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2017年09月21日

湖池屋 手揚食感 柚子香るぶどう山椒



KOIKEYA PRIDE POTATO|株式会社湖池屋
爽やかな香りが食欲をそそる高知県産の柚子皮と、和歌山県産ぶどう山椒のピリッと辛くキレのある風味。和の味わいによって、じゃがいもの旨みが噛みしめるほどに引き立つポテトチップスです。

9月4日から全国のコンビニで先行販売、9月18日から全国のスーパーマーケット等で順次販売開始。
スーパーで138円(税込)で購入。
内容量60g。
エネルギー310kcal。
日本産じゃがいも100%。

もう一種類(手揚食感 長崎平釜の塩)も店頭にあったのだけど、量が少ないのに値段が高いんで一種類だけにしておいた。
パッケージの写真がとても小さいポテトチップスだったんで、小さいのかな?って思って袋を開けてみたら普通のサイズだった。
パッケージの右下に小さく
写真は実物サイズと異なります
と。

味は「柚子香る」っていうとおり柚子が香ってる感じ。
「ぶどう山椒」の味がよくわからんのだけど、わずかにフルーティーなんだかフルーティーじゃないんだかよくわからない風味がする。
すげぇ不味いってほどではないけど、変な味。
何の味に似てるっていうのもわからんけど、妙な感じの味。
高級なものは私のクチには合わないってことなのかも知れないけど、普通のコンソメ味か何かの方が美味しい。

posted by ひと at 13:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月20日

カルビー じゃがりこ トリプルチーズ味

カルビー じゃがりこ トリプルチーズ味 52g×12個



じゃがりこ トリプルチーズ味 | 商品検索 | カルビー株式会社
独自の製法で “ はじめカリッとあとからサクサク ” の心地よい食感が楽しめます。
チェダー、ゴルゴンゾーラ、パルメザン、3種のチーズを組み合わせた、豊かな香りとコク深い味わいが楽しめます。


8月21日から10月上旬まで期間限定発売。
スーパーで105円(税込)で購入。
内容量52g。
エネルギー259kcal。

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フタの裏側にはこういう絵が描いてあり、これはアプリで遊べるしくみになっているらしい。
遊び方はパッケージに書いてあったが興味がないのでやらない。
チーズが入っているというワリにはそれほど濃厚にチーズの味がするって感じでもなく。
普通に美味しいことは美味しいが、割と塩分が濃くない感じの味かな。
アッサリ系っていうか。
チーズっていうからむしろこってりした感じを想像して食べたのだが、違う感じ。

posted by ひと at 20:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

有楽製菓 ラックサンダーVOLT



ブラックサンダーVOLT|有楽製菓株式会社
ブラックサンダーシリーズ最高レベルの高級感。
「ブラックサンダーVOLT」、ついに登場です。
配合したアーモンドは重量換算で
1本あたり約7粒!
隠し味のコーヒーがアーモンドの香ばしさを
引き立てています☆


9月18日発売。
ローソンで108円(税込)で購入。
標準44g。
エネルギー246kcal。
豊橋夢工場。

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「ブラックサンダー史上最高級」だそうです。
たっぷりアーモンドの
ザクザク食感!

と書いてある。
シリーズ史上最多となる約7粒(重量換算)のアーモンド含有量だそうで、確かにアーモンドはたくさん入っている感じ。
で、チョコ自体も高級だってことなんだけどさ、正直ようわからん。
普通のブラックサンダーよりは量が多いけど、お値段はかなり割高な感じ。
単純に高級なチョコがクチに合わないだけなのかも知れないけど、すごく美味しいってほどには感じなかった。
変に甘すぎなくて食べやすい味だなとは思ったけれども。

posted by ひと at 20:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日清 カップヌードル ビッグ 帰ってきた謎肉祭W

日清 カップヌードル ビッグ 帰ってきた謎肉祭W 106g×12個



カップヌードル ビッグ 帰ってきた謎肉祭W | 日清食品グループ
謎肉と白い謎肉をWで!
昨年ご好評いただいた謎肉祭が、新たに「白い謎肉」も入って帰ってきました。豚肉ベースの謎肉と鶏肉ベースの白い謎肉をW (ダブル) でお楽しみください。


9月18日発売。
スーパーで192円(税込)で購入。
内容量106g (麺85g) 。

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2016年にカップヌードル45周年を記念して通常の「カップヌードル ビッグ」の10倍“謎肉”を入れた商品として一時販売休止せざるを得ないほどの人気を集めた商品の改良版。だそうな。
前のがどんな味だったかとかもちろん全く記憶がないので比較もできないのだが。

DSCN3080.JPG

お湯を入れる前はこんな感じね。
今回は「謎肉」が二種類ってことで。
お湯を入れて三分っていう普通のタイプ。

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出来上がるとこんな感じ。
まず「謎肉」ね。
白っぽい方はハムっていうか魚肉系っていうか。
肉っぽい味ではあるけど。
黒っぽい方はハンバーグとかそんな系統な感じの味がする。
麺は細くて柔らかい。
スープは醤油系なのだが、アッサリっていうより単に薄い感じがした。

この商品の発売に合わせたのかそうじゃないのかは不明だけど、公式の方から「謎肉」に関して発表が。
「謎肉」とは「肉と大豆由来の原料に、野菜などを混ぜて味付けしたミンチ」
だそうです。
肉だろうが肉じゃなかろうが、味しか問題にしないのでどうでもいいんだけど。
脂肪だのコレステロールだの尿酸値だのγGTPだのって一切気にしてないから。

posted by ひと at 19:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

NHKの発達障害関連番組(9月21日修正)

一年かけて発達障害を取り上げますとか言っていたNHKも、ここのところぱったりとやらなくなったなぁ〜と思ったのだが、また再開の模様。


NHKスペシャル「発達障害 〜解明される未知の世界〜」(再)
9月22日(金)[総合]前0:10 ※21日(木)深夜

小中学生の15人に1人と言われる「発達障害」。最新の脳科学や当事者の証言で、これまで誤解されがちだった行動の裏にある理由に迫り、当事者の思いを発信する。

ウワサの保護者会「子どもの発達障害part4 どうする?進学・就職」(再)
9月22日(金)[総合]前1:10 ※21日(木)深夜

尾木ママが小・中学生の保護者と子育てについて語り合う『ウワサの保護者会』。今回は「子どもの発達障害Part4」。進学や就職などその将来について考えます。

ハートネットTV「シリーズ 罪を犯した発達障害者の”再出発” 第1回 少年院の現場から」(再)
9月22日(金)[総合]前2:10 ※21日(木)深夜

発達障害への理解や支援が不足する中、“問題行動”を止められず、結果的に犯罪に至る若者も多くいるという。更生のためにはどんな教育が必要か、少年院の現場から考える。

ハートネットTV「シリーズ 罪を犯した発達障害者の”再出発” 第2回 出所、そして社会へ」(再)
9月22日(金)[総合]前3:10 ※21日(木)深夜

罪を犯した発達障害者の中には、刑務所や少年院をでた後も、障害への適切な支援を受けられず、結果として再び罪を犯す人も少なくない。どうすれば再犯を防げるのか考える。

深夜の保護者会
9月24日(日)[総合]後11:00
「発達障害 子育ての悩みSP」

発達障害の子を持つ保護者の悩みに、徹底的に向き合う番組。「子どもの特性を、近所や学校にどう伝えればいい?」「理解してくれない周囲への対処法」「子どもの発達障害を受け入れない夫とどうすれば協働できる?」など、保護者が本音で語り合う。番組では、夫や、発達障害のある子どもにも取材。意外な本音が飛び出しました! 発達障害の子を持つ保護者はもちろん、周囲の人にも役立つ内容満載です!

ハートネットTV
9月26日(火)[Eテレ]後8:00 再放送10月3日(火)後1:05
自閉症アバターの世界 第1夜 脳内への旅

インターネット上の3D仮想空間として誕生し、10年前にはバーチャルコミュニケーションの一時代を築いた「セカンドライフ」。SNS等の登場でブームは去ったものの、今もそこを楽園として居住している人々がいます。自閉症の人達です。
米国ニュースクール大学大学院の池上英子教授は、自閉症者には無いとされてきた他人への共感性が、セカンドライフ内では豊かに存在する事を発見しました。
池上さんは、今回初めて現実世界で彼らの暮らしを知る旅に出ます。出会ったのは、4人の個性的なアバター達。
1夜目に紹介するのは、セカンドライフで人気のクラブDJ、ラリー。セカンドライフでは美しいイマジネーションの世界を創り出しています。しかし、実際の生活は社会に適応するため様々な不自由を抱えていました。彼にとっては仮想世界での自分こそが現実なのだといいます。現実世界とは一体何か。池上さんの旅を通じて考えます。

あさイチ
9月27日(水)[総合]前8:15
シリーズ発達障害(3) どう乗り越える?コミュニケーションの困りごと

「発達障害のイメージは?」と聞かれて、多くの人がイメージするのは「コミュニケーションの困難さ」ではないでしょうか。「発達障害の人は空気が読めない」「話がかみ合わない」「自分勝手なことばかり言うから困る」などという声は、周囲の人からしばしば聞かれます。でも、困っているのは周囲の人だけではありません。発達障害の当事者自身も、周囲に合わせられない自分を責め、どうしたらいいかわからずに苦悩しています。
コミュニケーションがうまくいかない理由は何なのでしょうか? 実は、発達障害の人のコミュニケーション能力が「劣っている」というよりも、当事者と周囲のコミュニケーションの「方法・流儀が違う」ことが主な原因だとわかってきました。
今回紹介するのは、沖縄に住む6人家族。夫以外、全員が発達障害です。なんと、お互いを「地球人」「火星人」と位置づけたことで、家族間のコミュニケーションが劇的に改善したと言います。また、発達障害の人との会話を円滑に進めるための「カードゲーム」も紹介。番組では、発達障害の人と話すのが楽しくなる、そんなノウハウをたっぷりお伝えします。

ハートネットTV
9月27日(水)[Eテレ]後8:00 再放送10月4日(水)後1:05
自閉症アバターの世界 第2夜 仮想と現実を生きる

インターネット上の3D仮想空間として誕生し、10年前にはバーチャルコミュニケーションの一時代を築いた「セカンドライフ」。SNS等の登場でブームは去ったものの、今もそこを楽園として居住している人々がいます。自閉症の人達です。
米国ニュースクール大学大学院の池上英子教授は、自閉症者には無いとされてきた他人への共感性が、セカンドライフ内では豊かに存在する事を発見しました。
池上さんは、今回初めて現実世界で彼らの暮らしを知る旅に出ます。出会ったのは、4人の個性的なアバター達。
2夜目は、セカンドライフを利用して生身の生活を少しでも生きやすくしようとしているアバター達を紹介します。コミュニケーション方法のヒントや、心の居場所がセカンドライフにはありました。仮想空間と現実世界の架け橋を作った伝説のアバターも登場。
脳神経の多様性を認め合う社会について考えます。

posted by ひと at 22:42| Comment(2) | 発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

有楽製菓 もちもちブラックサンダーきなこ

有楽製菓 もちもちブラックサンダー きなこ 1箱(20袋)



ユーラクニュース: 「もちもちブラックサンダーきなこ」 新発売のお知らせ
2016年に発売し、大好評だった
「もちもちシリーズ」に待望のきなこ味が登場です。
もちザク食感と優しいきなこの香りを
お楽しみください。


9月11日コンビニ限定発売。
ローソンで43円(税込)で購入。
内容量標準22g。
熱量110kcal。
国産きなこ使用。
豊橋夢工場。

いとおかし、イナズマ級!
と書いてある。
2017年に売っていた「もちもち」はわかるが2016年のはわからんな。
売ってたのかな。

DSCN3071.JPG

中に「モチ風グミ」ってのが入っている。
ところどころに小さいのが入っているのだが、あんまりモチっぽい感じはせず。
気温が高くて溶けそうだったから冷蔵庫に入れていたのを食べたからかも知れないけど、グミが結構固かった。
チョコなんかの他の部分は、多少きな粉の味がする美味しいブラックサンダーだねぇって感じで、グミ自体がもともと好きじゃないのもあるけど、グミが入っていない方がよかったかなと思う。


posted by ひと at 11:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

2017年7月7〜14日◆進化論II

他のお題の最終日の途中からスタートしているので、そこから紹介する。
今回はこれからの続き。

進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来



マット・リドレーさん曰く「世界を動かしているのはトップたちではない」「世界を動かしているのは底力だ」「数人の天才が世界を進化させていくのではない。世界の人々の平均点が世界を変えていくのだ」。
このマット・リドレーさんの面白いところは、英雄、偉人、政治家がいかに世界を変えたみたいな顔をしているかという、そういう語り口が武田先生の好み。

 一九九七年、イギリス軍の北アメリカ総司令官ヘンリー・クリントンは「南部戦略」を採用し、ノースカロライナとサウスカロライナ制覇のために軍隊を海路送り込んだ。ところが、これらの植民地ではマラリアがはびこっていた。このあたりでは春になるとかならずマラリアが流行し、とくにヨーロッパから新たにやって来た人々のあいだに蔓延した。−中略−蚊が血を吸い、原虫がその赤血球に感染した。戦闘が始まるころには、兵士のほとんどは発熱で衰弱しており、コーンウォリスも例外ではなかった。−中略−
 もちろん、ジョージ・ワシントンの将軍としての手腕をすべて否定することはできない。しかし、アメリカのリーダーの名声は予想外の展開によって決まったわけで、蚊が少なくともリーダーに引けをとらないほどの影響力を持った。
−中略−いずれにしても、これで勝敗を決めたのはボトムアップな動きだったという考えがますますその信憑性を増す。(292〜294頁)

それからグーテンベルクの印刷技術によって教会独占の聖書が誰でも手に入る書物となり、識字率が上がり、ここからルターが始めたところの宗教改革が起こったということだが「これも違う」。
これはメガネの普及。
メガネの普及、レンズ作りが盛んになる。
それを小さな虫に向けたり星空に向ける人が現れてきて、ここから宇宙観を塗り替えた。
ガリレオの発見はメガネをかけて本を読んだ人々の平均点から生まれた大発見だったという。
(このあたりの話は本の内容とは異なる)

 カリフォルニア州にあるモーニングスター社は、「自主管理」の実験を始めて二〇年になる。−中略−この会社にはマネジャーも、上司も、CEOもいない。役職を持つ人は一人もおらず、昇進もない。−中略−ルーファーが「この会社をどんな会社にしたいか?」と問い、答えは三つの原則に集約された──(1)人は自分の人生を自分で支配できるときがいちばん幸せだ。(2)人は「思考し、エネルギーに満ち、創造的で、他人を思いやる」。(3)最高の人間組織は部外者によって管理されず、参加者が協調して運営するボランティア組織のようなものだ。懐疑的な人々の思惑をよそに、このシステムはずっと機能し続け、モーニングスター社は従業員四〇〇人、パート三〇〇〇人の企業に成長した。(298〜299頁)

私たちはあまりにも起業者とか社長とか経営者とか、そういう人たちを中心に物事を見過ぎているんじゃないか?
でも、もうその限界は今、来ている。
日本の家電メーカーで巨大な戦後の歴史を築いた企業がみんな不調に陥って、それはやっぱり強烈な指揮官がいた会社。
そういうところが上手くいかなくなっちゃってるというのは、そういうのがあるかも知れない。
トップダウンでいっている会社なんて、やっぱり最後は上手くいかないのではないか?

マット・リドレーさんは独特の考えをお持ち。
皆さん方に「どうだ。凄いだろ?」なんてことは絶対言わないが、この方がおっしゃりたいのは「独裁者であろうがそれが民主的な大統領であろうが、大義名分を振り回すという、そういうやり方で国家を引っ張っていっているように見えるけど、そんな立派なもんじゃないぜ」という。
その一節の中にこういう言葉がある。

つまり政府とは、もとを正せばマフィアの保護恐喝の仕組みなのである。暴力の独占権を主張し、市民を部外者の略奪から守る見返りに上前(税金)をはねる。これがすべての政府の起源であり、現在マフィアが行なっている保護恐喝はすべて、政府へと進化する過程にあるのだ。(314頁)

人の物を取ることはいけないこと。
悪いこと。
そんなことは誰でも知っている。
ただ、国家というのは「税金」という名前にして人の物を取っちゃうという。
それで国家の真似をする人は全員悪党になる。
「国家というのはそういう組織体ですよ」と言われると「なるほどなぁ」という。
国家はシステムとして悪を模倣する。
ギクリとする言葉。
国家がやる事をマネすると悪になっちゃう。
それは乱暴に考えるとそう。
車をパッと止めて「今、10kmオーバー。これ」っていうのは儲かる。
浜松町でやったら。
「今、曲がったでしょ。ほら、カネ置いてけ」とか。
国家のシステムをマネしてはいけない。
国家そのものが悪を模倣している。

今の総理の問題点というのは、ただ一つ言えることがある。
いろいろ漏れ伝えてくるところを当番組(『今朝の三枚おろし』)なりに噛み砕くと「友達悪りぃ」。
もうそれだけ。
何が悪いのか?
本当に言えること。
ちょっと友達によい印象の人がいない。
大阪で一生懸命幼稚園をやってらしたご夫婦がいらっしゃる。
武田先生が最初にパッと見た時の印象は「あ、吉本の人か」と思った。
あの関西弁のまろやかさとか饒舌さ、スピード。
あれは花月(なんばグランド花月)で絶対に受ける話術を持った方。
特に奥様の方。
本当にストレスなく生き生きと関西の街で生きて来られたという証。
それに長男さんもしっかりしてらっしゃるし娘さんもしっかりしてらっしゃる。
幸せな大阪のご家庭。
ただ、やっぱり言葉使いが荒い。
申し上げられることは「友達がちょっと悪いんじゃないか」。
それと学校関係者が多い。

アメリカでは、個人が所有する銃の数を心配する人が大勢いるが、公共機関が所有するものはどうだろう? 近年、アメリカの(軍ではない)政府が一六億発の弾薬を購入している。全人口を五回撃てる数だ。社会保障庁は一七万四〇〇〇発のホローポイント弾を発注した。国税庁、教育省、土地管理局、さらには海洋・大気圏公団まで、すべて銃を所有しているのだ。(316頁)

これは何のために所持しているかというとはっきりしている。
暴徒を鎮圧するため。
その弾丸と銃のお金は国民の税金が担当している。
この本の著者が言うとおり「国というのは悪を模倣する」。
逆らうヤツは皆殺し。
このへんはやっぱりファシズムとか資本主義、共産体制とか言うが、だいたい正体は同じような感じだそうだ。

マット・リドレーさん曰く「だいたいまとめようとする。そういうものは絶対にロクなもんじゃない」。
(という言葉は本の中に発見できず)
欧州連合、国際連合、COP21、TPP、大ロシア、台湾を飲みこもうとする中国。
そういうものは全部悪を模倣したシステムである。
偉大なアメリカ再生を叫ぶトランプ政権も、さらに金王朝の北朝鮮の三代目のあの国もそうだが、トップダウンで世界を変えようとする人たちが世界にはいる。
「しかし」とマット・リドレーさんは本の中で言っている。
「安心してください。失敗しますよ」
この本のテーマ。
トップダウンで世界は変わらない。
変えるのはただ一つ、ボトムアップ。
私たちが変えるのである。

エリートが間違うのは「ボトムアップで自発的に組織されるのが最善である世界を、設計することによっていつまでも支配しようとするからだ」と述べている。(335頁)

「トップダウンで事が決定する」といえば「豊洲問題」なんかもそう。
みんなトップダウン。
マット・リドレーさんの言い分だがトップダウン「偉い人が問題を解決する」んじゃないよ、ボトムアップ「底辺が決定していく」んだよ。
じゃあ、どんなふうに具体的に?という。

二〇一一年、イギリス政府はデジタル起業家のマイク・ブラッケンに、大規模なIT契約の管理方法を改革するよう依頼した。フランシス・モード大臣の支援を受けてブラッケンが考案したシステムは、彼が「滝」プロジェクトと呼ぶもの、すなわち前もってニーズを特定しても結局予算オーバーで時間も無くなってしまうやり方を、もっとずっとダーウィン説に近い方式に置き換えたものだ。(334頁)

例えば「豊洲問題」。
我々は何が欲しいのか?
これも当たり前。
安心、安全、便利、安く、楽しく。
そういうものが欲しい。
だから「築地」というおんなじ名称で五つばかり小さく作ってしまえ。
だから豊洲も「豊洲」って言わない。
「築地」と言っちゃう。
大間から持って来たり、大分の関から持ってきたりして、それを築地というところが売買している中継地点。
一番発展したところを「築地」にすればいい。
トップダウンがこの混乱を招いている。
元々は石原さん(石原慎太郎元都知事)の時のトップダウンでこうなってきた。
「トップダウンで決着しよう」とか「トップダウンで良い解決策を」というのが、もうそもそも間違い。
私たちが求めているのは便利で活気があって面白くて安心な市場なんだ。
安心、安全なだけじゃない。
便利で活気があって面白くないと市場じゃない。
だからボトムアップで決定していくというのは壮大な計画ではなくて、小さなステップを積み重ねる、その進化によって創造していく。
そういう街づくりがあっていいんじゃないか。
建築家の人がいて、線を引けば道路になると思ったら大間違い。
やっぱりそこを通行する人たちの楽しさとか面白さとか、そういうものが加味されて通りはできていく。

マット・リドレーさんは宗教の方にも話を広げておられる。
世界へ広がっていく宗教。
そういうものが世界を今、分けているわけだが、その世界に広がっていく宗教にはトップダウンがあったのではないか?
そういうものが今、宗教が世界を混乱させている原因になっているので「もう一度ボトムアップまで宗教、引き返したほうがいいんじゃねぇの?」と仰っている。
この宗教のボトムアップのパワーの付け方というのは日本という国では分かりやすい。
これくらい何でも拝む国はない。
お寺を観光で行きたがるのが日本人ぐらい。
日本人はイスラム圏に行こうがインドに行こうが西洋に行こうが教会を見たがる。
日本人にとって宗教は観光。
お伊勢参りにしろ、日本人にとって宗教は観光の要素が入っていないと宗教じゃない。
ちょっと不謹慎かも知れないが、逆の意味で「のびやかだな」と思う武田先生。

 一世紀のなかばには、テュアナのアポロニオスのカルトが、帝国の覇者の有力候補であるように見えた。イエス同様、、アポロニオス(イエスより若かったが、同時代の人物)も死者を甦らせ、奇跡を起こし、悪霊を追い払い、慈悲を説き、死んでから(少なくとも霊的なかたちで)復活した。だが、イエスとは違ってアポロニオスは近東全域で名を知られたピュタゴラス学派の知識人だった。−中略−どこから見ても、パレスティナの大工(訳注 イエスのこと)よりは洗練されていた。−中略−彼の消息が途絶えてからはるかのち、彼のカルトはユダヤ教やゾロアスター教、キリスト教と競いあったが、やがて下火になって消えてしまった。
 それはタルススのサウロ(聖パウロ)のせいだ。アポロニオスには、こつこつ働くピロストラトスという名のギリシャ人年代記作者がいたのに対して、イエスは、そうとう風変りではあるものの恐ろしく説得力のあるパリサイ人のパウロに恵まれた。
(338〜339頁)

宗教をチェーン店展開するというのは弟子でよい参謀がいないと世界宗教たりえないという。
これもまた新しい学問「神経神学」が紹介されている。
世界には「スカイフック的思考」がある。
スカイフックというのは「空中から不思議なフックがぶら下がっていて、それがあなたを助けている」という。
そういうのに思わず人間は引っかかってしまう。
偶然の一致にも「それを引き起こした何かがある」とそう信じ切ってしまう。

心理学者のB・F・スキナーはカゴの中にハトを入れ、機械で一定間隔で餌を与えた。すると何であれ、餌が出てくる直前にしていたことが、餌が現れた原因だと思い込んだように見えるハトがいるのにスキナーは気づいた。ハトははその思い込みのせいで、その動作を習慣的に繰り返した。反時計回りに歩き回るハトもいれば、カゴの隅に頭を突き出すハトや首を振るハトもいた。スキナーは、この事件は「一種の迷信を実証していると言えるかもしれない」と感じ、人間の行動にも類似するものが多くあると考えた。(351〜352頁)

「きれいな石には不思議な力がある」という「勾玉信仰」から指に宝石類をしたがるという。
その石の力に頼るというような。
それから近所のお寺さんにお参りに行くとか初詣に神社に行くとかっていう性癖があって。

面白い女の人と再会した武田先生。
小松美羽さん。
十数年前に絵が描きたくなって、その小松美羽ちゃんがモデル事務所の受付嬢だった。
スタッフの知り合いで女子美出身だから「この子に教えてもらうといいから」とかといって。
時々絵を描いて小松美羽さんに見てもらって、いろいろ助言、アドバイスをもらう。
でもあんまり絵をいっぱい描くと奥様が嫌がるようになった。
「どこにしまっていいか分からないし、飾りもしない絵は描くな」と言われてちょっと萎えてしまった。
この小松美羽さんはぐんぐん名前が売れた。
今はちょっと現代アーティストで大ブレイク。
イギリスの方から買い手が来たりなんかする。
小松美羽さんは龍の絵を描く。
これがすごい。

小松美羽 −20代の軌跡− 2004-2014



この小松美羽さんは「神社には何か住んでいるし、あらゆる空間にモノノケがいる」という。
そのことをひたすら信じている。

G・K・チェスタトンの言うように、人々は何かを信じるのをやめたときには、何も信じなくなるのではなく、何でも信じてしまう。(353頁)

何か信じていたほうが「何でも信じてしまう危険」から遠ざかることができる。

5月もそうだったし6月もそうだった。
国際的な問題はもうみんな決まっている。
疲れちゃう。
「大統領がどうした」とか「◯◯書記長がまたロケット打った」とか、何か同じことばかり言っているみたいで。
マット・リドレーさんはいろんなことでトップの人を激しく嫌ってらっしゃる。
マルクスとかフロイトとかアインシュタインとか、様々な強力な理論の持ち主が今まで世界を説明してきた。
しかし21世紀までに生き残った理論はアインシュタインのものだけである。
フロイトさんもどんどん新説で人間の心理を。
それからマルクスさんは、ちょっといたるところでマルクス主義というのから国家が離れつつある。
世界を席巻したあのマルクスやフロイトの理論はなぜ生き残れなかったのだろうか?
それは反証不能だからである。
そのことに反撃するというのができない。
「高尾山にはコブラは住んでいない」ということを証明するためにはどうしたらいいか?
証明できない。
不可能。
そういうことが平気でまかり通るようになった。
反証不能なそのことを問題視する人がいっぱいいる。

著者は一番最後にこんなことを言い始める。
「地球温暖化=二酸化炭素」は本当だろうか?
温室効果ガス説、地球温暖化。
これをかなり疑ってらっしゃる。
CO2は影響の一つであって、原因の一つではない」という。
温度が高くなるということはCO2が上がっていることで「CO2が上がったんで温度だ」っていうのは問い方が逆なんじゃないか?っていうことを仰っている。
この本の最後に何でこんなことを言い出したのかなぁと思う。
気象変動に関する政府間パネルによる報告書。

「これはあまりにトップダウンの物の見方なので心配だ」と私に語る科学者の数は増える一方だ。(357頁)

これは反証不可能。
異常気象について反証ができない。
この「温度が何で上がっているか」の原因は太陽の黒点活動の影響っていうのもあるらしいし、そういう反証できないことを問題視するという。


posted by ひと at 20:39| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年5月1〜12日◆進化論I(後編)

これの続きです。

イギリスのサイエンス・ジャーナリストのマット・リドレー氏による『進化は万能である』。
動物の進化論というものは、これは人間の文明にも当てはまるんだという大作。

著者の言っていることだが「イギリスは慣習法、判例法をとる」と。

 判事たちは、現場の事実に合うように、事例ごとに法の原理を調整し、少しずつコモンローを変えていく。新たな難問が生じたときには、判事ごとに対処法にかんして異なる結論に至るので、その結果は一種のしとやかな競争の体を成し、一連の公判を通して、どの判断が望ましいかが徐々に決まっていく。この意味では、コモンローは自然淘汰によって構築されると言える。(57頁)

絶えず新しく呼吸するというようなこと。
移ろいやすく、ダイナミックで混乱しており、建設的で興味をそそり、ボトムアップ、底からゆっくりとできていくのが憲法であるという。
そういうこと。

「世界でも最も成功し、最も実用的で、最も大切にされている法体系には、制定者がいない。それを立案した人もいなければ、考案した崇高な法の天才もいない。言語が現れ出てきたのとちょうど同じように、反復的、進化的なかたちで現れ出てきたのだ」。(57頁)

「法は国家から生じるのではなく、人々の暮らしの中から淘汰の形で現れてくる」という。
かくの如くして法は国家から生じるのではなく、人々の暮らしの淘汰の過程で浮かび上がってくるという。
これがイギリスがそう。
イギリスは「慣習法」「判例法」。

イギリスのマナーで「かっこいいなぁ」と思ったのは、中学の頃に国語の教科書で読んだと思われるもの。
エリザベス女王が馬車で通っていたらエリザベス女王が大嫌いなイギリスのオッサンがいて、女王陛下に向かって罵声を浴びせた。
そう言う人もイギリスにいる。
そうしたら横にいた別のジェントルマンが「やめていただけませんか?」。
「なぜだ?彼女は決してイギリスを代表するクイーンではない」と言うとそのジェントルマンが言った答えが「アンフェア」。
一人の人が野次を飛ばして女王を罵倒している。
声をあげていい。
それは表現の自由だから。
だけどやめなさい。
「アンフェア」だ。
なぜかというと、女王は今、あなたに反論できない。
非難してもいいけど、それは女王陛下があなたの反論に応えるべき立場の時にやるべきであって、ここでやるべきではない。
これをやっぱり「さすがに習慣の中から法律を作っていく民族である」と日本の学者さんが感心した。
バカな中学生だったが「へぇ〜」と思った武田先生。
「世の中には父ちゃんや母ちゃんと違う人がいるもんだ」と思った。

「サルから人間になった」というふうに学んできた『進化論』に関しては、今「そうじゃないんだ」という説もある。

 米最高裁が学校で進化を教えることを禁じる法律をすべて廃止したのは、ようやく一九六八年になってからだった。(76頁)

神が人間を作ったのであって、サルから人間になったのではない。
1968年になって「進化論を学校で教えることは禁止する」という法律に関しては取り下げた。
各州の州法に任されている。
アメリカの一般的な考えは何かというと「インテリジェント・デザイン」と言って「世界のすべては知的な不思議な力がデザインしたんだ」という。
でないとできるワケがない。
指が五本あって、手足が二本ずつあるとか、目玉が二つあるとか鼻の穴が二つとかというのは「設計図で書こう」と思わないと偶然にできるワケがないという。
だから「神の存在があった」という。
ダーウィンの『進化論』。
『進化論』というのはアメリカ社会全体ではかなりのパーセンテージで信用されていないという。
例えば鳥を見てみよう。
空を飛ぶための筋肉、そして鳥に応じて最適な羽、その長さと色。
これらが自然淘汰でできるワケがない。
「これは明らかに誰かのデザインだ」と彼らは主張するわけだが、この本の著者は断固「違う」。
著者は言う。
鳥を創ったのは神ではない。
鳥を創ったのは風であり大気である。
そして地上での出来事が鳥を創ったのだ。
空飛ぶ鳥は地上に舞い降りて来てエサをついばむ。
そのついばむための形、エサをついばむための姿が彼らの形を創ったのだ。
空飛ぶ力を鳥に与えたのは大地なんだ。
大地で生まれて彼らはそこを蹴って空に舞い上がって、ついばむために地上に降りてくる。
つまり「鳥が飛んでいるのは天井からの幻のフックで釣っているわけじゃないんだ」。

文化の進行から見てみよう。
武田先生が大好きな考え方。
アフリカの草原で立ちあがったサルがいた。
これはアフリカの東側の草原にいた。
これは間違いない。
密林に住むケモノのエサになるのが恐ろしくてサルは密林を出た。
それで食物の無い草原に立って木の実が成ったりするとそれを摘んで、摘み終って喰い物がなくなると別の実が成っている木を移動しながら探して歩くという。
移動するうちにささやかな道具を手に入れた。
例えば矢じりとか。
その草原で仲間とすれ違う。
そうすると自分は矢じりを持っていた。
向こう側の別グループは棒切れを持っていた。
棒を持っているのと矢じりを持っているので道具を交換していくうちに誰かが組み合わせた。
棒の先に矢じりを付けた。
槍になった。
こんなふうにして「交換」。
これが動物の中で「本能」となった。
まず交換があって交換が本能となった。
ある時、いっぱい槍でケモノが突けた。
急いで喰わないと腐らせてしまう。
別のグループがやってきた。
木の実を持っている。
やつらはケモノの肉に飢えていたので交換した。
前の、棒と矢じりを交換したのと同じ要領で。
この時に「交換」と「分業」が生まれた。
この交換と分業はサルからものすごいスピードで人間になったという。
これはわかりやすい。
そしてそのアフリカを出て紅海の海峡を渡り、モーゼに頼らず、彼らはユーラシア大陸へと旅立ったという。
これは世界史の謎を解いてくれるために忘れてはならないことだけれども、文化の累積がサルに固有の能力を与えてヒトへと進化させたのだ。
ヒトは複雑な認知の力を持つので文化を発明したと考えてしまいがちだが違う。
文化の累積がヒトの遺伝子を変えたのだ。
このものすごく分かりやすい例が「牛乳」。

西ヨーロッパや東アフリカの人々が持つ、牛乳にふくまれる乳糖(ラクトース)の消化能力がある。成体になっても乳糖を消化できる哺乳類は少なく、それは一般的には幼体の時期を過ぎて牛乳を飲むことはないからだ。しかし、世界の二つの地域では、ラクターゼ(訳注 乳糖を分解する酵素)遺伝子のスイッチを切らずにおくことで、ヒトは大人になってからも乳糖を消化する能力を進化させた。これが起きたのは、ウシを家畜化して牛乳の生産がはじめて行なわれたその二地域だった。なんという幸運だろう! 乳糖を消化できたので、人々は畜産を始められたのだろうか? いや、そうではない。遺伝子のスイッチを切らずにおけたのは、単に畜産の発明の結果であって原因ではない。(86頁)

人間を進化させてきたものは何か?
それは有能なリーダーなのか?
違う違う。
世界全体を進めてきたのは、それはボトムアップの力。
庶民の力。
そういうものが人間社会というか人間文明というのを進めているんだ。
こう言っている。
人間の社会を進めてきたもの。
それは「分業」と「交換」である。
人間を人間たらしめたのは「分業」。
仕事を分けることと物を交換すること。
分業と交換。
今はまとめて「経済」と呼ばれている。
その経済というものの進化の足取りを見てみようということになる。

OECD(経済協力開発機構)によると、今の世界経済の成長率でいくと──そして減速の徴候は見られていない──平均的な人が二一〇〇年に稼ぐ額は現在の一六倍になるだろう。(134頁)

今、問題になっている「格差」。
「ますます富裕層と貧困層の差は開いて、社会全体が二極に分断されている」という。
今、日本は一応「格差社会無くそう」という方向でいる。
ニュースで取り上げるいろんな格差の話。
給食費が払えない子とか食事がとれない子とか。
「豊かさ」とはいったい何だろう?
「塾に通えない子」というのはいる。
塾はカネを取るから。
「今でしょ!」の先生は大変。
彼の塾なんていうのは(とても高額)。
富裕層と貧困層。
トランプさんに比べるとはっきり言って武田先生は貧困層。
トランプさんは富裕層。
ところが、トランプさんを見ていて、トランプさんの暮らしの中で欲しいものが一つもない。
トランプ氏の暮らしぶりを見ていて憧れたことは一度もない。
トランプタワーのあの部屋は嫌いだと思う武田先生。
テーブルの角が膝を打つと痛そうにとがっている。
それに一番の問題はトイレがすごく遠そう。
トイレに行くためには2〜3段の階段を上り下りしなければならない。
それは深夜、トイレに数度立つ時にものすごく厄介なもので。
今、十歩以内でトイレに行けるというのが武田先生には快適。
あの部屋は嫌。
タワーのてっぺんというのもものすごく不安。
地震で揺れた時、ガラスが割れた場合、落下する危険性があのビルにはある。
心配なのはバロンくん。
バロン君の部屋は広い。
でも叫んでも隣の部屋まで声が聞こえないほどの広い子供部屋を持った子は不幸。
バロンくんは努力しなくても全てが手に入る。
つまり努力をしない少年になってしまう。
トランプさんの奥さんもちょっと武田先生にはきつい。
好みの問題だが、あのトランプさんの奥さんを見る度にちょっと疲れが出てくる武田先生。
もう見るだけで疲れる。
アメリカ人の(住居の)作り方は水回りで作っちゃう。
洗濯、バスルーム、トイレ、それにサイドボードを置いて一杯飲むところは水回りだからまとめてある。
遠いに決まっている。
文化放送(の建物の中)で言えば一番近いところで、ここからエレベーターぐらいまである。
夜中に三回から四回(トイレに立つ)。
それはきつい。
一時間ちょっと眠って。
(頻尿に効果があるとされる)「ノコギリヤシ」を飲んでも本当に・・・。
だから武田先生にとってトランプさんは憧れではないということ。
このあたりから考えると「豊かさとは何か?」。

ニューヨークも大嫌いな武田先生。
眠れない。
「ニューヨーク大好き」という人はいっぱいいるが、武田先生はダメだった。
眠らない街。
眠ろうよ、夜は。
時差ボケの上に眠れない夜だからきつい。
それに高層ビルが多い。
騒音は響きながら上に昇ってくる。
だからニューヨークは上に行けば行くほど変な地鳴りがしている。
すごくくたびれるから嫌。

豊かさとはいったい何か?
人間の暮らしの豊かさ。
マット・リドレーさんが言っている。

「ガス暖房、自動車、天然痘予防接種、屋内トイレ、安価な旅行、女性の権利、子どもの死亡率低下、適切な栄養、身長の伸び、平均余命の倍化、子どもの学校教育、新聞、選挙権、大学受験の機会を享受し、敬意を払われるようになった人が、何千万人も増えている」。(134頁)

今挙げた条件が満たされた人は世界史の中では富裕層に属する。
(とは本には書いていないが)
暖房、自動車、天然痘予防接種、屋内トイレ、旅行、新聞、選挙権、大学受験の平等。
それがきちんとできている社会は豊か。

世界規模の格差は現在どんどん縮まってきている。世界人口のうちインフレ調整後一日1.25ドルで生活する人の割合は、一九六〇年の六五パーセントから現在は二一パーセントに下がっている。(134頁)

世界は明らかに明るい方向に歩いている。
2008年にアメリカからリーマンショックという不況が立ち起こった。
これはすぐに日本にも伝承して1920年代の大不況と比べられたが、非常に短期間のうちに世界経済は立ち直った。
世界経済はリーマンショック直後は1%の縮小が見られた。
それが何と、翌年には5%成長している。
19世紀初めから欧州数カ国から始まった富裕化は今、世界に広がっている。
この大富裕化の原因はまだわかっていない。

テレビでこの間久しぶりでマレーシアを見た。
飛行場で事件があったので。

プロゴルファー 織部金次郎5 ~愛しのロストボール~ [DVD]




『プロゴルファー織部金次郎』でマレーシアに撮影に行ったことがある武田先生。
20年前、40代に行った頃のマレーシアよりも遥かに豊かになっている。
そうやって考えると間違いなく世界は明るい方角へと。
そのことをマッド・リドレーさんは何度も何度も繰り返し言っている。

18世紀の人だが、イギリスのアダム・スミスが『国富論』の中で国が豊かになるという中で「市場が開放的で自由であること。それが経済にってとても重大である」と。
経済を勢いよく回すには「分業」、分業による「交換」。
その交換は信頼を生んでいく。
これが世界から搾取と略奪をそぎ落とす唯一の手段。
歴史から学びましょう。

経済史を一瞥すると、商人によって商人のために動かされている国は完璧ではないが、独裁者によって動かされている国よりも繁栄し、平和で、文化的であることは明らかだ。フェニキアとエジプト、アテネとスパルタ、宋と元、イタリアの都市国家とカルロス一世のスペイン、オランダ共和国とルイ一四世のフランス、商人の国(イギリス)とナポレオン、現代のカリフォルニアと現代のイラン、香港と北朝鮮、一八八〇年代のドイツと一九三〇年代のドイツを比べてほしい。(139頁)

商業に関して、商売、経済に関して「分業」と「交換」。
その自由を認めない国というのは貧しくなる。
そしてマット・リドレーは言う。
経済は人間の行為だが、人間の設計ではない。
経済を設計しようとする政治家は失敗する。
ファラオもナポレオンもヒトラーも経済を動かすことはできない。
なぜなら一人で動くものは経済ではないから。
経済は分業の中で出現するもので、交換によって勢いを増す。
そのスピードがあることが豊かさで、スピードは創発的現象。
交換の勢いを挙げるためには独裁者が人種や国によって交換相手を選んでは創発は現れない。
選んじゃいけない。
やっぱり「オープンマインド」。
開けておく。

スミスの表現を借りれば、「ものを交換しあう性質」は、人間には自然に身についているが、他の動物には見られない。「二匹の犬がじっくりと考えたうえ、骨を公平に交換しあうのを見た人はいない」(140頁)

ある意味で経済学者の方々は不吉な未来を探し続ける。

一八三〇年代からイギリスで生活水準が急上昇しはじめたあとでさえ、ミルはそれを一時的な成功と見ていた。すぐに収穫逓減が起こるだろう。一九三〇年代から四〇年代にかけて、ジョン・メイナード・ケインズとアルヴィン・ハンセンは、世界大恐慌は人間の繁栄が限界に達したことの証だと考えた。(144頁)

これは全部外れた。
有名な経済学者だが。

日本が戦争に負けた。
第二次世界大戦、大東亜戦争、太平洋戦争の直後。
その時に予想されたことは何かというと「日本での餓死者は100万人出るだろう」という。
ところが驚くべきことが日本で起こる。
それは何かというと人々は食料の奪い合いをせずに「闇市」というところで着物とお米を交換する等々で飢えを凌いだ。
この時に日本人はものすごく激しく物を交換した。
それで餓死者というのが非常に少なかった。
日本中全部焼かれたのでもうボロボロ。
武田先生が不思議で仕方がないこと。
昭和20年8月に皇居の前に行って、みんな戦争に負けてモンペ姿で泣いている。
その年の冬、新年、晴れ着を着て皇居に行って日本人は万歳している。
たった半年で「何もかも変わる」と、この国の人は面白い。
この小さな国、日本は敗戦からわずか15年で世界で二番目に稼ぐ国になっている。
ほとんど奇跡。

人口論 (中公文庫)



マルサスという人が『人口論』から「収穫というものがだんだん減っていってやがて食料が奪い合いになり、飢餓が世界を襲うことになると」そう予言した。
これはダーウィンの時代。
ところが今、人口は70億になっても飢餓の国というのは減りつつある。
ここでも予想は外れている。
「ボトムアップが社会全体を変えるんだ」というこの本の著者の考え方が何となく個人的な趣味に合う武田先生。
「未来は明るい」「2100年に向かって人類はもっと景気よくなるぞ」と言っているのは武田先生だけ。
確かに「学校に行けない」とか「昼食、夕食が摂れない」とか、そういう子たちの存在があるのだろうが、昨今の騒ぎ方に関して首をひねる。
「貧乏」は「動機」。
「結果」ではない。
「子供時代に貧乏でした」というのは動機。
そこから「ウサギ跳び」が始まる。
星飛雄馬はあそこからウサギ跳びで『巨人の星』を目指す。

TVシリーズ放送開始50周年記念企画
想い出のアニメライブラリー 第75集
巨人の星 劇場版 Blu-ray



それは物語の舞台であって「結論」ではない。

posted by ひと at 20:32| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年5月1〜12日◆進化論I(前編)

進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来



中身は「今までの考え方を少し変えてみませんか」。
著者のマット・リドレーさん。
イギリスの方。
ヨーロッパ文明というものを土台にしながら、そのヨーロッパ文明のいくつもの矛盾を見抜くという、サイエンス・ジャーナリスト。
外国の人は書き方がしつこい。
向こうの人の「粘り気」は本当にすごい。
イギリスの方なので皮肉屋さんで、読み手としてはすごく読みにくい。
こっちは英語圏の人間じゃないから。
ただし、その分だけ面白い。
翻訳の方は訳すのが大変だっただろう。
皮肉というのはスラングも入ってくるので「冗談じゃないよ。ビートたけしみたいなことを言っちゃって」というのが日本語で書いてあって、それを英訳されて向こうで英語で本を出された場合「元浅草の芸人」とかでは済まない。
「ビートたけし的態度をとった」というようなことが書いてあったらニュアンスが伝わらない。
それをこの人たち(訳者の大田直子、鍛原多惠子、柴田裕之、吉田三知世)は一生懸命調べてやっている。
大変だったろうと思う。

とにかくこのマット・リドレーさんの主張はこの一言。
「世の中どんどん良くなってるし、これからどんどん良くなる」
この方の明るさはサルの時代から現代まで貫く。

 二〇世紀の物語には語り方がふた通りある。一連の戦争や革命、危機、伝染病、財政破綻について述べることもできる。あるいは、地球上のほぼすべての人の生活の質が、ゆっくり、しかし確実に向上した事実を示すこともできる。(417頁)

新聞を読むと私たちはこれからもう災難から災難へ、よろめきつつ進んできて避けようもない更なる災難が明日また待っているという。
それが新聞の論調。
それから学校。
歴史の教科書を見ましょう。
お嬢さんがくれた「年表」を持っている武田先生。
「災難」しか書いていない。
「戦国時代、幸せな一家がおりました」なんて一行も出てこない。
「戦国時代に幸せな一家があるはずがない。だから信長は立ち上がった。秀吉は立ち上がった。家康は世の中をまとめた」というふうに歴史教科書には書いてある。
家康も知らずに平和に生きた家族もいたということが関ヶ原のあの晩にもあったはず。
このあたりから「世界の見方を変えませんか」というお誘い。

ラジオメディアの中でニュースを伝える時に、順番を打つと「不幸なニュース」から。
(この放送がされていた当時)もう五月になってしまったが「桜が咲きました」なんていうのも一番最後。
殺人事件があった場合は不幸の方から順位が高い。
そこをこの「エボルーション」『進化は万能である』のマット・リドレーは語っている。
今朝も朝からニュースは「大国のエゴと脅威、隣国の混乱、政治家の傲慢発言、あきれ返った病院関係者、何と情けない学校関係者。訳の分からものが都政に介入しているという恐怖感、あるいは都政にタッチする能力もないくせに昔威張っていた『太陽の子』」みたいな。
これは今、武田先生が勝手に言っているだけ。
何一つ該当するニュースはないのだが、だいたいこんなふうに語っておけばどれかが当たる。
今朝もきっとこの手の中で世界は進んでいると思う。
だからこれはもう年末のしめくくりも出来る。
同じことを言えばいい。
「大国のエゴ、隣国の混乱、政治家の傲慢発言、あきれ返った病院関係者、学校、警察関係者。政治が混乱した」というようなことを言っておけば、大体これは年末でも使える。
上手くいかなかったことを挙げなさい。
それで大体あなたは今年の予言が全部できる。
この悪いニュースを聞きながら「チェッ!何だよこの世の中は。なってないよ。何とかしろよ」とかっていう。
でも皆さん、よく考えて。
皆さん方は間違いなく十年前より幸せです。
皆さんは今、二十年前より幸せです。
今日もラジオから流れる悪いニュース、更にコメンテーターの方や専門家の方が怒って「また悪い方に向かって日本の舵が切られてしまった」そう彼らは嘆いている。
よく考えてみましょう。
悪いニュースには全て特徴がある。

悪いニュースは、歴史に押しつけられた、人為的で、トップダウンで、意図的な物事にまつわるものだ。−中略−第一のリスト──第一次世界大戦、ロシア革命、ヴェルサイユ条約、世界大恐慌、ナチス政権、第二次世界大戦、中国革命、二〇〇八年の金融危機。これらは一つ残らず、意図的な計画を実施しようとする比較的少数の人(政治家、中央銀行総裁、革命家など)による、トップダウンの意思決定の結果だ。(418頁)

では良いニュースはないのか?
良いニュースが山ほどある。
ただし、悲しい事に「良いニュース」「幸せなニュース」を伝える能力がメディアに無い。
なぜなら良い事はゆっくりにしか起きないから。
悪いニュースはなぜ伝えやすいか?
それは突発的で言葉にまとめやすいから。
「◯◯地方で◯人の方がお亡くなりになった」「◯人の方が事故にあった」これはものすごく伝えやすい。
良いニュースを伝える能力がメディアにない。

第二のリスト──世界の所得の増加、感染症の消滅、七〇億人への食料供給、河川と大気の浄化、富裕な国々の大半における再植林、インターネット、携帯電話を使ったバンキング、遺伝子指紋法を利用した、犯罪者に対する有罪判決と無実の人に対する無罪判決。これらは一つ残らず、偶然で予想外の現象で、こうした大きな変化を引き起こす意図のない無数の人々によってもたらされた。(418頁)

探せばあるのだが、伝える言葉がない。

人々の暮らしは良くなる一方なのだ。(417頁)

反論したかったら「十年前を思え」。
特にガン等々に関してはすごい。
ガンという、かつては死の宣告と同じ響きだったが、ステージ1、2ぐらいだったら・・・。
もうそういう時代になっているわけだから、ゆっくりだが前進していることは間違いない。
リドレーさんは「私たちの暮らしは良くなってる。これは事実なんだ。そのことをまず認めましょう。そこから新しい考え方を作っていきましょうよ」。
もう一つ重大な指摘をこのリドレーさんがしている。

興味深いことはすべて漸進的に起こり、過去五〇年間、人間の生活水準の統計値のおける主要な変化のうち、政府の措置の結果はほとんどないと、選挙学者のサー・デイヴィッド・バトラーは言っている。(418頁)

わかりやすく言うと、過去50年の歴史を振り返って「我々国民の暮らしが良くなった」というデータがあるとすれば、それは政府が頑張った結果ではない。
朝からテレビ、ラジオから流れてくる政治的なニュース、トップニュース、政治、政策、公約、あるいは政治家たちの目標、宣言。
ドンドン流れてくる。
これは今朝も流れている。
リドレーさん曰く「失敗します」。
リドレーさんはその理由を簡単に挙げる。
誰か一人が意図として世の中をデザインして計画、実行したもの。
それは失敗する。
この世界に秩序をもたらすのはトップダウンではない。
優秀な指導者がいて、その人が「世界全体をこのようにしよう」と設計図を書いて提出した。
それは失敗する。
世界は実はそこでは動いていない。
社会全体を進化の力に乗せて運んでいるのは先頭の指揮者ではない。
最後尾から重たき社会を押しているボトムアップ。
その力こそが進化の原動力なんだ。
草原の群れの中でリーダーがいて、その草原の群れのサル。
それがひょっこり立ち上がって二足歩行した。
「お!あいつ立って歩いてるぜ」というので他のサルもみんな真似た。
そんな進化論はない。
100匹のサルがいる。
全員が立ち上がろうとした。
ヨタヨタしながら100匹がお互いに支え合って、今まで四つんばいだった101匹目のサルが「みんな立つんだったら、俺も立つよ」と言って、その101匹目のサルが入った瞬間に草原のサルは人間となった。
これはダーウィンが『進化論』で説明した通り。
これが『進化論』。

武田先生が面白いと思ったのは「創発」。
用意された条件や予測から説明できない特性が物事には生まれる。
それを科学用語で「創発」と言う。
つまり最初に組み込まれた特性とかルールをどんなに決めても、どんどん発展、展開していくうちに予測から外れていくという。
上手くいくのはたいてい「意図されていないこと」で、上手くいかないのは「意図されたこと」。
恋心で言うと、好きなばっかりでは恋愛は結婚まで進展していかない。
恋愛は一回「コイツ、バっカじゃねぇの?」と思う。
「バっカじゃないの」と思った感情を二重の赤線で消して「バカじゃない、この人は」と思った瞬間に。
それが「創発」。
どんなにルールを決めても進むにしたがってルール以上の事が出てきたり、ルールではジャッジできないことが出来てくる。
この「創発」が無いと物事は進んでいかない。
どんなにルールを決めても、そのルールでは乗り越えられない「とある局面」が誕生して、新しいルールを「そのもの自体」が作っていくということ。

これは、道徳、経済、文化、言語、テクノロジー、都市、企業、教育、歴史、法律、政府、宗教、金銭、社会における変化が起こる、主要なかたちである。(420頁)

今朝も主に悪いニュースが幅を利かせて、テレビやラジオ、新聞等々、世界中で流されている。
そのニュースについて語る人たちは「世界全体が昨日より悪くなった」と語る。
彼は、あるいは彼女はうそつきではないが正しくない。
よいことは必ず目に見えない形で進展する。
彼が言っていることはこういうこと。

暴力はこの数世紀で驚異的に減少している。
暴力にまつわるニュースはいっぱいある。
何年も前から「とある国で暴力が」というのは今朝も報道されていると思う。
でもこのマット・リドレーは断固として言う。
暴力はこの数世紀で驚異的に人類の間で減少している。
「いや、そうじゃない。◯◯という国じゃね、戦争やってるんだ!」とおっしゃるかも知れないが、人類の歴史全体から見ると戦死による死亡率は減少し続けている。
もちろん悲惨な戦闘がまだ終わらないところもある。
しかし人類はもう知っている。
これはトランプさんもプーチンさんもご存じだと思う。
習近平さんも気づいてくれるはず。
暴力に何かを解決する力はない。
もうそのことは世界中の指導者が分かっているはず。
習近平さんはちょっと南の方の島の手の出し方が乱暴。
だけどそのことを全面戦争で・・・という決心はしていない。
無理。
あの国は海岸部の大都市を一部攻撃されただけでも大パニックに陥る。
海岸線の都市にもし何か攻撃が仕掛けられた場合、内陸に向かって逃げ始めるわけだから、それを押しとどめて整理するという能力は中国の軍隊にもない。
商業や経済が発展すると暴力は効果を失う。
どこの国でもそうだが、商売をやっちゃうと戦争ができなくなる。
これがボトムアップのパワー。

モンテスキューは、人間の暴力や不寛容、憎悪を和らげる効果を持つ取引のことを、「温和な商業」と読んだ。そしてその後の年月のあいだに、その正さが十二分に立証されてきた。社会が豊かで市場志向になるほど、人々は善良に振る舞うようになった。一六〇〇年以降のオランダ人や一八六〇年代以降のスウェーデン人、一九四五年以降の日本人とドイツ人、一九七八年以降の中国人を考えてほしい。−中略−
 商業が盛んな国では、商業が抑えられている国よりもはるかに暴力が少ない。
(53頁)

特に中国は10億(人)を超える国民がやっと喰えるようになった。
商売のお陰。
もう一度繰り返すが全面戦争は無理。
中国はもう小麦を輸入しなければならない国。
商業が育ち始めるとルールが生まれる。
ルールを守らないと商売ができない。

 エリアスは、道徳基準は進化すると主張した。そして、それを裏づけるために、エラスムスほかの哲学者たちが刊行した礼儀作法の手引きを紹介している。これらの手引きには、テーブルマナーや排泄にかんするマナー、病人に対するマナーが満載されている。言わずもがなと思えるものばかりだが、逆にそのおかげで当時の実情が浮かび上がってくる。たとえば、「排尿中や排便中の人には挨拶しないこと……テーブルクロスで鼻をかんだり、手鼻をかんだり、袖や帽子の中に鼻汁を噴き込んだりしないこと……誰かにかかるといけないので、唾を吐くときには脇を向くこと(51〜52頁)

つまり、これくらいのマナーしかなかった。
今、マナーブックにそれを書く必要はない。
なぜかというと、そんな国には観光という商売ができなくなるわけだから。
ルールブックに書いていたことを書かなくてよくなったルールが発生した。

世の中には世の中を嘆きたがる人がいる。
それをマット・リドレーさんは激しく非難してらっしゃる。

ローマ教皇フランシスコは、二〇一三年の使徒的勧告「福音の喜び」で、「無制限の」資本主義が富める者をさらに豊かにする一方で、貧しい者を困窮させたとし、「他者への敬意が失われ、暴力が増している」事実はその野放しの資本主義のせいであると主張した。困ったものだ。これは完全に誤った社会通念の一例にすぎない。暴力は増加などしておらず、減少しており、しかもそれは、最も制限の少ない形態の資本主義が見られる国々で、最も急速に減少している。−中略−二〇一四年に世界でもとりわけ暴力が多かった国を一〇挙げると、シリア、アフガニスタン、南スーダン、イラク、ソマリア、スーダン、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、パキスタン、北朝鮮となり、どれも資本主義からほど遠い国ばかりだ。逆に平和な国を一〇挙げると、アイスランド、デンマーク、オーストリア、ニュージーランド、スイス、フィンランド、カナダ、日本、ベルギー、ノルウェーとなり、みな揺るぎない資本主義国だ。(54〜55頁)

(番組中、フランシスコのこの発言は「20年前の出来事」と言っているが、その当時はまだフランシスコは教皇ではなかったし、明らかに誤り)

道徳とは、人間が成長する過程で互いに行動を合わせているうちに生じる偶然の副産物であり、比較的平和な社会に暮らす人間のあいだで発生する創発的減少であり、善良さは教える必要はなく、ましてや大昔のパレスティナの大工(イエス・キリスト)という神聖な起源なしには存在しえない迷信的信条と結びつける必要など皆無だというのだから。(49頁)

言い方はきついが「道徳を決定するのは商業と経済なんだ」という。
「お金儲け」と言うかも知れないが「お金儲けのためにどうするか」ということを考えていくと、暴力を否定せざるを得ない。

日本にも良い参考になるなと思って武田先生が一生懸命読んだ章が「憲法、法律の章」。
(56ページからの「法の進化」のことか)
日本は今、安倍政権の元で「憲法論議」。
安倍さんは憲法改正が悲願なのだろう。
いじった方が良いかというのはわからない。
だが、このリドレーさんが「手、出すな」と。

イギリスとアメリカの法は、けっきょくはコモンロー(慣習法・判例法)に由来する。コモンローとは、誰が決めたわけでもなく人々のあいだで自然に定まった倫理規範を指す。(56頁)

憲法論議は日本ですごくうるさいが「憲法を今のまま維持する」というのと「憲法を変える」というのと、もう一つ「憲法を無くす」というのも憲法改正の一つの方法ではある。
基本的人権とか、そのたびそのたびに「考えな」と。
十年か前に日本の老人方がタバコを売っている専売公社を訴えた。
タバコ屋の小せがれの武田先生。
それは「危険な物を国家が許可して売っている」「責任を取れ」という。
そうしたら裁判所が「それは嗜好品だから、あんた方が好きで吸ってるんじゃないか」ということで。
(1998年のこの件かと思われる。たばこ病訴訟 - Wikipedia
「基本的人権」とか「国家は国民の命を守る」とかということをタテにして争議が起きているのだが、それはやっぱり時代によって変化する。
個人によっても変化する。
だから憲法にジャッジを仰がない「正義」というのが時代時代で浮かび上がってくるのではないか?
極端な言い方だが、武田先生がこの本を「面白いなぁ」と思ったのは憲法論議にしても「憲法を守ろう」「憲法を変えよう」「憲法を無くそう」というその「三つ目の考え方もある」ということを提案しているから。
現実に憲法が無くてうまくいっている(国が)世界にある。
イギリス。

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2017年09月13日

東洋水産 四季物語 秋 徳島系豚骨醤油らーめん



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四季物語 秋 徳島系豚骨醤油らーめん | 商品情報 - 東洋水産株式会社
美しい紅葉の情景がある徳島の秋。甘みのある豚骨ベースにコクのある醤油を加えた、濃厚な豚骨醤油らーめん。

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8月28日発売。
ダイエーで138円(税込)で購入。
内容量73g(麺55g)
エネルギー316kcal。

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これも京都系黒醤油らーめんと同様にフタの上に「特製スープ」という小袋が乗っている。
普通にお湯を入れて三分待つタイプ。

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三分後に特製スープを入れた状態。

これもネギがたくさん入っていたけど、それほど邪魔にはならないんだろうと思って食べてみたら、ジャリジャリ言うし、味もネギの味がすごくしちゃって、全体として台無しな感じに。
この差は何だろう?
スープの味はこってり系な感じだけど、味自体は濃くない感じ。
ネギに邪魔されまくりなのもあるが、先に食べた「京都系黒醤油らーめん」の方が美味しいと思う。
麺は同じなのかも知れないけど、こっちの方が固く感じた。

posted by ひと at 19:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする