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2018年06月03日

フェシリモのセクシー大根抱き枕

届いてから日数が経ってしまっているけど、どうしてご紹介が今頃になってしまったかというと、何か面白いアングルの写真が撮れないかと思っていたけど、結局何も撮れていなくてあきらめたからです。

ということで、ある日、巨大な段ボールが届く。
すげぇでかくて平べったい箱。

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中を開けますと・・・

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※セクシー大根からのお願い※
配送の都合により、クッションを圧縮した状態でお届けします。開封後手で揉みほぐし、形状を整えてください。

セクシー大根からお願いされてしまったら仕方がないので、よくもみほぐす。

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う〜ん・・・セクシー・・・。

一応抱き枕なのだ。
今まで使っていた抱き枕は片づけて、コイツを使うことに。
で、使ってみたが・・・デカ過ぎる。
普通に抱いて使うって感じではなく。
抱き枕としてはデカすぎるサイズだなという感じ。
狭い防音室の中で寝ているから、なおのこと窮屈なのだが。

おもしろ 食べ物 首枕 ネックピロー 3D クッション お昼寝 インテリア 休憩室 夜行バス (えび)



posted by ひと at 19:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【エスニックガーデンクッキングペーストで作る】ガパオ味魚介炒め

先日のリアルサンプリングプロモーションでいただいたのを使って調理したので、せっかくなので紹介をしておこうかと。

ハウス エスニックガーデンペースト ガパオ味 98g×5個



こいつを一本いただきましたら、容器にレシピが書いてあったんで、その通りに作ってみようかなということで。

【エスニックガーデンクッキングペーストで作る】ガパオ味魚介炒め | レシピ | ハウス食品

若干違う部分もあるけど、これだな。
材料は2人分。
好きな量だけ出して使えるタイプなので、一人で食べるんだから1人前だけ作ったっていいんだけどね、いろいろ切ったり炒めたりっていう、私にとってはものすごい手間なので、それをたった1人前を作るためだけにやるっていう気は一切なく。
一度に2人前を作って、二度に分けて喰うということにする。
ってことで、材料は書いてある通りの2人分を用意。
もちろんシーフードミックスなんていうハイカラなものはないので、わざわざ買ってきた。
パプリカなんていう高級食材が買えるほどの金銭的な余裕はないので、ピーマンで代用。

野菜を切って炒める。
シーフードミックスは朝から解凍していたのだが、解凍が不完全で炒めているうちに水分が出てびちゃびちゃに。
あまりにも水分が多いので長く加熱していたらイカが小さくなった気がする。
まだまだ水分が多いけれども、いい加減にクッキングペーストを入れてみることに。
大さじ2杯。

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・・・。
思っていたのと違う。
もっと柔らかいのかと思ったら、思った以上に固さがある。
計量スプーンに出してみたけど、これでは正確な量が不明だな。

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一応できた気がする。
ガパオではないので目玉焼きを添えて食べるような種類のものではないんだろうけど、辛いだろうなと思ったんで目玉焼きを用意。

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こんな風にごはんと一緒に皿に乗せてみたワケです。

味はRSPの試食でいただいた別のタイプのものと同じって話だった気がするけど、それより明らかに辛さが弱い。
具材や水分が多くて薄まったってことかも知れないけど、味が薄いって感じもせず、ごはんと一緒に食べてちょうどいい感じ。
ご飯に合う味で美味しいと思う。
こんな手間をかけて作る気はしないけど。

家族が普通にいる人なら、これでいい感じはする。
その時々に応じて、必要な量を出して使うことができるし。
ただ、一人分だけを作るっていう使い方には向かない感じだな。
具材の準備が面倒臭すぎるってのもあるけど。
一度に使い切るものではないから、冷蔵庫に残りを保存しなきゃいけないという「狭い冷蔵庫で場所を取られる」状況が発生するし、一人分ずつ小袋に入っていると常温で保存もできていいかなとは思う。
まあ、一人でこれだけ手間をかけていちいち作るかっていうと作らないけど。
世の中には、一人暮らしでもこのぐらいの手間をかけて料理を作る人もいるとは思うけど、私はやらない。

posted by ひと at 18:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月02日

【虫写真】多分四齢

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コイツの後ろ(写真で言うと上側ね)にあるのが、コイツが脱いだ皮。
脱皮してすぐは顔とか手足(っていう表現はおかしいけど)が大きいのでわかりやすい。
これが多分四齢になったヤツだと思う。
で、もっと小さいヤツが大量に昨日あたり脱皮しているんだけど、それは周回遅れで三齢になったのか、育ちが悪くて小さい四齢なのか。

今朝も黄色い繭のヤツがたくさん孵化した。
今のところたくさん生きているけど、どうせ死ぬんだろうな。
白い繭のヤツは、生きている感じがするのはとうとう2匹だけになった。
育ちも悪い感じ。
ちゃんとエサは食べているのだが。

posted by ひと at 20:17| Comment(0) | カイコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月01日

【虫写真】続々と孵化

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今朝、黄色い繭の卵からたくさん孵化していた。
いつもは数を数えるのだが、どうせ死んじゃうんだろうと思ったので数えていない。

posted by ひと at 17:24| Comment(0) | カイコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13〜24日◆世界からバナナが無くなる前に(後編)

これの続きです。

(番組冒頭の小説を読まない話やドラマの話は割愛)

「農業テロ」といっても「農作物が枯れるだけじゃん」と今、お思いだろう。
ゆっくりこれからこの話を広げていく。
アマゾンの熱帯雨林。
そこに広がっていたカカオのプランテーション。
それが木を切り倒されたおかげで、砲撃を受けたような穴だらけの部分ができてきた。
この時にブラジル農協の方が考えたのは「テロだ!」と。
人がロープで結んでいる以上は。
「犯人は誰だ!」ということ。

考えられる説の一つは、ブラジル産以外のほとんどのカカオを栽培しているコートジボアール、ガーナ、マレーシアに住む誰かが、自国のカカオ生産を有利に導くために、ブラジルのカカオ生産の壊滅をもくろんだというものである。(110頁)

事実として第二次世界大戦中、戦争を行った国々は全部、実はこの農業テロの病原体の研究をしている。
ナチス、アメリカ、ソ連、日本。
この軍部は農業テロの研究をしていた。
毒ガス等々のことを言う方がいらっしゃるが、農業テロの方が被害がデカい。
あのアイルランドから100万人以上の餓死者を作り出すことが、たった二年でできる。
凄まじい被害が農業テロでは可能。
だからミサイルなんか研究している国は火を点けるのがわかるのだから、農業テロは怖い。
そうやって考えると、ちょっとやっぱり世界の見方も変わってくる。

ブラジル農協は必死になってこの犯人捜しも懸命にやったという。
しかしカカオの苗が高騰し、農民の中から農協を疑う声も上がった。
すごい、もう疑心暗鬼。
何で農協を疑うか?
カカオの病気をした木を始末した後「新しいカカオで、何とかもう一回頑張ろう」と思う人がいるとする。
農協に「カカオの苗を売ってくれ」というと五倍以上する。
もう病気で無いから。
ジャガイモが無くなったのと同じ。
種イモが無いワケだ。
それで「農協が農民にカカオの苗を高く売るために病気を広めたんじゃないか」というので、この手のことは内部で疑心暗鬼になる。
この著者がいいことを書いている。
農業テロのようないわゆる「農作物をダメにする」ということは「人間の性根まで腐らせる」という。
(この記述は本の中に発見できず)

バイーア州には六五万ヘクタールのカカオ園があったが、一九九二年には四〇万ヘクタールのみが残り、残った土地でも、かつてほど多くのチョコレートを生産することはできなかった。天狗巣病は根絶されず、完全な回復を図ることができなかったために、生産高は七五パーセント低下する。(114頁)

ブラジルは世界第二位のチョコレート生産国であった。それからたった四年後には、チョコレートの純輸入国になっていた(115頁)

何せ何にも足取りも証拠もつかめないわけだから、犯人捜しはほぼ絶望的。
今ならカメラか何かで撮っているから「犯人が」とか言うが、何十万ヘクタールの広さのあるエリアで、そういうカメラを置くのも無理。
ところが犯人がわかる。

 その後一〇年以上が経過してから、驚くべき答えが得られた。二〇〇六年になって、バイーア州のカカオ危機の関係者が誰も知らない一人の男が、ある告白をした。ジャーナリストのポリカルポ・ジュニオールが行ない、大衆誌『Veja』に掲載された四つのインタビューのうちの一つで、この男は、「私、ルイス・エンリケ・フランコ・ティモテオは、バイーア州への天狗巣病の植えつけに関係した一人です」と述べた。−中略−ティモテオは、最初の感染が発生する二年前の一九八七年、イタブナ〔バイーア州の都市〕のバーで飲んでいた。そこで五人の男−中略−と会う。−中略−彼らは−中略−カカオ産業を破壊することで、農園主の経済的、政治的権力を打破しようと画策していたのだ。−中略−地域の産業を破壊するのではない。人民のために、農園主の手から経済的な権力を奪取するのだ。そう考えたのである。この計画には「南十字星作戦(Cruzeiro do sul)」という名前さえつけられた。(115〜116頁)

 六人の男たちのうち、アマゾン地方についてもっとも知悉していたティモテオは、アマゾンを旅して計画に用いる天狗巣病菌を集めた。五〇時間以上バスに揺られて−中略−天狗巣病に感染した枝を集め、袋に隠してバイーア州まで持ち帰ったのである。−中略−こうして彼は、バイーア州とアマゾン地方を何回か往復することで、合計しておよそ二五〇〜三〇〇本の感染した枝を運んだのである。
 ティモテオがバイーア州に戻ってくると、六人は、CEPLACのロゴが描かれた車に感染した枝を積んで
−中略−沿道の木に感染した枝をロープで結わえていった。(116〜117頁)

(番組ではティモテオが主犯格と言っているが、すでに5人の男が犯行を企てており、ティモテオは6人目として加わった)
現実に犯人の仲間たちはその後、市長や農協関係者になっている。
政治的逆転というのは本当に怖い。
彼らのテロは大成功した。
ブラジル農協から憎きヤツを全部叩きき出して、自分たちが農協のトップに収まった。
ある意味ではよかった。
「テロ成功!」というワケだ。
ところが、何で自白したか?
ブラジル農協が潰れてしまった。
そこの組織の偉いさんになりたかったが、そこの組織そのものがカカオの不作で潰れてしまう。
それでちっとも美味しくなくて、ヤケになって喋っちゃった。
(本によるとそういう話ではないが)

そのせいで二五万人が職を失った。プランテーションの雇用者とその家族を含め、一〇〇万人近くが、都市へ移住した。(118頁)

6人は逮捕されたが、裁判では証拠不十分で無罪放免。
残った事実は何か?
世界第二位の稼いでた商品をブラジルが失くし、さらに苦しい貧困に陥ったという。
テロをやろうという方、よーく考えといてください。
これがテロの報い。

テロリストの人たちが農業の方に向かないように祈るばかりだと思ったが、でも日本でも鳥インフルエンザ等々があった。
あの時に鳥インフルエンザとか狂牛病等々が襲った村町をコンサートで流した武田先生。
その関係者の顔つきは、そういう顔つきだった。
鳥インフルエンザの時、もう町の名前を言うのをやめるが、県境で「そういや、何か月か前からか、○○国からの観光客が妙に増えたけん・・・」と。
それを言うと・・・。
それと渡り鳥に菌を・・・。

イムジン河



『イムジン河』の歌詞ではないが「水鳥自由に飛び交い群れ」と言っている場合じゃない。
その水鳥が大変な・・・。
決してそこの国の方を疑っているワケではないが、農業テロの恐ろしさは「そういう目」になってしまうということ。

後日談。
ブラジルはこれでカカオがすっかりダメになった。
急激にカカオ生産で名前を上げたのはガーナ。
ブラジルから西アフリカ。
アフリカにカカオ生産の主力基地は移った。
ここではまずはっきり言えるのは天狗巣病がまだ侵入していない。
そしてもう一つある。
ここが農業の面白いところ。
日本なんかも怖い。
確かに鳥インフルエンザも狂牛病も怖い。
色々ある。
だけど一番心配なのは中国。
アメリカも怖い。
耕作面積が広すぎる。
日本でこの手の心配がちょっと安心できるのは、スケールが小さいから管理が届く。
今、西アフリカでカカオが世界でNo.1になっているのは耕作面積が小さい。
小規模栽培。
だから天狗巣病が発生しても、いわゆる何坪かを抑えれば防げる。
発見まで二日も三日もかかるような広大なプランテーション農園という所が一番怖い。
今、カカオ生産が西アフリカでバーッと伸びているのは、この耕作面積の狭さ。
このへんが面白い。
プランテーションのような巨大さはなく、零細であるがゆえに、カカオの病が出れば、その飛散は小さい規模で食い止めることができる。
だからデカい農業生産をやっているところは、皆この農業テロの危険性がある。
そうやって考えるとロシア、中国、アメリカ気を付けて。
特に中国。
軍事費にお金を使っている場合ではない。

 アフリカに移植された当初、カカオはアメリカ大陸では知られていなかった難題につきまとわれた。その一つは、カカオの木の葉が赤くなり、若芽が腫れる枝腫病であった。この病気にかかると、やがて木は死ぬ。(123頁)

病原菌はアリによって拡大する。
今年(2017年)の日本の夏。
ヒアリ。
つまりその手のアリが世界中に横行する時代に突入している。

熱帯雨林の木陰に造成されたカカオプランテーションならどこでも、一〇〇種を超えるアリが見つかるはずだ。それらのアリの多くは、まだ名前がつけられていない。(126頁)

生態なんか全然わかっていないアリが。
この枝腐れ病を広げるアフリカのアリというのは地面ではなくて、木のてっぺんに住んでいる。

 熱帯雨林の樹冠に生息するアリには、羊飼いがヒツジの面倒を見るようにコナカイガラムシの面倒を見、それに依存して生きている種がある。(127頁)

このアリたちは名前も付いていないが地面ではなく木のてっぺんに住む。
このアリたちが害虫のコナカイガラムシと共生するということ。
一緒に生きていく。
このアリはコナカイガラムシを飼育する。

コナカイガラムシは樹液を吸って生きているが、−中略−余った糖分を排泄する必要がある。これはアリにとってはマナ、すなわち栄養満点の甘いミルクだ−中略−アリは排泄された糖分を摂取するだけでなく、糖分の供給を独占するためにコナカイガラムシの面倒も見る。コナカイガラムシの群れのうえに、雨や寄生虫や捕食者(さらには殺虫剤)から守るための小さなテントを張るのだ。(127頁)

(番組ではアリがコナカイガラムシに「カカオの葉っぱを喰わせる」と言っているが、本の内容はそうではない)

西アフリカで栽培されているカカオの木だけでも、アリが面倒を見るコナカイガラムシが二〇種以上見つかっている。(128頁)

その葉っぱは喰われ、カカオの実も喰われる。
このカカオの実を砕く時のアリのツバ、唾液に枝腐病の菌が住んでいるという。
これはどうしようもない。
(このあたりは本の内容とは違っている)
このアリが住む場所、このアリが虫を飼っている場所が木のてっぺん。
農薬が届かない。
ヘリコプターを雇って上から撒くと経費がかかりすぎる。
それでもう、どうしようもないということ。
これは一旦広まると、だからもう切り倒すしかない。
ところが『奇跡のリンゴ』の木村さんみたいな人がいる。

 早くからハリー・エバンスらは、木を救うためにアリ同士の戦争を利用する可能性を示唆していた。カカオの樹冠を支配するアリの種のほとんどは、カカオの天敵であるように思われるかもしれないが、ツムギアリと−中略−天敵ではなく、カカオの木に非常に有益な働きをする。有害なコナカイガラムシの種を保護したりはせずCSSVや疫病菌を拡散することがない。さらにはカカオの木を蝕む害虫を食べ、他のアリと積極的に戦う。これらのアリを用いたほかのアリのコントロールは、これまで長く実践されてきた。(130頁)

このハリー・エバンスさんは何と、アフリカのジャングルにこのツムギアリを放った。
今のところまだ結果は出ていない。
(ハリー・エバンスがツムギアリを放ったという話は本には出てこない。番組では「エバンズ」と発音しているが、本によると「エバンス」)
作物を守るための方法としては、彼は「絶対に自然に従うべき」と考えているそうで、農薬を使うというのは、そんなことをやっちゃいけない。
(このあたりの話も本の中には発見できず)
農薬も高いし農業が成立しない。
零細農業だから。
まだ未知なのだが、うまくいきそうな様子だそうだ。
だから「虫を退治するのは虫」という、この発想が抜群。
ツムギアリの他、コナカイガラムシを養うアリに寄生して体と免疫系を乗っ取る「ゾンビ菌類」の研究も始まった。
自然界にいっぱいある。
「腸」のところで話した。
このあたりの話かと思われる)
コナカイガラムシを養うアリという種類に特化して、小さな虫が寄生して脳を侵す。
脳を侵しておいて外側から「ライダーロボット!」みたいな感じで操作する。
そういうヤツがいて、乗っ取らせておいて、こっち側に持ってくるという方法を考えれば、自然界に沿って退治できるのではないだろうか、という。
これも自然界にある出来事で。
食物連鎖というものは実に細やかで、操る虫がいると、その虫を操る虫というのもいるという。
これは面白い。
そのうちに別個の女性が凄いことを発見した。

 ヒューズと研究を行なっていた学生ミーガン・ウィルカーソンは、非常に安価な方法でカカオ病原体のコントロールを試みようとしていた。彼女は、アリがコナカイガラムシのために作った小さなテントを、石鹸水を使ってこじ開けたのである。石鹸水はテントを破壊し、何匹かのコナカイガラムシを殺した。(132頁)

これが世紀の大発見。
それで「西アフリカの農業にもこれは使える」ということで。
ツムギアリと石鹸水。
この二つで今、カカオを守るという方策が成功しつつあるという。
『奇跡のリンゴ』の時に木村さんがリンゴに寄ってくる害虫をやっつけるために、酢とかお醤油とか何でもかける。
あれはやってみる価値があること。
とりあえず危険じゃないもので一回試してみるというのは。

虫が付く。
その虫をどうやって駆除していくか。
我々は、いとも簡単に「害虫」とかっていう呼び方をするが、そう一概には言えない。
木村さんが昔、お話しした時にいいことを言っていた。
リンゴに虫が付く。
だけどそのリンゴの葉っぱを喰うという害虫は葉っぱを喰うから顔つきが優しい。
それで、その葉っぱを喰う虫を喰う天敵「益虫」というのがいる。
ガラが悪い。
その木村さんのたとえが抜群にわかった武田先生。
虫と虫の関係は複雑。
そのよい例。

カカオと同じく、コーヒーはさまざまな脅威に直面している。その一つは、コーヒーの種子に穴をあける甲虫、コーヒーノミキクイムシである。−中略−一九世紀のセイロンで、コーヒー園を破壊したものと同じさび菌も脅威を与えている。(132〜133頁)

カカオとコーヒーの違い。
例えばコーヒーは最初から名前が付いている。
グアテマラ、コロンビア。
生産地に名前がそのまま付く。
コーヒーは大農園よりも中小の零細農園がコーヒーを支えている。
そっちの方が病害虫が広がりにくい。
大プランテーションにすると一発でコーヒーは滅びる可能性がある。
そうやって聞くと小さいスケールは意外と大事。
(本には公的な資金援助を受けた研究が一因などという記述しか発見できず)
ここからがまた面白い。

 ラテンアメリカの、特に木陰でコーヒーが育てられている場所では、アリはコーヒーの木のうえでコナカイガラムシの面倒を見ている。しかしここからのストーリーは、カカオの場合と異なる。コーヒーの木ではコナカイガラムシは菌類病原体に感染する。この奇妙な病原体は、コーヒーさび病菌にも寄生する。コナカイガラムシがたくさんいる場所には、この菌類病原体も豊富に存在し、その結果、それに感染してコーヒーさび病菌は減少する。(134頁)

だから多少被害は出るが、コナカイガラムシを全滅させるとコーヒーさび病が発生する。
だからコーヒーの場合はコナカイガラムシをゼロにせずに一定の被害が出ることを儲けに入れておいて全滅させずに飼いつづける。
まるでワクチン。
ワクチンを打った木のように収穫分のコーヒーが計算できる。
このへんは面白い。

 生物と他の生物が行なっている自然な相互作用を作物(と私たち)に有利な方向に変えるために作物の自然史や生態を研究する学問は、ときにアグロエコロジーと呼ばれる。(134頁)

今、もの凄い重大な学問として世界中の注目を浴びているらしい。
そんなことを考えると木村さんは先駆の人だったのだ。
ちょっとの犠牲は払っても「バランス」だという。
全部正義の主張をしない。
ちょっと悪いところを含む。
そのことによって社会全体がをしなやかさを持つ、タフさを持つ。
何か「排除しない」て大事。
いろんなことに繋がる。
このアグロエコロジーは日本なんかは大得意だと思う。
普通に市井に木村さんみたいな直感でこの道をたどり着いた人がいて、巨大ではない、プランテーションではない、零細であるということが農業を守る重大なヒントになっているというのは、何か我ら小さく弱い者を励ましてくれる。

ヨーロッパのとある国では、世界中の原種の種を氷河の底に貯蓄している。
冷凍保存できるように。
トウモロコシだって本当は種類が山ほどある。
それが一種類になることの危険さを知っているヨーロッパの進んだ国では、世界中のトウモロコシの種を冷凍保存で貯蓄している。
今、急速にかつての人々の食べた種が減りつつある。
それをキープしようという運動があって、氷河の中に種を蓄え続けている国があるらしい。

posted by ひと at 17:13| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13〜24日◆世界からバナナが無くなる前に(前編)

世界からバナナがなくなるまえに: 食糧危機に立ち向かう科学者たち



「今、現代の文明というのはこういうことが起こりうるぞ」という警告の書。
バナナ。
ありふれた果物だが、これが突然、世界の食卓から消えるという危険性が今、あるという。

 一万三〇〇〇年前、私たちの祖先は皆、一週間のうちに数百種の植物や動物を消費していた。(7頁)

しかし、わずか三千年ほど前にその種類が減った。
なぜ減ったか?

 農業が拡大するにつれ、消費される食物の多様性は世界全体を通じて低下していった。(7頁)

人類が消費しているカロリーの八〇パーセントは一二種、九〇パーセントは一五種の植物から得られているに過ぎない。−中略−現在では野生の草原よりトウモロコシ畑のほうが、総面積が広い。(7〜8頁)

たとえばコンゴ盆地に住む人々は、カロリーの八〇パーセントをたった一種類の作物キャッサバ(ユカあるいはマニオクとも呼ばれる)から得ている。中国には、コメが消費カロリーのほとんどを占める地域が存在する。(8頁)

我々日本もそう。

北米では、平均的な子どもの身体を構成する炭素の半分以上は、コーンシロップ、コーンフレーク、コーンブレッドなどのトウモロコシ製品に由来する。(8頁)

その他に小麦、ジャガイモ。
これがほとんど全人類を養っているという。
家畜の飼料もそうなので、人類は実に今、非常に画一的に偏った食事をしている。

1950年代、こんな歌があった。

バナナ・ボート



全世界で大ヒットしたというハリー・ベラフォンテ。
「積んでも積んでもバナナの出荷が忙しくておうちに帰れない」という意味(の歌詞)。
「バナナの出荷が忙しくて、おうちに帰りたい。早くおうちにバナナを積み終えて帰りたい」と。
「アイウォナ何とかゴーホーム」だから「早くおうちに帰りたい」。
(歌詞を確認してみたが、この箇所は多分「me wan' go home」)
これは1950年代にヒットしたポップス。
これはどこの情景かというとグアテマラだそうだ。
(調べてみたがグアテマラではなくジャマイカのようだ)

 一九五〇年には、ほとんどのバナナは中米から輸出されていた。とりわけグアテマラはバナナの主要生産国で、アメリカのユナイテッド・フルーツ社が運営する巨大なバナナ帝国の核をなしていた。(9頁)

ユナイテッド・フルーツ社の収益はばく大で、一九五〇年には、グアテマラ国内総生産の二倍に達した。(10頁)

 やがて起きるべきことが起きる。パナマ病菌
と呼ばれる病原体によって引き起こされる病気、パナマ病が到来したのである。パナマ病は、一九八〇年にバナナプランテーションを破壊し始めた。
−中略−ホンジュラスのウルア谷だけで、パナマ病が到来したその年に、三万エーカーが感染し放棄された。またグアテマラではほぼすべてのバナナプランテーションが壊滅し放棄された。(13頁)

3万エーカーは東京ドーム2千4百倍。
(計算してみたが3万エーカーは121944000m2。東京ドームを単位として使う場合46755m2。よって2608.148861084376となり「東京ドーム2千6百倍」となる)
それでグアテマラが数か月後にバナナの名産地、バナナボートの国ではなくなってしまった。
その不幸により他の国のバナナが売れ始めた。
それがコスタリカ、エクアドル。
ここで別の種類のバナナが息を吹き返し、グアテマラのバナナ帝国は消え失せたという。
グアテマラは今、コーヒーで生きている。
昔はバナナな。
このコーヒーも考えてみると危ない。
何でかと言うと、挿し木でどんどん増やされていくので同じものだから。
だから多様性がいかに大事かがわかる。
いろんな種類というのが。
農業の画一化は単位面積あたりの収穫量を夢のように増大させた。
しかし滅びる時は数ヵ月で全滅するという危機。

前に取り上げたこともある「ジャガイモ飢饉」。
『ニワトリ』という本の時の件かと思われる)

一八四五年の春には、カナダのニューファンドランドに達し、その年の後半にはベルギーに上陸していた。ひとたびベルギーでジャガイモ疫病が発生すると、拡大の速度が上がり、その進行は、年単位ではなく月単位で、さらに週単位で測られるようになる。かくしてジャガイモ疫病は、七月にはフランスに、八月にはイングランドに達した。(22〜23頁)

一〇月には、ジャガイモ疫病がまだ到来していない畑は、アイルランドには存在しなかった。それから三か月以内に、一〇〇万エーカーのジャガイモ畑の四分の三以上が壊滅し、あとには悪臭を放つ黒い腐敗物が残されていた。
 畑のそばを通った人は、悪臭について語った。
−中略−感染したジャガイモの塊茎や茎が、硫黄臭を放っていた。地面から地獄のにおいが漂ってくると言う者もいた。(30〜31頁)

悲惨なのはアイルランド。
ジャガイモという穀物を奪われたアイルランドの農民は草や木を食べてその年、しのいだ。

 一八四六年の夏、不安は恐怖に変わる。雨は降り続き、それにつれ前年以上にジャガイモ疫病が拡大する。そしてジャガイモは失われた。(32頁)

ついに本格的な飢餓が始まり、死体を埋めるがもう穴に入りきれず溢れるという。
(本にはそうは書いていない)

 一八四七年八月の夏、銃を所持する者は、残った動物を狩りに出かけた。九月に入ると、銃と残った弾は、地主を脅して持ち物を奪うために使われるようになる。十月には、銃弾が尽きる。一一月には千人単位で人が死に、一二月にはそれが万単位、さらには一〇万単位になる。イギリス政府は援助の手を差し伸べず、ダブリンの行政府も何もしなかった(32〜33頁)

その年、全体の餓死者は100万人。
その数字がどんどん積み重なっている時にアイルランドに住んでいた50万人がアイルランドを捨てて国外に逃げ出した。
ほとんどがアメリカ。
一部がイギリス本国へ低賃金労働者として渡って行ったという。
その時に(アメリカに)渡った一家がケネディ一家。
アメリカまで行く船賃がなくて、イギリスの方の港町リバプールに辿りついた一家がジョン・レノンの一家になる。
ジョン・レノンもジョン・F・ケネディもアイルランド人。
同じ「ジョン」。
「ジョン」が付く人はアイルランド人。
ジョン・フォード、ジョン・ウェイン。
みんなアイルランドの人。
スカーレット・オハラ。
『風と共に去りぬ』でアメリカに行った一家に、この物語の主人公のオハラ一家がいた。

風と共に去りぬ (字幕版)



そうやって考えるとジャガイモ飢饉は恐ろしい。
これがまた「ジャガイモ疫病、どうやったら収まるのか」というので研究が始まった。
硫酸銅液体と石灰によって駆除できることがわかって駆除された。
この硫酸銅液体のことを「ボルドー液」という。
それでそれがブドウの葉腐れ病にも効いた。
それでそれをいっぱい使ったというようなことを聞いたことがある武田先生。
一種類のジャガイモが病気になると、わずか2年で100万人。
かくのごとくして、その飢餓や飢饉を避けるため穀物、植物を疫病から守るために様々な薬品開発がこのあたりの飢餓の事件から人類は思いつき「農薬散布」というのが農業の過程の中で入るようになった。
しかもこれは10回以上かけなければいけないのだろう。
だから菌を殺すため大変。
そして恐ろしいのは年々「耐性」が上がる。
菌が強くなってくる。
その他にも立ち枯れ病とか葉巻ウイルスとか、ジャガイモ飢饉の引き金になる疫病というのはもう、絶えず毎年増えている。
去年、湖池屋のポテトチップスであった。
あれは水害だった。
あれは「種イモ問題」。
ポテトチップス販売休止相次ぐ 北海道産ジャガイモ不足で  :日本経済新聞 単純に収穫量の問題のようだが?)
北海道のジャガイモなのだが、ジャガイモの○%を取っておいて、次の年の種イモにする。
それを三年ぐらい寝かさなきゃいけない。
そのイモが無くなったから全滅の危機が。
でも湖池屋はよく頑張った。
輸入物に頼らずに通常の商品を削って看板を守った。
湖池屋は偉い。
武田先生は(おそらくこっそりポテトチップスを食べようとして奥様に)見つかってモノサシで叩かれた。

農業という巨大な文明に支えられて今の文明がある。
その現代の農業は多様性をなくし、米なら米なんかに集約する。
小麦なら小麦に集約。
一点に食べ物が偏ってしまう。
その危険性を。
だから「いろいろ喰わなきゃダメだ」ということ。
日本というのはまだその多様性の可能性を残しているので、この国あたりから世界に発信できることは、そういうことではないかと思ったりする武田先生。

珍妙な話を。
近年の歴史に一つのヒントを与える農業の闘いがあった。
実はこのようなことが世界を動かしているのではないかと思う武田先生。

 一九五八年、中国共産党主席毛沢東は、国内から害虫を駆除することを決定した。(79頁)

今の習近平さんは毛沢東さんのことを心から尊敬してらっしゃる。
習さんは「第二の毛沢東」になりたいのだろう。
自信にあふれた彼(毛沢東)は農業において駆除すべき生物を選び出した。
「排除するぞ!」というので排除すべき生物。
ノミ、ネズミ、スズメ、ハエ。
これを標的とし、紅衛兵を隊長にして全国10億の民に「排除せよ!」。
北京で大音声を発せられた。
これは中国は燃えた。
ノミ、ネズミ、スズメ、ハエ。
「これは中国共産党、我が国のカタキなんだ」と。

国民の努力は、とりわけスズメに関して際立っていた。外に向けて鍋類を(代わる代わる)四八時間叩き続け、消耗して死ぬまで空を飛ぶスズメを威嚇するよう命令されたのである。国民はさらに、スズメの卵を見つけてはつぶした。(80頁)

政府が発表した四万八六九五、四九キログラムのハエ、九三万四八六匹のネズミ、一三六万七四四〇羽のスズメという数値は、その大きさにおいても精度においても驚くべきものである。実際の数値が何であったにせよ、この殺戮のあと、とりわけスズメは著しく減ったらしい。(80頁)

(番組ではネズミを934864匹と言っているが、本によると930486匹)
短期間にこれだけの生物を毛沢東の命令で退治した。
「その年から、ワーッと中国の大地は黄金の実りがたわわに揺れて、豊かな稲が実りました」とはいかなかった。

その結果、人類史上最大級の飢饉が発生し、少なくとも三〇〇〇万人、おそらく五〇〇〇万人が餓死したのである。(80頁)

これは一人の政治家が誤った決定によって人類を殺した最高の人数。
一切殺した人数は発表しない。
これが中国共産党伝統「まずいことは隠す」。

 毛沢東の計画は、生態学者が栄養カスケードと呼ぶ事象を考慮に入れていなかった。(80頁)

まあ「食物連鎖」。
これは一瞬崩すともうこれだけの被害になる。
この間もヒロミさんとそんな話になった。
あの人は猟銃を持って山に入ってケモノを撃っているらしい。
イノシシが専門らしいが、捌くまでやっているらしい。
ヒロミさんの話は何かというと「シカがいかに悪いか」。
もう今、めちゃくちゃらしい。
だから「オオカミを放とう」と。
この間「子供を襲うかも知れない」といって小学校に迷い込んだクマを撃ち殺したら全国から「かわいそうに」という批判が集まったという。
村の人が「じゃ、オマエがクマ捕まえに来い」と。
そりゃわかる。
校舎の中に子供がいるのだから、猟銃会の人は撃つ。
そういう話をヒロミさんとした武田先生。
食物連鎖みたいなことのピラミッドを人為的に人間がいじくると、たちまち全部がおかしくなるということ。
そのことの良い例がこの毛沢東の農業の闘いにあるのではなかろうか。

キャッサバ。
これは実にありがたい作物であり、原産はブラジル。
これはアメリカインディアンも栽培していたそう。
これはイモ類。
「サツマイモに似て根茎で、豊かなデンプンを含む」と。
まだ主役ではないが、熱帯において、東南アジア、西アフリカでは重大なカロリー源となっている。
これは肥料もなく暑く乾いた土地でも栽培が可能。
温暖化の進む地球では今、実は大注目の作物。
実はこれは全く日本では報道されないこと。

一九八三年、コナカイガラムシによる被害は「アウトブレイク」の状態に達し、ガーナの農民は収穫の六五パーセントを失う(五八〇〇万〜一億六〇〇万ドルの損害)。キャッサバの市場価格は九倍に跳ね上がる。苗(新たに植えるキャッサバ)の価格は五・五倍に高騰する。(93〜94頁)

(番組では損害を「1億8000万ドル」と言っているが上記のように「1億600万ドル」。苗が「5.4倍」と言っているが上記のように「5.5倍」)

歴史を知る者にとって、これら一連のできごとは、ジャガイモ飢饉の発生に至った経緯に著しく似通っていた。(94頁)

もうアフリカはただでさえ天候が不順。
キャッサバの不作なんかが続くと本当に殺し合いが始まるらしい。

栄養カスケードはとても美しい。−中略−ハンス・ヘレンは、キャッサバの生態系がそれと同様に予測可能であると考え、コナカイガラムシを食べる寄生虫を見つけられれば収穫量を回復できると期待していた。彼の計画は、毛沢東の計画とは正反対である。(81頁)

コナカイガラムシを殺虫剤で根絶しようという、これがもうアフリカの現実に合わない。
まず殺虫剤を買うお金がない。
そんなところで「農薬をかければいい」なんていう考えでは太刀打ちできない。
このハンスさんが知っているのは自然のルールに従わなければ「カスケード」食物連鎖は守れない。

 コナカイガラムシを攻撃する生物のうちごく普通に見られるものの一つは、ロペスのハチ−中略−と呼ばれる昆虫であった。このハチは有望だった。多産で、コナカイガラムシだけを食べるらしく、殺しのやり口は、恐ろしく効率的であった。ロペスのハチは、コナカイガラムシの体内に卵を産みつける。そこで幼虫が孵化し、その血をすすり、筋肉、脂肪、さらには消化管を食べる。しかもその間、コナカイガラムシの神経系はそのままにしておく。それから脱皮し、その頃には空洞と化している身体の外骨格に穴をあけ、交尾するために飛び去る。(86頁)

コナカイガラムシを全滅させず、その数を保つそうだ。
この「ロペスのハチ」と呼ばれる一種寄生蜂は、コナカイガラムシに取り付くが全部は殺さない。
何でかというと全部殺してしまうと次の世代が生きていけないから。
だからコイツらのためにも。
だから「全滅させない」ということがいかに大事かというのを自然界は知っている。
早速パラグアイからこのハチを取ってきてアフリカの大地、西アフリカ等々でばら撒いたら約二年で。

最初にハチを放ってからまだ二年しか経っていない一九八三年三月には(一〇世代のハチに相当する)、各散布地点から半径一〇〇キロメートル以内にある、あらゆるキャッサバ畑でハチが目撃された。−中略−キャッサバの生産は、魔法にかかったかのごとく回復した。ナイジェリアのキャッサバの生産高は、ハチを散布する以前の一五〇〇万トンから四〇〇〇万トンに増大した。(94頁)

(番組では「1500万トン」を「1500トン」、「4000万トン」を「4500トン」と言っているが)

一九八七年までに、ハチは西アフリカのほぼすべてのキャッサバ栽培農家に到達した。(95頁)

コナカイガラムシによる被害は既知の問題であるにもかかわらず、タイでは(あるいは、ベトナム、マレーシア、インドネシア、ラオスでも)その到来を阻止することができないでいる。(96頁)

だから今、このハチを散布中だそうだ。
こういうのはやっぱり大事な発想。
『奇跡のリンゴ』の木村(秋則)さん。

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)



あの木村さんはやっぱり害虫の研究から。
農薬を使わない。
あの人の本の中で、周りのリンゴ園が殺虫剤をバーッと撒いている時に、彼の農園だけ、リンゴ園だけ殺虫剤を撒かないので、全域の害虫が彼のところにやってくる。
そのやってきた害虫に向かって「俺んとこはオマエらにとって『ノアの方舟』だ」と言い続けたという。
それでエリアの害虫がやってくるのだが、害虫がやってきた瞬間、それを喰う虫がやってくる。
いつの間にか必ずバランスを取る。
リンゴの何%かは犠牲に遭うけれども、リンゴの何十%かは必ず生き残るシステムが畑を支配する。
カスケードの支配が及ぶ。

「チョコレートテロ」と呼ばれるカカオを巡る犯罪があった。

一九八九年五月二二日、ブラジルのバイーア州にあるコンフント・サンタナ・カカオプランテーションの一日は、いつもどおりに始まった。−中略−そのときプランテーションの技術者の一人が、異常を発見する。一本のカカオの木の枝が、がんのようなもので腫れあがっていたのだ。
 コンフント・サンタナ農園は、ブラジル最大のカカオプランテーションの一つであった。ということは、世界最大のカカオプランテーションの一つでもあった。この農園は、フランシスコ・リマ、通称チコ・リマの手で運営されていた。リマは、果実を摘んで開き、種子を発酵させ、カカオをチョコレートに加工するのに必要な最初の数ステップを実行するために、大勢の男女を雇っていた。それによって彼は比較的裕福になり、かなりの権力を持つようになった。地元の組織UDR(地方民主連合)のリーダーでもあった彼の権力は、カカオプランテーションのみならず政治にも及んだ。
−中略−腫れた枝の発見は、そのコントロールを失う最初の徴候であった。彼がもっとも恐れたのは、このがんが、プランテーション全体を破壊する能力を持つ天狗巣病菌(wiches'-broom〔魔女のほうき〕)と呼ばれる病原体によって引き起こされた可能性であった。(99〜100頁)

 天狗巣病は、菌類−中略−によって引き起こされる。この菌類は傷や気孔(葉の表皮に存在する、木が「呼吸」するための、すぼめた口のような穴)を通って木に侵入する。ひとたび木の内部に侵入すると細胞組織を食べ始め、木の成長の様態を変えて、ほうきのような形をした醜い腫瘍(がん)を形成する。ゆえに「wiches'-broom」という名前がついているのだ。時間の経過とともに、この菌類に侵された木は感染に屈する。木が死ぬ際には、ほうきの形をした腫瘍は黒くなり、ピンク色のキノこが生えてそこから無数の胞子が空中にばら撒かれる。そして他の樹木が感染する。(100〜101頁)

他の木に感染すると大変なことになるということでリマさんはすぐに動いた。

スタッフ三〇人が農園内を巡回しながら、全長数マイルの森林の下層に数マイルにわたって植えられていた一〇万本近くのカカオの木を一本一本チェックしていった。すると次々に、問題が見つかった。−中略−緩衝地帯を作り出すために感染した木の周囲に立つ木も切り倒され、それ以外の近くの木は週に一度検査された。(107頁)

ところがそれから、リマの農園の隔離領域の外に立つ二一本の木が感染していることが判明する。(108頁)

これはどういうことかと言うと、天狗巣病というカカオの木の病気がプランテーションの中から発生したんじゃなくて「外からうつされたのではないか」という可能性が出てきた。
外からこの病気がうちのカカオの木に伝染したとなれば、他のプランテーションへの伝染が心配される。

地方の小さい町を歌を歌いながら回っている武田先生。
宮崎なんかでもニワトリとか牛の病気を目撃した。
あれはやっぱりよくない。
人間が人間を疑うようになる。
県境にチェックの農業関係者が立って、入ってくるトラックのタイヤを洗うのだが、その時の目つきが「疑う」。
伝染病の怖さ。

このリマさんは地方のカカオ王であったのだが「全部切れ」というのが他の農園から出る。
10万本を。
「それは勘弁してくれ!」ということでリマさんは泣き叫んだが

CEPLACは、「木を切らなければ監獄行きになるぞ」とほのめかした、あるいは(記録によっては)そうはっきりと言った。リマのプランテーションの木は、一九八九年の五月から一一月にかけて、一万四〇〇〇人時間の労力をかけてすべて切られた。九万八〇〇〇本のカカオの木と、木陰を作っていた一万本以上の熱帯雨林の樹木が切り倒されたのだ。(108頁)

ところが、悲劇はこれだけでは終わらない。

 一〇月二六日、バイーア州のカカオ栽培地域の反対側、リマの農園から一〇〇キロメートルほど離れた地点で、ある農園主が自分の農園で天狗巣病を発見した。(108頁)

 ある農園では、天狗巣病に感染した一本の木に、さらに多くの天狗巣病のキノコに覆われた別のカカオの木の枝がくっついていた。ロープで結びつけられていたという証言もある。−中略−それから数週間、他の農園でも、別の木の枝がくっついた木が次々に発見される。それらも類似のロープで結びつけられていた。(108〜109頁)

凄まじい悲劇なのは、それからわずか二年後、1991年、この地域のカカオ園の75%が切り倒された。
あるいはこの病に倒れて枯れてしまった。
(本には1992年に生産高が75%低下と書いてある)

ロープで枝が結ばれていたという話がほんとうなら、病原体は故意に運ばれたことになる。つまり、それは一種の農業テロリズムが遂行されたことを示唆する。(110頁)

つまり「テロ」は爆弾だけではない。
今、世界が一番恐れているのは「農業テロ」。

posted by ひと at 16:56| Comment(0) | 武田鉄矢・今朝の三枚おろし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月31日

【虫写真】一匹孵化

後から冷蔵庫から出した黄色い繭の方のカイコが今朝一匹孵化していた。

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可愛そうだけど、明日にならないとエサはやらない。

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黄色と白の繭のヤツは、育ちがちょっとゆっくりだけどそれなりに大きくなってきた。
早々に脱皮が済んだヤツはかなり大きいが、これから脱皮のヤツはまだ小さいな。

posted by ひと at 16:14| Comment(0) | カイコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ローソンストア100 ナゲットおにぎり

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ナゲットおにぎり | 新商品・おすすめ商品 | 商品・おトク情報 | ローソンストア100〜生鮮・100円・くらし支えるストア〜
ソースにくぐらせたナゲットを味付ご飯おにぎりの上にのせました。数量限定商品です。

5月30日リニューアル発売。
本体価格100円(税込108円)を20円引きで購入。
1食当り熱量227kcal。
製造者(株)サンデリカ相模原事業所。

以前のヤツは食べた記憶がないから多分食べていないし比較もできないけど、前はソースの味がバーベキューだったらしい。
で、てりやきソースに変更ってことで。

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ど真ん中にソースにくぐらせたナゲットが一個ドーン!と。
ご飯は味付ご飯。
量的に全然足りないのはともかくとして、味のバランスは悪くない感じ。
このままだと食べづらいんじゃないかとは思うけど。

posted by ひと at 16:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月30日

◆RSP63◆サラヤ◆ヤシノミ柔軟剤◆15◆

#RSP63 #サンプル百貨店 #サラヤ #ヤシノミ柔軟剤

サンプルをいただきましたサラヤ様のヤシノミ柔軟剤です。

21DSCN5059.JPG

バッグには本体と詰め替えのセットを一つ入れていただきました。

この商品は珍しくRSPでいただく前から使っていたっていうね。
で、感想もすでにこのブログにアップしてあるので内容は重複してしまうけど。

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この商品を「勧めたい」っていう皮膚科医はいいとして、「すすめたくない」っていう14%の人はどういう意見なのかの方を知りたい。

今はどのメーカーもやたらと余計な臭いを付けてある柔軟剤ばかり売っていて、以前買っていたプライベートブランドのものも臭いのしかなくなってしまったんで、なるべく臭いが薄いものをと選んで買っていた。
で、ようやくこれにたどり着いたワケなんだけど。
これは変な臭いがしないのでとても有難い。
洗濯ものに余計な臭いは付けたくないんだよ!

21DSCN5140.JPG

こんな感じの白い液体です。
余計な臭いもありません。

今回いただいた「お試しセット(本体380ml+つめかえ用360ml)」は約74回分と書いてあるけど「水量30L(柔軟剤10ml)の場合」ね。
これがちょっと現実的じゃないっていうか、実際以上に「たくさん使えますよ!」っていう感じを出しているようでちょっとなぁ・・・と思っている。
それと、老人なのでもう目もずいぶん悪くなってきてしまっているので、目盛をもうちょっと見やすいようにどうにかできないものかなと思う。
この商品に限らずだけど。
他社の洗剤とか、どれも見づらい。
私はちゃんと書いてある量を入れたいのだが、見づらくてなかなか規定量を計るのが難しい。
どっかのメーカーで、とても見やすいような機能的なデザインとか発明してくれないかな。

ヤシノミ 無香料 柔軟剤 お試しセット (本体380mL つめかえ用360mL) × 2パック



posted by ひと at 20:25| Comment(0) | サンプル百貨店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

◆RSP63◆中薬◆カルシウムウエハース+乳酸菌 シリーズ◆14◆

#RSP63 #サンプル百貨店 #中薬 #カルシウムウエハース乳酸菌

サンプルをいただいた中薬様のカルシウムウエハース+乳酸菌 シリーズ です。

24DSCN5062.JPG

バッグには一本ずつ3種類入りのものを入れていただきました。

栄養機能食品(カルシウム)です。
味はカルシウムウエハース+乳酸菌の「バニラ味」、「イチゴ味」、「瀬戸内レモン味」の3種類。
1枚に牛乳1本分のカルシウム、50億個の植物性乳酸菌+オリゴ糖。

24DSCN5150.JPG

中身はこんな感じ。
味は普通のウエハースのお菓子っていう感じ。
ただ、ウエハースの量に対して間に挟まっているのが少ないというか足りないというかバランスが悪い感じ。
「瀬戸内レモン味」は酸味は感じないけど、ちょっとレモンの味も感じられて美味しいと思うけど、間に挟まっているヤツの分量が少ない・・・。
普通の菓子を食べるよりもこれを食べた方が体にはよさそうな感じ。

中薬 カルシウムウエハース 40枚 ×2セット



posted by ひと at 20:07| Comment(0) | サンプル百貨店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする