朝8:15
あさイチ「発達障害のグレーゾーン」

4/30(月・祝)総合 朝8:15
特集番組「超実践!発達障害“困りごと”とのつきあい方(仮)」

ほか 4月から5月にかけて発達障害の番組を予定しています
詳細は決まり次第お伝えします


posted by ひと at 13:03| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月06日

COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇

COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇



以前ご紹介したCOCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇の続き。

最初の方は海外留学の時のことが書かれている。
私も感じていたことだけど思春期あたりに周囲とのズレみたいなものが発生しちゃうことがあるけど、そもそも周囲は外国のまるっきり違う価値観の人たちだから、読んでいても日本にずっといた人ほどの「発達vs定型」的なものを感じない。
ところどころに発達障害特有の認知のズレみたいなものはあるにしても。
で、途中で留学から戻ってきて、また日本での悲惨な生活に突入なんだけど、そのあたりからはもう発達障害がどうこうって話ではなく、読んでいて終始「両親最低だな」って感じで。
発達障害があると悪意がなくても周囲を苛立たせたりするようなことも多々あるから、発達障害がなければ親や周囲の人の対応が多少は違う内容になっていたかも知れないんだけど、それにしても根本的に、この人の両親は異常だなと。

最後はどんどん悲惨な状況になっていって終わるのだが、「青年期篇に続く」とのことなので、次の本が予定されているんだろう。
次の本はもうちょっと心穏やかな内容で終わるといいけど。

posted by ひと at 10:48| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

ハートネットTV シリーズ 精神障害者と働く

今回は番組の内容の詳しい紹介はしない。
すごくざっくりした感想なんぞを。

ハートネットTV シリーズ 精神障害者と働く 第1回「働き続けるために」 | NHK ハートネットTV
再放送 2018年4月10日(火) 午後1時05分 〜 午後1時35分
これは公式サイトの方にかなり詳しい内容が紹介されている。

ハートネットTV 精神障害者と働く2▽共に働くことは“強み”になる
再放送 2018年4月11日(水) 午後1時05分 〜 午後1時35分
こっちは詳しい内容の紹介がないが、これから掲載されるのかも知れない。

これらに先だって関連するような内容のものが放送されていた。

ハートネットTV「障害者雇用 もっと両思いを増やそう!プロジェクト」
再放送 2018年4月9日(月) 午後1時05分 〜 午後1時35分
これは詳しい内容が紹介されている。

番組の内容的に「働くのがよいこと」みたいな内容。
私は障害特性上なのか何なのか知らないが、いくら働いたところで精神的にヤラレるだけだし、自信を持つワケでも自己肯定感を持てるワケでもないので。
人の役に立つとかどうでもいい。

どの番組もやたらと統合失調症の人が紹介される。
もちろん違う人も出てくるけど。
それって統合失調症の人が鬱病なんかに比べると、企業の中で働くのに向くとかってことなのかな?
単に統合失調症の人の割合が多いのかな?なんて思って調べてみた。
最近のデータが探せなかったんだけど
精神疾患のデータ|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省
平成23年のデータを見た限りでは明らかに鬱病の方が人数は多い。
それとこのデータには「発達障害」みたいなのがないんだよね。
納得していないことではあるけれども、障害のカテゴリー分けで発達障害は精神疾患の中に含められていると思うのだが、ここには発達障害系の項目が見当たらない。
それだけ割合が非常に少ないってこと???
ここのところ急増みたいなイメージがあるのだが、データが古いせいもあるのかな?

番組の中でA型作業所の様子が紹介されたのだが、B型も紹介して欲しいなと思った。
B型は工賃が勝つか交通費が勝つかみたいな状況の上にワケのわからん「レクリエーション費」みたいなのを引かれたりとか、結局ほとんど収入にはならないような話も聞くのだけど。

当然のことながらうまくいった例ばっかり紹介されたけど、うまくいかなかった例とか、職場の人たちのホンネみたいなのもやって欲しい。
「こっちだっていっぱいいっぱいでやってんのに、障害者だから配慮してくれとか無理に決まってんだろ!」みたいなことってあると思うんだよね。
「障害者のここがイヤ」とか「障害者のせいでこんなことが」とか、もっとエグい内容もお願いしたい。
あまりにも綺麗にまとめられすぎというか、むしろうまくいかないことの方が多いと思うのに、そういう「現実」みたいなものが全然出てきていないように感じたので。

posted by ひと at 17:04| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月28日

片づかない!見つからない!間に合わない!

片づかない!見つからない!間に合わない!



この本をどういう経緯で読もうと思ったのか全く記憶がない。
内容的にすべてADD(注意欠陥障害)について書かれているので、私にとって意味がありそうな部分はない。
私と同様にアスペルガーしかないみたいなタイプの人が読んでも役には立たないと思われ。
大部分の人が多少はADHDの要素も持っていたり、ガッツリADHDだったりってことだろうから、そういう人たちにとっては役に立つのかも知れないけど、私が読んでもそのあたりはよくわからない。

 私はこの仕事をしていて、ADDの人々をたくさん診てきたが、その中には、本当に優秀な人たちもいた。だが、私のところに治療に来られなかった人たちの中には、学校も中退してしまい、治療費など払えないという人もいるだろう。最近では、刑務所の在監者たちを調べるとADDの人が多いことがわかってきている。(50頁)

発達障害者に対する対応が遥かに進んでいるとされている米国でさえこの状況なのだ。
日本の状況はもっと劣悪だと思う。

自分にさっぱり自信がなく、この程度で精いっぱいだと思い込んでいるのだ。子どものころは、よく「バカな子」「大人になっても、どうせ単純作業しかできないさ」と言われていたという。こうして言葉による虐待を受け続けたことで、彼女は自分に少しも自信を持てずに成長してしまったのだった。(62〜63頁)

親や教師に悪気があったワケではなくても、生まれてからずっとそういった種類の言葉にさらされ続ける。
大人になってからそういう言葉を投げつけられなくなっても、やっぱり自分の意識は変えられない。

未診断・未治療のADDをかかえた人といっしょに生活したり、仕事をしたりするのは、誰にとっても、失望、恨み、そして不満に満ちた、腹立たしく、いらだたしい体験になりうるのである。(94頁)

未診断じゃなくてもそういうことはあるよね。
診断済みだと当事者の側がすげぇ無理をしまくって相手にそういう思いをさせないようにするけど(全員がそうするとは限らないけど)「自分は悪くない」って思っていたら周囲に迷惑をかけまくりになるのは仕方がない。
でも「自分は悪くない」って思っている人たちは診断を受けること自体に協力的じゃなかったりするから、解決が難しいよね。

この本の後半は家族や周囲の人たちに対して書かれている。
具体的に「こういう時にはこう対応してください」的な内容が豊富にあるが、ADDの人に対するものなので、私にあてはまりそうな内容も全くなく。

posted by ひと at 10:37| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月25日

現状

いつもはこの手のことは、ここじゃなく別のところに書いているのだが、今回は諸般の事情でこっちに。
読んで楽しい内容ではないけど。
このブログを読んでも楽しい内容も、そもそもない気もするけど。

二週間ぐらい前かな。
何か過去の嫌なことを想起させるような内容を見聞きして、今までだったらその時に「そんなこともあったな」ぐらいで終わるのに、そういう一つ一つのことにいちいちすごく引っかかって、ずっと頭の中は「いやなこと」だらけみたいな。
何かおかしい。どうやら自分は今、精神的に弱っている。と思ったというか気づいたというか。
原因は?っていうと、山ほど思い当たることがあって「どれだかわかんねぇよ!」だったんだけど、しばらく考えて原因判明。

COCORA 自閉症を生きた少女

以前ネットで読んで、改めて紙で読んだのだ。
内容は同じだけど、ネットで読むのが得意じゃないらしく、紙で読んだ方が内容が理解しやすい。
読んでいて、著者ほどひどいことはなかったけど、やっぱり似たような経験はあるから、自分の過去のつらかったことを思い出しまくりだったんだよね。
そのあたりから私は精神的にヤラレていっていたらしい。

この本を読んだ後も(もちろんその前も)何か参考になることでもないかと思って発達障害関連の本は読んでいる。
最初はわけもわからず片っ端から読んでいて、当事者の手記みたいな内容のものに精神的にヤラレて、しかもそこから何か得るものもないので、そういう内容じゃないようなものを選んで読むようにはしているんだけどね。
でも、本の一部にそういう内容を含むことがほとんどだ。

子供の頃「二人一組になって」「グループを作って」は「呪いの言葉」だった。
でも今はそうじゃない。
SSTの時、大学(歳喰ってから編入した)での演習の時、習い事、その他で「二人一組になって」と言われても、それで困ることはなくなったし、それどころか何度か大勢が私と組みたがるという「怪奇現象」が発生。
子供の頃の、クラスでも浮いていて、友達もいなくて、いじめられていて、未だに一度もクラス会にも呼ばれないっていうのは、普通に考えて「不幸」「いい状況ではない」と思う。
そう考えると今の状況は「幸福」とまでは言わないとしても「いい状況」なんだろうと思うけど。
今でも子供の頃と同様に嫌われ者のままだったら、それが自分にとって「普通の状況」で、過去の自分の状況が「不幸」とか「つらい」とか感じなかったのかな?と思い始めた。
実際にはどうかわからん。
子供の頃に自分がその状況を「つらい」って思っていたのかどうかも今は思い出せない。
困ることは多かったな。
困っていたんだから、つらかったのかな?

子供のころにあったつらい事をずっと繰り返し思い出していて、そのたびつらくなっているんだけど、思い出さないようにするってのは無理だよねぇ。
これからのことなら、ほとんど絶望的ではあってもまだ「改善する可能性」は存在する。
でも過去のことって内容の変更はできない。
変更ができなくて思い出さないようにすることもできないなら、根本的に解決する方法って「死ぬこと」ぐらいしかないんだなっていう結論に至って、さらに絶望的に。
私は鬱病が悪化して、意識が朦朧としているぐらいの状態になっても死にたいって思ったことが皆無だったし、今も死にたいとは思っていない。
でも「死ぬしかないのか」って思っている。
ここのところ「早く死んでおいた方がよかったな」って思わなくなってきていたのにな。

誰かが助けてくれるワケじゃないから、自力でどんどん片づけていかなきゃいけないことがたくさんあって、精神的にヤラレている場合じゃないからな。
こうやって、死ぬこともできずに、過去のことで精神的にやられて、先のことも何一ついい要因も見いだせずに生きていくんだろうな。

posted by ひと at 08:28| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月25日

NHK あさイチ シリーズ発達障害 読み書き計算が苦手・・・ どう向き合う?学習障害

シリーズ発達障害 読み書き計算が苦手・・・ どう向き合う?学習障害|NHKあさイチ
シリーズでお伝えしている「発達障害」。今回のテーマはその一つ、「学習障害(LD)」です。
知的な遅れはないのに、「読む・書く・計算する」など特定の分野に著しい困難がある障害で、文部科学省の調査によると、小中学生の4.5%。約20人に1人にその可能性があるといいます。
番組では、学習障害の当事者が抱える悩みに向き合い、読み書きできないメカニズムの最新研究や、学校などで始まっている新たな取り組みなどを通して、まわりの人たちに何ができるのかを考えました。


シリーズってことで前のはこれかな?

今回は発達障害の一つである学習障害について取り上げる。

ダンスが大好きな中学3年生のジン君。
運動や絵を描くことは得意な一方で、どうしても苦手なことがあるといいます。
それは文字を読むことと書くことです。
特に漢字を書くのに苦労するため、作文は、ほとんどひらがなです。
インタビュアー「今でも漢字は?」
ジン「無理。話すのはいけるけど、書くとなったら文字がサッて出てこない。」


学習障害
「読む」「書く」「計算する」など特定の分野の学習が著しく困難

小中学生の4.5%およそ20人に1人の割合にその可能性があるといわれています。
(2012年 文部科学省)
その原因は、生まれつきの脳の違いによるとされています。
こちらは文字を読もうとしたときに脳が活発に働くところを示した画像です。
読み書きに困難がある人は、多くの人に比べ脳の一部の活動が低下していることが分かります。


怠けていると誤解されがちだった学習障害の子。
しかし、ちょっとしたサポートで苦手だったことが少しずつ克服できることが分かってきました。
さらに、どんな子も、それぞれに合った学習方法を選べる。
そんな新たな取り組みも始まっています。
読み書きが苦手だったというこの男の子もタブレットを使うことで授業が楽しくなったといいます。


有働アナ「きょうのゲストは前川泰之さんと久保田磨希さんです。お二人ともお子さんがいらっしゃいますが学習障害ということばは聞いたことはありますか?」
前川「周りであまり聞くことはなかったんですが、前に出していただいたときも発達障害だったのでそこで初めて聞いたし、最近ハリウッドの俳優さんや監督さんで公表されている方がいて、知るようになりました。」
久保田「私はママ友の中でよく話はします。うちはまだ幼稚園なので今年の春から小学校なので自分の娘がどうかというのはまだ判断ができないのでいろいろ知りたいと思います。」


発達障害は大きく三つに分かれる
・ASD(自閉スペクトラム症)
  コミュニケーションが苦手・こだわりが強い
・ADHD(注意欠如・多動症)
  不注意・落ち着きがない
・LD(学習障害)
  読み書きが苦手・計算が苦手


瀬田アナ「今回のテーマであるLD・学習障害はある特定の分野だけが極端にできない、ほかのことはできるのにその部分だけできなくて困っている人たちのことです。例えば、読んだりすることや書いたりすることが苦手。もしくは計算することが苦手などが代表的な例です。難しいのは学習障害は自分でもなかなか気が付きにくいんです。仮に気が付いたとしても勉強ができないと周りに思われたくないから隠しがちである。そうすると周りもなかなか気付いてあげることができないということから、理解も進まないし誤解も多いということなんです。きょうは学習障害がどういうものなのか何に悩んでいるのか、対処法もたくさん出てきます。」

瀬田「まずはこの学習障害日常生活のうえでどんなことに悩みを抱えているのか。今回、大学生になって初めて学習障害だと分かった男性が取材に応じてくれました。」

大阪の大学生、猪嶋健太さん(21歳)
子どものころから計算が苦手で今でも買い物するのは一苦労です。
2つ以上買うと全部でいくらになるのか分からなくなってしまうため、電卓が手放せないといいます。
瀬田「電卓無い時ってどうするんですか?買い物」
猪嶋「しないです。もし忘れたとき、無いときは電卓使えないので買い物しないです。あきらめます。」
猪嶋さんは、現在、大学で社会福祉の勉強をしています。
計算のほかにも書くことが苦手ですが大学の授業を受けるのはパソコンを使えば不自由はないといいます。
実は、猪嶋さんが学習障害だと分かったのは大学に入ってからでした。
猪嶋「今まで自分自身がへたくそな字しか書けない、計算ができないのは『俺が悪いんだ』と思ってて、でも原因がわからなくて、原因がわかった瞬間にすっきりして『あっ、そうなんだ』。障害だとわかる前は障害の特性を自分の性格と捉えていたので自分を追いつめていたということですね。」
猪嶋さんが最もつらい思いをしたのは小学生のときだったといいます。
猪嶋「ほぼ青字ばっかり、先生の訂正ばっかり。」
小学3年生のときの算数のプリントです。
九九は、何とか覚えましたが2桁以上の計算になると、ほとんど解けませんでした。
こちらの国語のプリントも小学3年生のときのものです。
猪嶋「たぶん小3ぐらいになるとみんな漢字書いてて、僕だけこんな感じでひらがなレベルだったので、明らかに差があったのかなと感じています。」
瀬田「(漢字を)頭では覚えているけど書けないってこと?」
猪嶋「そうですね。頭の中で字を浮かべても、すごいモヤがかかってイメージがぼやっとしていて、それがそのまま字として出たら変な字になってたりとかっていうことですね。」
当時は、自分の名前もひらがなでしか書けませんでした。
名前を漢字で書くことは、高校生になるまでとても難しかったといいます。
しかし、漢字や計算ができないこと以上につらかったのは、同級生の心ない言葉でした。
猪嶋「クラスの中では『オマエはこれできへん』『あれできへん』と言われていじめられたりして、クラスにいるのはすごいつらかったです。『猪嶋にこれができないのは当たり前』みたいな感じになって、他の子が僕ができることをできないとおしまいみたいな。クラスでも最低限の基準みたいな扱いっていうのはありましたね。」
瀬田「その時、自分では自分をどう思っていたんですか?」
猪嶋「押し殺していましたね。言いたいことは全部押し殺して、受け止めては流して、結局は傷ついて。実際に殴られたりとかはないけど、心理的にズタズタにされたなっていう気分になりますね。」

井ノ原「気付かなかったらこんなにつらい思いをするんだね。かわいそうにね。」
瀬田「今回取材に応じてくださいましたお母さんがおおらかな方でもありましたので、ご家庭では彼自身も早く気がつければいいと思ったけれど、今はそういうことも含めて乗り越えているとおっしゃっていました。また、お分かりのようにコミュニケーションがすごく得意で知識もすごく豊富なんです。初めてお会いしたときは話していて『学習障害で悩んでいるというのはどういうことですか?』とこちらもすぐに理解できなくて、改めて彼に聞くと、それは普段抱えている悩みでもあるそうです。『友達に伝えてもなかなか理解されにくいんです』ということでした。分かりにくい部分もありますので実際に、経験した方にスタジオにもお越しいただきました。」

南雲明彦さん(明蓬館高等学校 共育コーディネーター)「自分自身も、学校にいるときに周りはあまり気付いていなかったと思うんですけれど、読み書きが苦手な部分というのがあって。ただ学習障害というのは結構隠すことができたりできるんです。ノートを見せないとか。音読もふざけて『真面目に読んでいないんだよ』というような感じで。でも隠し続けても大学生とか大人になってしまうと、体や見た目は大人なわけでなかなか周りは理解しにくくなっていくし、自分自身も『どうしよう、どうしよう』ってなるところはありました。非常に共感する部分はありましたね。」
柳澤秀夫「VTRを見ていても大学の入試のときまで分からなかったとおっしゃっていましたよね。ご本人もそうかもしれませんが周りで、親とか友達とか、学校の先生というのは気付かないものなんですかね。」
南雲「皆さんそうだと思うんですが自分の感覚と周りの感覚がどう違うかっていうのは…。性格というのは基準がなかったりするので、そこはやっぱり。ましてや字が上手じゃないとかいうのもありますし、読むのが上手じゃないとか、それがまさか障害だというふうには、すぐには思いつかないですね。」
井ノ原「そういうものですか。同じ色を見ていても『青だよね』って言っていても全然違う色を見ているかもしれないという感じなんですかね。『同じだよね』って言っても同じだと分からないみたいな。」
南雲「多数の人たちは『これだよね』というものが『そうじゃないんじゃないか』。でも周りがみんなそう思っているから『自分が変なのかな』っていうふうに思う子どもたちはたくさん。」
井ノ原「それで押し殺してしまう。」
南雲「障害自体が苦しみを生むというよりは、周りとの違いというのが、より年齢を重ねることで分かってくるので『自分がおかしいのかなどうしよう』って。」
柳澤「それを出すことができず自分で飲み込まざるをえない苦しさというのがあるんですかね。」
瀬田「悩みを抱え込んでしまうということがあると思います。ただ南雲さんご自身が苦手としている部分でいうと『読む』ことと『書く』ことこの2つが特定的に苦手、困難だということですね。今、ある方法で対処しているということです。実際にツールを持ってきてもらいました。パソコンを使って対処しているということです。」
南雲「1つの例になりますけれど、紙で文字を読もうとするとなかなか時間がかかってしまったりするので、パソコンに打ち込んで読み上げのソフトというのがありますのでそれを活用して読んだりしています。実際に読んでみます。」
パソコンの音声「きょうの『あさイチ』は学習障害についてお伝えしています。」
有働「音で聞こえるとどういうふうに分かりやすいんですか。」
南雲」文字だけだと時間がかかるというか目では見えているんですが音に変えるのがなかなか難しいんですね。文字をまず耳で音で聞いてから目で文字を追うとより理解が早いということです。」
久保田「質問です。キーボードを押すキーボードのひらがなというのはどうなんでしょうか?」
南雲「そうですね…これはもう感覚?結局、確認するには打ち込んで音声を読み上げてもらってその繰り返しで自分の打ったことは間違えていないなという確認作業ができるんですね。打って目で間違いを確かめるんじゃなくて耳で聞いたほうが正確なんです。『ね』とか『ぬ』とか似たようなひらがなは間違えたりします。」
前川「こういうソフトはいつぐらいから使われているんですか。」
南雲「21のときに障害ということが分かったのでそのころからですね。それまではみんなは紙で読んでいますから読み上げソフトというのは視覚障害の方とかが使うものだと勝手に思い込んでいたので、それが自分にも当てはまるんだと。逆に使えるものは使っちゃえという感覚ですね。周りを気にして使わないよりは内容の理解に進まずに恥をかいたりとか、そういうよりはしっかりどんな方法でも内容を分かっていたほうがいいなと思います。」
瀬田「読むことと書くことが苦手な人たち、そこにはそれぞれに合った対処する方法があるんですね。サポートするために名前が付いています。『読みと書きが苦手な人たち』のことを学習障害の中でも『ディスレクシア』と呼んでいます。なぜ読んだり書いたりすることがそんなに苦手なのか分かっている部分だけでもここまで分かってきています。」

ディスレクシアの専門外来がある病院を訪ねました。
国立成育医療研究センター 東京 世田谷
タケヒロ君(小5) 読み書きが苦手
聞いたことを暗記するのは得意ですが、読み書きが苦手です。
おととしの5月、ディスレクシアと診断されました。
月に2回、言語聴覚士から読む力をつける指導を受けています。
瀬田「読むのって大変?」
タケヒロ「ちょっと苦手かな。でもここに来てからはよくなってきた。」
瀬田「前はもっと大変だった?」
タケヒロ「読むのが苦手っていうか、ずっと読むとぐたーっとして嫌な感じがする。」

タケヒロ君の診断をした医師の小枝さんにディスレクシアの子は、どうして読み書きが苦手なのか聞きました。
小枝達也医師「読みが苦手なディスレクシアの子供たちは字が読めないわけではなく、読めるか読めないかの二択だと『読める』に入るんです。だけどすごく遅いし間違えるし、一個一個思い出すのに努力を要するんですよ。」

文字を読むときに、脳の中ではこんなことが起こっていると考えられています。
文字の情報が目から脳に送られると、まずは、文字の形が識別されます。
このあと、人間の脳が持っている辞書と照らし合わせる作業が行われます。
まずは、つづりです。
つづりが照合できると次に読み方と意味を照らし合わせます。
ここまできて、人間は文字を声に出して読むことができます。
しかしディスレクシアの人たちはつづりの照合に時間がかかるため文字を見ても、なかなか読むことができないのです。

瀬田「そうすると、読むのが苦手だったり、書くのが苦手だったりすると努力不足だとか勉強不足だといわれてしまうかも知れないんですけど、それは誤解?」
小枝「そうですね。人の何倍も努力して読もうとしているんで、それは全く違うと思います」
瀬田「たとえば、読むのが苦手だと『もっと読むのを練習してきなさい』、書くのが苦手だと『もっと書いて覚えなさい』と学校で言われがちだと思うんですけど、それをやっても極端な話、意味がない?」
小枝「歩き始めた幼児に『42.195キロ走れ』と言うようなものです。それはもう絶望感だけですよね。小学校の途中ぐらいから努力では追いつかない状況になってくる。早く気づいて、その子に合わせた(学習)の積み上げ方をしてあげる。自信を持たせることが何より大事だと思います。」

久保田「聞いていて幼稚園児ですけれども私の娘は今、全くこうなんです。いつから幼さゆえなのかどうなのかというのを判断する時期なのかというのが…。」
前川「ものすごく不安ですよね親は。小さい子は個人差があるからいきなりふとしたときにできるようになることがあるしそこの基準というか判断もどうしたらいいのかすごく気になるところですね。」
瀬田「発達障害、全般的に早期発見といいますが自閉スペクトラム症やADHDは早い時期に見つけることが大切なんですが、学習障害に関しては小学校に入って初めて学習が始まるので、小学校以降にようやく見つかってくる分かってくるものなので、少しずつ周りと違うのかなと気付いていく作業が大事です。南雲さんが、これまでにどういうところで読み書きに苦手を感じたのかまとめた表があります。読み書きといってもさまざまなことがあって長い文章、それを音読することが苦手だったり語句や行を抜かしたり繰り返し読んだりしてしまうことがある。字の置き換えとありますけれども『おこと』と『おとこ』。今は色がついていますけれども普段はついていないので字を入れ替えて読んでしまう。あとは字の形、『はし』と『ほし』集中して見ないと似ているなと思う方もいるかもしれませんこういうところで見間違いをしてしまうということです。南雲さん特に困ったなという経験が強いものはどれですか?」
南雲「右のいちばん上の『36』と『63』これだけ間違えても算数では間違えてしまいますし。でも、それよりは友達との約束を3時と6時を間違えてしまったり。早ければ別にいいですよ。3時間自分が待つだけなので。3時間待たせてしまうのはやっぱりよくないじゃないですか。なるべく読み間違えないほうがいいなと。」
井ノ原「ぱっと見「おこと」と「おとこ」って一瞬だから僕も間違えちゃいそうなんですよ。南雲さんはどれくらいかかるんですか?時間は。」
南雲「人の10倍くらいはかかると思います。」
井ノ原「ひと文字ひと文字確認するんですか。」
南雲「音声で聞いたほうが早かったりするのでそういう発想になってしまっているところもあると思うんですけれども。」
井ノ原「確認するときはすぐに音声でということですか。」
南雲「人に、これはどうなの?と聞いて読んでもらったりとか。「おとこ」と「おこと」隣に並んでいて似たような文字で間違えてしまったらまずいよというようなものは極端ですけれども男と女、トイレがあるじゃないですか。間違ってしまったらしゃれにならないので周りの人がびっくりしてしまうのでそういうところで慎重になったほうがいい場面もあったりするでしょうね。」


視聴者からのメッセージ

愛媛県 10代
計算、算数、数学がとても苦手です。
買い物のときにお釣りがちょうど返ってくるように計算したりできません。
どうして自分はできないんだろうみんなできているのにと落ち込んだりします。


有働「南雲さんは違いますか?計算などは。」
南雲「違いますけれども。みんな、成人した人なり子どもでもそうなんでしょうけれど、周りがしていると例えば、お釣りもきっちりしなければいけないとか結構、強迫観念というか。もちろんその人はその人の悩みでしっかり向き合ったほうがいいものもあるんでしょうけれども、やっぱり『こうしなければいけない』というのが強すぎるとまずいという、それが不安を大きくしてしまう原因にもなっているのかなと思います。」
柳澤「読み書きに戻りたいんですが、読むときに音読と黙読がありますよね。声を出して読むのと目で文字を追って理解するのと。目で文字を追って音に出さない段階では理解できているということですか?」
南雲「黙読も声に出さないだけで頭の中で文字を音に変えているじゃないですか。そこのプロセスで何かしら問題が生じていたりすると結果的に読めない理解できないということになりますね。」


30代
私はノートやメモの書き写しが全くできません。
そのためお前は社会人として失格だと言われ続けました。
大人として、社会人としてということばは何より苦痛で一生涯の心の傷になります。

10代
高校に入ると活字を読むとめまいがして気持ち悪くなりました。
高校に入るまでは一切そういうことはありませんでした。
勉強は好きではありませんが決して苦手ではありません。
ただ小学校1年生のときに字が汚いのと足し算、引き算が遅いのでたびたび居残りになっていました。
私は学習障害でしょうか。
学校の先生に聞いてもまともに聞いてもらえず、課題の提出をせかされるのと怠けていると思われるのがつらいです。


瀬田「見極めをどうしようと意識する方もいると思いますが今、教育の現場ではそれも考え方の1つかもしれないけれども困っていることがあるのであれば、なんとかそこを助けようという動きが進んでいます。どのようなことが行われているのか都内のある小学校を取材しました。」

世田谷区立烏山小学校
ここは、特別支援教室。
支援が必要な子どもに特別な指導をする場所です。
通常の学級に在籍しながら適宜通い、それぞれの子に合わせた学び方ができます。
ソウタくん(仮名・小3)
週に一度ここに通い字を読む練習などをしています。
この日は、専用のアプリを使い文字と音を結び付けて覚える練習をしました。
次は、文を読む練習。
先生が取り出したのは1行分の隙間が空いたカバーです。
行を読み飛ばしがちな子でもこうすることで読む場所が分かりやすくなります。
漢字を覚える練習でもこんな工夫が。
部首が、パーツごとにばらばらになっています。
組み合わせて楽しみながら漢字の形を覚えていきます。
インタビュアー「どれが一番面白かったですか?」
ソウタ「(漢字を)合わせるのが楽しかった」
教諭・松井大輔さん「極力書かずに漢字を覚えたりだとか字を認識できるように。あとは楽しく過ごせるように配慮して学習しています。後ろ向きにならないように、前を向いて進めるようにサポートしていくのがすごく大事かなと思っています。」

瀬戸「こういった取り組みはこの10年ぐらいで、進んでる取り組みということです。書くことが苦手なのであれば、書かずに覚える方法ということです。ここからは20年以上にわたって学習障害の子どもたちの支援をし続けている竹田さんにも加わっていただきます。」

竹田契一さん(大阪医科大学LDセンター顧問)「確かに一人一人に合った指導プログラムは非常に大切なんですね。例えば見る力、文字がゆがんで見えている子どもとか眼球運動に問題があってしっかり文字が追えない子どもには、そちらからのアプローチが必要ですし、先ほどのように文字と音がうまく結び付かない、これが非常に多いんですけれども、聞いて理解する、聞くほうの問題の子どもさんに対してはそちらからのアプローチ。言いかえれば一人一人学び方が違う。その子に合った学び方を早く探していかなければいけない。そのためには専門家がどこかで関与して、しっかりした検査をして、どこでつまずいているのか、どう対応したらいいのかということを見つけていくのが大切だと思います。」
柳澤「早く気付くことが大切だけれどもなかなか早く気付きにくいと言われてるときにどうやって早く気づくヒントが得られますか。」
竹田「いちばん最初に気づくのが読み書きを学ぶ1年生のときだと思います。専門の方はもっと早く気付きますが基本的に『何かあるぞ』と思うのは学校で教科書を見てなかなか覚えられない理解できないというところがスタートだと思います。そうすると最初は学校の先生であったり専門家にゆだねて検査をしていくということがまず大切じゃないかなと思います。」
柳澤「家庭で気付くのは難しいですか?」
竹田「難しいですね。聞くほうの問題でしたら『しりとり』ができるかどうか。『りんご』反対から言ったら『ごんり』すぐに言えるかどうか。今からことばを言うから『た』という文字が出たら抜かしてね。『あたま』と言ったら『あま』。音を分解して統合する力が弱い子どもが読み書きに多いんですね。」
井ノ原「それぞれ違うのであれば『これはできるけどこれはできない』とか一人一人違うということですね。」
竹田「そこからは専門家が早く入って指導プログラムを考えるてあげることが大事です。」
有働「その専門家はどこに受診したらいいですか?と質問いただいています。」
竹田「特別支援教室が平成19年に始まりました。啓発が進んできていますので教育委員会のレベルですし、子ども家庭センターは発達障がい支援センター。もう1つ読み書きに特化した専門職で特別支援教育士というのがあります。全国に先生は4000人近くいます。先生方を上手に活用するのが1つの手です。ホームページでアクセスするんですね。」
前川「学校の先生たちは発達障害とか学習障害とかを学んだりすることはあるんですか?20人に1人ぐらいいるとなると学級に1人か2人はいるわけですよね。先生が日々気をつけることが必要かなと思うんですけど。」
竹田「南雲さんの小学生時代と違って啓発が進んできています。気付く先生は確かに多くなっています。保護者も『うちの子は大丈夫よ』と思いがちな方は多いですが、一度相談してみることが大切です。」
柳澤「自分が当事者とするとそれを隠したい、知られたくない。親の立場からしても『みんなと同じなんだよ。別に違わない』見えないようにしてしまいたがる気持ちがあるんじゃないかなと思います。」
竹田「はじめに『障害』という言葉を使うとそうなります。一人一人学び方が違うんだよね。『じゃあ、君には君の学び方があるからそれを探そうね』ということを、初めに出してあげれば『見るほうが弱いね』『聞くほうが弱いんだだったらそのサポートを受けようね』となると思います。」


小学校の3年生のお母さん
息子は学習障害で漢字を書くことがとても困難で、本人が書き取りをしているとイライラしてパニック状態になることがあるんです。
この学習障害であることを、いつ子ども本人に伝えるべきなのかで悩んでいます。


南雲「学校に限らず相談を受けています。その子によってタイミングがあると思います。大人が障害っていう言葉を使わなくても『あなたはこういう学びづらさがあるから』『苦しさがあるから』と押しつけるのはよくないと思うんですよね。大人が子どもを説得するのではなくて、本人が納得するような形で話を運んでいく。僕の場合はすごく隠し続けて高校時代ぐらいですごく不安が大きくなりすぎて爆発したようなところがありましたけれども、そうなる前にSOSを大人がしっかり見逃さないように、本人に『つらいのか』と聞いて『つらい』と言ったら『相談行こう』ということで本人が納得したうえで進んでいく早ければいいという気はしないと思います。」
前川「SOSを出しやすい環境を作ってあげないといけないですね。どうしてもやっぱり『どうして同じことができないの?』ってついやっぱり言いたくなっちゃうから、親としても日々…」
久保田「VTRの先生みたいに『ああ、見つけたね』となかなか言えないんですよね。『なんでこれが。何でなんで?』」
井ノ原「『これは難しいんだったらこっちの方向でやってみよう』とかいちばん最初が大事なんだとしたら社会全体で意識が広がるのはものすごいことだと思いますが、にわかに知ったから学習障害じゃないのとかそうなっていくと傷ついてしまう子もいるんじゃないかなと思うんですよね。いちばん最初って大事なんじゃないかなと思います。」
竹田「どうしても『この方法』『これ』と決めつけやすいし今までの教育の流れがあるので違う方法を使うことに抵抗する先生もあるし、先ほどの話のように自分だけ違うことをさせられるとやはり隠したくなるというか恥ずかしい気持ちになるというのがあります。だから持っていき方、クラス全体の中での特別なことではなくて一人一人学び方が違うんだから『A君はこういう学び方があってもいいじゃない』『B君はこういう学び方で学習しやすいように』そういう環境づくりがこれからの教育を支えていくと思います。」
瀬田「環境作りはすでに始まっている部分があります。子どもたちが自分で学び方を選べる、そんな取り組みを取材しています。」


渋谷区立西原小学校
渋谷区の小学校では去年9月から授業風景が大きく変わってきています。
授業の最初に子どもたちが取りに行ったのはタブレット端末です。
渋谷区では区内すべての公立小中学校で子どもたち一人一人にタブレットを配付しました。
すべての子どもがよりよく学べることを目指し、それぞれに合った学習方法を自由に選べるようにしたのです。
例えば、ノートを取るときは手書きで書く子もいればタブレットに打ち込む子もいます。
自分のやりやすい方法を自由に選ぶことができるのです。
子どもたちは文字の大きさや書体などを自分が読みやすいように変えることができます。
さらに、背景の色も自分なりに見やすいように変えている子もいました。
男子児童「授業が楽しくなる」
瀬田「なんで?」
男子児童「字を書くと道のりが長い感じがして」
女子児童「今までノートだけだったのが、新しく選択肢が増えて、そういうのですごい便利です。」
指導教諭・後藤勝洋さん「いろいろな方法で自分を表現できるようになったので、どの子も自分の考えを表せるようになってきましたね。そういう意味では(タブレットは)考える力をつけたり、気づきを得るのに役立っているかなと思います。」
この授業の変化は読み書きが苦手な子にとっても大きなプラス面がありました。
こちらの男の子は文字を読んだり書いたりすることが苦手です。
これまでは、ノートを取るのも一苦労でした。
瀬田「以前、タブレットがないときは、授業の中でどんな苦労があったの?」
男子児童「書いてるのが追いつかなかった。自分の書いたノートでも見直せなかった。読めなかったし。」
瀬田「字を書くのはすごく大変だった?」
男子児童「汚いし、疲れるし、遅いし。」
この男の子は自分が読みやすいようにタブレットの背景を薄緑色にし、太めの書体にしています。
さらに、理解がしやすいよう写真を貼ったり、自分が気付いたところに印をつけたりするなど、独自の工夫をしています。
男子児童「いろいろ心の余裕とか出てきて、普通の『こういうふうなんだ』と本当の勉強ができるようになたんです」


瀬田「新しく始まった取り組みです。渋谷区では今後、東京大学先端科学技術研究センターらと連携して読み書き計算などに難しさがある子どもたちに、どう支援をしていくのか、その辺りをさらに探っていく予定だということです。」
有働「南雲さんは今の取り組みどうご覧なりましたか?」
南雲「まず、みんなと同じような形で学ぶというのはすごく大事なのかなと思うんですよね。場合によっては、個別で指導を受ける必要はありますけれども。やっぱり周りと違和感なく自然に溶け込みたいというのがあるし、やっぱりほかのところで学ぶとすごく孤独というか人数が少ないというのもあって、みんなと同じ場所で同じように学びたい。しかもタブレットはカスタマイズできるので、それによって自分を知ることができるじゃないですか。『こういう書体がいい』『こういう大きさ、こういう背景がいい』とか。こうなってくると、そのあとに紙で読みにくかったときに、タブレットで『こういうふうにやったら読みやすかったですよ』と大人に使えればそういうふうに変えるだとか、そういう力にもなっていくんだろうなと思います。」
有働「竹田さんはどうですか。」
竹田「新しい技術がこれから教育を支えていくことになるだろうと思います。ただ気をつけないといけないのは、最初からタブレットありきではなく、最初はその子の特性に合わせた指導プログラムがある。だんだん高学年になるにつれて宿題が多い、板書が大変とお手上げになって読み書きが苦手な子どもはものすごいストレスを感じていく。こういうときに、さっとタブレットがその子を救う道につながるだろうと思います。」
有働「なかなか一人一人に合った学習方法をカスタマイズする先生側の。」
竹田「先生側の決断もね。昔の方法からタブレットになると入りにくいと思います。」


北海道 20代
私自身も自閉症スペクトラムと学習障害を抱えています。
数字やひらがな、カタカナが並ぶとちゃんと読めなくなったり書けなくなったりします。
学生のころは間違える自分に対して『バカだから間違えるんだ』と思っていました。
診断されてからは自分を知って向き合うきっかけになりました。

神奈川県
ことし中学生になる息子が漢字が書けず1年生の漢字もほとんど書けません。
本人は知っていて受け止めてくれていますが学校の先生と、どう話し合っていっていいのか悩みます。


有働「南雲さん、自分自身分かっているけれども親御さんは学校にどう相談をしたらいいのかということですがどうでしたか。」
南雲「相談ですか。一応、相談はしますよね。でもどう伝えたらいいのかというところでは学習障害の子どもは結構多いと思うんですけど、読書などもなかなかしづらかったとするので、ことばの量、語彙が少ないので、相談をするには語彙が必要ですよね。『こうだから悩んでいます。助けてください』というのは言えない子は大変かなと思います。そもそも先生と信頼関係がなければ相談できますよね。知識がどんなにある先生でも、まずは信頼関係を築くことが大事ですよね。」
有働「親御さんが例えば先生に相談するときはどうですか?早めにしたほうがいいですか。」
南雲「やんわりと『うちの子どもはちょっとこういうことでつらそうなんですけれどなんとかなりませんかね』と。変に保護者の方たちが知識を持ちすぎて分厚い本を持っていくというようなことが多いんですが、先生もげんなりしてしまうんですよね。『なかなか読む時間がないんです』とか。やっぱり親御さんが『この3つが気になるんですよ』とか端的に伝える力をつけていくと、『困っているんだ。注意深く見ていこう』と先生が変わっていく可能性はあると思います。」
有働「一方では『先生に相談してもすぐには理解してもらえず1年かかりました』というファックスもきています。先生側の受け入れ体制はまだできていませんかね。」
竹田『クラスの中にそういう子どもさんが数人いると『お母さん、大丈夫ですよ。ほかにも同じような子がいますから』って何もしないことがよくあるんです。ですから、先生が気付きというのと特別支援教育が11年目に入りますから少しずつ啓発が進んでいますので、そういう先生は減ってはきていると思います。だけど、やっぱり『あれ?この子はほかの子と違うよね』っていう先生側の気付きのシャープさ、ここをもうちょっと上げてほしいなと思います。それから今は教育委員会があって指導主事の先生とかいろんな専門家が学校を指導して学校には特別支援教育コーディネーターという方がいます。この方を上手に使うという手もあると思います。」
瀬田「特別支援コーディネーターという方がいることは聞いたことはあるけれど忘れていたなという方はそういう方に相談することも必要ですね。担任の先生にと決めつけないことも大切かもしれません。ここからは、8時台で(取り上げた)「36」が「63」になるとか「3」が「8」に見えてしまうという読みにくさがあると思います、が書体を変えることで読み間違えを防ぐことができるんではないかという新しい取り組みもすでに始まっています。」


2017年12月27日、奈良県の教育委員会先月27日奈良県の教育委員会がある勉強会を開きました。
小崎誠二さん(奈良県教育委員会)「ディスレクシアの子が受験をすることになった。『(問題が)読めない』と。ところが今日、紹介があるようにある書体にして表示してあげると『読める』という。」
集まったのは小学校や中学校などの教師たちです。
テストやプリントなどを、どんな子でも見やすいようにする工夫を学びに来ました。
「書体を変えました。ユニバーサルデザイン書体に。弱視、ディスレクシアの方にも配慮した文字デザインになっているので」
これは誰でも読みやすいように作られたユニバーサルデザイン書体。
文字の空間や線の太さなどに細かい工夫がされています。
例えば、数字。
隙間が小さい書体では、3や6を8と見間違えてしまう場合があります。
そうした見間違いを防ぐためユニバーサルデザイン書体では隙間を大きく空けるようにしています。
そして、濁点、半濁点にもこんな工夫が。
「なるべくこの角を削ってまで濁点、半濁点を大きく大ぶりにしているのがUD書体になります。」
ほかにも、学級通信などが読みやすくなるレイアウトも紹介されました。
こちらは、悪い例。
イラストや文章の頭がばらばらに配置され、まとまりがありません。
字の大きさもほぼ同じで、何が重要なのか分かりにくくなっています。
一方、こちらはユニバーサルデザイン書体を使いレイアウトを整えたもの。
文字の大きさや太さを変えることで、重要なポイントに目がいきやすくなります。
参加した教員「しっかり板書が見えなかったりとか、それで苦しんでいる子がいてるっていうのんを、常に頭の中に入れて授業せなあかんな。」
「デザインひとつひとつにこだわることの大事さというのを学びましたし、その子にあった環境、関わりをもっと深めていけたらいいかなと思います。」

久保田「最近ちょっと老眼が入ってきた私でもあれを見たらすごく見やすかったですから物理的に見えやすいんですね。」
瀬田「南雲さんもこのUD書体を使ってらっしゃるんですね。」
南雲「そうですね、使っています。文字だけだと頼りないんですけれど、より読みやすい書体のほうが、すんなり読めたりしますから。UDのいいところは書体を変えてしまうとレイアウト全体が崩れてしまうことがあるんですが、これはあまり崩れないんですね。整ったものがあって書体を変えてしまうと全部崩れてしまうと、そもそも読みづらくなりますから。全体を崩さずに書体を変えられたらベストだと思います。」
井ノ原「標識とか『この先は危険だよ』というような場合は、こういう書体のほうがいいですよね。」
南雲「命に関わりますからね。」
柳澤「会社の企画書なんかもね、うんざりするようなものがありますけれど応用できますね。」
瀬田「社会への広がりということでいうと活用が始まっています。例えば埼玉県三芳町の広報誌です。UDフォントと書いてあります。中に書かれている文字はいずれもUD書体を使っているんです。何がきっかけかというと『なかなか読みにくい』という苦情が町に寄せられていたそうですが、この書体に変えたらクレームが一切なくなったということです。これ以外にも企業でも使っているところがあります。チョコレートのパッケージの裏に書いてある成分表やアレルギー表示です。ここに関してはUD書体を使っているそうです。一見すると分かりにくいんですが数字の空間とか大きく空いているのが分かると思います。今は少しずつ社会への広がりというのが出てきています。こういったもの以外にもまだ研究中なんですが、ある最新のお助けグッズというのもご用意しました。」


メガネ型の文字を読み上げてくれる機械が紹介される。
文字が書いてある紙を見ると数秒後に音声が出る。
瀬田「まだ開発中ですので『方(かた)が』を『方(ほう)が』と読んでいたりするところはありますが読み取ることができるんですね。」
瀬田「まさに開発が進められていて、ことしじゅうには販売ができないかということでさらに改良をするということです。」
井ノ原「眼鏡をかけている感じはどうですか。」
前川「普通の眼鏡とそんなに変わらないですね。」
瀬田「さらに機械を小さくするというようなことも含めて開発中だということです。」
井ノ原「これから学校の教育も変わってくる2020年に向けてという話もあってアクティブ・ラーニングが導入されてというような話もあるじゃないですか。いい方向にいくんですかね。読み書きだけではなくてみんなで話し合うというような教育っていうのは。」
竹田「そうだと思いますね。新しい技術が開発されることによって助かる子どもが増えるということは事実だと思います。だから、やはり決めつけではなくて、その子どもにそれが合えば使ってもいいと思いますよ。」
井ノ原「もっと伸びる子だったのに読み書きだけで決めつけられてしまったらもったいないですもんね。」
柳澤「『障害』という言葉の使い方もやっぱり考えたほうがいいのかなと思うね。」
前川「体に障害のある方へのバリアフリーというのは今広がっていますが、こういうものを受け入れる気持ちのバリアフリーというようなものが広がっていかなければいけないと思いますね。特別じゃないよっていうことですね。」
柳澤「個性だと捉えればねあえて障害ということばを使う必要はないですね。」


兵庫県 40代
今まさに、悩んでます。小学校1年生、女の子ですが計算読み書きが苦手です。
でも、「苦手」と「障害」の線引きが難しくどのように相談したらよいかわからないです。


瀬田「これは非常に難しい部分もあると思いますが、医療機関にすぐに行くという方法だけではなくてなかなか待ち時間があるということもありますのでこういう場所も相談に応じてくれます。
・児童相談所(地域によっては「子供家庭支援センター」)
・教育委員会
・発達障害者支援センター
など

各都道府県に必ずありますのでこちらに相談してください。」

岡山県 50代
昨年まで小学校で特別支援コーディネーターをしていました。
一人一人に合った支援を行うのはとても難しい。
でもぴったりあった支援で子供が伸びていくのをみるのはうれしかった。でも、なかにはそんな支援はかえって子供を甘やかす!などという無理解な教師がまだいるのは事実です。


竹田「よくあるケースだと思います。しかし大切なのは今その子がどこでつまずいているのかしっかり把握するというところから『これは甘やかしではなくその子に合った支援なんだ』という理解を教師全体が持つ必要があると思います。」

私は64歳です
よみかきができません
ゆっくりよむことはできます
かんじは、ほとんどよめない
よむときはしらべながらよみます。
なおりますか


竹田「最初のほうにも出ていると思いますが大脳の機能が関係しています。中枢神経系の問題です。私たちの支援は、その方が18歳ぐらいになったときに自立できるように持っていく。『治る』『治らない』という考え方は使わないですね。治るか治らないかと言ったらそれを持って生きていかなければいけません。よくなる部分はありますが治るという考え方は使いません。」

栃木県 40代
小1の娘がいます。武田先生がおっしゃっていた、音と文字が合っていない、という事がよくわかります。
小学生になるまでは、まだ大丈夫と思っていましたが、他に読み書き、計算もついていけていません。学習障害がどこまで進行してしまうのか、とても不安です。


竹田「進行はしません。進行ではなくて年齢が上がるにつれて情報量が増えるので悪くなったかのように見えてしまう、思えてしまうということがあると思います。」

兵庫県 40代
小学5年生ですが学習障害の為特別学級に通っています。
算数が苦手なようでやる気もおきないようです。親としてもどうしてやれば良いかわからず悩んでいます。


竹田「非常に大切な部分があるのは保護者が『この子はこれができない』という点だけに目がいってしまうと『いろいろできません』とますます本人が悩んでしまうことがあります。大切なのはその子のできること得意としていることをしっかり褒める教育。保護者が子どもを褒めることからスタートしていく。当然教育のほうでいろいろ問題が出てくると思いますが、まず保護者の気持ちのところをちゃんと私たち、理解しなければいけないし保護者も『子ども自身を褒めないと育たないよ』という部分があると持ってほしいと思います。」
有働「褒めるという教育はどうですか?」
前川「ものすごい反省しています。日々、口うるさくなっちゃうし『どうしてこれ、できないの』って言いたくなっちゃいます。そうじゃなくて『みんなと同じじゃなくてもいいんだよ』という寛容な気持ちで子どもたちに接したいなと感じました。」
有働「南雲さん、親御さんにどうしてほしいかというのどうですか。」
南雲『苦手とか得意というのは大事な部分なんですよね。だけど親が子を愛する気持ちとか、人間そのものを受け止める気持ちというのを土台をしっかり安定させるというのが大事かなと思います。」
有働「南雲さんは『どうしてこれだけできないの?』とか言われませんでしたか?」
南雲「全然なかったですね。『しょうがないかな』みたいな。逆に楽観的なものがよかったのかもしれないですね。」
有働「あまり自分でも気にしなかったですか?」
南雲「家庭ではなく学校の中では周りに迷惑をかけちゃいけないなと思って、焦りはしましたけれどもね。」
竹田「親が子どもに寄り添いながら今、その子どもが困っていること、悩んでいることを十分理解してあげて『そうなんだ』と両方の共通理解の絆の部分があることが子どものほうからすると『自分は1人じゃないんだ』『お母さんがそばについている』ということにつながるんですね。」


長野県 40代
タブレットを使っている子供は、高校や大学受験は、どうなるのですか?


南雲「中学・高校で支援を受けている、という記録があれば受験するときに『こういう支援を受けてきましたよ。だから受験でもお願いします』としっかり伝えられるということです。」
竹田「高校よりも大学のほうが非常にうまくいくケースが多くなってきています。一度相談されたらいいと思います。」
有働「センター試験でも認められたケースもあるんですよね。」
竹田「センター試験では最初に一番最初に認められたのは奈良県の子どもさんです。読むことが苦手だった子供が、代わりに読んでもらえたんです。」
有働「やっぱり早目早目に相談していく。」


番組の中で取り上げられたユニバーサルデザインフォント(UDフォント・UD書体)ね。
何種類か無料でも配布されている。
UDフォントって?:Font Garage
学習障害という診断が出ていない発達障害者でも、実際に私もフォントによっては、別に見えづらい書体じゃないのに何でかよく読めないってことがあったんで、こういうのを使うとはかどるってことはあり得ると思う。

番組に出演された学習障害をお持ちの南雲さんは、文字を目で見て理解することが全くできないということではないけれども、音で聞いた方がはるかに理解しやすいということで。
私とは逆だなと思った。
私は音で聞いて全く理解できないということではないが、記憶もできないし、音としては聞こえているが脳が処理しきれていなくて内容が把握できないことがよくある。
私は音声を文字に変換してもらえるととても助かるのだ。
だから、テレビを見るときには(この番組を見るときにもそうだったが)字幕を出しっぱなしにして見ている。

今回は子供のことが中心だったし、私は診断としては学習障害ではないので「関係ないよな」と思っていたけど、学習障害で苦しんでいる子供たちと、子供の頃の自分とつらい部分が同じだなと。
私も全然勉強についていけずに「自分は頭が悪いんだ」とか「みんなみたいに頭がよくなりたい」なんて思っていた。
周りから責められるから「自分が悪い」みたいに思い込まされ続けていたし、学校でいじめられたり、ものすごく勉強をしているのに担任から非難されたり。
もう、今の子供たちは自分みたいな思いをしなくて済んでいるんだろうと思っていたけど、そうでもないんだな。
確かに教師の資質みたいなものに大幅に左右されちゃうだろうし、田舎の方だと周囲の目とか年寄とかいろいろあるだろうし、難しいよね。

で、適切な支援を受ける機会もなく、精神的にボロボロなまま大人になった私たちはどうすれば?
そのあたりのことを取り上げた番組も本もないよなと。
「カウンセリングを受けろ」「自助会に行け」ぐらいかな。
自分で勝手にボロボロになったワケではなく、周囲にボロボロにされたんだと思うんだけどな。
確かに普通の人と同じやり方では、学習の成果が出せなかった。
でもそれって私が悪いんじゃないしね。
自分に非がないことで、周囲から責められ続けたってのは「労災」じゃないけど、何だろう?
何らかの「災害」に対する支援的なものってやってくんないかな?

posted by ひと at 14:09| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月21日

ハートネットTVの再放送があります

1月24日に放送される「あさイチ」のことはお知らせしたというか「発達障害プロジェクト」の方にも紹介されているのだけど、なぜか「ハートネットTV」の再放送のことは書いていない。

1月24日(水曜) Eテレ ハートネットTV
シリーズ 障害のある子どもと学校 第2回 発達障害

「他人とのコミュニケーションが苦手」「席に座っていられない」「文章を読むことが難しい」といった発達障害のある子どもたち。公立小中学校の通常学級に通う子どもの6.5%にその可能性があるという調査もあります。
障害者差別解消法が施行されて一年、こうした子どもたちが通常学級で学べるよう、学校が「合理的配慮」をすることが義務づけられましたが、必要な支援が受けられない子どもたちがまだたくさんいます。「LD(学習障害)のため板書が写せず、タブレットを使いたいが認められない」「特定の子とどうしてもうまくつきあえない。クラス替えの配慮をしてほしい」。番組ホームページには100件を超す声が寄せられています。
どうしたら一人一人の子どもが、必要な支援を受けながら学ぶことができるようになるのでしょうか。番組に寄せられた声を元に、発達障害者支援法の成立に深く関わった野田聖子さん、発達障害に詳しい筑波大学の柘植雅義さんとともに考えます。


番組まるごとテキストもあります。

posted by ひと at 18:36| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月18日

共感性羞恥

どういう形で書こうかって考えていた内容なんだけど、たまたま本の内容とも被るかな?と思うので(被ってないかも知れないけど)書いてしまおうと思う。
ちょっと前にネットなどで話題になった「共感性羞恥」というものの話。

 なぜ、ぼくは高いところに登りたがるのか? なぜ、ぼくは毎日家の中を一時間も二時間も走り回るのか? なぜ、ぼくには虚栄心やプライドがないのか? なぜ、ぼくはTVのドラマで誰かが誰かを責める場面になると耳を塞いでその場から逃げだしてしまうのか?「ぼくが発達障害だからできたこと」4〜5頁)

本の著者の市川拓司さんも私と同じ感覚かどうかはわからない。
発達障害者でも障害特性はピンキリなので。
ただ、私もテレビとか映画とか「作り話」っていうのがはっきりとわかっている状態でも「誰かが誰かを責める場面」はとても居心地が悪い。
もちろん職場などでそういう状況になっても、とてもつらい。

責めるっていうのとはちょっとずれるかも知れないけど「共感性羞恥」ね。
共感性羞恥とは - はてなキーワード
↑このあたりがわかりやすいかな?
恥ずかしい思いをさせられている人ってバラエティー番組なんかでよく見かける。
「ドッキリ」とかね。
そういうのは楽しめない。
多分そのまんま「共感性羞恥」なのかなと思う。
最近まで、そういう言葉自体を知らなかったから、自分以外にもそういう人がいるのは知らなかった。
twitterの投票で「自分は共感性羞恥があるかないか」ってのを投票してもらったら、定型発達者も発達障害者も両方とも「共感性羞恥」のある人だらけになってしまったのだが。
実際には大部分の人が「共感性羞恥」なのかも知れないし、そうじゃないのかも知れない。
定型発達者の大部分が「共感性羞恥」なんだとしたら、恥をかかされている人をみんなで笑うっていう種類の番組が成立しないんじゃないかと思うけど、違うのかな?

で、「共感性羞恥」とは私はちょっと感覚がズレるんだけど、市川氏が言うところの「誰かが誰かを責める場面」ね。
市川氏は「共感性羞恥」と同様に「自分がそうされているかのように」感じるのかも知れない。
私はこれに関しては、内容的に異なる。
うまく説明できないけど、不快なのは事実。
よく誤解されるのが「優しいんだね」っていう。
叱られている人を見て、その人を私がかわいそうだと思っているのではないかと誤解している。
うん。
全然「かわいそう」とか思ってないから。
じゃあどう思っているのかというと、別に叱られている人を不憫に思うワケでもなく、責めている人に対して怒っているワケでもなく・・・。
その叱られている人物が自分ならまだマシなのだ。
「その中」にいれば対応のしようがあるから。
でも、叱っているのも叱られているのも自分ではないので、私には対応のしようがない。
それがつらいのかな。
わからんけど。
具体的に「これ」っていう説明ができないんだけど「そういう場」に遭遇したくない。
「責められるかわいそうな人がいなくなりますように」と思うのではなく「自分の視界に入りませんように」だな。
むしろ薄情だなぐらいに思うのだが。

posted by ひと at 15:21| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ぼくが発達障害だからできたこと

ぼくが発達障害だからできたこと (朝日新書)



この本を読もうと思った経緯は忘れた。
読もうと思ってすぐには入手できないってのが敗因で毎回「何でだっけ?」ってなっているのだが。

この本は私には意味がない内容だった。
誰にとっても意味がないとは言わないけど。
どういう人に読んでもらうといいかなぁ?
身近に発達障害の人がいて、その人のことを少しでも理解したいみたいな人が読んでも意味がないだろうし、お子さんが発達障害の診断を受けてお困りの親御さんに読んでもらいたいっていう内容でもないしなぁ。
読んで悪いってことではないけど。
ただ、親御さんが読む時には注意は必要かな。
「自分の子供も作家として成功できるかも!」みたいなことを思いませんように。
そうなる人の方がはるかに少ない。
この作家さんのファンの人が読むにはいいかな。

本の著者の市川拓司さんを全く存じ上げなかったのだが、恋愛を扱ったベストセラー小説を書いている人らしい。
「いま、会いにゆきます」はタイトルぐらいは聞いたことがある。
「Separation」という小説のことはまったく知らなかったけど、高岡早紀さん主演のドラマは何度か見た。
14ヶ月 - Wikipedia
この本を読んだだけでも、かなり独特な文章を書く人なんだなっていうのはわかるし、小説の方も読んでみればより共感できたり逆に日常的にありがちな「定型発達者以上に自分からは遠い」と感じる部分もあるのかも知れないけど、私はたぶん恋愛小説を読むことはできない。
発達障害の無い人が書いた小説は内容を理解するのが難しいので、ごく普通の小説類は日ごろからあまり読まない。
ドラマや映画なんかだと本当に内容がわからないことが多いけど、小説はそこまでひどくはなくても、やっぱりわからない部分が多いから楽しむのが難しい。
ましてや「恋愛」というものを扱っているとなると、下手をすると読んでいて自分がボロボロになりかねないなと。
定型発達者にはそういう感覚があるかどうかは知らないけど、私は「自分はこういう状況にはなりえない」みたいなものを見せつけられるのは結構つらい。
定型発達者みたいな「うらやましい」「ねたましい」的なことも感じないでもないけど、そういう種類のことではなくて、うまく表現できないけどかなり苦痛。
数億円の豪邸で毎日満漢全席みたいな種類のだといいんだけど、もっと自分に近いレベルで自分には絶対に手に入らないような「いい思い」をしている人がいたりすると、それがブログの文章みたいなものでも、とても辛く感じる。
この人の小説もそういう「自分がつらくなる」種類の内容なんじゃないのかな?って思ってしまって手が出せそうにない。

 なぜ、ぼくは高いところに登りたがるのか? なぜ、ぼくは毎日家の中を一時間も二時間も走り回るのか? なぜ、ぼくには虚栄心やプライドがないのか? なぜ、ぼくはTVのドラマで誰かが誰かを責める場面になると耳を塞いでその場から逃げだしてしまうのか?(4〜5頁)

私も発達障害者なので、読んでいて「自分もそうだな」と思う部分もある。
もちろんまるっきり違う部分も多いけど。
著者が高いところから飛び降りまくる話が何度か出てくるけど、ずっと忘れていたけど、私は高校の時に校舎の階段の踊り場から飛び降りる(当時、自分で「全段抜かし」と呼んでいた)というのを頻繁にやっていた。
やりまくって、しまいには指の骨にひびでも入ったらしく、ずっと足の指が痛いのでそれでやめたんだけど。
虚栄心とかプライドとかがないってのも障害特性かねぇ。
そのあたりは何とも言えないねぇ。
「誰かが誰かを責める場面」に関しては、ちょっと他の話もあるので別記事に改めて詳しく書こうと思う。

 生きてきた道のり、いつも思っていたこと、それを自分の言葉で、ふだんしゃべてるように書いたら、なんだかとてつもない、それこそ夢のような夢に手が届いてしまった。(76頁)

そういう人は本当にレアケースなのだ。
この人のように作家として成功したり、幸せな結婚ができたりする人なんてめったにいないのだ。
以前、障害者のことを取り上げた番組で「自分は直木賞が取れる」と主張する発達障害だったか何かの精神病だったかの人が登場した。
違う番組だったと思うけど「それまで一度も小説を書いたことがなかったけど、自分は直木賞(直木賞じゃなかったかも知れないけど)が取れると思っていた」って言って、実際に賞を取った人がいた。
他人から見れば「口だけ」のクソみたいなニートと、直木賞作家とでは天と地ほどの差だが「主観」という点では変わらないのではないか?と思う。
この人の小説だって、あくまで大勢の人が高く評価しているから商売としても成功しているワケで、内容的にクオリティが高かろうが低かろうが、売れなきゃそれまでなワケだし。
「主観」が同じなんだから、考えている内容が大差ない障害者だと思うんだ。
でも一方は「こいつクズだな」で済まされ、一方は「作家先生」。
自分が若ければ、こういう「夢みたいな話」を聞いて「自分もいつかは!」みたいな希望を持って生きることができたんだろうか?
まあ、後になってから「ただの夢だったんだな」って思い知らされるだけかな。
今までいろんな「夢」を見たけど、「夢」を見るたびにそのあと深く傷つくので、もう夢なんか見たくないと思うのだが。

本の最後に福島学院大学大学院教授の星野仁彦氏による「生物学的多様性」と発達障害の「可能性」という解説が入っている。
星野氏自身も発達障害だそうだが医師でもある。
市川氏も「うまいことやれている」ごくごくレアな発達障害者で、こういうレアな人同士の話なので、読んでいて腹が立つ内容。
基本的には学術的に発達障害について語っているのだが、ちょいちょい「ふざけんな!」って部分がある。

「さかもとさんは不遇な家庭環境に育ち、発達障害に加え大変な合併症を抱えて、深刻な生きづらさを感じているようですね。自分も同じ障害を抱えていますが、それでも前向きに頑張って社会に貢献することができるという明るい希望を社会に示したいんです」との市川氏の言葉に、同じ障害を持つ先輩として、私も深い感銘を受けました。(223頁)

「さかもとさん」というのはさかもと未明氏のこと。
まさか発達障害だったなんて
そうですね。
発達障害に加え大変な合併症を抱えて、深刻な生きづらさを感じている上に、すごぉ〜く優し〜いダンナが・・・(激怒)。
「前向きに頑張って社会に貢献することができるという明るい希望を社会に示」すというのはどういうことか?
わからない。
私は障害があることが判明するのがものすごく遅かったからってのもあるけど、常に自分のできる限りのことはやってきたつもりだ。
でも「努力不足」とか「なまけているだけ」と非難され続けてきたけど。
今考えても「あれ以上どうすればよかったんだろう?」と思う。
今は全部「徒労」だったなと思っているけど、ごく一部の成功した発達障害者たちが「発達障害があっても頑張れば社会に貢献できて、幸せな生活を送れるんです!」みたいなのを発信したいと思っているのかな?
迷惑です。
私みたいな発達障害者は、ますます「オマエは頑張ってないからだろう」みたいな目を向けられてしまうのではないかと思うのだけど。
違うのかな?
定型発達者たちのこの本を読んだ感想が「すごくいい内容だった」が多いっていうことは、やっぱり私みたいな何にもできないカスの立場はより悪くなるだけなんだろうな。

「恋愛小説を書くとは自己治療である」と市川氏は言われていますが−中略−奥さんとの出会いから結婚までの恋愛体験があるように思われます。(254頁)

大部分の発達障害者はロクな恋愛をしていないと思うので、たとえこの人と変わらないレベルの文才があったとしても、同じようなのは書けないでしょうね。
恋愛小説以外のものを書くとか、作家以外の才能を発揮するっていう道もあるだろうけどさ。
あくまでこの人は「運がいい」と思うんだけどな。
そう思う時点で私はダメってことなのかな?
でも、恋愛は特に相手というか対象みたいなものが必要不可欠で一人でできるものではないからな。
自分の問題だけでは済まないでしょう?

 日本の歴史上、戦国時代に「天下布武」を掲げて登場した織田信長はADHDとされています。−中略−
薩長連合や大政奉還などを実現させ、勝海舟に「あの男ひとりで幕府を倒した」と言わせたADHDだったとされる坂本龍馬も幕末には必要不可欠な人物でした。またかくも発達した現代文明の基礎となった科学的な大発見をしたニュートンやアインシュタインはADであり、エジソンも細菌学者のパスツールもADHDでした。ルネサンス時代のレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなど偉大な芸術家もADHD・ADであったことが医学論文で立証されています。さらにモーツァルト
(260〜261頁)

この胸糞悪い文章はまだ続きます。
こうやってごくごく一握りの「成功した」発達障害者を並べ立てて、さも発達障害者は全員何かすごい才能があるかのように言う。
そうしてさらに世間の誤解を深める。
本当にやめてほしい。
引きこもりの人を調べたらかなりの割合で発達障害者がいたという話もあるし、確か日本じゃなかったと思うけどホームレスの人を調べたらほとんどんが発達障害者だったとか、受刑者の中にもかなり発達障害者がいるという話もあるので、そういったネガティブなものも多いというか、むしろそっちの方が多数派ではないかと思っているんだけど、テレビやネットで取り上げられるのは、こういった何かの天才みたいな人ばかり。
まあ、たまに殺人事件なんかで「発達障害でした」っていう報道がされるとか、奇行で話題になった人に対して「あいつはアスペに違いない」とかっていう無責任は話が出たりすることもあるけど。
世間の発達障害者に対する認識は「天才」か「危ない人」のどちらかってことかな。
大部分はうまく社会に適応できずに、家族にも邪魔にされ、友達もできず、もちろん結婚なんかもできず、わずかばかりの作業所の工賃をもらって細々とつつましく暮らすみたいなんじゃないのかと思うけど、そういう人が書いた本とか見たことがないよな。
中には文才がある人だっていると思うけど。

本のタイトルは
ぼくが発達障害だからできたこと
だけれども、発達障害がベースにあるっていうのはもちろんではあるけれども、むしろ特殊な環境(恋愛とか)にあったことによって「できたこと」っていう。
私も発達障害だけど、この人と同じことはできないでしょう?
「発達障害だからできた」んじゃないでしょう?
posted by ひと at 14:47| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

NHK発達障害プロジェクトの番組放送予定

発達障害プロジェクト

1月14日(日)Eテレ 夜7時
バリバラ「アナタならどうする? 障害者と一緒に働く上での悩み」

番組レギュラーがスタジオを飛び出し、東京で開かれた就労支援フォーラムの会場へ!「うつ病の部下のミスを注意したところ、『やめます』と言って来なくなった。あなたならどうする?」など、障害者と一緒に働く上での悩みや困りごとの実例をもとに、会場にいる企業の人事担当者、福祉関係者ら1500人を対象にアンケート。その結果を紹介しながら、専門家を交えて、障害者も健常者も互いに働きやすい環境について考える。

1月24日(水) 総合 朝8:15
あさイチ「知っていますか? 学習障害」



14日の方は、タイトルにも内容の紹介にも「発達障害」っていうのは出てこないけど発達障害のことが何か出てくるんだろう。

posted by ひと at 21:16| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月18日

アスピーガールの心と体を守る性のルール

アスピーガールの心と体を守る性のルール



どういう経緯で読もうと思ったんだったか忘れたけど、たぶんこれもネットで何か評判になってたヤツかな。
内容は若い女のアスペルガー向けってことかな。
でも、アスペルガーじゃない人(若い女の人)が読んでも役に立つかなと。
後は、アスペルガーの女の人と関わる立場の人とかにオススメかな。
で、肝心の自分にとって役に立つ内容かっていうと・・・遅すぎって感じかな。
この本の内容が本当に意味があるのって中学生とか高校生とか。
そのぐらいの年代のアスペルガーの女のお子さんをお持ちの親御さんには推奨。

外国の人が書いた内容ってのは、日本人にはそのまま当てはまらない内容だったりってことも多々あるが、この本は日本の状況も考慮に入れて加筆修正されている感じの内容なので「そんなん日本じゃ無理だよ!」的な感じはしなかった。

大切なのは、困ったときに支えてくれる人=「(あなたの)サポーター」を見つけることです。(14頁)

早速こういう文言が登場で「もうこの本を読むのはやめた方が?」と思ったり。

 アスピーガールにはもちろん、できないこともありますが、あなたは生きているだけで価値がある特別な存在だということを決して忘れないでください。(17頁)

ケッ!!!!

32ページからの「サポーターにふさわしい人とは?」とか、なんつーか「当たり前だろ?」的な内容だが、まあ、発達障害があるなしにかかわらず、人としてって感じだねぇ。
で、この本の特筆すべき点というか、他の本ではまったく登場しなかった内容。
40ページからの「サポーターの見つけ方」。
うん。
こういうのを待っていたんだよ!と思って読み進めたが・・・無理だろ?
書いてあることはだいたいやってるよな。
「アイデア2」あたりは「知人がいる」っていう前提があるのでそもそも無理だろ?って内容だったり。
自分から積極的に動かないとダメっていうのはわからないでもないけど、そんなことをしたところで現に私には「サポーター」は存在しないし、下手に「サポーターになってくれる人を探さなきゃ!」みたいに活発に動いたところで、結局全滅でどんどんボロボロになっていきそうな気もするが。
こういうのってある程度「若くてかわいい」みたいな外見や立場(年齢?)的なものって重要かもな。

 アスピーガールが、「ノー」と言えない理由として、自分たちは他の人たちに比べて常識がない、社会的知識が欠けていると思っていることが挙げられます。(79頁)

うん。
ずっとそうやって叩かれまくってきたからね。
そう思い込まされているのは知ってる。
そして、そういうクソみたいな非難をしてきた周囲の人たちが実はそれほど「常識がある」ワケでも「社会的知識が豊富」なワケでもなかったなっていうのもだんだんわかってはきたけど。
そうやって周り中から非難されまくって「自分が間違ってるのかな」とずっと思っていたから「それは違うのでは?」みたいなことを言いづらかったってのは事実。
今、私が他人に対して「ノー」を言えないのってなんでだろう?って考えてみたけど、誰かと会っている間中、相手の細かいところが大量に気になり続けている。
で、それをいちいち指摘していたらきりがないし、相手が不快になるのがわかりきっている。
だから相手に言いたいこと(否定的な内容のこと)は、限界まで黙っているというのをやり続けている。
それでも「細かい」とか非難されるんだよね。
誰かと会っている間中ずっと「言いたいのに言わないで我慢」みたいなのをやり続けているんだから、そりゃあ疲れるよな。と。
自分が人と接するのがすごく疲れる理由の一つなんだろうな。
でも、やっぱり相手から嫌がられても「ノー」はある程度言っていかないとダメなのかな?と。
わけがわかっていない若い頃には今よりは言っていたんだろうけど、結果「わがまま」「自分勝手」「神経質」って叩かれ続けていたワケで。
またそういう「周囲から叩かれまくる人」に戻らなきゃいけないのかな。
それを回避するために「ノー」を極力避ける努力をし続けてきているのに?
でも、実際それが自分にとってストレスになってしまっているし、「普通の人間のレベルに合わせる」って状態だから他人から見ると「普通にしてるだけ」って見えてしまっているし。

本の後ろに行くほど、本のタイトル通り性に関する内容がかなりたくさん書いてある。
今まで読んだどの本より、非常に内容が具体的だなと。
まあ、私みたいなババアが読んで今更役に立つような内容もないけど。
148ページにコンドームの使い方が書いてあるけど、こんなの一度も誰かから教わったことはなかったよな。
でも、毎回コンドームの裏表がわかんなくて、逆にかぶせちゃったりするんだけど、裏表の判別の仕方は書いてないな。

性被害みたいなものは、私も何度も遭っているし、発達障害のない人でも最近ずいぶん話題にもなっているぐらいだから、被害に遭う人って大勢いるだろう。
被害に遭う前に読めれば一番いいけど、被害に遭ってから読むんでも役に立つだろうなと思う。
って言いつつ今の自分に役に立つ内容はなかったけど。

posted by ひと at 18:56| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

ウワサの保護者会 子どもの発達障害Part5 理解してほしい!学習障害のこと

昨日の夜にやってたやつね。
Part5なのだが、前回のヤツとかこのブログでは取り上げてなかったな。
今回の内容は子供のことだけだし(そういう趣旨の番組だしね)学習障害のことしかやりません。
だから私には無関係って言いたいところだけど、見ていてちょっと「あれ?」ってこともあったし、全文は掲載しないけど気になったところだけ。

子どもの発達障害Part5 理解してほしい!学習障害のこと
今回は公式の方を見ていただければ概要はご理解いただけちゃうと思うが。
ちなみに再放送は翌週木曜午前11時05分だそうです。





いろいろ心配になる案件ですね・・・。

学習障害を抱えているカバさんの息子のジンくん。
お母さんのカバさん自身も学習障害を抱えている。
ダンスやファッションが大好きだという今どきの中学3年生。
学習障害の特性があり文字を読む事と書く事が苦手だという。
ジンくんの場合平仮名は何とか読み書きできるようになったが漢字はどうしても難しい。
少しでも読みやすいようにと学校から文字の大きい教科書を支給されているが…。

字が大きいだけでふりがなが入っていないので意味がないそうだ。
一人一人の障害に合わせた教材はまだ準備されていないのが現状だ。

今は私の時代と違って、もっと障害特性に合ったサポートがあるのかなと思っていたけど、状況は思ったよりも進んでいないんだなと。
母に向かって「頭替えたい」と言い続けるジンくん。
わかる。
私も発達障害のために全然授業についていけなくて、実際に小学生のころに親に「養護学校に行かせてくれ」と言ったことがある。
当時の自分に対して障害特性に合った学習方法を指導してもらえたら、あんなつらい思いをしなくてすんだのにって思っていたので、今なら状況は違うよなと思ったけど、今回紹介された内容を見て今の子でもあんまり状況はよくなってないのかなって感じだ。

苦しくても頑張り続けていたジンくん。
しかしある事をきっかけに心が折れてしまった。
小学2年生のある日ジンくんの机の上に手紙が置いてあった。
字が読めないジンくんは何が書いてあるのか教えてもらおうと先生の所に手紙を持っていった。
書かれていたのは「なんでそんなにバカなの?」という心ない言葉。
ジンくんはクラスメイトを問いただす先生の様子から何が書かれていたかを知ったという。


学ぶ意欲を失ったジンくんが自分が読み書きが苦手な理由を知ったのはそれから4年後、6年生の時。
学校の先生のすすめで専門医を訪ねたところ学習障害があると診断されたのだ。
ジン「(診断が出て)ショックも少しはあったけど『学習障害だから』と『バカだから』は全然違うから、本当、その言葉で結構助けられた」

診断をきっかけに学校の先生がテストの時に読み上げてくれるなどの対応をしてくれるようになったそう。
それはとてもよかったと思う。

「学びたい」という気持ちを取り戻しつつあるジンくんだが中3になった今、悩みは高校進学の事だ。
行きたいと思っているのは勉強に後れがある生徒を手厚くサポートしてくれる公立高校。
でもまだ自分に合う効果的な勉強方法を見いだせていない。
合格できるのか。
たとえ入学できても必要な支援は受けられるのか。
不安は尽きない。


「自分に合う効果的な勉強方法を見いだせていない」
それを自力で獲得しろってことか。
てっきり学習方法なんかも「こういうタイプの障害があるから、こういう感じでやるとうまくやれるかも」みたいなことを具体的にどんどん指導してもらえるものだと誤解していた。
私みたいにまるっきり見過ごされていて(というか時代的に無理だったろうけど)二十歳過ぎてから自分で自分に合うやり方を模索し始めて、今は子供の頃には考えられないぐらい、すごく何かを学習するのが楽になったけど。
手遅れだけどな。

障害者差別解消法(2016年4月より)
障害者に対する不当な差別的取扱いを禁止し学校教育でも配慮が求められるようになった

尾木ママによると、この法律により読み上げるとか大きな文字にする、全部にルビを振るといった対応をするように決まっているそうだ。

「ビバリーヒルズ高校白書」
学習障害のある生徒が、先生に問題を読み上げてもらい、別室でテストを受けるというエピソードがあった。


アメリカでは20年以上前にこういう状況だったっていうことで。
日本はすごく遅れているワケです。

きくちゃん(番組内で「ちゃん」で呼んでくださいとのことだった)のお子さんのピタくん(中学3年生)。
自閉スペクトラム症と学習障害の特性がある。
学校から帰るとすぐにパソコンに向かった。
塾に行くまでの間学校の授業の復習をする。
今ピタくんにとってはこのパソコンがノートと鉛筆の代わり。
勉強に欠かせないツールだ。

計算問題は頭の中で答えが分かっているのに筆算を「書く」事ができないため答えられない。
漢字の練習は苦痛以外の何物でもなかった。
ピタくんにとって文字を「書く」事が勉強の妨げになっていたのだ。
小5の時、そんなピタくんを大きく変える出来事が。
障害がある子ども向けの講座でタブレット端末のキーボード機能を使えば書きたい事を文字にできると知ったのだ。
これを使えば学校でも勉強できる。
でも他の子からずるいと思われるのではないか。
ピタくんはそれが心配だった。
1年悩んだ末、自分の学習障害のことや、タブレット端末があれば勉強できることをクラスメイトに説明した。
先生はピタくんだけでなく同じように困っている子がいたら使っていいと話してくれ、みんなも理解してくれた。
「書く」事の苦しみから解放されたピタくん。
勉強がどんどん楽しくなっていった。


こういう「うまくいった例」がどのぐらいの割合なのかが不明。
この子は先生の誘導などもうまかったり、クラスメイトたちの精神的な安定みたいなのとか良好だったのかな?って思うんだけどね。
私が日ごろ見聞きするのってこういう、うまくいった事例ではなく「デジタルデバイスを使用すればかなり状況がよくなるのがわかっているのに、他の子から『ずるい』と言われてしまって持ち込めない」とか「学校側が理解してくれなくて、拒否される」みたいな話ばっかりなんだけどね。
でも先ほど尾木ママが紹介してくれたように法律で決まってるんだよね?
どうなってんだろうね。

中学に入ってからは毎日ノートパソコンを持ち込んで授業を受けている。
この日は中間テスト。
あらかじめ解答用紙をパソコンの中に取り込んでおく。
みんなが鉛筆で答えを書いていく中、ピタくんは一人キーボードで文字を打つ。
試験中は先生が付き添い不正がない事を他の生徒に理解してもらう。
テストが終わると入力した解答をプリントアウトして提出。
今ピタくんがパソコンを使うのはみんなにとってごく当たり前の事だ。


パソコン本体とか解答用紙を読み取る機器とか、全部「自前」だそうです。
そういうものを用意できるだけの親の経済力も必要ってことか。
学習障害を持っている子供がいて、周囲の協力も得られる環境だったとしてもカネがないと・・・。

自分も実際にそうだったし、いくら努力をしても全く周囲についていけないみたいな状況って本当に本人がつらい。
その上、親まで責められちゃったりするしね。
「しなくていい苦労」みたいなのをさせらないような支援が充実していくことを祈る。
もう自分のようなつらい思いをする人がいないようになって欲しいと思う。

posted by ひと at 08:55| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

発達障害関連の番組放送予定

NHKの「発達障害プロジェクト」の番組放送予定の方に載っているのも載っていないのも紹介するけど。

11月9日(木)NHK BS1(Ch.1) 17:00 〜 17:50
BS世界のドキュメンタリー「オレグの自立〜発達障害と向き合う青年の物語〜」

11月11日(土) Eテレ 午後3:50(再放送)
深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みスペシャル」
こちらにご紹介しました。

11月11日(土)Eテレ 夜9:30
ウワサの保護者会「発達障害part5 学習障害の悩み」
今回のテーマは、読み書き計算など、特定の学習に著しい困難を抱える「学習障害」のこと。障害があることが周囲から見えにくく、「努力不足」「なまけている」などと誤解されがちで、理解してもらえずに苦しんでいる子どもが少なくないという。学習障害とはどのようなものなのか。実は1クラスに1〜2人はいるという、彼らを理解し、皆で支えていくために何ができるのか。尾木ママとさまざまな立場のホゴシャーズが話し合う。


相変わらずさっぱり情報が入らないなぁ・・・。

posted by ひと at 20:28| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』の中で発達障害が取り上げられていました

10月25日放送分だから早くしないと聞けなくなるけど。
地域限定だから聞けない地域の人もいるけど、今ならradikoのタイムフリーで聞けます。

先に「ザ・ゴールデンヒストリー」のコーナーでやまゆり園のことを取り上げている。
これは毎日なのかな。
ポッドキャストでしか聞いていないからわからないけど。

大竹まこと ゴールデンラジオ! | 文化放送 | 2017/10/25/水 13:00-15:30 http://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20171025140001

ここから飛べるのかな?
システムがわからん。

「大竹メインディッシュ」のコーナーのゲストが岩波明氏。
大竹まこと ゴールデンラジオ! | 文化放送 | 2017/10/25/水 13:00-15:30 http://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20171025142636


この本がベストセラーだそうだ。
そんなに専門的な内容ではなく、あまり知識がない人にも比較的わかりやすく紹介していると思う。

posted by ひと at 21:39| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

自閉症と感覚過敏―特有な世界はなぜ生まれ、どう支援すべきか?

自閉症と感覚過敏―特有な世界はなぜ生まれ、どう支援すべきか?



どういう経緯でこの本を読もうと思ったのかはすでに記憶にない。
何か役に立つかな?って思うようなことがあったんだろうな。
で、実際に読んでみてこの本が自分の役に立つかっていうと立たないな。
つまりは当事者自身が読んで何か役に立つタイプの内容ではないということで。
何か所か引っかかる内容もあったしな。
それについては詳しく書くけど。
この本は発達障害者を収容している作業所とか職業訓練所みたいなところで働いている人たちにご一読いただくといいかなと思った。
いくつかその手のところに世話になったことがあるんだけど、どこも職員が発達障害者たちの感覚過敏に対して無神経すぎる感じだったので。
聴覚過敏のある子にテープおこしの訓練を延々とさせていたり、触覚過敏があると思われる子に「マスクをしましょうね」みたいな指導とか。
感覚過敏というものが存在すること自体、全くご存じないのかな?って感じの対応をされていたので、最低限「そういうものがある」ぐらいのことは理解しておいていただかないと困るかなとは思った。

では、本の内容の方に入る。
感覚過敏かどうかっていうのを当事者や当事者の親などに訪ねて統計を取ったりしているのだけど、どれも質問紙法なんだよね。
99ページに質問項目も書いてあるんだけどさ、どれも主観が入りこんでしまう内容なので。
例えば20歳までは定型発達者で、21歳から突然発達障害者になって感覚過敏が発生!ってのだったら「今までこのぐらいではまぶしくなかったのに、今はとてもまぶしい」とか「このぐらいの音は平気だったのに、この程度の音でもすごくしんどく感じる」「ちょっとしたことですごく驚きやすくなった」とか自分でもわかるよね?
私たちは生まれつきなのだ。
そうなるとまぶしかろうがうるさく感じようが、それは最初からそうなので他の人がどう感じているかも不明だから比較ができない。
私は自分には視覚過敏はないと考えていた。
だから質問紙法で解答を求められると「まぶしいと感じることはあまりない」みたいにしか答えようがなかった。
ある日、他の人と一緒に窓から外を見る機会があり(そんなの普通にあることだけど)私は「まぶしい」とはっきり感じたので「まぶしいね」って言ったら「え?」って言われた。
どうやら同じ場所で同じ強さの光を見ても、私はまぶしいと感じたけどその人はまぶしいとは感じなかったらしい。
私の偏見かも知れないけど、発達障害者の一部に、たいしてうるさいワケでもまぶしいワケでもないのに、やたらと「まぶしいまぶしい!」「うるさくて耐えきれない!」みたいに大げさに言うタイプの人がいるように思う。
実際にどの程度感覚過敏があるのかというのを客観的に調査するのって難しいことだろうなとは思うけど、実態と主観との間にはかなりの差があるのではないか?と思う。

 実は、創造性に富み、天才的な能力を示す人の中には、幼い頃にADHDや自閉症の症状を示した者が多い。前者の好例が発明家のエジソンであり、後者の好例が物理学者のアインシュタインである(64頁)

やめろや。
そういうことばっかり言うから「アスペルガーです」って言ったら「うらやましい」とか殺意が湧くようなことを言われるんだよ。
エジソンもアインシュタインもそもそも知能が異常に高いんじゃないかと思うし、そういう能力のある人って発達障害者の中にだって稀だろうと思うのだが。

実際、この本で引用してきた、ドナ・ウィリアムズや東田直樹さんは多くの詩や絵画を生み出している。芸術分野で活躍する自閉症者は多いのである。(87頁)

エビデンスをお願いします。
それはちゃんと統計を取って「定型発達者のうち芸術分野で活躍している人は◯%・発達障害者は◯%」っていう明確なデータはあるんですよね?
それってよく聞く「ゲイは芸術的なセンスが優れているのでデザイナーなどで活躍している人が多い」みたいな話と同種なのでは?って感じ。

この本の著者は「感覚が過敏であること」と「感覚が敏感であること」を混同している。
これらは同じように見えてまるっきり別の話だ。
聴覚過敏の人と聴覚が優れている人。
同じようで違う。
私は雑音を拾いまくって、よく聞きとれなかったりするが、何度も聴覚検査をしてもらって結果は「並み」っていう。
しかも絶対音感も相対音感も微妙にある程度で。
モスキート音も聞こえない。
「耳がいい」ワケではないのだ。
当事者も研究者も混同しがちである一因として、実際に聴覚過敏(それ以外の過敏もだが)の人の中にものすごく聴覚が優れている人や絶対音感の人が多数含まれているという事実がある。
ただ「そういう人が多い」だけで、全員がそうではない。
「聴覚が優れている」「嗅覚が優れている」という状態であれば、その優れた能力を活かした仕事に就くということも考えられるだろう。
でも単に「全然優れていないが過敏」な状態であれば、ただただ本人が辛いだけで何の役にも立たない。
「過敏」を調べるのは難しいと思う。
主観で答えさせるだけなのだから。
大げさに騒ぎ立てる人たちが「非常に過敏な人」ってことになりかねない。
でも「敏感」なのは客観的に調べることが可能だと思う。
味覚なんかでも「◯%の食塩水」なんていうのをたくさん並べて調べるとか、嗅覚や聴覚も調べようがあるからね。
何でもかんでも「感覚過敏」って一括りにしないで「過敏で敏感」「過敏だが敏感ではない」「過敏ではないが敏感」とか切り分けた方がいいんじゃないかっていうか、対応もそれぞれ違うでしょ?
過敏は長所じゃない。
むしろ短所。
敏感は長所。
長所であれば伸ばせるような支援ってのを考えることができるかも知れない。
でも短所は伸ばすっていう種類のものではないから「いかに本人がつらくないようにうまく環境整備をしていくか」とか、支援の方向性が違うんじゃないかと思うんだよね。

posted by ひと at 11:27| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月28日

ハートネットTV 自閉症アバターの世界 第2夜 仮想と現実を生きる

ハートネットTV 自閉症アバターの世界 第2夜 仮想と現実を生きる
昨日の夜に放送していたヤツ。
「見逃した!」という方は再放送が10月4日(水)です。
第1夜 脳内への旅はこちら。

これも後から公式の方に「番組まるごとテキスト」ってが掲載されると思うので全文は紹介しません。
今回もセカンドライフの中の人たちに会いに行く内容で。

インターネット上のバーチャル空間セカンドライフ。
ここにとあるコミュニティが存在する。
メンバーは自閉症の人たちだ。
仮想空間を通じて自閉症者の研究を続けている社会学者池上英子教授。
自身も代理の自己アバターを操り10年にわたって対話を重ねてきた。
現実世界ではさまざまな困難を抱える自閉症者。
しかしここでは生き生きと自分を表現し彼らの世界を教えてくれる。
池上「同じものを見ていても、私と同じように見ているとは限らないという格別の楽しさがあります」


同じように見ることができないことに苦痛しか感じないけどな。
違って見えているから正直にそう言っているだけなのに「わざとひねくれて言っているんだろう」とか叩かれまくってきたからな。

仮想空間は自閉症者にとってどのような存在なのか。
深く知るため池上さんは現実世界でアバターたちを訪ねる旅に出た。


ニューヨーク
毎週水曜日、自閉症グループの定例会の日だ。
我々(NHKのスタッフ)は池上さんを通じて彼らに取材を申し込んだ。
早速バーチャルの世界へ入りアバターとして定例会に参加する。
ここは障害者のグループが建設した街の一角にある会議室だ。
20名ほどのメンバーが意外なほどフレンドリーに取材に応じてくれた。


人間みたいな姿のアバタ―もいれば、動物みたいなものとか、動物と人間の合体みたいなものとか。

池上「自閉スペクトラム症の方の場合にはシナリオだとかルールがきちんと決まっているとまだディスカッションができるけれどもフリーディスカッションはそんなに易しくはないと言われているんですが、このチャットの世界では皆さんすごく議論がかみ合ったり、それからそこで共感があったりサポートがあったりして、とてもいいディスカッションをなさってます。」

障害特性がピンキリだから全員がって話じゃないけど、私は耳から音声で聞いた言葉から内容を理解するのってかなり難しい。
短気記憶が死んでいるから一瞬で相手が言っている内容も自分がちょっと前に話した内容も消滅することもちょいちょいあるので、会話の途中で「え〜と・・・何だっけ?」ってなっているけど、それを相手に気づかれないようにごまかしつつ会話を進めている。
すげぇ疲れる。
文字として表示されると、そういう困難さが解消されるので、私にとっては非常にとっつきやすいものとなる。
定型発達者と対面で会話をする時、単に言語だけでなくノンバーバルな部分による「暗黙の了解」「空気」といった要素が多すぎて、私たちにとっては決して参加しやすいものではない。

緑色の羽にキツネの顔を持つマラカイ(本名・マティス)。
人間と動物を交ぜた不思議な姿はひときわ目立つ。
「自閉症は克服されるべきものではない」と話すマラカイ。
本人に会うためカリフォルニア州砂漠の街エルセントロへ向かった。
この日の気温は46度。
この街の夏はこれが当たり前だという。
グループに一緒に参加していた恋人のジェニーと出迎えてくれた。
15歳の時、自閉症と診断されたマラカイ。
バイセクシュアルでもある自分に、父はつらくあたったという。
行き場を失ったマラカイは2年前、ジェニーの住むこの街へやって来た。
家を出る時に大切に持ってきたのは幼い頃から一緒にいるというぬいぐるみだ。
マラカイはアバターの着せ替えセットを10以上持っている。
そのほとんどが空想上の生き物だ。
彼らはぬいぐるみと同じく自分を受け入れてくれる存在。
アバターになる事で自分もファンタジーの世界の中に入り込んでいく。
マラカイ「自分も話せる動物になった気がするんです。僕のぬいぐるみたちのように。セカンドライフに参加した理由の一つはなりたい自分になれること。社会に強要された自分ではなく。コンピューターを起動させ、そこに参加するといつも誰かがいる。耳を傾け、助けようとしてくれる人たちが。」


恋人がいて、うまいことやってんのにどうしてこの人にセカンドライフが必要なんだろう?って思ったけど、現実の世界の自分は自分にとって何か違和感があるってことなのかな。
本当の自分はセカンドライフの中にいるっていう。
私も現実の世界の自分に違和感がないワケじゃないけど(定型発達者にも、やっぱりそういう感覚ってあるんじゃないかと思うけど)多分私はネットの中に「本当の自分」みたいなものを見出すことができないんだろうな。
セカンドライフの中に「耳を傾け、助けようとしてくれる人たち」がいくらいても私は救われない。
話を聞いて欲しいワケでも、優しい言葉をかけて欲しいワケでもないから。
そういうことをして欲しいと思うこともあるんだけど、私はそれでは救われない。
物理的な援助をしてくれる人を常に渇望しているので、ネットなんかいくらやったって解決しない。

現実世界とどう折り合っていくのか。
それは自閉症アバターたちの間で長年話し合われてきたテーマだ。
中でもフクロウのコーラは鋭い洞察力でその方法を探ろうとしている。
賢く的確な意見でアバターたちからの信頼を集めているコーラ。
私たちは本人の住むアーカンソー州リトルロックへ向かった。
コーラは夫と2人で暮らしていた。
部屋に入るとコーラは次々と話し始めた。
現実世界でのコーラは、仮想空間とは対照的に自分の言葉をコントロールする事が難しいようだ。
コーラ「私はしっかり考えず何かを口に出してしまうんです。脳のその部分と独立して機能してしまうんです。」
池上「感情的なプレッシャーを感じるとしゃべりすぎる?」
コーラ「ええ。私が学ぼうとしていることの一つが感情に負荷がかかった時のコントロールです。怒りというか・・・とても感情的になってしまうのです。」
コーラが正式に自閉症の診断を受けたのは29歳の時。
幼い頃からIQが飛び抜けて高く両親はそのせいで変わっているのだと思っていたという。
実際には自閉症特有の音光触覚など多くの感覚過敏がある。


IQが高いタイプの発達障害者は、そのあたりの感情のコントロールみたいなことも器用にやれるのかな?って何となく思ってたけど、そういうものでもないのか。
発達障害はIQでかなりの部分がカバーできるみたいに思っていた。
発達障害でなおかつIQも低めだとかなりつらい感じに見えていたから。
この人の場合は私と同じで自閉度が高いのかな。
私は「感情のコントロールがうまい」とかではなく、多分、この人たちみたいな激しい感情自体がないんだろうと思うけど。

周囲からの過剰な刺激が原因でパニックを起こさないようにするため日常生活ではさまざまな工夫をしている。
入力したテキストを読み上げてくれる意思伝達アプリ。
店での注文には必ずこれを使う。

文字をスマートフォンに入力すると、入力した文字が音声として再生される。
店員にそれを聞かせるコーラ。
初めて行く場所や人の多い場所ではパニックを起こしやすいため特に注意が必要だ。
それでもコーラは好奇心が旺盛で、さまざまな場所へ出かける。


いつも身につけているシリコン製の首飾り(緊張緩和おしゃぶり「チュウイー」)。
しゃぶる事で気持ちを落ち着ける。
これは周囲の香りで混乱した時に嗅ぐミントスティック。
ほかにもコーラはたくさんのアイテムを22のポケットに入れて常に持ち運んでいる。
駐車許可証
ハードディスク
緊急時用の傘
日常で困った経験を積み重ね、1つずつアイテムを増やしてきた。


こういう自分での工夫はとても重要だと思う。
実名は挙げないが、発達障害の某タレントさんが飛行機の中で赤ん坊の泣き声がうるさいって大騒ぎをしたけど「自分は聴覚過敏がある」「飛行機内ではそういった騒音の発生が予想される」という状況に対して事前にイヤーマフを用意するなどの「準備」って可能だったのでは?と思うのだ。
子供にイヤーマフをさせているのを見た定型発達者が「あんな小さい子供に音楽を聞かせているなんて」って非難したとかって話も最近あったけど、そういう的外れな非難をするクソみたいな健常者が間違っているのであって、こちらがそんなクソに対して譲歩しなければならない理由はない。

インタビュアー「意思伝達アプリなしでは注文は難しい?」
コーラー「ええ。紙に書くか違う形でタイプしなくてはダメです。」
インタビュアー「セカンドライフでは問題なく会話したりコメントしたりしていますよね?このアプリも同じようなもの?」
コーラー「そうです。タイプができるという点で。何が言いたいかをしっかり考えて計画を立てることができるし、長時間聞き続けるより読む方が私には楽ですから。」


「わかるぅ〜」って感じだな。
普通の人はどんな感じなのか私には全くわからないけど、紙に書くとかパソコンで入力するってことと、音として声を発するってのとでは全然違うんだよね。
実際にあったことだけど、紙に自分の住所を問題なく書ける。
覚えてるからね。
でも、電話で「住所を言ってください」って言われて言えなかったんだよね。
「記憶している」「紙に書くことができる」「音で伝えることができる」は全部イコールではない。
右へ行くほど難易度が高い。

コーラにとって仮想空間は自分を知り、人とのコミュニケーションを学ぶツールだ。
コーラ「セカンドライフは現実よりも多くの人々に私をさらしてくれました。違った見解を持つ人や、付き合いにくい人との交流は難しい事です。政治や宗教やモラルに賛同できない人たちともうまく付き合う方法を私たちは探し出し、お互いを不愉快にさせない事柄について会話するのです。」
夫とはインターネット上で知り合い結婚10年目。
出会った頃よりも随分コミュニケーション力が進歩したという。


確かに私たちにとっては現実の世界はハードルが高い。
意志の疎通が難しい。
ネット上での交流はとても難しい「現実の世界」と交流する前段階として確かに有効なのは理解できる。
そこで他人との交流の仕方に慣れておいてから、現実の世界と対峙する方がやりやすいってのもわかる。
その、現実の世界よりも難易度の低い「ネット上の世界」ですら「もう無理!」ってなって逃げだした私が言うことではないけれども。

コーラ「彼(夫)の顔が間近に来た時でも目をそらさないことを学ばなければなりませんでした。」
夫「キスする時、顔を近づけ見つめると彼女はうつむいてしまうんです。お互いを知るにつれて彼女はそれをしなくなりました。」


うるせぇ。
電気けして部屋ん中、真っ暗にしてやれや!

コーラ「感じる事と理解する事、そして反応する事は全部違うものです。中にはそれら全部を速くできる人もいます。しかし中にはうまく出来ない人たちもいます。それはとても複雑だから。感じているけれどそれが何なのか分からない。それを説明することができないんです。」
池上「時々『自閉症を受け入れて欲しい』とも言っていますね?」
コーラ「自閉症を何か異質なものと思わないことです。というか、これは私の一部です。複雑ですが、でも双方向的な関係なのです。両者ともに皆が自分の役割を果たさなくてはならないのです。」


定型発達者の中には(というか健常者はたいがいそうだろうけど)発達障害者と接する時に「障害のないその人」みたいなものを妄想するというか想定するというか、そういうことがよくある。
そんなものは存在しないのに。
私たちから障害を切り離すことなんかできないのに。

自閉症は自分の個性だというコーラ。
仮想空間でも繰り返しアバターたちに伝えている。
仮想空間にある彼らの居場所。
その創設者に会いに行く事にした。
アリス(アバタ―の中ではジェントル・ヘロン)は自閉症をはじめとした現実社会でさまざまな障害のある人たちを仮想空間の中で導いてきた。
自身も徐々に体の神経が失われていく難病があり、足を思うように動かす事ができない。
アリスが作ったのは障害者グループ「バーチャル・アビリティ」。
ここでアリスはカリスマとあがめられている。
アリスが目指すのは障害者の才能を現実世界にも広める事。
障害者のアートを世界中の人に発信したり障害者と医師などの専門家が集う国際会議も主催する。
毎年60人ものアバターが集まり最新の情報を共有。
現実と仮想。
障害者とそうでない人。
アリスはその境界を壊そうとしている。
長年障害者の教師をしてきたアリス。
現役を引退し障害者保険の期限も切れた。
年々症状は進行。
今は娘の介助を受けながら暮らし、活動の中心を仮想空間に移している。
アリス「私は『現実の世界』という表現はしません。私にとっては『物質世界』なのです。そしてコンピューターの世界も『バーチャル』と呼んでいますが、現実と同じくらいリアルです。セカンドライフで私たち(アリスと池上)が会話する時、まるで今のように隣にいるみたいですよね。障害者(people with disability)はこのコミュニティでは能力(ability)に満ち、“dis”は関係ないのです。少なくともバーチャルの環境においては、我々の能力を発揮することができます。それが、私たちがここにいる理由なのです。」


能力のない人は?
それは障害者であるかないかに関係なく。
何か優れた特質とか得意分野とかそういったものを持たない人たちは?

池上「自閉スペクトラム症の方たちは、私たちと同じ風景を見ていても、同じように見えている、同じように感じているとは限らないんですね。それは神経構造が違うせいもあるし、文化のようなものができているわけですね。20世紀というのは『多文化の時代』と言われていていろんな文化だとかジェンダーだとか、文化にはそれぞれ価値があると発見した時代だと思うんですよね。だけどこれからは、今まで発見してきた多文化だけではなく、神経構造が違うと言われて違うように発達してきたそういう人たちの多様なインテリジェンス、多様な感じ方・見方っていうのを深く考えなきゃいけないんじゃないかなと思ってます。」

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栗原類さんの発達障害のエッセイ本がマンガ化されます

マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由



栗原類、発達障害のエッセイ本を漫画化「絵にする事で伝わりやすく」 | ORICON NEWS
モデルで俳優の栗原類(22)が27日、自身のブログを更新。昨年10月に出版したエッセイ『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』を、子どもたちや活字が苦手という人にも手に取りやすい『マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由』(著:栗原類 画:酒井だんごむし)として12月8日に発売することを報告した。

ということで栗原類さんの書籍がマンガになって12月8日に発売されるそうです。

発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由



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2017年09月27日

NHK あさイチ 発達障害(3)どう乗り越える?コミュニケーションの困りごと

発達障害(3)どう乗り越える?コミュニケーションの困りごと|NHKあさイチ

今朝やってたヤツね。
第三弾らしいのだが第二弾はこれかな。

始めに『うちの火星人』という四コマ漫画の中からいくつかのエピソードが紹介される。

うちの火星人 5人全員発達障がいの家族を守るための"取扱説明書"



@サプライズで自転車を妻にプレゼントした夫。
 「ありがとう」と自転車に乗る妻。
 どんなリアクションをしてくれるかわくわくして待っていると…。
 そのまま乗って帰ってきませんでした。
A「テスト落第しちゃった」としょんぼりして帰ってきた息子。
 「長い人生の中の小さな失敗だから気にするな」と言ったつもりがなぜか、ものすごくびっくりする息子。
 その訳は…。
 「80歳まで落第し続けるのか」と勘違いしたようです。


作者によると火星人というのは発達障害のある家族のこと。
沖縄の地方紙で4年間連載が続く人気の漫画です。
モデルとなっているのは沖縄県に住む平岡さん一家です。
原案は、父の禎之さん。
漫画では唯一、地球人という設定です。
その訳は、禎之さん以外の全員が発達障害だからなんです。
話してみると、確かに家族同士、かみ合っていない感じが…。


「(グラスに水を入れるのは)少しだけでいい」
かなり少ない量を入れる。
「半分ぐらいでいいよ」
「『少し』だから『少しでいいんでしょ』って頭で考えて『少ない』って言われたら『はいはい』って。」


家族との間に感じるズレに禎之さんは長い間1人、悩んできました。
禎之「『よく分からないな。家族には謎があるな』と常々思ってはいたんです。どうしても理解できない部分があって、本当に悩んでましたね。」
しかし、妻から「火星人だと思って接してほしい」と言われたのをきっかけにコミュニケーションが驚くほど楽になったといいます。
禎之「妻から(火星人と)言われて面白い考え方だなと思った。本で読んで、知識では知っていたので、果てしないギャップをどう考えたらいいかと思った時に、『地球人と火星人』という考え方はそのぐらい文化も違う、感じ方も違うっていうことで、共通認識、共通のキーワードができたかなっていうことで。」
妻「私たちは『地球人』ではないので、全く違うことを考えていることが多いんですよ。いつも想定外のことが起きると思っているほうが(地球人)にはいいみたいですよ。」
妻の発案した火星人という設定。
あえて別枠で捉えたほうがお互いに理解が進む。
そんな家族の取り組みからコミュニケーションのヒントを探ります。


私は自分の障害を知るのがとても遅れたので、長い事「自分は他の人と同じはずだ」と思い込んでいたというか思い込まされて生きてきた。
ことごとくズレが発生するが「同じはずなのにズレるのは自分に非がある」と非難され続けた結果、自分でもそうやって自分で自分を追い込んできた。
そうやって「同じハズ」と思っている間には「どうやればお互いにとっていい状態にできるか」みたいな方向性は目指せない。
ただただ、一方的に非難されて「自分が悪いんだ」と思わされて、追い詰められるだけ。
今は「違うんだな」っていう前提で考えるので「では、こうやってみたらどうだろう?」という考えを持つことはできるが、結果的に何も解決はしていない。
自分が一方的に何かやったところで、あくまで「対人」である以上、相手も歩み寄ってくれなければダメなんだなと思う。
歩み寄ろうとしてくれる人が一人もいないってことではないけど、今のところ私は何もうまくいっていないワケだが。

有働由美子アナウンサー「今のをご覧になってどう思われました?類さん。」
栗原類「僕もいろいろと共通する場面があって、先ほど息子さんがお水を『ちょっとだけお願いします』と言ったとき、ほどほどがよく分からない。ちょっととなったら、それこそ64分の1とか、少しぐらい。例えば、一般の人から見れば一口ごくりと飲めるものがその感覚が分からないので、例えば『コップに線があるのでその線まで入れてください』と具体的に説明してくれれば分かりやすいんです。」
有働「発達障害『あさイチ』でも何度か取り上げています。皆さんご存じかもしれませんが発達障害は、主にですけれども3つあります。」


・ASD(自閉スペクトラム症)
  コミュニケーションが苦手・こだわりが強い
・ADHD(注意欠如・多動症)
  不注意・落ち着きがない
・LD(学習障害)
  読み書きが苦手・計算が苦手


ゲストの栗原さんはADHDとLDの間。
栗原「昔、LDというのは計算とか漢字の読むことは大丈夫だったんですけれども、書き順を正しくするというのが小さいころできなかったのでLDが最初、ちょっとあると診断されたんです。」
井ノ原快彦「そのときはそうだったんですか?」
栗原「基本的には、ADHDです。」
有働「不注意、落ち着きがないという特徴があるほうですね。」
井ノ原「コミュニケーションとかちょっとずれを感じるなと思ったことありますか。」
栗原「結構ありましたね。特に10代のころは。自分の考えが周りに理解されないということがあったんですけれども暗黙のルールや、本音と建て前というのが最初は分からなくて。よく舞台の稽古になったらみんな、明日も早かったりするじゃないですか。舞台は毎日稽古をするので。それで終わったあとにみんなでごはんに行くというのが最初分からなくて、反省会とかそういうのをするのなら稽古場ですればいいと思っていたんですけど。でもやっぱり食事の場でみんなでやったほうがよりいいコミュニケーションが取れるということが分からなかったんです。僕からしてみたら僕は『明日早いので先に帰ります』と言ったら『みんなも明日早いじゃん』と言われてもそれでも僕はみんな、地方から来ている人もいるかもしれないから『帰ればいいじゃん』と思っていたんです。具体的に『食事の場のほうがコミュニケーションが取れる』と説明してくれれば理解できるんですよね。」
井ノ原「またお酒好きな人が多いからね。舞台やってる人って。」


瀬田宙大リポーター「『うちの火星人』という考え方で向き合っている平岡さん。あえて漫画に出てくるキャラクターで見ていきたいと思います。なぜ、こうしている(定型発達者である父は人間として描かれているが、それ以外の家族は動物で描かれている)かというのは発達障害のある家族同士でもお互いの特性や性格を理解しやすいようにということでこのようにキャラクター化したのが始まりです。例えばよく出てくる妻はワッシーナさんといいます。お話が、よくあちこちに鳥のように飛んでいってしまうのでワシをイメージしてそのようにキャラクター化したということです。あともう1つ特徴的に描かれているのが透明なヘルメットです。漫画の中では、外出するときに発達障害のある家族に描かれています。地球の環境から自分を守るために身につけているという設定です。それだけ外出するときは大変なストレスがかかるということを表しているわけなんですね。こうした平岡家、あえてそれぞれ地球と火星、違う星に住んでいる人間どうしと捉えることでお互いのコミュニケーションがうまくいったという1つの例です。では具体的にどうやってうまくいったのかがポイントかと思います。まずはそのあたりから見ていきます。」

妻のワッシーナさんが発達障害だと分かったのは8年前。
それまで禎之さんは妻の謎の感情スイッチに悩まされてきました。
禎之「非常にきつい表情と言葉を投げかけてきたり、急に変わるのでびっくりするんですよね。二重人格じゃないかとずっと思っておりました。例えば、夫婦で何気なく普通に話をしていたのに、急に押し黙って非常に苦しそうな顔になり、きついことばを投げかけてきたり。ほかにも、夕飯の支度中にちょっと声をかけただけなのに『面倒くさい!』と連呼するばかりでとっても嫌な態度を取られたこともありました。」
一方、妻のワッシーナさんは夫とは全く違う考えでした。
妻「正直、私はズレを感じてなかったんですね。二重人格だと自分で思ってないので。全く主人が言っていることは重要視してないっていうか受け止めてなかったですね。」
当初は、妻の性格や態度が悪いせいだと思い、直させようとばかりしていた禎之さん。
発達障害だと分かってからは家族として、より楽しく暮らす方法を探そうと決心。
そこで考えたのが…。
禎之「明日からどうすればいいかという『取り扱い説明書』を作ろうと決心して。」
まず、夫婦はお互いに、どこが違うのかじっくり話し合いました。
すると、妻が自分の中でどんなことが起きているかを整理したノートに解決のヒントがありました。
謎の感情スイッチを読み解く鍵は「魔の時間帯」。
その時間帯というのが帰宅直後でした。
妻「すごい多分疲れてるんですね。だからちょうど外から帰ってきた30分は『魔の30分』」。
妻をはじめ発達障害の家族にとって外は、とても過酷な環境。
光や、音などの刺激を過敏に受け取ってしまいます。
その状態で帰宅するわけなので帰った直後の30分間といったらとにかく大変で、例えるならこんな状態なんだとか…。
妻「ダイビングしてる時に、酸素ボンベが突然新開に向かって落ちて行った状態。死にそうってこと。酸素ボンベが落ちっていってパニックに陥っている人が『私今、パニックなんだ』って多分思わない。落ち着いてきてから初めて『死にそうでパニックだったんだ』って。」
帰宅直後は、極度の疲れからパニックを起こし自分でも感情をコントロールできなくなっている状態。
禎之さんは、家族の感情が高ぶっているのを察知すると魔法の言葉をかけるようにしました。
「卵にな〜れ!」
「一度、休みを取ろう」という家族の合言葉です。
禎之「とにかく落ち着かせないといけない。いかに休ませるか。本人はそういうときほど休みたがらないので『好きな本でも読んだら?』と言ったらますます落ち着いて。」
妻「『魔の30分』をとにかく休む。脳をクールダウンさせる。フル活動していたのを。それだけでパニックのようなトラブルからかなり解放されました。」
また、作業途中に声をかけると全く取り合ってくれないことについて。
禎之さんが理由を尋ねると妻は「料理の手順を追うのにいっぱいいっぱいなので話しかけられると頭の中が、ごちゃごちゃになる」と言いました。
普通ならそっとしておくところを禎之さんは、あえてこう聞くようにしています。
「今、頭の中はどういう状態?」
スタッフ「訊くしかない?」
禎之「そのつど訊くしかない。しつこくでも。どんなにしつこく訊いても答えてくれるので。大体。」
妻「地球人同士は暗黙の了解で、このときはこう思う、ああ思うと暗黙の了解があるじゃないですか。私たちは『地球人』ではないので、全く違うことを考えていることが多いんですよ。だから訊いてもらった方がいいですね。」
あえて状態を聞くことでお互いの距離がぐっと縮まったといいます。
禎之「通じるところが少しでもあれば、それを足掛かりに少しずつ。少しずつしかわかっていかないけど、確実にわかっていくので。それを楽しむのが一番いいかな。」


私は多分訊かれたとしても自分の感情とか考えみたいなものを、すぐにまとめてうまく返す能力に欠けるから答えられないな。
番組を見ていて最初「魔の30分」ってのがピンとこなかった。
私も外に出るのは異常な緊張状態を続けなければならないのでひどく疲れるけど(疲れているのを自覚するのは困難だけど)帰ってから30分?って思った。
うん。
私は30分じゃないな。
翌日とか下手したら翌々日までずっとひどい頭痛がする。
そのぐらい脳に無理をかけてしまっているってことなんだと思うけど。
30分程度で何か解消できるようなもんじゃないよな。
それと、家族がいないからってのもあるけど、家族がいた時だって自分がつらくて周囲につらく当たるとか(主観的には)やったことないな。
やれないっていうか、すげぇこの人たち甘えてるっていうか、今までどんだけ恵まれた環境で育ったんだよ?って思ってしまった。
障害特性上、どんなに自分で抑え込もうとしても不機嫌な態度を取ってしまうっていう状態なのかも知れないけど、自分がそんなふうに誰かに甘ったれた態度を取ったことがないから、ただただ見ていて腹が立ってしまった。

浜島直子「すごいいいアイデアですね。お互いニックネームを付けて火星人、地球人って。うちももうすぐ3歳の息子がいるんですけど、とにかく暴れてすぐに泣くし怒るし、すごくやんちゃなんですよ。見るとイライラして腹が立って『私って、なんてダメなお母さんなんだ。こんなことぐらい許してあげないと』と思うけどイライラしちゃって。ああやってキャラクターみたいにして『暴れ肉だんご』とニックネームを付けて。コロコロしてかわいいから『暴れている肉だんご』って。SNSで『うちの暴れ肉だんごは今こんなに部屋を散らかしています』って。そうすると漫画のキャラクターを見ているみたいに自分も客観的になれたし、さっきまでのイライラが『おい!』という突っ込みに変わるんです。心の中にゆとりが持てて客観視できる感じです。」
有働「ここから専門家の方と一緒にお伝えします。コミュニケーションのずれは発達障害の方と、そうでない方。ズレが生まれてくるんですね。学術的にいうと、どうなんですか。」
名古屋大学准教授 岡田俊「われわれのコミュニケーションは『暗黙の了解』という言葉がありますね。暗黙の共通認識を前提にしてしまっていることが非常に多いです。言葉通りに理解してしまうとずれてしまう。、表情や視線、ジェスチャーとか話の流れや空気いろんなものでわれわれのコミュニケーションが規定されているんですけれども、そういったものを読み取るのが発達障害の方は苦手だということがあります。」
柳澤秀夫「いわゆる空気が読めない。KYということですか?」
岡田「KYというとあれですけど『空気として私たちが読んでる部分』と『経験として積み重ねている部分』があります。経験として積み重ねている部分に依拠しやすい方々だということだと思います。」
有働「コミュニケーションを取っていて、ズレて今、空気が悪くなってしまったなというのは感じますか。」
栗原「僕自身がまだそこまで分からないんですよ。ズレたかどうか。ただ子どものころにもよくあったのが先ほどVTR(冒頭の4コマ漫画)にあった、一部として落第したけど80ぐらいまで人生80歳まであるよという言葉もいわゆる文字どおりそのままとして受け止めてしまう。褒め言葉とか元気づけようとしている言葉やギャグというのが全く違いが分からずに僕も小さいころ、学校で『眉毛がない人がいるよ』って言ったから僕はそれをギャグだというのが分からずに先生とかほかの生徒の人たちみんなの顔をチェックして眉毛がないかチェックしたりすることが多かったです。それは、ウソだったんですけど、冗談、ウソだったと分からないことが多いので具体的に説明されることによって言葉で分かる力はあるんです。」
井ノ原「慰める言葉も直接というか具体的に。」
栗原「分かりやすいようなことがいちばん伝わりやすいことが多いです。」
柳澤「具体的に言われれば自分の気持ちが修正できるんですね。」
栗原「修正できます。」
瀬田「そこにまさにヒントがあります。平岡家でもそれがあります。実際にあったことです。気持ちがうまく伝わらないことがよくあるそうです。」


平岡家のズレ「気持ちが伝わらない」
夫:仕事でつらいとき「つらい」と言っても気持ちが伝わらない
妻:相手の表情が読みとりにくい
  言葉で具体的に言ってもらわないとわからない

             ↓
夫:つらさは90/100くらいなんだ・・・
妻:それは大変ね


瀬田「具体的に伝えるというのがポイントです。」
井ノ原「『分からないだけなんだ』ということ『ご本人がいちばん今すごく大変な状況なんだ』ということ、外から見たら分からないことが多いよね。具体的に、お互いのコミュニケーションというのが大事ですね。」
瀬田「妻のワッシーナさんが特におっしゃっていたのは頭の中がずっとレーシングサーキットで車が全速力で走っているぐらいフル回転しているそうです。相手の言っていることを理解する時に。だけど表情に出ないのでコミュニケーションがなかなか伝わらないってことです。」
井ノ原「それを8年前に気が付いて。それまではいろいろ大変だったんですね。分かってからもいろいろ大変だったろうし。」
瀬田「8年間たって、家族の中ではうまくいっているんですけどお父さんとしてはもう1個心配事がありました。
お子さんたちがこれから自立していくわけで家族ではうまくいっても外ではどうなるのか。そのタイミングが思いのほか早くきました。長女のニャーイさんが結婚したんです。結婚を境に、お父さんがある秘策を授けたんです。」


平岡家の長女・ニャーイさんです。
4年前に結婚し現在、那覇市内の実家近くで暮らしています。
夫と息子たちの4人暮らし。
家族と幸せな生活が送れている裏には、お父さんからの助けがあったといいます。
もともとニャーイさんの特性は時間の感覚がないこと。
例えば「仮装パーティーの衣装作りよ」と時間を忘れて徹夜で完成させるも翌日から1週間寝込んでしまうなんてトラブルがしょっちゅうでした。
そんな長女が結婚するときお父さんはあるものを作りました。
何かというと…。
禎之「このままやらしていくと、絶対に問題があるなと。別の家庭になると向こうの家庭の理解の問題、今まで一緒に暮らしたことのない人と世帯を持つので工夫も大事なので、『取り扱い説明書』を持たせようと、花嫁道具の一つとして。」
お父さん手作りの説明書をニャーイさんは今も大切に持っています。
中には、「耳は騒音に弱く目は、まぶしいのに弱い」などといった感覚の過敏に関することや「パニックになりやすい魔の30分があること」など一緒に暮らすうえで知っていてほしいことが10ページにわたって書かれています。
ニャーイ「『これ作ったから』ということで、夫も見て『すごい』と『愛の詰まったお父さんからの“トリセツ”だね』ってことで、主人と私の二部持ってます」
説明書の中でニャーイさん夫婦にとって特に役立った項目はあの、時間の感覚がないということ。
ニャーイさんが時間を忘れて没頭していそうなときには夫が、すかさず「アラームかけた?」と時間制限を設けたり…それでも止まれないときは肩をたたいて合図。
夫婦いわく強制終了ボタン、オン!
ニャーイ「強制終了ボタンは一番助かっています。翌日に仕事があるときには(夫が止めに)出てきてくれるので。対処法がはっきり提示できたら自分から提示できたらいいなと思いますよね。」


父親だの夫だの、周りから助けてもらえまくりで何かもう見ていて辛すぎる。
こういう助けてくれる人がいない人がどうしたらいいのか、いくら本を読んでも講演を聞きに行ってもテレビを見てもわからない。
もうこういうの見ても自分に役に立ちそうな部分がない上に、つらくなるだけだからやめたほうがいいのかな?って思うのだが。

浜島「さすが。」
栗原「当の本人を知っていない人からすると取扱説明書はすごく助かりますよね。自分が持っていたら助けを求めるときも最初出されたときはぎょっとするかもしれないけど自分の症状を説明すれば理解してもらえるきっかけにはなるかもしれない。」
井ノ原「旦那さんだけではなく仕事の人とかもそうかもしれませんね。」
岡田「まず重要なことというのは相手に渡しただけではなくてニャーイさん自身もその説明書を持っているということだと思います。自分自身を理解するということだし自分自身を理解しているからこそ、適切なときに助けを求められるということです。先ほど(番組内のこの前に紹介されたコーナー)健康器具の取扱説明書のことがありましたけれどもあれは『こう使いなさい』『こうしてはいけません』というものだったと思います。それに比べると、これは『どういった成功した体験がある』『こうやったらうまくいった』『うまくいかなかった』という経験が積み重ねられて書き記されているものというところが違うと思います。取扱説明書という形ではなくても多くの家庭の中で生かしていけるんじゃないかなと思います。」
柳澤「今のケースは時間の感覚がないというケースでした。シャットダウンのボタンを押してもらってありがたかったということですが時間の感覚がないということが分かっていないとシャットダウンのボタンを押してしまうと反発してしまう場合もあると思いますけれども。」
岡田「うまいのが予告をしてあげるということです。5分なら5分で終わろうねと。それでもやているとシャットダウンしてあげると受け入れることができるんですね。」
瀬田「困り事が書いてあるだけではなくて対処法も一緒に書いてあることもポイントです。実は平岡家は長女のニャーイさんだけではなくて次男のウッシーヤ君この春大学に入学しました。入学に際してみんなに分かってほしい自分との接し方をスピーチしたんです。一部をご紹介させていただきます。」

僕のことを、ことばの通じる火星人だと思ってください。
質問するときは選択肢を準備してもらえると見当違いな答えで、皆さんを迷わせることがなくて済みます。
ただ、困って固まっていても表情に出にくいので怒って無視しているように見える場合があります。
集中しすぎて返事ができないときもあります。
そのときは、机や肩をたたいてくれると助かります。
以上のことは、視力の弱い方が眼鏡をかけるように、僕にとってなくてはならない眼鏡です。

浜島「分かりやすいですね。具体的にどうしたらいいのかという対策が直接教えてもらったらこちらも対処できますものね。」
瀬田「もっともっと知りたいということで、このスピーチが終わったあとに『あれってどういうことだったの』とか、『どうしてあげたらいいのどうしてほしい?』と積極的に聞いてもらえたそうです。そうすることでウッシーヤ君もこういうことだよと伝えられて今、学校生活がうまくいっているとおっしゃっていました。」
柳澤「ウッシーヤ君1人で作ったの?」
瀬田「発達障害と分かってから8年間かけて、成功と失敗をたくさん積み重ねてその積み重ねがあったうえで入学が決まって半年間親子を中心に一緒に考えたんです。文章ではないのであえてキャッチーな言葉を入れることで印象に残るようにということも含めて話し合って決めたということです。」
浜島「手紙があるからこそ相手も『別にこれ言っちゃダメなことじゃないんだ』と思えますよね。『言っていいんだ』って。」
瀬田「本当はウッシーヤ君は『必要ないんじゃないかな』と思っていたそうです。やってみたら『大事だったんだ』と分かったと言っていました。こうしたコミュニケーションの話、いろいろあると思いますがコミュニケーションが苦手な人ってコミュニケーションを取ること自体が嫌だなと思うことがあると思います。そこを楽しみながらやり取りできる方法が今いろいろと出てきているんです。」

東京・葛飾区の施設。
友達づきあいや、集団が苦手、学習に困難があるなどの子どもたちが通っています。
ここで最近取り組まれているのがこのカードゲーム。
コミュニケーションが、不思議とうまくいくんだそうです。
人の話を黙って聴くこと、ルールはそれだけです。 | tobiraco(トビラコ)
そもそも発達障害の人は、自分がどのタイミングでしゃべればいいかが分からなかったり、みんなが話しているテーマとは関係ない話題で口を挟み、周囲から「空気が読めない」と言われがちです。
そのため、このゲームでは3つのルールが決められています。
順番にカードを引き、引いた人は裏に書いてある質問について話します。
答えたくないときはパスすることができます。
ほかの人は、それを聞く。
たったこれだけです。
(実際にゲームをやっているシーン)
『こんな1日があったらいいのになという理想の1日について話してください』
「好きなことをたくさんやりたい?」
「好きなことをたくさんやりたい。」
「どんなことを?」
「ゲームとかテレビを見たりとか。自転車でどこかに行ったり。」
児童発達支援 放課後デイサービス施設 取締役 河高康子さん
「日常的な会話の中で自分がしゃべって次は誰がしゃべると意識することは少ない。共通のルールがある中で共に会話をしていく。自分が聞いてもらった経験をして、そしたら相手の話も聞いてみようって思える。合わせてもらった経験があって自分も合わせてみようと思えるといいなと思います」
施設に通っている小学6年生のしんのすけ君。
この日、初めてお母さんとカードゲームに取り組みました。
母『家でどんなお手伝いをする?』
しんのすけ「してない!」
母「マッサージしてくれたり、タオルを畳んだりしてくれんじゃん」
しんのすけ「うるせえな、そんなのたまにだろ。敬語やめろ。もっとお前らしいぶっさいことばをしゃべれ。」
母「お前って言わないで。」
興奮からか、ついつい乱暴なことばが出てしまい会話のキャッチボールが成立しません。
母親の三奈子さんもそんな、しんのすけ君の態度に長年、悩んできました。
母「特性が強いんだけど、それがすごくわがままに見えてしまったり、実際、本当にわがままなところもあるし、特性でわがままに見えるところもあるから、親の私でもどっちなのか分からないときもある。」
ゲームを始めてから15分。
徐々に落ち着いた会話が出てきました。
しんのすけ「『好きな場所は?』自然がたくさんあって人が少なくて落ち着く場所。」
母「どこ?」
しんのすけ「どういうところだろうな。『自然の中にいて』って感じかな。誰もいない方が落ち着く。」
母「『自分が持っているもので友達に自慢できるものは何?』自慢?自慢できないでしょ。」
しんのすけ「もし自慢してもいい世界だったら何を自慢したい?」
こんなふうにしんのすけ君から答えを促すようなこともありました。
母「『好きな色は?』ピンク。」
しんのすけ「俺、好きな色は何だろう。普通に青かな?」
しんのすけ「『好きな季節は?』やっぱ秋とか春とか。暑過ぎでも寒過ぎでもないっていう、それがいいんだなやっぱり。」
30分近くゲームを続けた中で三奈子さんにとって意外な答えもありました。
しんのすけ「『先生や友達から褒められてうれしかったことは?』なんもない!」
母「ないことないでしょ。友達から褒められてうれしかったこと、ひとつぐらいあるよ。」
しんのすけ「ない!はい次、次!」
ふだんは口にしないしんのすけ君の本音だったのかもしれません。
しんのすけ「褒められるのはただ単に気分をよくするだけだと思う。そこまで思い出に残らない。」
母「やってみてよかったです。落ち着いて二人の時間をゆっくり過ごせたことがよかった。普段は落ち着いてここまで面と向かって話したりしないので。」


井ノ原「すごいゲームですね。」
柳澤「知らず知らず自己分析していましたね。」
井ノ原「大人がやってもいいし子どもと一緒にやるというのはどの家庭でもいいんじゃないですか。最初、悪態ついているときはかわいすぎて笑ってしまいそうになってしまったけどお母さんは困ってましたね。」
有働「15分ぐらいで変わっていくんですね。」
岡田「ゲーム自体は勝ち負けがないですよね。正解もないですよね。自分のことについて語るという体験が少ないわけなんですけれど語って相手の人に聞いてもらって耳を傾けてもらえる。特に批判を受けないという中である意味で緊張したりとか格好つけたりとか恥ずかしがったりという形がなくてうまく自分が出せるというのがあったと思います。お母さんもうまく聞けるようになっていましたよね。それが彼のスキルでもあるし、お母さんのスキルもあるということなんですね。」
井ノ原「いいですよね、あれは自分のことだってあまり話すって飲み会でも自分の話ばかりしちゃったらみたいなそういうときは落ち込んでしまいますよね。『しゃべりすぎちゃった』みたいな。でも『しゃべってください』『自慢してください』と言われたら。」
瀬田「しかも『あなたの番です』と言われているからしゃべりやすい空気がありますよね。コミュニケーションの基本をゲームで学べるというのが一つのポイントなんです。実際、新人研修でも使っているところがあるそうなんです。」
栗原「こういうゲームが僕の時代にはなかったので、こうやって当事者の人たちに自分の発言をさせる機会や自己肯定感を強くするようなきっかけになるというのはいいゲームだなと思います。」
柳澤「コミュニケーションの基礎は自分のことを知ることから始まるのだということが分かりましたね。」
井ノ原「自分のこともいっぱい考えてましたもんね。実際あそこまで聞くことは一緒に仲間になっても数年たたないと知らないことは結構ありますよね。先ほど新人研修とおっしゃっていましたけれど初日にいろんなことを知ることができますよね。」
瀬田「もう1つ、ご紹介したいVTRがあります。発達障害の人がコミュニケーションを楽しむ場所としてこんな場所もあります。


今日の夜に放送される
自閉症アバターの世界 第2夜 仮想と現実を生きる
の予告的な内容が流れる。
自閉スペクトラム症のアンさん。

視聴者からのメッセージ
コミュニケーションのズレは相手の状態を知ろうとする、相手は自分と違うと認識することは相手が発達障害かどうかはさておき、優しい考え方だなと思いました。

ここで一旦、発達障害関連のコーナーは終了。
番組の最後で視聴者からのメッセージなどが紹介される。

福岡県 50代 土星人
発達障害、発達障害って、そんなに変?
コミュニケーションが難しいのは火星人だけじゃないですよね。
地球人と思ってる人でも、コミュニケーションが上手くいかない人多い。
みんな宇宙人でしょ!


東京都 40代 タコ
番組のご夫婦うらやましい・・・。うちは家族全員なので、私がパニックのときに一生懸命冷静にいまは話しかけないで!と伝えても、ぜんぜんおかいまなし・・・。こどもにはなんとか我慢しているけど、だんなにやられるときれてしまいそうになります。


有働「家族全員が発達障害だった場合、冷静な説明書を書いたりとかできないという場合はどうすればいいですか。」
岡田「まず1つは家族だけではなくほかに理解者、支援者を作るということだと思います。医療機関でも発達障害者支援センターでも公的機関でもいろいろ援助していますのでアクセスされたらと思います。」


発達障害者支援センターでそんなことまで面倒見てくれるとは到底思えないけどね。
公的機関なんてどこも手いっぱいで、一人一人のことにじっくり取り組んでいる余裕があるところなんてないと思う。
やってくれんのならやって欲しいものだけど。

浜島「晩ごはんのとき家族しかいないときに『わっ』となったらどうしますか。」
岡田「とりあえず落ち着くことですね。『わっ』となったことによって感情的に対応するとかえってエスカレートすることがあります。」
井ノ原「ご自分たちだけで時間を設けてトリセツみたいなものを作っていこうというのはなかなか難しいことですか。」
岡田「難しいけれども、落ち着いたとき皆それぞれ尊重しながらやっていこうと話し合いで。大体興奮しているときは進まないと思いますよ。」
柳澤「興奮を押し鎮める秘訣みたいなものはないですか?」
有働「VTRでは『卵になれ』と言っていましたね。」
瀬田「誰かが気付いたら『卵になれ』。相手を否定するのではなくて静かになればいいんだなと言っていました。」
有働「それを冷静な時に家族でルールで決めておくということですかね。」
岡田「一人一人、例えばクッションを持つと落ち着くとか、いろんなパターンがあると思いますよ。」


発達障害があってもなくても、そうやって冷静に話し合えるような家族だといいけどね。
それすら無理な家族ってのいるよなぁ。
って自分が結婚していた時のことを考えても「絶対無理だ」って思える。

大分県 40代
六年生の娘は、知的障害は、無く、ADHD注意欠陥症が、グレーゾーンだと、夏休みに、診断されました。四年生まで、マイペースだなと、思っては、いましたが、五年生で、いじめや、先生とのコミニケーション
(原文ママ)が、上手くいかず、友達関係もダメになり、今は、いじめは、無く、落ち着いていますが、死守運気と、反抗期そして、発達障害毎日、どう、乗り越えれば良いのか、奮闘中です。類さんを見ていると、娘と、似ていると、思っていましたが−中略−類さんは、どう、乗り越えましたか?

栗原「僕の場合はアメリカにも行っています。アメリカと日本は学校の仕組みが違いますが日本のときは僕自身も学校のほとんどのみんなとはなじむこともできなかったので、僕がよくしていたのはとりあえず自分が信じられる友達がいたので、その人たちにしか話さないことと自分の学校での悩みは極力、親に相談をするのと僕がいちばん信頼している主治医の先生がいるんですけど主治医の先生に学校でこんなことされたとか母親にも相談できないような悩みはその人に相談していました。やっぱりずっと1つの組織に1年以上通ってとなったら信頼できる人がいないと乗り越えるのは不安なので、信頼できる人を1人でもいいので探してほしいと今は思っています。」

そういう人が一人もいなくて子供時代を過ごしてきた自分がかわいそうすぎるなと思うが、もう今更何一つ取り返しはつかないな。

千葉県 50代 らんらん
私自身ADHDです。
コミュニケーション面ではそれほど困り事はありません。
コミュニケーションで問題を抱えるのは主にASDではないでしょうか?
発達障害と一括りにされると誤解や混乱を招くのではないかと気がかりです。


瀬田「改めてこの図で紹介します。3つに大きく分かれますが重なりがあるというのが発達障害の1つの特徴ですね。」
岡田「いろいろな特徴を一つずつ持っているということも少なくありません。」


高校生の娘に発達障害の感じがあります。−中略−何でも素直に受け入れないので困っています。それでいてできていないことがたくさんあるのでどう、向き合えばいいのか分からないで悩む時がおおいです。そういう時はどうしたら良いでしょうか?

岡田「治させたい、解決したいと思うことをなんとか受け入れさせようということをすると、かえってうまくいかないことがあります。一人一人得意なこと苦手なことがあります。発達障害の人だけではありませんね。それを話題にする中で自分の困り事っていうのも話題にできるようになってきてその延長線上の中に発達障害の受容も出てくるのではないかなと思います。」
有働「(別の視聴者からのメッセージで)担任の先生に話をしていますが学校の先生が発達障害の理解がない方もいらっしゃるということなんですが」
栗原「先生たちには1回で理解してもらえませんでしたので、アメリカに比べたら日本は理解していないことがすごい多いと思います。僕の場合もそうで、先生たちを信頼しないわけではありませんが別に信頼できる人、主治医とか親のことばを聞きながら過ごすというふうにやっていました。学校の先生たちにも悩みを相談するのは必要とはいえ、それでも何もしてくれなかったことが僕のときは多かったので、僕はそうなったら先生じゃなくて違う人たちを信頼するようにしていました。」
有働「その人はどうやって見つけたんですか?」
栗原「主治医の先生僕が5歳のときからその主治医のところに通っていたのでそこで気付いたら、いろいろと話をしていた。『気付いたらこういう人がいた』という、長い目で見るような感覚を持つのがいちばんだと思います。」


自分で探そうとして探せるもんじゃないってことかね。

有働「類さんの話を聞いていると『ちょっとはどのぐらいちょっとなんだ』とか『そりゃそうだろうな』と思います。私たちのほうが空気を読みすぎるというか…」
井ノ原「芸能界もすごい多いけどね。やっぱりあいさつに行かなくちゃいけないのかとかさ。」
有働「空気を読みすぎて自分たちで苦しくするというか。(空気を)『読めなくてごめんなさいみたい』な感じもあるし。」
井ノ原「『はっきり言っていく』というのはいいかもしれないですね。」
柳澤「あうんの呼吸だけではないということをやっぱりね。」
有働「海外行くとそうですもんね。」
井ノ原「YESかNOかはっきりしてる。」
有働「そんないろんなことも考えさせて・・・今日は皆さんありがとうございました。」


うん。
助けてくれる家族がいない人はどうすれば?
自分で何をどうすりゃいい?
カードゲームを一緒にやる相手もいないっていうか(もちろんいないけど)そんなもんやらなくても「KY」とか非難されない程度には会話ができるようになったさ。
で?
どこまで行っても極限まで神経をすり減らして無理やり地球人に合わせ続けて、何日も頭痛に悩まされて?
それをどうしたらいいのかってずっと模索しているのに、何の解決の糸口も掴めない。
本当に困っているし、この先どうしたらいいのかわからない。
だからこそ、この手の番組を見続けているけど、毎回毎回家族が助けてくれるみたいな人ばっかり。
誰も助けてくれる人がいなくて、それこそ発達障害者支援センターで「こういう支援を受けて、たった一人でどうにもできなかったのが、何とかやっていけるようになりました」みたいな事例とか出してくれない?
まあ、そんな人は存在しないから取り上げることができないんだろうけど。

posted by ひと at 19:19| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハートネットTV 自閉症アバターの世界 第1夜 脳内への旅

ハートネットTV 自閉症アバターの世界 第1夜 脳内への旅
昨日の夜に放送していたヤツね。
「見逃した!」という方は再放送が10月3日(火)です。
この続編は今日の夜8時から放送されます。

今回「セカンドライフ」のこととか、文字だけでは伝わりづらいかな?ってのと、この番組は後から公式の方に「番組まるごとテキスト」ってが掲載されるので、今回は主に私の感想とか。

セカンドライフは15年前誕生し一時爆発的なブームが起きた。
その後次第に利用者は減少。
住人のいる街も少なくなった。
しかし今もここを楽園として住み続けている人々に池上さんは出会った。
自閉症の人たちだ。


現実の世界って、いつまでたっても言葉もよくわからないし習慣とかまるっきり違う外国に住んでいるみたいなので、ネットの中の仮想現実みたいなものの方が馴染みやすいっていう感覚はわかる。
私はその「ネットの中」ですら他人と関わるのが難しくなってしまって、SNSからほぼ撤退してしまったけれども。

ワイオミング州に住むラリーという自閉症者(アスペルガー症候群)。
この人は自分の脳内世界をセカンドライフ内に展開している。

130以上の部屋が複雑に入り組んでいる。
この空間は今も拡大し続けている。


部屋をたくさん作っているだけでなく、この人は音楽もやる。
あくまでセカンドライフ内だけということのようだが、クラブDJとして非常に高く評価されている。

ラリーがアスペルガー症候群と診断されたのは二十歳の時。
感覚が過敏で日常生活では目や耳から過剰な情報が飛び込んでくる。
そのため時々パニック発作も起きるという。
しかし仮想空間では全ての情報を自由にコントロールする事ができる。


現実の世界は私たちにとっては不確定要素が多すぎるからね。
むしろ現実の世界の方が「自分だけがルールを知らされていない(しかも「ルールを知っているくせにわざと悪態をついている」みたいに叩きまくられる)」バーチャル世界のようだ。

途中まで見ていて「ラリーってのは一日中こうやってネット上で遊んでいていいご身分だな」ぐらいに思っていたけど違った。
長い事、夜間のスーパーマーケットの棚卸の仕事をしている。

社会学者 池上英子
自閉症スペクトラム症の人たちは、私たちとは違う目で「世界」を見ています。
時には同じ景色を見ても違って見えることもあります。同じ音を聞いても彼らには違って聞こえることもある。それはまるで禅の修行で問われることのようです。
「あなたには真の世界が見えていますか?」
「あなたは本当に世界を感じられていますか?」
認知の相違に触れることによって、私自身にそう問いかけられている気がするのです。


定型発達者たちは思い違いをしている。
同じものを見ても、同じ音を聞いても、健常者同士であっても一人一人それは異なる。
私たちがまるっきり違うってのは当然としても。
そのあたりって、大昔の哲学者が既にいろいろ言っていることだし。
人間という生物には「客観」は存在しないのだから。

番組で取り上げられたタイプの人と私は障害特性が真逆かな?と思った。
私の脳内は映像化できない。
映像がない。
夢(夜、寝ている時に見る方のね)が音しかなかったり、映像があってもかなり不明確だったりってことがたまにある。
小説を読んでいても、登場人物の姿かたち、周囲の景色とか、私は頭に思い浮かべていない
思い浮かべることができない。
自分の脳内をいくら探しても「映像」は発見できない。
じゃあ音だけが存在するのか?っていうとそれもないな。
たまに脳内で常に美しい音楽が流れているっていう人がいるらしいけど、そんなものも流れていないしな。
私の脳内にあるのは何だろう?
定型発達者と共有できないために名前がついていない「感情」や「感覚」とか。

ラリーという人は現実の人間関係を構築することには困難を抱えているようだが、セカンドライフの中ではとても周囲とうまくやっている。
他のSNS上で他人と満足に交流できない私でもセカンドライフであれば、彼らのように交流ができるのか、やっぱり私には無理なのかは実際にやってみないとわからないが。
やらないけど。
そういうことに時間を取られたくない。
って思う時点で私はセカンドライフに入り込んでいる人たちとは違うんだろうな。
この人たちの「世界」はそれが現実の世界にはなじめないにしても、他人に対して開かれている感じがする。
私の「世界」は全て自分の内側へと向かい、閉じられている感じがする。
発達障害者は「他人と関わりを持ちたいタイプ」と、それをあまり必要としないタイプに大別される。
私は後者なのだが、セカンドライフにずっとい続ける人たちは前者なのかな?と思う。

仮想と現実の境界は一体どこにあるのだろうか。
私たちの見ているこの世界は本当に現実なのだろうか。


posted by ひと at 07:55| Comment(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月25日

NHK 深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みスペシャル」

昨日の夜にやってたヤツね。

深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みスペシャル」
タイトル通り子供のことしかやりません。
ってことで、私のようにとっくに大人になってしまっている人には何の関係もないってことで。
ただ、この手のヤツをテレビでよくやるようになったせいなのか、自分の側が変わってきたのか不明だけど、こういうのを見るたびに「自分もこんなふうに親を精神的に追い詰めていたんだな」って思ってしまうようになった。
実際そうなんだろうし。
今更何一つ取り返しのつくことではないし。
かといって「母に優しくしてやろう」とも思わないし。

解説は教育評論家の尾木直樹さん、司会は有働由美子アナウンサー。
番組には発達障害の子育てに関するおたよりが大量に届いている。
その中から一部を紹介。
北海道40代女性
「中学1年生双子の息子の母です。2人とも発達障害です。毎日助けて欲しいです。彼らを大好きなのに大嫌いになるときがある自分がつらい。」
北海道50代女性
「きょうだい2人とも発達障害です。周囲の理解が得られないのが悩みの種です。休みたいです。親もケアしてほしいと思うのはわがままでしょうか。」


尾木「すごく分かりますね。今、発達障害の事を誰にも相談できずに1人抱え込んでね、悩んでるお母さんがすごく多いんですよね。それとやっぱり発達障害っていう言葉自体が新しいっていうか最近で社会的にも理解がされてないという中で。だからお母さんも苦しんでるから親もケアしてほしいっていうのはすごい分かりますね。」
有働「なので今日は、この秋の夜長に発達障害の子育てに悩んでいるお母さんたちと集まってじっくりとその辺り話し合っていきたいと思います。」


小中学生15人のうち1人にその可能性があるとされる発達障害。
今、発達障害の子どもの子育てに悩む親が増えているといいます。
今夜はそんな保護者たちが集まりそれぞれの悩みを告白。
つらい思いの母親に先輩ママたちからは解決のアイデアが。
子育てのヒントが満載。


「小中学生15人のうち1人に」ってのがこの手の番組にほとんど毎回登場だけど、本当にこれやめてくれ!
詳しくはここに書いた。

ゲストはタレントのはなわさん。
スタジオには発達障害のお子さんを持つお母さん6名。

有働「今日はぶっちゃけトークでいきますんで『それ腹立つわ』とか『そのワードやめて』みたいな事があったら是非きたんのないご意見でお願い致します。はなわさんちはお子さんたちはどんな様子?」
はなわ「うちはもう本当、体大きくてですね、みんな柔道をやってまして3人ともですね。それで発達障害って言葉は僕は聞いてるんですけど。あと友達の子どももそうだったりとか。ただ情報としてよく分からないんですよね。だから無知な状態なので今日はそういった意味でもちょっといろいろ知れるので楽しみに来たんですけども。」


最初のVTRで流れたのは以前あさイチでやってたのと同じヤツかな。
古山(こやま)さん一家のヤツ。

有働「これいかがですか?何かあるあるっていう事…。」
アーモンドさん(小4長女と小3長男が発達障害)「うちの子はまさにあのタイプ。あのタイプって言ったら失礼ですけど初華ちゃんと本当に一緒で、朝起きたら学校…素直に行ってくれる時もあれば行きたくないってなって、さっきみたいに大きい声を張り上げたりもう本当にひどくって。」
有働「はなわさんどうですか?」
はなわ「結構うちの子も今、一番下の子なんてまだ6歳ぐらいですけどわがままで同じような。例えばゲーム取り上げて泣いて怒ったりとか部屋から出てこなかったりってあるんですよね。だからそんなにこの発達障害の子との違いが今のぐらいだと僕は正直分からないんですけど。」
有働「トパーズさんどうですか?」
トパーズさん(中2長男と小3長女が発達障害)「うちは例えば夜『じゃあ寝ようか』っていう時に『明日の宿題やってなかった』って急に言いだして『わ〜どうしようどうしよう』ってパニックになってもう大泣きしだすんですよね。パニックを起こしちゃうともうどうしようもなくなって家族全員起きてしまうぐらい泣き叫んでしまって。うちの子はうちの子でとってもいいとこがあるんですけど『何でうちの子普通じゃないのかな?』と思う時がやっぱりあって。」
有働「カボスさんとかはどう思われます?」
カボスさん(小3長男が発達障害の疑い)「『普通って何?』っていうところは自分の中にもあるんですけど、やっぱりほかの子と比べちゃいけないっていうのは十分頭では分かってるんですね。友達から見るとちょっとまだやっぱり3年生にしてはちょっとなのかなみたいなところとかもありますし、そういうのを見るとやっぱりちょっと遅いのかなとかっていう目で見て比べちゃったりもありますし、比べないようにとは思いつつも、やっぱり比べてしまっている自分がいるっていうのは事実です。」
尾木「日本固有の学校文化が作ったものだと思います。だっておんなじ年齢の子が35人40人集められて一斉授業でしょ。その中でちょっとでも読み方が変な子とか特徴がある子はすぐ目立つ。『普通じゃない』となる。標準的なものと比べていくという教育文化っていうのがあるからそれで親も染まっていきますよ、それに。」


ナレーション「周囲から見えにくい障害のため、周りの人に理解してもらえないという声も多く寄せられています。」
リポーター(高山哲哉アナウンサー)「全国の皆さんのモヤモヤで結構多かった意見ご紹介したいと思います。それはですね、周囲の皆さんからの理解という事でこちらの2通ご紹介します。
福島県30代 めぐままさん「うちの子供も発達障害と先週診断されました。ワガママと言われ私のしつけが悪いと周りのママ、大人、夫に言われ大変な毎日を過ごしています。皆さんの理解は本当に必要です。泣」
長野県40代 ベアーさん「中学1年生の子どもが発達障害です。(中略)一番の悩みはいっけん普通にみえるため『甘やかして育てたせいじゃないの?』といわれてしまい理解してもらえません」


有働「う〜ん…でも言うんですか?しつけが甘いとか悪いとか…言われます?言われた事あります?」
トパーズ「発達障害だという事を夫と夫のきょうだいは認めてない。夫と夫のきょうだいから私が『厳しくしつけすぎたからこうなっちゃったんだよ』『あんたのせいだよ』って言われて。」
はなわ「『生まれつきのものじゃない』っていう事って思ってる訳ですか。」
トパーズ「でも私も確かに普通にこだわり過ぎていてやっぱり幼稚園の頃からちょっとみんなより遅かったので。『普通にしよう、普通にしよう』と私がかなりきつくしつけてしまったのはあるので。」
カボス「例えば『片づけが苦手で』っていう話をしたら『うちはこうこうこうやってやっててできるよ』って言って『うちだってできるんだからできるよ』みたいな事とかを言われたりとかするんですね。周りのママ友、頭で分かってたとしてもやっぱり本当に理解はできてないから言っちゃう。そういう私たちからすれば望んでいる答えじゃないことが返ってくるのかな?とちょっと。発達障害の理解が広がったとはいえ、本当に理解はされていないという実感。」
有働「その方も悪気はあるのかな。」
カボス「ないと思います。」
有働「それは分かってるけど傷つく。」
アーモンド「分かっているから傷つくところがありますよね。」
カボス「そうですよね。」
アーモンド「悪気で来られたら『何くそ』じゃないですけど『いいもん!』ってなるんですけど…。助言じゃないですけど言われた事に対してだったらやっぱり『ありがとう』っていう気持ちも…。何かモヤモヤってしちゃうんですよね逆に。」


ナレーション「理解が広がらない中で子どもの発達障害を周囲の人に伝えるか伝えないかもとても悩むそうです。」
アーモンド「うちは弟の方2歳になった時に診断名がゴンッて下りたのでその時に全て…全ての人って言ったらおかしいですけどまあ親兄弟だったり、あとはいろんなママ友さんにもそういう事でどんな迷惑をかける。迷惑って言ったら駄目なのかもしれないですけどそのように伝えたんですけど。」
有働「けど?」
アーモンド「伝えたことによってマイナスなこともやっぱり。『あの子は障害を持っているから近づかないで』と言われたり。あの子はちょっとおかしいから危ないから何をするか…。そのね、手が出るとか。そんな事しないんですけど、周りに関心がない子、こういう(視野が狭い)子だったのでしないんですけどこう…だからそばに行かないでねっていうような事を子どもに。」
尾木「教えちゃうの?」
アーモンド「教えるお母さんがいらっしゃったりとか。」
有働「カボスさんどうですか?」
カボス「カミングアウトしたことによって、変な色眼鏡で見る方もいるんじゃないかっていう不安。それをカミングアウトしたことによって、子どもが築いている友達関係が変わるんじゃないかっていう思いがあるので、現時点ではカミングアウトはしない方向で」
有働「サボテンさんはどうでした?周りに伝えてよかったかどうかっていう事で言うと。」
サボテンさん(先輩ママ・中1長男が発達障害)「結論から言うとよかったです。自分が実際、もう周りにお話ししてるので学校にしても近所の方にしても。」
有働「その辺りのサボテンさんがどういうふうに伝えたのかという事をVTR。ちょっと取材させて頂きましたのでご覧下さい。」


2年前にサボテンさんに取材した時のVTR。
サボテンさんの息子 よっちゃん(当時小5)
よっちゃんは気持ちの切り替えがとっても苦手。
この日は思いどおりにならない事があり、感情を爆発させてしまいました。
サボテン「友達待ってるんじゃない?」
よっちゃん「待ってるに決まってんじゃん!」
サボテン「じゃあ行こうよ。」
よっちゃん「お前のせいでつぶれたんだよ!お前が行けよ!うぜぇんだよ!」
サボテン「どんどん悲しくなるよ。」
よっちゃん「目障りなんだよ!」
サボテンさんはよっちゃんが起こすトラブルに悩んでいた時期がありました。
それはよっちゃんが4歳の頃。
毎日のように近所に迷惑をかけてしまっていたのです。
サボテン「(近所の)家の中に入っちゃってたり、お庭の飾りだったりおうちの中の物を壊してしまう。怒って投げちゃうんですよね。」
追い詰められたサボテンさん。
よっちゃんと家に閉じこもるようになりました。
サボテン「よっちゃんを家の外に出すと何かするという恐怖とかで、迷惑をかけちゃうみたいなので出さなければ迷惑をかけないしと思っちゃって、家じゅうに鍵をかけてよっちゃんが出ていかないように。『ダメなのお願い、出ないでお願い』って。」
誰にも悩みを相談できず孤立した状態がしばらく続きました。
そんな親子の異変に最初に気づいたのは近所の母親たち。
心配して声をかけてくれました。
近所の母親「どうしたんだろうな?っていうのはあったんですよね。ちょっと『様子見ようかな』というのはありましたけど。」
心配してくれる人がいる事を知ったサボテンさん。
意を決して近所の家を1軒ずつ訪ねた。
サボテン「よっちゃんのことをちゃんと理解して欲しいから、ちゃんと言わなきゃと思って。あの、しかもご近所さんはずっと一緒に住んでいくわけなので。言わなきゃって。」
サボテンさんはまず、よっちゃんが迷惑をかけている事を謝りました。
そして発達障害の事を伝え、強く叱るよりも優しく諭してもらえないかと相談しました。
サボテン「そうですね。ちゃんとみなさんわかってっていうか理解してくださって。うちは伝えてよかったかなと思っています。


有働「実際に伝えた時の近所の方々の反応ってどうだったんですか?」
サボテン「とにかく私は迷惑をかける事がすごく嫌だったので。」
有働「ご近所さんに。」
サボテン「そうですそうです。とりあえず謝りたいっていうのと、できないことが発達障害だということを通じてご近所さんには分かりやすかったかも知れない。『何でよっちゃん入るの?いつも』みたいなところが説明した事によって『あっそれだったらじゃあどんなふうに対応したらいいんだろうか』とか一生懸命考えてくださって。実際聞かれたりもして。『じゃあどんなふうに声かけたらいいの』とか。」
有働「それどんなふうに答えたんですか?」
サボテン「うちの場合は怒鳴られたり怒られることを極端に嫌うので『優しく諭すように話しかけてもらえると有難いです』というお話はしたんですね。そしたら結構実際今までピシャッと開けて『よっちゃん、ここはよそんちだから入っちゃ駄目よ!ピシャッ』みたいなところが何か話してからは割とそこの縁側みたいなとこに一緒に座って『よっちゃん』とか言って話してたりして変わるもんだなみたいな。」
有働「どうですか?お父さんとして今のね。」
はなわ「僕は今思ってたのが、発達障害ってひとくくりにされますけどそれぞれ子どもによって全然違うし、僕とかは確かにその、言ってもらえるとすごく助かるでしょうし、その子をみんなでどう育てていくか一緒になって考えられますし。」


ナレーション「更に子どもの友達にどう伝えるかも大きな課題です。先輩ママはある方法で幼稚園の子どもたちに伝えたといいます。」
ネコさん(先輩ママ・高1長男が発達障害)「質問が相次ぐようになったんです。私がお迎えに行くと。『どうして、しんた君は喋れないの?』『どうしてかけっこ1人でできないの?』『病気なの?』っていうふうに純粋に子どもたちが私に矢継ぎ早に質問をしてくるので…。その時にうまい答えが私がとっさにできなくて。私が困るぐらいだから保護者の皆さんも家で子どもから質問された時に『答えられないだろうな。困ってるだろうな』と思って、じゃあどうやって子どもたちにしんたの事を伝えたらいいのかなって考えた時に、たとえ話を作って親御さんの方にもこれ『これこういう事情がありまして』と。もし質問された際にはこのたとえ話を使って子どもたちに説明してくださいという形でプリントを一人一人手渡しで保護者の皆さんに渡しまして。


その時に使われたプリントが紹介される。
しんた君のことを電車に例えて説明している。

「しんた号」
みんなのまちには、たくさんの電車が走っています。
新幹線のように速い電車もあれば、ゆっくりと走る電車もあります。
その中に「しんた号」という電車がありました。
「しんた号」はとてもゆっくりと走る電車です。
他の電車にどんどん抜かれてもお構いなし。
「しんた号」の線路にはたくさんの駅があり、その駅を通過すると「しんた号」のできることがどんどん増えていきます
ところがマイペースな「しんた号」はせっかく「字がスラスラ読める駅」まで進んでも、通ってきた線路を戻ってきてしまうこともあります。
進んだり戻ったりを繰り返し「しんた号」はできることを少しずつ増やしながら、ゆっくり、のんびりと進み続けます。


トパーズ「いや〜すごい。ここまでできるっていうのはすごいなーと思って。いや〜感動してしまいますけど。」
ネコ「恐らく今までは『あの子ちょっとおかしいけど聞けないよね』っていう雰囲気だったのが『実はこういう子なんです』と私が扉を開いていたこともあって『お話よかった。うちの子が何回も読んでっていうのよ』というふうに言っていたりとか。子どもたちも理解が進んで、電車のおもちゃを持って来てくれたり。プレゼントをたくさんもらいまして。」
有働「どうですか?今の伺ってトパーズさん。」
トパーズ「ちょっと迷うところで。たぶん子どもたちには言ったほうがいい。子どもはとても素直に多分聞いてくれるんじゃないかなと思うんですけど中にはそれを聞いて(発達障害だと聞くと)『じゃあもっといじめちゃおうか』と思う子がいるのかなという怖さがあったり。まだちょっととても悩んでいるところです。」
有働「それどう聞きます?ネコさん。」
ネコ「何かやっぱりきっかけがないとカミングアウトできないというか、何もトラブルが起こってない状態でカミングアウトしてもやっぱり受け止める側の方も『だから何?』っていう状態になってしまうので、もしトラブルがなにかしら起きた時とかにトラブルの起きてる相手にまずは伝えたりとか…。」
ビーバーさん(先輩ママ・高3長女が発達障害)「みんなに知らせなくても、言えるときに言える人だけでいい。無理に気持ちが追いついてないのにカミングアウトしなきゃっていくと今度自分に返ってきてつらくなってしまったりするので。時期を待ってでいい。急がなくても。」
サボテン「扉をパタパタしてみたらいい。たまに開けて、閉めて」
ビーバー「この人分かってくれそう。さっきのじゃないですけどみんなに開くって結構ストレスもあるかもしれないので。」
サボテン「開けっ放しは難しいかもしれないから。」
ビーバー「分かってくれそうな人とか…。」
有働「全員に伝える必要はない?」
ネコ「ないですないです。全然ないです。だって全員理解してくれる訳がないから、理解してくれそうな人だけでも少しずつ広めていけば。地道に。」
有働「でも理解してくれそうと思ってしゃべったら意外に理解しなかった時のショック。」
サボテン「そしたら閉めましょう。閉めちゃって…。」
ビーバー「忘れます」
有働「そしたら閉める?あっ忘れ?」
ビーバー「すごい大事、忘れる事。なかった事っていう…。」
有働「何か尾木ママ、皆さんの話を聞いてたら本当どなたのお気持ちも分かるんですけどどうですか?」
尾木「そうですよね。ご本人のお母さんの方から『うちの子こういう障害があって』っていうのを分かるかなっていうところに伝えていくのは大いに結構だと思うんです。やっぱりね、すごく大事だなと思ったのは『発達障害だからこうこうなのよ』っていう言い方ではなくてむしろ『発達障害』という言葉は使わないで『うちの子こういう特徴を持っているのよ』という言い方、個性を一人一人どう向き合うのかっていうことで、別に発達障害のあるなし関係なくて、ものすごく大事な視点だと思うんです。これからの時代生きていくのにね。」


全国の視聴者からの声。
「1年前に発達障害の可能性があると言われた中2の息子がいます。親が関わらなくてはいけないと思いますがなかなかうまくいきません。父親が一緒にいる時間が少ない事もあり、なかなか関係がうまく作れません。テレビも母親ばかりが登場しますが父親はなかなか子どもの発達障害を受け入れられないものでしょうか?父親はどうやって関わるのがよいのでしょうか?」

発達障害の子どもを育てている3人の父親による座談会のVTR。
子どもの障害を聞いた時、初めは戸惑ったといいます。
中1男子双子の父親「発達診断を受けたら疑いがあるという診断が出て最初は短い期間だけど自分の中で受け入れがたかったっていうのかな。当時僕がサラリーマンやってて、いちばん忙しい時期、ほとんど家にいないから、おかしいなとは思うけどほとんど子どもの姿を見てないからものすごいリアリティーなかったんですよ。うちの親とか周りの人間がちょっと気になると言うけど『あっそう?』みたいな。『自閉症って何か』といったら部屋の隅で体育座りしているのが好きな子と思っていた。」
中3女子の父親「まずわかんないよね。」
小2男子の父親「わかんない。」
受け入れるのが難しい理由はほかにも。
中1男子双子の父親「世間体です。」
中3女子の父親「世間体。俺は認めへんぞ。」
中1男子双子の父親「まあそうだね。見栄とか世間体は確かに男の方が強いのかも知れないね。」
子育てをする中で父親として何ができるのか模索しているといいます。
小2男子の父親「どうしても多分世の中的にはお母さんのほうが負担が大きいのは事実。『私一人で全部判断する』とかすごくしんどいと思う。普通級の子でもしんどいのに発達障害を抱えている家庭のジャッジをお母さん一人って重すぎる。」
中1男子双子の父親「それは確かに重いよね。」
小2男子の父親「父親が何をしようかって、普通級から支援級に移すタイミングとか、子どものライフステージの中でキーになるところがあって、普段、細かいところはお母さん任せかも知れないけどそういうところって父親が出て行く。そういう場に行くと(学校側も)構えてくるから影響力が。だからそういう意味では、うまく使って欲しい。父親を。」


有働「アーモンドさんは?今のVTR。」
アーモンド「うちは検査とか行く時は必ずついてきます。いや、ついてこさせてます。」
有働「どう言ってそういうふうに?」
アーモンド「『ついてきて』って。私の口から言うとワンクッション伝言ゲームになってしまうので直接必ず聞くように一緒に連れて『ついてきて』って言うのと『私覚えられへん』って。『私アホやからもう無理やからついてきて』って。って言ったら旦那も『そうやな無理やな』って言ってついてきてくれて。」
尾木「典型的に上手にやってるわよアーモンドさん。自分でこう何か負けて勝ち取りじゃないけども、自分でもワンちゃんのようにおなか見せちゃって『私の事助けて』っていう感じ。すごくいいと思う。」
トパーズ「すごくいいなと思うんですけれどそうですね…。ちょっと話戻るんですけどまず夫が認めてない。夫の中で(発達障害を)受け止められていないっていうので。私が話をしたいって言っても『今はちょっと無理だから。今ちょっと聞き入れられない』って言われて私はもう何年もこの事で悩み続けてきて聞かないってどういう事っていうので私の中でもとてもストレスがたまってきて。結局この人は何もわかってくれないんだなっていうので、最近、何も話をしなくなってしまって」
ビーバー「まだショック状態なんじゃないかなと思うんですよね。何か人によって受け止め方って多分違うと思うのできっとトパーズさんが学校の先生とかとやり取りしてたりいろいろ困ってる事をたくさん感じてたりしてるのとやっぱりお父さんと差があって。多分まだショック状態。そこを引きずりださない方が。無理にこじ開けても無理かもしれない。お母さんも余計つらくなっちゃうような気もしますけど。」


まあ実際夫がショック状態かも知れないけど、障害のある子どもを抱えて嫁が大変な時に「ショック状態だから」って逃げられたんじゃあやってらんないよなぁと思った。

ではどうすれば父親は子どもの発達障害を理解できるようになるのか。
専門家に聞きました。
明星大学 教授 星山麻木さん
「お父様の場合は、ほとんどご家庭の中で見ている時が多いので、なかなか集団の中でトラブルがあるということを理解してもらうのに時間がかかるかなと思います。私がまずオススメしているのは自然な場面でお父様とお母様が一緒に(子どもの)自然なところを見ていただくっていうことですね。」
例えば学校や幼稚園などに一緒に行き、集団の中で子どもがどんなふうに困っているかを見ると理解が深まりやすいそうです。
そのほかにも子どもの動画を見せたり、学校や園での様子をやり取りした連絡帳を見せるのも効果的との事。
星山「おうちで見せているイイ子という姿と、集団の中で見せている姿があまりに違うので驚かれる方がとても多いですね。お父様とお母様と同じ場面を共有して『うちの子はここで困っていたんだね』と一緒に共感、共有していただくことはとても大事なこと思います。


有働「今までちょっと親の立場でいろいろ話してきたんですけど当の子ども自身どういうふうに思ってるのかというのをちょっと考えていきたいと思うんですがサボテンさんの息子さんのよっちゃん中学1年生にお話伺いました。」

サボテンさんの息子よっちゃん(中1)
小学生の時はこだわりが強く学校に行きたがらない時期もありました。
そんなよっちゃんにサボテンさんは学校に行くようきつく言う事もありました。
よっちゃん「『早く学校行けよ』みたいな無理やり行かされる感じが嫌だったです。怒られてばっかりだから『こんな家、嫌だな』とか『生きてても面白くない』とすぐに思っちゃって。まあ、どうだろう。何かね本当にひどい時は『死にたい』と思ってて。つらかったです。」
そんな状況がある日を境に変わりました。
それは小学4年生の時。
サボテンさんは嫌がるよっちゃんを学校に行かせましたが…。
学校へ行く途中で道端にうずくまっているのを見つけました。
サボテン「『ほっとけよ』みたいな感じで『構って欲しくない』って言うからもうしょうがないから私もここに座って、どうしていいかわからなくて、よっちゃんの不登校で自分ができることが待つことだけだったんですよ。選択肢がそれしかなくて。」
何もできずに過ごす事30分。
よっちゃんがようやく口を開きました。
よっちゃん「『家に帰る』みたいな。」
サボテン「そうそう『家に帰る』って。気持ちよく帰ったよね、あの日はね。」
よっちゃん「『頑張ろう』的な感じだった。」
サボテン「そうだよね。二人で励まし合ってじゃないけど『頑張っていこう』みたいな感じで帰ったよね。」
この場所で同じ時間を過ごした経験はサボテンさんにある心境の変化をもたらしました。
サボテン「自分の(学校に)行かせたい気持ちよりも、よっちゃんの行きたくないっていう気持ちの方が大事だと思うんで。よっちゃんを尊重したというか。あの日がきっかけかなぁ?あんまり『学校行け行け』言わなくなったのはそうかも知れないよね。」
よっちゃん「うん。ちょっとは僕の気持ちわかってくれたのかなって感じだった。」
子どもの気持ちをありのまま受け入れる。
サボテンさんのよっちゃんへの接し方も変わっていきました。
よっちゃん「『早く学校行きなさい』ではなくて『ゆっくりでいいから学校行ってきな』とやさしい言葉で話しかけてくれたり、そっと見守ってくれるのはよかった。」
サボテン「やさしく話しかけた方がこの子には絶対いいんで。それが当時はできてなかった。だよねきっとね。」
よっちゃん「今は見守ってくれているというか俺がいい子になり過ぎた。」
サボテン「言ってるね。」
よっちゃん「そりゃそうだよ。」
よっちゃんに向き合う時、サボテンさんはこんな考え方をするようになりました。
サボテン「よっちゃんが悪いわけじゃなくて、よっちゃんにこんなことをさせる障害が悪いと思っちゃって(よっちゃんと障害は)別ものと考えるようにしたらちょっと気持ちが楽になった。よっちゃん自体を嫌いにならない。」
よっちゃん「僕はそういう考え方やめて欲しい。(自分と)障害は別じゃないんだよね。(障害は)敵ではないし生まれてしまった以上しょうがない。生まれてきたからこのまま生まれてきてしまったためしまったからしょうがないから向き合おう。そんな感じ。(障害と)うまくつきあっていけたら気持ちは楽になる」
サボテン「うまくつきあるもん?」
よっちゃん「つきあえるよ。自分のことを知るだけ。知ればちょっと楽になる。」
サボテン「親が考えているのと子どもが考えているのが違ったんですけど、(子どもの方が)上を行ってるって思ったんですけど、今。『すげえ』と思って。すごいよっちゃん。」


定型発達者ってこういう考え方をしがちなのかな?
「この人がこんなに自分を傷付けるような言動をするのは障害のせい。この人は障害がなければ本当はとてもいい人」みたいな。
この件に関しては昔何か書いたな。
探すの面倒臭いから探さないけど。
障害者側は(全員ではないかも知れないけど)「障害を持っている自分」しか生まれた時から存在しないワケで、それを切り離して考えるってのは不可能だよな。
定型発達者は「罪を憎んで人を憎まず」的な考え方なんだろうな。
障害者同士で「もし治療をすれば発達障害が治ると言われたらどうする?」みたいな話題が出ることがあるけど、発達障害の為に五感が全部定型発達者と異なって、その異なった内容の情報を更に処理する脳の働きも異なってっていう「何もかもが違う」状態で産まれてきて、それらが定型発達者と全く同じになったら?
それってもう自分ではないよね?
聞こえ方、見え方、皮膚の感触、味覚・・・何もかもが今の自分とは違って、聞こえた言葉の意味、人の顔の表情から読み取れる内容とか、ありとあらゆるものが今とは違う。
それって自分ではないよね?
自分の姿をしていても自分ではない。
だから「障害を持っていない自分」が存在したとしたら、それは「自分ではない」。

ここからスタジオ。
サボテン「何かかっこいいセリフをバンバンと。何か私もあれ聞いた時すごいびっくりしてて、すごい恥ずかしいと思いました。『障害と分けて』とか言ってる自分が超恥ずかしいとか思って。何かそうなんですよね。親はもうそこでいっぱいいっぱいだったけど。その親がいっぱいいっぱいになっている時も子どもは少しずつ成長していて、親のそういう事もちゃんと子どもは見ててすごい成長してて。」
トパーズ「みんながよっちゃんじゃない。うちの子はよっちゃんみたいにどっしりしてるのかなって思うと…。」
有働「これ何かやっぱりトパーズさんっていうか悩んでるお母さんとその先輩だいぶ違うなと思ったんですけど。サボテンさん自分はどう変わったんですか?子どもへの向き合い方って。」
サボテン「どう変わったのかな…。やっぱりよっちゃんに笑っていて欲しいから自分がどうしたらいいかが変わってくる。『学校行け、学校行け』と怖い顔して行っていても絶対に笑わないし、どうやったら笑うかなというのを変えただけ。」
有働「ちょっと今日、スタジオにもう一人お子さんでアーモンドさんのお嬢さんのルリちゃんが来て下さってるんですけど、ルリちゃん。今よっちゃんがね、同じお子さんどうでした?聞いてみてみんなの話。」
ルリ「忘れた。」
高山「忘れちゃった?ちょっとね。でもさっきVTR見ながらルリちゃんは『いいないいな』っていうふうに言ってたね。どんなところが『いいな』と思った?」
ルリ「素直に言っているところがいいって思った。」
高山「ルリちゃんなかなか素直に言えないの?」
ルリ「言いたくない感じがする。言えないって言うよりかは言いたくない感じがする。」
高山「それは何でだろう?」
ルリ「自分でもよく分からへんけど嫌だ。」
高山「ちょっと今お母さんとちょっとね、本当は思いを伝えたいっていう時もあるんだよね。そんな時はどうしてるの?」
ルリ「伝えたくても伝えない。」
高山「それは何で?」
ルリ「分からん。けど嫌だから。」
高山「『お母さん傷つけるのかな』とかそういう事考えちゃうの?」
ルリ「それは思わへんけど、多分そういう感情になるのがけんかのあととかやと思うし、普通の時でも多分言いたくないなって思う。」
高山「でも何かね本当に今ちょっとてれて下向いちゃってますけど、お母さんとね、カメラを通じて目が合ったとかお母さんにもっとこれから言っていきたい事もあるってね、さっき言ってたからこれからちょっといろいろとまたお話ししようか。」
ルリ「嫌だ。」
高山「え〜っ!」
有働「どうですか?アーモンドさん。ルリちゃんの…カメラ越しの会話になりましたけど。」
アーモンド「そうですね。確かに『何かあったの?』って聞いても『言わへん。嫌』。『何で?』って聞いても『分からへん』って。分からない事が分からない。こんがらがってとりあえずは無理やわって。そういう時にはもう聞かないですあえて。」


ナレーション「ありのままの子どもを受け入れるにはどうしたらいいのか。悩みの核心に近づいてきました。」
有働「サボテンさんどうですか?」
サボテン「そんなに一気にこうなりたいと高望みをせずに、ちょっとずつ一個できたらすごく褒めるみたいなのをずっと重ねてった結果がよっちゃんが今それがすごくよかった感じで…。とにかく褒める。」
尾木「それすごく大事な事。『褒める』を『認める』に置き換えてもいいんですよ。だからほめ方が下手な方を『認める』っていうので本当にごはん「うわっ食べたわね!」と。「うわっ朝起きてきたね!」とか何でもいいんですよ。認めていくっていう事ね。」
有働「認めるっていう。」
尾木「認める。言葉を置き換えた方がいい。『褒めるところ、いいとこないよ』と。いいところを褒めるのではなく認めればいい。できていることを。それはよっちゃんが言ってたように丸ごと発達障害と付き合っていく姿勢になっていくんだと思う。丸ごとの自分を認めて欲しいという気持ちを随分言ってましたよね。丸ごとのよっちゃんなんですよね。」
有働「それどうですか?認めるっていうの。丸ごとの自分の子どもを認めるっていう感じは。」
カボス「難しい?下に幼稚園の5歳の女の子がいて、これも比べるものではない事は重々頭では分かってるんですけど性別と年齢っていう点から見ても下の子はすごくできるんですね。今の3年生の長男ができない事を平気でやったりとか、本当にもう差がはっきり出ているので。下の子はできるから『かわいいかわいい』みたいになってるから、それを見て彼は『本当はもっとお母さんに甘えたいのに』みたいな。時々まだちょっと幼いのでギュ〜ッとかって来るんですけど、できないんですよ。下の子にはできるんです。『お母さん』って来たらギュッてやって『かわいい』ってできるんです。でも上の子には来ると(顔をそむける仕草)みたいななんです。だから多分、彼も本当はまるまる受け入れて欲しいと思っているのもわかるんです。でもできない。その原因が何かって自己分析をしたら、多分彼のできない事を私が幼少時代に…うちも厳しかったのでできないと駄目駄目みたいな。厳しく育ったので、自分の生い立ちの関係上、彼をまだ受け入れられないっていう。」
尾木「でもね、カボスさんね、もうほとんど受け入れる入り口まで来ているっていう感じがするの。それは自己分析が徹底してできてるんですよ。それができない段階でそこへ持ってくのが大変なんですけど、ご自分でそこまで立派におやりになってる訳だからそういうふうに自分が相対化できてればふっとどこかでできる機会が出てきます。」
ネコ「すっごく今、苦しい時期にあると思うんだけれど、その試行錯誤する作業がすごく大事で、それを経てこんな感じになるというか。私たちも最初から多分そんな状態ではない。最初は何だかよく分からない、どうしたらいいか分からない状態で、いろいろ試して今があるっていう感じなので。絶対後々つながっていく事だから諦めないで少しずつでも進んでいってくれればいいかなと思っていて。私の中で発達障害って壁みたいなものだと思っていて。うちで言えばしんたの世界と私たちの世界があって、その交わる所に突如現れたり無くなったり高かったり低かったりする壁みたいなもので。壁は環境や(周囲の)関わり方、考え方で低くもなるし、しんたの世界も尊重しつつ、私たち側もお互い気持ちよく過ごせるエリアが広がるように私たち側が変わっていかなきゃいけないんじゃないかなってすごく最近は感じるんです。」
サボテン「まずあれですよね。お母さんが元気なことが基本だと思うんで。」
ネコ「自分を犠牲にしてはダメ。子どものためにやらなきゃと頑張りすぎて結果が出ないと苦しいでしょ?私が元気じゃないと回らないから。」
ビーバー「私、みんな後輩のお母さんによく相談されまして言うんですけど『1時間でもいいから毎日自分のために時間を使ってね』。ストレスどんどんたまってしまうどうしても。難しい子育て。ほかにもありますね、いっぱいストレスね。その中で自分の好きな事を1時間でもして少し頭を空っぽにして。私たちは子どもたち、お母さんになる前に自分たちの人生もありますよね。自分たちの人生もあって好きな事もしてて結構気楽に生きてた時代もあったので、そういう時も大事じゃないですか。私たちの人生も大事。ストレス解消しながらお子さんと向き合ったりしてバランスをとりながら。お母さんがすごく元気なのが一番と思って、自分もそれをすごい気を付けてます。」
サボテン「お母さんが楽しければ子どももハッピー」
有働「お母さんたちやっぱすごいですよね。」
はなわ「すごいですね。」
有働「どうですか?お父さん。」
はなわ「だからですね、今聞いててサポートをしていきたいって気持ちはすごくあるんですよ。多分これ見てる視聴者の方も。ただ具体的にじゃあ何をって言うとよく分からない部分もあるんで。どうでしょうね?先輩方どうでしょうか?どういう事してもらうと…。」
ネコ「サポートはいらないです。話を聞いてくれるだけでいい。あれこれアドバイスや『大丈夫だよ』とかフォローとかもいらないので、とにかく相手が話したがっていたら、それを聞いて頷いているだけでいい。」
はなわ「なるほど!」
尾木「これは誰でもできそうだね。」
はなわ「そうですね。」
有働「尾木ママ。今日はね、いろんな…。」
尾木「本当にね今日の会はすごくよかったですね。僕、思うんですけどネコさんサボテンさんビーバーさんって突き抜けてきた。でも、今ももちろん悩んでおられますけども、一皮むけてきたお母さんたちのこの考え方とか子どもとの接し方とかいうのがこういう方がたくさん増えて社会全体がこの3人のお母さんみたいになったら、皆さんも楽だし本当に全ての子どもやあるいは全ての親がとても幸せになれると思うの。そういう社会を目指したいなと思ってるの。」
有働「思ってるの。みんなで思えば何かなる。」
尾木「そう、なんとかなるって。」
有働「いいなと思いますけどね。今日は本当皆さんいろいろお話伺わせて頂いてありがとうございました。」
一同「ありがとうございました。」


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2017年09月24日

発達障害プロジェクトに番組放送予定が出ていました

うん。
結構「ここを押せば表示される」みたいなのが判別できないことが多いんだよね。
障害特性かな?
ってことで、どうやら公式の方にちゃんと予定が発表されていたらしい。
前に載せたのと重複する部分もあるけど紹介しておく。

発達障害プロジェクト
↑の割と上の方の黄色い部分の「お知らせ ■番組放送予定はこちら」ってとこね。

9月2日(土) ・9日(土) ・16日(土) ・23日(土) ・30日(土) 総合 夜11:25
「ハンク 〜ちょっと特別なボクの日常〜」
★学習障害の少年が主人公 イギリスの人気ドラマ
 5回シリーズ(一話完結)で放送!

9月24日(日) 総合 夜11時
深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みスペシャル」
★「あさイチ」と「ウワサの保護者会」のコラボ特番
 保護者の悩みに徹底的に向き合います!

9月26日(火) Eテレ 夜8時
ハートネットTV
「自閉症アバターの世界@ 仮想空間の住人達」

9月27日(水) Eテレ 夜8時
ハートネットTV
「自閉症アバターの世界A 仮想と現実を生きる」

9月27日(水) 総合 朝8:15
あさイチ「どう乗り越える? コミュニケーションの困りごと」

10月3日(火) BS1 午前0:00〜0:50 ※10月2日(月)深夜
BS世界のドキュメンタリー「オレグの自立 〜発達障害と向き合う青年の物語〜」

10月4日(水) BS1 午前0:00〜0:50 ※10月3日(火)深夜
BS世界のドキュメンタリー「ミッシェルの夢」

10月7日(土) Eテレ 夜7:00〜7:45
地球ドラマチック「ちょっと特別な僕らの就活日記」

10月8日(日) Eテレ 夜7:00〜7:30
バリバラ・選「ティーンズバリバラ〜発達障害の悩み〜」

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2017年09月16日

NHKの発達障害関連番組(9月21日修正)

一年かけて発達障害を取り上げますとか言っていたNHKも、ここのところぱったりとやらなくなったなぁ〜と思ったのだが、また再開の模様。


NHKスペシャル「発達障害 〜解明される未知の世界〜」(再)
9月22日(金)[総合]前0:10 ※21日(木)深夜

小中学生の15人に1人と言われる「発達障害」。最新の脳科学や当事者の証言で、これまで誤解されがちだった行動の裏にある理由に迫り、当事者の思いを発信する。

ウワサの保護者会「子どもの発達障害part4 どうする?進学・就職」(再)
9月22日(金)[総合]前1:10 ※21日(木)深夜

尾木ママが小・中学生の保護者と子育てについて語り合う『ウワサの保護者会』。今回は「子どもの発達障害Part4」。進学や就職などその将来について考えます。

ハートネットTV「シリーズ 罪を犯した発達障害者の”再出発” 第1回 少年院の現場から」(再)
9月22日(金)[総合]前2:10 ※21日(木)深夜

発達障害への理解や支援が不足する中、“問題行動”を止められず、結果的に犯罪に至る若者も多くいるという。更生のためにはどんな教育が必要か、少年院の現場から考える。

ハートネットTV「シリーズ 罪を犯した発達障害者の”再出発” 第2回 出所、そして社会へ」(再)
9月22日(金)[総合]前3:10 ※21日(木)深夜

罪を犯した発達障害者の中には、刑務所や少年院をでた後も、障害への適切な支援を受けられず、結果として再び罪を犯す人も少なくない。どうすれば再犯を防げるのか考える。

深夜の保護者会
9月24日(日)[総合]後11:00
「発達障害 子育ての悩みSP」

発達障害の子を持つ保護者の悩みに、徹底的に向き合う番組。「子どもの特性を、近所や学校にどう伝えればいい?」「理解してくれない周囲への対処法」「子どもの発達障害を受け入れない夫とどうすれば協働できる?」など、保護者が本音で語り合う。番組では、夫や、発達障害のある子どもにも取材。意外な本音が飛び出しました! 発達障害の子を持つ保護者はもちろん、周囲の人にも役立つ内容満載です!

ハートネットTV
9月26日(火)[Eテレ]後8:00 再放送10月3日(火)後1:05
自閉症アバターの世界 第1夜 脳内への旅

インターネット上の3D仮想空間として誕生し、10年前にはバーチャルコミュニケーションの一時代を築いた「セカンドライフ」。SNS等の登場でブームは去ったものの、今もそこを楽園として居住している人々がいます。自閉症の人達です。
米国ニュースクール大学大学院の池上英子教授は、自閉症者には無いとされてきた他人への共感性が、セカンドライフ内では豊かに存在する事を発見しました。
池上さんは、今回初めて現実世界で彼らの暮らしを知る旅に出ます。出会ったのは、4人の個性的なアバター達。
1夜目に紹介するのは、セカンドライフで人気のクラブDJ、ラリー。セカンドライフでは美しいイマジネーションの世界を創り出しています。しかし、実際の生活は社会に適応するため様々な不自由を抱えていました。彼にとっては仮想世界での自分こそが現実なのだといいます。現実世界とは一体何か。池上さんの旅を通じて考えます。

あさイチ
9月27日(水)[総合]前8:15
シリーズ発達障害(3) どう乗り越える?コミュニケーションの困りごと

「発達障害のイメージは?」と聞かれて、多くの人がイメージするのは「コミュニケーションの困難さ」ではないでしょうか。「発達障害の人は空気が読めない」「話がかみ合わない」「自分勝手なことばかり言うから困る」などという声は、周囲の人からしばしば聞かれます。でも、困っているのは周囲の人だけではありません。発達障害の当事者自身も、周囲に合わせられない自分を責め、どうしたらいいかわからずに苦悩しています。
コミュニケーションがうまくいかない理由は何なのでしょうか? 実は、発達障害の人のコミュニケーション能力が「劣っている」というよりも、当事者と周囲のコミュニケーションの「方法・流儀が違う」ことが主な原因だとわかってきました。
今回紹介するのは、沖縄に住む6人家族。夫以外、全員が発達障害です。なんと、お互いを「地球人」「火星人」と位置づけたことで、家族間のコミュニケーションが劇的に改善したと言います。また、発達障害の人との会話を円滑に進めるための「カードゲーム」も紹介。番組では、発達障害の人と話すのが楽しくなる、そんなノウハウをたっぷりお伝えします。

ハートネットTV
9月27日(水)[Eテレ]後8:00 再放送10月4日(水)後1:05
自閉症アバターの世界 第2夜 仮想と現実を生きる

インターネット上の3D仮想空間として誕生し、10年前にはバーチャルコミュニケーションの一時代を築いた「セカンドライフ」。SNS等の登場でブームは去ったものの、今もそこを楽園として居住している人々がいます。自閉症の人達です。
米国ニュースクール大学大学院の池上英子教授は、自閉症者には無いとされてきた他人への共感性が、セカンドライフ内では豊かに存在する事を発見しました。
池上さんは、今回初めて現実世界で彼らの暮らしを知る旅に出ます。出会ったのは、4人の個性的なアバター達。
2夜目は、セカンドライフを利用して生身の生活を少しでも生きやすくしようとしているアバター達を紹介します。コミュニケーション方法のヒントや、心の居場所がセカンドライフにはありました。仮想空間と現実世界の架け橋を作った伝説のアバターも登場。
脳神経の多様性を認め合う社会について考えます。

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2017年09月05日

今朝テレビでインタビューに答えていた落語家の柳家花緑氏

頻繁に発達障害関連の番組などないかチェックしているが、事前の情報がさっぱり入らない上に「一年間かけて取り組みます!」なんて宣言をした某局すらさっぱりやってくんないし・・・ってことで、今朝どのぐらいの尺で放送したのかすら不明だけど、落語家の柳家花緑さんが自身の発達障害を告白した本のことなどでインタビューに答えておられたので、一応ご報告を。

柳家花緑「発達障害」告白のワケ「思い方によって生き方が変わる」 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
柳家花緑が発達障害を告白 多弁症、多動症も「デメリットじゃない」 (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

どっちも似たような内容だが。
本を読めば詳しく書いてあるのかも知れないが、インタビューを聞いた限りではADHDっぽいな。
聴覚優位なのだろうけど、数回聞いただけで落語を暗記できたり、多弁であるという「長所」を活かして落語家として成功しているということなんだろう。
ただ、発達障害だったら誰でも同じような障害特性を持つワケでもないし、当然全員落語家に向くような障害特性を持っているワケでもないという。
しかも、この方の場合は定型発達者と比べても「優れた部分」があったワケで。
実は発達障害者であれば全員そういった「優れた部分」があるというワケではない。
確かに発達障害者である以上、能力に激しい凹凸がある。
ただ、凸の部分が定型発達者並みなんてのもよくあることで。
私も今現在、自分の障害特性を最大限に生かす方向でいろいろやっている。
私は明らかに定型発達者よりも「優れた部分」があるタイプなので、まあ、うまくいけばうまくいくかなとは思うが(まだわからんけど)それがあるとは限らなかったり、せっかくの「優れた部分」が他の障害特性との兼ね合いや障害特性とは別の「個性」といった部分とうまく合わないなどの諸事情で結局は「宝の持ち腐れ」ってのもあるよなと思う。

花緑の幸せ入門 「笑う門には福来たる」のか?~スピリチュアル風味~ (竹書房新書)



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2017年07月29日

居正広の金曜日のスマイルたちへ 発達障害を考える?天才ピアニスト野田あすか

TBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」

この番組に関しては事前に全く情報が掴めていなかった。
Gコードのとかいろいろ検索してるのにな?
なんでだろう。
ということで、今回も私の大嫌いな野田あすかさんが取り上げられました。

「金スマ」特別編 栗原類が告白…脳が原因 母が支えてくれた発達障害
↑前回のがこれかと思われる。

「発達障害の特徴」というのが番組中に登場するが、これは発達障害の人すべてに当てはまるという内容ではなく「そういう障害特性の人もいます」って内容になっている。
「発達障害者は全員こうなんだ」って誤解する人が出ないことを祈る。

発達障害について考える第2弾  野田あすか 人の顔を覚えられない、人の感情が分からない天才ピアニストの挑戦栗原類も語るその苦悩

脳が原因…15人の子に1人の可能性 22歳で診断発達障害のピアニスト

皆さんはこの女性を覚えていますか?
昨年10月、東京で初のソロリサイタルを成功させるなど、今、飛躍のときを迎えている天才ピアニスト
野田ああすかさん(35歳)
彼女には生まれつき脳の機能障害がある。
自閉症スペクトラムという発達障害がある。
あすかさんの場合知的障害は伴っていない。
あすか「上手だったみたいです」
独学で作曲も手がける彼女。
あすか「これ(ピアノ)は私じゃないんだけど、これ(音)は私です」
そう語る彼女が奏でるピアノは「聴くものの胸を打つ」と言われている。
客「心に響く」「心が温まる良い演奏でした」「涙が出てしょうがないのよ、私」
先月には過去松任谷由実さんやピアニストの辻井伸行さんらが受賞した「岩谷時子賞」その奨励賞を受賞した。
授賞式では彼女のオリジナル曲「哀しみの向こう」を披露。
審査員(作曲家・都倉俊一)「野田あすかさんは、本当に僕もピアノをいろいろ聴きましたけど、本当に心にジーンとくるピアノでした。いろんな思いが音に表れるというのはこういうことかなという風に」
そんな彼女が初めてオーケストラと演奏。
大勢の人と演奏することに。
様々な努力を重ねるが、それは発達障害があるあすかさんにとってとても困難なことだった。
その結末とは。


発達障害の可能性がある生徒
通常学級の
15人に1人が当てはまる

2012年文部科学省調査(最新データ)
この「15人に1人」ってのは、こういう紹介の仕方には非常に問題があると思っている。
詳しくは前に書いたヤツ参照のこと。

言語・社会性・運動などにおいて、日常生活に支障をきたすことがある脳の機能障害の総称であり脳のどこにどの程度障害があるかによって症状は多岐にわたる

一体発達障害とはどのようなものなのか?
中居正広「先生にお伺いしますが、改めまして発達障害というのはどういうものでしょうか?」
昭和大学医学部・岩波明教授(発達障害の専門医)「やはり生まれつきの脳の障害があって、それによって発達の遅れや偏りが見られます。発達障害は知的障害のあるものと無いものがあるっていうことが注意が必要です」
中居「類君はどれに当てはまるんですか?」
栗原類「僕は注意欠如ADHD、ADDの部類なんですけど、初めて診断されたときはLD(学習障害)も混ざっていたというのもあって、多分ちょうどど真ん中全部のあの円の中の真ん中にいるかと思います」
中居「集中力もなかなか持続しないというのも分かったんですか?」
栗原「今でもそうですが自分の好きなこと、例えば仕事にしろ趣味に関してはすごい集中できたりするんですが、でも自分がまだやったことがないような新しい局面になったりしたら、例えば新しいダンスの振り付けを覚えるというので5分やっただけで、ある意味1日分のエネルギーを使ってしまうような感覚になることがありますね。」


山本匠晃(TBSアナウンサー)「自閉症スペクトラムであるピアニスト・野田あすかさん前回の出演からおよそ半年間密着いたしました。ご覧ください。

これまで国内外で数々の賞を受賞し、ピアノのテクニックはもちろんのこと、マイクの風よけを触りその感触を即興曲にするなど独特の感性を持つあすかさんだが…。
1月、地元宮崎以外でもレッスンを受けるため、一人で飛行機に乗り上京。
すると…。
あすか「怖かった、飛行機揺れたから怖かった。隣のおじさんに、怖かったからニャンってやったら『ワァ!』って言われた。」
翌日彼女は3月に開催される浜離宮ホールでのコンサートに向け、東京音大の准教授川上昌裕先生と妻・川上ゆかり先生のレッスンを受けた。
しかし…。
川上「もうちょっときれいに全部スタッカートでしっかりと」
不安そうな表情をを見せるあすかさん。
楽譜を見ながらの先生の指示にあすかさんは反応できていない。
その原因も発達障害にあった。
あすか「(楽譜の)これとこれがわかんなくなって。同じ音なのに。音符自体はあんまり読めないから、近いから、これとこれが」
あすかさんは楽譜を見ながらすぐには弾けないという。
普段の演奏から、そんな様子は全く見られなかったが…。
スタッフ「楽譜にオセロが描いてあるんです」
あすか「音自体が読めているわけではなくて」
彼女の楽譜には、自分なりの記号やカタカナでドレミが書き込まれていた。
楽譜にはドレミの音符や音の長さや強弱、曲全体のリズムなど複雑なことが書かれている。
だが彼女の場合はこれらを瞬時に理解しながら弾くことができない。
脳の機能のどこに障害があるのか?
周りに心配させてしまうので明かしてこなかったというその原因について後日メールが。


22歳の時、ようやく発達障害と診断されたあすかさん。
その当時のこと

あすかさんからのメール(抜粋)

発達障害のテストの時に、私が視覚情報がうまく処理できないとわかりました。
紙に書いてあることを写したり、同じ形に組み立てる積み木などのテストが0点でした。
そのため、テストをした先生と担当医の先生は、だから、人の顔がよくわからないんだね、と言いました。


彼女の脳は視覚情報の処理がうまくできないという。

発達障害の特徴
顔の違いが分からない、画像認識できないなど、日常生活に支障がある


小学生の時(楽譜を見てすぐに弾く)初見ができなくてよく怒られていたことや、中学生の頃、楽譜の「ド」が鍵盤のどのあたりか漠然と分かってきたことなども書かれていた。
では、今までどうやって弾いてきたのか?


3月上旬 宮崎
1年ぶりに彼女が住む宮崎県を訪ねた。
出迎えてくれたのはあすかさんの父、野田福徳さん。
あすか「ニャー」
福徳「あすかちゃんほら出てきなさい。『こんにちは』って、ほら」
テーブルに隠れてなかなか出てこなかった。
あすか「こんにちは」
前回と同じディレクターが伺ったが…。
福徳「たぶん、顔はよく分かってないと思いますけど。」
人の顔の違いが認識しづらい彼女にとっては一年ぶりの再会でも初対面になる。
お父さんに事情を説明してもらい、早速ピアノのある部屋へ。
音数の多い複雑そうな曲を見事に弾きこなすあすかさんだが、今までどうやって新しい曲を弾いてきたのか?
マスターする方法を再現してもらった。
だがそれは、大変な労力がいる作業だった。
野田「まず、ピアノは使わないので移動します」
ピアノを使わずにテーブルの上に楽譜を置き、まず分かりやすいよう高いドの段に色をつける。。
あすか「ここにバッチリ合ってたらドだし」
次に取り出したのは携帯電話。
スタッフ「携帯で何しようとしてるんですか?」
あすか「録音」
携帯の録音機能を使い
あすか「パガニーニ 右手1段目 シ・ミ・ラ・レ・ソ♭ 2小節目・・・」
右手で弾くパートの音階を録音。
同様に左手パートの音階も録音。
楽譜の1段目にある音階を全て録音したら撮ったばかりの自分の声を再生。
録音したものを聞きながら音階を全て文字に起こす。
あすか「下がって、上がって、下がる。下がって上がって下がる」
文字で起こした音符を認識しやすくするために音階に合わせた折れ線を書き込む。
続いては自作のカスタネットを使い、曲のリズムを覚える。
彼女は楽譜にたくさんの線を引き、区切りごとにカスタネットでリズムをとる。
まだ作業は終わらない。
次にピアノではなくエレクトーンのところへ。
エレクトーンについている録音機能を利用する。
文字で起こした譜面を見ながら片手ずつ何度も反復練習しその音を録音する。
そして再生。
録音した左手パートのピアノを聞きながら、それに合わせて右手パートを弾く。
同様に逆の手も。


発達障害の特徴
両手でピアノを弾くような同時に2つのことをこなせない

発達障害者は全員じゃないだろうけどシングルタスクのことが多いようだ。
なので一度に複数の作業をこなすのが難しい。

やっと作業終盤。
録音した右手と左手の音を同時再生。
両手の音が混ざった音の響きを覚える。
あすか「もっと何回も聴いて覚えて、音の響きで少しずつ速くしていって弾けるようにする。それを一段ずつ」
最後はピアノを使い両手で弾く。
楽譜の1段目をここまで弾くのに半日、1曲弾けるようになるのに1カ月の時間を要するという。
あすか「ここまで弾けるようになって、また2段目戻って同じことするっていう(笑)」
これは楽譜を読めない彼女が独自に編み出した方法なのだという。
新しい曲を覚える一連の作業を15年以上続けている。
川上「1曲の譜読み(楽譜を読むこと)にすごい時間がかかるというのは聞いていたんだけれども、弾けちゃってるとどういう風にできるようになったかが分からないので、そういうことは全く分からなかったんですけどね。」
だが演奏中、楽譜を読めないのに楽譜を必ず置いている。
「なぜなのか?」と聞くとそれも発達障害ゆえのことだという。
あすか「(ピアノを)弾いている時に楽譜が『今、どこ弾いてるかな』ってなると別の曲に終わりがなってたりとかしてるから。頭がまとまってない」
演奏中、頭の中で他のメロディーが鳴り出すことがある。
そうなると頭の中の曲のほうに演奏が引っ張られてしまい、自分で止められなくなってしまうという。
こういった衝動的なことも彼女にある発達障害の特徴。
楽譜やタイトルを見るのは、頭の中の曲に引きずられないようにするため。
自分で作った曲以外を弾くには、そのために楽譜が必要なのだ。


正直「なんじゃこりゃ?」と思った。
私もピアノの暗譜は非常に苦手で、人より努力しても人並み以下だった。
彼女もそうだというのは意外だったが。
彼女の場合は私と違って「聴覚優位」のように思えるのだが、それならそれでもっと楽なやり方ありそうだけどなと思った。
実際ピアノじゃないけどエレクトーンで楽譜を読むのが苦手な人(聴覚優位らしい)が楽譜はあまり見ずに最初からyoutubeなどで音を頭に入れて弾くって人はいるから。
ここまでやらないと覚えられないのであれば「天才」どころかピアノに関しても「人並み以下」ではないかと思ってしまった。
そして「人並み以下」の能力しかない人が「天才」と言われるまでの実力を身に付けるのは、本人の並大抵ではない努力(ただし、本人がそれを「努力」と思っているかどうかは話は別)の結果ではあるけれども、それだけものすごい時間をピアノに費やせる環境整備は全て両親がやっているワケで、番組に後から登場するもう一人もそうだけど、とにかく「周囲のサポート」がないと絶対無理だろうなっていう。
それがここまである発達障害者ってレアケースだろうに、そんなレアケースばっかり紹介されてもな。
テレビを見ている人たちに「周囲の協力がないと全部無理だよ」ってのがちゃんと伝わればいいな。
そして、ここまでのサポートができるだけの金銭的にも精神的にも余裕がある親ばかりではないだろうから、余裕のない親が追い詰められるようなことがありませんよう。

我々が訪れたのはコンサートに向け、猛練習をしていた頃。
気が散るだろうと練習は無人カメラで撮影。
すると、ここでも発達障害の特徴が。
まだ外が明るい頃から開始。
大好きなピアノを一度弾きだすと止まらない。
熱中しすぎて食事を食べ忘れることもある。


発達障害の特徴
好きなことや興味のあることを何時間でも熱心に取り組む


気がつけば窓の外は日が落ちていた。
あすかさんが最近できるようになったことがあるという。
それが料理。


発達障害の特徴
複数のことを同時にこなすことや、段取りよく作業を進めていくのが苦手


しかし彼女はレトルト商品で炒め物をしたり、あさりを使いダシをとりお吸い物まで作れるようになった。
失敗を繰り返しながら、1年かけてできるようになったという。
そんな彼女は家のお手伝いを任されることも増え
母・恭子「あすかちゃ〜ん。塩と砂糖買ってきて」
あすか「なに塩となに砂糖?」
恭子「砂糖あ赤色。スプーンの絵がついている。それから塩はブルー色。買ってきてくれる?」
できることを増やすため一人でスーパーへ。
12年前、パニックになったことが原因で脚を複雑骨折。
補助の器具が欠かせない。
帰り道に迷わないようにするため、目印になる草を置いている。


発達障害の特徴
いつも通っている道でも、自分がどこにいるのか分からなくなってしまう


彼女が書いた「苦手なことリスト」の中に様々な事柄と共に「道をおぼえる」ことが挙げられていた。
しばらくすると、スーパーと逆方向に蝶々を追いかけ、姿が消えてしまった。
慌てて追いかけると
あすか「あれ?お買いもの。ここはどこだ?買い物に行こう」


発達障害の特徴
興味が湧くと気持ちを抑えることが出来なくなってしまう


倒れている自転車が気になると次々と起き上がらせずにはいられない。
スーパーにあるモニターが気にかかると、ついつい一緒に踊ってしまう。
アメの陳列が乱れているのが気にかかると、綺麗に直さずにはいられない。
その後、5分かけて並べなおしていた。
そしてスーパーに入ってから10分後、ようやく目的の売り場を発見。
スマホの写真と照らし合わせて頼まれた塩を見つけた。
砂糖の売り場も見つけたがスプーンの絵が描かれたお目当てのものがない。
あすか「スプーンの絵がない」
そう言うと困り果てた様子。


発達障害の特徴
指示されたことと違っても、代わりの選択肢が浮かばない


買いにきた砂糖が見つからず泣き出してしまったあすかさん。
すると家から電話が。
あすか「砂糖がスプーンの絵が付いているのがないの。赤色の袋じゃなくてもいいの?良かった〜。『上白糖』が砂糖やっとっと。これじゃ。しかもバラだし。」
スーパーに到着してから30分後、同じ赤色で袋にバラの絵が描かれている砂糖を手に入れた。
そして無事帰宅。


好きなピアノなら何時間でも弾けるが慣れないことは大変。
どっと疲れが…。
恭子「これ(砂糖の件)ちょっと、今度から注意します。」
少しずつできることが増え嬉しいと語る両親の思いは…。
福徳「自立ですよね。自立できるようになったら、こんなにうれしいことはないです。障害を持った子を持ってる親御さんは、一番の願いがそこだと思うんですよね。ですので、僕も一緒ですね」
苦手なことが沢山ある発達障害。
それは多岐にわたっていた。

自立かぁ。
確かに現状では自立できる状態じゃないよね。
一人で家事なんてできないだろうし。
でも稼ぐ能力があるなら家事はヘルパーか何かにやってもらってもいいワケだしね。
ヘルパーに適切な指示を出す能力があるかどうかってのもあるかも知れないけど。

中居「すごくやっぱり色んな角度から自分なりの努力で。大竹さんね、まさか楽譜が読めないとは…」
大竹しのぶ「すごいですねホントに。地味な作業をやってからのあそこにいくまで」
中居「VTRご覧になって自分と重なる部分はありました?」
栗原「全部ほぼ全部だったんですけど、特に発達障害の人達っていわゆるその柔軟性がないというか融通がききにくい。例えばこれと同じようなことじゃないと自分自身がダメだと思い込んだり応用がきかないっていうのかな。想定外のものが急に来たりするとそれにうまく対応できなかったり。砂糖見つけるのだけも、多分僕らが思ってる以上に彼女の頭にとってはすごい刺激が大きいことだったので、帰ってきたあとの思いっきりソファーにガンってなるところも僕もほとんどそうで。慣れない現場とか初めて行くような現場や仕事をしたりすると、ものすごいエネルギーを…。30分だけでも、ものすごい自分の1日2日分のエネルギーをそのときにガーッて使い果たすので、帰ってきたらバタンキューになるのはよくあります。」
中居「視覚情報の読み取りが苦手なのはよくあるケースですか?」
岩波「一番多いのはやはり人の顔が覚えられない。これは学校でも会社でも非常に問題がありまして、不適応のきっかけになることがしばしばありますね。」


山本「ピアニストとして活躍の場が広がったことで、さらなる問題が持ち上がりましたあすかさんに一体何があったんでしょうか?続きをご覧ください」


今年3月16日 東京
あすかさんは座席数500席を超える「浜離宮朝日ホール」でコンサート。
世界の名演奏家達が集まることで知られる有名ホールである。
これは、先ほど紹介した練習方法で3ヵ月前から覚えてきたクラシック。

「パガニーニの主題による狂詩曲」ラフマニノフ
この日は全12曲。
1時間半にわたるコンサート。
大きなステージを終えホッと一息。
そしてこんなお客さんも来ていた。
脳科学者の中野信子さん。
中野「彼女の聴いてくださる人に対する『楽しんで帰っていただきたい』と思って、いつもすごく練習しすぎちゃうみたいなんですけど、それがすごく出ているコンサートだなと思いました。
コンサートのたびに食事をとるのも忘れて練習に没頭するため、初めて取材した時から10kg以上も痩せたという。
浜離宮でのコンサートは大盛況で終わることができた。
だが翌5月には少し不安を感じるコンサートが待っていた。
それは札幌で開催される「万人の響」。
ここでは20名で編成された弦楽隊と共演。
大勢との演奏は初めてのことだが。
あすか「ピアノしかやったことがないから、みんながこう座ってるでしょ?舞台に楽器の人がいるところにでていけるかが心配。同じ恰好している人が怖い。オーケストラの人(の衣裳)がみんな黒と白だったらもしかしたら『ギャー』って」
これまでずっと一人で演奏してきて、共演の経験がないことに加え同じような服装の集まりが怖いという。


小学校では成績優秀で優等生だったというあすかさん。
だが、発達障害のため、コミュニケーションが苦手な彼女にとって、学校での集団生活は簡単なことではなかった。
例えば教室以外でクラスメイトと会っても人の顔を認識しづらい彼女は、誰だかわからず逃げ出していたという。
すると
男子児童「あいつにこの前無視されたんだよ」「えッ?」
そんな、悪気無く相手を怒らせてしまうようなことを度々してしまっていた。
あすか「(人の顔が)その時はのっぺらぼうだとずっと思ってたから顔になのも付いてないってちっちゃい頃はずっと思ってたから」
自分も家族も発達障害に気付かないまま中学生に。
教科によって偏りがあったが知的障害はないため成績はよかった。

って表現をされると、知的障害がないタイプの発達障害者は全員勉強できるみたいに誤解されるじゃん。
迷惑だ
そのことが余計に発達障害を気づきにくくさせ、コミュニケーションがうまくできないあすかさんと周囲との溝は深まるばかり。
そして高校生のときに始まってしまったのがいじめ。
心ない落書きをされたりジャージを切られたりしたという。
だが彼女にとっては嫌われる心当たりが全くない。
あすか「何で?ああ?ッ」
小さい頃から続いたストレスが爆発し、自分で髪を引き抜いた。
現実から目を背けるため、顔を壁に打ちつけるなどの自傷行為が始まった。
当時を振り返った彼女のノートには

自分は何のために
ここにいるのかって
いつも思ってた。
みんなと同じことができなくて
できても、うまくいかなくて


高校卒業後、音楽教師を目指し国立・宮崎大学の芸術文化コースに入学。
ところが
新たな環境がストレスになったのか過呼吸の発作が襲うように。
病院を訪れた彼女に下ったのは解離性障害という診断。

岩波先生によると

解離性障害
強いストレスなどにより記憶や自分が誰かの認識が失われてしまう精神障害

自分を守るため防衛本能の一つとして起こり
あすかさんの幼い仕草や話し方は解離性障害によるものと考えられるという。


その後発達障害と判明。
これ(解離性障害)は長年のストレスが引き起こした2次障害だった。
彼女は学生時代ほとんど友人ができず、心を許せるのはピアノだけだった。
そんな学生時代のつらい経験をして以来、制服のように同じ恰好をした集まりがトラウマになってしまったという。
オーケストラとの初共演は過去を思い出してパニックにならないか心配。
だが同時にこんな期待も。
あすか「ずっとピアノをやってきて、舞台に出たら一人で何とかしないといけないのがピアノだって教えられてきて、それが舞台に人がいっぱいいたら変わるのかな?」


そしてコンサート前日。
5月6日 北海道 札幌

初めて合同練習を行うため北海道へ。
総勢20名の弦楽隊と初対面。
大勢の人に囲まれたあすかさんは顔を見ようとしない。
さらに、少し興奮状態に。
(鳥のように手をバタバタさせる)
やはり集団の中は苦手のようだ。
そして弦楽隊が曲を演奏すると異変が。
小刻みに震えている。
耳を塞ぎだした。
一体どうしたのか。
スタッフ「大きい?音。耳栓する?大丈夫?」
あすか「音が鳴って痛い。(音が)いっぱい来る」
不測の事態にリハーサルは一時中断。
ソロでピアノを演奏してきた彼女にとって、弦楽隊が演奏する音は体が異常に反応してしまったのか痛みに感じられたという。


この感覚を栗原類は(以前の番組のVTR)
栗原「野田さんと違うけど難聴じゃなくて、音の感覚過敏でもあるんですけど、普通の音が皆さんとは違う形で僕に伝わってきている。だから例えば家でテレビの音量が30だったはずが70とかに聞こえたりしてて、みんなでオーケストラで演奏するときもうるさい。耳を塞ぐ。ある意味僕も小さい頃よくお経を聞かされている時、自分にとっては刺激が強すぎる音だったりとかして、彼女の気持ちすごい分かるんです」


想像しなかった事態にオーケストラや指揮者もただ見守ることしかできない。
だがしばらくすると
あすか「パッ」
と言うと
自ら指揮者と話し始め練習再開。
すると緊張も取れた様子
その後、無事に合同練習は終わった。
指揮者「明日もよろしくお願いします」
あすか「明日もよろしくお願いします」
果たして明日の本番は乗り切れるのか?


そして翌日、会場は座席数2000席を超える札幌最大のコンサートホールKitara。
国内外から一流の演奏家たちが集まる日本屈指のホールとして知られている。
客席も埋まりコンサート開演。
この日のコンサートは総勢40名以上の演奏家達が集まる。
まずはフルオーケストラによる演奏。
このあとの弦楽隊との共演を前に、あすかさんはいつもより緊張しているように見えた。
40分後あすかさんの出番。
まずはソロでの演奏から。

「幻想即興曲」ショパン
緊張を乗り越えて一人の演奏を無事終えた。
あすか「野田あすかです。宮崎から来ました」
そしていよいよ弦楽隊が入場。
最後の曲として披露したのが
あすか「次は私が作ったピアノ曲の中から『哀しみの向こう』という曲を弾きます。悲しいことがあった時、それを乗り越えようと頑張ることも大切かも知れないけど、その悲しみにどっぷり浸かっていてもいつか光は見えてくる、そんな希望を込めた曲です。」
1年前に作ったオリジナル曲。

「哀しみの向こう」野田あすか


<期間限定公開>野田あすか作曲・演奏「哀しみの向こう」ノーカット版

コンサートでたくさんの人と演奏するのは初めてのこと。
前日は体の痛みを訴えていたが、この日は笑顔が見えた。
曲の終盤、涙をこらえているように見えた。
コンサートでの初めての涙。
指揮者「バッチリでしたね。ありがとうございました」
あすかさんの涙の訳は?
あすか「(演奏を)合わせられた時に、オケの人たちとおしゃべりができた気がして、感動した。人がいるから怖いって思ってたけど、音楽でおしゃべりできるなら、一人じゃない舞台もいい」
「また挑戦したい?」
「したい」
小さい頃から話し相手はピアノだけだったあすかさん。いくら一生懸命気を遣って、私が言葉を喋っても、一人の友達を作るのにすごく時間がかかって、ほとんどできなかったのに、オーケストラと(演奏が)合って、音楽鳴ったら一気に気を遣わなくても自分の心を素直に弾いたら、こんなに一気に友達ができるんだって、感動したの。ピアノをやってて本当によかった」

うん。勘違いだね。
オーケストラの人たちはそんなことで友達にならない。
発達障害のピアニスト野田あすか
この日苦手なことが一つなくなった。


栗原「たぶん野田さんのお父さんお母さんやピアノの先生の人達も、本当常に長い目で見守ってくれていたのが彼女が一つの試練を乗り越えられたキーの一つかなと」
中居「周りの方々、家族の理解は大事じゃないのかなと。」
室井佑月「親としては『自立』ってことと『いいお友達ができるといいな』って思いました。」
中居「類君も自分の進路とか自分がゆくゆくはどんなことをやっていきたいってことを」
栗原「昔からお芝居の仕事をやりたいとは母親に言ってて、母親も僕みたいな人はたぶん普通の会社員だとつとまりにくいってのもあったし。ただ『人の何倍も努力をして自分なりのやり方でしていくことはちゃんと覚えとけよ』って何度も何度も言われたので。自分の進路を考えてくれる、理解してくれる親御さんとか周りの環境も重要なんだなって改めて実感しました。」

「周りの環境も重要」っていうか「周りの環境が重要」かなと思うが。

山本「ここでもう一人、人生の進路を自ら見いだした一般の方のケースを紹介します。
アスペルガー症候群という発達障害がある15歳の少年がある一歩を踏み出しています。ご覧ください。」


群馬県桐生市の高台に立つ家に人だかりが。
発達障害(アスペルガー症候群)がある、まだ15歳の少年が高校には進学せず、ある店をオープンさせていた。
それはコーヒー豆の販売店。
店長はアスペルガー症候群がある岩野響くん(15歳)。
マスコミに取り上げられたこともあり、多い時は1000人以上が来店。
この日も60袋用意した豆は完売の盛況ぶり。
自宅の8畳の和室を父と共に改装し今年5月開店。

HORIZON LABO
11:00〜19:00 毎月1日〜7日のみ営業

その理由は響君が吟味して選んだ豆を自分で焙煎して用意しているため。
しかも営業日が近づくと
響「営業2日前には、朝の7時から夜の3時までここで焙煎していて」
鮮度にこだわり、直前に20時間焙煎。
母・岩野久美子(36歳)「でも本当に手首が取れちゃう」
母、久美子さんは発達障害の響くんをどうサポートしてきたのか?
自宅でデザインから手がける洋服の店(リップル洋品店)を営んでいる久美子さん。
長男の響くんは大きな音に過剰反応し、落ち着きを失う子供だったという。
その一方で物心ついた頃から同じ調味料でもメーカーの違いが分かるほど優れた味覚と嗅覚があることに気づいた。
小学校入学後授業中にフラフラ出歩いたりしていたため、先生から医師の診断を受けるように言われ小学校3年生の時、アスペルガー症候群と診断された。
診断を聞き、響君をサポートするためサラリーマンをしていた父は会社を辞め、妻の洋品店を手伝うことにしたという。
だが中学1年の10月から不登校に。
久美子「黒板の文字とかが見えないんですよね。それは視力が悪いとかではなくて、歪んで見えてしまう、文字が。(他の子と)一緒に授業受けてノートに写してとかがすごく難しかったんですよね。それが学校に通えなくなった一番の理由なんですけど。ノートを左から右に字を写すだけなのに、たった3行ぐらいの文字を写すのに、5〜6時間かかっちゃったりとかして」
結果彼は高校には進学しないことを選択。
両親は無理に学校に通わせず皿洗いや掃除などの家事を頼むことにした。
小さいことでもいいから「できる」を実感させ自信をつけさせたかった。
だが、食器洗いができるまでに一年かかった。
掃除も頼んでいるが細かいところが気になりいつまでも時間をかけているかと思えば、その後土をこぼしても気にしない。
きれい好きとはまた違うという。
久美子「本当に気になるポイントがよく分からない」
洗濯も担当だが
久美子「習慣になちゃえば必ず毎日毎日できるのに、逆にこの習慣をはずすのが今度とっても難しくて、雪の日も干しちゃうし、これが普通に会社とかに入ってれば『もうそれいいから先こっちやっちゃって』っていうのが仕事じゃないですか?やっぱり難しんですよ。自分の行動で他人が嫌な思いしたりして、いつも傷ついちゃうんですよ。そこがちょっと可哀想だなと思うんですけど」
中学2年の時、コーヒーについて独学で勉強し、店を持ちたいという響君を全力で応援。
100軒以上のカフェに連れて行った。
店のキャッチコピーは「ぼくができることから ぼくにしかできないことへ」。
家族に支えられ響君の挑戦は始まったばかりだ。


中居「すご〜い!やっぱり発達障害のあるお子さんの子育てって…」
岩波「非常に難しいと思うんですが、まず何よりもやっぱり親がご本人の発達障害の特徴に気づいてあげる。それをしないとただ本当に叱るだけになってしまって自尊感情がどんどん低下していくと。」

で?
叱られるだけで自尊感情なんて消滅した私達はどうすれば?
中居「だから発達障害がある方イコール何かすごい特別な才能があるっていうわけでは先生、ないんですね?
岩波「
もちろん天才といえるような方もいらっしゃいますが多くの方はそうではないですね。ある意味、発達障害の障害は特性とか個性にもなる。いいところを伸ばしてあげるとただそれは家族だけの問題じゃなくて社会の問題ですね。学校であり会社であり」中居「周りの方々の理解とか環境を整えるってことはね、今後大事になってくるんじゃないかと思いますけどね。特別編お送りしましたありがとうございました」

私が大昔に聞いた話(正しいかどうかは知らない)では、プロのピアニストってのは初見でも弾けないとダメだとのこと。
で、これがアマチュアだと初見では難しい箇所はゆっくり弾いちゃったりしてもいいみたいな。
そういう意味では、野田あすかさんはプロとして必要な能力に欠けるのかなと。
でもそれを補うだけの尋常ではない練習量ってことか。
うん。
「努力家だねぇ〜すごいねぇ〜」ですか?
違うよね?
それができるのは全て家族のお陰だよね?
後から出てきた岩野響さんも同様。
この子は味覚が非常に鋭敏で(過敏な人はよくいるけど、過敏なだけでは害にはなっても役には絶ちません)それを活かす形で仕事に結びつけて成功しているワケですが、家族のサポート無しでは成立しないよねぇ。
この子も野田あすかさんと同様、自分で家事全般をこなすという能力に乏しいようだし。

二人の例を見ていただいてご理解いただきたいことは、どんなにその障害者に生まれつきの「才能」のようなものがあったとしても、カネも手間も一切かけずに放置で「自分で勝手にやれ」って言って「商業ベースに乗れる」ような「才能」を発揮できるっていう可能性はゼロに近いってことで。
ゼロではないかも知れないけど、そこまでやれる人は発達障害があっても診断を受けずに生きている可能性大だと思う。
円周率を何百桁暗記できても、すべての鉄道の駅を暗記していても、それだけで「仕事」にするのは難しいでしょう?
発達障害者は全員でないまでも、普通の人にできないことができる人もいる。
でもそれが「仕事」として成立するレベルにできるかどうかは別問題。
そしてそこまで成功させるには周囲のサポートなしにできるものではないだろうっていう。

「哀しみの向こう」は↓にも集録されているそうです。

脳科学者が選んだやさしい気持ちになりたいときに聞く 心がホッとするCDブック (アスコムCDブックシリーズ)



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2017年07月25日

放送大学で発達障害関連の放送があります

前と同じでカリキュラムに登場するだけなんだけど一応ご紹介。

教育の最新事情 第6回「子どもの発達障害と特別支援教育」 
7月27日 (木) 10:30 〜 11:15
7月28日 (金) 21:30 〜 22:15


posted by ひと at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月24日

NHKあさイチ シリーズ発達障害 “ほかの子と違う?” 子育ての悩み

今朝テレビでやってたヤツ。
では、リクエストにお応えしまして、取り上げることにします。

シリーズ発達障害 “ほかの子と違う?” 子育ての悩み|NHKあさイチ
今回は子育ての話のみ。
私達には何ら参考になるような部分もなく。
まるで「大人の発達障害」である私達が存在していないかのように。

瀬田リポーター「今日はこれまでの放送を通じて特に多くの視聴者の方から寄せられた発達障害の子育ての悩みです。発達障害の子育てをしている親御さんはもちろんのこと、周りの人からそうした子どもが何を悩んでいて困っているのか、どう接したらいいのか助けになりたいという思いから知りたいという声もたくさん寄せられました。今回、発達障害のお子さんを育てているご家族に3日間密着させてもらってありのままの姿を見せていただきました。」

番組では古山(こやま)さん一家を取材。
発達障害と診断されているのは長女の初華(ういか)ちゃん(小学6年)。
そして、長男の朔也君(小学3年)。
2人とも、地元の学校の特別支援学級に通っている。
瀬田「あれですね、こうちょっとしかご一緒してないですけどいわゆる発達障害っていわれる、何かそういうものを感じることはほぼないですね。ちょっと元気な女の子と男の子という感じで」
お邪魔したこの日は、ほかの子と特に違っているようには見えない。


2日目。
午後、母親の真紀子さん(37歳)が子どもたちと帰ってきた。
初華ちゃんは、帰宅後すぐに宿題をやる約束になっていたが、直前に見た友達のゲームが欲しくなりぐずりだしてしまう。
ゲームのことで頭がいっぱいになり、なかなか宿題に取りかからない。
真紀子「『何か願いをかなえてもらわないと』みたいなモードになっていると思うので、自分で切り替えて戻ってくるというのはないですね。」


気持ちの切り替えが苦手
これは、発達障害の人によく見られる特性の1つ。

真紀子さんはひとまず初華ちゃんを落ち着かせようとする。
20分間ゲームをしたら気持ちを切り替えて宿題をやることを約束した。
約束の20分がたったのだが「おなかすいた〜」。
全く宿題をやろうとしない。
それに対して真紀子さんは落ち着いて説得に当たる。
結局、宿題に取りかかるまで50分近くかかった。
初華ちゃんは、勉強だけでなく、ごはんや着替えなど、何をするにも切り替えが苦手で時間がかかってしまう。
さらにこの時、外に遊びに行っていた弟の朔也君がうまく友達の輪に入れず帰ってきた。
朔也君は感情のコントロールが苦手で、よくパニックを起こしてしまう。
真紀子さんは、時間をかけて落ち着かせる。
真紀子「今日はまだ、一回一回のグズグズが浅い方で。毎日この繰り返し」


このお母さんはこうやって、子供がぐずったりするたびにいちいち丁寧に時間をかけて対応されているのだなと。
それは素晴らしいことなのかも知れないが、そんなことをやっている余裕がある母親って世の中に一体どれぐらいいるんだろう?
子供が発達障害だからって理由だけで、それを必ずやらされるのであれば本当に発達障害者なんてこの世からいなくなって欲しいと思われても仕方がないかなと思う。
とても精神的にも経済的にも時間的にも余裕のあるご家庭なのだなという感じ。
見ていて特殊例であると感じる。
(個人の感想です)

3日目の朝。
初華ちゃんは起きてすぐに学校に行きたくないと訴え始めた。
真紀子さんが学校に行くよう何度も説得するが全く聞く耳を持たない。
こうしたことはたびたびある。
結局この日は学校を休み家で勉強することになった。
しかし初華ちゃん大好きなゲームを始めてしまう。
真紀子さんは、「学校を休んでゲームするのはいけない」と厳しく注意する。
真紀子「(学校を)休んでママと勉強するなら何でもしていいというのは違わない?」「初華ちゃんは6年生なんだから」
初華「『初華は6年生だから』っていつもそう。だから嫌なんだよ!」
ギャン泣きする初華ちゃん。
こうなると何を言っても聞いてくれないのでノートにメッセージを書く真紀子さん。
初華ちゃんは部屋を出て行く。
ノートには真紀子さんからのメッセージ。
「ママはういちゃんのことが大好き。いつも味方だよ!落ち着いて戻ってきてくれるのを待っているよ」
真紀子「本当は言いたいことは山ほどあるけど。今多分一人で『この世の終わりだ』ぐらいな気持ちだと思うんですよ。『ママがわかってくれなかった』『ママが私からゲームを取り上げた』『こんなに苦しいのに敵になった』と思っていると思うので『敵ではない』『味方だよ』『大好きなんだよ』『待ってるよ』ということだけを伝えて」
それから数分後、初華ちゃんの部屋から物音が。
メッセージには「うそだ、まってないくせに」と書かれている。
真紀子さん「これがあの子の心の叫びなんだろうなと思うんですけど、今日は返事を書いてきてくれただけハナマル」

発達障害の子どもと向き合う日々。
真紀子さんは毎日が試行錯誤だと言う。
真紀子「普通の6年生の子と比べると『なんで?』と思うこともあるし、周りとやっぱり比べてしまうとしんどくなるし『よし、これで完璧。これで行こう』というのがまだ見いだせていない感じですね」


この子はちゃんとした「療育」を何年も受けている。
にもかかわらずこのレベル。
うん。
本当にこれでいいのか?と見ていて思う。
もしかして、以前は更に重篤な状況だったのかも知れない。
今はとても改善してこのレベルになったのかも知れない。
それは私にはわからないのだが、本当にこれで大丈夫か?と見ていて思った。
この子は私と違って早期に発達障害であることがわかったので、それに対応したサポートを受けているのだろう。
結果私のように「物心ついた時から周り中から非難されまくる」という経験をしていないのだろう。
だからこんなふうになっちゃってんのかな?って感じた。
私は非難しかされないし、味方は一人もいなかった。
だからずっと四十年以上も「自分に非がある」って思いこまされてきた。
だからこそ、無理に無理を重ねて自分を捻じ曲げて「普通の人のように行動する」ということを自分で自分に課してきた。
それがしんどすぎて、現在社会生活を送っていないワケではあるから「それでいいのか?」って訊かれるといいとは答えられないけど、でもこの子のように「自分に非がある」って思わずにいると、自分の行動を捻じ曲げる力はあまり発生しないのかな?という感じがした。

有働アナウンサー「お二人は子育てをしていますが、いかがですか?」
浜島直子「子どもをただ、甘やかしているだけではないのか悩みますよね。これはしつけなのか何なのか境界線が自分の中で分からないからすごく悩むし。だけど今のお母さんが本当に自分の感情よりもきちんとその子の立場に立って物が言えている今の状況にたどりつくまでの苦しみというか悩みというか葛藤が本当に涙が出そうです。」
前川泰之「ちょっと見ていて自分自身を反省してしまうというか子供の程度の差はあれ、気持ちが切り替えられないとか欲しいものが欲しくなったら止まらないというのはうちでもあることだし。そういうときに、きつく叱ってしまうことが多いんです。あのお母さんは、そのときの引き出しというか対応策をすごく持っていらっしゃるからあれだけ寛容に時間をかけて大きく待っていられるというのはすごいなと思います。」
瀬田「すべてが試行錯誤の中でいろいろ試して『これはダメだったけどこれはいいんじゃないか』と試した結果が今なんです。それでも悩むことがあるとおっしゃっていました。同じように悩んで誰にも言えずに苦しんでいるお母さんが1人でもいるのであれば自分を見て同じことで悩んでいる人はたくさんいるということを知ってほしいということで今回、入り込んだ取材にご協力いただきました。ありがとうございます。」


発達障害の家族支援にも詳しい鳥取大学大学院教授・井上雅彦
「すごいと思いました。やっぱり待つということは大変ですよね。つい感情的になってしまうというのが普通の子育てだと思うんですが、よくあそこで字を書いたりして。しかも、言いたいことはいっぱいあると思うんですがシンプルに伝わるように『待っているよ』というメッセージだけを伝えるというのはすごいと思います。」
柳澤「ああいうふうになるまでには相当時間をかけなきゃダメですよね」。
井ノ原「小学校6年生までの12年間、試行錯誤してこられたと思いますよね。お母さんご自身の小学校6年生ぐらいの感情と重ね合わせてもちょっと違ってくるんだと思うんですよね。『私だったら小6のときはこれぐらいのことをしていたな』と思うんでしょうけれど。最初見たときはこれくらいだったら楽しそうにやっているなと思ったんですが、やっぱり外からカメラやスタッフが来たとしても状態が変わらないというか意識はしないじゃないですか。いつものような感じのふるまいだったら。お母さんは相当いろんなことをやってきたんだなと思います。大変だろうなと思いますね。」


発達障害は大きく三つに分かれる。
・ASD(自閉スペクトラム症)
  コミュニケーションが苦手・こだわりが強い
・ADHD(注意欠如・多動症)
  不注意・落ち着きがない
・LD(学習障害)
  読み書きが苦手・計算が苦手

いろんな特性を持っている人もいれば例えば、こだわりが強いという特性と不注意という特性が極めて強かったり出方は人によってさまざま。

瀬田「それを踏まえたうえで子どもの発達障害を考えたときにはどういう特徴があるんでしょうか。」
井上「先ほどのVTRにもありましたが子どもさんなので自分の気持ちをうまく表現できなくて感情や行動でストレートに出てしまうことがあります。それで周りの大人が戸惑ったり対応に困ってしまう。あるいは、わがままというような形で捉えられることも多いと思います。
井ノ原「今まで『あさイチ』やNHKスペシャルで発達障害について伝えてきましたが、何度も言われているのは『人を困らせる子どもたちがいちばん困っている』ということを大前提として話を進めていきたいというかこの子どもたちがいちばん困っている家族たちも大変だということですよね。」
瀬田「出方がさまざまとお伝えしましたが、古山さん以外にも3人のお母さんにお話を伺いました。そこでもさまざま悩みが見えてきました。」


皆さん、実際どんなことに困っていますか?
高1男子の母親 Aさん(40代)
「(小さいときは)とにかくどこか行っちゃうすぐ。ヒモが欲しい。特に怖かったのが駅とか空港。「つかまってなさい」と言ってないとどこかへ行っちゃう」
小3男子の母親 Bさん(30代)
「車が来ていても自分が気になるものがあったら『ワ〜ッ』と行っちゃうし、みんなで外で遊んでいて『もう教室に入る時間です』と言われてもドアを閉められちゃっても一人で砂場で遊んでいたりしている。」
小3男子の母親 Cさん(30代)
「集中度が高いときってすごい」
Aさん「夢中になると何にも入らない。真夏、家に帰ってきて、室温が40℃ぐらいの中、テレビ見てたり。怖かった。『すぐ(窓を)開けて!』みたいな。冷蔵庫がパカーンと全部開けっ放し。全部ダメになったこともありました。」
こうした困ったことを周りの人になかなか理解してもらえない。
それも悩みの1つ。
Cさん「健常のお子さんを持つお母さんと話すと、やっぱり程度が違う。困る程度が」
Bさん「『うちの子の方が困る程度は高いな』と思って話を聞いている」
Aさん「『おもちゃを買って』とだだをこねられて大変だったと話を聞いても『うちの子、床に頭を打ちつけて血を流してますけどお宅あります?そういうことが』」
Cさん「困るレベルが高い」


井ノ原「こういう座談会なんかができる場がないということですね。」
柳澤「現実は孤立しているイメージですかね。」
浜島「SNSを使っていたり、ママたちのネットワークでお互い意見を言う場面がありますが、でも今まで悩みだったことを今のように打ち明け合ったりするだけで軽くなってしまう。お互い言うだけでも救われますよね。」


発達障害 子育ての悩み
・片づけられない
・忘れ物が多い
・じっとしていられない
・宿題をやろうとしない
・学校に行きたがらない


井ノ原「あそこに書いてあることを見て『子供はこれぐらいあるよな』と思ってしまうけれど、程度が違う。しかもそれが毎日となると井上さんもVTR中に言っていましたが毎日だったら大変ですよね。」
有働「質問が来ています。『こうしたこととわがままとの違いは発達障害の場合どう違うんですか』という質問が来ているんですが」
井上「『わがままと障害との線引きはどこでしますか』と聞かれますが厳密に『どこですか?』と聞かれても難しいんです。しなければいけないのはどうやって工夫をすれば、この子どもの努力がちゃんと報われるのか、一生懸命頑張ろうとしているのか周りがどう対応するのか工夫するのか、というところに目を向けるほうがいいと思います。」
有働「わがままかどうかと識別をすることではなくて。」
井上「もちろん程度の問題はありますけどね。」
柳澤「程度というとどういうことですか?」
瀬田「1つ言えるのは具体的に分かりやすいのは程度。「片づけられない」ということです。子供は誰しも苦手とか好きじゃないということがありますが『片づけたい』という意識はあるのに片づけ方が分からなくて、結果的に片づけられないということです。見ているだけでは分からないんですね。起きている現象は一緒ですがプロセスが違うということです。『頻度』ということでいうと忘れ物が多い毎日言っても忘れてしまうということであったり、『学校からあれを持って帰ってくる』ということを直前に先生から言われないと忘れてしまう。そのぐらいの頻度ということです。分かっているけれどできないということですね。そういった状態だからこそ孤立してしまうお母さんたちがいることが分かって、どう私たちが関わっていけばいいのか、実際に発達障害のお子さんを育てていて、『親の会』の会長を務めている上野景子さんに伺っていきます。上野さんは周りのお母さんたちとのかかわり方をどうしてもらえればいいと思いますか?」
上野「私は確かに発達障害の子の親なんですが、皆さんかなり構えて話をされます。距離があって、ここの部分に触れてはいけないとか。そういうのがもっと自然に話してもらえるとうれしいんです。例えば、私がうれしかったのは『今日は暑いね』とか『たまにお茶をしよう』とかそういう会話がすごくうれしくて、常に『発達障害児の親』と見られるのがとても嫌です。『普通に』というのは難しいんですが普通に接してほしいんです。」
有働「逆にこういうことを言われたりされたりすると困ったり嫌だったということはありますか?」
上野「確かに毎日大変な日々を送っているので『大変だね』というねぎらいのことばはうれしいことはうれしいんですが会うたびに『大変だね』『つらいね』『私が上野さんだったら死んじゃう』とか。『じゃあ私は死ななくちゃいけないのかしら?』とか。向こうはよかれと思って言っているんですが否定的なことばかり言われると私もつらい思いをします。どんどん沈んでいきます。」
柳澤「発達障害のことを分からない周辺の人から発達障害はどうなのか、細かく聞かれるというのはどうですか?」
上野「とてもうれしいです。理解してもらえるのはうれしいです。ただいちばん嫌なのは同情で終わってしまうことです。理解してくれるという立場で聞いてくれるんだったら私も『こういうことをしてほしい』『こういうことはやめてほしい』と具体的に話せます。」
瀬田「先ほど座談会でも皆さんに同じことを伺いましたが言われて嫌だったのは『かわいそう』という言葉です。『かわいそうではない、私も子どももかわいそうではない大変さはあるけれども前を向いていることを知ってほしい』ということと『質問はぜひしてほしい』と仰っていました。」
有働「上野さん、周りのお母さんに伝えるときはどういうふうに伝えていますか?どのぐらいの範囲の方に。」
上野「自分からすごく距離がある人には上手に伝えられます。身近になるにしたがって身内にはなかなかうまく伝えられません。やっぱり難しいです。なかなか理解されません。」
前川「近い人のほうが『それはしつけが足りないからじゃないの?』って言いがちかもしれませんね。しかも気になる部分ってどの家庭でもあるから逆にそれが理解につながらないみたいなところがあるような気がします。『うちの子どももそんなところがあるよ』ねって。」
瀬田「座談会でお話を伺っても学校で子供たちの友達の親にどう伝えるかというのは難しいところがあるということでした。もし、子供たちが迷惑をかけているのであれば言わなければいけないけれども、どこまで言うかいろんな線引きが難しいということでした。」
井ノ原「子供たちの親に伝えて親がその子供たちに家庭でどう伝えたらうまくいくのか分からないですもんね。下手に伝えてしまったら子供たちの間だけで何が起こるか分からないですしね。心配があります。」
瀬田「伝えなくても大丈夫な環境で子供が育っているのであれば『伝えない』という選択肢も持っているということを仰っていました。そこはすごく慎重に一番考えなければいけないと仰っていました。」


当事者から。
福井県のお母さん(30代)
「私も小学2年の子どもがいます。ADHDと診断されました。気になるのは学校の先生への理解です。わがままだと言われてなかなか理解されません。何度かお話ししても届かないのが現状です。」


有働「学校側の理解もばらばらですか?」
上野「先生の姿勢が全部出ますからね。私たち親も『発達障害です』とそのひと言で伝えるのではなくて『うちの子どもは興味があることにはとことん熱心に取り組みます』とか『ちょっと落ち着きがない』とか。『でも繊細で優しくて純粋な子どもです』とか具体的に一つ一つの症状を伝えると先生も分かってくれます。『発達障害です』とひと言でくくらないほうがいいかもしれません。」
瀬田「そうなってくると親がわが子が今、『何に困っているのか』『どういう障害なのか』ということを受け入れる必要があります。そこにも大きな深い悩みがありました。先ほどの古山さんにそのあたりを伺ってきました。」


真紀子さんが、初華ちゃんの育てにくさを感じたのは生まれてすぐ。
布団に置くとすぐに泣きだしてしまい一日中だっこしていないといけなかった。
ただ、初めての子育てだったこともありみんなそうなのかなと思っていた。
真紀子「3歳ぐらいにはかんしゃくも激しいし、みんなと同じ感じに遊べないし、同じところにいられない。走って出てばっかり。『私の育て方が悪いのかな?』というふうに(気持ちが)落ちていってて」
そこで、周囲のママ友や夫に相談。
しかし、返ってきたのは「大丈夫だよ」「なんとかなるよ」という言葉ばかり。
真紀子「本当に善意の励ましだった。悪気が全くなく良かれと思って『全然大丈夫だよ』と言ってくれたけど、私の中で全然大丈夫じゃなかったので、そのズレがしんどかったですね」
追い詰められた真紀子さんは4歳になった初華ちゃんを連れ思い切って病院へ行くことにした。
真紀子「『何なんだろう、この育てにくさ』という原因がわかって楽になれたらいいなという感じで受診をして『ああ、障害なんだ』というショックはもちろんありましたけどそれを何十倍も上回るぐらいホッとしたんです。」


一方、夫の丈朗さん(43歳)はその診断を受け入れることがすぐにはできなかった。
丈朗「(娘の)どんなところが?どこがそう診断された原因なのか?どこが違うという感じ。他の子と比べて。」
病院に娘を連れて行ったことは本当によかったのか。
真紀子さんの心の中では新たな葛藤が生まれた。
真紀子「もしかして障害者のレッテルを貼ったのは私なのかなと思って、私が病院に行く、検査を受ける全部私が一人で決めて連れていった。結局私の強い希望で」
最初の診察から2年後、真紀子さんは改めて詳しい検査を受けに行くことにした。
真紀子「もっと細かい数値が出る検査で発達の凸凹がすごくあるという結果が出たんですね。『ああ、そうなんだな』とやっと納得させられることができたというか」
それから6年。
今も、整理しきれない気持ちを抱えながら、夫婦で手探りの子育てが続いている。
丈朗「どこまでが発達障害の特性なのか(本人の)甘えなのか切り分けが難しい。個人によっても個性の部分に入るのかどうかの難しいところがある。このまま先々、『大きな子供』になっちゃいそうな気がして。それはちょっと不安がありますね。」


うん。
私もお父さんの意見に一票。
このままでは非常に先が心配だなと思う。

柳澤「発達障害だと診断されてお母さんは『ほっとした』と。自分に置き換えたら発達障害でなかったと聞いたらほっとするんだけどそれを障害と言われてほっとしたというのはどういうふうに受け止めていいのか。」
浜島「それほど日常がすごく大変だったんだと思います。」
上野「診断を受けるまでは自分を責めてしつけができない親だとか母親失格だと周りからかなり責められました。自分でもそうなのかなと思ったんですけど診断を受けたときに『決して、しつけが原因ではありません。誰が育ててもこういう子になります』と言われてほっとしたんです。」
前川「そこでスタートラインに立てるみたいなことですかね」
上野「そのあとに情報を集めればいいわけなんです。」
井ノ原「それで切り替えていけたんですね。」
柳澤「ここでお話しになって『2年ぐらいかかっていますよね』と言っていましたね。」
井上「いったん受け入れても納得するまで、2年ぐらいかかったとおっしゃっていたと思います。納得して前向きな気持ちになるまで、それぞれ時間が必要な方もいらっしゃると思います。」
浜島「子育てってそれぞれ悩みがあるじゃないですか。どの生活の態度を見て、どのタイミングで病院に連れて行けばいいんですか?」
井上「いろんなきっかけで皆さん専門機関に行かれたり病院に行かれたりだと思います。地域によってもすぐに診てもらえる病院があったり相談できるところが身近にないところがあります。まずは、保育園、幼稚園の先生だったり、学校の先生だったり、とにかく1人で抱え込まずに身近に相談できるところに行っていただきたいと思います。」
有働「質問もきています。『どういう病院でどういうふうに診断を受けるのか。どこに行けばいいですか?』という質問です。」
井上「小児科が小さいお子さんの場合は中心になると思います。その中でも専門医の方がいらっしゃるんですね。ネットで探すとそういう専門医の方が検索できたりするところもあります。まず、そこまでいかなくても身近にあるところで最初に相談していただけるのがいちばんいいと思います。」
柳澤「発達障害は病院に行って治療すれば治るものなんですか?」
井上「障害自体は今の医療とかそういうものでは完全に治すことは難しいといわれていますが、一つ一つの片づけられないとか忘れ物が多いとかじっとしていられないという一つ一つの行動については周りが理解して工夫をしていくことによって改善できたりします。」
柳澤「片づけられないって「程度」とか「頻度」ってありますよね、横に。程度が緩和されたり頻度が減ってくるそういう改善ということは期待できるんですか?」
井上「そうですね。片づける方法を例えばスモールステップで教えるとか、片づけるというのは絵に描いて『こんな感じになったときに片づけるんだよ』とかしまう場所を指定してあげるとか、ちょっとした工夫や支援で片づけ方がスムーズにできるようになるということがあると思います。」
前川「善意の励ましと出てきて、僕も同じことをしてしまったことがあって、友達の家庭の長男が軽度の自閉症で友達よりも対応が遅れちゃうことがあるんです。小学校に入るときに養護学級に行くのか通常の学級に行くのか迷ったときに、すごいかわいいし、見ていても普通だから『全然大丈夫じゃない?』と言ったときに『それは一緒に住んでいる私たちじゃないと分からない』と言われたんです。そこで『軽はずみなことを言っちゃったかな』と思って周りから見ている人たちも『困っている家族がある』ということを、柔軟に受け止めるものを持っていないといけないなとすごく感じます。」
井ノ原「みんながこれを考えていってだからといってことばを選びながら話すのはすごく大変じゃないですか。『どうやったら普通に会話できるのかな』と考えるときなのかなと思います。」


瀬田「取材させていただいた古山さんなんですが下ばかり向いているわけではなくむしろ前を向いています。
それは子供たちの将来を考えてのことなんですが、実際に困っていることにどう手助けしているのか、最新の古山さんの工夫をご覧いただきます。」


発達障害の子を育てる真紀子さん。
子供たちのためにさまざまな工夫をしている。

持ちものボード
子どもたちが持っていくものを自分でチェックできるようにしている。
真紀子「将来一人で生きていくためのステップアップになったらいいなという感じですね」
真紀子さんが手作りした生活をサポートするグッズはほかにも。

スケジュールボード
ごはんや着替えなど、一日の流れを目で見えるようにしたもの。
先の見通しを立てるのが苦手な子どもたちでも、これを見ると次に何をしたらいいのか迷わずに済む。

自由時間ボード
自由時間の過ごし方はこのボードで考える。
何分間、どんなことをするのか自分で決めて気持ちを切り替えやすくする。


しかし、それでもうまくいかずパニックを起こしてしまうこともしばしば。
真紀子「切り替えてほしいんでしょ?だっこしてって素直に言ったらいいのに。(娘が)『今日は私は私なりに頑張ったのにそこをもっと認めて欲しい』というか」
真紀子さんは子どもたちがうまくできなかったときも努力したことを認め、抱きしめることにしている。
真紀子「失敗したり、しんどくなったりする経験はいっぱいあるけれど、でも『君は生きてるだけですばらしい』『別に何もしなくても生きてるだけでいいよ』という土台さえ作れていれば自己否定に繋がらないと思う。多少周りの目は気になりますけど、それが私があの子にしてあげられることだと思うので。」


私はそういう経験がないので全くわからない。
母親にこういう対応をしてもらえば、私と違って「自己肯定感」とか持つことができるのかな?とも思うが、この子の現状を考えると、これで「自己肯定感」を持っても仕方ないんじゃないか?って思ってしまうのだが。
やたらと定型発達者たちは「自尊心が低い」とか言って私達を叩きまくるけど、それってそんなに大切なものなのかな?
持ったことがないからそれの重要性が全くわからない。

浜島「すばらしい。誰よりも何よりもお母さんからの承認欲求、認めてもらいたいですよね。」
瀬田「紹介しただけじゃなく至る所に工夫があって、すべてお母さんの手作りなんです。お子さんたちは、そこにも今も気付いているでしょうし、今後も感じるものがあるんじゃないかなとお会いして思いました。」
柳澤「発達障害だけに限らず、普通の子どもの向き合い方の大切なものが全部あるような気がします。」


「承認欲求」も私にないものの一つだな。
あった方がいいの?
でもやたらと承認欲求ばかりの人も叩くでしょ?

視聴者からのFAX
「古山さんご家族の日常を見させていただきありがたく思いました。発達障害が話題になることが増えてどの親も自分の子どもはどうなのか発達障害とはどういうことなのか知りたいことだらけでした。胸がギュッとしましたありがとうございます。」

質問
「中1の息子が発達障害の診断を受ける予定です。症状も軽いので今まで普通学級できましたが大きくなるにつれて周りとの差など困ることが増えてきて学校から診断を勧められました。本人は思春期で難しいときなので自分は発達障害じゃないから病院に行かないと言っています。自分では診断を受けてほしいんですがどう説得すればいいでしょうか」


上野「難しいですね。うちの息子は小学校1年のときに行ったので親が連れて行ったんですが思春期になるとなかなか難しくて。ただ周囲と自分とのずれが生じて本人が苦しんでいるようだったら、ずれが楽になるんじゃないかということで病院に、行ってみようかとそういう働きかけがいいのかなと思いますがいろいろケースがあるので難しいです。」
井上「本人が自分の困ったところしんどさをお父さんお母さんと話し合って納得して病院に行ったほうがいいのかなと思います。」


視聴者からのメッセージ
「このような子育ての悩みはお父さんも同じようにあります。お母さん前提での話は同じ子育てをしている親としてお父さんはより孤立します。」
「今日初めて知って、隣の家がそうなんだけど、やっと理解しました」


今回の内容、ネット上ではあまり評判が芳しくなく。
「普通の子供だってこんなことあるだろ!」的な。
そしてそういう意見を目にして、更に追い詰められる発達障害者とその親。
今回の内容は私には無関係な内容だったんで、私には何とも言えないけど、多少理解が深まった(定型発達者の子育てよりも大変そうだといった理解)という人もいるだろうし「これが発達障害ならかなりの割合の子供が発達障害だ」みたいな見方もあるようだし。
個人的には、主に取り上げられていた小学校六年生の女の子の将来が非常に心配だなと。
これだと中学校でも特別支援学級だろうし、そうなるともう普通の学校に上がって普通に就職してみたいな道は絶たれるのではないかとか。
そういうのが一切絶たれなければ幸せかというと、絶たれなかった自分が今現在、全く救われていないので、「その子にとってどういう状況が最もよいか」ってのはわからんワケで。
健常者と変わらない生活を送れるようになるのが、その子にとって幸せとは限らないのでね。
難しすぎる問題で。

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2017年07月19日

7月24日の「あさイチ」で発達障害が取り上げられます

この件は以前にもお知らせしたけど、詳細が発表されていたので。

7月24日(月) NHK 総合 午前8時15分〜9時54分
シリーズ発達障害 “ほかの子と違う?” 子育ての悩み|NHKあさイチ
「シリーズ 発達障害」第2弾となる今回は、発達障害の子を育てる親の悩みに、徹底的に向き合います。
「こだわりが強く、思いどおりにならないとパニックになる」「感情のコントロールが難しく、かんしゃくを起こすと手が付けられない」。発達障害の子を育てる親のなかには、わが子を「育てづらい」と悩む人もいます。さらに、周囲から「子どもを甘やかしている」「しつけができていない」などと言われ、傷つくことも少なくありません。
番組では、発達障害と診断された小学生を育てる家庭を取材。親は何に困り、どんな悩みを抱えているのか、また、子どもが発達障害と診断されたとき何を感じたのかなど、発達障害の子の“子育てのリアル”をお伝えします。また、発達障害の子を育てる母親どうしの座談会も実施。周囲の人たちとの関係について、親の本音をうかがいます。
“見えにくい障害”と言われる発達障害。子育ての悩みも、なかなか外からは見えません。その悩みに正面から向き合うことで、発達障害の子を育てるとはどういうことか、周囲の人たちはどう関わればいいのかを考えます。


子供のことしか取り上げないみたいだから、見ても私には役に立たなさそうだからブログで紹介するかどうかわからないけど。
因みに「シリーズ 発達障害」第1弾は多分これ

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2017年07月03日

NHKニュース おはよう日本 もし『大人の発達障害』と診断されたら?

6月28日に総合テレビでやっていたヤツね。
今更なので、もう紹介しなくていいかな?って思ったんだけど、サイトの方に公開されていたのでリンクは貼っておこうかと。

もし『大人の発達障害』と診断されたら?|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本

実際、二次障害になって病院にかかって発達障害を発見されるっていうパターンは少なくないんだろう。
私は二次障害にはなったけど、残念ながら発達障害を診断できない先生で(むしろ発達障害を診断できる医師の方が少ない)見つけてもらえなくて、数年後に自分で気づいたっていうね。
病院で見つけてもらえればもっと早く手が打てたんだろうなと思うと残念ではあるけど。

番組で紹介された人とか、そもそもが能力が高いというか、社会性があるというか、ピンキリな発達障害者の中でもかなり「できるタイプ」だと思う。
結婚だってしてるしね。
普通に仕事ができるからこそ出世して、仕事の内容が変わってしまったことに対応できなかったってワケで。
学生時代は成績優秀で、国立大学を卒業。
これでまた「発達障害者は頭がいい」「勉強ができる」っていう誤解を招かないようにお願いしたい。
繰り返しになるが(何度でも言ってやる)私みたいに勉強は全然できないタイプの発達障害者もいるからね。

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2017年06月27日

明日の「おはよう日本」で発達障害が取り上げられるそうです

頻繁にチェックしていたのに情報が出るのが急だな・・・
しかも一年に渡って発達障害を扱っていくとか言いつつ、最初だけでサッパリだったなとか思っていたけど。

おはよう日本 - NHK
6月28日 総合テレビ
どう向き合う?診断増える“大人の発達障害”

番組自体は4時半から8時までやっているのだが、情報によると7時代にやるようだが、番組サイトには何も載っていないので不明。



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2017年06月14日

ニュース シブ5時

ではちょっと時間が開いてしまったけど、これも昨日の夕方にやっていたヤツね。

ニュース シブ5時 - NHK

最初に紹介されたのは物が片づけられない笹森理絵さん(46)。
番組の中で流れたVTRは以前に他の番組で使われたのと同じヤツかと思われる。
次に紹介されたのは6年前に発達障害と診断された女性。
このVTRも前に他の番組でやったヤツだな。
聴覚過敏がかなり重症でいろいろ困っているっていう人。

先月放送したNHKスペシャル。
周囲に理解されない発達障害の人たちの悩みについて取り上げたところ、当事者や親などから、およそ7000通の反響がありました。
きょうは、寄せられたメッセージをもとに、発達障害にどう向き合うか考えます。


もう何十回見たかなって感じの発達障害の分類の説明とか。
一応「発達障害って言葉初めて聞いた」ぐらいの人もいるっていう前提だろうから、毎回そういうところから入るんだろうけど。

自閉スペクトラム症の人たちは感覚過敏があって、そのせいでコミュニケーションに支障が出る人もいますよっていうことで、このコーナーの冒頭でも紹介されていた人(河高素子さん)のVTR。
このVTRも他の番組でやったヤツだな。
音を敏感に聞き取って疲れるということで。
スーパーに行っても冷蔵庫の音などでつらくて長時間いられないし、喫茶店で話をしていても他の人の話し声などが聞こえてくると、必要な言葉が聞き取りづらくて大変だっていう。

ここでフランチェスカ・ハッペ教授のVTR。
これも他の番組でやったヤツかな。
これね。

で、ここまでの話だけだと発達障害者が全員感覚過敏なのか?って誤解されかねないワケだけど、ちゃんとそのあたりもフォロー。
信州大学附属病院の医師 本田秀夫さん
「自閉スペクトラム症の方に多いんですけれども、気を付けなければいけないのは、みんながみんな感覚過敏があるわけでもないんですよね。それから感覚が逆に鈍いという方もおられまして、一般の人だと感知できるような音が逆に分からないとか、一般の人だとすごく危険を察知できるような、危険信号になるような感覚が逆に感じられずに、例えばやけどをしてしまったりですね、そういった方もいらっしゃるんですね。」


前に別の番組でやっていた障害者枠でIT企業にお勤めの男性(伊藤直さん)のVTR。
「適当に水やっといて」と言ったら床を水びたしにしたヤツね。
この件に関してはネット上では賛否あったけど。

栗原さんが言った内容が私達には高評価でした。
「今、いろんな企業でも発達障害者の人たちの就職の活動の一つとして、障害者雇用枠というのが、どんどんいろんな企業で増えてきているんですけど、それだけではまだ足りないなと思うのが、当事者の人たちが、みんなが例えばもちろん定型発達の人に比べたらできないことやできることはすごい差は激しいんですけど、その中でも定型発達者と同じぐらいの仕事量ができるのに、障害者枠雇用での採用で低い賃金をもらっていたとしたらそれはもう、長くこの仕事に続けられるというモチベーションを保つにはすごい難しいことになるとは思うんですよ。なので、もちろんその人の何ができる、何ができないかというのは、やっぱり会社側がいろいろと理解してくれるというのが大きいんですけれども、当事者である僕らが、事前にこうやって何がだめで、でもこれが得意ですというのを伝えることによって、、互いの意見をちゃんと聞き合いしながら当事者の人たちが働いていって、輝けるような場所、そういうもっと、いろんな当事者の人たちが、どんどん診断されるのは増えてくると思うんですけど、やっぱり発達障害者の就職活動の、どうやって、何をお役にしていくのかというのは、日本の経済の未来を握ってるんだと思います。」

発達障害のお子さんを持つお母さん(30代)からのメッセージ
「今は発達障害の人が努力して、なんとか社会に合わせて生きています。でも、どんなに努力を続けても十分ではありません。障害のない人が、ある人に合わせることのほうが、少しの努力で済むと思うのです。多数派が少数派を受け入れる社会になってくれるとうれしく思います。」
本田医師「人は必ずしも、みんなが同じというわけではないわけですから、必ずいろんな領域で多数派と少数派というのが出てくるわけですね。そういったときに多数派の人というのは、自分が簡単にできることを、できない人がいるとついつい上から目線で見てしまって、なんかちょっと心ないことばを言って、傷つけちゃったりすることがあると思うんです。だけど少数派の人たちから見ると、多数派の人というのは周りにたくさんいらっしゃるわけですから、常にそういう人たちと接してらっしゃるわけですよね。多数派の人たちから見ると、少数派の人っていうのは見えないから、ついつい無視してしまったりしがちなんだと思うんですけれども、やはりそういう少数派の人たちも一緒に何かをやれるためには、少し視線を広げて、そういった人たちの存在というのも築いていただいて、一緒に生活できるような環境を考えるということを、みんなで取り組んでいただければと思いますね。」


栗原さんは今のテクノロジーを活かして在宅勤務なども導入していって欲しいというようなことを仰せで。

最後まで見て「結局発達障害にどう向き合えば?」って思ったけど、ただ「考えましょう」ってだけなんだよな。
うん。
結論はない。
結局は「周囲がもっと理解しましょうね〜」なのかな。
それは無理だろ。
理解する気のない人にどう理解させるかみたいなノウハウをやってくれるワケでもなく、相変わらず「当事者や障害児を抱えた親の愚痴」に終始だよな。
つらいし言いたい気持ちは理解できるけど、結局何も解決していっていない。

posted by ひと at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4時も!シブ5時

昨日の夕方に放送していたヤツね。

4時も!シブ5時

過去にNHKの他の番組で流されたVTRなども流れる。
番組の最初の方で、既に昨日お伝えした例の話が登場。

さまざまな症状があるんですが、今、小中高生の15人に1人が、発達障害というふうに。
クラスに2人、もしくはそれ以上。
いる可能性があるということですよね。


番組内でも「いる可能性」と言っているが、そんな曖昧なことを繰り返し言うのってどうかと思うんだけどね。

ADHDの子供から世界がどういうふうに見えているのかというのを描いたVTRは以前他の番組で紹介された笹森理絵さんの時のヤツだと思われ。
私はADHDはないと思うけど、一瞬注意が他にそれると、完全のそっちに全部の意識がいってしまう上に、それまで考えていたこととかわからなくなるので、一瞬前に手に持っていたものを置いたのに、置いた場所がいくら考えてもわからないみたいなことが日常的にある。
もちろん、定型発達者だって「うっかり忘れた」みたいなことはあるだろうけど、定型発達者って「薄ら記憶にある」みたいな状態なんじゃないかな?って思うけど違うのかな。
話をしていても途中で自分が何を喋っていたのかすらわからなくなったりするし、いくら考えても「一瞬前の記憶は一切ない」みたいな状態になる。

栗原類さんの著書の中で紹介されているお母さん(泉さん)が実践していること。
・自立への第一歩は
生活習慣の訓練
・子どもと親は
別の個性を持った人間だと理解
・本人が興味を持ち
得意なことを伸ばす
・過保護な親と思われても
子どもの幸せを優先する

視聴者からのFAXからの抜粋
50代の女性
「28歳の娘が発達障害です。軽度のため、見た目には分かりづらく、多々困ることがあります。時間が分からず、何分前だから支度して出かけることができず、毎朝、ばたばたしてバスの時間ぎりぎりです。どのように教えればいいのでしょうか。」
栗原類「僕はよく母親に、この日は何時何分に家を出ないと間に合わないよとか、この場所で何時何分待ち合わせなら、その10分、15分前に着かないと、例えば、上司の人や、年長さんの人たちにも迷惑かけるかもしれないよという、そういう、何時何分って、具体的に分かりやすく、何度も何度も繰り返して言われ続けましたね。実際、僕もよく現場を1人で行っていた時期があったんですけど、そのときは、何時何分に家を出て、何時何分の電車に乗って、何時何分に駅を出たら、何時何分に場所に着くよというふうに、何度も耳にたこが出来るくらい言ってくれたので、それで僕も覚えるようになりましたね。こういうことをして、順序立てていくのが難しいけれども、畳み掛けるように学んで、覚えて、そして結果が出ると、また達成感ということで、できたなっていう。覚えまして、たぶん、僕ぐらいのような、先ほど言ったように、何事もすごいフラットに受け止めてしまう人にしては、それぐらい強く何度も言われるぐらいが、ちょうどよかったのかなと思います。
個人差があるので分からないんですけど。」


時間の感覚みたいなものが発達障害者と定型発達者とでは異なるって話はよく聞くけど、私も生まれてから一度も定型発達者だった経験がないので「こういうふうに違いますよ」ってのは説明することはできない。
自分では時間ってのは「流れ」としてはうまく把握しきれてないかなっていう感じはする。
だから「こういう内容の準備が必要な外出なので、今回は出かける時間が○時だから、その30分前の○時には支度を始めなければならない」みたいな感じで予定を組む。
他の人はどうやっているのか知らないけど。
当然「準備の内容」はその時によって異なるので(歯磨きが必要かどうか・洗顔が必要かどうか・化粧の内容も・季節によって着替えにかかる時間も多少影響が出る)そのあたりを計算しつつ予定を決めている。
だからよく聞く「ADHDの人がどう努力しても遅刻する」みたいなのは理解していない。
多分あの人たちの脳内では何か、そうじゃない人には想像もできないような状況が起こっているんだろうと思う。

栗原さんの日常に密着したVTR。
これも前に他に番組で流したヤツ。
初めて行く美術館までたどり着くヤツね。

ネットで盛り上がっているとのことでロボットみたいなのが紹介される。

シャープ モバイル型ロボット電話 ロボホン SR-01M-W



多分NHKだからなんだろうけど商品名なんかは言わなかったけど。
もともとは一般的なロボット型の電話として開発されたが、発達障害の子供のサポートグッズとして話題になっているとのこと。
「苦手なスケジュールの管理ですとか、お知らせをしてくれる機能があるので、発達障害の人の生活支援に、思わぬ形でということなんでしょうかね、なっているそうなんですが。」

後は視聴者から寄せられたメッセージなど。
栗原さんのお母さんは苦手なこと(栗原さんの場合は勉強が不得手だったそうだ)は強要しないのだが、得意なことや興味のあることに関してはかなり強く「やれ」と言っていたらしい。
それができるようにならないと社会とうまくやっていけないと。
栗原さんの場合はそのやり方がうまく行ったんだろうし、あのビジュアルだし。
自分の母が栗原さんのように理解がある親(っていうか、私の場合は障害判明が40歳過ぎてからだから、親の問題でもないけどな)だったとしても、私に伸ばせるような「得意なこと」も「興味のあること」もあったんだろうか?って考えるとわからん。
少なくとも「得意なこと」ってなかった気がする。

ということで、この後『ニュース シブ5時』の方でも発達障害を取り上げるってことで、そっちは別記事にする。



posted by ひと at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月13日

発達障害の子供は15人に1人

今日、NHKの『シブ5時』っていう番組で発達障害が取り上げられたんだけど、詳細は明日にするとして(あんまり興味の湧かない内容だったら載せないかも知れないけど)まだ途中までしか見ていない段階で一つ気になったことがあるので。
前からNHKでも民放でもたびたび
発達障害の疑いがある子供の数は15人に1人で〜
って紹介されている。
今日も番組の中でそういう内容のことを言っていた。

小中学生の6.5%に発達障害の可能性 4割は支援受けず  :日本経済新聞

あくまで学校の先生に質問して、先生方が「発達障害だと思う」っていう子供が「6.5%いました」ってことなんだよね。
実際にちゃんとした検査をして「この子は発達障害です」って診断が出たとかではないので、この数は実数より遥かに多いと思うけど、逆に実数より少ないっていう可能性もあるワケです。
つまり、この数値は「そう思う」ぐらいの意味しかない。
だから、いい加減この数値を持ち出すのはやめた方がいいんじゃないのかな?って思っている。
番組製作者としては「こんなに多いんですよ!アナタにとっても無関係な話じゃないんですよ!」みたいに煽りたいのかな?って思うけど。

posted by ひと at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

発達障害関連番組(6月13日以降分)

『シブ5時』の情報が出ていたので。
今日放送だから今更だけど紹介しないよりゃいいかなと。


6月13日(火) NHK 総合 午後4時00分〜 午後4時50分
4時も!シブ5時
▽知ろう!語ろう!“発達障害” 【MC】ジョン カビラ,廣瀬智美,【プレゼンター】ハリー杉山,【気象キャスター】福岡良子

6月13日(火) NHK 総合 午後4時50分〜 午後6時10分
ニュース シブ5時
▽知ろう!語ろう!「発達障害」 悩みとどう向き合う 栗原類さんスタジオに ▽上野でパンダ誕生!母子の様子は最新情報 【キャスター】松尾剛,寺門亜衣子ほか

6月17日(土) NHK Eテレ 午後9時30分〜9時55分(再放送:6月24日午後0時00分〜、総合・6月22日午前11時05分〜)
ウワサの保護者会「子どもの発達障害Part4 どうする?進学・就職」
今回のテーマは「発達障害のある子どもの将来」。「障害を認めたら進路が閉ざされるのでは?」「どんな大人になるのかモデルがなく不安」など、その将来を心配する親たちは多い。番組では「発達障害のある子の親」、発達障害のことをもっと知りたいという「周囲の親」が集まり、発達障害のある子どもが成長過程でどのような問題に突き当たり、それを乗り越えるにはどうすればいいのか、経験談を交えながら考えていく。

7月24日(月) NHK 総合 午前8時15分〜9時54分
NHKあさイチ


放送日時とか間違っているのがあるかも知れないので要確認。

posted by ひと at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月07日

発達障害関連番組(6月9日追記)

今回も面倒なので再放送分とかは再掲せず。
で、放送されるっていう情報は流れてくるんだけど、その裏をちゃんと取ってから載せようって思うと、情報元が出てこないんだよね。
だから今回の情報は裏が取れていません。
何か確実な情報が入ったら更新すると思う。


6月13日(火) NHK 総合 午後4時00分〜
シブ5時

6月17日(土) NHK Eテレ 午後9時30分〜9時55分(再放送:6月24日午後0時00分〜、総合・6月22日午前11時05分〜)
ウワサの保護者会「子どもの発達障害Part4 どうする?進学・就職」
今回のテーマは「発達障害のある子どもの将来」。「障害を認めたら進路が閉ざされるのでは?」「どんな大人になるのかモデルがなく不安」など、その将来を心配する親たちは多い。番組では「発達障害のある子の親」、発達障害のことをもっと知りたいという「周囲の親」が集まり、発達障害のある子どもが成長過程でどのような問題に突き当たり、それを乗り越えるにはどうすればいいのか、経験談を交えながら考えていく。

7月24日(月) NHK 総合 午前8時15分〜9時54分
NHKあさイチ
これはちょっと先だけど、これだけ一応公式の方に情報がある。
NHKネットクラブ|アンケート説明|あさイチ 「発達障害 子育ての悩み」アンケート&取材協力者募集

posted by ひと at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする