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2013年07月26日

手が早いか 脳が早いか

これから書くことは、何の裏づけもない話で、自分の状態と定型発達者を比較してみて「こういうことなんじゃないか」みたいに思ったことを書きます。

定型発達者は、脳と体がとてもうまく連携しているようなのです。
だから自分の体に違和感も感じないんですね。
私は(すべての発達障害者がそうということでもないかも知れないけど)自分の体にとても違和感があります。
まるで借り物を使っているかのような違和感です。
手だけではなく全身に違和感がありますが、特に手は頻繁に使うせいか、日常的に違和感を感じます。
思うように動かないんですよね。
そのせいで、子供の頃には折り紙も折れないぐらい、とても不器用でした。
リボン結びができるようになったのは高校生になってからです。
単純に「自分は生まれつき不器用なんだ」ぐらいに思っていましたが。

私は脳で考えたことを体に伝えても、なかなか思うようには動いてくれません。
心理検査で、文字や図形などの違いを読み取る速度が、普通の人よりかなり速いという結果が出ました。
脳で素早く認識できても、それを出力するのが難しいのではないかと思います。
出力は「文字を書く」ことであったり「言葉で話す」ことだったりではないかと。

発達障害者は、この
インプットとアウトプットの連携のまずさ
のようなものの為に、定型発達者とまったく同じ学習方法では効果が出ないことがあるのではないか?と考えました。

学校では「書いて覚える」ということをさせられます。
漢字を覚える時に(その前にひらがなを覚える時だって)大きなマス目のノートに何十回とか何百回とか書いて覚えるように指示されます。
私は言われた通りにやっていましたが、何百回書いても覚えることができませんでした。
当時は単純に「自分は頭がとても悪いので覚えることができない」と考えていました。

数年前に漢字検定を受験しました。
その時の学習方法が、これまでのやり方とは全く違うものでした。
覚える時に書くのは、基本的に一回だけ。
それも、とてもゆっくり。
あとは、頭の中に漢字を思い浮かべる。
以上。
次に書くのは、覚えられたかどうかの確認の時だけ。

ピアノを長年習っていましたが、まったく上達しませんでした。
三味線を短い期間やっていますが、異常に上達しています。
やり方を変えたのです。

定型発達者は脳の性質上、
何度も何度も手(場合によっては足など他の部位)を動かすことによって、脳が処理をできるようになる
のではないかと思うのです。
だから、漢字を覚えたければ何度も何度も書きますし、楽器が上達したければ、何度も何度も弾き続けます。
発達障害者は(もちろん全員ではありません)
脳が処理できるようになって初めて、手が思うように動く
のではないかと思います。

発達障害者は、いつもと違う行動を要求されたり、突然予定が変わると混乱をする場合が多いです。
実際に私もそうです。
自分の頭の中に構築できる行動はスムーズにできますが、それができない状況(先が読めない、初めての出来事など)だと、パニックを起こしたり、不安になったり、ものすごく不快な感覚に襲われます。

発達障害者の中に「片づけられない」という人がいることは、比較的知られていると思いますが、「料理を作ることができない」という人もいるようです。
料理って、文字通り「さじ加減」が必要で、毎回同じ火加減で同じ時間煮れば必ず同じ結果というワケにはいきません。

定型発達者はいちいち意識しなくても、体の側からのインプット(「目で見て焼き具合を確認する」といった)と、それを随時アウトプットする(「焼けたと判断したので裏返す」といった)ことが、渾然一体となって、スムーズに進行しているのではないかと思うのです。
料理のできない発達障害者は(私は幸運にも困らない程度には料理ができるので、実際にどうなのかはわかりませんが)、この一連の作業のインプットとアウトプットがスムーズにいかないのではないかと思います。
「頭の中で構築できている事柄」しか手に伝えられませんから、「加減をしつつ」といったことは難しいんですよね。

私は全く療育を受けることがなく、大人になってしまいましたので、今の子供たちがどういった療育を受けているのかは知りません。
ですから、私が心配しなくても障害の種類や程度に応じた「定型発達者とは異なる学習方法」もちゃんと教えてもらえているのかも知れません。
それなら問題がないのですが、私のように努力をいくらしても成果が出なくて、つらい学生時代を送ってしまう発達障害者がいなくなるように、発達障害者本人はもちろん、周囲の大人(親や教師)にも「同じやり方では成果が上がりにくい」ということを周知してもらえたらと思います。
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2013年05月04日

アスペルガー症候群がなくなるらしい

障害が治って健常者になるっていう、うれしい?話ではなく、分類が変更になるっていう話。
単に名称が変更になるっていうぐらいのことなら、たいして実害はないのだが、これまで障害者として認定されている人までが、障害者として認定されなくなるんじゃないかってことで。

消えるアスペルガー症候群 米診断手引19年ぶり改訂で

米国の「精神障害の診断と統計の手引き」(略称は「DSM」)っていうのがあって、アメリカ精神医学会ってところで作っているんだけど、世界中で使われていて、日本でもたいていこれを使っているらしい。
今までの発達障害の分類っていうのは、前に紹介したけど広汎性発達障害(PDD)の中に「アスペルガー症候群」があるっていうことになっていた。
2013年5月(って今じゃないか!)に改訂されるDSM第5版では、重い自閉症からアスペルガー症候群までを連続的に捉える「自閉症スペクトラム(連続体)障害」に一本化されるそうな。
学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)の人は今までと一緒なのかな?と思うのだが(このあたりは報道されているのを見かけないのだが)、多くの人がアスペルガーとADHDと両方持っていたりする。
そういう人は障害者のままかなと思うけど、私は自覚できる範囲ではアスペルガーだけかなと思うのだ。
すごく大変な思いをして障害者手帳を取得したけど、ロクに役にも立たないうちに、健常者ってことにされちゃうのかな。

エール大の研究グループのMcPartland, Reichow, Volkmar(2004)とかいう論文(私は英語がわからんので興味のある人は自分で調べてください)で「4分の3の人が診断されなくなる」ってことで騒ぎになったワケです。
でも、これによると「DSM-IV(今までのヤツね)で分析された子どもの89〜93%は、さらにDSM-5(新しいヤツ)の提案された基準を満たしました」って話だ。
これがそのまま日本人にもあてはまるのか?ってのは疑問が残るけど「多少は基準から外れて障害者手帳を取り上げられるとか取得できないっていう人も出てくるけど、大部分は障害者のまま」ってことかな。

アスペルガー=頭がいい
っていう偏見があるみたいだから、それがなくなるってのはいいことかな。


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2013年03月29日

自閉症の子供の世界を体感できるゲームの映像


聴覚過敏症を持つ、自閉症の子どもの世界を体感できるインタラクティブ・ゲーム「Auti-SIM」のプレイ動画です。自閉症への関心と理解を深めるために作られたそう。

これを見て、すごく驚いた。
これって普通じゃん!と思ったのだ。
逆に定型発達者ってこういうふうに聞こえていないの!?
うそぉぉぉん・・・

人の言葉が聞き取りづらいのって、こういうのも関係しているのかな。
言葉を解釈する脳の部分の問題かなと思っていたのだが。
定型発達者と違って、一つの言葉から連想される範囲が極端に狭いらしいので。
そういえば三味線のレッスンを受けている最中に、他の人の三味線の音が混ざっちゃって、自分の三味線のチューニングがでけんことがよくあるのだ。
全部の音がいっぺんに聞こえているんだよね。
普通の人って、そういうことがないのかな。
いいなぁ。
便利そう。

普段の聞こえ方は、だいたいこの動画みたいな感じ。
常にうるさいっつーか聞こえづらいっつーか、子供の声みたいな高い音は耳がどうとかっていうレベルじゃなくアタマに直に響く。
それが普通だけどな!(激怒)
で、それ以上にひどい時もあって、その時はもっと細かい雑音みたいなのも全部拾うので、まともに生活がでけん。
仕方がないから病院に行くんだけど、聴覚検査で異常ナシっていう。
長いことその状態になっていないけど、あれはものすごくつらい。


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2013年03月28日

二次障害について

発達障害者は、生まれつきの脳の障害である発達障害とは別に精神病などの「二次障害」を発症することがあります。
全員がかならずなるということはありません。
幸運にもならずに済む人もいます。

一つ目の二次障害を発症する原因としては、定型発達者と同様にストレスです。
私たちは感覚も習慣も違う宇宙人の中で生活しているようなものですから、通常はものすごいストレス状態に置かれています。
その為、適切な対応を受けられない状況にあると二次障害を発症してしまうことが多いようです。

二次障害で鬱病になったという人がよくいますが(私もそうです)、双極性障害(躁鬱病)や強迫神経症、アルコールなどの依存症なども二次障害とされているようです。
具体的な二次障害とされるもののリストを探してみましたが見つかりませんでした。
ひきこもりなども二次障害として紹介されているものもありましたが。

二つ目の原因は、発達障害者特有のものです。
発達障害者はドーパミン神経系やノルアドレナリン神経系、セロトニン神経系の異常も見られるそうで、そういったものが直接的に発達障害者に特有の言動の原因ともなっているのですが、精神病にも影響するものです。
このあたりは、まだまだ発達障害自体の解明が十分ではないので、メカニズムは不明な部分も多いようですが、発達障害者は生まれつき精神病を発症しやすい脳の障害を持つということのようです。

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2013年03月17日

自立支援医療(精神通院医療)について

精神疾患の治療の為に医療機関に通院する場合に、医療費の自己負担分の一部を公費で負担する制度です。
これは一年更新です。
私は障害者手帳と同時に申請しました。
これも医師に書類を書いてもらわなければならないので、当然お金がかかってしまうのですが、障害者手帳の申請と同時にやると、通常障害者手帳用と自立支援用の二つ分かかるお金が一つ分で済みます。
障害者手帳を取得したら、自立支援も受けなければならないという種類のものではないので、どちらか一方だけを受けることも可能です。
実際に私は、うつ病で通院していた時は自立支援だけを受けていました。
申請は役所の障害者手帳と同じ窓口です。

それがもらえるとどうなるかというと、医療費が安くなります。
ただし、特定の病院の医療費と、特定の薬が対象になるので、ハライタおこして近所の内科で胃薬を貰ったなんていうものは普通の支払になります。
以前、自立支援を受けて心療内科でついでに花粉症の薬を出してもらったことがありますが、抗鬱剤などは安くなりますが、花粉症の薬は対象外になるので安くなりませんでした。
また、収入によっても、どのぐらい安くなるかは変わってきます。


posted by ひと at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

障害者就労相談センター

私は障害者枠で就労するという目的があったので、発達障害者支援センターから障害者就労相談センターを紹介されました。

「発達障害者支援センター」と違って「障害者」が対象なので、発達障害の人はもちろん、他の障害を持っている人も利用します。

地域によって名称やサポートの内容が異なるようです。
他の地域は「障害者職業センター」というものがあるようですが、それと似たようなものなのか、まったく異なるのかは不明です。

仕事を探している障害者は必ずここに行かなければならないということではありません。
ただ、ここでは様々な「職業能力評価」というものをしてくれるので、それによって適性を判断して、仕事を探しやすくなるし、合いそうな仕事も紹介してくれるということなので行きました。
しかし、行ったら必ず仕事が決まるということではありませんし、平日しかやっていないので通うことができるのは「時間とカネに余裕のある人」でないと難しいのではないかと思います。
ですから、考えた結果「行かない」という判断をする人もいます。

これも残念ながら一番最初の申込みは電話のみでした。
電話で「見学」のようなものを申込みます。
いきなり通所の申込みは受け付けないシステムでした。

建物の中を一通り見せてもらって説明を受けます。
それが終わったら「正式に申込みをするかしないか」を聞かれます。
申し込みをする場合は「就労支援申込書」を提出する必要があるので、その用紙を渡されます。
その用紙を持って、病院で記入してもらいます。
病院ではなく発達障害者支援センターでもよかったように記憶していますが、それを書いてもらえなければ申込みはできません。

申し込みをしてからかなり待たされます。
一人に一人ずつ「担当者」がつくそうで、それが決まらないことには始めてもらえません。
病院で書類を書いてもらうのを待って郵送で提出して、受理されましたって連絡が来て、それからさらに一か月以上かかったので、最初の面接までに三か月ほどかかりました。

面接は今までの職歴などを聞かれました。
どういうことが苦手かとか、どういういきさつで自分の発達障害に気付いたかなどを質問されました。
初回はいろいろ質問されて終了。
その次から「職業能力評価」が始まります。

通常、一週間に一度、一回約二時間で二〜三か月かかるそうです。
私は尋常でない早さで進んでしまったようで、あちらの都合で二週間に一度ぐらいになってしまったり、毎回一時間ちょっとぐらいで終わりましたが、三か月以内に終了してしまいました。

一つ一つの「職業能力評価」はさまざまな単調な作業をこなすだけです。

ビニール袋にナスのおもちゃみたいなのを三個入れる。
袋の端を止める。
それを五個作れ。
次はミカン三個。

とか

A4ぐらいの紙一枚に、四角い枠がたくさん書いてある。
その枠からはみ出ないように、白い細長いシールをひたすら貼る。

とか。
毎回数種類の作業をやります。
当然障害の種類によってはできないものもあるので、人によってやるものも変わってきます。
多分私は全部やったんだと思います。

いつもは担当者と一対一でやるのですが、最後だけ大勢でやります。
いつもの担当者とは違う人が指示を出します。

最初に準備運動。
次は握力測定。
別に普段の時でもやれたんじゃないかと思ったり。
若い頃は40kg近くあった握力ではございますが、すっかりトシ喰ってよぼよぼですので20kgぐらいしかありませんでした。
次は反復横跳び。
二回やって、ちょっと気持ち悪くなりました。
次はケースに入った牛乳瓶を紙の箱にうつして、決められた場所に運んで、全部移し終わったら、またケースに移してっていう、非常にむなしさを感じる作業で、ロシアの拷問が想起されました。
次は猫車(知らない人は調べてください)で、ラインの上を走行。
次はボルトだのナットだのをひたすらバラす。
でもこれってテストではなく、この後のテストのための準備なのでは?って思うのだが。
その為だけに午前中から呼ばれた人かわいそうすぎ。
で、昼休み。
午後からは、当然のことながら午前中にバラしたボルトだのナットだのが登場です。
そいつを全員で分担してラインで流して組み立てるという。
全員で相談してくださいって言われたけど、できないよ!
これが一番きつかったな。
協調性とか見るのかな?
手作業の速さとか正確さみたいなのを見るテストじゃないと思われ。
ようやく最後のテストです。
最後はお待ちかね?の木製の箱みたいなのを作るヤツ。
木の板に、場所や順番が指示されているので釘を打っていって組み立てる。
慌てないでゆっくりやっていいような話だったけど、実は時間を計っていた。
をい!速くやった方がよかったのかよ!
出来上がったヤツを持って帰れとか言われた。
邪魔くさいし、こんなのいらねぇ!とは思ったけど、素直に持って帰ってきた。

必死にやって「よい結果」が出ても意味がないし、かといって適当にやってもいけないだろうし、私の障害の特性上「ほどほど」にやるということができないので、どの程度、力を入れてやればいいのかがわからなくて困りました。

全部終わったら、「支援計画書」ってのが送られてきます。
実際の私の「支援計画書」も載せておきます。

002.jpg

因みに

作業速度の評価段階
A 障害のない人と比較して早い方
B 障害のない人に劣らない
C 障害のない人に比較して多少劣る
D 障害のない人に比べかなり劣る
E 作業が困難なレベル

作業精度の評価段階
a 問題がない
b やや問題がある
c かなり問題がある


となっています。
私の結果を見てみます。
速度は全てAかBです。
それは「障害のない普通の人と同じかそれより速い」ということです。
精度もすべてaの「問題がない」なので、何をやっても健常者と同じかそれ以上にできるということです。
一見非常によい結果のように思えますが、考えてみてください。
これは「どんな作業に向いていて、どんな作業だとうまくできないか」みたいなのを絞り込むためなのですよ。
で、その結果を見て「こういう職種だったらいいんじゃないか」みたいな話になるワケです。
全部できちゃったら、何の仕事でもできますってことになっちゃうでしょ?
だったら、今までやったことが全部何の意味もないってことです。

全部終わったので、障害者向けの求人を紹介してもらえることにはなりました。
いくつか紹介はしてもらいましたが、実際に面接まで行けたのは一社だけ。
それも不採用でした。

posted by ひと at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

障害者手帳を交付してもらう

IQが75以上の場合、交付できる障害者手帳は「精神障害者保健福祉手帳」のみになります。
平成7(1995)年から始まったそうなので、あまり知識のない医師から「発達障害で障害者手帳は取れない」と言われることもあるようです。
実際には、医師から正式に発達障害であるとの診断が出れば障害者手帳の交付は可能です。
手帳を交付されると、さまざまなサポートが受けられたりするのですが、その内容は自治体ごとに異なります。
そういうことに手厚い自治体と、そうでない自治体があるというのが現状です。

私は3級の認定を受けています。
等級が上になるほど(数字が小さくなるほど)受けられるサポートは増えます。
正直3級はあまりサポートがないので、「障害者枠で就業したい」というように考えていない場合は、必ずしも取得した方がいいとも言い切れません。
もちろん障害者枠で就業するためには、必ずこの手帳が必要になりますが。

私が実際に活用できているのは
・市営交通が無料(追記:制度が変更になって負担金が発生することになりました)
・税金の障害者控除
・動物園などの入場料金の減額や免除
・携帯電話の障害者割引
ぐらいです。

市営交通が無料と言っても、JRなどは無料にはなりませんから、住んでいる地域によってはあまり意味がない場合もありますし、税金の控除もそれなりの収入のある人にとっては大きなメリットですが、ほとんど収入のない人にとっては無意味です。
ただ、家族がたくさん稼いでいる場合には意味があるようです。
このあたりは私には家族がいないので、私には詳細はわかりません。

障害者手帳を交付してもらう為には医師に所定の用紙(区役所や地域によっては市役所でもらいます)に記入してもらって役所に提出します。
医師に書いてもらうのに、通常五千円ほどかかります。
しかも、最初に病院へ行ってから半年以上経過しなければ申請をすることができません。
これは他の「治ったり、障害の程度が変化するもの」(事故などで体が不自由になった場合)と一緒くたにした基準なのではないかと思いますが、本当のところはわかりません。
発達障害が治るワケがないので、半年待たなければならないというのは納得は行かないのですが。
申請の時に写真も必要になります。

 通院開始
  ↓半年
 障害者手帳の申請
  ↓約二か月
 障害者手帳の交付


という感じになります。

手帳は二年更新です。
治らないのに更新が必要だというのもどうかとは思いますが。
つまり二年ごとに医師に書類を書いてもらわなければならないのでその為の費用も必要ということです。
しかも通院しつづけなければ次回の更新はできません。
治らないのに?
私のように二次障害が無い場合、投薬も必要がないので行く意味はあまりないと思いますが、手帳を持ち続けたければ通院するしかありません。
この場合通常、一か月に一度程度の通院になるようです。

つまり
「手帳を持っていることによるメリット」
「手帳を持ち続ける為にかかる費用などのデメリット」
を比較して、デメリットの方が大きければ障害者手帳を大変な思いをして取得する必要がなかろうという話になります。

私は障害者手帳の申請と同時に自立支援の申請もしました。

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病院で受けた心理検査のことなど

前述したとおり、心療内科や精神科の一部の病院でやっています。
私の場合は「WAIS-III」というのと、他にいくつか受けました。

WAIS-IIIはだいたい二時間ほどをかけて、臨床心理士と二人っきりで受けます。
いろいろな種類の検査をします。
絵や文字を見て答えるものや、パズルのようなものもあります。
やっていて正直「こんなんで何がわかるんだろう?」という気もしましたが、これでいろいろなことがわかるようです。

実際にどうなのかは専門家でもない私にはわかりませんが、医師がこれらの心理検査の結果や問診、発達障害者支援センターからの「報告書」(私の子供の頃の様子などを聞かれたりしたので、その結果をまとめたものだと思います。できれば母も一緒に来てほしいと言われましたが、それは無理なので、電話や手紙による聞き取りの結果を発達障害者支援センターの相談員に伝えました)の内容などで発達障害者か否か、発達障害であるとしたらどのタイプかなどの判断をするのではないかと思います。

実際の私の「WAIS-III」の結果を載せます。

001.jpg

画像を見られない環境の方もおられると思いますので数値も書いておきます。
携帯からでも見られるブログなんだけど、実際に見ている人がいるのかどうか知らんけど。

全検査IQ 108 言語性IQ 104 動作性IQ 112
言語理解 114 知覚統合 112 作動記憶 85 処理速度 130

定型発達者がこの検査を受けると、私のように数値がバラバラにはならず、全体に高いとか全体に低いというような結果が出るそうです。



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発達障害者支援センターでのやり取り

地域や対応をしてくれた相談員によって、いろいろだと思いますが、私個人の経験を紹介しておきます。
人によって相談の内容が異なりますが、私の場合は主に就職のことでした。

最初に面談の申込みをします。
私の地域の発達障害者支援センターは最初の受け付けは電話のみでした。
発達障害者の多くは私のように電話で会話をすることが難しいと思うので、このあたりは改善して欲しいと思います。
メールでやり取りをできるように配慮をしていただきましたので、発達障害者支援センターへ電話をかける必要があったのは、最初の一回だけでした。

電話で面談の予約を入れてから、約二か月後に一回目の面談でした。

まず若い兄ちゃん(臨床心理士の相談員)登場。
で、記入用紙を三種類渡されました。

一枚目。
自分の住所氏名。
家族の名前とか年齢とか。

二枚目。
ネットなんかでも見かけるような内容の質問紙。
「大勢で集まる席は好きですか」「相手の表情から感情を読み取るのは得意ですか」みたいな。

三枚目。
いろんな質問。
「どんなことで困っているか」とか「ともだちはいるか」「困ったときに相談できる人はいるか」などなど。

で、紙を全部書き終わったら紙を持ってきた若い兄ちゃんと、新手のおっさん登場。

聞かれた内容は、最初は仕事のこと。
いつごろどんな内容の仕事をどのぐらいの期間やったかみたいな。
その次に子供の頃から何があったかみたいな質問。
仕事を転々としているので、仕事の説明だけでかなりの時間がかかりました。

で、私から聞き取った内容を二人で検討して、次に何をどうせぇという指示を下さるということで、ちょっと待たされました。
で、再び二人が登場。

これから私が仕事を探す前に、どんなことが得意で、どんなことが苦手なのかみたいなことを詳しく調べてからの方がいいですみたいな話。
私が以前通院していた心療内科がどうやら発達障害関連の指定医院?みたいなやつらしく、そこでいいので心理検査ってのを受けて来いと。
んで、その結果を持ってまた発達障害者支援センターへ来てくれってことでした。
私の担当医だった先生はその病院にはいないので、別の病院(担当医だった先生のいる病院)の方でいいか?と聞いたのだが、かまわないけど、心理検査とか発達障害関連のことを受け付けられない病院もあるので、問い合わせが必要らしい。
問い合わせた結果、心理検査を受け付けてくれないということで、発達障害者支援センターから紹介してもらった病院へ行くことになりました。

紹介された病院で心理検査を受け、結果を貰って再び発達障害者支援センターへ行きます。
病院でも一応心理検査の結果を教えてはくれるのですが、具体的にどういうことなのかは素人にはよくわかりませんでした。
相談員がその結果から「これはこういうことですよ」という、理解しやすい言葉にして説明してくれました。
それでやっと内容が少し理解できました。
それでもすべてが完全に理解できるということはないですが。
病院で受けた心理検査のことなどに結果を載せましたが、私が出した数値はあまり出ないレベルらしく、相談員は終始半笑いでした。

posted by ひと at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

発達障害かな?と思ったら

自閉症スペクトラム指数(Autism-Spectrum Quotient: AQ)自己診断

これで自己診断が可能ですが、高い数値が出たからといって必ず発達障害だということではありません。
因みに私は33点でした。
33点が閾値で、33点以上だとアスペルガー症候群、高機能自閉症(PDDのうち知的障害のないもの)の可能性が高いそうです。

発達障害と言っても種類がいろいろとあります
そして、判明した年齢によっても状況が違います。
若ければ若いほど、受けられる行政などのサポートが多いのが現状です。

ここではあくまでも私が経験した内容を主にご紹介するので、成人になってから判明した場合について説明します。
未成年者は別の支援になります。

日本中どこにでも「発達障害者支援センター」というものがあります。
発達障害者支援センター一覧
私はまず、ここへ行きました。
地域によって状況は大幅に異なるのですが、今はどこでも混みあっているようで、私は申し込んでから一回目の面談まで二か月ほどかかりました。

そんなん待ってられっか!という方は、直接病院に行くという手段もあります。
発達障害であるという診断は病院でしかしてもらえません。
ですから発達障害者支援センターに先に行ったとしても、診断を希望しているのであれば、病院へも行く必要があります。
診断には心理検査というものをしなければならないのですが、どの病院でもやってくれるということではないので、それをやってくれる病院を探さなければなりません。
通常、心療内科や精神科の一部の病院でやっています。
自分でかたっぱしからそういう病院に電話をかけて問い合わせても探すことは可能でしょうが、私の場合は発達障害者支援センターに紹介してもらいました。
後々いろいろな書類(障害者手帳障害者就労相談センターに厄介になる時などに)が必要になりましたので、そういうものに詳しい病院を紹介してもらうことができて、結果としてはとてもよかったと思っています。
全然わかっていない医師も少なくないようなので。
わけがわかっていない医師の場合、書類を書いてもらうのもかなり面倒らしいです。

最近、何かと発達障害が取り上げられるので、診断をしてくれる病院はどこも非常に混んでいるようです。
前々から病院は不足している状態だったようで、以前から地域によっては「四年待ちだった」というような話もありました。
幸い私は首都圏なので、すぐにやってもらえましたが。
今後はますます混みあう可能性も大きいと思います。
それと、一部の病院ではあまりにも「思い込みで来る人」が多すぎるので、本物っぽい人が行っても門前払いになることもあるようです。

発達障害について書かれている本もたくさん出ていますが、徐々に解明されていっている所なので、出版年月日があまり古いものは避けたほうがいいと思います。

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発達障害って何?

生まれつきの脳の障害の一種です。
「先天的な様々な要因による発達遅延」っていうことらしいですが、主観的には「遅延」っていうより「種類が違う」っていう感じはします。
まだまだ詳しいことは解明されていません。
治ることはありませんが、一部で「治る」と騙るアヤシゲなものも出回っています。
分類は変更になる予定があるそうですが、現時点では

                   ┌─自閉症
 ・広汎性発達障害(PDD)─┼─アスペルガー症候群
                   └─トゥレット症候群
 ・学習障害(LD)
 ・注意欠陥多動性障害(ADHD)


「アスペルガー症候群の人は学習障害になることがない」というようなことではなく、多くの人が二種類とか三種類を同時に持っているそうです。
「アスペルガー症候群でADHDでもある」というように。
因みに私はこの中の「アスペルガー症候群」というものにあたります。
他のものは指摘されなかったので、私の場合は珍しく一種類だけなのかも知れません。

上記の分類でIQが75以上(70が基準と書いてあるものも見かけますが、私が受けた説明では75が境界でした)あると「軽度発達障害」という名称になります。
あくまでIQだけの問題なので、発達障害自体が重いとか軽いとかということではないです。

発達障害でも種類や、その人自体の障害とは別に「個性」のようなもので、表れ方は変わってきますし、早期に療育を受けると、かなり違うようです。

一般的に多い症状は
他人とコミュニケーションをとることが苦手(空気が読めない・遠回しな表現が理解できない)
「非常識」と思われるような行動ととる
予定が急に変更になるとストレスになったりパニックを起こしたりする
などなど。

子供の頃には「しつけができていない」というふうに誤解されることが多いです。
集団行動が苦手だし、わがまま、自分勝手というふうに見えてしまいます。

発達障害の人は「勉強がよくできるのだが、コミュニケーションがうまくできないので就職につまづく」というふうに誤解されて理解されていることが多いように思います。
実際には「勉強がよくできる」人もいれば、私のように「まったく勉強ができなかった」人も多いですし、「知能は高い」という誤解をしている人もいるようですが、それも全く根拠のないことです。
「天才」と呼ばれるような人たちが発達障害であったという事実を見て「他の人も全員そうなんだ」と思われてしまっているようですが、定型発達者の中に「天才」はごく一部であるのと同様に、発達障害者の中にも「天才」はごく一部です。
ただ、能力にばらつきがあるので、一部の能力が定型発達者から見てずば抜けていたりすることはよくあります。

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これから発達障害のことを語ろうと思う

今でも最終目標(マトモな定職に就く)ってのが達成されていないし、それ以外のことも全然うまくは行っていないんだけど、時間があるうちに今までのことをまとめておこうと思う。
もっと結末が見えてから、データとして有効な形でまとめたいなと思ったけど、中途半端になってしまうけど仕方がない。

で、カテゴリに「発達障害」ってのを追加しました。
今までにも何度か発達障害関連の記事があったけど、それは面倒なのでそのままにしておきます。

発達障害に興味のない人は、別に見なくてかまいません。
見たい人とか、必要のある人だけ見ればいいと思います。
別に「関係の無いヤツは見るな」っていうことでもないので、誰に見てもらってもかまわないですが。

質問のある人はコメント欄に書き込んでいってください。
答えられる範囲で答えます。


・発達障害って何?
・発達障害かな?と思ったら
・発達障害者支援センターでのやり取り
・病院で受けた心理検査のことなど
・障害者手帳を交付してもらう
・障害者就労相談センター
・自立支援医療(精神通院医療)について
・二次障害について



定型発達者という言葉がたびたび出てきます。
これは発達障害者以外の人という意味で使っています。
障害者であっても乙武さんのように発達障害ではない人は「定型発達者」です。
だから「障害者と健常者」という表現を使ってしまうとわかりにくいと思うので、「発達障害者と定型発達者」という表現を使わせてもらいます。

posted by ひと at 19:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする